JP6029858B2 - 航空機搭載用電装品の液冷システム、および液媒加温システム - Google Patents

航空機搭載用電装品の液冷システム、および液媒加温システム Download PDF

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Description

本発明は、航空機に搭載された電装品を冷却液により冷却する液冷システム、および、航空機に搭載された電装品を加温液により加温する液媒加温システムに関する。
航空機搭載用電装品(以下、単に電装品とも称する)を冷却液により冷却する技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載されたラック2は、液冷式の電子ユニット50(電装品)を収納するラックであり、複数の電子ユニット50に電気を供給する複数の電気コネクタ12と、複数の電子ユニット50に冷却液を供給する複数の流体コネクタ14とを有している。流体コネクタ14は、2つの開口22a、22bを有し、電子ユニット50のフランジ52に設けられた流体コネクタ56がこれら開口に接続されると、一方の開口22aから電子ユニット50に冷却液が供給され、他方の開口22bから電子ユニット50を冷却した後の冷却液が回収されるようになっている。このようにして、電子ユニット50の冷却が常時行われている。
ところで、特許文献1においては、冷却液を電子ユニット50に供給するための液冷システムについては開示されていないが、例えば以下のような液冷システムが従来から知られている。この液冷システム100は、図4に示すように、冷却液を電装品200に供給するポンプ101と、一端が電装品200に接続されポンプ101が取り付けられる冷却液供給路102と、一端が電装品200に接続され電装品200を冷却した後の冷却液が流れる冷却液排出路103と、冷却液排出路103に配設され電装品200に一定流量以上の流量が流れないよう流量を制限するオリフィス104とを有するものである。
国際公開2009/110412号パンフレット
しかしながら、図4に示す液冷システムにおいては、電装品に供給される冷却液の流量が、電装品が最大に発熱した場合に除熱できる流量で常に一定とされ、電装品の発熱量の変動を考慮したものとはされていない。そのため、電装品に供給される冷却液の流量を適正化できず、余分な運転コストがかかる問題がある。特に、電装品が複数設置されている場合、電装品の全てが同時に稼動することは少ないが、全ての電装品に十分な流量を供給せざるを得ないので、余分な運転コストがかかる上、液冷システムが大型化してしまう問題も生じ得る。
一方、電装品に供給される冷却液の流量を適正化するためには、例えば電装品冷却後の冷却水の温度等を制御装置などによって測定し、その測定結果に応じて電装品への供給量を調整する方法がある。しかしながら、かかる方法においては、制御装置などの導入を要するため、液冷システムの設備コスト及び運転コストが上昇してしまい、十分な対策とならないおそれがある。また、図4に示す液冷システムを液媒加温システムに適用した場合も、液冷システムと同様の問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。第1の発明の目的は、航空機搭載用電装品に供給される冷却液の流量を簡易な方法で適正化した航空機搭載用電装品の液冷システムを提供することである。第2の発明の目的は、航空機搭載用電装品に供給される加温液の流量を簡易な方法で適正化した航空機搭載用電装品の液媒加温システムを提供することである。
上記課題を解決するため、第1の発明の航空機搭載用電装品の液冷システムは、電装品に冷却液を供給するポンプと、前記電装品に接続され、前記ポンプが取り付けられる冷却液供給路と、前記電装品に接続され、前記電装品を冷却した後の冷却液が流れる冷却液排出路と、前記冷却液排出路に配設され、前記電装品に供給される冷却液の流量を調整する流量調整バルブとを備えている。そして、前記流量調整バルブは、前記流量調整バルブに流入する冷却液の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして前記電装品に供給される冷却液の流量を増加させ、前記流量調整バルブに流入する冷却液の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして前記電装品に供給される冷却液の流量を低減させるサーモスタットバルブとされている。
