JP6027033B2 - 弾性部材 - Google Patents

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    • F16F1/02Springs made of steel or other material having low internal friction; Wound, torsion, leaf, cup, ring or the like springs, the material of the spring not being relevant
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Description

関連出願の相互参照
本国際出願は、2012年2月15日に日本国特許庁に出願された日本国特許出願第2012−030605号に基づく優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2012−030605号の全内容を参照により本国際出願に援用する。
本発明は、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を有する弾性部材に関する。
例えば、下記特許文献1に開示されたシート状の弾性部材は、シート状の弾性体に複数のドーム状の凸部又は凹部が形成された部材である。
特開2009−76379号公報
しかし、特許文献1に記載の発明は、凸部等の頂部で燃料電池等の支持対象と接触するように構成されているので、荷重を点接触にて受けることとなる。このため、荷重が弾性部材に局所的に作用することとなり、弾性部材にとって好ましくない。
そこで、本発明の1つの局面は、荷重が局所的に作用することを抑制することが可能な弾性部材を提供できることが好ましい。
本発明は、荷重を受けることにより弾性変形する弾性部材であって、荷重を受けて弾性変形する、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を備えている。少なくとも1つのシェル部における荷重を受ける部位は、荷重を分散するような形状に形成されている。
このように構成された本発明では、荷重を分散させることができ、局所的に応力が集中することや面圧が偏在することを抑制できる。
図1Aは本発明の実施形態に係る弾性部材の斜視図であり、図1Bは本発明の実施形態に係る弾性部材の断面図である。 図2Aは本発明の第1実施形態に係るシェル部の断面図であり、図2Bは本発明の第1実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図3Aは本発明の第2実施形態に係るシェル部の断面図であり、図3Bは本発明の第2実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図4Aは本発明の第3実施形態に係るシェル部の断面図であり、図4Bは本発明の第3実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図5Aは本発明の第4実施形態に係るシェル部の断面図であり、図5Bは本発明の第4実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図6Aは本発明の第5実施形態に係るシェル部の断面図であり、図6Bは本発明の第5実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図7Aは本発明の第5実施形態に係るシェル部の断面図であり、図7Bは本発明の第5実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図8Aは本発明の第5実施形態に係るシェル部の断面図であり、図8Bは本発明の第5実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図9Aは本発明の第6実施形態に係るシェル部の断面図であり、図9Bは本発明の第6実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図10Aは本発明の第6実施形態に係るシェル部の断面図であり、図10Bは本発明の第6実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図11Aは本発明の第6実施形態に係るシェル部の断面図であり、図11Bは本発明の第6実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図12Aは本発明の第6実施形態に係るシェル部の断面図であり、図12Bは本発明の第6実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図13Aは本発明の第6実施形態に係るシェル部の断面図であり、図13Bは本発明の第6実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図14Aは本発明の第7実施形態に係るシェル部の断面図であり、図14Bは本発明の第7実施形態に係るシェル部の斜視図である。 図15Aは本発明の第7実施形態に係るシェル部の断面図であり、図15Bは本発明の第7実施形態に係るシェル部の斜視図である。 本発明の第8実施形態に係る弾性部材の断面図である。 本発明の第9実施形態に係る弾性部材の断面図である。 本発明の第10実施形態に係る弾性部材の断面図である。 図19Aは本発明の第11実施形態に係るシェル部の断面図であり、図19Bは本発明の第11実施形態に係るシェル部の斜視図である。 本発明の変形例に係るシェル部の斜視図である。
