JP6033369B2 - 情報処理装置、情報処理方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、インターネットなどのネットワーク上で文書管理サービスを提供するための情報処理装置、情報処理方法、ならびにそのプログラムおよび記憶媒体に関する。より詳細には、文書管理サービスにおいて、エンドユーザが利用するWebブラウザ上での文書のコピーや移動といった操作の操作性を向上させる技術に関する。
近年、ネットワーク技術の向上とネットワークの普及に伴い、複数のユーザがネットワーク上で電子ファイルを共有して何らかの作業を行うといったことが当然のように行われている。電子ファイルの共有はUNIX(登録商標)、Windows(登録商標)といったオペレーティング・システムの基本機能を利用することによって可能となっている。例えば、Windowsであれば、ユーザはファイル・システム上で管理されている電子ファイルをWindows Explorerといったアプリケーション・ソフトウェアを利用して簡単に共有して管理することが可能である。
一方、上記のようなオペレーティング・システムの基本機能を利用したものではなく、電子ファイルの共有・管理を可能とした専用の文書管理システム(文書管理サーバ)も存在している。例えば、企業利用や特定の業務利用を目的として、よりセキュリティを強化させた文書管理システムや、ユーザの使い勝手を向上させた文書管理システムも存在している。
これらの電子ファイルの共有・管理を行う文書管理システムやWindowsのファイル・システムを利用する際に、ユーザは次のような基本的な操作を行うと考えられる。
・操作1)システムにフォルダを作成する。
・操作2)システムの任意のフォルダに文書(電子ファイル)を登録する。
・操作3)システム内で管理されている任意のフォルダ、もしくは文書に対して移動操作を行い、保管先を変更する。
・操作4)システム内で管理されている任意の文書に対して編集を行い、文書を更新する。
・操作5)システム内で管理されている任意のフォルダ、もしくは文書に対して削除操作を行い、登録されている文書、フォルダを文書管理システムから削除する。
ここで、例示として、Windowsのファイル・システムにおいてWindows Explorerでの文書のコピー、移動といった操作を考える。Windowsオペレーティング・システムにおいては、オペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・ソフトウェアが共有可能なクリップボードというメモリ領域を持っている。ユーザは、Windows Explorer上の操作において、クリップボードを利用して文書のコピー、移動といった操作をより簡便に実行できる。
例えば、ファイル・システム上に次のようなフォルダ構成で文書が整理されている場合を考える。
ルートフォルダ直下に「folder00」、「folder01」…「folder99」という100個のフォルダが存在する。そして、フォルダ「folder30」の直下に「folder0.00」、「folder0.01」…「folder0.07」という8個のフォルダが存在する。更に、フォルダ「folder0.01」の直下には「folder00.00」、「folder00.01」…「folder00.09」という10個のフォルダが存在する。最後にフォルダ「folder00.01」の直下にはファイル「file00.txt」、「file01.txt」…「file09.txt」が存在している。
このとき、「file00.txt」、「file01.txt」…「file09.txt」を一度に他のフォルダ「folder01」の下にコピーする場合を考える。このような場合、ユーザは通常、PC上で2つのWindows Explorerを同時に起動して次のような操作をすることが多い。
図1のように表示されている一方のWindows Explorer画面上で、リスト表示されている「file00.txt」、「file01.txt」…「file09.txt」を選択し“Ctrl”キーと“C”キーを同時に押下する。このことによって選択したファイルがクリップボード上にコピーされる。
図2のように表示されている他方のWindows Explorer上のフォルダ「folder01」を選択して“Ctrl”キーと“V”キーを同時に押下する。このことによって、フォルダ「folder01」下に先に選択したファイル「file00.txt」、「file01.txt」…「file09.txt」がペーストされる。
通常、PCなどのWindows OS環境においては上記のようにクリップボードというメモリ領域を共用することにより、複数のアプリケーション間でコピー&ペーストを行うことができる。複数のアプリケーション画面(例えば、図3のような複数のWindows Explorer画面)それぞれにコピー元のフォルダ内容とコピー先のフォルダ内容を表示させて操作するので、ユーザにとって、見やすく、より負荷の少ない操作性を実現している。
また、特許文献1では、システム毎にローカルなクリップボードだけでなく、システム間で共有可能な共有クリップボードを持つといった発明が提案されている。この発明では、複数のユーザが協同で作業を行うような場合、ユーザAがシステムAにおいて共有クリップボードにコピーした内容をユーザBがシステムBから参照しローカルファイルにペーストする、といった作業が可能となっている。
特開平7−244720号公報
一方で、クライアントコンピュータのWebブラウザ(例えばMicrosoft Internet Explorer(登録商標))を用いた文書管理システムもある。このような文書管理システムでは、文書管理サーバで管理している電子ファイルに、Webブラウザを用いてアクセスし、ファイルを一覧表示したり、ダウンロードしたりすることができる。一方、2つのWebブラウザを起動させた場合(例えば、Webブラウザを起動させる操作を2回行った場合)、2つのWebブラウザのウィンドウ間には関連性はない。したがって、2つのWebブラウザを起動して文書管理ASPサービスを提供する文書管理サイトにアクセスし、一方のWebブラウザである操作Opを行い、他方のWebブラウザで操作Opの結果を受けて操作を行うといった操作はできない。つまり、一方のWebブラウザ(図4:ブラウザA)で任意の文書Aを選択して、他方のWebブラウザ(図4:ブラウザB)で文書Aを任意のフォルダに貼り付けといったようなWebブラウザのウィンドウ間で操作を連携させるようなことはできない。
Webブラウザのウィンドウ間で操作が連携されていない理由としては下記のような点に原因があるからだと考えられる。
(1)Webブラウザのウィンドウ間で共有可能なメモリ空間がない。
ウィンドウ間で操作を連携させるためには、何らかの形でウィンドウ間で共有可能なメモリ空間を用意する必要がある。例えば、Internet Explorer(登録商標)を起動したとする。そして、それを選択した状態で“Ctrl”キーと“N”キーを同時に押下することによって新規ウィンドウを作成させた場合、サーバ側で管理可能なセッションと呼ばれるメモリ空間をウィンドウ間で共有することができる。
しかしながら、既に一つのInternet Explorerが起動している状態で、別途Internet Explorerを起動してサーバにアクセスした場合、別途起動したWebブラウザに対しては、異なるセッションIDが割り振られる。したがって、セッションをウィンドウ間で共有できない。
つまり、ウィンドウを新規作成して表示させた場合と、アプリケーションを起動させてウィンドウを表示させた場合とに応じて、セッションが共有されるか否かが異なる。しかしながら、見た目は同じウィンドウが表示されるので、エンドユーザにとっては、セッションが同じかどうか簡単には分からない。したがって、ウィンドウ間でメモリ空間を共有するにしても、セッションIDを安易に利用することはできなかった。
(2)サーバからアクセスしているウィンドウの特定が困難である。
インターネット上でのサービスの場合、不特定多数のユーザが不特定多数のPCを利用してアクセスしてくる。そのため、ウィンドウ間での操作を連携させるようなことを実現するには、セキュリティの観点から、連携可能なウィンドウをある程度制限したい。
