JP6031768B2 - ボビン - Google Patents

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Description

本発明は、巻線が巻回される鍔付きのコイルボビンに関し、特に巻回部に細径の巻線を整列巻回するための溝部を形成する隔壁を備えたボビンに関する。
上記ボビンの巻回部に巻線を整列巻回することでコイル部品が構成され、このコイル部品が、例えば磁力によりプランジャーを駆動して流体の開閉制御を行う電磁弁等として広く利用されている。特に最近においては、コイル部品が搭載される装置の小型化に伴って、コイル部品に対しても小型化が要求されることが多々ある。
ところで、ボビンの巻回部への巻線の巻回は、例えば巻回部の一端部から他端部に向けて巻線を整列巻回することで第1層を形成し、続いて他端部から一端部に向けて折り返して第1層の上に巻線を重ねて整列巻回することで第2層を形成するようにして行われる(この巻回方法は、ソレノイド巻きと称される)。そのため、例えば第1層において巻線の巻き乱れ(巻線乱れとも称され、以下においては、単に「巻き乱れ」と称する)が発生すると、その影響を受けて第2層目以降において巻き太りが発生し、コイル部品に対する小型化の要求を十分に満たすことが困難になる。
このような第1層における巻き乱れの発生を抑制するため、特許文献1には、周方向に延びる凸部を設けたボビンが開示されている。この特許文献1に開示されたボビンによれば、凸部同士の間に形成される溝部に嵌め込むようにして巻線を巻回することで、第1層における巻き乱れの発生を抑制することができる。
特開2001−52916号公報
ところで、特許文献1において、巻線は通常、2つの鍔部のうちいずれか一方の鍔部を通って外部から巻回部に引き込まれて巻回部の溝部に沿って巻回される。ここで巻線は、上記一方の鍔部を通って引き込まれ、大きく屈曲された後、上記一方の鍔部に最も隣接する溝部に導かれて巻回される。そのため、特許文献1のように凸部を設けた場合であっても、第1層のうちで特に上記一方の鍔部近傍において巻き乱れが発生しやすく、この巻き乱れによって巻き太りが発生し、設計通りの小型のコイル部品を得ることが困難になるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、第1層における巻線の巻き乱れを防止することで、全体として小型化されたコイル部品を得ることができるボビンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るボビンは、以下の特徴を備えている。
本発明に係る第1のボビンは、
巻線が巻回される複数層の巻回部と、該巻回部の両端部に各々設けられた鍔部とからなり、該巻線が該巻回部に所定のターン数で層状に巻回されるボビンであって、
2つの前記鍔部のうちの一方には、前記巻回部に前記巻線を引き込むための巻線引込部が形成されており、
前記巻回部には、前記巻線が整列巻回されるように該巻線の巻回方向に延びる巻線ガイド部が、該巻回部の軸方向に複数並んで設けられるとともに、前記巻線ガイド部の非形成領域である巻回ターン遷移部が、該軸方向に沿って設けられており、
前記巻回ターン遷移部を挟み、前記巻線ガイド部の一端側と他端側が対向し、
前記巻線ガイド部の一端側は、前記一方の鍔部側から順に少なくとも第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部第3の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部を備えて構成され、
前記第1の巻線ガイド部と前記第2の巻線ガイド部とによって前記巻線がガイドされて、前記一方の鍔部に最も隣接する第1の巻回ターンが形成されるとともに、該第2の巻線ガイド部と前記第3の巻線ガイド部とによって該巻線がガイドされて、該第1の巻回ターンに隣接する第2の巻回ターンが形成されるように構成されており、
前記第2の巻線ガイド部の一端部に対して前記第1の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように前記巻回方向における下流側にずれて形成され、且つ、前記第3の巻線ガイド部の一端部に対して該第2の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように該巻回方向における下流側にずれて形成され
前記第3巻線ガイド部の一端部と前記その余の巻線ガイド部の一端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられ、
