JP6033975B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
本発明は、トレッドの耐偏摩耗性能を向上した空気入りタイヤに関するものである。
従来、空気入りタイヤにおいては、種々の性能を同時に満足させるために、トレッドを2層のトレッドゴム層から形成する、いわゆるキャップ/ベース構造を適用することが行われている。
例えば、特許文献1には、キャップゴム層およびベースゴム層の各々のゴム硬度(ハードネス)および硬度差を規制し、かつ、ベースゴム層を、途切れ部を隔ててタイヤ赤道面両側に配される一対のベースゴム片で形成するとともに、このベースゴム片のゴム厚さをタイヤ幅方向内側から外側に向かって増加させることにより、耐摩耗性を高く維持しながら、トレッド温度の上昇を抑制して耐久性を向上しうる重荷重用ラジアルタイヤが提案されている。
また、高速走行時の遠心力によるトレッドの径成長し、いわゆるタガ効果を発揮してタイヤ周方向剛性を確保するために周方向ベルト層をタイヤに適用することが行われている。
また、高速走行時の遠心力によるトレッドの径成長し、いわゆるタガ効果を発揮してタイヤ周方向剛性を確保するために周方向ベルト層をタイヤに適用することが行われている。
ところが、周方向ベルト層を適用したタイヤにおいて、タイヤ赤道面付近のトレッドでの摩耗が早く進行し、トレッドに偏摩耗が発生するという問題が生じていた。
そこで、本発明は、トレッドにキャップ/ベース構造を適用した空気入りタイヤの耐偏摩耗特性を向上させることを目的とする。
そこで、本発明は、トレッドにキャップ/ベース構造を適用した空気入りタイヤの耐偏摩耗特性を向上させることを目的とする。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)1対のビードコア間でトロイド状に延びるカーカスを骨格とし、このカーカスのタイヤ径方向外側に、少なくとも1層の周方向ベルト層およびトレッドを具えるタイヤにおいて、
前記トレッドを複数のトレッドゴム層から形成し、
タイヤ径方向最外側に位置する外側トレッドゴム層の動的弾性率が、タイヤ径方向最内側に位置する内側トレッドゴム層の動的弾性率より高く、
トレッドセンター領域における前記内側トレッドゴム層の厚さが、前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向端部領域における前記内側トレッドゴム層の厚さよりも薄く、
前記内側トレッドゴム層の厚さが最大となる位置は、タイヤ赤道面を中心に前記周方向ベルト層の幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側にある、
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
(1)1対のビードコア間でトロイド状に延びるカーカスを骨格とし、このカーカスのタイヤ径方向外側に、少なくとも1層の周方向ベルト層およびトレッドを具えるタイヤにおいて、
前記トレッドを複数のトレッドゴム層から形成し、
タイヤ径方向最外側に位置する外側トレッドゴム層の動的弾性率が、タイヤ径方向最内側に位置する内側トレッドゴム層の動的弾性率より高く、
トレッドセンター領域における前記内側トレッドゴム層の厚さが、前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向端部領域における前記内側トレッドゴム層の厚さよりも薄く、
前記内側トレッドゴム層の厚さが最大となる位置は、タイヤ赤道面を中心に前記周方向ベルト層の幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側にある、
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
(2)前記内側トレッドゴム層の厚さが、タイヤ赤道面からトレッド接地端に向かって漸増することを特徴とする上記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(3)前記内側トレッドゴム層の厚さが最大となる位置は、前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向端よりタイヤ幅方向外側にあることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の空気入りタイヤ。