上記課題を解決するため、第2の発明の航空機搭載用電装品の液媒加温システムは、電装品に加温液を供給するポンプと、前記電装品に接続され、前記ポンプが取り付けられる加温液供給路と、前記電装品に接続され、前記電装品を加温した後の加温液が流れる加温液排出路と、前記加温液排出路に配設され、前記電装品に供給される加温液の流量を調整する流量調整バルブとを備えている。そして、前記流量調整バルブは、前記流量調整バルブに流入する加温液の温度が下がるにつれてバルブの開度を大きくして前記電装品に供給される加温液の流量を増加させ、前記流量調整バルブに流入する加温液の温度が上がるにつれてバルブの開度を小さくして前記電装品に供給される加温液の流量を低減させるサーモスタットバルブとされている。
第1の発明によれば、電装品を冷却した後の冷却液が流れる冷却液排出路にサーモスタットバルブを配設することにより、航空機搭載用電装品に供給される冷却液の流量を簡易に適正化した航空機搭載用電装品の液冷システムとできる。第2の発明によれば、電装品を加温した後の加温液が流れる加温液排出路にサーモスタットバルブを配設することにより、航空機搭載用電装品に供給される加温液の流量を簡易に適正化した航空機搭載用電装品の液媒加温システムとできる。
本発明の実施形態に係る航空機搭載用電装品の液冷システムを示す概略図である。 図1に示す急速継手及びサーモスタットバルブの断面図である。 (a)は、図2に示すサーモスタットバルブの拡大図であり、(b)は、III(b)-III(b)断面図である。また、(c)は、サーモスタットバルブの感温変形部材が変形していない場合の、III(b)-III(b)断面に相当する断面図である。 従来例に係る航空機搭載用電装品の液冷システムを示す概略図である。
以下、図1〜図3を参照しつつ本発明の航空機搭載用電装品の液冷システムを実施するための形態について説明する。
(航空機搭載用電装品の液冷システム1)
航空機搭載用電装品の液冷システム1(以下、単に液冷システム1とも称する)は、図1に示すように、ポンプ2、冷却液供給路3、冷却液排出路4、サーモスタットバルブ5(流量調整バルブ)、急速継手6、オリフィス7、及びタンク8を有している。この液冷システム1は、航空機に搭載された電装品(例えば、制御ユニットやパワーユニット)を冷却液により冷却するシステムとして用いられるものである。
(ポンプ2)
ポンプ2は、低温(例えば、20℃)とされた冷却液(以下、低温冷却液とも称する)を電装品50に供給するポンプである。ポンプ2としては、油圧ポンプが好適に用いられるが、油圧ポンプに限られるものではない。
(冷却液供給路3)
冷却液供給路3は、低温冷却液を電装品50に供給するための供給路であり、ポンプ2が取り付けられる主流路11(供給側主流路)と、主流路11から分岐した複数の分岐路12(供給側分岐路)とを有している。
主流路11は、その一端がタンク8に接続されており、分岐路12は、主流路11と複数の電装品50とを各々接続している。そして、ポンプ2の作動によりタンク8に貯留された低温冷却液は、主流路11を流れた後、各分岐路12に分流し、各電装品50に供給される。
分岐路12は、急速継手6によって、第1経路12aと第2経路12bとに分けられる。第1経路12aは、一端が主流路11に接続され、他端が急速継手6に取り付けられている。第2経路12bは、一端が急速継手6に取り付けられ、他端が電装品50内の熱交換器51に接続されている。そして、各電装品50に供給された低温冷却液は、この熱交換器51により電装品50の熱源と熱交換し、電装品50を冷却する。なお、本願でいう急速継手6とは、着脱自在の継手のことであり、急速継手6としては、例えば公知のワンタッチ継手を用いることができる。また、熱交換器51は、電装品50を冷却するものであればよく、その形状等は特に限定されるものではない。
(冷却液排出路4)
冷却液排出路4は、電装品50を冷却した後の冷却液(以下、高温冷却液とも称する)を電装品50から排出するための排出路であり、一端がタンク8に接続された主流路13(排出側主流路)と、電装品50と主流路13とを各々接続する複数の分岐路14(排出側分岐路)とを有している。