前記巻線ガイド部の他端側は、前記第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部、第3の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部の他端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられたことを特徴とするものである。
なお、上記「下流側」とは、巻線が巻回されるときの巻き方向先端側を意味する。
また、本発明に係る第2のボビンは、
巻線が巻回される複数層の巻回部と、該巻回部の両端部に各々設けられた鍔部とからなり、該巻線が該巻回部に所定のターン数で層状に巻回されるボビンであって、
2つの前記鍔部のうちの一方には、前記巻回部に前記巻線を引き込むための巻線引込部が形成されており、
前記巻回部には、前記巻線が整列巻回されるように該巻線の巻回方向に延びる巻線ガイド部が、該巻回部の軸方向に複数並んで設けられるとともに、前記巻線ガイド部の非形成領域である巻回ターン遷移部が、該軸方向に沿って設けられており、
前記巻回ターン遷移部を挟み、前記巻線ガイド部の一端側と他端側が対向し、
前記巻線ガイド部の一端側は、前記一方の鍔部側から順に少なくとも第1の巻線ガイド部第2の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部を備えて構成され、
前記一方の鍔部と前記第1の巻線ガイド部とによって前記巻線がガイドされて、該一方の鍔部に最も隣接する第1の巻回ターンが形成されるとともに、該第1の巻線ガイド部と前記第2の巻線ガイド部とによって該巻線がガイドされて、該第1の巻回ターンに隣接する第2の巻回ターンが形成されるように構成されており、
前記第2の巻線ガイド部の一端部に対して前記第1の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように前記巻回方向における下流側にずれて形成され
前記第2巻線ガイド部の一端部と前記その余の巻線ガイド部の一端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられ、
前記巻線ガイド部の他端側は、前記第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部の他端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられたことを特徴とするものである。
また、前記巻回ガイド部が、前記巻回部の表面において外方に突出する凸状に形成された構成が好ましい。
本発明に係る第1のボビンによれば、巻線を大きく屈曲させることなく互いに隣接する巻線ガイド部の一端部間に引き込んで、第1および第2の巻回ターンを形成することができる。このため、鍔部近傍の第1層における巻き乱れの発生を抑えることで、この巻き乱れに起因する巻き太りの発生を抑制することができ、設計通りの小型のコイル部品を得ることが可能になる。
本発明に係る第2のボビンによれば、巻線を大きく屈曲させることなく互いに隣接する巻線ガイド部の一端部間に引き込んで第2の巻回ターンを形成することができる。このため、鍔部近傍の第1層における巻き乱れの発生を抑えることで、この巻き乱れに起因する巻き太りの発生を抑えることができ、設計通りの小型のコイル部品を得ることが可能になる。
また、巻回ガイド部を凸状に形成した場合には、巻回部に単に凸部を設けるという簡単且つ製作しやすい構成でありながら、巻回部に巻回される巻線を巻回方向に沿ってガイドできるとともに、巻回された巻線を巻回部の軸方向にずれないように保持することもできる。よって、第1層における巻き乱れの発生を、効果的に抑えることが可能になる。
本発明の実施形態に係るボビンの側面図である。 図1中のII−IIを示す断面図である。 (a)は上記ボビンの第1の鍔部近傍の拡大図を、(b)は従来のボビンの鍔部近傍の拡大図をそれぞれ示す。 本発明の他の実施形態に係るボビンの側面図である。
以下、本発明に係るボビンの一実施形態としてのボビン1について、図面を参照しながら詳細に説明する。まず、ボビン1の構成について、図1および図2を参照しながら説明する。なお、後述するように、このボビン1の表面に巻線50が整列巻回(例えばソレノイド巻き)されて、コイル部品が構成される。ここで、巻線50としては、例えば銅線の周りを絶縁性被膜で被覆して構成されるエナメル線を用いることが可能である。
ボビン1は、例えば絶縁性樹脂材料を射出成形することで形成され、図1に示すように、円筒状の巻回部10と、巻回部10の軸方向一端部に設けられたリング状の第1の鍔部30と、巻回部10の軸方向他端部に設けられたリング状の第2の鍔部40とを備えて構成される。また、ボビン1には、磁性体コア(図示せず)が嵌挿される中空部2が、巻回部10の軸方向に貫通して設けられている。なお、図1においては、巻回部10の構成を分かりやすく示すために、巻回された巻線50の外形形状に代えて、巻回された巻線50の中心線(一部省略)を1点鎖線で示している。なお、図2および図3においては、巻回された巻線50の外形形状を示している。
