以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その言及した数に限定されるものではなく、言及した数以上でも以下でもよい。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、実施の形態で用いる図面においては、断面図であっても図面を見易くするためにハッチングを省略する場合もある。また、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。
(実施の形態1)
<半導体装置の製造工程について>
本実施の形態および以下の実施の形態の半導体装置は、不揮発性メモリ(不揮発性記憶素子、フラッシュメモリ、不揮発性半導体記憶装置)を備えた半導体装置である。本実施の形態および以下の実施の形態では、不揮発性メモリは、nチャネル型MISFET(MISFET:Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)を基本としたメモリセルをもとに説明を行う。また、本実施の形態および以下の実施の形態での極性(書込・消去・読出時の印加電圧の極性やキャリアの極性)は、nチャネル型MISFETを基本としたメモリセルの場合の動作を説明するためのものであり、pチャネル型MISFETを基本とする場合は、印加電位やキャリアの導電型等の全ての極性を反転させることで、原理的には同じ動作を得ることができる。
本実施の形態の半導体装置の製造方法を、図面を参照して説明する。
図1〜図3は、本実施の形態の半導体装置の製造工程の一部を示すプロセスフロー図である。図4〜図72は、本実施の形態の半導体装置の製造工程中の要部断面図または要部平面図である。図4〜図72のうち、図19〜図21、図37、図47および図48は、平面図であり、それ以外は断面図である。
なお、図4、図7、図10、図13、図16、図22、図25、図28、図31、図34、図38、図41、図44、図49、図52、図55、図58、図61、図64、図67および図70は、図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるA−A線の位置での断面図にほぼ対応している。従って、これらの断面図(図4など)には、メモリセル領域1Aの要部断面図が示されており、n+型半導体領域SD2を共有する2つのメモリセル(不揮発性メモリのメモリセル)が半導体基板SBに形成される様子が示されている。
また、図5、図8、図11、図14、図17、図23、図26、図29、図32、図35、図39、図42、図45、図50、図53、図56、図59、図62、図65、図68および図71は、図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるB−B線の位置での断面図にほぼ対応している。従って、これらの断面図(図5など)には、周辺回路領域1Bとダミー形成領域1Cの要部断面図が示されており、周辺回路領域1BにMISFETおよびダミーゲート電極DG2が、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1が、それぞれ形成される様子が示されている。
また、図6、図9、図12、図15、図18、図24、図27、図30、図33、図36、図40、図43、図46、図51、図54、図57、図60、図63、図66、図69および図72は、図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるC−C線の位置での断面図にほぼ対応している。従って、これらの断面図(図6など)には、周辺回路領域1Bの要部断面図が示されており、周辺回路領域1BにMISFETおよびダミーゲート電極DG2が形成される様子が示されている。
また、図19〜図21、図37、図47および図48は、同じ平面領域の異なる工程段階が示されており、平面図であるが、理解を簡単にするために、ハッチングを付してある。具体的には、図19では、シリコン膜PS1にハッチングを付し、図20では、フォトレジストパターンPR1にハッチングを付してある。また、図21では、パターニングされたシリコン膜PS1にハッチングを付してあり、すなわち、制御ゲート電極CG、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aにハッチングを付してある。また、図37では、メモリゲート電極MG、制御ゲート電極CG、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aにハッチングを付してある。また、図47では、フォトレジストパターンPR3にハッチングを付し、図48では、メモリゲート電極MG、制御ゲート電極CG、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG1,DG2およびダミーパターンDPにハッチングを付してある。
なお、メモリセル領域1Aは、半導体基板SB(の主面)において、不揮発性メモリのメモリセルが形成される予定の領域である。また、周辺回路領域1Bは、半導体基板SB(の主面)において、周辺回路が形成される予定の領域である。この周辺回路領域1Bにおいては、周辺回路の空きスペースや外周領域などにダミーゲート電極DG2を形成するため、周辺回路領域1Bは、半導体基板SB(の主面)において、周辺回路とダミーゲート電極DG2が形成される予定の領域とみなすこともできる。また、ダミー形成領域1Cは、半導体基板SB(の主面)において、ダミーゲート電極DG1が形成される予定の領域である。メモリセル領域1Aと周辺回路領域1Bとダミー形成領域1Cとは、同じ半導体基板SBに存在している。すなわち、メモリセル領域1Aと周辺回路領域1Bとダミー形成領域1Cとは、同一の半導体基板SBの主面の互いに異なる平面領域に対応している。
ここで、周辺回路とは、不揮発性メモリ以外の回路であり、例えば、CPUなどのプロセッサ、制御回路、センスアンプ、カラムデコーダ、ロウデコーダ、入出力回路などである。周辺回路領域1Bに形成されるMISFETは、周辺回路用のMISFETである。
また、本実施の形態においては、メモリセル領域1Aにnチャネル型のMISFET(制御トランジスタおよびメモリトランジスタ)を形成する場合について説明するが、導電型を逆にしてpチャネル型のMISFET(制御トランジスタおよびメモリトランジスタ)をメモリセル領域1Aに形成することもできる。同様に、本実施の形態においては、周辺回路領域1Bにnチャネル型のMISFETを形成する場合について説明するが、導電型を逆にしてpチャネル型のMISFETを周辺回路領域1Bに形成することもでき、また、周辺回路領域1BにCMISFET(Complementary MISFET)などを形成することもできる。
図4〜図6に示されるように、まず、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンなどからなる半導体基板(半導体ウエハ)SBを用意(準備)する(図1のステップS1)。それから、半導体基板SBの主面に、活性領域を規定(画定)する素子分離領域(素子間分離絶縁領域)STを形成する(図1のステップS2)。
素子分離領域STは、酸化シリコンなどの絶縁体からなり、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法またはLOCOS(Local Oxidization of Silicon )法などにより形成することができる。例えば、半導体基板SBの主面に素子分離用の溝を形成した後、この素子分離用の溝内に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜を埋め込むことで、素子分離領域を形成することができる。より具体的には、半導体基板SBの主面に素子分離用の溝を形成した後、半導体基板SB上に、この素子分離用の溝を埋めるように、素子分離領域形成用の絶縁膜(例えば酸化シリコン膜)を形成する。それから、素子分離用の溝の外部の絶縁膜(素子分離領域形成用の絶縁膜)を除去することで、素子分離用の溝に埋め込まれた絶縁膜からなる素子分離領域STを形成することができる。
次に、図7〜図9に示されるように、半導体基板SBのメモリセル領域1Aにp型ウエルPW1を、周辺回路領域1Bにp型ウエルPW2を形成する(図1のステップS3)。p型ウエルPW1,PW2は、例えばホウ素(B)などのp型の不純物を半導体基板SBにイオン注入することなどによって形成することができる。p型ウエルPW1,PW2は、半導体基板SBの主面から所定の深さにわたって形成される。p型ウエルPW1とp型ウエルPW2とは、同じ導電型であるため、同じイオン注入工程で形成しても、あるいは異なるイオン注入工程で形成してもよい。
次に、メモリセル領域1Aに後で形成される制御トランジスタのしきい値電圧を調整するために、必要に応じて、メモリセル領域1Aのp型ウエルPW1の表面部(表層部)に対してチャネルドープイオン注入を行う。また、周辺回路領域1Bに後で形成されるnチャネル型MISFETのしきい値電圧を調整するために、必要に応じて、周辺回路領域1Bのp型ウエルPW2の表面部(表層部)に対してチャネルドープイオン注入を行う。
次に、希釈フッ酸洗浄などによって半導体基板SB(p型ウエルPW1,PW2)の表面を清浄化した後、半導体基板SBの主面(p型ウエルPW1,PW2の表面)に、ゲート絶縁膜用の絶縁膜GIを形成する(図1のステップS4)。
絶縁膜GIは、例えば薄い酸化シリコン膜または酸窒化シリコン膜などにより形成することができる。絶縁膜GIが酸化シリコン膜の場合は、例えば熱酸化法により絶縁膜GIを形成することができる。また、絶縁膜GIを酸窒化シリコン膜とする場合は、例えば、N2OとO2とH2とを用いた高温短時間酸化法、あるいは、熱酸化法により酸化シリコン膜を形成した後にプラズマ中で窒化処理(プラズマ窒化)を行う手法などにより、形成することができる。絶縁膜GIの形成膜厚は、例えば2〜3nm程度とすることができる。絶縁膜GIを熱酸化法により形成した場合には、素子分離領域ST上には絶縁膜GIは形成されない。
他の形態として、ステップS4において、周辺回路領域1Bの絶縁膜GIを、メモリセル領域1Aの絶縁膜GIとは別の工程で形成することもできる。
次に、図10〜図12に示されるように、半導体基板SBの主面(主面全面)上に、制御ゲート電極CG形成用の導電膜としてシリコン膜PS1を形成(堆積)する(図1のステップS5)。
シリコン膜PS1は、制御トランジスタのゲート電極用の導電膜であり、すなわち、後述の制御ゲート電極CGを形成するための導電膜である。また、シリコン膜PS1は、周辺回路領域1BにMISFETのゲート電極(後述のゲート電極GEに対応)を形成するための導電膜を兼ねている。すなわち、シリコン膜PS1により、後述の制御ゲート電極CGと後述のゲート電極GEが形成される。
シリコン膜PS1は、半導体基板SBの主面全面に形成される。このため、シリコン膜PS1は、メモリセル領域1Aおよび周辺回路領域1Bの絶縁膜GI上に形成されるとともに、素子分離領域ST上にも形成される。
シリコン膜PS1は、多結晶シリコン膜(ポリシリコン膜)からなり、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学的気相成長)法などを用いて形成することができる。シリコン膜PS1の堆積膜厚は、例えば50〜250nm程度とすることができる。成膜時はシリコン膜PS1をアモルファスシリコン膜として形成してから、その後の熱処理でアモルファスシリコン膜を多結晶シリコン膜とすることもできる。
シリコン膜PS1を形成した後、シリコン膜PS1上にフォトリソグラフィ法を用いてフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。このフォトレジストパターンは、ここでは図示しないけれども、周辺回路領域1B全体に形成される。それから、このフォトレジストパターンをマスクとして用いて、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1にn型不純物をイオン注入法などによって導入することにより、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1をn型のシリコン膜(ドープトポリシリコン膜)とする。すなわち、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1にn型不純物が導入されて、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1が、n型不純物が導入されたn型のシリコン膜となる。その後、そのフォトレジストパターンは除去する。メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1にn型不純物をイオン注入法で導入する際には、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1は、フォトレジストパターンで覆われていたため、不純物は導入されない。
このため、シリコン膜PS1をノンドープ(アンドープ)のシリコン膜として成膜してから、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1にイオン注入法で不純物を導入した場合は、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1はノンドープのシリコン膜のままとなる。この場合は、後述のステップS6のパターニング工程で形成されたシリコン膜PS1aも、ノンドープのシリコン膜となっている。しかしながら、その後に(好ましくは後述のステップS11とステップS12との間に)、シリコン膜PS1aに対してイオン注入法で不純物が導入されるため、後で形成されるゲート電極GEは、不純物が導入されたシリコン膜により形成されることになる。また、後で形成するダミーゲート電極DG1は、トランジスタのゲート電極としては機能しないため、ダミーゲート電極DG1には不純物が導入されていても、導入されていなくてもよい。このため、ダミー形成領域1Cのシリコン膜PS1には、不純物を導入してもしなくてもよい。
次に、シリコン膜PS1をフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によりパターニングして、制御ゲート電極CGおよびダミーゲート電極DG1を形成する(図1のステップS6)。制御ゲート電極CGは、メモリセル領域1Aに形成され、ダミーゲート電極DG1は、ダミー形成領域1Cに形成される。ステップS6のパターニング工程は、次のようにして行うことができる。
すなわち、まず、図13〜図15に示されるように、シリコン膜PS1上にフォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンとしてフォトレジストパターン(レジストパターン)PR1を形成する。それから、このフォトレジストパターンPR1をエッチングマスクとして用いて、シリコン膜PS1をエッチング(好ましくはドライエッチング)してパターニングする。その後、このフォトレジストパターンPR1を除去する。これにより、図16〜図18に示されるように、パターニングされたシリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGと、パターニングされたシリコン膜PS1からなるダミーゲート電極DG1が形成される。
ここで、図19〜図21は、半導体基板SBの主面における同じ平面領域の異なる工程段階の平面図である。図19には、ステップS5でシリコン膜PS1を形成した段階の平面図が示され、図20には、ステップS6でフォトレジストパターンPR1を形成した段階の平面図が示され、図21には、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングしてからフォトレジストパターンPR1を除去した段階の平面図が示されている。
フォトレジストパターンPR1は、メモリセル領域1Aに制御ゲート電極CG形成用の開口部OP1を有し、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1形成用の開口部OP2を有している。開口部OP1は、制御ゲート電極CG形成予定領域を除くメモリセル領域1A全体にわたって形成され、開口部OP2は、ダミーゲート電極DG1形成予定領域を除くダミー形成領域1C全体にわたって形成されている。開口部OP1,OP2は、周辺回路領域1Bには形成されていない。ステップS6では、開口部OP1,OP2から露出される部分のシリコン膜PS1が選択的にエッチングされて除去されることで、シリコン膜PS1がパターニングされる。このため、ステップS6でパターニングされたシリコン膜PS1(図21でハッチングを付した領域)は、フォトレジストパターンPR1(図20でハッチングを付した領域)とほぼ同じ平面形状(パターン)を有している。
周辺回路領域1Bにおいては、フォトレジストパターンPR1は、周辺回路領域1B全体に形成されていた。このため、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1は、全体がフォトレジストパターンPR1で覆われていた。従って、ステップS6において、周辺回路領域1Bでは、シリコン膜PS1のパターニングは行われず、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1全体が、エッチングざれずに残存する。周辺回路領域1B全体に残存するシリコン膜PS1を、符号PS1aを付して、シリコン膜(シリコン膜パターン、導電膜パターン)PS1aと称することとする。シリコン膜PS1aは、周辺回路領域1B全体に形成されているが、メモリセル領域1Aとダミーゲート電極DG1には形成されていない。シリコン膜PS1aは、パターニングされたシリコン膜PS1からなり、シリコン膜パターン(導電膜パターン)とみなすこともできる。シリコン膜PS1aは、周辺回路領域1B全体を覆うような大面積のパターンとして形成される。