主流路13は、各電装品50から各分岐路14に排出された高温冷却液が合流する排出路であり、合流した高温冷却液は、図示しない熱交換器により冷却されて低温冷却液となった後、タンク8に貯留され循環利用される。但し、高温冷却液の状態でタンク8に貯留され、その後に図示しない熱交換器により冷却されてもよい。
分岐路14は、上述の急速継手6によって、第3経路14aと第4経路14bとに分けられる。第3経路14aは、一端が主流路13に接続され、他端が急速継手6に取り付けられている。各第3経路14aには、オリフィス7が設けられており、このオリフィス7によって、電装品50に一定流量以上の流量が流れないようになっている。一方、第4経路14bは、一端が急速継手6に取り付けられ、他端が電装品50内の熱交換器51に接続されている。なお、第2経路12bと第4経路14bとは、説明の便宜上、熱交換器51を境界に別の経路(流路)として説明したが、実際は一つの経路である。また、オリフィス7は設けられていなくてもよい。
(サーモスタットバルブ5)
サーモスタットバルブ5(流量調整バルブ)は、電装品50に供給される低温冷却液の流量を調整するバルブであり、各分岐路14(排出側分岐路)に配設されている。このサーモスタットバルブ5は、図1においては、図示の都合上、急速継手6と分けて図示しているが、実際には急速継手6の内部に配設されている。
ここで、本実施形態でいう「サーモスタットバルブ」とは、バルブ内部に流入した媒体の温度に応じて機械的に弁の開度を調整するバルブである。そして、本実施形態においてサーモスタットバルブ5は、バルブに流入する高温冷却液の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして、電装品50に供給される低温冷却液の流量を増加させ、バルブに流入する高温冷却液の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして、電装品50に供給される低温冷却液の流量を低減させるよう構成されている。
以下、このサーモスタットバルブ5の構成について図2及び図3を参照しつつ詳しく説明する。
まず、このサーモスタットバルブ5が配設される急速継手6について簡単に説明する。急速継手6は、図2に示すように、第1経路12a及び第3経路14aが接続される第1継手21と、第2経路12b及び第4経路14bが接続される第2継手22とからなる。
この急速継手6は、第1継手21と第2継手22とが接続された状態においては、第1継手21及び第2継手22各々に設けられた図示しない弁が開き、第1経路12aと第2経路12b、及び第3経路14aと第4経路14bとが各々連通して冷却液がタンク8と電装品50との間で循環する。一方、第1継手21と第2継手22との接続が解除された状態においては、この弁が閉じ、冷却液の循環が停止されるようになっている。
次に、サーモスタットバルブ5について説明する。サーモスタットバルブ5は、急速継手6の第2継手22内部に配設され、より詳しくは、第3経路14aと第4経路14bとの連通路23に配設されている。この連通路23は、両端が開口しており、一端は第4経路14bと接続されて連通し、他端はボルト24により閉塞されている。また、この連通路23の中途には、第1継手21側と連通する冷却水排出通路25が形成されている。そして、電装品50から排出された高温冷却液は、サーモスタットバルブ5の流入口31aからサーモスタットバルブ5の内部に入り、排出口31bから排出された後、冷却水排出通路25を通って第3経路14a側に流れる。
図3に示すように、このサーモスタットバルブ5は、内部にバルブ作動室32が形成されるバルブハウジング31と、このバルブ作動室32に配設される感温変形部材33と、感温変形部材33に取り付けられ、排出口31bの開度を調整する弁体34とを含む。
バルブハウジング31は、略中空円筒状のハウジング本体41と、ハウジング本体41の一端に挿入され、固定ピン43及びリングロック44によりハウジング本体41に固定される略中空円筒状の軸部材42とを有している。リングロック44は、軸部材42の軸方向と直交する方向から見てC字状の金属リングである。また、バルブハウジング31は、ステンレス鋼で形成されている(他の金属材料であってもよいし、金属材料に限られるものでもない)。
