JP6027033B2 - 弾性部材 - Google Patents
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Description
5A… 当接部 5C… 隆起部 5D… 陥没部 5E… 穴
5F… スリット穴 7… スペーサシート
1.弾性部材の構造
本実施形態に係る弾性部材は、ばね鋼鋼板、ステンレス又はチタン等の金属製の薄板により構成されたものである。
なお、「当接部5Aが線状である」とは、例えば、特許文献1に記載の発明が「荷重を点接触にて受ける発明」であるとした場合において、当該荷重を受ける部位を「点状」と呼ぶとき、『その「点状」の荷重を受ける部位が線状に連なるように多点状に分布する』状態をいう。
2.本実施形態に係る弾性部材の特徴
本実施形態に係る弾性部材1では、荷重を受ける部位である当接部5Aが線状であるので、弾性部材1に作用する荷重を分散させることができ、局所的に応力が集中することを抑制できる。
第1実施形態では、隆起部5Cの曲率中心O1を薄板材3に対して一方側に設定し、陥没部5Dの曲率中心O2を他方側に設定していたが、本実施形態は、図3A及び3Bに示すように、隆起部5Cの曲率中心O1及び陥没部5Dの曲率中心O2を共に、薄板材3に対して同一側に設定したものである。
本実施形態は、図4A及び4Bに示すように、複数の当接部5Aを設けたものであり、複数の当接部5Aの頂点を結ぶ直線が仮想的に形成される。そして、複数の当接部5Aは、隆起部5Cの外縁が縁取る円と同心上となるように、円状に構成されている。このため、本実施形態に係る陥没部5Dは、第2の向き側に陥没した環状の溝が、同心上に複数並んだ形状となっている。
本実施形態は、図5A及び5Bに示すように、当接部5Aを面状としたものである。そして、本実施形態に係るシェル部5では、陥没部5Dが設けられていない。
本実施形態は、図6A,6B,7A,7B,8A,8Bに示すように、シェル部5に穴5Eを設けたものである。
つまり、シェル部5のばね定数は、薄板材3の材質、厚み及びシェル部5の形状によって決定される。しかし、薄板材3の材質及び厚みによる調整のみでは、所望のばね定数を得ることが困難である場合がある。このとき、穴5Eの大きさ及び位置等のうちいずれかを調整することにより、所望のばね定数を容易に得ることが可能となる場合がある。
本実施形態は、図9A,9B,10A,10B,11A,11B,12A,12B,13A,13Bに示すように、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心に相当する位置から放射状に延びるスリット状の穴5F(以下、スリット穴5Fという。)を設けたものである。
なお、図9A,9B及び図10A,10Bは第1実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例であり、図11A,11B及び図12A,12Bは第2実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例であり、図13A,13Bは第4実施形態に係るシェル部5にスリット穴5Fを設けた例である。
(第7実施形態)
本実施形態は、図14A,14B及び図15A,15Bに示すように、第5実施形態と第6実施形態とを組み合わせたものである。つまり、シェル部5の外縁が縁取る図形の面心上に穴5Eを設けるとともに、この穴5Eから放射状に延びるスリット穴5Fを複数設けたものである。
(第8実施形態)
上述の実施形態では、1枚の薄板材3により弾性部材1を構成したが、本実施形態は、図16A及び16Bに示すように、複数のシェル部5が形成された薄板材3を複数重ねることにより弾性部材1を構成したものである。
本実施形態は、図17に示すように、2枚の薄板材3を荷重方向に重ねるとともに、薄板材3と同等以上の剛性を有するスペーサシート7を2枚の薄板材3間に配設したものである。なお、本実施形態においては、スペーサシート7として、薄板材3と同一の板材を使用し、かつ、複数枚の薄板材3及びスペーサシート7はスポット溶接又は接着剤にて接合されている。
また、図17では、第1の向きが同一の向きとなるように、2枚の薄板材3を荷重方向に重ねた例であったが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、図16Bに示すように、第1の向きが互いに異なる向きとなるように複数の薄板材3を重ねてもよい。
上述の実施形態では、1枚の薄板材3に設けられたシェル部5は互いに形状が合同であったが、本実施形態は、図18に示すように、1枚の薄板材3の中で、第1の向きが異なる向きとなるシェル部5を設けた例である。
本実施形態は、図19A及び19Bに示すように、隆起部5Cのうち隆起部5Cの外縁(シェル部5の外縁)から当接部5Aに至る部位、及び陥没部5Dのうち当接部5Aから陥没部5Dの面心に至る部位のうち少なくとも一方の部位を円錐状の錐面にて構成したものである。因みに、図19A及び19Bでは、いずれの部位も錐面とした例を示している。
上述の実施形態では、複数のシェル部5が薄板材3に格子状に配置されたものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、複数のシェル部5が薄板材3に千鳥状に配置された構成、又は1つのシェル部5が設けられた構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、複数のシェル部5は互いに形状が合同であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、大きさや形状が異なるシェル部5を組み合わせてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
Claims (8)
- 荷重を受けることにより弾性変形する弾性部材であって、
前記荷重を受けて弾性変形する、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を備え、
前記少なくとも1つのシェル部における前記荷重を受ける部位は、前記荷重を分散するような形状に成形され、
前記荷重を受ける部位は、線及び面の一方を形成するように成形され、
前記少なくとも1つのシェル部は、略ドーム状に膨らんだ隆起部、及び当該隆起部の一部を前記隆起部が膨らんだ向きである第1の向きと逆向きに陥没させた陥没部を有し、
前記第1の向きから見て、前記隆起部の外縁が縁取る図形の面心と前記陥没部の外縁が縁取る図形の面心とが一致している、弾性部材。 - 前記荷重を受ける部位は、閉曲線状に成形されている、請求項1に記載の弾性部材。
- 前記少なくとも1つのシェル部は、前記少なくとも1つのシェル部を挟んで両側に曲率中心が存在するように湾曲している、請求項1又は2に記載の弾性部材。
- 前記少なくとも1つのシェル部の外縁形状は、円状及び楕円状の一方である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の弾性部材。
- 前記少なくとも1つのシェル部には、第1の穴が設けられている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の弾性部材。
- 前記第1の向きから見て、前記第1の穴は、前記少なくとも1つのシェル部の外縁が縁取る図形の面心上に位置している、請求項5に記載の弾性部材。
- 前記少なくとも1つのシェル部には、前記少なくとも1つのシェル部の外縁が縁取る図形の面心に相当する位置から放射状に延びるスリット状の第2の穴が設けられている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の弾性部材。
- 荷重を受けて弾性変形する、略ドーム状に湾曲した少なくとも1つのシェル部を備え、前記少なくとも1つのシェル部における前記荷重を受ける部位は、前記荷重を分散するような形状に成形されている弾性部材が荷重方向に積層された弾性部材であって、
前記少なくとも1つのシェル部を構成するシート状の部材と同等以上の剛性を有するスペーサシートが、前記弾性部材間に配設されている、弾性部材。
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