一方、メモリセル領域1Aでは、フォトレジストパターンPR1は、制御ゲート電極CG形成予定領域に選択的に形成され、それ以外の領域には形成されない。このため、メモリセル領域1Aのシリコン膜PS1は、制御ゲート電極CG形成予定領域はフォトレジストパターンPR1で覆われていたが、それ以外の領域はフォトレジストパターンPR1で覆われずに露出されていた。従って、ステップS6において、メモリセル領域1Aでは、シリコン膜PS1のパターニングが行われ、パターニングされたシリコン膜PS1により制御ゲート電極CGが形成されるとともに、それ以外のシリコン膜PS1は除去される。すなわち、ステップS6を行うと、メモリセル領域1Aにおいては、制御ゲート電極CGとなる部分以外のシリコン膜PS1は除去される。メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGは一つ以上形成されるが、実際には、メモリセル領域1Aには複数の制御ゲート電極CGが形成される。
また、ダミー形成領域1Cでは、フォトレジストパターンPR1は、ダミーゲート電極DG1形成予定領域に選択的に形成され、それ以外の領域には形成されない。このため、ダミー形成領域1Cのシリコン膜PS1は、ダミーゲート電極DG1形成予定領域はフォトレジストパターンPR1で覆われていたが、それ以外の領域はフォトレジストパターンPR1で覆われずに露出されていた。従って、ステップS6において、ダミー形成領域1Cでは、シリコン膜PS1のパターニングが行われ、パターニングされたシリコン膜PS1によりダミーゲート電極DG1が形成されるとともに、それ以外のシリコン膜PS1は除去される。すなわち、ステップS6を行うと、ダミー形成領域1Cにおいては、ダミーゲート電極DG1となる部分以外のシリコン膜PS1は除去される。ダミー形成領域1Cにおいて、ダミーゲート電極DG1は一つ以上形成されるが、実際には、ダミー形成領域1Cには複数のダミーゲート電極DG1が形成される。
半導体基板の主面において、ダミー形成領域1Cは一箇所以上に設けられるが、複数個所に設ければ、より好ましい。また、各ダミー形成領域1Cにおいて、ダミーゲート電極DG1は一つ以上形成されるが、ダミーゲート電極DG1を複数形成すれば、より好ましい。各ダミーゲート電極DG1の平面形状は、例えば矩形状とすることができる。
メモリセル領域1Aにおいて、パターニングされたシリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGが形成され、制御ゲート電極CGは、制御トランジスタ用のゲート電極である。メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGの下に残存する絶縁膜GIが、制御トランジスタのゲート絶縁膜となる。従って、メモリセル領域1Aにおいて、シリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGは、半導体基板SB(p型ウエルPW1)上にゲート絶縁膜としての絶縁膜GIを介して形成された状態となる。
メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGで覆われた部分以外の絶縁膜GI、すなわちゲート絶縁膜となる部分以外の絶縁膜GIは、ステップS6のパターニング工程で行うドライエッチングや、あるいはそのドライエッチング後にウェットエッチングを行うことによって除去され得る。
半導体基板SBにおいて、ダミー形成領域1C全体に素子分離領域STを形成しておけば、ダミーゲート電極DG1は、素子分離領域ST上に形成されることになる。図17には、ダミーゲート電極DG1を素子分離領域ST上に形成した場合が示されている。他の形態として、ダミー形成領域1Cの一部または全体に素子分離領域STを形成しないことも可能であり、その場合、素子分離領域STが形成されていない領域では、ダミーゲート電極DG1は、素子分離領域ST上ではなく、半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)上に絶縁膜GIを介して形成されることになる。
シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1は、素子分離領域ST上に位置していることが好ましい。これにより、周辺回路領域1Bの活性領域(素子分離領域STで規定された活性領域)は、シリコン膜PS1aで覆われることになる。こうすることで、周辺回路領域1Bの半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)が不要なエッチングを受けるのを防止することができる。
このように、ステップS6で、制御ゲート電極CGとダミーゲート電極DG1とシリコン膜PS1aとが形成される。ステップS6は、シリコン膜PS1をパターニングすることにより、制御ゲート電極CGとダミーゲート電極DG1とシリコン膜(シリコン膜パターン)PS1aを形成する工程とみなすこともできる。
次に、メモリセル領域1Aに後で形成されるメモリトランジスタのしきい値電圧を調整するために、必要に応じて、メモリセル領域1Aのp型ウエルPW1の表面部(表層部)に対してチャネルドープイオン注入を行う。
次に、洗浄処理を行って、半導体基板SBの主面を清浄化処理した後、図22〜図24に示されるように、半導体基板SBの主面全面に、すなわち、半導体基板SBの主面(表面)上と制御ゲート電極CGの表面(上面および側面)上とに、メモリトランジスタのゲート絶縁膜用の絶縁膜MZを形成する(図1のステップS7)。
周辺回路領域1Bでは、シリコン膜PS1aが残存しているので、このシリコン膜PS1aの表面(上面および側面)上にも絶縁膜MZが形成される。また、ダミー形成領域1Cでは、ダミーゲート電極DG1が形成されているため、このダミーゲート電極DG1の表面(上面および側面)上にも絶縁膜MZが形成される。このため、ステップS7において、絶縁膜MZは、半導体基板SB上に、メモリセル領域1Aの制御ゲート電極CGと周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aとダミー形成領域1Cのダミーゲート電極DG1とを覆うように形成される。
絶縁膜MZは、メモリトランジスタのゲート絶縁膜用の絶縁膜であり、内部に電荷蓄積部を有する絶縁膜である。この絶縁膜MZは、酸化シリコン膜(酸化膜)MZ1と、酸化シリコン膜MZ1上に形成された窒化シリコン膜(窒化膜)MZ2と、窒化シリコン膜MZ2上に形成された酸化シリコン膜(酸化膜)MZ3との積層膜からなる。酸化シリコン膜MZ1、窒化シリコン膜MZ2および酸化シリコン膜MZ3の積層膜は、ONO(oxide-nitride-oxide)膜とみなすこともできる。
なお、図面を見やすくするために、図22〜図24では、酸化シリコン膜MZ1、窒化シリコン膜MZ2および酸化シリコン膜MZ3からなる絶縁膜MZを、単に絶縁膜MZとして図示している。実際には、図22や図24において点線の円で囲まれた領域の拡大図に示されるように、絶縁膜MZは、酸化シリコン膜MZ1、窒化シリコン膜MZ2および酸化シリコン膜MZ3からなる。
絶縁膜MZのうち、酸化シリコン膜MZ1,MZ3は、例えば酸化処理(熱酸化処理)またはCVD法あるいはその組み合わせにより形成することができる。この際の酸化処理には、ISSG(In Situ Steam Generation)酸化を用いることも可能である。絶縁膜MZのうち、窒化シリコン膜MZ2は、例えばCVD法により形成することができる。
また、本実施の形態においては、トラップ準位を有する絶縁膜(電荷蓄積層)として、窒化シリコン膜MZ2を形成している。信頼性の面などで窒化シリコン膜が好適であるが、窒化シリコン膜に限定されものではなく、例えば酸化アルミニウム膜(アルミナ)、酸化ハフニウム膜または酸化タンタル膜など、窒化シリコン膜よりも高い誘電率を有する高誘電率膜を電荷蓄積層または電荷蓄積部として使用することもできる。また、シリコンナノドットで電荷蓄積層または電荷蓄積部を形成することもできる。
絶縁膜MZを形成するには、例えば、まず酸化シリコン膜MZ1を熱酸化法(好ましくはISSG酸化)により形成してから、酸化シリコン膜MZ1上に窒化シリコン膜MZ2をCVD法で堆積し、更に窒化シリコン膜MZ2上に酸化シリコン膜MZ3をCVD法または熱酸化法あるいはその両方で形成する。これにより、酸化シリコン膜MZ1、窒化シリコン膜MZ2および酸化シリコン膜MZ3の積層膜からなる絶縁膜MZを形成することができる。
酸化シリコン膜MZ1の厚みは、例えば2〜10nm程度とすることができ、窒化シリコン膜MZ2の厚みは、例えば5〜15nm程度とすることができ、酸化シリコン膜MZ3の厚みは、例えば2〜10nm程度とすることができる。最後の酸化膜、すなわち絶縁膜MZのうちの最上層の酸化シリコン膜MZ3は、例えば窒化膜(絶縁膜MZのうちの中間層の窒化シリコン膜MZ2)の上層部分を酸化して形成することで、高耐圧膜を形成することもできる。
絶縁膜MZは、後で形成されるメモリゲート電極MGのゲート絶縁膜として機能し、電荷保持(電荷蓄積)機能を有する。従って、絶縁膜MZは、メモリトランジスタの電荷保持機能を有するゲート絶縁膜として機能できるように、少なくとも3層の積層構造を有し、電荷ブロック層として機能する外側の層(ここでは酸化シリコン膜MZ1,MZ3)のポテンシャル障壁高さに比べ、電荷蓄積部として機能する内側の層(ここでは窒化シリコン膜MZ2)のポテンシャル障壁高さが低くなる。これは、本実施の形態のように、絶縁膜MZを、酸化シリコン膜MZ1と、酸化シリコン膜MZ1上の窒化シリコン膜MZ2と、窒化シリコン膜MZ2上の酸化シリコン膜MZ3とを有する積層膜とすることで達成できる。
次に、図25〜図27に示されるように、半導体基板SBの主面(主面全面)上に、すなわち絶縁膜MZ上に、メモリゲート電極MG形成用の導電膜としてシリコン膜PS2を形成(堆積)する(図1のステップS8)。ステップS8において、シリコン膜PS2は、メモリセル領域1Aにおいては制御ゲート電極CGを覆うように、周辺回路領域1Bにおいてはシリコン膜PS1aを覆うように、ダミー形成領域1Cにおいてはダミーゲート電極DG1を覆うように、形成される。
シリコン膜PS2は、メモリトランジスタのゲート電極用の導電膜であり、すなわち、後述のメモリゲート電極MGを形成するための導電膜である。シリコン膜PS2は、多結晶シリコン膜からなり、CVD法などを用いて形成することができる。シリコン膜PS2の堆積膜厚は、例えば30〜150nm程度とすることができる。成膜時はシリコン膜PS2をアモルファスシリコン膜として形成してから、その後の熱処理でアモルファスシリコン膜を多結晶シリコン膜とすることもできる。
また、シリコン膜PS2は、成膜時に不純物を導入するか、あるいは成膜後に不純物をイオン注入することなどにより、不純物が導入されて低抵抗の半導体膜(ドープトポリシリコン膜)とされている。シリコン膜PS2は、好ましくは、リン(P)またはヒ素(As)などのn型不純物が導入されたn型のシリコン膜である。シリコン膜PS2の成膜時にn型不純物を導入する場合には、シリコン膜PS2の成膜用のガスにドーピングガス(n型不純物添加用のガス)を含ませることで、n型不純物が導入されたシリコン膜PS2を成膜することができる。メモリセル領域1Aのシリコン膜PS2は、n型不純物が導入されていることが好ましいが、周辺回路領域1Bおよびダミー形成領域1Cのシリコン膜PS2は、後で除去するため、n型不純物は導入されていても、導入されていなくてもよい。
次に、異方性エッチング技術により、シリコン膜PS2をエッチバック(エッチング、ドライエッチング、異方性エッチング)することにより、図28〜図30に示されるように、メモリゲート電極MGおよびシリコンスペーサSPを形成する(図2のステップS9)。
ステップS9のエッチバック工程では、シリコン膜PS2の堆積膜厚の分だけシリコン膜PS2を異方性エッチング(エッチバック)することにより、制御ゲート電極CGの両方の側壁上に(絶縁膜MZを介して)シリコン膜PS2をサイドウォールスペーサ状に残し、他の領域のシリコン膜PS2を除去する。これにより、図28に示されるように、メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGの両方の側壁のうち、一方の側壁上に絶縁膜MZを介してサイドウォールスペーサ状に残存したシリコン膜PS2により、メモリゲート電極MGが形成され、また、他方の側壁上に絶縁膜MZを介してサイドウォールスペーサ状に残存したシリコン膜PS2により、シリコンスペーサSPが形成される。メモリゲート電極MGは、絶縁膜MZ上に、制御ゲート電極CGと絶縁膜MZを介して隣り合うように形成される。
シリコンスペーサSPは、導電体(ここではシリコン膜PS2)からなるサイドウォールスペーサ、すなわち導電体スペーサとみなすこともできる。メモリゲート電極MGとシリコンスペーサSPとは、制御ゲート電極CGの互いに反対側となる側壁上に形成されており、制御ゲート電極CGを挟んでほぼ対称な構造を有している。また、周辺回路領域1Bに残存させているシリコン膜PS1aの側壁上と、ダミー形成領域1Cに形成されているダミーゲート電極DG1の側壁上にも、絶縁膜MZを介してシリコンスペーサSPが形成され得る。
ステップS9のシリコン膜PS2のエッチバック工程を行うことにより、メモリゲート電極MGとシリコンスペーサSPで覆われていない領域の絶縁膜MZが露出される。メモリゲート電極MGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)との間およびメモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとの間には絶縁膜MZが介在している。メモリセル領域1Aにおけるメモリゲート電極MGの下の絶縁膜MZが、メモリトランジスタのゲート絶縁膜となる。上記ステップS8で堆積するシリコン膜PS2の堆積膜厚を調整することで、メモリゲート長、すなわちメモリゲート電極MGのゲート長を調整することができる。
次に、シリコンスペーサSPを除去する(図2のステップS10)。
ステップS10のシリコンスペーサの除去工程は、例えば次のようにして行うことができる。すなわち、まず、図31〜図33に示されるように、フォトリソグラフィ技術を用いて、メモリゲート電極MGが覆われかつシリコンスペーサSPが露出されるようなフォトレジストパターン(レジストパターン)PR2を半導体基板SB上に形成する。それから、このフォトレジストパターンPR2をエッチングマスクとしたドライエッチングにより、シリコンスペーサSPを除去する。その後、このフォトレジストパターンPR2を除去する。これにより、図34〜図36に示されるように、シリコンスペーサSPが除去されるが、メモリゲート電極MGは、フォトレジストパターンPR2で覆われていたので、エッチングされずに残存する。
ここで、図37は、上記図19〜図21と同じ平面領域を示す平面図であるが、図37には、ステップS10でシリコンスペーサSPを除去した段階の平面図が示されている。図34および図37に示されるように、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとは、互いに隣り合っており、すなわち、半導体基板SBの主面上に並んで配置されており、隣り合った状態で半導体基板SBの主面上を一方向に延在している。但し、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとの間には絶縁膜MZが介在しているため、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとは接していない。
次に、図38〜図40に示されるように、絶縁膜MZのうち、メモリゲート電極MGで覆われずに露出する部分をエッチング(例えばウェットエッチング)によって除去する(図2のステップS11)。この際、メモリセル領域1Aにおいて、メモリゲート電極MGの下とメモリゲート電極MGおよび制御ゲート電極CG間とに位置する絶縁膜MZは、除去されずに残存し、他の領域の絶縁膜MZは除去される。図38からも分かるように、メモリセル領域1Aにおいて、メモリゲート電極MGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)の間の領域と、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGの間の領域の、両領域にわたって絶縁膜MZが連続的に延在している。
なお、図38において点線の円で囲まれた領域の拡大図に示されるように、絶縁膜MZは、酸化シリコン膜MZ1とその上の窒化シリコン膜MZ2とその上の酸化シリコン膜MZ3との積層膜からなる。