図1に示すように、第1の鍔部30には、巻線50を外部から巻回部10に引き込むための引込切込部31と、この引込切込部31と繋がって巻回部10の周方向に延びる引込空間32とが設けられている。引込切込部31は、巻回部10の軸方向に沿って巻線50を引き込むことが可能な幅および深さを有して形成されている。引込空間32は、巻線50と第1の鍔部30との干渉を防止することで、引込切込部31から引き込んだ巻線50を大きく屈曲させることなく、後述する引込端部12aと引込端部13aとの間に引き込むための空間である。一方、第2の鍔部40は、引込切込部31および引込空間32が設けられていない点を除いては、第1の鍔部30と同一構成となっている。
巻回部10は、円筒状の巻回本体部11aと、この巻回本体部11aの表面から径方向外側に山形に突出する略リング状の巻線ガイド凸部11bとから構成される。巻線ガイド凸部11bは、第1の鍔部30側から順に、第1の巻線ガイド凸部12、第2の巻線ガイド凸部13、第3の巻線ガイド凸部14、…、および第8の巻線ガイド凸部19から構成され、図2に示すように、巻回本体部11aの軸方向に間隔Aをおいて設けられる。ここで、上記の間隔Aが例えば巻線50の直径とほぼ同一になるように、巻線ガイド凸部11bが構成されている。また、ボビン1に巻回される巻線50の直径が例えば0.3mm程度の場合、巻線ガイド凸部11bの高さBは0.1mm程度に構成される(図2参照)。
なお、以降の説明においては、第1の巻線ガイド凸部12と第2の巻線ガイド凸部13とによって形成される溝部を第1の巻回ターン用溝部21、第2の巻線ガイド凸部13と第3の巻線ガイド凸部14とによって形成される溝部を第2の巻回ターン用溝部22、第3の巻線ガイド凸部14と第4の巻線ガイド凸部15とによって形成される溝部を第3の巻回ターン用溝部23、…、第7の巻線ガイド凸部18と第8の巻線ガイド凸部19とによって形成される溝部を第7の巻回ターン用溝部27と称することにする。
巻線ガイド凸部11bのそれぞれは、図1に示すように、巻線50の巻回方向(巻回本体部11aの周方向)に、一部(後述する巻回ターン遷移部;以下、同じ)を除き巻回本体部11aを周回させるように形成されている。例えば第1の巻線ガイド凸部12は、引込端部12aから引出端部12bまで、巻回本体部11aの周方向に、一部を除き巻回本体部11aを周回させるように形成されている。ここで、引込端部12aは、第1の鍔部30の引込空間32に対して巻回方向における下流側に位置するように形成される。また、引出端部12bは、第1の鍔部30の引込切込部31に対して巻回方向における上流側に位置するように形成されている。
第1の巻線ガイド凸部12に隣接する第2の巻線ガイド凸部13は、引込端部13aから引出端部13bまで、巻回本体部11aの周方向に、一部を除き巻回本体部11aを周回させるように形成されている。ここで、引込端部12aに対して引込端部13aが、巻回方向における上流側にずれて形成される。また、引出端部13bは、引出端部12bに対して巻回方向における位置が揃うように形成される。
第2の巻線ガイド凸部13に隣接する第3の巻線ガイド凸部14は、引込端部14aから引出端部14bまで、巻回本体部11aの周方向に、一部を除き巻回本体部11aを周回させるように形成されている。ここで、引込端部13aに対して引込端部14aが、巻回方向における上流側にずれて形成される。また、引出端部14bは、引出端部13bに対して巻回方向における位置が揃うように形成される。
このように、巻回部10は、引込端部14aに対して引込端部13aが巻回方向における下流側にずれて形成されるとともに、引込端部13aに対して引込端部12aが巻回方向における下流側にずれて形成される。ここで、引込端部14aに対する引込端部13aの巻回方向におけるずれ量と、引込端部13aに対する引込端部12aの巻回方向におけるずれ量とが異なっていても良いが、これらのずれ量を揃えることで、巻線機を用いて巻回部10に巻線50を自動で巻回させる作業が行いやすく、またボビン1の製作がしやすくなるという利点がある。
また、上記の2つのずれ量を揃える場合には、引込端部12a、引込端部13aおよび引込端部14aを結んだ直線と、第1の鍔部30の内壁面とがなす角度θ1(図1参照)が30〜40度となるように、第1の巻線ガイド凸部12〜第3の巻線ガイド凸部14を構成することが好ましい。このように構成することで、引込端部12aと引込端部13aとの間、および引込端部13aと引込端部14aとの間に巻線50を引き込みやすくなり、巻回作業を行いやすくなる。
