JP6033520B1 - ホーンアンテナ - Google Patents

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Abstract

ホーンアンテナ(2)においてアンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔であっても、下限周波数の反射特性を改善する。ホーンアンテナ(2)は、ホーンアンテナ(2)と、ホーンアンテナの開口A(4)でホーンアンテナ(2)の内面に電気的に接続され、ホーンアンテナ(2)の開口A(4)を格子状に分割する導体格子(1)と、を備える。導体格子(1)は、該導体格子(1)のホーンアンテナ開口面に直交する方向の幅と、該導体格子(1)部分のホーンアンテナ(2)の経路のホーンアンテナ(2)に給電される周波数における電気長とが異なる。

Description

本発明は、通信等で用いられるホーンアンテナに関する。
ホーンアンテナ装置は、通常は1素子に対し1つの給電点を有する。特許文献1および2には、給電点が1つであっても複数素子相当のアンテナ放射パターン特性を得ることができるホーンアンテナ技術が開示されている。この方法では、同じ素子数のホーンアンテナであっても給電数を減らすことが可能である。
米国特許出願公開第2013/0141300号明細書 特表2012−525747号公報
ホーンアンテナがアレイ状に配置されたアレイアンテナでは、アンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じないようにするため、素子間隔を所望周波数帯域の上限周波数における1波長以下とする必要がある。一方、下限周波数は、ホーンアンテナの開口寸法が1/2波長となるカットオフ周波数以下では、反射特性が劣化し電波の放射が制限される。よって素子間隔が決まると、ホーンアンテナの上限周波数および下限周波数は前述の通り制限される。給電点が1つである複数素子相当のアンテナ放射パターンが得られるホーンアンテナであっても、開口を区切る導体格子の1辺の長さが1/2波長となる周波数以上でないと、反射特性は劣化し電波の放射が制限される問題があった。これらの理由から広帯域なアンテナ放射特性と反射特性の良いホーンアンテナ装置を得ることに課題があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ホーンアンテナにおいてアンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔であっても、下限周波数の反射特性を改善することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明に係るホーンアンテナは、ホーンアンテナと、ホーンアンテナの開口でホーンアンテナの内面に電気的に接続され、ホーンアンテナの開口を格子状に分割する導体格子を備える。導体格子は、ホーンアンテナの開口面に直交する方向に蛇行したメアンダ形状を有する。
この発明によれば、ホーンアンテナがアンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔であっても、導体格子をメアンダ状にすることで、導体格子の導体経路長を、導体格子がホーンアンテナの開口の内面に交わる一方の端から他方の端までの距離よりも長くできるため、カットオフ周波数を下げることができ、ホーンアンテナの下限周波数を拡大することができる。
この発明の実施の形態1に係るホーンアンテナの斜視図である。 実施の形態1に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態1に係るホーンアンテナの正面図である。 実施の形態1に係る導体格子の断面図である。 実施の形態1に係るホーンアンテナの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るホーンアンテナの斜視図である。 実施の形態2に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態2に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態2に係る導体格子基板の表面図である。 図7AのB−B’線断面図である。 この発明の実施の形態3に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態3に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態3に係る導体格子基板の表面図である。 図9AのC−C’線断面図である。 この発明の実施の形態4に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態4に係るホーンアンテナの斜視図である。 この発明の実施の形態5に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態5に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態5に係る導体格子基板の表面図である。 図13AのD−D’線断面図である。 この発明の実施の形態6に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態6に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態6に係る導体格子基板の表面図である。 図15AのE−E’線断面図である。 この発明の実施の形態7に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態7に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態7に係る導体格子基板の表面図である。 図17AのF−F’線断面図である。 この発明の実施の形態8に係るホーンアンテナの側面図である。 実施の形態8に係る導体格子基板の裏面図である。 実施の形態8に係る導体格子基板の表面図である。 図19AのG−G’線断面図である。
実施の形態1
図1は、この発明の実施の形態1に係るホーンアンテナの斜視図である。発信器3よりホーンアンテナ2に電波が給電される。給電された電波は、ホーンアンテナ2の開口A4から放射される。図1に示すとおり、電波の進行方向をz方向とし、ホーンアンテナ2の開口面の辺の方向をx方向およびy方向とする。