次に、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうち、nチャネル型MISFET形成予定領域のシリコン膜PS1aにイオン注入法を用いてn型不純物を導入することにより、nチャネル型MISFET形成予定領域のシリコン膜PS1aをn型のシリコン膜(ドープトポリシリコン膜)とする。このときのイオン注入の際には、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうちのnチャネル型MISFET形成予定領域を露出し、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうちのpチャネル型MISFET形成予定領域とメモリセル領域1A全体とダミー形成領域1C全体とを覆うようなフォトレジストパターン(図示せず)を形成しておき、それをイオン注入阻止マスクとして用いればよい。なお、ダミー形成領域1Cはイオン注入されても、されなくともよい。また、pチャネル型MISFETも形成する場合は、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうち、pチャネル型MISFET形成予定領域のシリコン膜PS1aにイオン注入法を用いてp型不純物を導入することにより、pチャネル型MISFET形成予定領域のシリコン膜PS1aをp型のシリコン膜(ドープトポリシリコン膜)とする。このときのイオン注入の際には、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうちのpチャネル型MISFET形成予定領域を露出し、周辺回路領域1Bのシリコン膜PS1aのうちのnチャネル型MISFET形成予定領域とメモリセル領域1A全体とダミー形成領域1C全体とを覆うようなフォトレジストパターン(図示せず)を形成しておき、それをイオン注入阻止マスクとして用いればよい。
ステップS11(絶縁膜MZの除去工程)の後で、ステップS12(シリコン膜PS1aのパターニング工程 )の前に、上述のようにシリコン膜PS1aに対してイオン注入を行って不純物を導入する。このため、このイオン注入を行う前までは、シリコン膜PS1aには不純物が導入されていなくともよく、すなわちシリコン膜PS1aは、ノンドープ(アンドープ)のシリコン膜であってもよい。
次に、シリコン膜PS1aをフォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてパターニングすることにより、周辺回路領域1Bにゲート電極GEおよびダミーゲート電極DG2を形成する(図2のステップS12)。ステップS12のパターニング工程は、例えば次のようにして行うことができる。
すなわち、まず、図41〜図43に示されるように、半導体基板SBの主面上に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンとしてフォトレジストパターン(レジストパターン)PR3を形成する。それから、このフォトレジストパターンPR3をエッチングマスクとして用いて、シリコン膜PS1aをエッチング(好ましくはドライエッチング)してパターニングする。その後、このフォトレジストパターンPR3を除去する。これにより、図44〜図46に示されるように、パターニングされたシリコン膜PS1aからなるゲート電極GEと、パターニングされたシリコン膜PS1aからなるダミーゲート電極DG2が形成される。このとき、シリコン膜PS1aの外周部も残存してダミーパターンDPとなる。
ここで、図47および図48は、上記図19〜図21および図37と同じ平面領域を示す平面図であるが、図47には、ステップS12でフォトレジストパターンPR3を形成した段階の平面図が示され、図48には、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてからフォトレジストパターンPR3を除去した段階の平面図が示されている。
メモリセル領域1Aにおいては、フォトレジストパターンPR3は、メモリセル領域1A全体に形成されていた。このため、メモリセル領域1Aの制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、全体がフォトレジストパターンPR3で覆われていた。従って、ステップS12において、メモリセル領域1Aでは、制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、エッチングざれずに残存する。
また、ダミー形成領域1Cにおいては、フォトレジストパターンPR3は、ダミー形成領域1C全体に形成されていた。このため、ダミー形成領域1Cのダミーゲート電極DG1は、フォトレジストパターンPR3で覆われていた。従って、ステップS12において、ダミー形成領域1Cでは、ダミーゲート電極DG1は、エッチングざれずに残存する。
一方、周辺回路領域1Bにおいては、フォトレジストパターンPR3は、ゲート電極GE形成予定領域とダミーゲート電極DG2形成予定領域と外周部(外周領域)とに選択的に形成され、それ以外の領域には形成されない。このため、シリコン膜PS1aは、ゲート電極GE形成予定領域とダミーゲート電極DG2形成予定領域と外周部とはフォトレジストパターンPR3で覆われていたが、それ以外の領域はフォトレジストパターンPR3で覆われずに露出されていた。従って、ステップS12において、周辺回路領域1Bでは、シリコン膜PS1aのパターニングが行われ、パターニングされたシリコン膜PS1aによりゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとが形成されるとともに、それ以外のシリコン膜PS1aは除去される。すなわち、ステップS12を行うと、ゲート電極GEになる部分とダミーゲート電極DG2になる部分とダミーパターンDPになる部分と以外のシリコン膜PS1aは除去される。周辺回路領域1Bにおいて、ゲート電極GEは一つ以上形成されるが、実際には、周辺回路領域1Bには複数のゲート電極GEが形成される。また、周辺回路領域1Bにおいて、ダミーゲート電極DG2は一つ以上形成されるが、実際には、周辺回路領域1Bには複数のダミーゲート電極DG2が形成される。
また、周辺回路領域1Bにおいて、MISFETだけでなく、MISFET以外の半導体素子も形成し、その半導体素子の構成要素をシリコン膜PS1aにより形成することもできる。その場合は、その半導体素子の構成要素の形成予定領域にもフォトレジストパターンPR3を形成しておき、ステップS12でパターニングされたシリコン膜PS1aにより、その半導体素子の構成要素を形成することもできる。MISFET以外の半導体素子としては、例えば抵抗素子や容量素子などがある。半導体素子が抵抗素子の場合は、ステップS12でパターニングされたシリコン膜PS1aにより、ポリシリコン抵抗素子を形成することができる。また、半導体素子が容量素子の場合は、ステップS12でパターニングされたシリコン膜PS1aにより、容量素子の電極を形成することができる。例えば、容量素子の上部電極を、ステップS12でパターニングされたシリコン膜PS1aにより形成し、絶縁膜GIを容量絶縁膜とし、半導体基板SBに形成しておいた不純物拡散層を、容量素子の下部電極とすることができる。
周辺回路領域1Bにおいて、パターニングされたシリコン膜PS1aからなるゲート電極GEが形成され、ゲート電極GEは、MISFET用のゲート電極である。周辺回路領域1Bにおいて、ゲート電極GEの下に残存する絶縁膜GIが、MISFETのゲート絶縁膜となる。従って、周辺回路領域1Bにおいて、シリコン膜PS1a(従ってシリコン膜PS1)からなるゲート電極GEは、半導体基板SB(p型ウエルPW2)上にゲート絶縁膜としての絶縁膜GIを介して形成された状態となる。
周辺回路領域1Bにおいて、ゲート電極GEで覆われた部分以外の絶縁膜GI、すなわちゲート絶縁膜となる部分以外の絶縁膜GIは、ステップS12のパターニング工程で行うドライエッチングや、あるいはそのドライエッチング後にウェットエッチングを行うことによって除去され得る。
半導体基板SBにおいて、ダミーゲート電極DG2を形成する予定の領域には、素子分離領域STを形成しておけば、ダミーゲート電極DG2は、素子分離領域ST上に形成されることになる。図45および図46には、ダミーゲート電極DG2を素子分離領域ST上に形成した場合が示されている。他の形態として、ダミーゲート電極DG2を、素子分離領域STが形成されていない領域に形成することも可能であり、その場合、ダミーゲート電極DG2は、素子分離領域ST上ではなく、半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)上に絶縁膜GIを介して形成されることになる。
また、フォトレジストパターンPR3は、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1を覆うように形成することが好ましい。すなわち、平面視において、シリコン膜PS1aの外周部がフォトレジストパターンPR3で覆われるようにし、それによって、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1がフォトレジストパターンPR3で覆われるようにすることが好ましい。これにより、シリコン膜PS1aの外周部は、フォトレジストパターンPR3で覆われているため、ステップS12のパターニングではエッチングされずに残存し、ダミーパターンDPとなる。すなわち、ダミーパターンDPは、シリコン膜PS1aの外周部が残存したものである。上述のように、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1は、素子分離領域ST上に位置していることが好ましいが、そうした場合は、ダミーパターンDPも素子分離領域ST上に位置することになる。なお、フォトレジストパターンPR3が、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1を覆わない状態で上記のエッチングを行う場合も考え得るが、その場合、シリコン膜PS1aの側壁に隣接する半導体基板SBの表面(本実施の形態においては、素子分離領域ST)がエッチングにより削られ、その部分が低くなる、あるいは、意図せぬパーティクルなどが発生することにより、この後の工程での信頼性が低下することも考えられる。このようなことを避けるためには、本実施の形態のように、フォトレジストパターンPR3は、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1を覆って、ダミーパターンDPを残すことが好ましい。
ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2は、例えば矩形状の平面形状を有している。一方、ダミーパターンDPは、シリコン膜PS1aの外周部が残存したものであるので、連続的に延在したパターンとなっている。すなわち、平面視において、ダミーパターンDPは、線状のパターンであるが、延在方向での端部を有さずに、ある領域を囲む(一周する)ような連続的なパターン(平面形状)を有している。
なお、「平面視」とは、半導体基板SBの主面に平行な平面で見た場合を言うものとする。
また、シリコン膜PS1aの「外周部」とは、平面視において、シリコン膜PS1aが形成されている領域と形成されていない領域との境界に沿った領域(部分)に対応している。すなわち、シリコン膜PS1aの「外周部」とは、平面視において、シリコン膜PS1aの側壁(側面)に沿った領域で、かつシリコン膜PS1aの側壁(側面)に隣接する領域に対応している。
ダミー形成領域1Cが周辺回路領域1Bに囲まれている場合は、シリコン膜PS1aは、ダミー形成領域1Cには形成されず、ダミー形成領域1Cを囲むように形成されることになるため、シリコン膜PS1aの平面形状は、ダミー形成領域1C全体を開口する開口部を有したものとなる。また、シリコン膜PS1aの平面形状は、メモリセル領域1A全体を開口する開口部を有する場合もある。このような場合は、シリコン膜PS1aにおいて、開口部(ダミー形成領域1C全体を開口する開口部やメモリセル領域1A全体を開口する開口部)に沿った領域も、シリコン膜PS1aの「外周部」に含むものとする。シリコン膜PS1aが開口部(ダミー形成領域1C全体を開口する開口部やメモリセル領域1A全体を開口する開口部)を有する場合は、その開口部の内壁(側壁)もシリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1であり、上記フォトレジストパターンPR3を形成した際には、そのフォトレジストパターンPR3で覆うことが好ましい。
このように、ステップS12で、ゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとが形成される。
このようにして、図44〜図46に示されるように、メモリセル領域1Aにおいて、半導体基板SB上に絶縁膜GIを介して制御ゲート電極CGが形成され、半導体基板SB上に絶縁膜MZを介してメモリゲート電極MGが形成され、周辺回路領域1Bにおいて、半導体基板SB上に絶縁膜GIを介してゲート電極GEが形成された状態が得られる。このとき、ダミー形成領域1Cには、ダミーゲート電極DG1が形成されており、周辺回路領域1Bには、ダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPも形成されている。
次に、図49〜図51に示されるように、n−型半導体領域(不純物拡散層)EX1,EX2,EX3を、イオン注入法などを用いて形成する(図2のステップS13)。
ステップS13において、例えばヒ素(As)またはリン(P)などのn型の不純物を、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEをマスク(イオン注入阻止マスク)として用いて半導体基板SB(p型ウエルPW1,PW2)にイオン注入法で導入することにより、n−型半導体領域EX1,EX2,EX3を形成することができる。この際、n−型半導体領域EX1は、メモリセル領域1Aにおいて、メモリゲート電極MGがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、メモリゲート電極MGの側壁(絶縁膜MZを介して制御ゲート電極CGに隣接している側とは反対側の側壁)に自己整合して形成される。また、n−型半導体領域EX2は、メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、制御ゲート電極CGの側壁(絶縁膜MZを介してメモリゲート電極MGに隣接している側とは反対側の側壁)に自己整合して形成される。また、n−型半導体領域EX3は、周辺回路領域1Bにおいて、ゲート電極GEがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、ゲート電極GEの両側壁に自己整合して形成される。n−型半導体領域EX1およびn−型半導体領域EX2は、メモリセル領域1Aに形成されるメモリセルのソース・ドレイン領域(ソースまたはドレイン領域)の一部として機能し、n−型半導体領域EX3は周辺回路領域1Bに形成されるMISFETのソース・ドレイン領域(ソースまたはドレイン領域)の一部として機能することができる。n−型半導体領域EX1とn−型半導体領域EX2とn−型半導体領域EX3とは、同じイオン注入工程で形成することができるが、異なるイオン注入工程で形成することも可能である。
次に、図52〜図54に示されるように、制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの側壁(絶縁膜MZを介して互いに隣合う側とは反対側の側壁)上と、ゲート電極GEの側壁上と、ダミーゲート電極DG1の側壁上と、ダミーゲート電極DG2の側壁上と、ダミーパターンDPの側壁上とに、絶縁膜からなるサイドウォールスペーサSWを形成する(図2のステップS14)。サイドウォールスペーサ(サイドウォール、側壁絶縁膜)SWは、側壁絶縁膜とみなすことができる。
ステップS14のサイドウォールスペーサSW形成工程は、例えば次のようにして行うことができる。すなわち、まず、半導体基板SBの主面全面上に、サイドウォールスペーサSW形成用の絶縁膜を形成(堆積)する。サイドウォールスペーサSW形成用の絶縁膜は、例えば、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜あるいはそれらの積層膜などからなり、CVD法などを用いて形成することができる。サイドウォールスペーサSW形成用の絶縁膜は、半導体基板SB上に、メモリゲート電極MG、制御ゲート電極CG、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG1,DG2およびダミーパターンDPを覆うように形成される。それから、サイドウォールスペーサSW形成用の絶縁膜を、異方性エッチング技術によりエッチバック(エッチング、ドライエッチング、異方性エッチング)する。これにより、制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGの側壁(絶縁膜MZを介して互いに隣合う側とは反対側の側壁)上と、ゲート電極GEの側壁上と、ダミーゲート電極DG1の側壁上とダミーゲート電極DG2の側壁上とダミーパターンDPの側壁上とに、選択的にサイドウォールスペーサSW形成用の絶縁膜が残存して、サイドウォールスペーサSWが形成される。
次に、図55〜図57に示されるように、n+型半導体領域(不純物拡散層)SD1,SD2,SD3を、イオン注入法などを用いて形成する(図2のステップS15)。
ステップS15において、例えばヒ素(As)又はリン(P)等のn型不純物を、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEとそれらの側壁上のサイドウォールスペーサSWとをマスク(イオン注入阻止マスク)として用いて半導体基板SB(p型ウエルPW1,PW2)にイオン注入法で導入することで、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3を形成することができる。この際、n+型半導体領域SD1は、メモリセル領域1Aにおいて、メモリゲート電極MGとメモリゲート電極MGの側壁上のサイドウォールスペーサSWとがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、メモリゲート電極MGの側壁上のサイドウォールスペーサSWに自己整合して形成される。また、n+型半導体領域SD2は、メモリセル領域1Aにおいて、制御ゲート電極CGとその側壁上のサイドウォールスペーサSWとがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、制御ゲート電極CGの側壁上のサイドウォールスペーサSWに自己整合して形成される。また、n+型半導体領域SD3は、周辺回路領域1Bにおいて、ゲート電極GEとその側壁上のサイドウォールスペーサSWとがマスク(イオン注入阻止マスク)として機能することにより、ゲート電極GEの両側壁上のサイドウォールスペーサSWに自己整合して形成される。これにより、LDD(Lightly doped Drain)構造が形成される。n+型半導体領域SD1とn+型半導体領域SD2とn+型半導体領域SD3は、同じイオン注入工程で形成することができるが、異なるイオン注入工程で形成することも可能である。また、n+型半導体領域SD1とn+型半導体領域SD2とを同じイオン注入で形成し、n+型半導体領域SD3を他のイオン注入で形成することもできる。