(4)前記内側トレッドゴム層の厚さが増加開始する位置は、前記周方向ベルト層の幅の40%よりタイヤ幅方向外側にあることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(5)前記外側トレッドゴム層の動的弾性率が8.0MPa〜20MPaであり、
前記内側トレッドゴム層の動的弾性率が1.0MPa〜7.0MPaである、
ことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
前記内側トレッドゴム層の動的弾性率が1.0MPa〜7.0MPaである、
ことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(6)前記外側トレッドゴム層の動的弾性率が、温度25℃、周波数52Hz、歪2%時において、前記内側トレッドゴム層の動的弾性率の1.5倍以上3.5倍以下であることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
本発明により、トレッドの耐偏摩耗性能を向上した空気入りタイヤを提供することができる。
以下に、図面を参照しながら本発明の空気入りタイヤを詳細に説明する。
図1に本発明の空気入りタイヤのトレッド半部の幅方向断面図を示す。本発明の空気入りタイヤ10は、1対のビードコア間でトロイド状に延びるカーカス2を骨格とし、このカーカス2のタイヤ径方向外側に、2層の周方向ベルト層3a、3bと2層の傾斜ベルト層4a、4bとトレッド6とを配置してなる。周方向ベルト層3a、3bは、タイヤ赤道面CLに沿って延びる複数のコードをゴムで被覆したものである。なお、周方向ベルト層3a、3bは、複数のコードをゴムで被覆した狭幅ストリップをタイヤ周方向に螺旋巻回することで形成されている。傾斜ベルト層4a、4bは、タイヤ赤道面CLに対して斜めに、かつ層間で互いに交差する向きに延びる複数のコードをゴムで被覆したものである。
なお、カーカス2、周方向ベルト層3a、3bおよび傾斜ベルト層4a、4bは、図示例に限定されるものではない。例えば、カーカスを2枚のカーカスプライから構成することもできるし、1層の周方向ベルト層を配置することもできるし、傾斜ベルト層のタイヤ径方向外側に周方向ベルト層を配置することもできる。また、周方向ベルト層3a、3bは、波状に型付けしたコードやハイエロンゲーションコードを用いることが好ましい。
図1に本発明の空気入りタイヤのトレッド半部の幅方向断面図を示す。本発明の空気入りタイヤ10は、1対のビードコア間でトロイド状に延びるカーカス2を骨格とし、このカーカス2のタイヤ径方向外側に、2層の周方向ベルト層3a、3bと2層の傾斜ベルト層4a、4bとトレッド6とを配置してなる。周方向ベルト層3a、3bは、タイヤ赤道面CLに沿って延びる複数のコードをゴムで被覆したものである。なお、周方向ベルト層3a、3bは、複数のコードをゴムで被覆した狭幅ストリップをタイヤ周方向に螺旋巻回することで形成されている。傾斜ベルト層4a、4bは、タイヤ赤道面CLに対して斜めに、かつ層間で互いに交差する向きに延びる複数のコードをゴムで被覆したものである。
なお、カーカス2、周方向ベルト層3a、3bおよび傾斜ベルト層4a、4bは、図示例に限定されるものではない。例えば、カーカスを2枚のカーカスプライから構成することもできるし、1層の周方向ベルト層を配置することもできるし、傾斜ベルト層のタイヤ径方向外側に周方向ベルト層を配置することもできる。また、周方向ベルト層3a、3bは、波状に型付けしたコードやハイエロンゲーションコードを用いることが好ましい。
トレッド6は複数のトレッドゴム層、図示例では、タイヤ径方向最外側に位置する外側トレッドゴム層であるキャップゴム層6Cと、タイヤ径方向最内側に位置する内側トレッドゴム層であるベースゴム層6Bとの2層から形成される、いわゆるキャップ/ベース構造である。