しかしながら、そもそもブラウザから送信されるリクエストにウィンドウを特定する情報は通常含まれていない。また、クライアントPCがProxyサーバ経由でサーバにアクセスしている場合、サーバ側ではクライアントPCのIPアドレスを取得できない。取得できるのはProxyサーバのIPアドレスとなってしまい、サーバがクライアントPCを特定することができない。また、PC上で動作する複数のWebブラウザのウィンドウもJavaScript(登録商標)などでサーバが意図的に開いたものであれば特定も可能であるが、ユーザの操作によって開いたウィンドウであった場合、ウィンドウを特定することができない。
(3)Webブラウザのウィンドウに標準的な拡張技術がない。
上記の問題はActiveXなどのプラグイン技術を用いれば、クライアントPC上で、ある程度解決を図ることが可能である。しかしながら、ネットワーク、特にインターネット上でサービスを提供する場合、Windows、UNIX、MacOSなど様々な環境が想定される。ActiveXなどの技術はWindows OS環境やブラウザに依存しており、マルチプラットフォームに対応できなくなってしまう。つまり、OSに依存した技術なしで問題解決することが望まれる。
以上のように、通常、Webブラウザを使って文書管理サービスを利用するシステムなどでは1つのウィンドウ内での操作を想定しており、2つのウィンドウ間での連携操作ができないという問題がある。
上記課題を解決するために、本発明のサーバーは、第1のウェブブラウザまたは第2のウェブブラウザを介して利用されるウェブアプリケーションを実行するサーバーであって、データを記憶している記憶手段と、前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザを介した、前記記憶手段に記憶されている前記データに対する、ユーザーによるコピー操作にしたがって、前記記憶されているデータを登録する登録手段と、前記第2のウェブブラウザ上に表示された所定の入力領域への、前記ユーザーによる前記識別情報の入力操作にしたがって、前記第2のウェブブラウザを前記識別情報と紐づける紐づけ手段と、前記識別情報と紐づけられている状態の前記第2のウェブブラウザを介した、前記登録手段で登録されたデータに対する、前記ユーザーによるペースト操作にしたがって、前記登録されたデータをペーストする処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明は、ウェブアプリケーションを利用するWebブラウザが異なっていたとしても、Webブラウザを介して行われる複数の操作を連携させることを可能にする。
ファイル共有におけるWindows Explorer上での操作を説明するための図である。 ファイル共有におけるWindows Explorer上での操作を説明するための図である。 ファイル共有における複数のWindows Explorerでの連携操作を説明するための図である。 Webブラウザを利用した文書管理システムにおける、ウィンドウ間の連携操作を説明するための図である。 本発明を適用できる文書管理システムを説明するための図である。 文書管理サーバ500、クライアント端末501(X)の具体的な構成例を示す図である。 複数のWebブラウザ間での連携操作を可能とする文書管理サーバの構成を示す概念図である。 アイテム情報DB715の管理項目の一例を示す図である。 情報共有ウィンドウID管理DB713の管理項目の一例を示す図である。 複数のWebブラウザで情報共有ウィンドウIDを共有する仕組みを説明するための概念図である。 複数のWebブラウザで情報共有ウィンドウIDを共有する仕組みを説明するためのシーケンス図である。 情報共有ウィンドウIDの表示例を示す図である。 情報共有ウィンドウID設定について説明する図である。 任意のWebブラウザにおいて情報共有ウィンドウID設定要求後の様子を説明するための図である。 情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信した際の文書管理サーバ700の情報共有ウィンドウ管理DB713への登録処理の処理フローチャートである。 情報共有ウィンドウIDを共有したWebブラウザ1000と1003上で連携操作する仕組みを説明するための概念図である。 情報共有ウィンドウIDを共有したWebブラウザ1000と1003上で連携操作する仕組みを説明するためのシーケンス図である。 アイテム記憶要求1601を受信した際の文書管理サーバ700のアイテム情報DB715への登録処理の処理フローチャートである。 ペースト要求1603を受信した際に文書管理サーバ700が実行するペースト処理の処理フローチャートである。 ロックをかける場合の、ペースト要求1603を受信した際に文書管理サーバ700が実行するペースト処理の処理フローチャートである。
[第1の実施形態]
はじめに、本発明を適用できる文書管理システムについて説明する。
図5は、本発明を適用できる文書管理システムのシステム構成図である。
図5に示すように、文書管理サーバ500、複数のPCなどのクライアント端末501(1)、501(2)、…、501(N)がネットワーク502を介して接続されている。ネットワーク502はインターネット、イントラネットなど、他のネットワークシステムであってもかまわない。また、説明を簡略化するため、複数のクライアント端末501(1)、501(2)、…、501(N)の中で任意の1つのクライアント端末を示す場合にはクライアント端末501(X)と記す。
本発明を適用できる文書管理システムとは、クライアント端末501(X)から文書管理サーバ500に対して、電子ファイルを文書として登録、削除することができる他、登録している文書の検索などの操作を行うことができるものである。文書管理サーバ500が管理する文書管理システムでは、Windowsのファイル・システムと同様に、フォルダを作成しそのフォルダの中に文書を保管するというように、フォルダをノード、文書をリーフ・ノードとして階層的に管理することができる。
次に、本発明を適用できる文書管理システムを構成する文書管理サーバ500およびクライアント端末501(X)について説明する。
図6は、文書管理サーバ500およびクライアント端末501(X)の具体的な構成例を示す図である。
同図において、601は情報処理装置の演算・制御を司る中央演算装置(以下、CPUと記す)である。
602はランダムアクセスメモリ(以下、RAMと記す)であり、CPU601の主メモリとして、実行プログラムの実行エリアならびにデータエリアとして機能する。
603はCPU601の動作処理手順を記憶しているリードオンリーメモリ(以下、ROMと記す)である。ROM603には情報処理装置の機器制御を行うシステムプログラムである基本ソフト(オペレーティング・システム(OS))を記録したプログラムROMと、システムを稼動するために必要な情報等が記録されているデータROMがある。機器によっては、ROM603の代わりに後述のHDD609を使用する場合もある。
604はネットワークインターフェース(以下、NETIFと記す)であり、ネットワークを介して情報処理装置間でデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。
605はビデオRAM(以下、VRAMと記す)であり、後述する情報処理装置の稼動状態を示すCRT606の画面に、表示させるための画像を展開し、その表示の制御を行う。
606はディスプレイ等の表示装置(以下、CRTと記す)である。
607は外部入力装置608からの入力信号を制御するためのコントローラ(以下、KBCと記す)である。
608はユーザが行う操作を受け付けるための外部入力装置(以下、KBと記す)であり、例えばキーボードや、マウス等のポインティングデバイスが用いられる。
609はハードディスクドライブ(以下、HDDと記す)であり、アプリケーションプログラムや各種データ保存用に用いられる。本実施形態におけるアプリケーションプログラムとは、コンピュータを、本実施形態における各種処理部として機能させるためのコンピュータプログラム等である。例えば、文書管理サーバ500では、文書管理システムの文書管理サーバとして機能させるためのコンピュータプログラムが格納されていることになる。
