JP6030392B2 - ラベル貼付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印字したラベルを物品の所定の位置に貼付するラベル貼付装置、特に、ラベルプリンタから発行されたラベルを負圧で吸着保持する吸着ブロックを備えたラベル貼付装置に関する。
従来、ラベルプリンタから発行されるラベルを、吸着面に設けられた複数の吸着穴によって吸引して保持するラベル吸着ブロックを備えたラベル貼付装置が実用化されている。
近年、様々なサイズのラベルが貼り付けられるようになってきた。そのため、発行するラベルサイズに合わせて、ラベル吸着ブロックの吸着穴の位置や個数等を設定すればよいが、この設定を変更する際の段取り替え作業には、過大な手間がかかるという問題があった。
また、例えば、特許文献1には、様々なサイズのラベルが貼り付けられるように、吸着盤の中空室を仕切って複数の中空小室を設け、ラベルサイズに対応した大きさの中空小室を選択的に負圧にするため、制御装置によって各中空小室に設けた電磁弁を開閉するラベル貼付装置が開示されている。しかし、このような制御装置や電磁弁等、負圧を自動で制御するための部材を別途設けることは、スペースやコスト面で不利である。
特開平10−024912号公報
そこで、本発明は、サイズの異なるラベルを、簡易な構成を有する共通の吸着ブロックで確実に吸着可能とすることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るラベル貼付装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
ラベルを発行するラベル発行手段と、隣接する前記ラベル発行手段によってラベル発行口から発行された前記ラベルを吸着保持する吸着ブロックを備えると共に該吸着ブロックに吸着保持された前記ラベルを物品に貼り付けるラベル貼付手段と、を備えたラベル貼付装置において、
前記吸着ブロックは、負圧供給源に接続されるエア吸引部と、前記ラベルを保持する吸着面と、該吸着面に設けられ、前記ラベルを吸着する複数の吸着穴と、該吸着穴同士を接続する流路と、該流路から前記エア吸引部へ排気する排気通路と、を備え、
前記複数の吸着穴は同一の横断面積を有し、平面視において前記複数の吸着穴が並ぶ少なくとも一つの列が前記ラベル発行口から離れる方向に延設するように設けられており、
前記流路は、各前記列に沿って前記複数の吸着穴を接続し、前記流路の前記ラベル発行口側の端部を前記排気通路が接続される上流側端部とし、その反対側の端部を下流側端部として、前記上流側端部から前記下流側端部に向かって前記流路の断面積が小さくなるように設けられており、
前記流路の前記上流側端部が前記排気通路に接続されている
ことを特徴とする。
まず、請求項1に係る発明によれば、複数の吸着穴からの吸引量は均等ではなく、よりラベル発行口に近い吸着穴の方が吸引量が多くなる。そのため、一部の吸着穴しか塞がれないような小さなラベルの場合でも、ラベルに塞がれない吸着穴から吸引される無駄な吸引量が少ないため、吸引量が大きな負圧供給源を設けなくても、ラベルを吸着する一部の吸着穴だけで確実に吸着できる。
また、大きなラベルの場合も、ラベル発行口から発行させるにつれて、ラベルの先端部がラベル発行口から離れる方向へ徐々に移動する際に、ラベルに塞がれていない吸着穴のうち、次にラベル先端部を吸着する、ラベル発行口に最も近い吸着穴の吸引量が他の吸着穴よりも多いため、ラベル発行直後から発行完了時までラベル先端部を確実に吸着できる。
したがって、ラベルサイズに応じた負圧制御手段を別途設けずに、共通の吸着ブロックで大きさの異なるラベルに対応できる。
また、本願の請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記列を複数備えており、前記複数の列のそれぞれに沿って設けられた前記流路は、前記下流側端部で互いに合流して前記流路の断面積の合計が小さくなるように設けられていることを特徴とする。
さらに、請求項2に係る発明によれば、先端に向かって断面積が小さくなる流路を、製作が容易な簡易な構成で実現可能である。
さらに、本願の請求項3に記載の発明は、前記請求項1または2のいずれか1項に記載の発明において、
前記ラベル貼付手段は、前記吸着ブロックに吸着保持された前記ラベルを受け取るパッドと、該パッドをラベル受取位置とラベル貼付位置との間で所定方向に往復移動させて物品に前記ラベルを貼り付けるパッド移動手段と、を備え、
前記パッドは、前記パッド移動手段によって、前記吸着ブロックの前記吸着面に設けられた貫通孔を挿通して前記吸着面より突出することで、前記吸着ブロックから前記ラベルを受け取り、
前記貫通孔は、平面視において複数の前記列の間における前記ラベル発行口側に設けられている
ことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明によれば、物品をラベルに貼り付けるパッドを、吸着面におけるラベル発行口に近い場所に配置できるため、より小さなラベルを吸着ブロックから受け取って、物品に貼り付けることができる。