トレッド6を3層以上のトレッドゴム層で形成する場合、タイヤ径方向最外側の外側トレッドゴム層と、タイヤ径方向最内側の内側トレッドゴム層との動的弾性率を規定し、内側トレッドゴム層の厚さを規定するものとする。なお、図1に示すように、トレッド6を2層のトレッドゴム層で形成することが好適であり、以下では、トレッド6を2層のトレッドゴム層で形成する場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
トレッド6を3層以上のトレッドゴム層で形成する場合、タイヤ径方向最外側の外側トレッドゴム層と、タイヤ径方向最内側の内側トレッドゴム層との動的弾性率を規定し、内側トレッドゴム層の厚さを規定するものとする。なお、図1に示すように、トレッド6を2層のトレッドゴム層で形成することが好適であり、以下では、トレッド6を2層のトレッドゴム層で形成する場合について説明するが、本発明はこれに限定されない。
キャップゴム層6Cの動的弾性率が、ベースゴム層6Bの動的弾性率より高く、トレッドセンター領域におけるベースゴム層6Bの厚さが、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端部領域におけるベースゴム層6Bの厚さよりも薄く、さらに、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置Mは、タイヤ赤道面CLを中心に周方向ベルト層3a、3bの幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側にあることが肝要である。
なお、「トレッドセンター領域」とは、タイヤ赤道面CLを中心として、タイヤ幅方向にW/3以内の領域をいい(W:トレッド半幅)、「トレッドセンター領域におけるベースゴム層6Bの厚さ」とは、当該領域におけるベースゴム層6Bの平均厚さを意味する。同様に、「周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端部領域」とは、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端3ae、3beを中心として、タイヤ幅方向にB/5以内の領域をいい(B:周方向ベルト層の半幅)、「周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端部領域におけるベースゴム層6Bの厚さ」とは、当該領域におけるベースゴム層6Bの平均厚さを意味する。また、複数の周方向ベルト層3a、3bが配置されている場合、最も幅が広い周方向ベルト層の幅を基準とするものとする。
なお、「トレッドセンター領域」とは、タイヤ赤道面CLを中心として、タイヤ幅方向にW/3以内の領域をいい(W:トレッド半幅)、「トレッドセンター領域におけるベースゴム層6Bの厚さ」とは、当該領域におけるベースゴム層6Bの平均厚さを意味する。同様に、「周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端部領域」とは、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端3ae、3beを中心として、タイヤ幅方向にB/5以内の領域をいい(B:周方向ベルト層の半幅)、「周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端部領域におけるベースゴム層6Bの厚さ」とは、当該領域におけるベースゴム層6Bの平均厚さを意味する。また、複数の周方向ベルト層3a、3bが配置されている場合、最も幅が広い周方向ベルト層の幅を基準とするものとする。
以下に本発明の作用を説明する。
タイヤの転動時には、図2(a)に示す偏芯変形と図2(b)に示すリング変形という2つの変形が複合している。図中、点線は変形前のタイヤの外形、実線は転動時のタイヤの外形を表す。周方向ベルト層は高剛性であるため、荷重負荷時の形状保持効果(偏芯効果)が大きい。それゆえ、周方向ベルト層を有するタイヤでは、図2(a)に示すように、回転中心が偏り、タイヤ回転時のタイヤ側面形状が正円に近くなるので、図2(b)に示すリング変形の場合と比較して、タイヤ接地部分の接地長が短くなり、接地圧が上昇する。この接地圧の上昇により、トレッドゴムが圧縮変形を受け易くなってゴムがタイヤ周方向に大きく変形することになる。