1… 弾性部材 3… 薄板材 5… シェル部 5B… 外縁
5A… 当接部 5C… 隆起部 5D… 陥没部 5E… 穴
5F… スリット穴 7… スペーサシート
以下に説明する本発明の実施形態は単なる例示に過ぎない。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構造等に限定されるものではない。
そして、本実施形態は、自動車等の移動体に搭載される機器(以下、被支持体という。)を弾性支持する際に用いる弾性部材に本発明を適用したものである。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.弾性部材の構造
本実施形態に係る弾性部材は、ばね鋼鋼板、ステンレス又はチタン等の金属製の薄板により構成されたものである。
すなわち、弾性部材1は、図1A及び1Bに示すように、シート状の薄板材3に複数のシェル部5を設けたものである。なお、本実施形態では、シェル部5は、薄板材3にプレス加工を施すことにより、薄板材3に一体成形されている。
また、本実施形態に係る複数のシェル部5は互いに合同な形状を有している。そして、各シェル部5は、図2A及び2Bに示すように、略ドーム状に湾曲した部位であって、被支持体から荷重を受けて弾性変形する。なお、本実施形態に係るシェル部5の外縁5Bの形状は円形である。
シェル部5のうち、被支持体と直接的又は間接的に接触して荷重を受ける部位(以下、当接部5Aという。)は、図2Bに示すように、線状となるように構成されている。
なお、「当接部5Aが線状である」とは、例えば、特許文献1に記載の発明が「荷重を点接触にて受ける発明」であるとした場合において、当該荷重を受ける部位を「点状」と呼ぶとき、『その「点状」の荷重を受ける部位が線状に連なるように多点状に分布する』状態をいう。
そして、当接部5Aは、外縁5Bと同心状の閉曲線、つまり円状となっている。すなわち、シェル部5は、図2Aに示すように、第1の向きに略ドーム状に膨らんだ隆起部5C、及び当該隆起部5Cの一部を第1の向きと逆向き(以下、第2の向きという。)に陥没させた陥没部5Dを有して構成されている。
このため、隆起部5Cの曲率中心O1は、シェル部5を構成する薄板材3に対して第2の向き側に位置する。一方、陥没部5Dの曲率中心O2は、薄板材3に対して第1の向き側に位置する。因みに、本実施形態では、隆起部5Cの曲率半径R1と陥没部5Dの曲率半径R2は略同一寸法である。
因みに、二点鎖線は、陥没部5Dが設けられていない場合、つまり隆起部5Cのみの場合のシェル部5を示している。そして、陥没部5Dが設けられていない場合には、シェル部5を構成する曲面の曲率中心O1は、薄板材3に対して第2の向き側のみ、つまりシェル部5に対して片側のみに存在する。
また、本実施形態では、隆起部5Cの外縁が縁取る図形、つまりシェル部5の外縁が縁取る図形の面心O3と陥没部5Dの外縁が縁取る図形の面心O4とが、第1の向きと平行な方向から見て一致している。このため、本実施形態では、隆起部5Cの曲率中心O1と陥没部5Dの曲率中心O2とを通る仮想線L1上に、面心O3及び面心O4が位置するとともに、当接部5Aは、上述したように、外縁5Bと同心状の閉曲線、つまり円状となる。
なお、図形の面心とは、当該図形の面積モーメントが釣り合う点をいい、いわゆる「図形の重心」と一致する点である。
2.本実施形態に係る弾性部材の特徴
本実施形態に係る弾性部材1では、荷重を受ける部位である当接部5Aが線状であるので、弾性部材1に作用する荷重を分散させることができ、局所的に応力が集中することを抑制できる。
また、当接部5Aが円状であるので、シェル部5が弾性変形する際の対称性を保持し易くなる。したがって、シェル部5が潰れるように局所的に塑性変形してしまう等の不具合を未然に抑制し得る。
(第2実施形態)
第1実施形態では、隆起部5Cの曲率中心O1を薄板材3に対して一方側に設定し、陥没部5Dの曲率中心O2を他方側に設定していたが、本実施形態は、図3A及び3Bに示すように、隆起部5Cの曲率中心O1及び陥没部5Dの曲率中心O2を共に、薄板材3に対して同一側に設定したものである。
すなわち、本実施形態に係る隆起部5Cも、第1実施形態に係る隆起部5Cと同様に、第1の向きに膨らんでいる。しかし、本実施形態では、隆起部5Cのうち隆起部5Cの外縁(シェル部5の外縁)から当接部5Aに至る曲面は、その曲率中心O1が陥没部5Dと同一側に存在するように、第2の向き側に凸となるように湾曲している。
なお、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、隆起部5Cの外縁が縁取る図形の面心O3と陥没部5Dの外縁が縁取る図形の面心O4とが第1の向きから見て一致する。
このため、シェル部5の外縁から当接部5Aに至る曲面の曲率中心O1、つまり隆起部5Cの曲率中心O1は、1点とならず、隆起部5Cの外縁が縁取る円、及び陥没部5Dの外縁が縁取る円と同心上の円L2となる。