このバルブハウジング31には、高温冷却液をバルブ作動室32に流入させる流入口31aと、バルブ作動室32内に流入した高温冷却液が排出される排出口31bと、その他開口部31c、31dとが形成されている。排出口31bは、図3(b)に示すように、小径の2つの孔からなる。また、開口部31cはボルト24と接し(図2参照)、開口部31dは第2継手22と接しているため(図2参照)、これら開口部31c、31dは、高温冷却液の導入及び排出には関与しない。
感温変形部材33は、熱膨張率が異なる2枚の金属板が積層されたバイメタルであり、螺旋形状(より詳しくは、リックス形)とされている。2枚の金属板のうち内側には、熱膨張率の低い金属が用いられ、外側には、内側の金属に比べて熱膨張率が高い金属が用いられている。その結果、感温変形部材33は、螺旋の巻き方向に変位する。この感温変形部材33に用いられる金属材料としては、例えば、鉄、ニッケル、マンガン、クロム、銅、又はこれらの合金が挙げられ、これら材料により熱膨張率が異なる2枚の金属板が形成される。但し、金属材料は、上記に限られるものではない。
この感温変形部材33は、一端33aがピン45により軸部材42に固定されて固定端とされ、高温冷却液がバルブ作動室32内に流入しても変位しないようになっている。一方、他端33bには、弁体34がピン46により取り付けられるが、この他端33bは、自由端とされ、高温冷却液がバルブ作動室32内に流入すると螺旋の巻き方向(略、感温変形部材33の周方向)に変位するようになっている。
弁体34は、排出口31bの開度を調整するための弁部分であり、略中空円筒状である。弁体34は、一端34aが感温変形部材33の他端33bに取り付けられ、他端34bはバルブハウジング31の開口部31c付近まで延在している。また、弁体34の外壁は、バルブハウジング31の内壁と当接又は近接している。そして、弁体34の中途に形成された開度調整部47により排出口31bの開度が調整される。
開度調整部47は、図3(b)に示すように、弁体34の軸方向と直交する断面において矩形状とされており(即ち、開度調整部47は、外部から見ると略直方体形状である)、排出口31bと弁体34内部に形成された中空部48とを連通するための連通路49が形成されている。
そして、図3(b)に示すように、この連通路49が排出口31bと対向する位置に来る場合に、排出口31bの開度が最も大きい状態とされる。一方、弁体34が回転して、図3(c)に示すように、弁体34が排出口31bを塞ぐ場合に、排出口31bの開度が最も狭まるようになっている。但し、弁体34が排出口31bを完全に塞ぐことはなく、排出口31bと冷却水排出通路25(図2参照)とは常に連通している。なお、弁体34は、ステンレス鋼で形成されている(他の金属材料であってもよいし、金属材料に限られるものでもない)。
上記のように構成されたサーモスタットバルブ5は、電装品50から排出された高温冷却液が流入口31aからバルブ作動室32に流入すると、感温変形部材33がバイメタルの作用(熱膨張率が高い金属が熱膨張率が低い金属に比べて伸びが大きいことにより大きく変形する作用)により螺旋の巻き方向(略、感温変形部材33の周方向)に伸び、感温変形部材33の他端33bが主に周方向に変位する。そして、この他端33bに取り付けられた弁体34が他端33bの変形に伴って回転する。その結果、排出口31bの開度が変わり、第4経路14bから第3経路14aに流れる高温冷却液の流量が増減する。そして結果的に、電装品50に供給される低温冷却水の流量が増減する。
例えば、高温冷却液が流れていない状態、又は電装品50がほとんど発熱しておらず低温冷却液と高温冷却液との温度差がほとんどない状態においては、感温変形部材33の作動長(即ち、感温変形部材33の長さ(螺旋を直線状に伸ばした際の長さ))は、自然長のままである。この場合、弁体34は、図3(c)に示すように、排出口31bの開度が最も狭まった状態とされる。その結果、電装品50に供給される低温冷却水の流量が低量に制限される。
一方、電装品50の発熱量が大きくなり、バルブ作動室32に流入する高温冷却液の温度が上がっていくと、感温変形部材33は、温度が高くなるにつれて大きく変形し(作動長が伸び)、感温変形部材33の他端33bの周方向への変位量は温度が高くなるにつれて大きくなる。すると、弁体34が徐々に回転し、排出口31bの開度が徐々に大きくなる。その結果、電装品50に供給される低温冷却水の流量が徐々に増大する。
そして、電装品50が最も発熱した状態においては、弁体34は最大まで回転し、図3(b)に示すように、排出口31bの開度が最も大きい状態となる。その結果、電装品50に供給される低温冷却水の流量が最大量まで増大する。