ラベルサイズに応じた負圧制御手段を別途設けずに、共通の吸着ブロックで大きさの異なるラベルに対応できる。
本発明の一実施形態に係るラベル貼付装置の全体構成を示す概略正面図である。 同ラベル貼付装置の吸着パッド移動機構を示す拡大正面図である。 同ラベル貼付装置の吸着ブロックを吸着面側から見た平面図である。 同ラベル貼付装置の吸着ブロックの構造を示す分解図である。 同ラベル貼付装置の吸着パッドの斜視図である。 同ラベル貼付装置の吸着パッドの側面図及び底面図である。 同ラベル貼付装置によるラベルの貼付動作を示す図である。 ラベルがラベル発行口から発行されるときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル端面が傾斜面に当たり方向を変えたときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル端面が第1の吸着穴に吸着されたときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル端面が第2の吸着穴に吸着されたときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル端面が第3の吸着穴に吸着されたときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル端面が第4の吸着穴に吸着されたときの同ラベル貼付装置の吸着ブロック周辺を示す拡大側面図と、このときの各吸着穴による吸引量を示すグラフである。 ラベル発行口から離れる方向に延設する複数の吸着穴が並ぶ列に沿った流路の変形例を示す図である。 上流側端部から下流側端部に向かって断面積が小さくなる流路の変形例を示す図である。
以下、本発明に係るラベル貼付装置の実施形態について説明する。
(1)ラベル貼付装置の全体構成
図1に示すように、本発明に係るラベル貼付装置1は、主な構成として、ラベルLに印字を行って発行するラベル発行部2と、ラベルLを商品Gに貼り付けるラベル貼付部3と、商品Gをラベル貼付位置に対して搬入出する搬送部4と、操作者による設定に応じてラベル貼付装置1を制御する制御部5と、操作者が制御部5に対して入力設定等を行う操作部6と、を備えている。このラベル貼付装置1によって、計量及び包装済みの商品Gを搬送する搬送部4の上方に、ラベル発行部2とラベル貼付部3が互いに隣接して配置されており、ラベル発行部2が発行されたラベルLをラベル貼付部3が受け取って、ラベル貼付部3の下方に進行してきた商品GにラベルLを貼り付ける。以下、各部の詳細について説明する。
(2)ラベル発行部
ラベル発行部2は、ラベル供給リールRと、台紙巻き取りリールrと、ラベル剥離板と、ラベルプリンタとを有している。ラベル供給リールRには、台紙BにラベルLが貼付された帯状のラベル用紙が巻かれている。台紙巻き取りリールrは、ラベルLが除去された台紙Bを巻き取る。ラベル剥離板は、水平に進行してくるラベル用紙を台紙巻き取りリールrに向かって鋭角に方向転換させ、ラベルLを台紙Bから剥離させる。ラベルプリンタは、商品名、消費期限等の商品Gに関する情報をラベルLの表面に印字する。なお、ラベルLは、裏面に粘着剤が塗布されており商品Gへ押し当てられることによって接着される。
(3)ラベル貼付部
図2に示すように、ラベル貼付部3は、ラベル発行部2により発行されたラベルLを吸着保持する吸着ブロック20と、該吸着ブロック20によって吸着保持されたラベルLを吸着して受け取り、商品GにラベルLを押圧して貼り付ける吸着パッド10と、吸着パッド10を鉛直方向に往復移動させると共に鉛直軸周りを回転移動させる吸着パッド移動機構30と、ラベル貼付部3全体を囲んで内部の機構を支持する略直方体形状のフレーム40と、吸着ブロック20で吸着する際にラベルLにエアを吹付けるエア吹付部50とを備えている。吸着ブロック20は、ラベル貼付部3の下端にあり、その吸着面21aを下方に向けてフレーム40に固定支持されており、鉛直方向に向く貫通孔23を有している。吸着パッド10は、吸着ブロック20の吸着面21aの下方に突出し、吸着面21aに吸着されたラベルLを押し下げ、吸着面21aの下方に対向配置されている商品Gの上面にラベルLを貼付する。以下、ラベル貼付部3の各構成部材について詳細に説明する。
(3−1)吸着ブロック
図4に示すように、吸着ブロック20は、下端にラベルLを吸着する吸着面21aを備えた本体部27、本体部27と蓋部29との間に設けられたシール部28と、上面に負圧供給源に接続されるエア吸引部24を備えた蓋部29とを備え、これら本体部27の上にシール部28を介して蓋部29を重ねた状態で、ネジ等で締結固定することで形成されている。