なお、上記角度θ1が30度を大きく下回る場合(上記のずれ量が大きい場合)には、引込端部12aと引込端部13aとの間、および引込端部13aと引込端部14aとの間の間隔が拡大されて巻線50を一層引き込みやすくなるが、一方で、巻線50における巻線ガイド凸部11b(第1の巻線ガイド凸部12および第2の巻線ガイド凸部13)によって保持されていない部分が拡大するので、巻回部10の軸方向に巻線50がずれやすくなる。このようなことを考慮すると、上記角度θ1が30〜40度となるように構成することが好ましい。
第4の巻線ガイド凸部15〜第8の巻線ガイド凸部19については、各引込端部15a〜19aが引込端部14aに対し巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられて形成されるとともに、各引出端部15b〜19bが引出端部14bに対し巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられて形成されている。そして、巻回部10の巻回本体部11aには、引込端部12a〜19aと引出端部12b〜19bとの間において巻線ガイド凸部11bが形成されていない領域である、巻回部10の軸方向に延びる巻回ターン遷移部20が形成されている。
次に、このボビン1に巻線50を巻回してコイル部品を構成する手順について、図3を追加参照しながら説明する。
まず、巻線50を、第1の鍔部30の引込切込部31および引込空間32に通すことで、外部から巻回部10に引き込む。そして、この巻線50を、引込端部12aと引込端部13aとの間に引き込んで第1の巻回ターン用溝部21に嵌め込むとともに、巻回本体部11aの表面に所定の力で押し付けながら巻回本体部11aの周方向に巻回することで、第1の巻回ターン51が形成される。このように、第1の巻回ターン用溝部21に嵌め込むようにして第1の巻回ターン51を形成することで、第1の巻線ガイド凸部12および第2の巻線ガイド凸部13によって、巻線50が巻回部10の軸方向にずれないように保持されて、巻き乱れの発生が防止される。
ここで、上述したように巻回部10においては、引込端部13aに対して引込端部12aが巻回方向における下流側にずれて形成されることで、引込端部13aと引込端部12aとの間口間隔が拡大されている。これによって、引込端部12aと引込端部13aとの間に巻線50をスムーズに引き込むことができるのであるが、このことについて図3を参照しながら詳しく説明する。
図3(b)に示すように、従来のボビン500においては、引込端部512aの位置と引込端部513aの位置とが周方向に揃っていたため、これらの端部間に巻線550を引き込むためには第1の巻線ガイド凸部512とほぼ平行になるまで巻線550を屈曲させる必要があり、巻線550をスムーズに引き込むことが困難であった。一方で、例えば巻線550の屈曲が不十分な場合には、引込端部512aと引込端部513aとの間に巻線550を引き込むことが困難になったり、巻線550が第2の巻線ガイド凸部513(引込端部513a)に乗り上げた状態のまま巻回されることで、巻き乱れ発生の原因になる虞もあった。
これに対して本発明を適用したボビン1では、図3(a)に示すように、引込端部13aに対して引込端部12aがずれて形成されることで、図3(b)に示す従来構成と比較して端部間隔が拡大されている。そのため、ボビン1においては、外部から巻回部10に引き込まれた巻線50を、大きく屈曲させることなく第1の巻線ガイド凸部12に対して若干斜めの状態のままでも、引込端部12aと引込端部13aとの間にスムーズに引き込むことができる。よって、従来構成と比較して、巻線50を大きく屈曲させる必要がない分だけ、引込端部13aと引込端部12aとの間に正確に巻線50を引き込むことができるので、第1の巻回ターン51における巻き乱れ発生を防止できる。また、引込端部13aに対して引込端部12aがずれて形成されているので、巻回時に巻線50が第2の巻線ガイド凸部13(引込端部13a)に乗り上げることが防止され、巻き乱れの発生を抑えることができる。
次に、上述のようにして第1の巻回ターン51が形成された後、図3(a)に示すように、引出端部12bと引出端部13bとの間から引き出された巻線50を、巻回ターン遷移部20において巻回部10の軸方向に1ターン分だけずらして、引込端部13aと引込端部14aとの間に引き込む。そして、巻線50を第2の巻回ターン用溝部22に嵌め込み、巻回本体部11aの表面に所定の力で押し付けながら巻回本体部11aの周方向に巻回することで、第2の巻回ターン52が形成される。
ここで、図3(b)に示す従来構成においては、引込端部513aの位置と引込端部514aの位置とが周方向に揃っていたため、これらの端部間に巻線550を引き込むためには、第2の巻線ガイド凸部513とほぼ平行になるまで巻線550を巻回ターン遷移部520において屈曲させる必要があり、巻線550をスムーズに引き込むことが難しかった。これに対して本発明を適用したボビン1では、引込端部14aに対して引込端部13aが巻回方向における下流側にずれて形成され、引込端部14aと引込端部13aとの間口間隔が拡大されている。そのため、巻回ターン遷移部20において巻線50を大きく屈曲させることなく、第2の巻線ガイド凸部13に対して若干斜めの状態のままでも、引込端部13aと引込端部14aとの間に巻線50をスムーズに引き込むことができる。そのため、引込端部13aと引込端部14aとの間に巻線50を引き込む際に発生する巻き乱れを防止できる。