そして、本実施形態においても、荷重を受ける部位である当接部5Aが線状であるので、弾性部材1に作用する荷重を分散させることができ、局所的に応力が集中することを抑制できる。
(第3実施形態)
本実施形態は、図4A及び4Bに示すように、複数の当接部5Aを設けたものであり、複数の当接部5Aの頂点を結ぶ直線が仮想的に形成される。そして、複数の当接部5Aは、隆起部5Cの外縁が縁取る円と同心上となるように、円状に構成されている。このため、本実施形態に係る陥没部5Dは、第2の向き側に陥没した環状の溝が、同心上に複数並んだ形状となっている。
なお、図4A及び4Bでは、隆起部5Cが、第2実施形態と同様に、第2の向き側に凸となるように湾曲していたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、隆起部5Cを第1実施形態と同様に、第1の向き側に凸となるように湾曲させてもよい。
(第4実施形態)
本実施形態は、図5A及び5Bに示すように、当接部5Aを面状としたものである。そして、本実施形態に係るシェル部5では、陥没部5Dが設けられていない。
これにより、本実施形態では、荷重を受ける部位である当接部5Aが面状であるので、弾性部材1に作用する荷重を分散させることができ、局所的に応力が集中することを抑制できる。
なお、図5A及び5Bでは、隆起部5Cが、第1実施形態と同様に、第1の向き側に凸となるように湾曲していたが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、隆起部5Cを第2実施形態と同様に、第2の向き側に凸となるように湾曲させてもよい。
また、図5A及び5Bでは、陥没部5Dが設けられていないが、例えば、二点鎖線で示すように、陥没部5Dの外縁を当接部5Aの外形寸法に比べて十分に小さくし、当接部5Aの幅を有する環状とすれば、陥没部5Dを設けた場合であっても、当接部5Aを面状とすることができる。なお、この際、第3実施形態と同様に、陥没部5Dを複数設けて、面状の当接部5Aを複数設けてもよい。
(第5実施形態)
本実施形態は、図6A,6B,7A,7B,8A,8Bに示すように、シェル部5に穴5Eを設けたものである。
そして、本実施形態に係る穴5Eは、第1の向きから見て、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心上に位置している。つまり、シェル部5の外縁が縁取る円の中心に相当する位置に穴5Eが位置する。
なお、図6A及び6Bは第1実施形態に係るシェル部5に穴5Eを設けた例であり、図7A及び7Bは第2実施形態に係るシェル部5に穴5Eを設けた例であり、図8A及び8Bは第4実施形態に係るシェル部5に穴5Eを設けた例である。
以上のように、本実施形態では、シェル部5に穴5Eを設けたので、弾性部材1のばね定数を容易に小さくすることができる。
つまり、シェル部5のばね定数は、薄板材3の材質、厚み及びシェル部5の形状によって決定される。しかし、薄板材3の材質及び厚みによる調整のみでは、所望のばね定数を得ることが困難である場合がある。このとき、穴5Eの大きさ及び位置等のうちいずれかを調整することにより、所望のばね定数を容易に得ることが可能となる場合がある。
また、穴5Eは、第1の向きから見て、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心上に位置しているので、シェル部5が弾性変形する際の対称性を保持し易くなる。したがって、シェル部5が潰れるように局所的に塑性変形してしまう等の不具合を未然に抑制し得る。
(第6実施形態)
本実施形態は、図9A,9B,10A,10B,11A,11B,12A,12B,13A,13Bに示すように、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心に相当する位置から放射状に延びるスリット状の穴5F(以下、スリット穴5Fという。)を設けたものである。
そして、本実施形態では、シェル部5の外縁が縁取る図形が円であることから、スリット穴5Fは、当該図形の面心周りを等分割するように等間隔で複数設けられている。
なお、図9A,9B及び図10A,10Bは第1実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例であり、図11A,11B及び図12A,12Bは第2実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例であり、図13A,13Bは第4実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例である。
また、図9A,9B及び図11A,11Bは陥没部5Dにスリット穴5Fを設けた例であり、図10A,10B及び図12A,12Bは隆起部5Cにスリット穴5Fを設けた例である。因みに、図9A,9B,10A,10B,11A,11B,12A,12Bに示す例においては、隆起部5C及び陥没部5Dのいずれにもスリット穴5Fを設けてもよい。また、図13A及び13Bに示す例においては、当接部5Aにスリット穴5Fを設けてもよい。
以上のように、本実施形態では、シェル部5にスリット穴5Fを設けたので、第5実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