このように、周方向ベルト層が配置されている領域のトレッドゴムは大きく変形する一方、周方向ベルト層が配置されていない領域、中でも、タイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側の領域(以下、「トレッドショルダー領域」という)では、タガ効果が十分に働かないため接地圧が急激に低下する。トレッドショルダー領域では、このような接地圧の低下により、トレッドゴムが圧縮変形を受け難く、ゴムがタイヤ周方向に変形しにくくなる。このように、トレッド幅方向における接地圧が不均一なことにより、トレッドに偏摩耗が生じていた。
タイヤの転動時には、図2(a)に示す偏芯変形と図2(b)に示すリング変形という2つの変形が複合している。図中、点線は変形前のタイヤの外形、実線は転動時のタイヤの外形を表す。周方向ベルト層は高剛性であるため、荷重負荷時の形状保持効果(偏芯効果)が大きい。それゆえ、周方向ベルト層を有するタイヤでは、図2(a)に示すように、回転中心が偏り、タイヤ回転時のタイヤ側面形状が正円に近くなるので、図2(b)に示すリング変形の場合と比較して、タイヤ接地部分の接地長が短くなり、接地圧が上昇する。この接地圧の上昇により、トレッドゴムが圧縮変形を受け易くなってゴムがタイヤ周方向に大きく変形することになる。このように、周方向ベルト層が配置されている領域のトレッドゴムは大きく変形する一方、周方向ベルト層が配置されていない領域、中でも、タイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側の領域(以下、「トレッドショルダー領域」という)では、タガ効果が十分に働かないため接地圧が急激に低下する。トレッドショルダー領域では、このような接地圧の低下により、トレッドゴムが圧縮変形を受け難く、ゴムがタイヤ周方向に変形しにくくなる。このように、トレッド幅方向における接地圧が不均一なことにより、トレッドに偏摩耗が生じていた。
そこで、本発明では、周方向ベルト層とトレッドゴムの変形との関係に着目し、トレッドの耐偏摩耗性能を向上すべく鋭意検討を行った。
トレッドゴムの変形はゴムの弾性率に比例するため、トレッドゴムを硬くすれば変形は減少する。特に、偏芯効果の大きいトレッドセンター領域のトレッドゴムの弾性率を大きくすれば、トレッドゴムの変形は減少する。しかしながら、単純に路面に接するトレッドゴムの弾性率を増加してゴムを硬くすると、トレッドゴムの変形を抑制することになるものの、トレッドパターンのブロック(陸部)がもげ易い等の不具合を招く。そこで、これらの不具合を招くことなく、効率的に弾性率を上げるために、トレッドにキャップ/ベース構造を適用し、トレッドセンター領域のベースゴム層の厚みをトレッドショルダー領域対比で薄くすることに想到した。以下、この理由を説明する。
キャップ/ベース構造では、一般的に、キャップゴム層には耐久性向上のために高弾性率のゴムを用い、ベースゴム層には低発熱性のために低弾性率のゴムを用いている。トレッドセンター領域において、低弾性率の軟らかいベースゴム層の厚みを減らすと、トレッドゴムゲージは変化しないので、高弾性率のキャップゴム層の厚みが増すこととなる。その結果、トレッドセンター領域において、ベースゴム層とキャップゴム層を合わせたトレッドゴム全体の弾性率を増加させることができる。同様に、トレッドショルダー領域では、低弾性率の軟らかいベースゴム層の厚みを増すことにより、ベースゴム層とキャップゴム層を合わせたトレッドゴム全体の弾性率を減少させることができる。
このように、接地圧の高いトレッドセンター領域において、トレッドゴムの弾性率を増加することでトレッドゴムの変形を抑制するとともに、接地圧の低いトレッドショルダー領域において、トレッドゴムの弾性率を減少することでトレッドゴムの変形を促進することにより、トレッドの動的弾性率に幅方向分布が生じる。すると、タイヤ幅方向に不均一なトレッドの接地圧を、タイヤ幅方向に不均一なトレッドの動的弾性率によって打ち消すことになり、トレッド幅方向のトレッドゴムの変形が均一化して、トレッドの偏摩耗が抑制される。