一方、電装品50の発熱量が小さくなり、バルブ作動室32に流入する高温冷却液の温度が下がっていくと、感温変形部材33は、温度が低くなるにつれて自然長まで縮んでいき、感温変形部材33の他端33bの周方向への変位量は温度が低くなるにつれて感温変形部材33変形前の状態に戻る。すると、弁体34が徐々に元の方向へ回転し、排出口31bの開度が徐々に小さくなる。その結果、電装品50に供給される低温冷却水の流量が徐々に低減する。
なお、感温変形部材33は、周方向への変形が最も大きいが、周方向以外にも、感温変形部材33の軸方向や当該軸方向と直交する方向にも変形しようとする。しかし、弁体34がバルブハウジング31やボルト24と接触してほとんど変位しないので、感温変形部材33のこれら方向への変位は弁体34によって規制される。その結果、感温変形部材33は、これら方向(軸方向及び当該軸方向と直交する方向)にはほとんど変位しない。
(変形例)
本実施形態においては、感温変形部材33をバイメタルとしたが、感温変形部材33はバイメタルに限られるものではなく、高温冷却液の温度が上がるにつれて他端33bの変位量が大きくなり、高温冷却液の温度が下がるにつれて他端33bの変位量が小さくなるものであれば、他のものを使用してもよい。
また、本実施形態においては、サーモスタットバルブ5を小型化しつつ感温変形部材33の変形量を十分確保できる点、弁体34の回転により排出口31bの開度を調整できる点(弁体34の配置スペースが小さくて済む)等から、感温変形部材33を螺旋形状としたが、感温変形部材33は螺旋形状に限られるものではない。例えば、感温変形部材33は、平板形やU字形であってもよい。
また、本実施形態においては、第4経路14bと連通する流入口31aを高温冷却液の流入口とし、冷却水排出通路25と連通する排出口31bを高温冷却液の排出口としたが、高温冷却液が流れる方向を逆にして、本実施形態でいう排出口31bを高温冷却液の流入口とし、本実施形態でいう流入口31aを高温冷却液の排出口とすることもできる。
また、本実施形態においては、サーモスタットバルブ5を、急速継手6の内部に配設したが、サーモスタットバルブ5は、分岐路14(排出側分岐路)に設けられていればよい。また、急速継手6はなくてもよい。
さらに、本実施形態においては、サーモスタットバルブ5を、各分岐路14(排出側分岐路)に配設したが、主流路13(排出側主流路)に一つ配設されていてもよい。但し、この場合、主流路13と分岐路14との接続部のうちの全て接続部よりも下流側にサーモスタットバルブ5を配設することが好ましい。
また、本実施形態においては、電装品50を複数設けたが、電装品50は一つであってもよい。また、それに伴い、冷却液供給路3及び冷却液排出路4は、主流路と分岐路とに分岐させずに、各々1本の配管としてもよい。
なお、本実施形態で示した液冷システム1は、例えば、電装品50を収納する図示しないラックに接続して用いることができる。具体的には、このラックの支柱に、主流路11、13の一部、第1経路12a、及び第3経路14aを内蔵し、支柱の表面に第1継手21を取り付けるようにする。そして、サーモスタットバルブ5が収納された第2継手22を第1継手21に取り付けた後、電装品50に予め接続されている第3経路14a及び第4経路14bを第2継手22に取り付けることにより、冷却液の循環を行うことができる。また、このラックに、図示しない電気コネクタを取り付け、電装品50に電気を供給できるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、例えば、電装品50を収納する図示しないラックに接続して用いることができる。具体的には、このラックの支柱に、主流路11、13の一部、第1経路12a、及び第3経路14aを内蔵し、支柱の表面に第1継手21を取り付けるようにする。そして、サーモスタットバルブ5が収納された第2継手22を第1継手21に取り付けた後、電装品50に予め接続されている第3経路14a及び第4経路14bを第2継手22に取り付けることにより、冷却液の循環を行うことができる。また、このラックに、図示しない電気コネクタを取り付け、電装品50に電気を供給できるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、サーモスタットバルブ5を、バルブに流入する媒体の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして媒体の流量を増加させ、バルブに流入する媒体の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして媒体の流量を低減させる構成とした。