ホーンアンテナ2は、開口A4に導体格子1を備える。導体格子1は、少なくとも表面が導電性材料で形成され、ホーンアンテナ2の開口A4の内面に電気的に接続する。実施の形態では、導体格子1で開口A4が4つに分割される場合を例に説明する。分割数は、4に限らない。
図2Aは、実施の形態1に係るホーンアンテナの側面図である。図2Bは、実施の形態1に係るホーンアンテナの正面図である。ホーンアンテナ2の導体格子1を除いた部分を導波管14という。導体格子1は、導波管14の開口A4で導波管14の内面に電気的に接続され、導波管14の開口A4を格子状に分割する。導体格子1は、導波管14の開口A4を4分割し、4素子相当のホーンアンテナ2を形成している。
導体格子1および導波管14は共に導電材料で形成され、各々は一体部品でも分割された部品をネジ止め等で接合した構造であってもよい。導体格子1および導波管14は、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子1はz方向、すなわち開口面に直交する方向に蛇行するメアンダ状である。x方向、y方向に蛇行するメアンダ形状では電界方向と一致し、導体格子1で区切られた4つの開口形状が相似形状ではなくなるため、アンテナ放射パターンへの影響が大きく弊害がとなる。ホーン開口寸法100および格子開口寸法101はx方向、y方向で違ってもよい。素子間隔106は、隣合う2つの素子の開口面107の中心間の距離である。
図3は、実施の形態1に係る導体格子の断面図である。図3は、図2BのA−A’線断面を示す。格子長102、格子高さ104および格子幅105(図2B参照)は格子外形を決める寸法である。格子長102は、開口寸法100にほぼ等しい。
cを光速として、導体格子1の経路長103が半波長λ/2となるカットオフ周波数c/λ以下では、反射特性が劣化する。導体格子1の経路長103をLとするとき、導体格子1のカットオフ周波数は、c/(2L)で表され、経路長103を長くすればカットオフ周波数を下げることができる。経路長103は、開口A4に直交する導体格子1断面のスリット長108の長さおよびスリットの数により変化させることができる。
格子開口寸法101を広げることによっても格子の経路長103を長くすることができるが、素子間隔106をアンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下にする必要があり、格子開口寸法101はホーンアンテナで用いる上限周波数で制限される。導体格子1をメアンダ状にし、格子の経路長103を長くすることで、アンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔106であっても、アンテナ放射パターン特性と反射特性の良いホーンアンテナ装置を得ることができる。反射特性改善の効果を図4に示す。
図4は、実施の形態1に係るホーンアンテナの反射特性のシミュレーション結果を示す図である。格子高さ104、格子幅105、開口寸法100、素子間隔106が同じである条件で、導体格子1がメアンダ状でない場合(グラフ200)と導体格子1がメアンダ状の場合(グラフ201)の反射特性のシミュレーション結果である。周波数f2は、素子間隔106より制限を受ける上限周波数、周波数f1は、導体格子1がメアンダ状でない場合のカットオフ周波数である下限周波数を示している。導体格子1がメアンダ状でない場合(グラフ200)に比べ、導体格子1をメアンダ状とした場合(グラフ201)は、周波数f1での反射特性が改善するため周波数帯域が広くなることを示している。
実施の形態2
図5は、この発明の実施の形態2に係るホーンアンテナの斜視図である。実施の形態1との違いはホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導体格子基板5を備えることである。図6は、実施の形態2に係るホーンアンテナの側面図である。図7Aは、実施の形態2に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aは、導体格子基板5をホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図7Bは、実施の形態2に係る導体格子基板の表面図である。図7Cは、図7AのB−B’線断面図である。
導体格子基板5は、誘電体板6の表面12および裏面13に交互に断続して形成された導体パターン7をビア8でつなぐことで、メアンダ状の導体格子パターンを形成している。導波管14は導電材料で形成され、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子基板5の裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分は導体、例えばネジ止めまたは半田付けにより電気的に接続して固定される。ネジ止めの場合、例えば図7Aの点線円で囲んだ導体パターン7の端部分4箇所で、導波管14の開口B11にネジ止めすればよい。
導体格子基板5は、実施の形態1の導体格子1と同様の電気的構造を有するものである。アンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔106であっても、導体格子1の経路長103を伸ばして導体格子1のカットオフ周波数を下げることで反射特性を改善する効果を得ることができる点は実施の形態1と同じである。導体格子1を金属材料で形成する構造に比べ軽量化が可能であり、微細なメアンダ状格子を加工できることが特徴である。
実施の形態3
図8は、この発明の実施の形態3に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いは、ホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導電性のシールド材10と導体格子基板5を備えることである。図9Aは、実施の形態3に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aと同じく、図9Aは、導体格子基板5をホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図9Bは、実施の形態3に係る導体格子基板の表面図である。図9Cは、図9AのC−C’線断面図である。