このようにして、n−型半導体領域EX1とそれよりも高不純物濃度のn+型半導体領域SD1とにより、メモリトランジスタのソース領域として機能するn型の半導体領域が形成され、n−型半導体領域EX2とそれよりも高不純物濃度のn+型半導体領域SD2とにより、制御トランジスタのドレイン領域として機能するn型の半導体領域が形成される。また、n−型半導体領域EX3とそれよりも高不純物濃度のn+型半導体領域SD3とにより、周辺回路領域1BのMISFETのソース・ドレイン領域として機能するn型の半導体領域が形成される。n+型半導体領域SD1は、n−型半導体領域EX1よりも不純物濃度が高くかつ接合深さが深く、n+型半導体領域SD2は、n−型半導体領域EX2よりも不純物濃度が高くかつ接合深さが深く、n+型半導体領域SD3は、n−型半導体領域EX3よりも不純物濃度が高くかつ接合深さが深い。
次に、ソースおよびドレイン用の半導体領域(n−型半導体領域EX1,EX2,EX3およびn+型半導体領域SD1,SD2,SD3)などに導入された不純物を活性化するための熱処理である活性化アニールを行う(図2のステップS16)。
このようにして、メモリセル領域1Aに不揮発性メモリのメモリセルが形成され、周辺回路領域1BにMISFET(ここではnチャネル型のMISFET)が形成される。
次に、図58〜図60に示されるように、金属シリサイド層SLを形成する(図3のステップS17)。金属シリサイド層SLは、次のようにして形成することができる。
すなわち、まず、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEの各上面(表面)上を含む半導体基板SBの主面全面上に、金属シリサイド層SL形成用の金属膜を形成する。金属シリサイド層SL形成用の金属膜は、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MG、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG1,DG2、ダミーパターンDPおよびサイドウォールスペーサSWを覆うように形成される。金属シリサイド層SL形成用の金属膜は、例えばコバルト(Co)膜、ニッケル(Ni)膜、または、ニッケル白金合金膜などからなり、スパッタリング法などを用いて形成することができる。それから、半導体基板SBに対して熱処理を施すことによって、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEの各上層部分(表層部分)を金属シリサイド層SL形成用の金属膜と反応させる。n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEの各上部(上面、表面、上層部)に、それぞれ金属シリサイド層SLが形成される。金属シリサイド層SLは、例えばコバルトシリサイド層、ニッケルシリサイド層、または、白金添加ニッケルシリサイド層(白金を含有するニッケルシリサイド層)などとすることができる。その後、未反応の金属膜(金属シリサイド層SL形成用の金属膜)をウェットエッチングなどにより除去する。図58〜図60にはこの段階の断面図が示されている。また、未反応の金属膜(金属シリサイド層SL形成用の金属膜)を除去した後に、更に熱処理を行うこともできる。
このように、いわゆるサリサイド(Salicide:Self Aligned Silicide)プロセスを行うことによって、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびゲート電極GEの各上部に金属シリサイド層SLを形成し、それによって、ソース、ドレインや各ゲート電極(CG,MG,GE)の抵抗を低抵抗化することができる。
ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDP上には、金属シリサイド層SLを形成してもしなくてもよい。ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDPは、露出部を有した状態で上述の金属シリサイド層SL形成用の金属膜を形成した場合は、その露出部にも金属シリサイド層SLが形成される。すなわち、ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDPは、その上面が露出した状態で上述の金属シリサイド層SL形成用の金属膜を形成すれば、その上面にも金属シリサイド層SLが形成される。しかしながら、ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDPは、ゲート電極として機能させるものではないため、低抵抗化のために金属シリサイド層SLを形成しなくともよい。このため、ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDPを絶縁膜で覆った状態にしてから、上述の金属シリサイド層SL形成用の金属膜を形成することで、ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDP上には金属シリサイド層SLが形成されないようにすることもできる。また、ダミーゲート電極DG1、ダミーゲート電極DG2およびダミーパターンDPは、金属シリサイド層SLが形成されたものと形成されないものとを混在させることもできる。
次に、図61〜図63に示されるように、半導体基板SBの主面全面上に、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MG、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG1,DG2、ダミーパターンDPおよびサイドウォールスペーサSWを覆うように、絶縁膜として層間絶縁膜(絶縁膜)IL1を形成(堆積)する(図3のステップS18)。
層間絶縁膜IL1は、酸化シリコン膜の単体膜、あるいは、窒化シリコン膜と該窒化シリコン膜上に該窒化シリコン膜よりも厚く形成された酸化シリコン膜との積層膜などからなり、例えばCVD法などを用いて形成することができる。
次に、図64〜図66に示されるように、層間絶縁膜IL1の上面を、CMP(Chemical Mechanical Polishing:化学的機械的研磨)法などを用いて研磨する(図3のステップS19)。これにより、層間絶縁膜IL1の上面の平坦性を高めることができる。
ステップS18で層間絶縁膜IL1を成膜した段階では、層間絶縁膜IL1の上面には、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MG、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG1,DG2、ダミーパターンDPおよびサイドウォールスペーサSWなどを反映した凹凸または段差が形成されている。ステップS19で層間絶縁膜IL1の上面をCMP法などを用いて研磨することにより、層間絶縁膜IL1の上面を平坦化することができる。
次に、図67〜図69に示されるように、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて、層間絶縁膜IL1にコンタクトホール(開口部、貫通孔)CTを形成する(図3のステップS20)。
ステップS20では、例えば、フォトリソグラフィ法を用いて層間絶縁膜IL1上にフォトレジストパターン(図示せず)を形成してから、このフォトレジストパターンをエッチングマスクとして、層間絶縁膜IL1をエッチング(好ましくはドライエッチング)することにより、層間絶縁膜IL1にコンタクトホールCTを形成することができる。コンタクトホールCTは、層間絶縁膜IL1を貫通するように形成される。
次に、コンタクトホールCT内に、接続用の導電体部として、タングステン(W)などからなる導電性のプラグPGを形成する(図3のステップS21)。
プラグPGを形成するには、例えば、コンタクトホールCTの内部(底部および側壁上)を含む層間絶縁膜IL1上に、バリア導体膜(例えばチタン膜、窒化チタン膜、あるいはそれらの積層膜)を形成する。それから、このバリア導体膜上にタングステン膜などからなる主導体膜をコンタクトホールCTを埋めるように形成してから、コンタクトホールCTの外部の不要な主導体膜およびバリア導体膜をCMP法またはエッチバック法などによって除去する。これにより、コンタクトホールCT内に埋め込まれて残存する主導体膜およびバリア導体膜からなるプラグPGが形成される。プラグPGは、コンタクトホールCT内に埋め込まれた状態となっている。なお、図面の簡略化のために、図67〜図69では、プラグPGを構成するバリア導体膜および主導体膜(タングステン膜)を一体化して示してある。
コンタクトホールCTおよびそれに埋め込まれたプラグPGは、n+型半導体領域SD1,SD2,SD3、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MG、ゲート電極GEの上部などに形成される。コンタクトホールCTの底部では、半導体基板SBの主面の一部、例えばn+型半導体領域SD1,SD2,SD3(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部、制御ゲート電極CG(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部、メモリゲート電極MG(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部、あるいはゲート電極GE(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部などが露出される。なお、図67の断面図においては、n+型半導体領域SD2(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部がコンタクトホールCTの底部で露出して、そのコンタクトホールCTを埋めるプラグPGと電気的に接続された断面が示されている。また、図69の断面図においては、n+型半導体領域SD3(の表面上の金属シリサイド層SL)の一部がコンタクトホールCTの底部で露出して、そのコンタクトホールCTを埋めるプラグPGと電気的に接続された断面が示されている。
次に、プラグPGが埋め込まれた層間絶縁膜IL1上に第1層目の配線である配線(配線層)M1を形成する(図3のステップS22)。この配線M1を、ダマシン技術(ここではシングルダマシン技術)を用いて形成する場合について説明する。
まず、図70〜図72に示されるように、プラグPGが埋め込まれた層間絶縁膜IL1上に、絶縁膜IL2を形成する。絶縁膜IL2は、複数の絶縁膜の積層膜で形成することもできる。それから、フォトレジストパターン(図示せず)をエッチングマスクとしたドライエッチングによって絶縁膜IL2の所定の領域に配線溝(配線用の溝)を形成した後、配線溝の底部および側壁上を含む絶縁膜IL2上にバリア導体膜(例えば窒化チタン膜、タンタル膜または窒化タンタル膜など)を形成する。それから、CVD法またはスパッタリング法などによりバリア導体膜上に銅のシード層を形成し、さらに電解めっき法などを用いてシード層上に銅めっき膜を形成して、銅めっき膜により配線溝の内部を埋め込む。それから、配線溝以外の領域の主導体膜(銅めっき膜およびシード層)とバリア導体膜をCMP法により除去して、配線溝に埋め込まれた銅を主導電材料とする第1層目の配線M1を形成する。図70〜図72では、図面の簡略化のために、配線M1は、バリア導体膜、シード層および銅めっき膜を一体化して示してある。
配線M1はプラグPGを介して、メモリトランジスタのソース領域(n+型半導体領域SD1)、制御トランジスタのドレイン領域(n+型半導体領域SD2)、周辺回路領域1BのMISFETのソース・ドレイン領域(n+型半導体領域SD3)、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGあるいはゲート電極GEなどと電気的に接続される。その後、デュアルダマシン法などにより2層目以降の配線を形成するが、ここでは図示およびその説明は省略する。また、配線M1およびそれよりも上層の配線は、ダマシン配線に限定されず、配線用の導電体膜をパターニングして形成することもでき、例えばタングステン配線またはアルミニウム配線などとすることもできる。
以上のようにして、本実施の形態の半導体装置が製造される。
<半導体装置の構造について>
次に、本実施の形態の半導体装置の構造について説明する。
まず、本実施の形態の半導体装置における不揮発性メモリのメモリセルの構成例について、図73および図74を参照して説明する。
図73は、本実施の形態の半導体装置の要部断面図であり、メモリセル領域1Aの要部断面図が示されている。図74は、メモリセルの等価回路図である。なお、上記図70には、n+型半導体領域SD2を共有する2つのメモリセルが形成されている領域が示されているが、図73および図74には、そのうちの1つのメモリセルを示している。また、図73では、図面を簡略化するために、上記図70の構造のうち、層間絶縁膜IL1、絶縁膜IL2、コンタクトホールCT、プラグPGおよび配線M1については、図示を省略している。
図73に示されるように、上記メモリセル領域1Aにおいて、半導体基板SBには、メモリトランジスタおよび制御トランジスタからなる不揮発性メモリのメモリセルMCが形成されている。実際には、メモリセル領域1Aの半導体基板SBには、複数のメモリセルMCがアレイ状に形成されている。
図73および図74に示されるように、本実施の形態の半導体装置における不揮発性メモリのメモリセルMCは、スプリットゲート型のメモリセルであり、制御ゲート電極CGを有する制御トランジスタとメモリゲート電極MGを有するメモリトランジスタとの2つのMISFETを接続したものである。
ここで、電荷蓄積部(電荷蓄積層)を含むゲート絶縁膜およびメモリゲート電極MGを備えるMISFETをメモリトランジスタといい、また、ゲート絶縁膜および制御ゲート電極CGを備えるMISFETを制御トランジスタという。従って、メモリゲート電極MGは、メモリトランジスタのゲート電極であり、制御ゲート電極CGは、制御トランジスタのゲート電極であり、制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、不揮発性メモリのメモリセルを構成するゲート電極である。
なお、制御トランジスタは、メモリセル選択用トランジスタであるため、選択トランジスタとみなすこともできる。このため、制御ゲート電極CGは、選択ゲート電極とみなすこともできる。メモリトランジスタは、記憶用トランジスタである。
以下に、メモリセルMCの構成を具体的に説明する。
図73に示されるように、不揮発性メモリのメモリセルMCは、半導体基板SBのp型ウエルPW1中に形成されたソースおよびドレイン用のn型の半導体領域MS,MDと、半導体基板SB(p型ウエルPW1)の上部に形成された制御ゲート電極CGと、半導体基板SB(p型ウエルPW1)の上部に形成されて制御ゲート電極CGと隣合うメモリゲート電極MGとを有している。そして、不揮発性メモリのメモリセルMCは、更に、制御ゲート電極CGおよび半導体基板SB(p型ウエルPW1)間に形成された絶縁膜(ゲート絶縁膜)GIと、メモリゲート電極MGおよび半導体基板SB(p型ウエルPW1)間とメモリゲート電極MGおよび制御ゲート電極CG間とに形成された絶縁膜MZとを有している。
制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、それらの対向側面の間に絶縁膜MZを介した状態で、半導体基板SBの主面に沿って延在し、並んで配置されている。制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGは、半導体領域MDおよび半導体領域MS間の半導体基板SB(p型ウエルPW1)の上部に絶縁膜GIまたは絶縁膜MZを介して形成されており、半導体領域MS側にメモリゲート電極MGが位置し、半導体領域MD側に制御ゲート電極CGが位置している。但し、制御ゲート電極CGは絶縁膜GIを介し、メモリゲート電極MGは絶縁膜MZを介して、半導体基板SB上に形成されている。
制御ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとは、間に絶縁膜MZを介在して互いに隣合っている。絶縁膜MZは、メモリゲート電極MGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)の間の領域と、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGの間の領域の、両領域にわたって延在している。