しかし、サーモスタットバルブの弁体の初期位置を変えるなどして、本実施形態で使用したサーモスタットバルブとは逆の使い方をすることもできる。即ち、サーモスタットバルブに流入する媒体の温度が下がるにつれてバルブの開度を大きくして媒体の流量を増加させ、バルブに流入する媒体の温度が上がるにつれてバルブの開度を小さくして媒体の流量を低減させる構成としてもよい。
例えば、航空機に搭載された電装品の中には、低温特性の低い電装品が存在する。そして、この電装品が航空機内で冷却される、或いは低温状態に維持されることにより、凍結し、周りの機器等を凍結させる問題がある。
かかる場合、このサーモスタットバルブと、媒体として例えば高温(例えば、50°)の加湿液とを用いれば、この電装品の温度が低温の場合には電装品に多くの加湿液を流すことができ、一方、この電装品の温度が上昇した後は、電装品への加湿液の流量を低減できる。その結果、電装品の温度を効率よく高温状態に保持でき、電装品の凍結を抑制できる。
(効果)
(効果1)
次に、本発明の効果について説明する。本発明の航空機搭載用電装品の液冷システムは、電装品に冷却液を供給するポンプと、電装品に接続され、前記ポンプが取り付けられる冷却液供給路と、電装品に接続され、前記電装品を冷却した後の冷却液が流れる冷却液排出路と、冷却液排出路に配設され、前記電装品に供給される冷却液の流量を調整する流量調整バルブとを備える。そして、流量調整バルブは、流量調整バルブに流入する冷却液の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして電装品に供給される冷却液の流量を増加させ、流量調整バルブに流入する冷却液の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして電装品に供給される冷却液の流量を低減させるサーモスタットバルブとされている。
よって、このサーモスタットバルブの作動により、電装品に供給される冷却液の流量を制御装置などを用いずに簡易に適正化できる。その結果、設備コストや運転コストを抑制しつつ、電装品に供給される流量を適正化した航空機搭載用電装品の液冷システムとできる。
(効果2)
また、本発明のサーモスタットバルブは、内部にバルブ作動室が形成され、冷却液の流入口および排出口を有するバルブハウジングと、一端がバルブハウジングに固定されて固定端とされ他端が自由端とされるようバルブ作動室に配置され、バルブ作動室に流入した冷却液の温度に応じて変形する感温変形部材と、感温変形部材の他端に取り付けられ、他端の変位に伴って変位して流入口又は排出口の開度を調整する弁体とを含んでなる。よって、感温変形部材の変形により弁体を変位させて流入口又は排出口の開度を調整することができる。したがって、サーモスタットバルブを簡易な構成とでき、液冷システムのコストアップを抑制しつつ、電装品に供給される冷却液の流量を適正化できる。
(効果3)
また、感温変形部材は、熱膨張率が異なる2枚の金属板が積層され、かつ螺旋形状とされたバイメタルであり、弁体は、バイメタルの変形に伴って回転することにより、流入口又は前記排出口の開度を調整するものである。感温変形部材がバイメタルとされ、かつ螺旋形状とされているので、限られたスペースであってもバイメタルの作動長を長くでき、サーモスタットバルブを小型化しつつ感温変形部材の変形量を十分確保できる。また、感温変形部材を螺旋形状とすることで、弁体は感温変形部材の変形に伴って回転して流入口又は排出口の開度を調整することとなる。よって、弁体の配置スペースを小さくでき、サーモスタットバルブをより小型化できる。
(効果4)
また、電装品と冷却液供給路、及び電装品と冷却液排出路とは、急速継手により、着脱自在に接続されている。よって、電装品の交換を容易に行うことができる。
(効果5)