610は外部入出力装置(以下、FDDと記す)であり、例えばフロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CD−ROMドライブ等のデバイスである。これは、対応するリムーバブルディスクに対し入出力動作を行うものであり、上述したアプリケーションプログラムの媒体からの読み出し等に用いられる。
613はFDD610によって読み出しされる磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体記録媒体等の取り外し可能なデータ記録装置(リムーバブル・メディア)である(以下、FDと記す)。
ここで磁気記録媒体とは、例えば、フロッピーディスクや外付けハードディスクのことであり、光記録媒体とは、例えば、CD−ROMである。また、光磁気記録媒体とは、例えば、MOのことであり、半導体記録媒体とは、例えば、メモリカードである。なお、HDD609に格納するアプリケーションプログラムやデータをFD613に格納して使用することも可能である。
611は後述するPRT612への出力信号を制御するためのコントローラ(以下、PRTCと記す)である。
612は印刷装置(以下、PRTと記す)であり、例えばLBP(Laser Beam Printer)等が用いられる。
600は上述した各ユニット間を接続するための伝送バス(アドレスバス、データバス、入出力バス、および制御バス)である。
次に、本発明による文書管理サーバの構成について説明する。
図7は、本発明を適用できる文書管理サーバであって、本発明により複数のWebブラウザ間での連携操作を可能とする文書管理サーバの構成を示す概念図である。なお、本実施例では、文書管理サーバのコンピュータがコンピュータプログラムを実行することにより、各処理部として機能させるものとするがこれに限るものではなく、その一部または全部をハードウェアで構成しても構わない。
700は文書管理サーバ500本体を示す。
701は、文書管理サーバ500における基本的な文書管理機能を司る部分であって、文書や電子ファイルを登録・管理する。
702は、文書管理機能部701に含まれ、ユーザからのリクエストにしたがって、文書登録、文書の移動、文書のコピー、文書の検索といった機能群を提供する文書管理部である。
703は、文書管理機能部701に含まれる文書管理DBであって、登録された文書の電子ファイルやフォルダ、文書の属性等を管理するためのデータベースである。
711は、情報共有のための所定のリクエスト(ここでは、ログイン・リクエストを例とする)を送信してきたPC(端末)上のWebブラウザのウィンドウを特定するためのIDを発行する情報共有ウィンドウID発行部である。情報共有ウィンドウID発行部711によって、文書管理サーバ700はログイン・リクエスト受信時にアクセスに対して情報共有ウィンドウIDを発行する。情報共有ウィンドウID発行部によって、ログイン時にWebブラウザ(ウィンドウ)に対して情報共有ウィンドウIDが割り当てられる。なお、PCと文書管理サーバ700間でやりとりされる内容については後述する。
712は、情報共有ウィンドウID管理部である。これは、Webブラウザ(ウィンドウ)からの、ウィンドウ間で情報共有するための所定のリクエストに従って、情報共有するWebブラウザ(ウィンドウ)に割り当てられている情報共有ウィンドウIDを設定する。これによって、複数のウィンドウ間で情報共有ウィンドウIDを共有(相互に利用)することが可能となり、情報共有ウィンドウIDを共有しているウィンドウ間での連携操作が可能となる。
713は、情報共有ウィンドウID管理DBである。これは、情報共有しているWebブラウザのウィンドウの情報共有ウィンドウIDを管理するためのデータベースである。この情報共有ウィンドウID管理DB713への情報共有ウィンドウIDの設定登録は、上記情報共有ウィンドウID管理部712によってなされる。
714は、アイテム記憶処理部(記憶制御手段)である。これは、各Webブラウザ(ウィンドウ)上でユーザが指定したアイテムのアイテム情報(後述)を下記のアイテム情報DBに一時記憶する際の処理を実行するものである。
715は、アイテム情報DBである。これは、アイテム記憶処理部714によって、Webブラウザ(ウィンドウ)上でユーザが指定したアイテムのアイテム情報を記憶しておくためのデータベースである。その詳細は後述する。
716は、記憶アイテム処理部である。これは、アイテム記憶処理部714によってアイテム情報DBにアイテム情報が記憶されたアイテムに対する、コピー(コピー&ペースト)や移動(カット&ペースト)といった操作に対する処理を実現するものである。
次に、図8を参照し、アイテム情報DB715の管理項目について説明する。
800はアイテム情報DB715におけるアイテム情報管理用テーブルである。
801はアイテムIDであって、ユーザ操作により指定されたアイテムを示す。アイテムIDは、文書管理機能部701で管理されている文書やフォルダに対して一意に割り当てられる。このアイテムIDとして、文書管理機能部701において文書やフォルダを管理するために使用される識別子を用いてもよい。このため、アイテムID801を管理することによって一意に文書やフォルダを識別することが可能となる。記憶アイテム処理部716は、このアイテムID801を指定して文書管理機能部701に対し文書の操作を指示することができる。
802はアイテム名であって、文書の登録時やフォルダ作成時にユーザが指定した文書名、フォルダ名である。
803は操作ユーザであって、本アイテム情報を記憶するよう指示したユーザを特定する情報である。
804はウィンドウID(情報共有ウィンドウID)であって、ユーザが本アイテム情報を記憶するよう指示した際に利用したウィンドウを一意に示す情報である。
805は同時選択IDであって、ユーザが指示したタイミングを一意に識別する情報である。例えば、あるタイミングで複数のアイテム情報A,B、Cを記憶するよう指示された場合、A,B、Cのアイテム情報には同じ同時選択IDが発行され割り当てられる。また、アイテム情報Dを記憶するよう指示した後に、アイテム情報Eを記憶するよう指示した場合、DとEのアイテム情報には異なる同時選択IDが割り当てられる。
806はロックフラグであって、アイテムをロックするか否かを示すフラグである。ロックされている場合、対象となるアイテムのアイテム情報を他のユーザに変更操作させないように制御するために、ロックフラグを用いる。
次に、図9を参照し、情報共有ウィンドウID管理DB713の管理項目について説明する。図9は、情報共有ウィンドウID管理用テーブルの一例を示している。
900は情報共有ウィンドウID管理DB713における情報共有ウィンドウID管理用テーブルである。
901は共有元ウィンドウID(共有元となる情報共有ウィンドウID)であって、ユーザのログイン毎にログインしたWebブラウザの各ウィンドウに対して一意に割り当てられるIDである。なお、本実施例では、この情報共有ウィンドウID管理用テーブルには、共有した時点で登録されるものとする。
902は共有先ウィンドウIDであって、共有元の情報共有ウィンドウID901を持つウィンドウと情報を共有する共有先のウィンドウの情報共有ウィンドウIDを示す。このように共有元の情報共有ウィンドウID901と共有先の情報共有ウィンドウIDである共有先ウィンドウIDが対応付けられ管理される。
次に、図10を参照し、複数のWebブラウザで情報共有ウィンドウIDを共有する仕組みを説明する。図10は、その仕組みを説明するための概念図である。
1000はWebブラウザ(ブラウザA:第1のWebブラウザ)であって、情報共有ウィンドウID発行要求1001を文書管理サーバ700に送信する。
文書管理サーバ700は、情報共有ウィンドウID発行要求1001を受信すると、一意なIDを発行してこれを情報共有ウィンドウID発行1002として要求元のWebブラウザのウィンドウに返信する。この情報共有ウィンドウID発行要求1001は、Webブラウザ1000を起動して文書管理サーバにアクセスした際に必ずWebブラウザ1000から文書管理サーバ700に送信するようにする。あるいは、ユーザ認証を行うためのログイン要求とともに情報共有ウィンドウID発行要求1001を送信するようにしても良い。