制御ゲート電極CGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)の間に形成された絶縁膜GI、すなわち制御ゲート電極CGの下の絶縁膜GIが、制御トランジスタのゲート絶縁膜として機能する。また、メモリゲート電極MGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)の間の絶縁膜MZ、すなわちメモリゲート電極MGの下の絶縁膜MZが、メモリトランジスタのゲート絶縁膜(内部に電荷蓄積部を有するゲート絶縁膜)として機能する。なお、メモリゲート電極MGと半導体基板SB(p型ウエルPW1)との間の絶縁膜MZは、メモリトランジスタのゲート絶縁膜として機能するが、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとの間の絶縁膜MZは、メモリゲート電極MGと制御ゲート電極CGとの間を絶縁(電気的に分離)するための絶縁膜として機能する。
絶縁膜MZのうち、窒化シリコン膜MZ2は、電荷を蓄積するための絶縁膜であり、電荷蓄積層(電荷蓄積部)として機能する。すなわち、窒化シリコン膜MZ2は、絶縁膜MZ中に形成されたトラップ性絶縁膜である。このため、絶縁膜MZは、その内部に電荷蓄積部(ここでは窒化シリコン膜MZ2)を有する絶縁膜とみなすことができる。
窒化シリコン膜MZ2の上下に位置する酸化シリコン膜MZ3および酸化シリコン膜MZ1は、電荷ブロック層または電荷閉じ込め層として機能することができる。メモリゲート電極MGと半導体基板SBとの間の絶縁膜MZにおいて、窒化シリコン膜MZ2を酸化シリコン膜MZ3および酸化シリコン膜MZ1で挟んだ構造とすることで、窒化シリコン膜MZ2への電荷の蓄積が可能となる。
半導体領域MSおよび半導体領域MDは、ソースまたはドレイン用の半導体領域である。すなわち、半導体領域MSは、ソース領域またはドレイン領域の一方として機能する半導体領域であり、半導体領域MDは、ソース領域またはドレイン領域の他方として機能する半導体領域である。ここでは、半導体領域MSはソース領域として機能する半導体領域、半導体領域MDはドレイン領域として機能する半導体領域である。半導体領域MS,MDは、n型の不純物が導入された半導体領域よりなり、それぞれLDD構造を備えている。すなわち、ソース用の半導体領域MSは、n−型半導体領域EX1(エクステンション領域)と、n−型半導体領域EX1よりも高い不純物濃度を有するn+型半導体領域SD1(ソース領域)とを有している。また、ドレイン用の半導体領域MDは、n−型半導体領域EX2(エクステンション領域)と、n−型半導体領域EX2よりも高い不純物濃度を有するn+型半導体領域SD2(ドレイン領域)とを有している。
半導体領域MSは、ソースまたはドレイン用の半導体領域であり、メモリゲート電極MGとゲート長方向(メモリゲート電極MGのゲート長方向)に隣接する位置の半導体基板SBに形成されている。また、半導体領域MDは、ソースまたはドレイン用の半導体領域であり、制御ゲート電極CGとゲート長方向(制御ゲート電極CGのゲート長方向)に隣接する位置の半導体基板SBに形成されている。
メモリゲート電極MGおよび制御ゲート電極CGの互いに隣接していない側の側壁上には、絶縁体(絶縁膜)からなるサイドウォールスペーサSWが形成されている。
ソース部のn−型半導体領域EX1はメモリゲート電極MGに対して自己整合的に形成され、n+型半導体領域SD1はメモリゲート電極MGの側壁上のサイドウォールスペーサSWに対して自己整合的に形成されている。このため、製造された半導体装置においては、低濃度のn−型半導体領域EX1は、メモリゲート電極MGの側壁上のサイドウォールスペーサSWの下方に形成され、高濃度のn+型半導体領域SD1は、低濃度のn−型半導体領域EX1の外側に形成されている。従って、低濃度のn−型半導体領域EX1は、メモリトランジスタのチャネル領域に隣接するように形成され、高濃度のn+型半導体領域SD1は、低濃度のn−型半導体領域EX1に隣接し、メモリトランジスタのチャネル領域からn−型半導体領域EX1の分だけ離間するように形成されている。
ドレイン部のn−型半導体領域EX2は制御ゲート電極CGに対して自己整合的に形成され、n+型半導体領域SD2は制御ゲート電極CGの側壁上のサイドウォールスペーサSWに対して自己整合的に形成されている。このため、製造された半導体装置においては、低濃度のn−型半導体領域EX2は、制御ゲート電極CGの側壁上のサイドウォールスペーサSWの下方に形成され、高濃度のn+型半導体領域SD2は、低濃度のn−型半導体領域EX2の外側に形成されている。従って、低濃度のn−型半導体領域EX2は、制御トランジスタのチャネル領域に隣接するように形成され、高濃度のn+型半導体領域SD2は、低濃度のn−型半導体領域EX2に隣接し、制御トランジスタのチャネル領域からn−型半導体領域EX2の分だけ離間するように形成されている。
メモリゲート電極MG下の絶縁膜MZの下にメモリトランジスタのチャネル領域が形成され、制御ゲート電極CG下の絶縁膜GIの下に制御トランジスタのチャネル領域が形成される。
n+型半導体領域SD1,SD2,SD3の上部とメモリゲート電極MGの上部と制御ゲート電極CGの上部には、サリサイド技術などにより、金属シリサイド層SLが形成されている。
また、図73では図示を省略しているが、上記図70に示されるように、半導体基板SB上には、制御ゲート電極CG、メモリゲート電極MGおよびサイドウォールスペーサSWを覆うように、絶縁膜として上記層間絶縁膜IL1が形成されている。そして、層間絶縁膜IL1には上記コンタクトホールCTが形成され、コンタクトホールCT内に上記プラグPGが埋め込まれている。プラグPGが埋め込まれた層間絶縁膜IL1上には上記絶縁膜IL2および上記配線M1が形成されている。
また、本実施の形態の半導体装置では、上記図72に示されるように、周辺回路領域1Bに、ゲート電極GEを有するMISFETが形成されている。このゲート電極GEは、制御ゲート電極CGを形成するのに用いたシリコン膜PS1により形成されている。このため、ゲート電極GEは、制御ゲート電極CGと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。ゲート電極GEは、半導体基板SB(p型ウエルPW2)上にゲート絶縁膜(ここでは絶縁膜GI)を介して形成されている。ゲート電極GEを有するMISFETのソース・ドレイン領域は、上記n−型半導体領域EX3とそれよりも高不純物濃度のn+型半導体領域SD3とにより形成されており、ゲート電極GEの下の絶縁膜GIが、そのMISFETのゲート絶縁膜として機能する。
また、本実施の形態の半導体装置では、上記図72に示されるように、周辺回路領域1Bには、ダミーゲート電極DG2も形成されている。ダミーゲート電極DG2は、ゲート電極GEと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1a)により形成されている。すなわち、ダミーゲート電極DG2とゲート電極GEは、同じ導電膜(シリコン膜PS1a)をパターニングすることにより形成されている。つまり、ゲート電極GEとダミーゲート電極DG2は、制御ゲート電極CGを形成するのに用いたシリコン膜PS1を使用して形成されている。このため、ゲート電極GEだけでなく、ダミーゲート電極DG2も、制御ゲート電極CGと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。すなわち、制御ゲート電極CGとゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とは、同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。
ダミーゲート電極DG2は、ゲート電極GEと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1a)を用いて同工程で形成されたものであるが、トランジスタのゲート電極として機能するものではなく、ダミーの(擬似的な)ゲート電極である。すなわち、ダミーゲート電極DG2は、半導体素子の構成要素としては機能しない。このため、ダミーゲート電極DG2は、浮遊電位とされる。ダミーゲート電極DG2は、素子分離領域ST上または半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)上に形成されるが、基板領域(Si基板領域)上に形成される場合は、ダミーゲート電極DG2と基板領域(Si基板領域)との間には絶縁膜(ここでは絶縁膜GI)が介在している。
また、本実施の形態の半導体装置では、上記図71に示されるように、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1が、形成されている。ダミーゲート電極DG1は、制御ゲート電極CGと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。すなわち、制御ゲート電極CGとダミーゲート電極DG1は、同じ導電膜(シリコン膜PS1)をパターニングすることにより形成されている。
従って、制御ゲート電極CGとゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とダミーゲート電極DG1とは、同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。つまり、制御ゲート電極CGとゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とダミーゲート電極DG1とは、いずれもシリコン膜PS1(パターニングされたシリコン膜PS1)によって形成されている。
ダミーゲート電極DG1は、制御ゲート電極CGと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)を用いて同工程で形成されたものであるが、トランジスタのゲート電極として機能するものではなく、ダミーの(擬似的な)ゲート電極である。すなわち、ダミーゲート電極DG1は、半導体素子の構成要素としては機能しない。このため、ダミーゲート電極DG1は、浮遊電位とされる。ダミーゲート電極DG1は、素子分離領域ST上または半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)上に形成されるが、基板領域(Si基板領域)上に形成される場合は、ダミーゲート電極DG1と基板領域(Si基板領域)との間には絶縁膜(ここでは絶縁膜GI)が介在している。
また、本実施の形態では、上記ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEとダミーゲート電極DG2を形成する際に、シリコン膜PS1aの外周部を残存させることでダミーパターンDPを形成している。このため、本実施の形態の半導体装置においては、半導体基板SB上にダミーパターンDPも形成されている。
ダミーパターンDPは、ゲート電極GEと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1a)を用いて同工程で形成されたものであるが、トランジスタのゲート電極として機能するものではない。すなわち、ダミーパターンDPは、半導体素子の構成要素としては機能しない。このため、ダミーパターンDPは、浮遊電位とされる。ダミーパターンDPは、ダミーの(擬似的な)ゲート電極、すなわちダミーゲート電極とみなすこともできる。
ダミーパターンDPは、ゲート電極GEおよびダミーゲート電極DG2と同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1a)により形成されている。すなわち、ダミーパターンDPとダミーゲート電極DG2とゲート電極GEは、同じ導電膜(シリコン膜PS1a)をパターニングすることにより形成されている。つまり、ダミーパターンDPとゲート電極GEとダミーゲート電極DG2は、制御ゲート電極CGを形成するのに用いたシリコン膜PS1を使用して形成されている。このため、ゲート電極GE、ダミーゲート電極DG2およびダミーゲート電極DG1だけでなく、ダミーパターンDPも、制御ゲート電極CGと同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。すなわち、制御ゲート電極CGとゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とダミーゲート電極DG1とダミーパターンDPとは、同層の導電膜(ここではシリコン膜PS1)により形成されている。
ダミーパターンDPは、素子分離領域ST上または半導体基板SBの基板領域(Si基板領域)上に形成されるが、素子分離領域ST上に形成される方が、より好ましい。ダミーパターンDPが基板領域(Si基板領域)上に形成される場合は、ダミーゲート電極DG2と基板領域(Si基板領域)との間には絶縁膜(ここでは絶縁膜GI)が介在している。
<不揮発性メモリの動作について>
次に、不揮発性メモリの動作例について、図75を参照して説明する。
図75は、本実施の形態の「書込」、「消去」および「読出」時における選択メモリセルの各部位への電圧の印加条件の一例を示す表である。図75の表には、「書込」、「消去」、「読出」時のそれぞれにおいて、図73と図74に示すようなメモリセル(選択メモリセル)のメモリゲート電極MGに印加する電圧Vmg、ソース領域(半導体領域MS)に印加する電圧Vs、制御ゲート電極CGに印加する電圧Vcg、ドレイン領域(半導体領域MD)に印加する電圧Vd、およびp型ウエルPW1に印加する電圧Vbが記載されている。なお、図75の表に示したものは電圧の印加条件の好適な一例であり、これに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更可能である。また、本実施の形態では、メモリトランジスタの絶縁膜MZ中の電荷蓄積層(電荷蓄積部)である窒化シリコン膜MZ2への電子の注入を「書込」、ホール(hole:正孔)の注入を「消去」と定義する。
書込み方式は、いわゆるSSI(Source Side Injection:ソースサイド注入)方式と呼ばれる、ソースサイド注入によるホットエレクトロン注入で書込みを行う書込み方式(ホットエレクトロン注入書込み方式)を用いることができる。例えば図75の「書込」の欄に示されるような電圧を、書込みを行う選択メモリセルの各部位に印加し、選択メモリセルの絶縁膜MZ中の窒化シリコン膜MZ2中に電子を注入することで書込みを行う。この際、ホットエレクトロンは、2つのゲート電極(メモリゲート電極MGおよび制御ゲート電極CG)間の下のチャネル領域(ソース、ドレイン間)で発生し、メモリゲート電極MGの下の絶縁膜MZ中の電荷蓄積層(電荷蓄積部)である窒化シリコン膜MZ2にホットエレクトロンが注入される。注入されたホットエレクトロン(電子)は、絶縁膜MZ中の窒化シリコン膜MZ2中のトラップ準位に捕獲され、その結果、メモリトランジスタのしきい値電圧が上昇する。すなわち、メモリトランジスタは書込み状態となる。
消去方法は、いわゆるBTBT方式と呼ばれる、BTBT(Band-To-Band Tunneling:バンド間トンネル現象)によるホットホール注入により消去を行う消去方式(ホットホール注入消去方式)を用いることができる。すなわち、BTBT(バンド間トンネル現象)により発生したホール(正孔)を電荷蓄積部(絶縁膜MZ中の窒化シリコン膜MZ2)に注入することにより消去を行う。例えば図75の「消去」の欄に示されるような電圧を、消去を行う選択メモリセルの各部位に印加し、BTBT現象によりホール(正孔)を発生させ電界加速することで選択メモリセルの絶縁膜MZ中の窒化シリコン膜MZ2中にホールを注入し、それによってメモリトランジスタのしきい値電圧を低下させる。すなわち、メモリトランジスタは消去状態となる。
読出し時には、例えば図75の「読出」の欄に示されるような電圧を、読出しを行う選択メモリセルの各部位に印加する。読出し時のメモリゲート電極MGに印加する電圧Vmgを、書込み状態におけるメモリトランジスタのしきい値電圧と消去状態におけるメモリトランジスタのしきい値電圧との間の値にすることで、書込み状態と消去状態とを判別することができる。
<主要な特徴と効果について>
次に、本実施の形態の主要な特徴と効果について説明する。
本実施の形態の製造工程は、半導体基板SBのメモリセル領域1A(第1領域)に形成された不揮発性メモリのメモリセルと、半導体基板SBの周辺回路領域1B(第2領域)に形成されたMISFETとを備える半導体装置の製造工程である。すなわち、本実施の形態の製造工程は、同じ半導体基板SBに不揮発性メモリのメモリセルと周辺回路のMISFETとを形成するものである。
本実施の形態の製造工程では、半導体基板SBの主面上に、不揮発性メモリの制御ゲート電極CG(第1ゲート電極)用でかつMISFETのゲート電極GE(第3ゲート電極)用の共通の膜である第1の膜としてシリコン膜PS1を形成する。それから、このシリコン膜PS1(第1の膜)をパターニングすることにより、メモリセル領域1A(第1領域)に制御ゲート電極CG(第1ゲート電極)を形成し、ダミー形成領域1C(第3領域)にダミーゲート電極DG1(第1ダミーゲート電極)を形成し、周辺回路領域1B(第2領域)にシリコン膜PS1a(第1膜パターン)を形成する。それから、不揮発性メモリの制御ゲート電極CG(第1ゲート電極)に隣り合うメモリゲート電極MG(第2ゲート電極)を形成する。その後、シリコン膜PS1a(第1膜パターン)をパターニングすることにより、周辺回路領域1B(第2領域)にMISFETのゲート電極GE(第3ゲート電極)とダミーゲート電極DG2(第2ダミーゲート電極)を形成する。
本実施の形態の製造工程の主要な特徴のうちの一つは、不揮発性メモリのゲート電極(ここでは制御ゲート電極CG)と周辺回路のMISFETのゲート電極(ここではゲート電極GE)とは、共通の膜である第1の膜(ここではシリコン膜PS1)を用いて形成する。そして、この第1の膜(シリコン膜PS1)をパターニングすることにより不揮発性メモリのゲート電極(制御ゲート電極CG)を形成する際に、ダミーゲート電極DG1も一緒に形成することである。すなわち、同じ膜(ここではシリコン膜PS1)を用いて同工程で制御ゲート電極CGとダミーゲート電極DG1とを形成する。これを第1の特徴と称することとする。