また、冷却液供給路は、ポンプが取り付けられる供給側主流路と、供給側主流路と複数の電装品とを各々接続する複数の供給側分岐路とを有しており、冷却液排出路は、排出側主流路と、排出側主流路と複数の電装品とを各々接続する複数の排出側分岐路とを有している。そして、複数の排出側分岐路の各々にサーモスタットバルブが設けられている。よって、各々の電装品に供給される冷却液の流量を適正化できるので、供給側主流路や排出側主流路等の配管、ポンプ、タンクといった各設備を小型化できる。その結果、液冷システム全体を小型化できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することができるものである。
なお、本実施形態においては、サーモスタットバルブをバルブに流入する媒体の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして媒体の流量を増加させ、バルブに流入する媒体の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして媒体の流量を低減させる構成とした。
しかし、サーモスタットバルブの弁体の初期位置を変えて、本実施形態で使用したサーモスタットバルブとは逆の使い方をすることもできる。即ち、サーモスタットバルブに流入する媒体の温度が上がるにつれてバルブの開度を小さくして媒体の流量を低減させ、バルブに流入する媒体の温度が下がるにつれてバルブの開度を大きくして媒体の流量を増加させる構成とするという意味である。
このように本実施形態とは逆の使用方法でサーモスタットバルブを使用する例としては、例えば航空機のスポイラー(リフトダンパー)用の油を余熱する例が挙げられる。スポイラーとは、航空機の着陸の際に起立させるものである。そして、スポイラー用の油は、航空機が着陸する際以外にはほとんど使われておらず冷えていることが多く、その結果、航空機が着陸する際にスポイラーを起立させることができない不具合が生じるおそれがある。
そこで、スポイラーに油を循環させる回路とは別の回路を用意し、その別の回路にサーモスタットバブルを配設して油を余熱しておく。より具体的には、このサーモスタットバルブは、バルブに流入する媒体の温度が下がるにつれてバルブの開度を大きくして媒体の流量を増加させる構成であるので、航空機の離陸時や飛行中等、スポイラー用の油が冷えた状態においては、サーモスタットバルブの開度が大きくなる。その結果、この別の回路において多量の油が循環し油が余熱される。
一方、このサーモスタットバルブは、バルブに流入する媒体の温度が上がるにつれてバルブの開度を小さくして媒体の流量を低減させる構成であるので、油があったまる航空機の着陸の際には、サーモスタットバルブの開度が小さくなる。その結果、この別の回路に流れる油量は低減し、十分余熱した油をスポイラー側に使用することができる。
以上のようにして、このサーモスタットバルブを本実施形態とは逆の使用方法で使用することで、スポイラー起立の不具合を解消する等の別の作用効果を得ることができる。
1 航空機用電装品の液冷システム
2 ポンプ
3 冷却液供給路
4 冷却液排出路
5 サーモスタットバルブ(流量調整バルブ)
11 主流路(供給側主流路)
12 分岐路(供給側分岐路)
13 主流路(排出側主流路)
14 分岐路(排出側分岐路)
31 バルブハウジング
31a 流入口
31b 排出口
32 バルブ作動室
33 感温変形部材(バイメタル)
33a 一端
33b 他端
34 弁体
50 電装品

Claims (6)

  1. 航空機に搭載された電装品を冷却液により冷却する液冷システムであって、
    前記電装品に冷却液を供給するポンプと、
    前記電装品に接続され、前記ポンプが取り付けられる冷却液供給路と、
    前記電装品に接続され、前記電装品を冷却した後の冷却液が流れる冷却液排出路と、
    前記冷却液排出路に配設され、前記電装品に供給される冷却液の流量を調整する流量調整バルブと、
    を備え、
    前記流量調整バルブは、
    前記流量調整バルブに流入する冷却液の温度が上がるにつれてバルブの開度を大きくして前記電装品に供給される冷却液の流量を増加させ、前記流量調整バルブに流入する冷却液の温度が下がるにつれてバルブの開度を小さくして前記電装品に供給される冷却液の流量を低減させるサーモスタットバルブであり、
    前記サーモスタットバルブは、
    内部にバルブ作動室が形成され、冷却液の流入口および排出口を有するバルブハウジングと、