トレッドゴムの変形はゴムの弾性率に比例するため、トレッドゴムを硬くすれば変形は減少する。特に、偏芯効果の大きいトレッドセンター領域のトレッドゴムの弾性率を大きくすれば、トレッドゴムの変形は減少する。しかしながら、単純に路面に接するトレッドゴムの弾性率を増加してゴムを硬くすると、トレッドゴムの変形を抑制することになるものの、トレッドパターンのブロック(陸部)がもげ易い等の不具合を招く。そこで、これらの不具合を招くことなく、効率的に弾性率を上げるために、トレッドにキャップ/ベース構造を適用し、トレッドセンター領域のベースゴム層の厚みをトレッドショルダー領域対比で薄くすることに想到した。以下、この理由を説明する。
キャップ/ベース構造では、一般的に、キャップゴム層には耐久性向上のために高弾性率のゴムを用い、ベースゴム層には低発熱性のために低弾性率のゴムを用いている。トレッドセンター領域において、低弾性率の軟らかいベースゴム層の厚みを減らすと、トレッドゴムゲージは変化しないので、高弾性率のキャップゴム層の厚みが増すこととなる。その結果、トレッドセンター領域において、ベースゴム層とキャップゴム層を合わせたトレッドゴム全体の弾性率を増加させることができる。同様に、トレッドショルダー領域では、低弾性率の軟らかいベースゴム層の厚みを増すことにより、ベースゴム層とキャップゴム層を合わせたトレッドゴム全体の弾性率を減少させることができる。
このように、接地圧の高いトレッドセンター領域において、トレッドゴムの弾性率を増加することでトレッドゴムの変形を抑制するとともに、接地圧の低いトレッドショルダー領域において、トレッドゴムの弾性率を減少することでトレッドゴムの変形を促進することにより、トレッドの動的弾性率に幅方向分布が生じる。すると、タイヤ幅方向に不均一なトレッドの接地圧を、タイヤ幅方向に不均一なトレッドの動的弾性率によって打ち消すことになり、トレッド幅方向のトレッドゴムの変形が均一化して、トレッドの偏摩耗が抑制される。
上述したとおり、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置Mは、タイヤ赤道面CLを中心に周方向ベルト層3a、3bの幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側(トレッドショルダー領域)にあることが肝要である。位置Mが、トレッドショルダー領域よりタイヤ幅方向内側に存在する場合、上述した偏摩耗抑制効果が得られない。
さらに、位置Mは、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端3ae、3beよりタイヤ幅方向外側にあることが好適である。タイヤ幅方向端3ae、3beより外側では、周方向ベルト層3a、3bによるタガ効果は働かず、当該領域の接地圧は急激に低下するため、当該領域に位置Mが存在すると、上述した偏摩耗抑制効果が効果的に得られる。
さらに、位置Mは、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端3ae、3beよりタイヤ幅方向外側にあることが好適である。タイヤ幅方向端3ae、3beより外側では、周方向ベルト層3a、3bによるタガ効果は働かず、当該領域の接地圧は急激に低下するため、当該領域に位置Mが存在すると、上述した偏摩耗抑制効果が効果的に得られる。
また、周方向ベルト層3a、3bのタイヤ幅方向端3ae、3beにおけるベースゴム層6Bの厚さは、好ましくは1mm〜7mm、より好ましくは3mm〜7mmである。
当該厚さが1mm未満の場合、ベースゴム層6Bのが薄すぎて、トレッドゴムにおけるキャップゴム層6Cの割合が大きいため、トレッドゴムが十分に変形しないおそれがある。一方、当該厚さが7mm超の場合、トレッドが摩耗した場合に、ベースゴム層6Bが早期に露出するおそれがある。
当該厚さが1mm未満の場合、ベースゴム層6Bのが薄すぎて、トレッドゴムにおけるキャップゴム層6Cの割合が大きいため、トレッドゴムが十分に変形しないおそれがある。一方、当該厚さが7mm超の場合、トレッドが摩耗した場合に、ベースゴム層6Bが早期に露出するおそれがある。
ベースゴム層6Bのトレッドセンター領域における厚さは5mm以下であることが好適である。当該厚さが5mm超の場合、トレッドゴムの変形が大きくなり、早期に摩耗が進行するおそれがある。