また、本実施の形態の主要な特徴のうちの他の一つは、第1の膜(シリコン膜PS1)をパターニングすることにより不揮発性メモリのゲート電極(制御ゲート電極CG)とダミーゲート電極DG1とを形成した際に、第1膜パターン(ここではシリコン膜PS1a)も形成する。そして、その後に、この第1膜パターン(シリコン膜PS1a)をパターニングすることによりMISFETのゲート電極(ここではゲート電極GE)を形成する際に、ダミーゲート電極DG2も一緒に形成することである。すなわち、同じ膜(ここではシリコン膜PS1a)を用いて同工程でゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とを形成する。これを第2の特徴と称することとする。
以下に、本実施の形態を採用するに至った技術的課題を述べるとともに、第1の特徴と第2の特徴の重要性について説明する。
半導体装置を製造する際には、層間絶縁膜を研磨する工程がある。本実施の形態では、上記ステップS19の研磨工程が、これに相当している。半導体基板の主面にゲート電極のような凸状パターンを形成してから、この凸状パターンを覆うように層間絶縁膜を形成すると、下地の凸状パターンに応じた凸部または段差部が層間絶縁膜の上面に形成されてしまう。このため、その層間絶縁膜の上面をCMP法などにより研磨することで、層間絶縁膜の上面を平坦化する。これにより、その層間絶縁膜にコンタクトホールやそのコンタクトホールを埋め込むプラグを的確に形成することができるようになる。例えば、表面に凹凸が存在する状態でフォトリソグラフィを行うと、露光工程における解像不良の原因になるが、層間絶縁膜の上面を研磨することで、層間絶縁膜の上面の平坦性を高めることができるため、コンタクトホールを形成するためのフォトリソグラフィ工程や、その後のフォトリソグラフィ工程(配線溝を形成するためのフォトリソグラフィ工程など)を的確に行うことができる。
しかしながら、半導体装置においては、半導体基板の主面全体に半導体素子がまんべんなく敷き詰められているわけではない。すなわち、半導体基板の主面全体をみると、トランジスタなどの半導体素子が形成されている領域だけでなく、半導体素子が形成されていない領域も存在している。このため、半導体基板の主面のうち、半導体素子が形成されていないためにゲート電極のような凸状のパターンが形成されない領域では、層間絶縁膜を形成してからその層間絶縁膜の上面をCMP法などで研磨する工程を行うと、ディッシングなどの不具合が生じてしまう虞がある。これは、研磨後の層間絶縁膜の上面の平坦性を低下させてしまう。
そこで、半導体基板の主面において、半導体素子が形成されていない箇所に凸状パターンとしてダミーゲート電極(本実施の形態ではダミーゲート電極DG1,DG2)を配置する。これにより、ダミーゲート電極を設けなかった場合に比べて、研磨工程での不具合(ディッシングなど)を抑制または防止することができ、層間絶縁膜を研磨した後の上面の平坦性を高めることができる。
本実施の形態では、半導体基板SBの主面上に、トランジスタのゲート電極として機能する制御ゲート電極CGとメモリゲート電極MGとゲート電極GEとを形成している。すなわち、半導体基板SBの主面上に、不揮発性メモリ用の制御ゲート電極CGおよびメモリゲート電極MGと、周辺回路のMISFET用のゲート電極GEとを形成している。しかしながら、トランジスタのゲート電極(CG,MG,GE)以外に、ダミーゲート電極DG1,DG2も半導体基板SBの主面上に形成している。ダミーゲート電極DG1,DG2は、トランジスタのゲート電極として機能するものではなく、半導体素子の構成要素として機能するものではない。しかしながら、半導体基板SBの主面上に、トランジスタのゲート電極(CG,MG,GE)だけでなく、ダミーゲート電極DG1,DG2も形成したことにより、研磨工程での不具合(ディッシングなど)を抑制または防止することができ、層間絶縁膜IL1膜を研磨した後の層間絶縁膜IL1の上面の平坦性を高めることができる。
すなわち、本実施の形態では、ダミーゲート電極DG1,DG2を形成したことにより、半導体素子が形成されていない箇所にもダミーゲート電極DG1,DG2のような凸状パターンを配置することができるため、ダミーゲート電極DG1,DG2を設けなかった場合に比べて、研磨工程での不具合(ディッシングなど)を抑制または防止することができる。このため、層間絶縁膜IL1膜を研磨した後の層間絶縁膜IL1の上面の平坦性を高めることができる。
このように、本実施の形態では、層間絶縁膜IL1の研磨工程に伴う不具合(ディッシングなど)を抑制または防止する効果を得るために、ダミーゲート電極DG1,DG2を導入している。
また、不揮発性メモリと周辺回路とが混載された半導体装置を製造する場合、周辺回路のMISFETのゲート電極を、不揮発性メモリのゲート電極と共通の膜を用いて形成すれば、半導体装置の製造工程数を低減することができる。
そこで、本実施の形態では、不揮発性メモリ用の制御ゲート電極CGと周辺回路のMISFET用のゲート電極GEとを、共通の膜である第1の膜(ここではシリコン膜PS1)を用いて形成する。これにより、半導体装置の製造工程数を低減することができる。また、半導体装置の製造コストを低減することができる。そして、この共通の膜である第1の膜(ここではシリコン膜PS1)を用いてダミーゲート電極も形成するが、本実施の形態では、ダミーゲート電極として、形成する段階が異なるダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とを適用している。その理由について、以下に更なる技術的課題を述べるとともに説明する。
不揮発性メモリと周辺回路とが混載された半導体装置は、不揮発性メモリが形成された領域(不揮発性メモリ形成領域)と周辺回路が形成された領域とを有している。半導体装置に搭載される不揮発性メモリの記憶容量は、その半導体装置の使用用途などに応じて設計される。半導体装置において、搭載される不揮発性メモリの記憶容量が大きければ、不揮発性メモリ形成領域の面積は大きくなり、搭載される不揮発性メモリの記憶容量が小さければ、不揮発性メモリ形成領域の面積は小さくなる。このため、半導体装置の全面積に占める不揮発性メモリ形成領域の面積の割合は、その半導体装置の種類などに応じて相違することになる。
半導体装置の製造工程において、ゲート電極形成用の導電膜(以下、これをゲート形成膜と称する)をレジストパターン(例えばフォトレジストパターン)を用いてエッチングすることによりパターニングする際には、そのゲート形成膜のエッチングのされ方は、ゲート形成膜の被エッチング面積に依存してしまう。ここで、被エッチング面積とは、エッチング対象の膜において、エッチングされる領域の面積に対応している。このため、レジストパターンを用いてゲート形成膜をエッチングする場合は、ゲート形成膜の被エッチング面積は、レジストパターンの開口部から露出するゲート形成膜の面積に相当したものとなる。例えば、ゲート形成膜の被エッチング面積が大きい場合と小さい場合とでは、そのゲート形成膜のエッチング速度が相違したものとなる。しかも、ゲート形成膜の被エッチング面積が小さいときの方が、ゲート形成膜の被エッチング面積に依存したエッチング速度の変動量は大きなものとなる傾向にある。ゲート形成膜の下はゲート絶縁膜用の薄い絶縁膜であり、その下には半導体基板の基板領域が存在している。このため、ゲート形成膜をエッチングによりパターニングする際のオーバーエッチングは、下地の半導体基板のダメージにつながり、形成されるトランジスタの信頼性を低下させる虞がある。このため、ゲート形成膜のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)は、できるだけ変動しないようにすることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、上記第1の特徴を採用している。すなわち、本実施の形態では、シリコン膜PS1をパターニングして制御ゲート電極CGを形成する際に、ダミーゲート電極DG1も一緒に形成している。
本実施の形態とは異なり、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングして制御ゲート電極CGとシリコン膜PS1aを形成する際に、ダミーゲート電極DG1を形成しない場合を仮定し、これを第1検討例と称することとする。この第1検討例の場合、周辺回路領域1Bだけでなく上記ダミー形成領域1C全体にもシリコン膜PS1を残すことになり、従って、シリコン膜PS1aは、周辺回路領域1B全体と上記ダミー形成領域1C全体とにわたって形成されることになる。この場合は、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極を形成したければ、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際に、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極を形成することになるため、ダミー形成領域1Cにはダミーゲート電極DG1ではなくダミーゲート電極DG2が形成されることになる。
しかしながら、第1検討例の場合、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングするために使用するレジストパターン(上記フォトレジストパターンPR1に相当するもの)が、上記開口部OP2を有さないものとなる。すなわち、このレジストパターンは、メモリセル領域1Aには制御ゲート電極CGを形成するための上記開口部OP1を有しているが、周辺回路領域1Bとダミー形成領域1Cとには、まだゲート電極やダミーゲート電極を形成しないため、開口部が形成されていない。このため、このレジストパターンは、全体の面積に占める開口部の面積の割合が比較的小さなものとなる。すなわち、第1検討例の場合、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の全面積に占めるシリコン膜PS1の被エッチング面積(レジストパターンで覆われずに露出する部分の面積)の割合は、比較的に小さなものとなる。
上述のように、レジストパターンを用いてゲート形成膜(本実施の形態ではシリコン膜PS1)をエッチングすることによりパターニングする際には、そのゲート形成膜のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)は、ゲート形成膜の被エッチング面積に依存してしまう。第1検討例の場合は、制御ゲート電極CGを形成するための上記開口部OP1を有したレジストパターンを用いてシリコン膜PS1をエッチングしてパターニングすることになるが、シリコン膜PS1の露出面積は比較的小さく、シリコン膜PS1の被エッチング面積は比較的小さいため、エッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変動しやすい。
また、半導体装置に搭載する不揮発性メモリの容量を変更すると、制御ゲート電極CGを形成するための上記開口部OP1の面積も変更され、従って、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際のシリコン膜PS1の被エッチング面積も変更されることになる。第1検討例では、ステップS6で使用するレジストパターンの開口部の面積が小さく、シリコン膜PS1の被エッチング面積が小さいため、不揮発性メモリの容量を変更したときには、シリコン膜PS1の被エッチング面積の変化の割合が大きくなってしまう。このため、設計変更により半導体装置に搭載する不揮発性メモリの容量を変更すると、ステップS6でのシリコン膜PS1のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変わりやすい。
ステップS6でのシリコン膜PS1のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変動することは、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際のオーバーエッチングまたはエッチング残りを発生させる懸念がある。また、形成されたトランジスタ(ここでは制御ゲート電極CGを有する制御トランジスタ)の特性(例えばしきい値電圧)の変動を招く虞もある。
それに対して、本実施の形態では、上記第1の特徴を有している。すなわち、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングして制御ゲート電極CGとシリコン膜PS1aを形成する際に、ダミーゲート電極DG1も形成している。このため、第1検討例に比べて、本実施の形態では、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、レジストパターン(フォトレジストパターンPR1)の開口部の面積を、ダミーゲート電極DG1を形成するための開口部OP2の分だけ大きくすることができ、シリコン膜PS1の露出面積を大きくすることができる。従って、第1検討例に比べて、本実施の形態では、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の被エッチング面積を大きくすることができる。すなわち、本実施の形態では、第1の特徴を適用したことにより、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の全面積に占めるシリコン膜PS1の被エッチング面積の割合を、ダミーゲート電極DG1を形成するための開口部OP2の分だけ大きくすることができる。
ここで、シリコン膜PS1の被エッチング面積とは、シリコン膜PS1においてエッチングされる領域の面積(平面視での面積)に対応している。このため、ステップS6におけるシリコン膜PS1の被エッチング面積は、シリコン膜PS1において、フォトレジストパターンPR1で覆われない領域の面積に相当したものとなる。これは、ステップS6では、フォトレジストパターンPR1で覆われない領域のシリコン膜PS1がエッチングされて除去され、フォトレジストパターンPR1で覆われる領域のシリコン膜PS1は、エッチングされずに残存するためである。
上述のように、レジストパターンを用いてゲート形成膜(本実施の形態ではシリコン膜PS1)をエッチングすることによりパターニングする際には、そのゲート形成膜のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)は、ゲート形成膜の被エッチング面積に依存してしまう。それに対して、本実施の形態では、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の被エッチング面積を、ダミーゲート電極DG1を形成するための開口部OP2の分だけ大きくすることができるため、エッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変動するのを抑制することができる。
また、半導体装置に搭載する不揮発性メモリの容量を変更すると、制御ゲート電極CGを形成するための上記開口部OP1の面積も変更され、従って、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際のシリコン膜PS1の被エッチング面積も変更されることになる。それに対して、本実施の形態では、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の被エッチング面積を、ダミーゲート電極DG1を形成するための開口部OP2の分だけ大きくすることができるため、不揮発性メモリの容量を変更したときに、シリコン膜PS1の被エッチング面積の変化の割合を小さくすることができる。このため、設計変更により半導体装置に搭載する不揮発性メモリの容量を変更しても、ステップS6でのシリコン膜PS1のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変わってしまうのを抑制することができる。
このように、本実施の形態では、上記第1の特徴を適用したことにより、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変動するのを抑制することができる。このため、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、オーバーエッチングが発生するのを抑制または防止することができ、また、エッチング残りが発生するのを抑制または防止することができる。従って、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、形成されたトランジスタ(ここでは制御ゲート電極CGを有する制御トランジスタ)の特性(例えばしきい値電圧)が変動するのを、抑制または防止することができる。従って、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、半導体装置に搭載する不揮発性メモリの容量を変更しても、ステップS6でのシリコン膜PS1のエッチングのされ方(例えばエッチング速度)が変動するのを抑制することができるため、ステップS6でのエッチング条件を変更しなくても済む。このため、不揮発性メモリの容量が異なる複数種類の製品に対して、ステップS6のエッチング条件を共通化することができるため、製品の種類毎にステップS6のエッチング条件を調整せずに済み、半導体装置の製造を行いやすくなり、製造工程の管理も容易になる。また、複数種類の製品に対して、トータルの製造時間を短縮することができる。