続いて、上述のようにして第2の巻回ターン52が形成された後、図3(a)に示すように、引出端部13bと引出端部14bとの間から引き出された巻線50を、巻回ターン遷移部20において巻回部10の軸方向に1ターン分だけずらして、引込端部14aと引込端部15aとの間に引き込む。そして、巻線50を第3の巻回ターン用溝部23に嵌め込んで、巻回本体部11aの周方向に巻回することで、第3の巻回ターン53が形成される。このとき、第2の巻回ターン52から第3の巻回ターン53へと移行される部分の巻線50(巻回ターン遷移部20に位置する巻線50)は、第1の巻回ターン51から第2の巻回ターン52へと移行される部分の巻線50に沿うように巻回される。
続いて、第4の巻回ターン54〜第7の巻回ターン57が、第3の巻回ターン53と同様にして順次形成され、ボビン1に第1層が形成される。上記の第1層が形成された後、第2の鍔部40において巻回方向を折り返すようにしてこの第1層に重ねて巻線50を巻回することで第2層を形成し、さらに巻線50を層状に重ねて巻回することで、ボビン1を用いたコイル部品が構成される。このとき、上述したように、引込端部13aに対する引込端部12aの位置、および引込端部14aに対する引込端部13aの位置が、巻回方向における下流側にずれているので、第1層における第1の鍔部近傍での巻き乱れの発生が抑制される。これにより、第2層以降における巻き太りの発生が抑制され、設計通りの小型のコイル部品を構成可能になるとともに、巻線機を用いて巻回する場合には自動で且つ迅速に巻回を行うことができる。また、巻き太りによる不良品の発生率を抑制することで、歩留まりを改善することができる。
以上、本発明に係るボビンの一実施形態としてのボビン1について説明をした。以下においては、本発明に係るボビンの他の実施形態としてのボビン101について、図4を参照しながら説明する。まず、ボビン101の構成について説明する。
ボビン101は、例えば絶縁性樹脂材料を射出成形することで形成され、図4に示すように、円筒状の巻回部110と、巻回部110の軸方向一端部に設けられたリング状の第1の鍔部130と、巻回部110の軸方向他端部に設けられたリング状の第2の鍔部140とを備えて構成される。また、ボビン101には、磁性体コア(図示せず)が嵌挿される中空部102が、巻回部10の軸方向に貫通して設けられている。なお、図4においては、巻回部110の構成を分かりやすく示すために、巻回された巻線150の外形形状に代えて、巻回された巻線150の中心線(一部省略)を1点鎖線で示している。
図4に示すように、第1の鍔部130には、巻線150を外部から巻回部110に引き込むための引込切込部131と、この引込切込部131と繋がって巻回部110の周方向に延びる引込空間132とが設けられている。引込切込部131は、巻回部110の軸方向に沿って巻線150を引き込むことが可能な幅および深さを有して形成されている。引込空間132は、巻線150と第1の鍔部130との干渉を防止することで、引込切込部131から引き込んだ巻線150を、後述する引込端部113aと第1の鍔部130の内壁面との間に引き込むための空間である。一方、第2の鍔部140は、引込切込部131および引込空間132が設けられていない点を除いては、第1の鍔部130と同一構成となっている。
巻回部110は、円筒状の巻回本体部111aと、この巻回本体部111aの表面から径方向外側に山形に突出する略リング状の巻線ガイド凸部111bとから構成される。巻線ガイド凸部111bは、第1の鍔部130側から順に、第1の巻線ガイド凸部113、第2の巻線ガイド凸部114、第3の巻線ガイド凸部115、…、および第6の巻線ガイド凸部118から構成され、巻回本体部111aの軸方向に所定間隔(例えば巻線150の直径と同程度の間隔)をおいて設けられる。ここで、第1の鍔部130と第1の巻線ガイド凸部113との間隔、および第6の巻線ガイド凸部118と第2の鍔部140との間隔も、上記所定間隔に揃えられている。また、ボビン101に巻回される巻線150の直径が例えば0.3mm程度の場合、巻線ガイド凸部111bの高さは0.1mm程度に構成される。
