JP6027917B2 - 鞍乗り型車両の後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、リアカウルの上面に露出したテールライトを備える鞍乗り型車両の後部構造に関する。
鞍乗り型車両の後部構造として、シート及びボディカバーの後方に上方に露出したテールライトを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3842119号公報
特許文献1では、テールライトの上面がボディカバーの後部上面の後方に連続するように延び、テールライトが上方に露出しているため、車両前方から車両後部を見たときに、テールライトが見えないように配置する法規(灯火器の取付けに関する法規)に対応する必要がある。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、車両前方からテールライトが見えないようにしてテールライトに関する法規を遵守するための鞍乗り型車両の後部構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体後部に、リアカウル(52)の上面(52c)に露出したテールライト(51)を備える鞍乗り型車両の後部構造において、前記リアカウル(52)は、前記テールライト(51)の前方に起立する縦壁(52b)を備え、前記縦壁(52b)は、平面視で、車体後部に前記リアカウル(52)の前部を上方から覆うように設けられたグラブレール(66)の後縁(66f)と重なることを特徴とする。
この構成によれば、縦壁によって、テールライトが車両前方から見えないようにすることができ、テールライトに関する法規を遵守することができる。また、グラブレールは、縦壁と協働してテールライトが車両前方から見えないように隠すことができる。
また、本発明は、車体後部に、リアカウル(52)の上面(52c)に露出したテールライト(51)を備える鞍乗り型車両の後部構造において、前記リアカウル(52)は、前記テールライト(51)の前方に起立する縦壁(52b)を備え、前記縦壁(52b)は、平面視で、車体後部に前記リアカウル(52)の前部を上方から覆うように設けられたグラブレール(66)の後縁(66f)と重なり、前記グラブレール(66)は、左右の側部(66e,66e)と、これらの側部(66e,66e)の後端同士を一体に連結する後部連結部(66c)とからなるU字形状に形成され、平面視で前記側部(66e)の後部(66b)及び前記後部連結部(66c)は、前記側部(66e)の前部(66d)より幅広に形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、縦壁によって、テールライトが車両前方から見えないようにすることができ、テールライトに関する法規を遵守することができる。また、グラブレールは、縦壁と協働してテールライトが車両前方から見えないように隠すことができる。また、車両前方から車両後部を見たときに、グラブレールの幅広の側部の後部及び後部連結部でテールライトを容易に隠すことができる。
上記構成において、前記テールライト(51)は、左右の端部(51a,51b)が前記リアカウル(52)の上面(52c)に露出していても良い。この構成によれば、上方及び側方からの視認性を確保しつつ車両前方からより一層見えにくくすることができる。
また、上記構成において、前記縦壁(52b)は、前記リアカウル(52)の左右に設けられ、平面視で、車両後方にいくほど車幅方向内方に延びるように傾斜していても良い。この構成によれば、車両後方に加えて車両側方からもテールライトを視認することができる。
た、上記構成において、前記テールライト(51)は、反射面を備える基部(51N)と、透光面を備えるレンズ部(51F)とを連結する連結部(51t)を備え、前記リアカウル(52)は、左右の前記縦壁(52b,52b)の上部同士を連結して下方に開放したコ字状断面を備え、このコ字状断面の内側に前記連結部(51t)が配置されるようにしても良い。この構成によれば、リアカウルで連結部を覆うことで、外観を良好としながら連結部を保護することができる。
また、上記構成において、前記リアカウル(52)の上面(52c)は、前記テールライト(51)の後端まで延び、前記上面(52c)の後端から下方に後端屈曲部(52d)が屈曲していても良い。