1003は、1000と同様にWebブラウザである。ここでは、Webブラウザ1003(ブラウザB:第2のWebブラウザ)は既に情報共有ウィンドウID発行要求1001を文書管理サーバ700に送信し、情報共有ウィンドウID発行1002を受信済みの状態であるとする。ここでWebブラウザ1003とWebブラウザ1000との間で連携操作を実現させる場合について説明する。ここで、Webブラウザ1003においてユーザの操作によってWebブラウザ1000のIDが入力され、情報共有ウィンドウID設定要求を送信するように指示がなされたとする。すると、Webブラウザ1003から情報共有ウィンドウID設定要求1004が文書管理サーバ700に送信される。情報共有ウィンドウID設定要求1004には、共有先とするWebブラウザ1000に対して発行された情報共有ウィンドウIDが含まれている。文書管理サーバ700は情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信すると、Webブラウザ1003とWebブラウザ1000とが情報を共有するという設定をし(詳細は後述する)、その応答として情報共有ウィンドウID設定1005を返信する。
次に、図11を参照して、図10に示した仕組みをさらに詳細に説明する。
図11は図10の複数のWebブラウザで情報共有ウィンドウIDを共有する仕組みをさらに詳細に説明するためのシーケンス図である。
はじめに、Webブラウザ1000(ブラウザA)からログイン要求とともに情報共有ウィンドウID発行要求1001を送信する。
情報共有ウィンドウID発行要求1001を受信した文書管理サーバ700では、情報共有ウィンドウID発行部711によってWebブラウザ1000(ブラウザA)用に一意な情報共有ウィンドウIDを発行する。
文書管理サーバ700は発行した情報共有ウィンドウIDを情報共有ウィンドウID発行1002としてWebブラウザ1000(ブラウザA)に返信する。
情報共有ウィンドウID発行1002を受信したWebブラウザ1000(ブラウザA)は情報共有ウィンドウIDを図12に示すように表示して、ユーザに通知する。同様に、Webブラウザ1003(ブラウザB)もログイン要求とともに情報共有ウィンドウID発行要求1001を送信し、発行された情報共有ウィンドウIDを表示してユーザに通知する。
ここで、情報共有ウィンドウIDの表示例を図12に示す。
図12の左図では、Webブラウザ1000(ブラウザA)上に情報共有ウィンドウID1200(図中、「ID_A」)が表示されている様子を示している。もう一方の図12の右図では、Webブラウザ1003(ブラウザB)上に情報共有ウィンドウID1201(図中、「ID_B」)が表示されている様子を示している。
次に、Webブラウザ1000(ブラウザA)とWebブラウザ1003(ブラウザB)それぞれのブラウザから送信されるリクエストに対して、サーバ側で情報を共有できるようにするために行われる処理について説明する。
図11に示すように、Webブラウザ1003においてユーザが、Webブラウザ1000(ブラウザA)に対して発行された情報共有ウィンドウIDを入力して送信指示すると、Webブラウザ1003は情報共有ウィンドウID設定要求1004を送信する。情報共有ウィンドウID設定要求1004には、ブラウザA,ブラウザBそれぞれに対して発行された情報共有ウィンドウIDの情報が含まれている。
情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信した文書管理サーバ700は「Webブラウザ1003(ブラウザB)とWebブラウザ1000(ブラウザA)とが情報を共有する」という設定を情報共有ウィンドウID管理DB713に対して行う。具体的には、Webブラウザ1003の情報共有ウィンドウIDとWebブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDとを、それぞれ共有元ウィンドウIDと共有先ウィンドウIDとして対応付けて情報共有ウィンドウ管理DB713に登録する。
情報共有ウィンドウ管理DB713への設定処理後、文書管理サーバ700は情報共有ウィンドウID設定1005をWebブラウザ1003(ブラウザB)に返信し、処理終了を通知する。
図13に、Webブラウザ1003(ブラウザB)上で情報共有ウィンドウID設定エリア1300に情報共有ウィンドウID1200(ID_A)が情報共有ウィンドウID設定のため入力されている様子を示している。この図を用いてさらに説明する。
図13の状態で情報共有ウィンドウID設定ボタン1301をユーザが押下することによって、Webブラウザ1003から情報共有ウィンドウID設定要求1004が送信される。その応答としてWebブラウザ1003が情報共有ウィンドウID設定1005を受信することとなる。このとき、図14の1401に示すように、Webブラウザ1000の情報共有ウィンドウID1200(ID_A)がWebブラウザ1003のウィンドウID表示領域に表示されるようにしてもよい。これにより、ユーザが、どのウィンドウがどのウィンドウと情報共有しているかを一見して把握することができるようになる。もちろん、共有先の情報共有ウィンドウIDを示す領域を別途設けても良い。
次に、図15を参照し、情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信した際の文書管理サーバ700の情報共有ウィンドウID管理DB713への登録処理の詳細について説明する。
図15は、この登録処理の処理フローチャートである。
情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信した文書管理サーバ700は、情報共有ウィンドウID管理部712によって次のように処理を実行する。
まず、S1501で、情報共有ウィンドウID管理部712は、以下の確認を行う。すなわち、受信したWebブラウザ1003(ブラウザB)の情報共有ウィンドウIDとWebブラウザ1000(ブラウザA)の情報共有ウィンドウIDとのいずれかが、既に情報共有ウィンドウID管理DB713に登録済みか否かを確認する。
いずれも登録されていなければ、S1502に進んで、Webブラウザ1003(ブラウザB)のIDに対して、Webブラウザ1000(ブラウザA)のIDを共有先として登録する。
一方、S1501でいずれかのIDが既に情報共有ウィンドウID管理DB713に登録されている(既に共有済みの他のウィンドウがある)と判断した場合は、ステップS1503に進む。S1503では、既に共有済みのウィンドウも含めて全てのウィンドウで共有するか、当該受信したウィンドウ間でのみの共有に変更するか、登録処理を中止するか、をユーザに問い合わせ、いずれの処理を行うか判断する。具体的には、Webブラウザ1003に、既に共有済みの他のウィンドウがあることを通知し、全てで共有するか、変更するか、中止するかをユーザに選択させる。
S1503で、全てのウィンドウで共有するように指示されたと判断した場合、情報共有ウィンドウID管理DB713から、既に共有済みの他のウィンドウ(例えばブラウザC)のIDを取得し、それらが同じ共有先ウィンドウIDになるように登録する。例えば、ブラウザAのIDに対して、ブラウザCのIDが既に共有先ウィンドウIDとして登録されていた場合、ブラウザBのIDに対して当該ブラウザCのIDが共有先ウィンドウIDとして登録されるように制御する。このようにすれば、ブラウザAのIDとブラウザBのIDの両方に対して、ブラウザCのIDが共有先ウィンドウIDとして対応付けられて登録されるので、これらブラウザA,B,C間で情報共有することができる。
一方、S1503において、受信したウィンドウID間のみでの共有に変更するように指示されたと判断した場合、ステップS1506に進み、既に情報共有済みのウィンドウとの共有を解除する。例えば、ブラウザAのIDに対して、ブラウザCのIDが既に共有先ウィンドウIDとして登録されていた場合、この登録情報を削除する。
そして、ステップS1507において、受信したウィンドウID間で情報共有が行われるように登録を行う。具体的には、ブラウザBのIDに対して、ブラウザAのIDが共有先ウィンドウIDとして対応付けて登録される。
一方、S1503において、情報共有ウィンドウの登録処理を中止するように指示されたと判断した場合、ブラウザBに登録中止した旨を通知して、処理を終了する。
なお、本実施形態では、S1503でユーザに問い合わせる構成としたが、これに限るものではなく、常に全てのウィンドウで共有する処理を行うようにしても構わない。