本体部27は、下面には、複数の吸着穴22が形成された吸着面21aを備えている。上面には、各吸着穴22同士を接続する流路25を形成する溝と、流路25から蓋部29に設けられたエア吸引部24へ排気するための排気通路26を形成する溝とが設けられている。なお、流路25及び排気通路26を形成する溝は、例えばエンドミルを用いて素材に溝加工を行って製作しても良い。
また、本体部27には、吸着パッド10が挿通可能な貫通孔23が設けられている。この貫通孔23は、吸着ブロック20全体を鉛直方向に貫通し、吸着パッド10の吸着部12(図3参照)よりも大径に形成されており、吸着パッド10が適切な隙間で通過できる。また、図3に示すように、貫通孔23は、平面視において吸着穴22が並ぶ複数の列の間におけるラベル発行口W側に設けられている。
さらに、本体部27は、吸着面21aの端部に案内面21bを有している。案内面21bは、ラベル発行口Wから水平に搬送されてくるラベルLの端面と対向する吸着ブロック20のコーナーに形成された傾斜面または湾曲面である。ラベルLの端面は、この案内面21bに当たって進行方向を吸着ブロック20の下方に変える。
シール部28は、本体部27と蓋部29との間の気密性を保つために設けられている。なお、シール部28には、吸着パッド10が挿通可能な貫通孔と、本体部27の排気通路26から蓋部29に設けられたエア吸引部24へ排気するための貫通孔とが設けられている。
蓋部29は、上面にエア吸引部24を備える。エア吸引部24は、吸引ホースを介して負圧供給源(図示しない)に接続されている。なお、負圧供給源は、一般に工場設備等に配設されている圧縮空気源から圧縮空気を真空エジェクタに導入することによって負圧を発生するものであっても良い。また、蓋部29には、シール部28と同様に、吸着パッド10が挿通可能な貫通孔が設けられている。
吸着穴22a〜22dは、図3に示すように、平面視において複数の吸着穴22a〜22dが並ぶ1つまたは複数の列α(二点鎖線を参照)が、ラベル発行口Wから離れる方向に延設するように設けられている。
すなわち、吸着穴22a、22bは、ラベルLの発行方向(矢印を参照)に沿った吸着ブロック20の中心線Aに対して線対称にそれぞれ2個ずつ設けられていると共に、吸着穴22a及び吸着穴22bから中心線Aまでの距離は同じである。また、吸着穴22c、22dは、中心線A上に1つずつ設けられている。これら吸着穴22a〜22dは、ラベル発行口Wから離れる方向に向かって、吸着穴22a、22b、22c、22dの順に並んでおり、ラベルLの発行方向でみた吸着穴22a〜22d同士の間隔は略一定である。
また、吸着穴22a〜22dの直径は、全て同じになるように設けられている。
流路25は、各列αに沿って吸着穴22a〜22dを接続している。流路25のラベル発行口W側の端部を排気通路26が接続される上流側端部25aとし、その反対側の端部を下流側端部25bとすると、流路25は、上流側端部25aから下流側端部25bに向かって断面積が小さくなるように設けられている。
すなわち、流路25の高さ(溝深さ)は、上流側端部25aから下流側端部25bまで一定であり、また、流路25の幅(溝幅)は、上流側端部25aから吸着穴22bまで、吸着穴22bから合流点まで、合流点から下流側端部25bまでがそれぞれ一定に設けられていると共に、上流側端部25aから吸着穴22bまでの流路25よりも、吸着穴22bから合流点までの流路25の方が幅が狭く、さらに、吸着穴22bから合流点までの流路25よりも、合流点から下流側端部25bまでの流路25の方が幅が狭くなっている。
また、複数の列αに沿って設けられた流路25は、吸着穴22bと吸着穴22cとの間から下流側端部25bまで互いに合流して流路25の断面積の合計が小さくなるように設けられている。
排気通路26は、流路25の上流側端部25aとエア吸引部24とを接続する空気の通路であり、流路25からエア吸引部24へ排気を行う。
なお、排気通路26についても、上流側端部25aに向かって断面積が小さくなるように設けられている。すなわち、排気通路26の高さは、エア吸引部24から上流側端部25aまで流路25と同じ高さであるが、排気通路26の幅は、上流側端部25aからエア吸引部24に向かう中間地点までが、上流側端部25aでの流路25の幅と同じであり、その中間地点からエア吸引部24まではより広くなっている。
(3−2)吸着パッド
図5、図6に示すように、吸着パッド10は、円筒形状の基端部11と、円錐台形状の吸着部12と、基端部11と吸着部12の間をつなぐ中間部13とを有している。基端部11は後述のスプラインシャフト31の下端部に嵌合して吸着パッド10を固定する。吸着部12は、下端にラベルLを吸着する略水平面状の吸着面14を有し、ラベルLを吸着ブロック20の吸着面21aから押し下げて受け取る。中間部13は、軸方向に複数のくびれ部を有し、吸着部12をある程度傾動可能に支持している。
また、吸着パッド10には、その回転軸Cに沿って基端部11から吸着部12を貫通する吸引穴15が形成されており、基端部11に嵌合されたスプラインシャフト31を介して負圧供給源(図示しない)に通じている。