なお、以降の説明においては、第1の鍔部130の内壁面と第1の巻線ガイド凸部113とによって形成される溝部を第1の巻回ターン用溝部121、第1の巻線ガイド凸部113と第2の巻線ガイド凸部114とによって形成される溝部を第2の巻回ターン用溝部122、第2の巻線ガイド凸部114と第3の巻線ガイド凸部115とによって形成される溝部を第3の巻回ターン用溝部123、…、第6の巻線ガイド凸部118と第2の鍔部140の内壁面とによって形成される溝部を第7の巻回ターン用溝部127と称することにする。
巻線ガイド凸部111bのそれぞれは、巻線150の巻回方向(巻回本体部111aの周方向)に、一部を除き巻回本体部111aを周回させるように形成されている。例えば第1の巻線ガイド凸部113は、引込端部113aから引出端部113bまで、巻回本体部111aの周方向に、一部を除き巻回本体部111aを周回させるように形成されている。ここで、引込端部113aは、第1の鍔部130の引込空間132に対して巻回方向における下流側に位置するように形成される。また、引出端部113bは、第1の鍔部130の引込切込部131に対して巻回方向における上流側に位置するように形成されている。
第1の巻線ガイド凸部113に隣接する第2の巻線ガイド凸部114は、引込端部114aから引出端部114bまで、巻回本体部111aの周方向に、一部を除き巻回本体部111aを周回させるように形成されている。ここで、引込端部113aに対して引込端部114aが、巻回方向における上流側にずれて形成される。すなわち、引込端部114aに対して引込端部113aが、巻回方向における下流側にずれて形成される。また、引出端部114bは、引出端部113bに対して巻回方向における位置が揃うように形成される。
第3の巻線ガイド凸部115〜第6の巻線ガイド凸部118も、巻回本体部111aの周方向に、一部を除き巻回本体部111aを周回させるように形成されている。ここで、各引込端部115a〜118aが、引込端部114aに対し巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられて形成されるとともに、各引出端部115b〜118bが、引出端部114bに対し巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられて形成されている。そして、巻回部110の巻回本体部111aには、引込端部113a〜118aと引出端部113b〜118bとの間の巻線ガイド凸部111bが形成されていない領域において、巻回部110の軸方向に延びる巻回ターン遷移部120が形成されている。
また、引込端部113aおよび引込端部114aを結んだ直線と、第1の鍔部130の内壁面とがなす角度θ2が30〜40度となるように、第1の巻線ガイド凸部113および第2の巻線ガイド凸部114を構成することが好ましい。このように構成することで、引込端部113aと引込端部114aとの間に巻線150を引き込みやすくなり、巻回作業を行いやすくなる。
なお、上記角度θ2が30度を大きく下回る場合(引込端部114aに対する引込端部113aのずれ量が大きい場合)には、引込端部113aと引込端部114aとの間の間隔が拡大されて巻線150を一層引き込みやすくなるが、一方で、巻線150における巻線ガイド凸部111b(第1の巻線ガイド凸部113)によって保持されていない部分が拡大するので、巻回部110の軸方向に巻線150がずれやすくなる。このようなことを考慮すると、上記角度θ2が30〜40度となるように構成することが好ましい。
次に、このボビン101に巻線150を巻回してコイル部品を構成する手順について説明する。
まず、巻線150を、第1の鍔部130の引込切込部131および引込空間132に通すことで、外部から巻回部110に引き込む。そして、この巻線150を、第1の鍔部130の内壁面と引込端部113aとの間に引き込んで第1の巻回ターン用溝部121に嵌め込むとともに、巻回本体部111aの表面に所定の力で押し付けながら巻回本体部111aの周方向に巻回することで、第1の巻回ターン151が形成される。このように、第1の巻回ターン用溝部121に嵌め込むようにして第1の巻回ターン151を形成することで、第1の鍔部130および第1の巻線ガイド凸部113によって、巻線150が巻回部110の軸方向にずれないように保持されて、巻き乱れの発生が防止される。
次に、上述のようにして第1の巻回ターン151が形成された後、第1の鍔部130と引出端部113bとの間から引き出された巻線150を、巻回ターン遷移部120において巻回部110の軸方向に1ターン分だけずらして、引込端部113aと引込端部114aとの間に引き込む。そして、巻線150を第2の巻回ターン用溝部122に嵌め込み、巻回本体部111aの表面に所定の力で押し付けながら巻回本体部111aの周方向に巻回することで、第2の巻回ターン152が形成される。