以上のように、S1502またはS1507の処理によって、Webブラウザ1003(ブラウザB)とWebブラウザ1000(ブラウザA)との間で情報共有ウィンドウIDを共有し(相互に利用可能とし)、連携操作を行うための準備が完了する。また、S1505の処理によれば、ブラウザA,B,Cの間で情報共有ウィンドウIDを共有し(相互に利用可能とし)、連携操作を行うための準備が完了する。
以下では、Webブラウザ1000(ブラウザA)で選択したアイテムをWebブラウザ1003(ブラウザB)で指定したフォルダにコピー&ペーストする場合を例として、図面を参照し、文書管理サーバ700内での処理を説明する。
図16は情報共有ウィンドウIDを共有したWebブラウザ1000と1003上で連携操作する仕組みを説明するための概念図である。
はじめに、Webブラウザ1000上でユーザが任意のアイテムを選択し、コピー操作の操作指示をすると、Webブラウザ1000はアイテム記憶要求1601を文書管理サーバ700に送信する。このアイテム記憶要求1601はコピー&ペーストのコピー処理の要求に該当する。このアイテム記憶要求1601には、選択されたアイテムを特定する情報を含むWebブラウザ側で指定されるアイテム情報が含まれる。なお、アイテムを特定する情報としては、Webブラウザ1000上に表示されるドキュメントのソースに記述されるアイテムそのものの情報を用いることができる。文書管理サーバ700は、この情報に対してアイテムIDを割り当てる、または、予め割り当てているアイテムIDを適用する。あるいは別法として、予めアイテムにアイテムIDを割り当て、これをWebブラウザ1000に表示されるドキュメントに含めWebブラウザ1000に送り、Webブラウザ1000側でこのアイテムIDを用いるようにしてもよい。
文書管理サーバ700のアイテム記憶処理部714はアイテム記憶要求1601を受信すると、アイテム情報DB715に、上記選択されたアイテムのアイテム情報(図8:アイテム管理用テーブル800参照)を登録する。そして、その応答としてアイテム記憶結果1602をWebブラウザ1000に返信する。このことによって、文書管理サーバ700上にアイテム情報が登録される。なお、前述の情報共有ウィンドウID設定要求に伴う処理によって、情報共有可能となっているので、情報共有する他のウィンドウからでも登録されたアイテム情報を参照することが可能となる。
ここで、Webブラウザ1000で指定して、アイテム情報DB715にアイテム情報を登録したアイテムを、Webブラウザ1003上の操作でペーストする場合、次のようなフローとなる。
まず、Webブラウザ1003上でユーザがコピー先のフォルダを選択し、ペースト要求1603を文書管理サーバ700に送信する。なお、このペースト要求1603には、選択されたコピー先フォルダを特定する情報が含まれる。この情報としては、先のアイテム記憶要求1601における、アイテムを特定する情報と同種のものを用いることができる。
ペースト要求1603を受信した文書管理サーバ700は、アイテム情報DB715を参照し、先のアイテム記憶要求1601によって記憶されているペースト対象となるアイテムのアイテム情報を取得する。
その後、文書管理サーバ700はペースト対象となるアイテムを、ペースト要求1603によって指定されたコピー先フォルダへペースト処理する。
ペースト処理後、文書管理サーバ700からWebブラウザ1003へペースト処理の結果を示すドキュメントであるペースト結果1604を送信する。
ペースト結果1604を受信したWebブラウザ1003はこのペースト結果を表示し、ユーザに通知する。
次に、情報共有ウィンドウIDを共有したWebブラウザ1000と1003上での連携操作の詳細を、図17を参照しさらに説明する。
図17は、図16の情報共有ウィンドウIDを共有したWebブラウザ1000と1003上で連携操作する仕組みを説明するためのシーケンス図である。
Webブラウザ1000(ブラウザA)とWebブラウザ1003(ブラウザB)が情報共有ウィンドウIDを共有した状態で、Webブラウザ1000からアイテム記憶要求1601を送信する。アイテム記憶要求1601をWebブラウザ1000から送信するためのトリガーとしては、ユーザによる所定のボタンの押下によるものとしてもよい。また、JavaScript等を利用しショートカットキーとして“Ctrl”キーと“C”キーを押下するイベントを取得し、イベントが発生したタイミングでアイテム記憶要求
1601を文書管理サーバ700へ送信するようにしてもよい。
文書管理サーバ700は、アイテム記憶要求1601を受信すると、アイテム記憶処理部714によってアイテム情報DB715にアイテム情報を登録する。管理されるアイテム情報には、前述したアイテム情報管理用テーブル800に示すように、アイテムID801、アイテム名802、操作ユーザ803、情報共有ウィンドウID804、同時選択ID805、ロックフラグ806といった情報を含んでいる。このとき、ユーザが指定したアイテムが複数存在すれば、アイテム情報DB715に情報共有ウィンドウID804と同時選択ID805が同じであるがアイテムID801、アイテム名802の異なるレコードが複数登録される。文書管理サーバ700はアイテム記憶処理部714によってアイテム情報をアイテム情報DB715に登録した後、Webブラウザ1000にアイテム記憶結果1602を返信する。
次に、Webブラウザ1003からユーザ操作によってコピー先のフォルダを指定した後、ペースト要求1603を文書管理サーバ700に送信する。ペースト要求1603をWebブラウザ1003から送信するためのトリガーとしてはユーザによる所定のボタンの押下によるものとしてもよい。また、JavaScript等を利用してショートカットキーとして“Ctrl”キーと“V”キーを押下するイベントを取得し、イベントが発生したタイミングでペースト要求1603を文書管理サーバ700へ送信するようにして
もよい。
ペースト要求1603を受信した文書管理サーバ700は、記憶アイテム処理部716によって情報共有ウィンドウ管理DB713より共有先ウィンドウIDを取得する。
記憶アイテム処理部716は共有先ウィンドウIDを元にアイテム情報DB715から記憶中のアイテム情報を取得する。次に取得したアイテム情報に対して、指定されたコピー先フォルダへのペースト処理を実行する。複数のアイテム情報を取得した場合は、複数アイテムに対してペースト処理を実行する。
次に、図18を参照し、アイテム記憶要求1601を受信した際の文書管理サーバ700のアイテム情報DB715への登録処理(特に、ロックに関する)を説明する。
図18は、その登録処理の処理フローチャートである。
文書管理サーバ700がアイテム記憶要求1601を受信すると、文書管理サーバ700の記憶アイテム処理部716によって以下の処理を実行する。
はじめに、記憶アイテム処理部716は、アイテム記憶要求1601中のロック情報を元にロックするか否か判定する(S1801)。判定結果に応じて、ロックフラグをTrueかFalseにセット(設定)する。ロックする場合はロックフラグをTrueにセットし(S1802)、ロックしない場合はロックフラグをFalseにセットする(S1803)。ロックフラグは、他のユーザによって当該アイテムが変更されるのを禁止するためのフラグである。
次にアイテム情報をアイテム情報DB715に登録する。アイテム情報はアイテム情報管理用テーブル800に示すように、アイテムID801、アイテム名802、操作ユーザ803、ウィンドウID804、同時選択ID805、ロックフラグ806といった情報を含む。このときユーザが指定したアイテムが複数存在すれば、アイテム情報DB715に操作ユーザ803とウィンドウID804と同時選択ID805とが同じであるが、アイテムID801、アイテム名802の異なるレコードが複数登録される(S1805)。一方、ユーザが指定したアイテムが1つの場合(S1804でNoの場合)、指定された1アイテム分がアイテム情報DB715に登録される(S1806)
次に、ペースト要求1603を受信した際に文書管理サーバ700が実行するペースト処理の詳細について説明する。
図19は、そのペースト処理の処理フローチャートである。
文書管理サーバ700は、ペースト要求1603を受信すると、記憶アイテム処理部716によって以下の処理を実行する。