図3に示すように、吸着部12の吸着面14には、平面視において四角形状の凹部16を有しており、凹部16は、吸着パッド10の回転軸Cから偏心している。この凹部16は吸引穴15と接続されており、平面視において吸引穴15よりも面積が大きい。ラベルLを吸着した際、凹部16とラベルLによって囲まれた空間が、吸引穴15から排気されることによって、負圧になる。そのため、凹部16に対向するラベルLの部分は、凹部16の内側に引き込まれる。
吸着パッド10は、ラベルLに対して摩擦係数が大きい、例えばエチレン・プロピレン・ジエン系ゴム(以下、EPDMという)等の弾性部材で構成されている。弾性部材は、JIS K 6253に基づいてタイプAデュロメータで測定されたゴム硬さが50〜70の範囲にあることが好ましい。
吸着面14の外周縁部17は、例えば、動摩擦係数(対紙)が0.04のポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEという)等、すべり性の良い樹脂で構成されている。例えば、平坦状の樹脂製リングを吸着部12に一体成形することで略水平状態に形成される。なお、外周縁部17は、EPDMにすべり性を良くするための、例えばフッ素コーティング等の表面処理を施して形成してもよい。
(3−3)吸着パッド移動機構
図2に示すように、ラベル貼付部3は、吸着パッド移動機構30は、スプラインシャフト31と、スプラインシャフト31を鉛直方向に移動させる上下駆動用モータ41と、スプラインシャフト31を軸周りに回転させる回転駆動用モータ45とを有する。
スプラインシャフト31は、吸着ブロック20を鉛直方向に貫通する貫通孔23に移動自在に支持されている。スプラインシャフト31は、吸着面21aの下方に突出し、吸着面21aに吸着されたラベルLを押し下げ、吸着面21aの下方に対向配置されている商品Gの上面にラベルLを貼付する。
スプラインシャフト31は、軸方向に延びるスプライン溝を外周面に備えたステンレス製の棒で形成されており、下端部に吸着パッド10、中間部が下側ストッパ33、上端部に上側ストッパ34と吸引源接続部35が取り付けられている。上側ストッパ34とアーム部36とは、コイルスプリング37を挟んで圧縮しているので、上側ストッパ34はコイルスプリング37の上向きの付勢力を受けている。
回転駆動用従動側プーリ38は、ボールベアリング39を内蔵しており、スプラインシャフト31は、ボールベアリング39を挿通している。
上下駆動用モータ41は、その出力軸が水平方向の正面側に向くように、本体がフレーム40によって支持されており、出力軸には上下駆動用駆動側プーリ42が締結されている。
上下駆動用ベルト44は、上下駆動用駆動側プーリ42と、フレーム40によって回転自在に支持された上下駆動用従動側プーリ43との間に渡して掛けられており、上下駆動用モータ41を回転することによって、上下駆動用ベルト44が進行可能となっている。
回転駆動用モータ45は、その出力軸が鉛直方向の下側に向くように、本体がフレーム40によって支持されており、出力軸には回転駆動用駆動側プーリ46が締結されている。
回転駆動用ベルト47は、回転駆動用駆動側プーリ46と回転駆動用従動側プーリ38との間に渡して掛けられており、回転駆動用モータ45を回転することによって、回転駆動用ベルト47が進行可能となっている。
アーム部36は、上下駆動用モータ41や回転駆動用モータ45への負荷を抑えるためにアルミ製ブロック材で形成されている。アーム部36は一端には、アーム部36に固定される鉄製のガイドブッシュ36aで形成されており、このガイドブッシュ36aのガイド穴にスプラインシャフト31が貫挿されている。また、アーム部36は他端には、上下駆動用ベルト44が固定されている。さらに、アーム部36には、フレーム40に固定支持されるガイドロッド(図示しない)が貫挿される。ガイドロッドは、鉄製でスプラインシャフト31に平行に立設される。ガイドロッドは、アーム部36の傾きを防止できるため、上下駆動用ベルト44の動力をスプラインシャフト31に正確に伝達できる。
コイルスプリング37は、圧縮スプリングであって、下端部がアーム部36に固定支持されるガイドブッシュ36aに受け止め支持され、上端部がスプラインシャフト31の上端に設けられた上側ストッパ34に受け止め支持されることにより、スプラインシャフト31を上向きに付勢支持している。
(3−4)エア吹付部
エア吹付部50は、図8に示すように、ラベルLを挟んで案内面21bと対向するように配置されており、エアを吹き出すノズル50aを有している。ノズル50aから吹き出たエアは、吸着ブロック20の下方に移動したラベルLを吸着ブロック20の吸着面21aに近づけさせる。
(3−5)フレーム
フレーム40は、スプラインシャフト31を鉛直方向に往復移動させる上下駆動用モータ41と、スプラインシャフト31を鉛直軸周りに回転させる回転駆動用モータ45と、吸着ブロック20と、ガイドロット(図示しない)とを支持する。
(4)搬送部