導体格子基板5は、誘電体板6の表面12および裏面13に交互に断続して形成された導体パターン7をビア8でつなぐことで、メアンダ状の導体格子パターンを形成している。導波管14は導電材料で形成され、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子基板5の裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分は導電性の弾性体であるシールド材10を介して接合される。導電性のシールド材10には、例えば、導電性接着材が塗布されており、導体パターン7と開口B11を電気的に導通状態とする。
導体格子基板5は、実施の形態1の導体格子1と同様の電気的構造を有するものである。アンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔であっても、格子の経路長を伸ばして導体格子のカットオフ周波数を下げることで反射特性を改善する効果を得ることができる点は実施の形態1と同じである。導体格子1を金属材料で生成する場合に比べ軽量化が可能であり、微細なメアンダ状格子を加工できる。バネ等の導電性のシールド材10を介して、導体格子基板5の裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分を接合できることが特徴である。
実施の形態4
図10は、この発明の実施の形態4に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いは、ホーンアンテナ2の開口A4付近に備えた導体格子1の形状である。導体格子1は、アンテナ開口面に直交する方向に斜行して屈曲する。
導体格子1は、アンテナ開口面に直交するz方向に格子の経路長を変えるように形成されるものである。アンテナ放射パターンにグレーティングローブが生じない1波長以下の素子間隔106であっても、導体格子1の経路長103を伸ばして導体格子1のカットオフ周波数を下げることで反射特性を改善する効果を得ることができる点は実施の形態1と同じである。
なお、導体格子1と導波管14との接合は、実施の形態2のように、ネジまたは半田付けなどの導体で電気的に接続して固定することができる。また、実施の形態3のように、導電性の弾性体であるシールド材10を介して接合してもよい。
実施の形態5
図12は、この発明の実施の形態5に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いはホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導体格子基板5Aを備えることである。図13Aは、実施の形態5に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aと同じく、図13Aは、導体格子基板5Aをホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図13Bは、実施の形態5に係る導体格子基板の表面図である。図13Cは、図13AのD−D’線断面図である。
導体格子基板5Aは、誘電体板6の裏面13に格子状に断続する導体パターン7が形成されている。そして、隣り合う導体パターン7同士を接続するリアクタンス素子9を実装することで、導体格子基板5Aを形成している。導波管14は導電材料で形成され、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子基板5Aの裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分は、導体、例えばネジ止めまたは半田付けにより電気的に接続して固定される。
導体格子基板5Aは、実施の形態1の導体格子1と同様の電気的特性を有するものである。導体格子基板5Aに形成された導体パターン7は、格子状の断続する破線のパターンになっており、隣合う導体パターン7の間にはリアクタンス素子9が実装されている。リアクタンス素子9は、リアクタンスを持ったインダクタまたはコンデンサであり誘導性または容量を加えることができるので、格子長B109に比べ格子の電気的長さを伸ばしたり縮める効果が得られる。すなわち、導体格子1のホーンアンテナ開口面に直交する方向の幅と、該導体格子部分のホーンアンテナ2の経路のホーンアンテナ2に給電される周波数における電気長とが異なる。リアクタンス素子9がインダクタ(誘導性)である場合、実施の形態1の導体格子1の経路長103を長くするのと同様の効果が得られ、導体格子基板5Aのカットオフ周波数を下げることができる。また、リアクタンス素子9がコンデンサ(容量性)である場合は、導体格子基板5Aのカットオフ周波数を上げることができる点は、実施の形態6の特徴である。
実施の形態6
図14は、この発明の実施の形態6に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いはホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導電性のシールド材10と導体格子基板5Aを備えることである。図15Aは、実施の形態6に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aと同じく、図15Aは、導体格子基板5Aをホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図15Bは、実施の形態6に係る導体格子基板の表面図である。図15Cは、図15AのE−E’線断面図である。
実施の形態6の導体格子基板5Aは、実施の形態4のそれと同様である。実施の形態4との違いは、実施の形態2と実施の形態3との違いと同じであり、導体格子基板5Aの裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分を導電性のシールド材10を介して接合する点である。
実施の形態7
図16は、この発明の実施の形態7に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いはホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導体格子基板5Bを備えることである。図17Aは、実施の形態7に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aと同じく、図17Aは、導体格子基板5Bをホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図17Bは、実施の形態7に係る導体格子基板の表面図である。図17Cは、図17AのF−F’線断面図である。