はじめに、記憶アイテム処理部716は、情報共有ウィンドウID管理DB713へアクセスし、Webブラウザ1003の共有先ウィンドウIDを取得する(S1901)。ここで取得される共有先ウィンドウIDは、Webブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDである。
次に、記憶アイテム処理部716はアイテム情報DB715へアクセスし、共有先ウィンドウIDとして取得したWebブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDと当該操作ユーザとに対応する記憶中のアイテム情報を取得する(S1902)。
次いで、取得したアイテム情報から、コピー対象のアイテムが複数あるか判定する(S1903)。
コピー対象のアイテムが複数ある場合、さらにそれらの同時選択IDが同じか判定し(S1904)、同じでなければ処理エラー通知をする(S1905)。
一方、コピー対象のアイテムの同時選択IDが同じである場合、またはコピー対象のアイテムが1つの場合、コピー対象の1つまたは複数のアイテムに対して指定されたコピー先フォルダへのペースト処理を実行する。ここでのペースト処理は、記憶アイテム処理部716から文書管理機能部701へ、実ファイルのコピー&ペースト処理を実行するよう指示することで、文書管理機能部701にて実際のコピー&ペースト処理が実行される。
ところで、記憶中のアイテム情報の取得方法としては、次のいずれかが考えられる。
[取得方法1]
アイテム情報DB715に格納されたアイテム情報の中で、共有先ウィンドウIDとして取得したWebブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDを持つ全てのアイテム情報を取得する。
[取得方法2]
同時選択ID発行時にシーケンシャルな番号をIDに付与するように発行する。その上で、前記取得方法1によって取得されるアイテム情報の中で最新の同時選択IDを持つアイテム情報を取得する。
[取得方法3]
上記取得方法1によって取得されるアイテム情報の中で、ユーザに指定された同時選択IDを持つアイテム情報を取得する。ユーザが同時選択IDを指定する方法は次の通りである。文書管理サーバ700からWebブラウザ1000にアイテム記憶結果1602を返信する際に、同時選択IDを付与し同時に返信する。Webブラウザ1000はアイテム記憶結果1602を受信した際にこのアイテム記憶結果と同時選択IDを表示し、ユーザに通知する。その後、ペースト処理を行う場合は、Webブラウザ1003においてユーザが同時選択IDを入力し指定する。Webブラウザ1003はペースト要求1603送信時にユーザにより入力された同時選択IDも一緒に送信する。
上記取得方法2または取得方法3において取得したアイテムが複数ある場合、アイテム情報の同時選択IDが全て同じであれば、取得したアイテム数分のコピー先フォルダへのペースト処理を実行する(前述のS1906)。取得したアイテムが複数であり、かつ、アイテム情報の同時選択IDが1つでも異なるものが存在すれば処理エラーとし、エラー通知する(前述のS1905)。
次に、アイテム情報DB715に記憶中のアイテム情報を削除する方法としては、次のいずれかが考えられる。
[削除方法1]
操作ユーザがログアウトするタイミングで、アイテム情報DB715にアクセスした同じ操作ユーザに関連するアイテム情報を全て削除する。なお、操作ユーザは、操作ユーザがログインする際に指定されるユーザIDによって特定される。
[削除方法2]
同時選択ID発行時にシーケンシャルな番号をIDに付与するように発行する。その上で、ユーザがWebブラウザよりアイテム記憶情報削除要求を文書管理サーバ700に送信する。アイテム記憶情報削除要求を受信した文書管理サーバ700は記憶アイテム処理部716にアイテム記憶情報削除処理を実行させる。記憶アイテム処理部716はアイテム情報DB715にアクセスし同じ操作ユーザであるアイテム情報の中で最新の同時選択IDを持つアイテム情報を削除する。
[削除方法3]
ユーザがWebブラウザよりアイテム記憶情報リスト要求を文書管理サーバ700に送信する。文書管理サーバ700はアイテム情報DB715にアクセスし、アイテム記憶情報リスト要求を送信した操作ユーザに関連するアイテム情報を全て取得し、この操作ユーザが使用するWebブラウザに返信する。このWebブラウザは受信したアイテム情報を表示し、ユーザに通知する。ユーザは表示されたアイテム情報の中から任意にアイテム情報を選択し、文書管理サーバ700に任意アイテム記憶情報削除要求を送信する。任意アイテム記憶情報削除要求を受信した文書管理サーバ700は、選択されたアイテム情報に関して、記憶アイテム処理部716にアイテム記憶情報削除処理を実行させる。記憶アイテム処理部716はアイテム情報DB715にアクセスし任意アイテム記憶情報削除要求によって指定されたアイテム情報を削除する。
上述した例では、コピー&ペースト操作について述べたが、これに限るものではなく、カット&ペースト操作でも同様に、複数のWebブラウザウィンドウ間で連携操作することができる。なお、一般に、コピー操作およびカット操作は、第1の操作として先行して行われるものであり、ペースト操作は、第1の操作に続く第2の操作として行われるものである。
以上のように、本発明によって、Webブラウザ上で操作する文書管理システムにおいて、コピー&ペースト(複製)や、カット&ペースト(移動)といった操作を行う場合、複数のWebブラウザ上での操作を連携させることが可能となる。
また、本実施形態では複数のWebブラウザ間での連携について述べたが、アイテム情報を記憶し、記憶したアイテム情報に対して何らかの処理を行うといった操作は、もちろん1つのWebブラウザ上で行ってもよい。1つのWebブラウザ上で操作する場合は、前述のように、ユーザがWebブラウザ1003から情報共有ウィンドウID設定要求1004を送信する、といった操作は不要となる。
[第2の実施形態]
前述の第1の実施形態の文書管理システムでは、コピーや移動といった操作対象となるアイテムを指定してアイテム記憶要求1601をWebブラウザ1000から送信する際に、“ロックする”という情報をロックフラグとして送信している。こうすることによって、前述のように記憶中のアイテムに対して他のユーザが操作しないようにロックをかけ
ることが可能であった。
本実施形態において、Webブラウザ1000、1003を起動して、ユーザがログインし、情報共有ウィンドウIDが発行されるまでの手順は、前述の第1の実施形態において図11で説明した通りである。また、Webブラウザ1000、1003が情報共有ウィンドウID設定要求1004を送信し、情報共有ウィンドウID設定要求1004を受信した際の文書管理サーバ700の処理についても図11で説明したとおりである。そして、アイテム記憶要求1601を受信した際の文書管理サーバ700の処理については図18で説明したとおりである。
図20は、本実施形態において、ロックをかける場合の、ペースト要求1603を受信した際に文書管理サーバ700が実行するペースト処理の処理フローチャートである。
記憶アイテム処理部716は、情報共有ウィンドウ管理DB713へアクセスし、Webブラウザ1003の共有先ウィンドウIDを取得する(S2001)。ここで取得される共有先ウィンドウIDは、Webブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDである。
次に、記憶アイテム処理部716はアイテム情報DB715へアクセスし、共有先ウィンドウIDとして取得したWebブラウザ1000の情報共有ウィンドウIDと操作ユーザとに対応する、記憶中の中でも最新のアイテム情報を取得する(S2002)。
このとき取得したアイテム情報に含まれるアイテムが複数であり(S2003でYesの場合)、かつ、アイテム情報の同時選択IDが1つでも異なるものが存在すれば(S2004でNoの場合)処理エラーとし、処理エラー通知をする(S2005)。
それ以外の場合、取得したアイテム情報と同じアイテムIDを持ち、かつ、取得したアイテム情報とウィンドウIDと同時選択IDとが異なるアイテム情報(A)を取得する(S2006)。そして、取得したアイテム情報(A)のロックフラグを参照することで、そのアイテムが他のユーザ等によってロックされているか否かを確認する(S2007)。ロックされていない場合は(S2007でNoの場合)、取得したアイテムに対して指定されたコピー先フォルダへのペースト処理を実行する(S2008)。このとき取得したアイテムが複数であれば、取得したアイテム数分のコピー先フォルダへのペースト処理を実行する。