図1に示すように、搬送部4は、ラベル発行部2とラベル貼付部3の下方に設けられ、ラベル貼付装置1の横幅方向に商品Gを搬送するベルトコンベアを有する。ベルトコンベアによる商品Gの搬送速度等は、後述の制御部5によって制御される。
(5)制御部
制御部5は、CPU等の演算処理部と、RAM、ROM等の記憶部とを備える。演算処理部は、例えば、記憶部に記憶されたプログラムや操作部6から操作者によって入力された各種設定情報を読み出し、各種センサ等の入力信号を利用することで、ラベル貼付装置1の各種制御を行う。
演算処理部は、ラベル発行部2に、ラベル用紙を搬送させ、記憶部に記憶された印字内容に関するデータに基づいてラベルLを印字させ、ラベル発行口Wから印字済みのラベルLを発行させる制御を行う。また、ラベル貼付部3に、ラベルLを吸着ブロック20によって吸着保持させ、吸着パッド移動機構30によって吸着パッド10を移動させて商品Gに貼り付ける制御を行う。さらに、搬送部4に、ベルトコンベアによって商品Gを搬送する速度の制御を行う。
(6)操作部
操作部6は、タッチパネル等の液晶表示装置と、ストロークキー部とを有する。
液晶表示装置は、操作者に操作を促すための各種画面が表示される。また、タッチキーを表示することで、操作者が各種指令を入力できる。例えば、操作者がラベルLを貼り付ける商品Gを呼び出してラベルLの発行数等を入力する発行指示画面や、ラベルLの貼付位置をイメージ出力して位置調整を行うための確認調整画面、商品Gの生産数や金額等を集計して表示する集計画面等の各種画面が切り替え表示される。
ストロークキー部は、登録してある商品G等に関するデータを呼び出すための呼出キーや、金額や数量等の数値を入力するためのテンキー、ラベルLを1枚空送りするための空送キー等を有している。
(7)回転貼付動作
図7に示すように、制御部5は、吸着パッド移動機構30を制御して、ラベルLを吸着している吸着パッド10を回転させながら下降させて、商品GにラベルLを貼り付ける。以下、吸着パッド移動機構30によるラベルLの回転貼付動作について手順を追って説明する。
まず、ラベル貼付部3は、隣接配置されるラベル発行部2から印字済みのラベルLを供給される時点において、図7(a)に示すような状態で待機しており、ラベル発行部2からラベルLが供給されると、略同じ高さ位置にある吸着ブロック20の吸着面21aと吸着パッド10の吸着面14とでラベルLを略水平状態に吸着保持する。吸着パッド10自体は、吸着ブロック20の貫通孔23の内部で、吸着ブロック20の吸着面21aより上方に収容されている。また、吸着パッド10は、図3に示すように、吸着面14に設けられた凹部16がラベル発行口W側に偏心するように配置されている。
次に、吸着ブロック20による吸引を止めて、吸着パッド移動機構30の上下駆動用モータ41を駆動させて上下駆動用ベルト44を反時計回りに進行させることにより、図7(b)に示すように、アーム部36が下方へ駆動される。スプラインシャフト31は、下側ストッパ33がアーム部36に押されることにより、アーム部36と共に降下させられる。スプラインシャフト31の下端部に取り付けられた吸着パッド10は、吸着ブロック20の吸着面21aから下方に突出することにより、ラベルLを吸着面21aから引き離して押し下げる。ラベルLを押し下げる吸着パッド10の吸着面14は、略水平状態に形成されているので、ラベルLは略水平状態に保たれたままで下方に移動する。
また、ラベルLを吸着面21aから引き離した時点で、上下駆動用モータ41と共に回転駆動用モータ45を駆動させることにより、スプラインナットを介してスプラインシャフト31が回転する。スプラインシャフト31の下端部に取り付けられた吸着パッド10は、下降しながら回転する。吸着パッド10に吸着保持されたラベルLは、所望の角度になるまで回転する。この時の吸着パッド10の回転速度は、吸着パッド10が商品Gに当接する前に所望の角度に達するような速度に設定されている。
次に、図7(c)に示す状態で、アーム部36を下方駆動する上下駆動用モータ41の駆動を停止させると、上下駆動用ベルト44に一端が取り付けられたアーム部36は停止するが、スプラインシャフト31は、アーム部36にコイルスプリング37を介して上側ストッパ34に支持されているため、コイルスプリング37による上向きの弾性力に抗する下向きの慣性力によって降下させられる。
最後に、慣性力で降下させられたスプラインシャフト31は、図7(d)に示すように、吸着パッド10が商品Gに当接して止まるまで降下する。また、スプラインシャフト31は、吸着パッド10が商品Gに当接する前に回転が停止させられており、ラベルLは所望の貼り付け角度で吸着パッド10に保持されている。したがって、スプラインシャフト31の下降によって、ラベルLは所望の角度で商品Gの上面に貼り付けられる。吸着パッド10によるラベルLの吸引は、ラベルLが商品Gに貼り付けられる直前に止められる。