また、ベースゴム層6Bのトレッドセンター領域における厚さと、ベースゴム層6Bのトレッドショルダー領域における厚さとの差は3mm以上であることが好適である。当該差が3mm未満の場合、トレッドゴムの動的弾性率をタイヤ幅方向に不均一にする効果が十分ではない。なお、当該差の上限は、トレッドゴムのゲージから規定される。
また、ベースゴム層6Bのトレッドセンター領域における厚さと、ベースゴム層6Bのトレッドショルダー領域における厚さとの差は3mm以上であることが好適である。当該差が3mm未満の場合、トレッドゴムの動的弾性率をタイヤ幅方向に不均一にする効果が十分ではない。なお、当該差の上限は、トレッドゴムのゲージから規定される。
ベースゴム層6Bの厚さが、タイヤ赤道面CLからトレッド接地端Eに向かって漸増すること、かつ、キャップゴム層6Cとベースゴム層6Bとの境界面が、トレッドに配される溝の溝幅の範囲を除き、タイヤ幅方向内側から外側に向かうにつれて、径方向外側に傾斜することが好適である。
トレッド接地端Eは、タイヤを正規リムにリム組みし、最大荷重、最大空気圧下(JATMA、TRA、ETRTOに記載)において算出する。
トレッド接地端Eは、タイヤを正規リムにリム組みし、最大荷重、最大空気圧下(JATMA、TRA、ETRTOに記載)において算出する。
具体的なトレッドゴムの動的弾性率としては、キャップゴム層6Cの動的弾性率が8.0MPa〜20.0MPaであり、ベースゴム層6Bの動的弾性率が1.0MPa〜7.0MPaであることが好適である。
キャップゴム層6Cの動的弾性率が8.0MPa未満の場合、トレッド6の摩耗を低減する効果が十分でないおそれがあり、一方、キャップゴム層6Cの動的弾性率が20.0MPa超の場合、グリップ性能が十分でないおそれがある。
ベースゴム層6Bの動的弾性率が1.0MPa未満の場合、操縦安定性能が悪化するおそれがあり、一方、ベースゴム層6Bの動的弾性率が7.0MPa超の場合、ベースゴム層6Bの動的弾性率が十分ではなく、トレッドもげ性能に対する寄与が十分でないおそれがある。
なお、動的弾性率(MPa)は、スペクトロメータで温度25℃、周波数52Hz、歪2%にて測定した。
キャップゴム層6Cの動的弾性率が8.0MPa未満の場合、トレッド6の摩耗を低減する効果が十分でないおそれがあり、一方、キャップゴム層6Cの動的弾性率が20.0MPa超の場合、グリップ性能が十分でないおそれがある。
ベースゴム層6Bの動的弾性率が1.0MPa未満の場合、操縦安定性能が悪化するおそれがあり、一方、ベースゴム層6Bの動的弾性率が7.0MPa超の場合、ベースゴム層6Bの動的弾性率が十分ではなく、トレッドもげ性能に対する寄与が十分でないおそれがある。
なお、動的弾性率(MPa)は、スペクトロメータで温度25℃、周波数52Hz、歪2%にて測定した。
キャップゴム層6Cの動的弾性率が、温度25℃、周波数52Hz、歪2%時において、ベースゴム層6Bの動的弾性率の1.5倍以上3.5倍以下であることが好適である。
動的弾性率の比が1.5未満の場合、ゴムの動的弾性率の差が十分ではなく、トレッドゴム全体での動的弾性率変化が不足するおそれがある。一方、動的弾性率の比が3.5超の場合、製造面に困難が生ずるおそれがある。
動的弾性率の比が1.5未満の場合、ゴムの動的弾性率の差が十分ではなく、トレッドゴム全体での動的弾性率変化が不足するおそれがある。一方、動的弾性率の比が3.5超の場合、製造面に困難が生ずるおそれがある。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれだけに限定されるものではない。
発明例タイヤ、参考例タイヤ、比較例タイヤおよび従来例タイヤを試作し、トレッドの偏摩耗性能および発熱性能を評価した。
各試作タイヤは、495/45R225のタイヤサイズであり、トレッドには6本の周方向溝が形成されている。また、各試作タイヤは、キャップ/ベース構造であり、キャップゴム層6Cの動的弾性率が、ベースゴム層6Bの動的弾性率より高い。また、各試作タイヤは、2層の周方向ベルト層および2層の傾斜ベルト層を有し、内側周方向ベルト層幅および外側周方向ベルト層幅は370mm、内側傾斜ベルト層幅は420mm、外側傾斜ベルト層幅は表1に示すとおりである。