ここで、本発明を適用したボビン101では、引込端部114aに対して引込端部113aが巻回方向における下流側にずれて形成され、引込端部114aと引込端部113aとの間口間隔が拡大されている。そのため、巻回ターン遷移部120において巻線150を大きく屈曲させることなく、第1の巻線ガイド凸部113に対して若干斜めの状態のままでも、引込端部113aと引込端部114aとの間に巻線150をスムーズに引き込むことができる。そのため、引込端部113aと引込端部114aとの間に巻線150を引き込む際に発生する巻き乱れを防止できる。また、引込端部114aに対して引込端部113aがずれて形成されているので、巻回時に巻線150が第1の巻線ガイド凸部113(引込端部113a)に乗り上げることが防止され、巻き乱れの発生を抑えることができる。
続いて、上述のようにして第2の巻回ターン152が形成された後、引出端部113bと引出端部114bとの間から引き出された巻線150を、巻回ターン遷移部120において巻回部110の軸方向に1ターン分だけずらして、引込端部114aと引込端部115aとの間に引き込む。そして、巻線150を第3の巻回ターン用溝部123に嵌め込んで、巻回本体部111aの周方向に巻回することで、第3の巻回ターン153が形成される。このとき、第2の巻回ターン152から第3の巻回ターン153へと移行される部分の巻線150(巻回ターン遷移部120に位置する巻線150)は、第1の巻回ターン151から第2の巻回ターン152へと移行される部分の巻線150に沿うように巻回される。
続いて、第4の巻回ターン154〜第7の巻回ターン157が、第3の巻回ターン153と同様にして順次形成され、ボビン101に第1層が形成される。上記の第1層が形成された後、第2の鍔部140において巻回方向を折り返すようにしてこの第1層に重ねて巻線150を巻回することで第2層を形成し、さらに層状に重ねて巻線150を巻回することで、ボビン101を用いたコイル部品が構成される。このとき、上述したように、引込端部114aに対する引込端部113aの位置が、巻回方向における下流側にずれているので、第1層における第1の鍔部近傍での巻き乱れの発生が抑制される。これにより、第2層以降における巻き太りの発生が抑制され、設計通りの小型のコイル部品を構成可能になるとともに、巻線機を用いて巻回する場合には自動で且つ迅速に巻回を行うことができる。また、巻き太りによる不良品の発生率を抑えることで、歩留まりを改善することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々に態様を変更することが可能である。
上記実施形態においては、円筒状の巻回部を備えたボビンを例示して説明したが、本発明はこの構成のボビンに限定して適用されるものではなく、例えば内部に中空部を有した四角柱状のボビンにも本発明を適用できる。
上記実施形態においては、巻回本体部の表面から断面視略三角形状となって径方向外側に突出する巻線ガイド凸部を例示して説明したが、巻線ガイド凸部の形状はこれに限定されるものではない。例えば断面視略台形状となって径方向外側に突出する巻線ガイド凸部や、断面視略半球状となって径方向外側に突出する巻線ガイド凸部でも良い。特に、断面視略台形状や断面視略半球状に巻線ガイド凸部を形成した場合には、巻回時に巻線が巻線ガイド凸部に一時的に乗り上げることがあっても、巻線を構成する被膜に損傷を抑えることがない。
上記実施形態においては、引込端部14aに対する引込端部13aの巻回方向におけるずれ量(以下、「第2の巻回ターン側ずれ量」と称す)と、引込端部13aに対する引込端部12aの巻回方向におけるずれ量(以下、「第1の巻回ターン側ずれ量」と称す)とを揃えた構成例について説明したが、本発明はこの構成例に限定されるものではない。例えば引込端部12aと引込端部13aとの間に引き込まれる巻線50の傾斜と、引込端部13aと引込端部14aとの間に引き込まれる巻線50の傾斜とが異なる場合には、この傾斜に対応した間口間隔となるように、第2の巻回ターン側ずれ量および第1の巻回ターン側ずれ量を、それぞれ設定することも好ましい。なお、互いに異なる第1の巻回ターン側ずれ量および第2の巻回ターン側ずれ量を設定する場合においても、引込端部12aと引込端部13aを結ぶ直線と、第1の鍔部30の内壁面とのなす角度、および、引込端部13aと引込端部14aを結ぶ直線と、第1の鍔部30の内壁面とのなす角度のいずれもが、30〜40度となるように構成することが好ましい。
1,101 ボビン
2,102 中空部
10,110 巻回部
11a,111a 巻回本体部
11b,111b 巻線ガイド凸部
12〜19 第1の巻線ガイド凸部〜第8の巻線ガイド凸部
12a〜19a 引込端部
12b〜19b 引出端部
20,120 巻回ターン遷移部
21〜27,121〜127 第1の巻回ターン用溝部〜第7の巻回ターン用溝部
30,130 第1の鍔部
31,131 引込切込部
32,132 引込空間
40,140 第2の鍔部
50,150 巻線
51〜57,151〜157 第1の巻回ターン〜第7の巻回ターン