ラベルLが商品Gに貼り付けられた後は、スプラインシャフト31は、コイルスプリング37による上向きの弾性力によって引き上げられて、吸着パッド10が商品Gから離間させられる。さらに、吸着パッド10が商品Gから離間した時点で、上下駆動用モータ41と共に回転駆動用モータ45を逆方向に駆動させることにより、スプラインシャフト31は、吸着パッド10が下降前の角度になるまで逆回転しながら引き上げられ、図7(a)に示す状態に戻される。
(8)吸着ブロックによるラベル吸着動作
以下、図8から図13を参照しながら、吸着ブロック20によるラベルLの貼付動作について詳細に説明する。
図8(a)は、隣接配置されるラベル発行部2から印字済みのラベルLが、ラベル貼付部3の下部にある吸着ブロック20に向けて発行され始めているときの状態を示している。吸着ブロック20には、まだラベルLが吸着されていない。
このとき、吸着ブロック20に設けられた吸着穴22a〜22dによる吸引量は、図8(b)に示すように、ラベル発行口Wから離れる方向に向かって各吸着穴22a〜22dからの吸引量が少なくなっており、吸引量が最大の吸着穴22aのみが、ラベルLを吸着するのに必要な吸引量の基準値を満たしている。
ラベルLは、ラベル発行口Wから水平に発行されるため、図9(a)に示すように、ラベルLの端面が吸着ブロック20の案内面21bに当たり、進行方向を吸着面21aの下方に換える。
図9(b)に示すように、このときの吸着穴22a〜22dによる吸引量は、ラベルLが吸着されていないため、図8(b)と同様に、吸着穴22aから22dの順に吸引量が少なくなっている。
ラベルLは、吸着面21aの下方に進入したとき、吸着ブロック20の吸着穴22aが空気を吸引しており、吸着穴22aの近傍は負圧になっているため、吸着ブロック20に引き寄せられるように湾曲し、端面が吸着面21aに向かう。
但し、ラベルLは吸着面21aの下方に進入した時点では吸着面21aから離れているので、ラベルLを吸い寄せる力は弱く、ラベルL自体が持つ弾力性によって真直ぐになろうとする力と吸着ブロック20が吸い寄せる力とがつり合うようにラベルLが湾曲する。したがって、ラベルLは、吸着面21aにすぐに吸着されて停止せずにさらに進行する。
さらに、ラベル貼付部3はエア吹付部50を備えているので、エア吹付部50のノズル50aから吹き出された空気が、ラベルLの端部を吸着面21aに近づけさせる。したがって、吸着面21aからの吸着力が弱くても、ラベルLはさらに吸着面21aに近づく。
ラベルLがさらに進行したとき、吸着ブロック20の吸着穴22aに完全に吸い寄せられて、図10(a)に示すように、ラベルLの端部は、吸着穴22aを覆うように、吸着面21a上に水平に保持される。
このとき、図10(b)に示すように、ラベルLによって覆われた吸着穴22aによる吸引量は大きく減少するが、吸着穴22aでの吸引量の減少分だけ、ラベルLを吸引していない吸着穴22b、22c、22dについては、全体的に吸引力が増加する。しかし、吸引量が小さくなる順番は変わらず、吸着穴22bから22dへ向かう順に吸引量が少なくなっており、吸引量が最大の吸着穴22bのみが、ラベルLを吸着するのに必要な吸引量の基準値を満たす。
さらにラベルLが進行したとき、最大の吸引量である吸着穴22bにラベルLの端面が吸着されて、図11(a)のようになる。ラベルLは、吸着穴22aと22bを覆うように保持される。このとき、各吸着穴22a〜22dによる吸引量は、図11(b)のようになり、ラベルLによって覆われた吸着穴22bによる吸引量も大きく減少するが、吸着穴22bでの吸引量の減少分だけ、ラベルLを吸引していない吸着穴22c、22dの吸引量は全体的に増加する。これによって、吸引量が最大の吸着穴22cのみが、ラベルLを吸着するのに必要な吸引量の基準値を満たす。
さらにラベルLが進行したとき、最大の吸引量である吸着穴22cにラベルLの端面が吸着されて、図12(a)のようになる。ラベルLは、吸着穴22aから22cを覆うように保持される。このとき、各吸着穴22a〜22dによる吸引量は、図12(b)のようになり、ラベルLによって覆われた吸着穴22cによる吸引量も大きく減少するが、吸着穴22cでの吸引量の減少分だけ、ラベルLを吸引していない吸着穴22dの吸引量は増加する。これによって、吸着穴22dもラベルLを吸着するのに必要な吸引量の基準値を満たす。
最後に、ラベルLが進行したとき、最大の吸引量である吸着穴22dにラベルLの端面が吸着されて、図13(a)のようになる。ラベルLは、全ての吸着穴22a〜22dを覆うように保持される。このとき、各吸着穴22a〜22dによる吸引量は、図13(b)のようになり、ラベルLによって覆われた吸着穴22dによる吸引量も大きく減少する。
(9)ラベル貼付装置の特徴
(9−1)