従来例タイヤは、図3に示すように、均一厚のベースゴム層6Bおよび均一厚のキャップゴム層6Cを有する。
発明例タイヤ、参考例タイヤおよび比較例タイヤは、図1に示すように、トレッドセンター領域で薄く、トレッドショルダー領域で厚いベースゴム層6Bを有する。
表1に、各試作タイヤのタイヤ赤道面におけるベースゴム層6Bの厚さDcl、周方向ベルト層端におけるベースゴム層6Bの厚さDshと、外側傾斜ベルト層幅と、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置と周方向ベルト層との関係を示す。表1のベースゴム層最大厚位置は、タイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の何%という形で記載している。例えば、「80%」とは、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置がタイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の80%の位置上にあることを示している。
発明例タイヤ、参考例タイヤ、比較例タイヤおよび従来例タイヤを試作し、トレッドの偏摩耗性能および発熱性能を評価した。
各試作タイヤは、495/45R225のタイヤサイズであり、トレッドには6本の周方向溝が形成されている。また、各試作タイヤは、キャップ/ベース構造であり、キャップゴム層6Cの動的弾性率が、ベースゴム層6Bの動的弾性率より高い。また、各試作タイヤは、2層の周方向ベルト層および2層の傾斜ベルト層を有し、内側周方向ベルト層幅および外側周方向ベルト層幅は370mm、内側傾斜ベルト層幅は420mm、外側傾斜ベルト層幅は表1に示すとおりである。
従来例タイヤは、図3に示すように、均一厚のベースゴム層6Bおよび均一厚のキャップゴム層6Cを有する。
発明例タイヤ、参考例タイヤおよび比較例タイヤは、図1に示すように、トレッドセンター領域で薄く、トレッドショルダー領域で厚いベースゴム層6Bを有する。
表1に、各試作タイヤのタイヤ赤道面におけるベースゴム層6Bの厚さDcl、周方向ベルト層端におけるベースゴム層6Bの厚さDshと、外側傾斜ベルト層幅と、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置と周方向ベルト層との関係を示す。表1のベースゴム層最大厚位置は、タイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の何%という形で記載している。例えば、「80%」とは、ベースゴム層6Bの厚さが最大となる位置がタイヤ赤道面を中心に周方向ベルト層の幅の80%の位置上にあることを示している。
(偏摩耗性能の測定)
以下の(1)(2)の方法に従って、偏摩耗性能を測定した。
(1)各試作タイヤを17.00インチ幅の適用リムに組み付けてタイヤ車輪とし、内圧900kpaで、トラクターヘッドのドライブ軸に装着し、定積載のトレーラーを引いて50000km走行したときの、タイヤ赤道面CLに最も近い周方向溝の深さ(CL摩耗溝深さ)およびトレッド接地端Eに最も近い周方向溝の深さ(SH摩耗溝深さ)を測定した。測定結果(摩耗した溝深さ)は、(新品時の溝深さ−走行後の溝深さ)として表1に示す。
(2)各試作タイヤを17.00インチ幅の適用リムに組み付けてタイヤ車輪とし、内圧900kpaで、トラクターヘッドのドライブ軸に装着し、空積載のトレーラーを引いて50000km走行したときの、トレッド接地端Eの摩耗体積を測定した。結果は、従来例タイヤ1の摩耗体積を100として指数表示した。なお、指数が小さいほど、性能に優れていることを示す。
以下の(1)(2)の方法に従って、偏摩耗性能を測定した。
(1)各試作タイヤを17.00インチ幅の適用リムに組み付けてタイヤ車輪とし、内圧900kpaで、トラクターヘッドのドライブ軸に装着し、定積載のトレーラーを引いて50000km走行したときの、タイヤ赤道面CLに最も近い周方向溝の深さ(CL摩耗溝深さ)およびトレッド接地端Eに最も近い周方向溝の深さ(SH摩耗溝深さ)を測定した。測定結果(摩耗した溝深さ)は、(新品時の溝深さ−走行後の溝深さ)として表1に示す。