113〜118 第1の巻線ガイド凸部〜第6の巻線ガイド凸部
113a〜118a 引込端部
113b〜118b 引出端部

Claims (3)

  1. 巻線が巻回される複数層の巻回部と、該巻回部の両端部に各々設けられた鍔部とからなり、該巻線が該巻回部に所定のターン数で層状に巻回されるボビンであって、
    2つの前記鍔部のうちの一方には、前記巻回部に前記巻線を引き込むための巻線引込部が形成されており、
    前記巻回部には、前記巻線が整列巻回されるように該巻線の巻回方向に延びる巻線ガイド部が、該巻回部の軸方向に複数並んで設けられるとともに、前記巻線ガイド部の非形成領域である巻回ターン遷移部が、該軸方向に沿って設けられており、
    前記巻回ターン遷移部を挟み、前記巻線ガイド部の一端側と他端側が対向し、
    前記巻線ガイド部の一端側は、前記一方の鍔部側から順に少なくとも第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部第3の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部を備えて構成され、
    前記第1の巻線ガイド部と前記第2の巻線ガイド部とによって前記巻線がガイドされて、前記一方の鍔部に最も隣接する第1の巻回ターンが形成されるとともに、該第2の巻線ガイド部と前記第3の巻線ガイド部とによって該巻線がガイドされて、該第1の巻回ターンに隣接する第2の巻回ターンが形成されるように構成されており、
    前記第2の巻線ガイド部の一端部に対して前記第1の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように前記巻回方向における下流側にずれて形成され、且つ、前記第3の巻線ガイド部の一端部に対して該第2の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように該巻回方向における下流側にずれて形成され
    前記第3巻線ガイド部の一端部と前記その余の巻線ガイド部の一端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられ、
    前記巻線ガイド部の他端側は、前記第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部、第3の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部の他端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられたことを特徴とするボビン。
  2. 巻線が巻回される複数層の巻回部と、該巻回部の両端部に各々設けられた鍔部とからなり、該巻線が該巻回部に所定のターン数で層状に巻回されるボビンであって、
    2つの前記鍔部のうちの一方には、前記巻回部に前記巻線を引き込むための巻線引込部が形成されており、
    前記巻回部には、前記巻線が整列巻回されるように該巻線の巻回方向に延びる巻線ガイド部が、該巻回部の軸方向に複数並んで設けられるとともに、前記巻線ガイド部の非形成領域である巻回ターン遷移部が、該軸方向に沿って設けられており、
    前記巻回ターン遷移部を挟み、前記巻線ガイド部の一端側と他端側が対向し、
    前記巻線ガイド部の一端側は、前記一方の鍔部側から順に少なくとも第1の巻線ガイド部第2の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部を備えて構成され、
    前記一方の鍔部と前記第1の巻線ガイド部とによって前記巻線がガイドされて、該一方の鍔部に最も隣接する第1の巻回ターンが形成されるとともに、該第1の巻線ガイド部と前記第2の巻線ガイド部とによって該巻線がガイドされて、該第1の巻回ターンに隣接する第2の巻回ターンが形成されるように構成されており、
    前記第2の巻線ガイド部の一端部に対して前記第1の巻線ガイド部の一端部が、該一端部同士の間隔を広げるように前記巻回方向における下流側にずれて形成され
    前記第2巻線ガイド部の一端部と前記その余の巻線ガイド部の一端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられ、
    前記巻線ガイド部の他端側は、前記第1の巻線ガイド部、第2の巻線ガイド部およびその余の巻線ガイド部の他端部が巻回方向においてほぼ同じ位置に揃えられたことを特徴とするボビン。
  3. 前記巻回ガイド部が、前記巻回部の表面において外方に突出する凸状に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載のボビン。
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