本実施形態に係るラベル貼付装置1は、ラベルLを発行するラベル発行部2と、隣接するラベル発行部2によってラベル発行口Wから発行されたラベルLを吸着保持する吸着ブロック20を備えると共に吸着ブロック20に吸着保持されたラベルLを商品Gに貼り付けるラベル貼付部3と、を備え、吸着ブロック20は、負圧供給源(図示しない)に接続されるエア吸引部24と、ラベルLを保持する吸着面21と、吸着面21に設けられ、ラベルLを吸着する複数の吸着穴22a〜22dと、吸着穴22a〜22d同士を接続する流路25と、流路25からエア吸引部24へ排気する排気通路26と、を備え、吸着穴22a〜22dは、平面視において複数の吸着穴22a〜22dが並ぶ1つまたは複数の列αが、ラベル発行口Wから離れる方向に延設するように設けられており、流路25は、各列αに沿って吸着穴22a〜22dを接続し、流路25のラベル発行口W側の端部を排気通路26が接続される上流側端部25aとし、その反対側の端部を下流側端部25bとして、上流側端部25aから下流側端部25bに向かって流路25の断面積が小さくなるように設けられていることを特徴とする。
図8から図13で示したように、流路25は、エア吸引部24から流路25上の距離が近い吸着穴22a〜22dの順番(すなわち、22a→22b→22c→22dの順番)と、ラベル発行口WからラベルLが発行されるにしたがって、ラベルLによって塞がれる吸着穴22a〜22dの順番が同じであり、かつ、図3に示したように、ラベルLによって塞がれている順番に流路25の断面積が小さくなっている。よって、エア吸引部24からの距離が最も近く、流路25の断面積が最も大きい吸着穴22aからの吸引量が最も多くなり、逆に、エア吸引部24からの距離が最も遠く、流路25の断面積が最も小さい吸着穴22dからの吸引量が最も少なくなる。
したがって、本ラベル貼付装置1では、複数の吸着穴22a〜22dからの吸引量は均等ではなく、よりラベル発行口Wに近い吸着穴22a〜22dの方が吸引量が多くなる。そのため、一部の吸着穴22a〜22dしか塞がれないような小さなラベルLの場合でも、ラベルLに塞がれない吸着穴22a〜22dから吸引される無駄な吸引量が少ないため、吸引量が大きな負圧供給源を設けなくても、ラベルLを吸着する一部の吸着穴22a〜22dだけで確実に吸着できる。
また、図8から図13で示したように、大きなラベルLの場合も、ラベル発行口Wから発行させるにつれて、ラベルLの先端部がラベル発行口Wから離れる方向へ徐々に移動する際に、ラベルLに塞がれていない吸着穴22a〜22dのうち、次にラベルL先端部を吸着する、ラベル発行口Wに最も近い吸着穴22a〜22dの吸引量が他の吸着穴22a〜22dよりも多いため、ラベルL発行直後から発行完了時までラベルL先端部を確実に吸着できる。
したがって、本ラベル貼付装置1では、ラベルサイズに応じた負圧制御手段を別途設けずに、共通の吸着ブロック20で大きさの異なるラベルLに対応できる。
(9−2)
また、本実施形態に係るラベル貼付装置1は、複数の列αに沿って設けられた流路25は、下流側端部25bで互いに合流して流路25の断面積の合計が小さくなるように設けられていることを特徴とする。
図3に示すように、上流側端部25aから2列に分かれている流路25は、吸着穴22bと22cとの間で互いに合流し、下流側端部25bにある吸着穴22dまで1列である。また、吸着穴22bから合流地点までの各流路25と、合流地点から吸着穴22dまでの流路25は、いずれも幅が共通かつ一定となっている。したがって、流路25の高さ(溝深さ)は全長に亘って均一であるため、各流路25の断面積は、この合流地点の前後で同じである。しかし、2列の流路25が1列に減るため、流路25の断面積の合計は、合流地点の前後で半分となっている。
ここで、一般に切削加工の技術において、幅が漸次的に変わる溝(図15(b)を適宜参照)よりも、幅が段階的に変わる溝(図15(a)を適宜参照)を加工する方が容易であるため、本体部27に上述の流路25となる溝を加工することは、漸次的に断面積が小さくなる溝を加工するよりも容易である。
したがって、本ラベル貼付装置1では、先端に向かって断面積が小さくなる流路25を、製作が容易な簡易な構成で実現可能である。
(9−3)
さらに、本実施形態に係るラベル貼付装置1は、ラベル貼付部3は、吸着ブロック20に吸着保持されたラベルLを吸着して受け取る吸着パッド10と、吸着パッド10をラベル吸着位置とラベル貼付位置との間で所定方向に往復移動させて商品GにラベルLを貼り付ける吸着パッド移動機構30と、を備え、吸着パッド10は、吸着パッド移動機構30によって、吸着ブロック20の吸着面21aに設けられた貫通孔23を挿通して吸着面21aより突出することで、吸着ブロック20からラベルLを吸着して受け取り、貫通孔23は、平面視において複数の列αの間におけるラベル発行口W側に設けられていることを特徴とする。
図3に示すように、吸着穴22a、22bを2列に並べたことよって、これら列αの間のラベル発行口W側に吸着パッド10が通る貫通孔23を配置することができる。この配置によれば、小さなラベルLminも吸着することができる。
したがって、本ラベル貼付装置1では、商品GをラベルLに貼り付ける吸着パッド10を、吸着面21aにおけるラベル発行口Wに近い場所に配置できるため、より小さなラベルLを吸着ブロック20から受け取って、商品Gに貼り付けることができる。