また、ステップS6のシリコン膜PS1のパターニング工程において、ガス成分を調べる(検出)するなどしてシリコン膜PS1のエッチング終点を検出(検知)する場合がある。エッチング終点の検出精度は、被エッチング面積を大きくする方が高くなりやすい。本実施の形態では、上記第1の特徴を適用したことにより、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングする際に、シリコン膜PS1の被エッチング面積を大きくできるため、ステップS6におけるシリコン膜PS1のエッチング終点の検出精度を高めることができる。この観点でも、ステップS6でオーバーエッチングが発生するのを抑制または防止することができ、また、エッチング残りが発生するのを抑制または防止することができる。従って、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、形成されたトランジスタ(ここでは制御ゲート電極CGを有する制御トランジスタ)の特性(例えばしきい値電圧)が変動するのを、抑制または防止することができる。従って、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態とは異なり、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングして制御ゲート電極CGとシリコン膜PS1aを形成する際に、ダミーゲート電極DG1は形成しないが、上記ダミー形成領域1C全体のシリコン膜PS1を除去することも考えられ、これを第2検討例と称することとする。この第2検討例の場合、上記フォトレジストパターンPR1に対応するレジストパターンにおいて、上記ダミー形成領域1C全体を開口する開口部を設けることになる。この第2検討例の場合は、ステップS6でダミーゲート電極DG1を形成せずに、上記ダミー形成領域1C全体のシリコン膜PS1を除去するため、上記ダミー形成領域1Cにはダミーゲート電極を配置することができなくなる。このため、第2検討例の場合は、層間絶縁膜IL1の上面をCMP法などで研磨する際に上記ダミー形成領域1Cでディッシングが発生しやすくなるなど、層間絶縁膜IL1の研磨工程に伴う不具合が発生する懸念がある。
それに対して、本実施の形態では、上記ダミー形成領域1C全体のシリコン膜PS1を除去するのではなく、上記ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1を形成する。すなわち、上記ダミー形成領域1Cにおいて、ダミーゲート電極DG1となる部分以外のシリコン膜PS1を除去する。つまり、ダミーゲート電極DG1を残し、ダミーゲート電極DG1の周囲のシリコン膜PS1を除去するのである。ステップS6において、上記ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1を形成する場合は、必然的に、ダミーゲート電極DG1の周囲のシリコン膜PS1を除去することになる。
本実施の形態では、上記ダミー形成領域1Cにもダミーゲート電極DG1を配置することができるため、層間絶縁膜IL1の研磨工程に伴う不具合(ディッシングなど)が発生するのを抑制または防止することができる。このため、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、半導体装置の製造を行いやすくなり、製造工程の管理も容易になる。
また、本実施の形態では、上記第2の特徴も有している。すなわち、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてMISFETのゲート電極GEを形成する際に、ダミーゲート電極DG2も形成している。
本実施の形態とは異なり、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてMISFETのゲート電極GEを形成する際に、ダミーゲート電極DG2を形成しない場合も考えられ、これを第3検討例と称することとする。しかしながら、第3検討例の場合、ダミーゲート電極DG2を形成しないため、ステップS6で形成したダミーゲート電極DG1だけだと、ゲート電極のような凸パターンが形成されていない領域にダミーゲート電極を上手く配置するのは容易ではない。
例えば、あまり距離が離れていないようなゲート電極GE同士の間の空きスペース(空き領域)があった場合に、その空きスペースにはダミーゲート電極DG1は配置しにくい。また、ゲート電極GEの隣の近い位置には、ダミーゲート電極DG1は配置しにくい。また、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際に、平面視でシリコン膜PS1aの端部(外周)近傍の位置にゲート電極GEを形成しようとすると、そのゲート電極GEの断面形状が、内側の位置のゲート電極GEの断面形状と相違したものとなりやすい。これを考慮して、ステップS12でゲート電極GEを形成する際に、平面視でシリコン膜PS1aの端部(外周)からある程度離れた位置にゲート電極GEを配置すると、ゲート電極GEの隣の近い位置には、ダミーゲート電極DG1は配置できなくなる。
それに対して、本実施の形態では、上記第2の特徴を適用している。すなわち、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてMISFETのゲート電極GEを形成する際に、ダミーゲート電極DG2も形成している。このため、ダミーゲート電極DG2を形成しない第3検討例に比べて、ゲート電極のような凸パターンが形成されていない領域にダミーゲート電極を容易かつ的確に配置することができる。
例えば、あまり距離が離れていないようなゲート電極GE同士の間の空きスペース(空き領域)があった場合に、その空きスペースにはダミーゲート電極DG1は配置しにくいが、ダミーゲート電極DG2を配置することは容易である。これは、同じシリコン膜PS1aを同工程でパターニングしてゲート電極GEとダミーゲート電極DG2とを形成しているため、ゲート電極GE同士の間の空きスペースにはダミーゲート電極DG2を配置しやすいためである。また、ゲート電極GEの隣の近い位置には、ダミーゲート電極DG1は形成しにくいが、ダミーゲート電極DG2は形成しやすい。また、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際に、平面視でシリコン膜PS1aの端部(外周)近傍の位置にゲート電極GEを形成しようとすると、そのゲート電極GEの断面形状が、内側の位置のゲート電極GEの断面形状と相違したものとなりやすい。これを考慮して、ステップS12でゲート電極GEを形成する際に、平面視でシリコン膜PS1aの端部(外周)からある程度離れた位置にゲート電極GEを配置すると、ゲート電極GEの隣の近い位置には、ダミーゲート電極DG1は配置できなくなるが、ダミーゲート電極DG2は配置することができる。このため、ゲート電極GEの隣の位置には、ダミーゲート電極DG1は形成しにくいが、ダミーゲート電極DG2は形成しやすいため、ゲート電極GEに最も近い位置のダミーゲート電極は、ダミーゲート電極DG1ではなくダミーゲート電極DG2とすることが好ましい。
このように、本実施の形態では、上記第1の特徴だけでなく、上記第2の特徴も適用したことにより、ゲート電極のような凸パターンが形成されていない領域にダミーゲート電極(DG1,DG2)を容易かつ的確に配置することができる。このため、層間絶縁膜IL1の研磨工程に伴う不具合(ディッシングなど)が発生するのを抑制または防止することができる。従って、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、半導体装置の製造を行いやすくなり、製造工程の管理も容易になる。
このように、本実施の形態では、上記第1の特徴と上記第2の特徴の両方を適用したことにより、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、不揮発性メモリの制御ゲート電極CGと周辺回路のMISFETのゲート電極GEとを、共通の膜である第1の膜を用いて形成しているが、この第1の膜としては、シリコン膜PS1を用いることが好ましい。すなわち、第1の膜はシリコンからなることが好ましい。これにより、ステップS6のパターニング工程とステップS12のパターニング工程とを行いやすくなる。また、制御ゲート電極CGがシリコン(シリコン膜)により形成されることになるため、不揮発性メモリのメモリセルの信頼性を向上させることができる。従って、不揮発性メモリを有する半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、メモリゲート電極MGを形成するのに用いる膜(第2の膜)としては、シリコン膜PS2が好ましい。これにより、制御ゲート電極GEに隣り合うメモリゲート電極MGを形成しやすくなる。また、メモリゲート電極MGがシリコン(シリコン膜)により形成されることになるため、不揮発性メモリのメモリセルの信頼性を向上させることができる。従って、不揮発性メモリを有する半導体装置の性能を向上させることができる。
また、本実施の形態では、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際に、シリコン膜PS1aの外周部(平面視での外周部)を残存させることが好ましい。本実施の形態とは異なり、ステップS12でシリコン膜PS1aの外周部を除去した場合には、もしもシリコン膜PS1aの側壁EG1上に酸化膜が形成されていると、シリコン膜PS1aの外周部を除去しても、その酸化膜が残存する懸念がある。この酸化膜(シリコン膜PS1aの側壁EG1上に形成されていた酸化膜)は、ステップS11の絶縁膜MZの除去工程の後で、ステップS12でシリコン膜PS1aをエッチングする前に、シリコン膜PS1aの露出面であるシリコン膜PS1aの側壁に形成された自然酸化膜である。シリコン膜PS1aの側壁EG1に酸化膜が形成されてしまうと、ステップS12でシリコン膜PS1aの外周部を除去してもその酸化膜は完全には除去できずに残存する懸念があり、残存してしまうと、後の工程中に剥離してゴミとなってしまい、後の工程に不具合を発生させる虞がある。
そこで、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際には、シリコン膜PS1aの外周部(平面視での外周部)を残存させることが好ましい。これにより、ステップS12の後もシリコン膜PS1aの外周部はダミーパターンDPとして残存するため、シリコン膜PS1aの側壁EG1上に酸化膜が形成されていたとしても、その酸化膜はダミーパターンDPの側壁上に密着したままとなる。すなわち、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1は、ステップS12のパターニング後はダミーパターンDPの側壁(側面)となるため、シリコン膜PS1aの側壁EG1上に形成されていた酸化膜は、ダミーパターンDPの側壁上の酸化膜として、剥離せずに安定して存在することができる。このため、その酸化膜が、後の工程中に剥離してゴミとなるのを抑制または防止することができる。このため、その酸化膜がゴミとなって後の工程に不具合を発生させるのを抑制または防止することができる。従って、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
また、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングしてゲート電極GEを形成する際には、シリコン膜PS1aの外周部を残存させることが好ましいが、シリコン膜PS1aの外周部を、途切れることなく連続的に残存させることが、より好ましい。つまり、ステップS12でフォトレジストパターンPR3を形成したときに、シリコン膜PS1aの側壁(側面)EG1全体がフォトレジストパターンPR3で覆われているようにすることが、より好ましい。この場合、平面視において、ダミーパターンDPは、延在方向での端部を有さずに、ある領域を囲む(一周する)ような連続的なパターン(平面形状)を有したものとなる。そうすることにより、シリコン膜PS1aの側壁EG1のいずれの領域に酸化膜が形成されていたとしても、その酸化膜はダミーパターンDPの側壁上に密着した状態で残存できるため、その酸化膜がゴミとなって後の工程に不具合を発生させるのを、より的確に抑制または防止することができるようになる。従って、半導体装置の信頼性を、より的確に向上させることができる。また、半導体装置の製造歩留まりを、より的確に向上させることができる。
また、本実施の形態では、ステップS6でシリコン膜PS1をパターニングして制御ゲート電極CGとシリコン膜PS1aを形成する際に、ダミーゲート電極DG1も形成することで、ステップS6でのシリコン膜PS1の被エッチング面積を大きくしている。このため、上記第1検討例を採用するとステップS6でのシリコン膜PS1の被エッチング面積が小さくなる場合に、本実施の形態を適用すれば、効果が大きい。この観点で、ステップS6のパターニング工程を行う際に、ダミーゲート電極DG1を形成するための開口部OP2の面積を除いたシリコン膜PS1の被エッチング面積(すなわち開口部OP1から露出する部分のシリコン膜PS1の面積)が、シリコン膜PS1の全面積に占める割合が、10%以下の場合に、本実施の形態を適用すれば、効果が大きい。
次に、本実施の形態の製造工程に従って半導体装置を製造した場合の、製造された半導体装置におけるレイアウト上の特徴について説明する。
図76は、本実施の形態の半導体装置の要部平面図であり、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとのレイアウト例が示されている。図76は、平面図であるが、理解を簡単にするために、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとにハッチングを付してある。なお、図76において、ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とを区別しやすいように、ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とでハッチングの向きを逆にしてある。
ここで、シリコンパターン(シリコン膜パターン)PS3は、ステップS12でシリコン膜PS1aをパターニングすることで形成されたものであり、パターニングされたシリコン膜PS1aからなるが、半導体素子の構成要素として機能するものである。すなわち、シリコンパターンPS3は、主として上記ゲート電極GEに対応するが、トランジスタのゲート電極には限定されるものではなく、トランジスタ以外の半導体素子、例えば抵抗素子または容量素子の構成要素として機能するものも含まれ得る。例えば、ポリシリコン抵抗素子を構成するシリコンパターンや、容量素子の電極を構成するシリコンパターンも、シリコンパターンPS3に含まれ得る。一方、ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとは、半導体素子の構成要素として機能するものではない。このため、平面視において、ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとは、半導体基板SBの主面に形成された半導体素子を避ける位置に形成されており、従って、半導体基板SBの主面に形成された半導体素子とは重ならない位置に形成されている。
本実施の形態の製造工程に従った場合、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとダミーゲート電極DG1とは、同じ膜(ここでは上記シリコン膜PS1)を用いて形成されたものであり、同層に形成されている。そして、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとは、同工程(上記ステップS12のパターニング工程)で形成されたものである。一方、ダミーゲート電極DG1は、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG2とダミーパターンDPとは異なる工程で形成されたものであり、具体的には、ダミーゲート電極DG1は、上記制御ゲート電極CGと同工程(上記ステップS6のパターニング工程)で形成されたものである。
本実施の形態の製造工程に従って半導体装置を製造した場合、製造された半導体装置におけるレイアウト上の特徴には次のようなものがある。
本実施の形態を適用する場合、ダミー形成領域1Cは、半導体基板SBの主面において、不揮発性メモリも周辺回路も形成しないような空きスペース(領域)に配置することが好ましい。すなわち、半導体基板SBの主面において、半導体素子を形成しない領域をある程度の面積(複数のダミーゲート電極DG1を配列できるだけの面積)で確保できる箇所があれば、そこにダミー形成領域1Cを配置することが好ましい。このため、平面視において、複数のダミーゲート電極DG1を配置したダミー形成領域1Cが、複数のダミーゲート電極DG2および複数のシリコンパターンPS3を配置した周辺回路領域1Bに囲まれたレイアウトになりやすい。また、ダミー形成領域1Cと周辺回路領域1Bとの境界には、シリコン膜PS1aの外周部を残存させたことで形成したダミーパターンDPが配置されることになる。
このため、図76にも示されるように、半導体基板SBの主面において、複数のダミーゲート電極DG1が配置または配列した領域(ダミー形成領域1Cに対応)が、線状またはリング状のダミーパターンDPで囲まれ、その外側に、複数のダミーゲート電極DG2および複数のシリコンパターンPS3が配置または配列した領域(周辺回路領域1Bに対応)が存在するレイアウトになる。つまり、複数のダミーゲート電極DG1が配置または配列された領域(ダミー形成領域1C)が、複数のシリコンパターンPS3と複数のダミーゲート電極DG2とが配置または配列された領域(周辺回路領域1B)に囲まれ、両領域の間にダミーパターンDPが配置されたレイアウトとなる。
ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2の平面形状としては、それぞれ矩形状の平面形状を好適に適用することができる。また、ダミーパターンDPは、連続的な線状のパターンとなっており、延在方向に終端部を有さずに、ある領域を囲むように連続的に延在している。従って、複数の矩形状のダミーゲート電極DG1が配置または配列した領域(ダミー形成領域1C)と、複数の矩形状のダミーゲート電極DG2と複数のシリコンパターンPS3とが配置または配列した領域(周辺回路領域1B)との間に、その複数の矩形状のダミーゲート電極DG1が配置または配列した領域を囲むように線状のダミーパターンDPが形成されているレイアウトになる。
また、ダミー形成領域1Cには、ダミーゲート電極DG1を形成し、半導体素子は形成しない。このため、平面視において、ダミーパターンDPで周囲を囲まれた領域で、かつ、ダミーゲート電極DG1が配置された領域(ダミー形成領域1Cに対応)には、半導体素子は形成されないレイアウトになる。
また、平面視において、ダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2との間には、ダミーパターンDPが存在している。
また、平面視において、シリコンパターンPS3の周囲にはダミーゲート電極DG2が配置されており、シリコンパターンPS3とダミーゲート電極DG1との間には、ダミーパターンDPが存在している。シリコンパターンPS3の周囲には、ダミーパターンDPを介さずに配置されたダミーゲート電極DG2がある。また、シリコンパターンPS3において、最も近接するダミーゲート電極は、ダミーゲート電極DG1ではなくダミーゲート電極DG2である。
(実施の形態2)
本実施の形態2は、上記実施の形態1の変形例に対応している。
本実施の形態2においては、上記実施の形態1の不揮発性メモリの制御ゲート電極CGを、シリコン膜PS2と絶縁膜との積層膜で形成する場合について説明する。
図77〜図94は、本実施の形態2の半導体装置の製造工程中の要部断面図である。図77〜図94のうち、図77、図80、図83、図86、図89および図92は、上記実施の形態1の図70などに相当する断面領域が示されており、上記図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるA−A線の位置での断面図にほぼ対応している。また、図78、図81、図84、図87、図90および図93は、上記実施の形態1の図71などに相当する断面領域が示されており、上記図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるB−B線の位置での断面図にほぼ対応している。また、図79、図82、図85、図88、図91および図94は、上記実施の形態1の図72などに相当する断面領域が示されており、上記図19〜図21、図37、図47および図48の平面図に示されるC−C線の位置での断面図にほぼ対応している。
本実施の形態2の製造工程は、上記ステップS5でシリコン膜PS1を形成して上記図10〜図12の構造を得るまでは、上記実施の形態1の製造工程と同様であるため、ここではその繰り返しの説明は省略し、上記ステップS5以降の工程について説明する。
上記実施の形態1と同様に上記ステップS5(シリコン膜PS1形成工程)まで行って上記図10〜図12の構造を得た後、本実施の形態2では、図77〜図79に示されるように、半導体基板SBの主面(主面全面)上に、すなわちシリコン膜PS1上に、絶縁膜IL3を形成する。すなわち、本実施の形態2では、ステップS5のシリコン膜PS1形成工程の後で、かつステップS6のパターニング工程の前に、シリコン膜PS1上に絶縁膜IL3を形成する。
絶縁膜IL3は、例えば、窒化シリコン膜の単体膜、あるいは、酸化シリコン膜と該酸化シリコン膜上の窒化シリコン膜との積層膜などからなる。絶縁膜IL3を、酸化シリコン膜と該酸化シリコン膜上の窒化シリコン膜との積層膜とする場合は、酸化シリコン膜は窒化シリコン膜よりも薄くすることができる。絶縁膜IL3は、例えばCVD法により形成することができる。
また、シリコン膜PS1の形成後に、上記実施の形態1で説明したようにメモリセル領域1Aのシリコン膜PS1にn型不純物をイオン注入法などによって導入する場合は、そのイオン注入の後で絶縁膜IL3を形成することが好ましい。
次に、本実施の形態2においても上記ステップS6のシリコン膜PS1のパターニング工程を行う。但し、本実施の形態2では、シリコン膜PS1上に絶縁膜IL3を形成していたため、ステップS6では、絶縁膜IL3とシリコン膜PS1をパターニングする。すなわち、本実施の形態2では、ステップS6においては、シリコン膜PS1とシリコン膜PS1上の絶縁膜IL3との積層膜をパターニングする。ステップS6におけるパターニングの手法は、本実施の形態2も上記実施の形態1と基本的には同様である。本実施の形態2においては、ステップS6のパターニング工程は、次のようにして行うことができる。
すなわち、本実施の形態2においては、絶縁膜IL3の形成後、図80〜図82に示されるように、絶縁膜IL3上にフォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンとしてフォトレジストパターンPR1を形成する。このフォトレジストパターンPR1については、本実施の形態2も上記実施の形態1と同様である。すなわち、フォトレジストパターンPR1がどのような平面形状を有してどのような領域に形成されているかについては、本実施の形態2も上記実施の形態1と同様である。例えば、本実施の形態2においても、フォトレジストパターンPR1は上記図20のようなパターンを有している。それから、このフォトレジストパターンPR1をエッチングマスクとして用いて、絶縁膜IL3とシリコン膜PS1をエッチング(好ましくはドライエッチング)してパターニングし、その後、このフォトレジストパターンPR1を除去する。これにより、図83〜図85に示されるように、パターニングされたシリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGと、パターニングされたシリコン膜PS1からなるダミーゲート電極DG1と、パターニングされたシリコン膜PS1からなるシリコン膜(シリコン膜パターン、導電膜パターン)PS1aが形成される。
制御ゲート電極CGとダミーゲート電極DG1とシリコン膜PS1aの平面形状については、本実施の形態2も上記実施の形態1と同様である。本実施の形態2が上記実施の形態1と相違しているのは、ステップS6を終了した段階で、本実施の形態2では、制御ゲート電極CG上に絶縁膜IL3が形成され、ダミーゲート電極DG1上に絶縁膜IL3が形成され、シリコン膜PS1a上に絶縁膜IL3が形成されている点である。制御ゲート電極CG上の絶縁膜IL3は、制御ゲート電極CGとほぼ同じ平面形状を有し、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3は、ダミーゲート電極DG1とほぼ同じ平面形状を有し、シリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3は、シリコン膜PS1aとほぼ同じ平面形状を有している。上記実施の形態1の場合は、絶縁膜IL3は形成されていない。
すなわち、本実施の形態2では、ステップS6で、絶縁膜IL3とシリコン膜PS1をパターニングする。これにより、メモリセル領域1Aに制御ゲート電極CGとその上の絶縁膜IL3とからなる積層体LM1が形成され、ダミー形成領域1Cにダミーゲート電極DG1とその上の絶縁膜IL3とからなる積層体LM2が形成され、周辺回路領域1Bにシリコン膜PS1aとその上の絶縁膜IL3とからなる積層体LM3が形成されるのである。
これ以外については、ステップS6は、本実施の形態2も上記実施の形態1と基本的には同様であるので、ここではその繰り返しの説明は省略する。
次に、本実施の形態2では、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3とシリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3とを除去する工程を行う。但し、この工程では、制御ゲート電極CG上の絶縁膜IL3は、除去せずに残存させる。すなわち、本実施の形態2では、ステップS6のパターニング工程の後で、ステップS7の絶縁膜MZ形成工程の前に、積層体LM2の絶縁膜IL3と積層体LM3の絶縁膜IL3を除去しかつ積層体LM1の絶縁膜IL3を残す工程を行うのである。
本実施の形態2において、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3とシリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3とを除去する工程は、次のようにして行うことができる。
すなわち、図86〜図88に示されるように、半導体基板SBの主面上に、フォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンとしてフォトレジストパターンPR4を形成する。このフォトレジストパターンPR4は、メモリセル領域1A全体に形成され、周辺回路領域1Bとダミー形成領域1Cには形成されない。このため、フォトレジストパターンPR4は、積層体LM1を覆い、かつ積層体LM2,L3を露出するように形成される。それから、このフォトレジストパターンPR4をエッチングマスクとして用いて、絶縁膜IL3をエッチングする。これにより、積層体LM2の絶縁膜IL3と積層体LM3の絶縁膜IL3とを除去する、すなわち、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3とシリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3とを除去する。この際、積層体LM1は、フォトレジストパターンPR4で覆われているため、積層体LM1の絶縁膜IL3、すなわち、制御ゲート電極CG上の絶縁膜IL3は、除去されずに残存する。その後、フォトレジストパターンPR4を除去し、図89〜図91にはこの段階が示されている。
ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3とシリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3とを除去する工程では、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aよりも、絶縁膜IL3がエッチングされやすい条件(エッチング条件)で、絶縁膜IL3をエッチングする。すなわち、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aの各エッチング速度よりも、絶縁膜IL3のエッチング速度が大きくなる条件(エッチング条件)で、絶縁膜IL3をエッチングする。逆に言えば、絶縁膜IL3よりも、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aがエッチングされにくい条件(エッチング条件)で、絶縁膜IL3をエッチングする。すなわち、絶縁膜IL3のエッチング速度よりも、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aの各エッチング速度が小さくなる条件(エッチング条件)で、絶縁膜IL3をエッチングする。これにより、ダミーゲート電極DG1およびシリコン膜PS1aのエッチングを抑制しながら、絶縁膜IL3を選択的にエッチングすることができる。
このようにして、図89〜図91に示されるように、制御ゲート電極CG上に絶縁膜IL3が形成されているが、ダミーゲート電極DG1上とシリコン膜PS1a上には絶縁膜IL3が形成されていない構造を得ることができる。
以降の工程は、上記実施の形態1と基本的には同じである。すなわち、本実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、上記ステップS7の絶縁膜MZ形成工程およびそれ以降の工程を行うが、ここではその繰り返しの説明は省略する。
なお、図92〜図94は、本実施の形態2において、上記ステップS11の絶縁膜MZの除去工程を行った段階が示されており、上記実施の形態1の図38〜図40にそれぞれ対応するものである。本実施の形態2が、上記実施の形態1と相違しているのは、上記実施の形態1では、メモリゲート電極MGは、制御ゲート電極CGと絶縁膜MZを介して隣り合うように形成されていたのに対して、本実施の形態2では、メモリゲート電極MGは、制御ゲート電極CGと絶縁膜IL3との積層体LM1と、絶縁膜MZを介して隣り合うように形成される点である。すなわち、上記実施の形態1では、メモリゲート電極MGは、制御ゲート電極CGの側壁上に、絶縁膜MZを介して形成されるが、本実施の形態2では、メモリゲート電極MGは、制御ゲート電極CGと絶縁膜IL3との積層体LM1の側壁上に、絶縁膜MZを介して形成される。
図95は、本実施の形態2の半導体装置の要部断面図であり、メモリセル領域1Aの要部断面図が示されており、上記実施の形態1の上記図73に対応するものである。なお、上記図73と同様に、図95においても、図面を簡略化するために、層間絶縁膜IL1、絶縁膜IL2、コンタクトホールCT、プラグPGおよび配線M1については、図示を省略している。
図95に示されるように、本実施の形態2における不揮発性メモリのメモリセルMCは、制御ゲート電極CGがシリコン膜PS1と絶縁膜IL3との積層膜(積層パターン、積層体、積層構造)で構成されている。そして、メモリセルの制御ゲート電極CGの上部に絶縁膜IL3が形成されているため、メモリセルの制御ゲート電極CG上には、金属シリサイド層SLは形成されていない。
すなわち、上記実施の形態1において、シリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGとその上部の金属シリサイド層SLとを、シリコン膜PS1からなる制御ゲート電極CGとその上の絶縁膜IL3とからなる積層体LM1に置き換えたものが、本実施の形態2の半導体装置に相当している。
本実施の形態のメモリセルの他の構成は、上記実施の形態1と同様であるので、ここではその説明は省略する。
本実施の形態においても、上記実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
また、それに加えて、本実施の形態2では、メモリゲート電極MGは、制御ゲート電極CGと絶縁膜IL3との積層体LM1の側壁上に、絶縁膜MZを介して形成されるため、シリコン膜PS1を上記実施の形態1よりも薄く形成した場合においても、積層体LM1の側壁上にサイドウォールスペーサ状に形成されるメモリゲート電極MGの高さを確保することができる。
また、本実施の形態2では、ステップS6のパターニング工程の後で、ステップS7の絶縁膜MZ形成工程の前に、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3とシリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3とを除去し、かつ制御ゲート電極CG上の絶縁膜IL3を残す工程を行っている。シリコン膜PS1aから絶縁膜IL3を除去したことにより、後で形成するゲート電極GE上には絶縁膜IL3が形成されていない状態になるため、ゲート電極GEの上部に金属シリサイド層SLを形成することができる。これにより、ゲート電極GEの低抵抗化を図ることができるため、半導体装置の性能を向上させることができる。なお、シリコン膜PS1aから絶縁膜IL3を除去しているため、後で形成するダミーゲート電極DG2上とダミーパターンDP上にも、絶縁膜IL3は形成されていない状態になる。
また、シリコン膜PS1上に絶縁膜IL3を形成してからステップS6のパターニング工程を行った後、本実施の形態2とは異なり、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3を除去しなかった場合、ゲート電極GE上とダミーゲート電極DG2上には絶縁膜IL3が形成されていないが、ダミーゲート電極DG1上には絶縁膜IL3が形成されている状態になる。そして、この状態で、ステップS18で層間絶縁膜IL1を形成し、ステップS19で層間絶縁膜IL1を研磨することになる。この場合、ダミーゲート電極DG1は、その上に絶縁膜IL3が形成されている分、ダミーゲート電極DG2に比べて見かけ上の高さが高くなってしまい、ダミーゲート電極DG1,DG2によりステップS19の研磨工程での不具合(ディッシングなど)を防止する効果が小さくなる虞がある。
それに対して、本実施の形態2では、シリコン膜PS1上に絶縁膜IL3を形成してからステップS6のパターニング工程を行った後、シリコン膜PS1a上の絶縁膜IL3だけでなく、ダミーゲート電極DG1上の絶縁膜IL3も除去している。このため、ステップS12でシリコン膜PS1aパターニング工程を行うと、制御ゲート電極CG上には絶縁膜IL3が形成されているが、ゲート電極GE上とダミーゲート電極DG1上とダミーゲート電極DG2上とには、絶縁膜IL3が形成されていない状態になる。従って、ゲート電極GEとダミーゲート電極DG1とダミーゲート電極DG2とは、ほぼ同じ高さになる。このため、ダミーゲート電極DG1,DG2によりステップS19の研磨工程での不具合(ディッシングなど)を防止する効果をより的確に得ることができ、ステップS19の研磨工程を行った後の層間絶縁膜IL1の平坦性を、より向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。