(2)各試作タイヤを17.00インチ幅の適用リムに組み付けてタイヤ車輪とし、内圧900kpaで、トラクターヘッドのドライブ軸に装着し、空積載のトレーラーを引いて50000km走行したときの、トレッド接地端Eの摩耗体積を測定した。結果は、従来例タイヤ1の摩耗体積を100として指数表示した。なお、指数が小さいほど、性能に優れていることを示す。
なお、適用リムとは、JATMAに規定される「適用リム」、TRAに規定される「Design Rim」、あるいはETRTOに規定される「Measuring Rim」をいう。
(発熱性能の測定)
上記偏摩耗性能の測定(1)における走行後、トレッドショルダー領域2箇所における外側傾斜ベルト層上のベースゴム層の温度を測定した。結果は、従来例タイヤ1の平均温度を100として指数表示した。なお、指数が小さいほど、性能に優れていることを示す。
上記偏摩耗性能の測定(1)における走行後、トレッドショルダー領域2箇所における外側傾斜ベルト層上のベースゴム層の温度を測定した。結果は、従来例タイヤ1の平均温度を100として指数表示した。なお、指数が小さいほど、性能に優れていることを示す。
表1より、発明例タイヤは、発熱性能を維持したまま偏摩耗性能を大きく向上していることが分かる。
2 カーカス
3a 周方向ベルト層
3b 周方向ベルト層
4a 傾斜ベルト層
4b 傾斜ベルト層
6 トレッド
6C キャップゴム層
6B ベースゴム層
10 空気入りタイヤ
3a 周方向ベルト層
3b 周方向ベルト層
4a 傾斜ベルト層
4b 傾斜ベルト層
6 トレッド
6C キャップゴム層
6B ベースゴム層
10 空気入りタイヤ
Claims (4)
- 1対のビードコア間でトロイド状に延びるカーカスを骨格とし、このカーカスのタイヤ径方向外側に、少なくとも1層の周方向ベルト層およびトレッドを具えるタイヤにおいて、
前記トレッドを複数のトレッドゴム層から形成し、
タイヤ径方向最外側に位置する外側トレッドゴム層の動的弾性率が、タイヤ径方向最内側に位置する内側トレッドゴム層の動的弾性率より高く、
トレッドセンター領域における前記内側トレッドゴム層の厚さが、前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向端部領域における前記内側トレッドゴム層の厚さよりも薄く、
前記内側トレッドゴム層は、タイヤ赤道面を横断してタイヤ幅方向両側に亘って延在し、当該内側トレッドゴム層の厚さが最大となる位置は、タイヤ赤道面を中心に前記周方向ベルト層の幅の80%の位置よりタイヤ幅方向外側にあり、
スペクトロメータで温度25℃、周波数52Hz、歪2%にて測定した、前記外側トレッドゴム層の動的弾性率が、8.0MPa〜20MPaであり、
スペクトロメータで温度25℃、周波数52Hz、歪2%にて測定した、前記内側トレッドゴム層の動的弾性率が1.0MPa〜7.0MPaであり、
前記外側トレッドゴム層の動的弾性率が、温度25℃、周波数52Hz、歪2%時において、前記内側トレッドゴム層の動的弾性率の1.5倍以上3.5倍以下であり、
前記少なくとも1層の周方向ベルト層は、タイヤ赤道面を横断してタイヤ幅方向両側に連続的に延在するとともに前記カーカスのタイヤ径方向外側に隣接して位置することを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。 - 前記内側トレッドゴム層の厚さが、タイヤ赤道面からトレッド接地端に向かって漸増することを特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 前記内側トレッドゴム層の厚さが最大となる位置は、前記周方向ベルト層のタイヤ幅方向端よりタイヤ幅方向外側にあることを特徴とする請求項1または2に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
- 前記内側トレッドゴム層の厚さが増加開始する位置は、前記周方向ベルト層の幅の40%よりタイヤ幅方向外側にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の重荷重用空気入りタイヤ。
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