(10)変形例
本実施形態におけるラベル貼付装置1の吸着ブロック20に設けられた流路25の形状は、先に説明したものに限定されるものではない。
例えば、図14(a)から(c)に示すように、ラベル発行口Wから離れる方向に延設する複数の吸着穴22が並ぶ列αは、1本、2本、3本であっても良い。
また、図14(d)に模式的に示すように、流路25の上流側端部25aとエア吸引部24とを接続する排気通路26は、吸着ブロック20の内部に設けられていなくてもよい。例えば、上流側端部25aの直上にホースを接続する穴を設けて、他端が負荷供給源につながれたホースを排気通路26として、この穴に接続することもできる。
さらに、図14(e)から(f)に示すように、吸着穴22が並ぶ列αは、ラベル発行口Wから離れる方向に延設していれば、ラベル発行方向(図面の右方向)に対して斜めであっても良い。また、流路25の断面積の合計が、流路25の下流側端部25bに向かって小さくなるなら、どこで互いに合流させても良い。
さらにまた、流路25の断面積を小さくする構造として、図15(a)に示すように、段階的に小さくなるものだけでなく、図15(b)に示すように、漸次的に小さくなるものでもよい。
なお、ラベル貼付装置1は、吸着パッド10以外にラベルLを商品Gに貼り付ける手段として、吸引機能がない1つまたは複数の押圧パッドを設け、吸着ブロック20にこの押圧パッドの数量に対応して1つまたは複数の貫通孔を設けてもよい。
また、本発明は、吸着パッド10によってラベルLを商品Gに押し付けて貼る押付タイプのラベル貼付装置1に限定されるものではなく、エアを吹き付けてラベルLを商品Gに貼り付ける吸着吹付タイプのラベル貼付装置1にも適用することができる。
なお、本発明は例示された実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
以上のように、本発明によれば、発行されたラベルを吸引して保持する吸着ブロックを備えたラベル貼付装置において、サイズの異なるラベルを簡易な構成を有する共通の吸着ブロックで確実に吸着できるので、この種のラベル貼付装置の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 ラベル貼付装置
2 ラベル発行部(ラベル発行手段)
3 ラベル貼付部(ラベル貼付手段)
10 吸着パッド(パッド)
20 吸着ブロック
21a 吸着面
22 吸着穴
23 貫通孔
24 エア吸引部
25 流路
25a 上流側端部
25b 下流側端部
26 排気通路
L ラベル
W ラベル発行口
α 吸着穴が並ぶ列

Claims (3)

  1. ラベルを発行するラベル発行手段と、隣接する前記ラベル発行手段によってラベル発行口から発行された前記ラベルを吸着保持する吸着ブロックを備えると共に該吸着ブロックに吸着保持された前記ラベルを物品に貼り付けるラベル貼付手段と、を備えたラベル貼付装置において、
    前記吸着ブロックは、負圧供給源に接続されるエア吸引部と、前記ラベルを保持する吸着面と、該吸着面に設けられ、前記ラベルを吸着する複数の吸着穴と、該吸着穴同士を接続する流路と、該流路から前記エア吸引部へ排気する排気通路と、を備え、
    前記複数の吸着穴は同一の横断面積を有し、平面視において前記複数の吸着穴が並ぶ少なくとも一つの列が前記ラベル発行口から離れる方向に延設するように設けられており、
    前記流路は、各前記列に沿って前記複数の吸着穴を接続し、前記流路の前記ラベル発行口側の端部を前記排気通路が接続される上流側端部とし、その反対側の端部を下流側端部として、前記上流側端部から前記下流側端部に向かって前記流路の断面積が小さくなるように設けられており、
    前記流路の前記上流側端部が前記排気通路に接続されている
    ことを特徴とするラベル貼付装置。
  2. 前記列を複数備えており、前記複数の列のそれぞれに沿って設けられた前記流路は、前記下流側端部で互いに合流して前記流路の断面積の合計が小さくなるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラベル貼付装置。
  3. 前記ラベル貼付手段は、前記吸着ブロックに吸着保持された前記ラベルを受け取るパッドと、該パッドをラベル受取位置とラベル貼付位置との間で所定方向に往復移動させて物品に前記ラベルを貼り付けるパッド移動手段と、を備え、
    前記パッドは、前記パッド移動手段によって、前記吸着ブロックの前記吸着面に設けられた貫通孔を挿通して前記吸着面より突出することで、前記吸着ブロックから前記ラベルを受け取り、
    前記貫通孔は、平面視において複数の前記列の間における前記ラベル発行口側に設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のラベル貼付装置。
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