導体格子基板5Bは、ホーンアンテナ2の開口B11に設けられる誘電体板6に格子状に形成された連続する導体パターン7で構成される。導波管14は導電材料で形成され、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子基板5Bの裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分は導体、例えばネジ止めや半田付けにより電気的に接続して固定される。
導体格子基板5Bは、実施の形態1の導体格子1と同様の電気的特性を有するものである。導体格子基板5Bに形成された、導体パターン7は格子状をしたパターンになっている。誘電体板6の誘電率による波長短縮効果により、誘電率を変えることで格子長102は電気的に長くみえるため、実施の形態1の導体格子部分の経路長を伸ばすのと同様の効果が得られ、導体格子基板5Bのカットオフ周波数を下げることができる。
実施の形態8
図18は、この発明の実施の形態8に係るホーンアンテナの側面図である。実施の形態1との違いはホーンアンテナ2の導体格子1の代わりに、導波管14の開口B11に導電性のシールド材10と導体格子基板5Bを備えることである。図19Aは、実施の形態8に係る導体格子基板の裏面図である。図7Aと同じく、図19Aは、導体格子基板5Bをホーンアンテナ2の内部側から見た図である。図19Bは、実施の形態8に係る導体格子基板の表面図である。図19Cは、図19AのG−G’線断面図である。
実施の形態8の導体格子基板5Bは、実施の形態7のそれと同様である。導体格子基板5Bは、ホーンアンテナの開口B11に設けられる誘電体板6に格子状に形成された連続する導体パターン7で構成される。導波管14は導電材料で形成され、導電性材料であれば金属材料でも樹脂表面に金属メッキを施したものでもよい。導体格子基板5Bの裏面13の導体パターン7と導波管14の開口B11の接する部分は、導電性のシールド材10を介して接合される。シールド材10は、実施の形態3のそれと同様である。
導体格子基板5Bは、実施の形態1の導体格子1と同様の電気的特性を有するものである。導体格子基板5Bに形成された、導体パターン7は格子状をしたパターンになっている。誘電体板6の誘電率による波長短縮効果により、誘電率を変えることで格子長102は電気的に長くみえるため、実施の形態1の導体格子部分の経路長を伸ばすのと同様の効果が得られ、導体格子基板5Bのカットオフ周波数を下げることができる。
実施の形態で説明したホーンアンテナ2は、単独で用いられるだけではない。ホーンアンテナ2をマトリクス状に配置して、アレイアンテナとして用いることができる。その場合、同じ実施の形態のホーンアンテナ2だけではなく、異なる実施の形態のホーンアンテナ2を組み合わせて用いてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、この発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2015年6月3日に出願された、日本国特許出願特願2015−112905号に基づく。本明細書中に日本国特許出願特願2015−112905号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
1 導体格子、2 ホーンアンテナ、3 発信器、4 開口A、5,5A,5B 導体格子基板、6 誘電体板、7 導体パターン、8 ビア、9 リアクタンス素子、10 シールド材、11 開口B、12 表面、13 裏面、14 導波管、100 開口寸法、101 格子開口寸法、102 格子長、103 経路長、104 格子高さ、105 格子幅、106 素子間隔、107 1素子の開口面、108 スリット長、109 格子長B。

Claims (9)

  1. ホーンアンテナと、
    前記ホーンアンテナの開口で前記ホーンアンテナの内面に電気的に接続され、前記ホーンアンテナの開口を格子状に分割する導体格子と、
    を備え、
    前記導体格子は、該導体格子の前記ホーンアンテナ開口面に直交する方向の幅と、該導体格子部分の前記ホーンアンテナの経路の前記ホーンアンテナに給電される周波数における電気長とが異なる、ホーンアンテナ。
  2. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナ開口面に直交する方向に蛇行する形状である、請求項1に記載のホーンアンテナ。
  3. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナの開口に設けられる誘電体板の表面および裏面に交互に断続して格子状に形成された導体パターンと、前記表面および裏面の前記導体パターンを接続するビアで構成される、請求項2に記載のホーンアンテナ。
  4. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナ開口面に直交する方向に斜行して屈曲する、請求項1に記載のホーンアンテナ。
  5. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナの開口に設けられる誘電体板に格子状に形成された断続する導体パターンと、隣接する前記導体パターン同士を接続するリアクタンス素子で構成される、請求項1に記載のホーンアンテナ。
  6. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナの開口に設けられる誘電体板に格子状に形成された連続する導体パターンで構成される、請求項1に記載のホーンアンテナ。
  7. 前記導体格子は、前記ホーンアンテナの内面に導体で固定される、請求項1から6のいずれか1項に記載のホーンアンテナ。
  8. 前記導体格子は、導電性を有する弾性体を介して前記ホーンアンテナの内面に接触する、請求項1から6のいずれか1項に記載のホーンアンテナ。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のホーンアンテナが、マトリックス状に配置されるアレイアンテナ。
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