本発明は、リアカウルは、テールライトの前方に起立する縦壁を備えるので、縦壁によって、テールライトが車両前方から見えないようにすることができ、テールライトに関する法規を遵守することができる。
また、テールライトは、左右の端部がリアカウルの上面に露出しているので、上方及び側方からの視認性を確保しつつ車両前方からより一層見えにくくすることができる。
また、縦壁は、リアカウルの左右に設けられ、平面視で、車両後方にいくほど車幅方向内方に延びるように傾斜しているので、車両後方に加えて車両側方からもテールライトを視認することができる。
また、縦壁は、平面視で、車体後部にリアカウルの前部を上方から覆うように設けられたグラブレールの後縁と重なるので、グラブレールは、縦壁と協働してテールライトが車両前方から見えないように隠すことができる。
また、グラブレールは、左右の側部と、これらの側部の後端同士を一体に連結する後部連結部とからなるU字形状に形成され、平面視で側部の後部及び後部連結部は、側部の前部より幅広に形成されているので、車両前方から車両後部を見たときに、グラブレールの幅広の側部の後部及び後部連結部でテールライトを容易に隠すことができる。
また、テールライトは、反射面を備える基部と、透光面を備えるレンズ部とを連結する連結部を備え、リアカウルは、左右の縦壁の上部同士を連結して下方に開放したコ字状断面を備え、このコ字状断面の内側に連結部が配置されるので、リアカウルで連結部を覆うことで、外観を良好としながら連結部を保護することができる。
本発明の後部構造を有する自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の後部構造を示す斜視図である。 自動二輪車の車体後部を示す要部平面図である。 自動二輪車の後部を示す要部右側面図である。 自動二輪車を示す要部背面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 自動二輪車の後部構造の作用を示す作用図である。 図4のVIII−VIII線断面図である。 図3のIX−IX線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明の後部構造を有する自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車(鞍乗り型車両)10は、車体フレーム11の前端部を構成するヘッドパイプ12に操舵可能にフロントフォーク13が支持され、車体フレーム11の下部にエンジン14が取付けられ、車体フレーム11の上部に、燃料タンク16と、この燃料タンク16の後方に配置されたタンデム型のシート17とが取付けられ、車体フレーム11の下部に設けられたピボット軸18に上下揺動可能にスイングアーム21が支持されている。
フロントフォーク13は、上端部にバーハンドル24が取付けられ、下端部に車軸25を介して前輪26が支持されている。
エンジン14は、クランク軸が収容されたクランクケース31と、このクランクケース31の前部から起立したシリンダ部32と、クランクケース31の後部に付設された変速機33とを備える。シリンダ部32は、シリンダヘッド35を備え、このシリンダヘッド35の後部にエアクリーナ等からなる吸気装置36が接続され、シリンダヘッド35の前部に排気装置37が接続されている。排気装置37は、シリンダヘッド35に取付けられた排気管41と、この排気管41の後端部に接続されたマフラ42とからなる。
燃料タンク16及びシート17の下方であって吸気装置36の側方は、フロントサイドカバー44で覆われている。シート17は、ライダー(運転者)が座るライダー用シート17Aと、このライダー用シート17Aの後方に一体に設けられてパセンジャー(同乗者)が座るパセンジャー用シート17Bとからなる。シート17の両側面の下方にはシート17の下方を覆う左右一対のリアサイドカバー47,47(手前側のリアサイドカバー47のみ図示)が配置されている。リアサイドカバー47の後端部から後方にテールライト51が突出している。リアサイドカバー47の後部と、テールライト51の上方・後方とは、リアセンタカバー52で覆われている。
上記のフロントサイドカバー44、リアサイドカバー47、リアサイドエンドカバー48及びリアセンタカバー52は、車体カバー53を構成している。
スイングアーム21は、後端部に車軸55を介して後輪56が支持されている。
