JP6026564B2 - HBs抗原を検出するための試料の前処理方法およびその利用 - Google Patents
HBs抗原を検出するための試料の前処理方法およびその利用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6026564B2 JP6026564B2 JP2014558643A JP2014558643A JP6026564B2 JP 6026564 B2 JP6026564 B2 JP 6026564B2 JP 2014558643 A JP2014558643 A JP 2014558643A JP 2014558643 A JP2014558643 A JP 2014558643A JP 6026564 B2 JP6026564 B2 JP 6026564B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- sample
- hbs antigen
- carrier particles
- substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/576—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for hepatitis
- G01N33/5761—Hepatitis B
- G01N33/5764—Hepatitis B surface antigen
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/576—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for hepatitis
- G01N33/5761—Hepatitis B
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2333/00—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature
- G01N2333/005—Assays involving biological materials from specific organisms or of a specific nature from viruses
- G01N2333/01—DNA viruses
- G01N2333/02—Hepadnaviridae, e.g. hepatitis B virus
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2469/00—Immunoassays for the detection of microorganisms
- G01N2469/10—Detection of antigens from microorganism in sample from host
Description
HBs抗原を含む疑いのある試料と、アルカリ性物質を含有する前処理液とを、該アルカリ性物質の終濃度が0.012〜0.15 Nとなるように混合することにより、該試料を処理する工程と、
処理工程で得られた試料を、酸性物質を含有する試薬で中和する工程と
を含む、HBs抗原を検出するための試料の前処理方法を提供する。
HBs抗原を含む疑いのある試料と、アルカリ性物質を含有する前処理液とを、該アルカリ性物質の終濃度が0.012〜0.15 Nとなるように混合することにより、該試料を処理する工程と、
処理工程で得られた試料を、酸性物質を含有する試薬で中和する工程と、
中和工程で得られた試料に、HBs抗原と結合する標識抗体、担体粒子、並びにHBs抗原および該担体粒子と結合する第1抗体を加えて、HBs抗原、該標識抗体および該第1抗体を含む複合体を上記の担体粒子上に形成させる工程と、
形成工程で得られた試料中の担体粒子を選択的に回収する工程と、
回収工程で得られた担体粒子上の複合体を遊離させて、該担体粒子とは異なる固相に転移させる工程と、
転移工程で得られた固相上の複合体に含まれる標識抗体の標識を測定する工程と、
測定工程の結果に基づいて、上記のHBs抗原を含む疑いのある試料中のHBs抗原を検出する工程と
を含む、HBs抗原の検出方法を提供する。
アルカリ性物質を含有する第1試薬と、
酸性物質を含有する第2試薬と、
HBs抗原と結合する標識抗体を含有する第3試薬と、
担体粒子を含有する第4試薬と、
HBs抗原および該担体粒子と結合する第1抗体を含む第5試薬と、
該担体粒子とは異なる固相と
を含む。
1.材料
(1)試料
HBV陽性患者から得たセロコンバージョンパネル(PHM935B:Boston Biomedica, Inc.)を試料として用いた。このセロコンバージョンパネルは、1人のHBV陽性患者から定期的に採取した血清であり、各血清に含まれるHBs抗体の濃度は既知である。本実施例では、各試料を血清番号27〜32により識別する。血清番号30〜32の試料は、HBs抗体濃度が増加しており、セロコンバージョンしたと考えられる血清である。なお、陽性対照としてHISCL HBsAg キャリブレータ(HBs抗原濃度0.025 IU/mL:シスメックス株式会社)、および陰性対照として健常人血清(国際バイオ株式会社)を用いた。
水酸化ナトリウム(ナカライテスク株式会社)を0.3 N、Brij(登録商標)35(和光純薬工業株式会社)を0.4%、および尿素(キシダ化学株式会社)を1.2 Mの濃度で含む水溶液を、前処理液として用いた。
(3)酸性物質を含む試薬(第2試薬)
クエン酸(キシダ化学株式会社)を0.11 M、NaCl(マナック株式会社)およびメルカプトエチルアミン(ナカライテスク株式会社)を20 mMの濃度で含む水溶液を、酸性物質を含む試薬として用いた。