    一端が前記バルブハウジングに固定されて固定端とされ他端が自由端とされるよう前記バルブ作動室に配置され、前記バルブ作動室に流入した冷却液の温度に応じて変形する感温変形部材と、
    前記感温変形部材の前記他端に取り付けられ、前記他端の変位に伴って変位して前記流入口又は前記排出口の開度を調整する弁体と、
    を含んでなり、
    前記感温変形部材は、熱膨張率が異なる2枚の金属板が積層され、かつヘリックス形の螺旋形状とされたバイメタルであり、
    前記感温変形部材よりも径方向内側の部分は、冷却液の流路であり、
    前記感温変形部材は、軸方向および軸方向に直交する方向への変形が規制されることで、軸方向および軸方向に直交する方向よりも、周方向への変形が大きくなるように構成され、
    前記弁体は、前記感温変形部材周方向への変形に伴って回転することにより、前記流入口又は前記排出口の開度を調整する、
    ことを特徴とする航空機搭載用電装品の液冷システム。
  2. 前記電装品と前記冷却液供給路、及び前記電装品と前記冷却液排出路とが、着脱自在に接続されている、請求項1に記載の航空機搭載用電装品の液冷システム。
  3. 前記冷却液供給路は、前記ポンプが取り付けられる供給側主流路と、前記供給側主流路と複数の前記電装品とを各々接続する複数の供給側分岐路とを有しており、
    前記冷却液排出路は、排出側主流路と、前記排出側主流路と複数の前記電装品とを各々接続する複数の排出側分岐路とを有しており、
    前記複数の排出側分岐路の各々に前記サーモスタットバルブが設けられている、
    請求項1または2に記載の航空機搭載用電装品の液冷システム。
  4. 航空機に搭載された電装品を加温液により加温する液媒加温システムであって、
    前記電装品に加温液を供給するポンプと、
    前記電装品に接続され、前記ポンプが取り付けられる加温液供給路と、
    前記電装品に接続され、前記電装品を加温した後の加温液が流れる加温液排出路と、
    前記加温液排出路に配設され、前記電装品に供給される加温液の流量を調整する流量調整バルブと、
    を備え、
    前記流量調整バルブは、
    前記流量調整バルブに流入する加温液の温度が下がるにつれてバルブの開度を大きくして前記電装品に供給される加温液の流量を増加させ、前記流量調整バルブに流入する加温液の温度が上がるにつれてバルブの開度を小さくして前記電装品に供給される加温液の流量を低減させるサーモスタットバルブであり、
    前記サーモスタットバルブは、
    内部にバルブ作動室が形成され、加温液の流入口および排出口を有するバルブハウジングと、
    一端が前記バルブハウジングに固定されて固定端とされ他端が自由端とされるよう前記バルブ作動室に配置され、前記バルブ作動室に流入した加温液の温度に応じて変形する感温変形部材と、
    前記感温変形部材の前記他端に取り付けられ、前記他端の変位に伴って変位して前記流入口又は前記排出口の開度を調整する弁体と、
    を含んでなり、
    前記感温変形部材は、熱膨張率が異なる2枚の金属板が積層され、かつヘリックス形の螺旋形状とされたバイメタルであり、
    前記感温変形部材よりも径方向内側の部分は、加温液の流路であり、
    前記感温変形部材は、軸方向および軸方向に直交する方向への変形が規制されることで、軸方向および軸方向に直交する方向よりも、周方向への変形が大きくなるように構成され、
    前記弁体は、前記感温変形部材周方向への変形に伴って回転することにより、前記流入口又は前記排出口の開度を調整する、
    ことを特徴とする航空機搭載用電装品の液媒加温システム。
  5. 前記電装品と前記加温液供給路、及び前記電装品と前記加温液排出路とが、着脱自在に接続されている、請求項4に記載の航空機搭載用電装品の液媒加温システム。
  6. 前記加温液供給路は、前記ポンプが取り付けられる供給側主流路と、前記供給側主流路と複数の前記電装品とを各々接続する複数の供給側分岐路とを有しており、
    前記加温液排出路は、排出側主流路と、前記排出側主流路と複数の前記電装品とを各々接続する複数の排出側分岐路とを有しており、
    前記複数の排出側分岐路の各々に前記サーモスタットバルブが設けられている、
    請求項4または5に記載の航空機搭載用電装品の液媒加温システム。
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