ここで、図中の符号61は、フロントフォーク13の上部に取付けられたヘッドライト、62はヘッドライト61の周囲を覆うフロントカウル、63は前輪26を上方から覆うフロントフェンダ、64はライダー用ステップ、66はパセンジャーが掴むグラブレール、67はステップホルダ、68はステップホルダ67に取付けられたパセンジャー用ステップ、71はマフラ42を覆う遮熱カバー、72は後輪56を上方から覆うリアフェンダ、73はリアフェンダ72に取付けられた反射鏡である。
図2は、自動二輪車10の後部構造を示す斜視図である。
シート17の下方を側方から覆うようにリアサイドカバー47が配置されている。リアサイドカバー47は、シート17の側面17cよりも車幅方向外側に膨出し、上面47Aと、側面47Bと、これらの上面47A及び側面47Bに囲まれるように配置されたほぼ平坦な面を有する平坦部47Cとが形成されている。平坦部47Cを設けることで、パセンジャー用シート17Bに座ったパセンジャーの足当りを良好にしている。
左右一対のリアサイドカバー47,47(手前側のリアサイドカバー47のみ図示)の上面47Aの後部には、パセンジャー用シート17Bを挟むようにグラブレール66が配置されている。
図3は、自動二輪車10の車体後部を示す要部平面図である。
左右のリアサイドカバー47,47は、シート17に対して車幅方向外側に膨出し、リアサイドカバー47,47の最も車幅方向外側に突出している左右の最大膨出部47d,47dの車幅方向の幅はWである。最大膨出部47d,47dは、その車両前後方向の位置が、左右一対のリアフレーム75,75の後部間に渡されたクロスフレーム76の前縁76aとほぼ一致し、且つリアサイドカバー47,47の平坦部47C,47Cの直ぐ後側に位置している。リアフレーム75,75及びクロスフレーム76は、車体フレーム11の一部を構成している。上記したように、平坦部47Cの直ぐ後側に最大膨出部47dを設けることで、最大膨出部47dでパセンジャーの脚部を後方から支えることができ、脚部を安定させることができる。
左側の平坦部47C及び最大膨出部47dよりも側方には、パセンジャーの衣服等の巻き込みを防止するガード部材78が配置されている。ガード部材78は、前端がステップホルダ67の後端部に取付けられ、後端が車体フレーム11の後端部に取付けられている。右側の平坦部47C及び最大膨出部47dよりも側方には、マフラ42及び遮熱カバー71が配置されている。
左右のリアサイドカバー47,47の後端部間には後すぼまり形状のリアセンタカバー52が配置されている。グラブレール66は、左右のリアサイドカバー47,47及びリアセンタカバー52の上方に亘ってパセンジャー用シート17Bの後部を囲むように配置された平面視U字形状の部品であり、U字の左右の前端部66a,66aがステー81,81を介してシート17の下方のクロスフレーム76の左右に取付けられ、U字の側部後部66b,66b及び後部連結部66cは幅広に形成されて、リアサイドカバー47,47及びリアセンタカバー52の一部を上方から覆っている。
リアセンタカバー52の下方にはテールライト51が配置され、上方からテールライト51の左端部51a及び右端部51bが視認可能である。テールライト51よりも左右側方に、リアフェンダ72(図1参照)に取付けられた左右のリアウインカ82,82が突出している。テールライト51の左端部51a及び右端部51bは、車幅方向で、左右のリアフレーム75,75と同一位置か又はリアフレーム75,75より内側に位置している。
図4は、自動二輪車10の後部を示す要部右側面図である。
リアサイドカバー47は、鋭角形状の前端部47eから後方斜め上方に延びる前側稜線47gと、鋭角形状の後端部47hから前方斜め下方に延びる後側稜線47jとを側面に備える。これらの前側稜線47gと後側稜線47jとは、リアサイドカバー47の表面において車体側方に突出した部分が連なったものであり、山の尾根に相当し、それぞれ互い違いにほぼ平行に延びてリアサイドカバー47の長手方向の中央部で前後にオーバーラップしている。符号47mは前側稜線47gの後端、47nは後側稜線47jの前端である。前側稜線47gと後側稜線47jとが車両前後方向にオーバーラップする部分の内側、即ち前側稜線47g、後側稜線47j間は、平坦部47Cとなっている。従って、リアサイドカバー47の表面の平坦部47Cを除く部分は、車体側方に突出した前側稜線47g、後側稜線47jを境に、前側稜線47g、後側稜線47jから車幅方向内側へ傾斜しつつ延びる上面47A及び側面47Bを形成している。