一方、ロックされている場合は(S2007でYesの場合)、ロックされている旨をペースト結果1604にてユーザに通知する(S2009)。
なお、アイテム情報DB715に記憶中のアイテム情報のロックする指定を解除する方法としては、次のいずれかが考えられる。
[ロック解除方法1]
同時選択ID発行時にシーケンシャルな番号をIDに付与するように発行する。その上で、ユーザがWebブラウザよりロック解除要求を文書管理サーバ700に送信する。ロック解除要求を受信した文書管理サーバ700は記憶アイテム処理部716にロック解除処理を実行させる。記憶アイテム処理部716はアイテム情報DB715にアクセスしロック解除要求を送信した操作ユーザであり、かつ、“ロックする”と指定されているアイテム情報の中で最新の同時選択IDを持つアイテム情報のロックフラグを“ロックしない
”に変更する。
[ロック解除方法2]
ユーザがWebブラウザよりロックアイテム記憶情報リスト要求を文書管理サーバ700に送信する。文書管理サーバ700はアイテム情報DB715にアクセスし、ロックアイテム記憶情報リスト要求を送信した操作ユーザをあり、かつ、“ロックする”と指定されているアイテム情報を全て取得し、当該ユーザのWebブラウザに返信する。このWe
bブラウザは受信したアイテム情報を表示し、ユーザに通知する。ユーザは表示されたアイテム情報の中から任意にアイテム情報を選択し、文書管理サーバ700に任意アイテムロック解除要求を送信する。任意アイテムロック解除要求を受信した文書管理サーバ700は記憶アイテム処理部716にアイテム情報ロック解除処理を実行させる。アイテム記憶処理部714はアイテム情報DB715にアクセスし任意アイテムロック解除要求によって指定されたアイテム情報のロックフラグを“ロックしない”に変更する。
なお、アイテム記憶要求1601をWebブラウザ1000から送信する際に、“ロックする”といった情報をデフォルト送信することもできるが、ユーザ操作によって“ロックする/しない”を選択可能とすることもできる。
以上のように、記憶中のアイテムに他のユーザがアイテムを変更させるような操作しないようにロックをかけることによって、何かしらの操作をしようとした記憶中のアイテムが他のユーザ操作によって探し出せなくなるといったことがなくなる。
さらに、記憶中のアイテムに他のユーザが操作しないようにロックをかける場合でも、アイテムをシステム的に追跡可能で、コピー等の操作は可能である。これは、何かしらの操作をしようとした記憶中のアイテムをIDでも管理しているためである。
以上、本発明の諸実施形態について説明した。
なお、本発明の目的は、上述した実施形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がそのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が、コンピュータに、上述した実施形態の機能を実現させることになる。そのため、このプログラムコード及びプログラムコードを記憶/記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も本発明の一つを構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、前述した実施形態の機能は、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって実現される。また、このプログラムの実行とは、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行う場合も含まれる。
さらに、前述した実施形態の機能は、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによっても実現することもできる。この場合、まず、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。こうした機能拡張ボードや機能拡張ユニットによる処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
500 文書管理サーバ
501(1) クライアント端末(1)
501(2) クライアント端末(2)
501(N) クライアント端末(N)
502 ネットワーク
600 伝送バス
601 CPU(中央演算制御装置)
602 RAM(ランダムアクセスメモリ)
603 ROM(リードオンリーメモリ)
604 NETIF(ネットワークインターフェース)
605 VRAM(ビデオRAM)
606 CRT(ディスプレイ)
607 KBC(キーボードコントローラ)
608 KB(キーボード)
609 HDD(ハードディスク)
610 FDD(フロッピーディスクドライブ)
611 PRTC(プリンタコントローラ)
612 プリンタ
613 FD(フロッピーディスク)
700 文書管理サーバ500
701 文書管理機能部
702 文書管理部
703 文書管理DB
711 情報共有ウィンドウID発行部
712 情報共有ウィンドウID管理部
713 情報共有ウィンドウ管理DB
714 アイテム記憶処理部
715 アイテム情報DB
716 記憶アイテム処理部
800 アイテム情報管理用テーブル
801 アイテムID
802 アイテム名
803 操作ユーザ
804 ウィンドウID
805 同時選択ID
806 ロックフラグ
900 情報共有ウィンドウID管理用テーブル
901 情報共有ウィンドウID
902 共有先ウィンドウID
1000 Webブラウザ(ブラウザA)
1001 情報共有ウィンドウID発行要求(メッセージ)
1002 情報共有ウィンドウID発行(メッセージ)
1003 Webブラウザ(ブラウザB)
1004 情報共有ウィンドウID設定要求(メッセージ)
1005 情報共有ウィンドウID設定(メッセージ)
1200 Webブラウザ1000における情報共有ウィンドウID
1201 Webブラウザ1003における情報共有ウィンドウID(設定前)
1300 情報共有ウィンドウID設定エリア
1301 情報共有ウィンドウID設定ボタン
1401 Webブラウザ1003における情報共有ウィンドウID(設定後)
1601 アイテム記憶要求(メッセージ)
1602 アイテム記憶結果(メッセージ)
1603 ペースト要求(メッセージ)
1604 ペースト結果(メッセージ)

Claims (15)

  1. 第1のウェブブラウザまたは第2のウェブブラウザを介して利用されるウェブアプリケーションを実行するサーバーであって、
    データを記憶している記憶手段と、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザを介した、前記記憶手段に記憶されている前記データに対する、ユーザーによるコピー操作にしたがって、前記記憶されているデータを登録する登録手段と、
    前記第2のウェブブラウザ上に表示された所定の入力領域への、前記ユーザーによる前記識別情報の入力操作にしたがって、前記第2のウェブブラウザを前記識別情報と紐づける紐づけ手段と、
    前記識別情報と紐づけられている状態の前記第2のウェブブラウザを介した、前記登録手段で登録されたデータに対する、前記ユーザーによるペースト操作にしたがって、前記登録されたデータをペーストする処理手段と、
    を有することを特徴とするサーバー。
  2. 前記識別情報と紐づけられていない状態の前記第2のウェブブラウザを介して、前記ユーザーは、前記登録されたデータに対する前記ペースト操作ができないことを特徴とする請求項1のサーバー。
  3. 前記ペースト操作は、前記登録手段によって登録された複数のデータの中から、前記コピー操作にしたがって登録された前記データに対する、前記ユーザーによる選択操作を含み、
    前記処理手段は、前記選択操作を含む前記ペースト操作にしたがって、前記登録された前記複数のデータの中から前記選択操作に係る前記登録されたデータを選択してペーストする