(第7実施形態)
本実施形態は、図14A,14B及び図15A,15Bに示すように、第5実施形態と第6実施形態とを組み合わせたものである。つまり、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心上に穴5Eを設けるとともに、この穴5Eから放射状に延びるスリット穴5Fを複数設けたものである。
なお、図14A及び14Bは第1実施形態に係るシェル部5に本実施形態を適用した例であり、図15A及び15Bは第2実施形態に係るシェル部5に本実施形態を適用した例である。
因みに、第5〜第7実施形態のうちいずれの形状を選択するかは、弾性部材1に求められるばね定数等の各種諸元に基づいて適宜決定される。
(第8実施形態)
上述の実施形態では、1枚の薄板材3により弾性部材1を構成したが、本実施形態は、図16A及び16Bに示すように、複数のシェル部5が形成された薄板材3を複数重ねることにより弾性部材1を構成したものである。
なお、図16Aは、第1の向きが同一の向きとなるように、2枚の薄板材3を荷重方向に重ねた例であり、図16Bは、第1の向きが互いに異なる向きとなるように2枚の薄板材3を重ねた例である。
因みに、複数枚の薄板材3のうち各シェル部5の外周は、スポット溶接や接着剤等の接合構造、又は填め込みや折り曲げ等の機械的拘束構造により結合されている。このため、複数枚の薄板材3それぞれは、相対的に著しく移動することが規制される。
因みに、図16A及び16Bに示すシェル部5は、第1実施形態に係るシェル部5であったが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第2〜7実施形態に係るシェル部5のいずれかであってもよい。
また、図16A及び16Bでは、薄板材3を2枚重ねた弾性部材1であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、薄板材3を3枚以上重ねてもよい。なお、この場合も各薄板材3それぞれが相対的に著しく移動することが規制された状態とする必要がある。
(第9実施形態)
本実施形態は、図17に示すように、2枚の薄板材3を荷重方向に重ねるとともに、薄板材3と同等以上の剛性を有するスペーサシート7を2枚の薄板材3間に配設したものである。なお、本実施形態においては、スペーサシート7として、薄板材3と同一の板材を使用し、かつ、複数枚の薄板材3及びスペーサシート7はスポット溶接又は接着剤にて接合されている。
因みに、図17に示すシェル部5は、第1実施形態に係るシェル部5であったが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第2〜7実施形態に係るシェル部5のいずれかであってもよい。
また、図17では、薄板材3を2枚重ねた弾性部材1であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、薄板材3を3枚以上重ねてもよい。
また、図17では、第1の向きが同一の向きとなるように、2枚の薄板材3を荷重方向に重ねた例であったが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、図16Bに示すように、第1の向きが互いに異なる向きとなるように複数の薄板材3を重ねてもよい。
(第10実施形態)
上述の実施形態では、1枚の薄板材3に設けられたシェル部5は互いに形状が合同であったが、本実施形態は、図18に示すように、1枚の薄板材3の中で、第1の向きが異なる向きとなるシェル部5を設けた例である。
因みに、図18に示すシェル部5は、第1実施形態に係るシェル部5であったが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、第2〜7実施形態に係るシェル部5のいずれかであってもよい。また、本実施形態と第8実施形態又は第9実施形態とを組み合わせてもよい。
(第11実施形態)
本実施形態は、図19A及び19Bに示すように、隆起部5Cのうち隆起部5Cの外縁(シェル部5の外縁)から当接部5Aに至る部位、及び陥没部5Dのうち当接部5Aから陥没部5Dの面心に至る部位のうち少なくとも一方の部位を円錐状の錐面にて構成したものである。因みに、図19A及び19Bでは、いずれの部位も錐面とした例を示している。
なお、本実施形態は、図19A及び19Bに示すような形状に限定されるものではなく、本実施形態に係る弾性部材1と上記した実施形態のうちいずれかの弾性部材1と組み合わせてもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、複数のシェル部5が薄板材3に格子状に配置されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数のシェル部5が薄板材3に千鳥状に配置された構成、又は1つのシェル部5が設けられた構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、当接部5Aが円状の閉曲線を描くような線状、又は円盤状の平面となっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、楕円(長円及び紡錘形状等も含む。)形状としてもよい。