上記したように、前側稜線47gと後側稜線47jとは、ほぼ平行に後上りに傾斜するように延びるので、例えば、リアサイドカバーの前端から後端まで1本の稜線を後上りに傾斜するのと同様に側面視でシャープな印象を与えることができ、外観性を向上させることができる。これに加えて、本実施形態では平坦部47Cを設けることで足当たりを良好にすることができるため、パセンジャーが心地良く乗車することができる。
また、グラブレール66の側部前部66dは、後側稜線47jとほぼ平行に配置されているため、リアサイドカバー47とグラブレール66との一体感を得ることができ、車両後部の外観性を向上させることができる。
リアセンタカバー52は、下縁52aから立ち上げられた側壁52bを備える。下縁52aは、テールライト51の上縁51cと重なり、下縁52a及び上縁51cに対してリアセンタカバー52の上面52cは一段高くなっている。テールライト51の右端部51bは、リアサイドカバー47の上面47Aにほぼ連続して延びるランプ上面51Dと、リアサイドカバー47の側面47Bとほぼ連続して延びるランプ側面51Eとを備え、ランプ側面51Eは、リアサイドカバー47の側面47Bよりも下方まで延び、リアフェンダ72と重なっている。テールライト51の左端部51a(図3参照)についても、右端部51bと基本構造は同一である。なお、符号52dはリアセンタカバー52の後端から一体に下方に屈曲した後端屈曲部であり、テールライト51の一部を後方から覆っている。
グラブレール66は、左右の側部66e,66e(手前側の側部66eのみ図示)と、これらの側部66e,66eの後端同士を一体に連結する後部連結部66cとからなる。側部66eは、側部前部66d及び側部後部66bからなる。
図3に戻って、リアセンタカバー52の左右の側壁52b,52bは、平面視でグラブレール66の左右の側部後部66bから後部連結部66cに至る後縁66fと重なっている。従って、車両前方から車体後部を見たときに、グラブレール66の側部後部66b及び後部連結部66cがテールライト51の左端部51a及び右端部51bを隠す構造になり、左端部51a及び右端部51bが見えなくなる。
図5は、自動二輪車10を示す要部背面図である。
リアセンタカバー52は、後端部にテールライト51の上部中央部を覆う後端屈曲部52dを備える。テールライト51に備えるアウターレンズ51Fは、上下に幅の狭い背面51gと、この背面51gに対して上下に拡大されて背面51gの左右に一体に設けられたランプ側面51E,51Eとを備える。これらのランプ側面51E,51Eの上端部にそれぞれランプ上面51Dが繋がっている。ランプ上面51D,51Dの車両前方には、ランプ上面51D,51Dよりも一段高く形成されたリアセンタカバー52の側壁52b,52bが配置され、側壁52b,52bは、アウターレンズ51Fの左端51j及び右端51kよりも更に車幅方向外側のリアサイドカバー47,47側まで延びている。従って、ランプ上面51D,51Dは側壁52b,52bによって車両前方から見えにくく、更には車両前方斜め側方からでも見えにくくなっている。
図6は、図4のVI−VI線断面図である。
リアセンタカバー52は、その上面52cが緩やかに上方に凸になるように湾曲し、左右の端部に側壁52b,52bが設けられたコ字状断面に形成されている。テールライト51は、左右のレンズ半体51m,51mからなるアウターレンズ51Fと、このアウターレンズ51Fの内側に配置されたリフレクタ51Nとを備え、テールライト51のランプ上面51D,51Dは、リアセンタカバー52の側壁52b,52b側から車幅方向外側にいくにつれて斜め下方に傾斜して延びている。テールライト51のランプ側面51E,51E及び背面51gは、下方に凸になるように湾曲している。
図7は、自動二輪車10の後部構造の作用を示す作用図である。
車両の後部には、左右のリアサイドカバー47,47(一方のリアサイドカバー47のみ図示)の後端部側にリアセンタカバー52が配置され、これらのリアサイドカバー47,47の後端部及びリアセンタカバー52の上方を覆うとともにパセンジャー用シート17Bの後部を囲むようにグラブレール66が配置されている。リアセンタカバー52は、テールライト51の上面の前方を側壁52b(図5参照)で覆い、グラブレール66は、上下幅の広くなった側部後部66b及び後部連結部66cでテールライト51の前方を覆う。