    ことを特徴とする請求項1または2のサーバー。
  4. 前記記憶手段は、
    前記識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザに表示される第1のデータおよび第2のデータを記憶しており、
    前記登録手段は、
    前記識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザを介した、当該第1のウェブブラウザに表示され、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記第1のデータに対する、前記ユーザーによる第1のコピー操作にしたがって、前記記憶されている第1のデータを登録し、
    前記識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザを介した、当該第1のウェブブラウザに表示され、かつ、前記記憶手段に記憶されている前記第2のデータに対する、前記ユーザーによる第2のコピー操作にしたがって、前記記憶されている第2のデータを登録し、
    前記処理手段は、
    少なくとも前記登録された第1のデータおよび第2のデータの中から、前記ユーザーによる当該第1のデータの選択操作を含むペースト操作であって、前記識別情報と紐づけられている状態の前記第2のウェブブラウザを介した前記ユーザーによる当該ペースト操作にしたがって、当該選択操作に係る前記登録された第1のデータをペーストするが、前記登録された第2のデータをペーストせず、
    少なくとも前記登録された第1のデータおよび第2のデータの中から、前記ユーザーによる当該第2のデータの選択操作を含むペースト操作であって、前記識別情報と紐づけられている状態の前記第2のウェブブラウザを介した前記ユーザーによる当該ペースト操作にしたがって、当該選択操作に係る前記登録された第2のデータをペーストするが、前記登録された第1のデータをペーストしない
    ことを特徴とする請求項1または2のサーバー。
  5. 前記登録手段は、前記コピー操作にしたがって、前記記憶手段に記憶されているデータを、前記識別情報に紐づけて登録し、
    前記処理手段は、前記識別情報に紐づいて登録されたデータを、前記識別情報に基づいて探すことで、ペーストの対象となるデータを特定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項のサーバー。
  6. 前記第1のウェブブラウザを介した前記ユーザーによる前記ウェブアプリケーションへのログインに基づいて、前記第1のウェブブラウザを前記識別情報と紐づける手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項のサーバー。
  7. 前記第1のウェブブラウザ上の所定の表示領域に、前記識別情報を示す情報を表示させ、
    前記紐づけ手段による前記紐づけが行われたことに基づいて、前記第2のウェブブラウザ上の所定の表示領域に前記識別情報を示す情報を表示させる表示制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項のサーバー。
  8. 前記識別情報は、前記第1のウェブブラウザを前記第2のウェブブラウザと区別して識別するための情報であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項のサーバー。
  9. サーバーが実行するウェブアプリケーションにアクセスするための第1のウェブブラウザを起動するクライアント装置であって、
    識別情報の入力領域を前記第1のウェブブラウザ上に表示する表示手段と、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報の、前記表示された入力領域への前記ユーザーによる入力操作を受け付ける第1の受け付け手段と、
    前記受け付けにしたがって前記識別情報と前記第1のウェブブラウザとの紐づけが行われている状態の前記第1のウェブブラウザを介した、登録されているデータに対する前記ユーザーによるペースト操作を受け付ける第2の受け付け手段と、
    を有し、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報は、前記サーバーに記憶されているデータをペースト対象として登録するためのコピー操作をユーザーから受け付けるのに用いられる第2のウェブブラウザに紐づいた識別情報であり、
    前記登録されているデータは、前記コピー操作によって登録され、
    前記ペースト操作を受け付けたことにしたがって、前記登録されているデータがペーストされる、
    ことを特徴とするクライアント装置。
  10. 前記識別情報と紐づけられていない状態の前記第1のウェブブラウザを介して、前記ユーザーは、前記登録されたデータに対する前記ペースト操作ができないことを特徴とする請求項9のクライアント装置。
  11. 前記ペースト操作は、登録されている複数のデータから前記ユーザーが特定のデータを選択する操作を含み、
    前記選択する操作を含む前記ペースト操作を受け付けたことにしたがって、登録されている前記複数のデータの中から、前記選択操作に係る前記特定のデータが選択されてペーストされることを特徴とする請求項9または10のクライアント装置。
  12. 前記識別情報を示す情報が、前記第2のウェブブラウザ上の所定の表示領域に表示され、
    前記表示手段は、前記識別情報を示す情報を、前記紐づけが行われている状態の前記第2のウェブブラウザ上の所定の表示領域に表示する
    ことを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項のクライアント装置。
  13. 第1のウェブブラウザまたは第2のウェブブラウザを介して利用されるウェブアプリケーションを実行するサーバーであって、データを記憶している記憶手段を有するサーバーの制御方法であって、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報に紐づいた前記第1のウェブブラウザを介した、前記記憶手段に記憶されている前記データに対する、ユーザーによるコピー操作にしたがって、前記記憶されているデータを登録する登録工程と、
    前記第2のウェブブラウザ上に表示された所定の入力領域への、前記ユーザーによる前記識別情報の入力操作にしたがって、前記第2のウェブブラウザを前記識別情報と紐づける紐づけ工程と、
    前記識別情報と紐づけられている状態の前記第2のウェブブラウザを介した、前記登録工程で登録されたデータに対する、前記ユーザーによるペースト操作にしたがって、前記登録されたデータをペーストする処理工程と、
    を有することを特徴とするサーバーの制御方法。
  14. サーバーが実行するウェブアプリケーションにアクセスするための第1のウェブブラウザを起動するクライアント装置の制御方法であって、
    識別情報の入力領域を前記第1のウェブブラウザ上に表示する表示工程と、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報の、前記表示された入力領域への前記ユーザーによる入力操作を受け付ける第1の受け付け工程と、
    前記受け付けにしたがって前記識別情報と前記第1のウェブブラウザとの紐づけが行われている状態の前記第1のウェブブラウザを介した、登録されているデータに対する前記ユーザーによるペースト操作を受け付ける第2の受け付け工程と、
    を有し、
    前記ウェブアプリケーションを利用するための識別情報は、前記サーバーに記憶されているデータをペースト対象として登録するためのコピー操作をユーザーから受け付けるのに用いられる第2のウェブブラウザに紐づいた識別情報であり、
    前記登録されているデータは、前記コピー操作によって登録され、
    前記ペースト操作を受け付けたことにしたがって、前記登録されているデータがペーストされる、
    ことを特徴とするクライアント装置の制御方法。
  15. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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