また、上述の実施形態では、シェル部5の外縁形状は円であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図20に示すような楕円(長円及び紡錘形状等も含む。)形状としてもよい。
また、上述の実施形態では、第1の向きから見て、隆起部5Cの外縁が縁取る図形の面心と陥没部5Dの外縁が縁取る図形の面心とが一致していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、隆起部5Cの外縁が縁取る図形の面心と陥没部5Dの外縁が縁取る図形の面心とが一致していなくてもよい。
また、上述の実施形態では、自動車等の移動体に搭載される機器を弾性支持する際に用いる弾性部材に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、複数のシェル部5は互いに形状が合同であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、大きさや形状が異なるシェル部5を組み合わせてもよい。
また、第3実施形態では、複数の当接部5Aが同心上となるように円状に構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、各当接部5Aが描く図形の面心が一致しない構成としてもよい。
また、第6実施形態では、スリット穴5Fは、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心周りを等分割するように等間隔で複数設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、不等間隔に複数のスリット穴5Fを設ける、又は1つのスリット穴5Fを設ける等としてもよい。
また、第5〜第7実施形態では、穴5E及びスリット穴5Fは、薄板材3を貫通した貫通穴であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば薄板材3を貫通していない凹状の止まり穴であってもよい。なお、穴5E及びスリット穴5Fを凹状の止まり穴とした場合においては、第1の向き及び第2の向きのうちいずれの向きに陥没した止まり穴でもよい。
また、第7実施形態では、穴5Eとスリット穴5Fとが連通していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、穴5Eとスリット穴5Fとを不連続としてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。

Claims (8)

  1. 荷重を受けることにより弾性変形する弾性部材であって、
    前記荷重を受けて弾性変形する、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を備え、
    前記少なくとも1つのシェル部における前記荷重を受ける部位は、前記荷重を分散するような形状に成形され、
    前記荷重を受ける部位は、線及び面の一方を形成するように成形され、
    前記少なくとも1つのシェル部は、略ドーム状に膨らんだ隆起部、及び当該隆起部の一部を前記隆起部が膨らんだ向きである第1の向きと逆向きに陥没させた陥没部を有し、
    前記第1の向きから見て、前記隆起部の外縁が縁取る図形の面心と前記陥没部の外縁が縁取る図形の面心とが一致している、弾性部材。
  2. 前記荷重を受ける部位は、閉曲線状に成形されている、請求項に記載の弾性部材。
  3. 前記少なくとも1つのシェル部は、前記少なくとも1つのシェル部を挟んで両側に曲率中心が存在するように湾曲している、請求項1又は2に記載の弾性部材。
  4. 前記少なくとも1つのシェル部の外縁形状は、円状及び楕円状の一方である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の弾性部材。
  5. 前記少なくとも1つのシェル部には、第1の穴が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の弾性部材。
  6. 前記第1の向きから見て、前記第1の穴は、前記少なくとも1つのシェル部の外縁が縁取る図形の面心上に位置している、請求項に記載の弾性部材。
  7. 前記少なくとも1つのシェル部には、前記少なくとも1つのシェル部の外縁が縁取る図形の面心に相当する位置から放射状に延びるスリット状の第2の穴が設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾性部材。
  8. 荷重を受けて弾性変形する、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を備え、前記少なくとも1つのシェル部における前記荷重を受ける部位は、前記荷重を分散するような形状に成形されている弾性部材が荷重方向に積層された弾性部材であって、
    前記少なくとも1つのシェル部を構成するシート状の部材と同等以上の剛性を有するスペーサシートが、前記弾性部材間に配設されている、弾性部材。
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