従って、車両の後部を車両前方斜め側方から見ると、灯光の色が赤色であるテールライト51がリアセンタカバー52及びグラブレール66の影になり、テールライト51が見えないので、「テールライト(尾灯)の赤色が、車両前方から見えないように配置する」という法規を遵守することが可能になる。
図8は、図4のVIII−VIII線断面図であり、グラブレール66の前端部66aを通る断面を示している。
リアサイドカバー47の断面は、横向きのほぼV字形状に形成され、上面47Aは、後側稜線47jから車幅方向内側へほぼ水平に延び、側面47Bは、後側稜線47jから車幅方向内側にいくにつれて次第に斜め下方に延びている。
上面47Aとグラブレール66のとの間には距離Cだけ隔てた隙間91が形成され、この隙間91にパセンジャーが手を入れてグラブレール66を握る。従って、グラブレール66の下方にほぼ水平な上面47Aをリアサイドカバー47で形成することで、グラブレール66を掴むときに上面47Aがガイドとなり、グラブレール66を掴みやすくすることができる。
左右のリアサイドカバー47,47とリアセンタカバー52とは、車幅方向で一部がオーバーラップしている。即ち、リアサイドカバー47,47の車幅方向内側の部分が、リアセンタカバー52の両端部で上方から覆われている。また、リアセンタカバー52の車幅方向の両端部は、車幅方向でグラブレール66の左右の前端部66a,66aの位置まで延びている。
従って、図3に示したテールライト51の左端部51a及び右端部51bを、車両前方からリアセンタカバー52及びグラブレール66で覆いやすくすることができる。
図9は、図3のIX−IX線断面図である。
テールライト51は、反射面を有するリフレクタ51Nと、このリフレクタ51Nに取付けられた無色透明な透光面を有するアウターレンズ51Fと、このアウターレンズ51Fの内側に沿うようにリフレクタ51N及びアウターレンズ51Fで囲まれた空間内に配置された赤色透明な透光面を有するインナーレンズ51Pとを備える。
アウターレンズ51Fは、周縁部に外側に折り返された折り返し部51rが形成され、リフレクタ51Nは、その周縁部に枠状のレンズ取付部51sが形成され、リフレクタ51Nのレンズ取付部51sにアウターレンズ51Fの折り返し部51rが溶着により取付けられる。このリフレクタ51Nとアウターレンズ51Fとの溶着部51tの上部は、図6及び図9に示したリアセンタカバー52のコ字状断面の内側、即ち左右の側壁52b,52b間に配置されている。このように、図6及び図9において、溶着部51tをリアセンタカバー52で覆うことで、溶着部51tが外部に露出しないため、外観を良好としながらリアセンタカバー52で溶着部51tを保護することができる。
以上の図4、図5及び図6に示したように、車体後部に、リアカウルとしてのリアセンタカバー52の上面に露出したテールライト51を備える鞍乗り型車両としての自動二輪車10の後部構造において、リアセンタカバー52は、テールライト51の前方に起立する縦壁としての側壁52bを備える。
この構成によれば、側壁52bによって、テールライト51の車両後方及び車両側方からの視認性を確保しつつ車両前方から見えないようにすることができ、テールライト51に関する法規を遵守することができる。
また、図3及び図5に示したように、テールライト51は、左右の端部としての左端部51a及び右端部51bがリアセンタカバー52の上面52cに露出しているので、テールライト51の上方への露出面積が小さくなり、テールライト51に対して、上方及び側方からの視認性を確保しつつ車両前方からより一層見えにくくすることができる。
また、側壁52bは、リアセンタカバー52の左右に設けられ、平面視で、車両後方にいくほど車幅方向内方に延びるように傾斜しているので、車両後方に加えて車両側方からのテールライト51の視認性を確保することができる。
また、図3に示したように、側壁52bは、平面視で、車体後部にリアセンタカバー52の前部を上方から覆うように設けられたグラブレール66の後縁66fと重なるので、グラブレール66と側壁52bとが協働してテールライト51が車両前方から見えないように隠しやすい構造にすることができる。
また、図3及び図4に示したように、グラブレール66は、左右の側部66e,66eと、これらの側部66e,66eの後端同士を一体に連結する後部連結部66cとからなるU字形状に形成され、平面視で側部66eの後部、即ち側部後部66b及び後部連結部66cは、側部66eの前部、即ち側部前部66dより幅広に形成されているので、車両前方から車両後部を見たときに、グラブレール66の幅広の側部後部66b及び後部連結部66cによってテールライト51を容易に隠すことができる。
また、図3、図6及び図9に示したように、テールライト51は、反射面を備える基部としてのリフレクタ51Nと、透光面を備えるレンズ部としてのアウターレンズ51Fとを溶着により接続する連結部としての溶着部51tを備え、リアセンタカバー52は、左右の側壁52b,52bの上部同士を連結して下方に開放したコ字状断面を備え、このコ字状断面の内側に溶着部51tが配置されるので、リアセンタカバー52で溶着部51tを覆うことで、外観を良好としながら溶着部51tを保護することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
51 テールライト
51a 左端部
51b 右端部
51F アウターレンズ(レンズ部)
51N リフレクタ(基部)
51t 溶着部(連結部)
52 リアセンタカバー(リアカウル)
52b 側壁(縦壁)
66グラブレール
66b 側部後部(側部の後部)
66c 後部連結部
66d 側部前部(側部の前部)
66e 側部
66f 後縁

Claims (6)

  1. 車体後部に、リアカウル(52)の上面(52c)に露出したテールライト(51)を備える鞍乗り型車両の後部構造において、
    前記リアカウル(52)は、前記テールライト(51)の前方に起立する縦壁(52b)を備え
    前記縦壁(52b)は、平面視で、車体後部に前記リアカウル(52)の前部を上方から覆うように設けられたグラブレール(66)の後縁(66f)と重なることを特徴とする鞍乗り型車両の後部構造。
  2. 車体後部に、リアカウル(52)の上面(52c)に露出したテールライト(51)を備える鞍乗り型車両の後部構造において、
    前記リアカウル(52)は、前記テールライト(51)の前方に起立する縦壁(52b)を備え、
    前記縦壁(52b)は、平面視で、車体後部に前記リアカウル(52)の前部を上方から覆うように設けられたグラブレール(66)の後縁(66f)と重なり、
    前記グラブレール(66)は、左右の側部(66e,66e)と、これらの側部(66e,66e)の後端同士を一体に連結する後部連結部(66c)とからなるU字形状に形成され、平面視で前記側部(66e)の後部(66b)及び前記後部連結部(66c)は、前記側部(66e)の前部(66d)より幅広に形成されていることを特徴とする鞍乗り型車両の後部構造。
  3. 前記テールライト(51)は、左右の端部(51a,51b)が前記リアカウル(52)の上面(52c)に露出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  4. 前記縦壁(52b)は、前記リアカウル(52)の左右に設けられ、平面視で、車両後方にいくほど車幅方向内方に延びるように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  5. 前記テールライト(51)は、反射面を備える基部(51N)と、透光面を備えるレンズ部(51F)とを連結する連結部(51t)を備え、前記リアカウル(52)は、左右の前記縦壁(52b,52b)の上部同士を連結して下方に開放したコ字状断面を備え、このコ字状断面の内側に前記連結部(51t)が配置されることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
  6. 前記リアカウル(52)の上面(52c)は、前記テールライト(51)の後端まで延び、前記上面(52c)の後端から下方に後端屈曲部(52d)が屈曲していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の後部構造。
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