標識抗体として、アルカリフォスファターゼ(ALP)で標識された抗HBs抗体フラグメントを2種類用いた(以下、それぞれ「ALP標識HBs85Fab'」および「ALP標識HBs149Fab'」という)。ここで、ALP標識HBs149Fab'は、受託番号FERM BP-10583で、2006年3月27日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許生物寄託センター(郵便番号292−0818、日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8 120号室)に受託されているハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗体から作製した。ALP標識HBs85Fab'は、受託番号NITE BP-1483で、2012年12月13日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター(郵便番号292−0818、日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2−5−8 122号室)に受託されているハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗体から作製した。具体的な標識抗体試薬の作製手順は、次のとおりである。各モノクローナル抗体をペプシン消化および還元して、Fab'フラグメントを得た。また、ALP(オリエンタル酵母株式会社)をEMCS(N-(6-マレイミドカプロイルオキシ)スクシンイミド)(株式会社同仁化学研究所)を用いてマレイミド化した。そして、該フラグメントと、マレイミド化したALPとを混合して反応させることで、標識抗体を得た。得られた標識抗体を、希釈液(0.1 M MES (pH6.5)、0.15 M NaCl、1.0% BSA、0.1% NaN3、10 mM MgCl2、1mM ZnCl2)で希釈した。各標識抗体の希釈液を1:1で混合して、標識抗体試薬(ALP濃度0.4 U/mL)を調製した。
磁性粒子(Micromer M:Micromod社製)に、第2抗体としての抗DNP抗体(DNP-1753)を固定化させて、担体粒子を得た。得られた担体粒子を希釈液(0.1 M MES (pH6.5)、0.15 M NaCl、0.25% BSA、0.1% NaN3)で希釈して、担体粒子試薬(粒子濃度0.5%)を調製した(以下、「磁性粒子試薬」とも呼ぶ)。ここで、磁性粒子への抗体の固定化は、Sulfo-SMCC(ピアス社)を用いて行った。なお、上記のDNP-1753抗体は、受託番号NITE P-845で、2009年11月25日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センターに受託されているハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗体である。
第1抗体として、ビオチンおよびDNPで修飾された抗HBs抗体を2種類用いた(以下、それぞれ「Biotin/DNP標識HBs1053」および「Biotin/DNP標識HBs628」という)。ここで、Biotin/DNP標識HBs1053は、受託番号FERM BP-10582で、2006年3月27日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許生物寄託センターに受託されているハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗体から作製した。Biotin/DNP標識HBs628は、受託番号NITE BP-1484で、2012年12月13日に、独立行政法人製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センターに受託されているハイブリドーマから産生されるモノクローナル抗体から作製した。具体的な標識抗体試薬の作製手順は、次のとおりである。ビオチン化試薬(EZ-Link(登録商標)Sulfo-NHS-LC-Biotin Reagents:ピアス社)をBSA(Proliant社)に添加して、次いでDNP標識試薬(DNP-X acid SE:ABD Bioquest社)を添加することで、ビオチンおよびDNPで修飾されたBSA(Biotin/DNP標識BSA)を調製した。Biotin/DNP標識BSAを、EMCS(同仁化学)を用いてマレイミド化した。そして、上記の各モノクローナル抗体と、マレイミド化したBiotin/DNP標識BSAとを混合して反応させることで、第1抗体を得た。得られた第1抗体を、希釈液(0.1 M MES (pH6.5)、0.15 M NaCl、1.0% BSA、0.1% NaN3)で希釈した。各抗体の希釈液を1:1で混合して、第1抗体試薬(各抗体濃度0.5μg/mL)を調製した。
第1抗体に結合したDNPと、第2抗体との結合を解離するための遊離剤として、DNP-Lys溶液を用いた。このDNP-Lys溶液は、N-(2, 4-ジニトロフェニル)-L-リジン(東京化成工業株式会社)を、終濃度5mMとなるように希釈液(0.1 M MES (pH6.5)、0.25% BSA、0.1% NaN3)で希釈して調製した。
(8)固相
上記の担体粒子とは異なる固相として、ストレプトアビジン固定化マイクロプレート(Nunc社)を用いた。
(1)処理工程
試料(60μL)と前処理液(50μL)とを混合して、室温にて7分間インキュベーションすることにより、該試料を、終濃度約0.136 Nの水酸化ナトリウムの存在下で処理した。
(2)中和工程
上記の処理工程で得られた試料と、酸性物質を含む試薬(50μL)とを混合して、室温にて8分間インキュベーションすることにより、該試料を中和した。なお、中和後の試料のpHをpH試験紙(Whatman社)により調べ、pHが7〜7.5であることを確認した。
(3)比較用試料の調製
前処理の効果を検討するために、上記の処理工程および中和工程に付さない比較用試料を調製した。すなわち、上記の各試料(60μL)とHISCL検体希釈液(シスメックス株式会社)(100μL)とを混合して、比較用試料を得た。
(1)形成工程
中和工程で得られた試料(160μL)と、標識抗体試薬(100μL)とを、反応キュベット(HISCL用反応キュベット:シスメックス株式会社製)内で混合し、42℃で8分間インキュベーションした。この反応キュベットに、第1抗体試薬(100μL)を添加し、42℃で8分間インキュベーションした。さらに、この反応キュベットに、磁性粒子試薬(50μL)を添加し、42℃で10分間インキュベーションして、形成工程を行った。また、上記の前処理工程を行わなかった比較用試料についても、同様の操作を行った。
(2)回収工程
形成工程で得られた試料を含む反応キュベットに、集磁装置(MINITUBE MAG SEPARATOR:SPHERO TECH社製)を用いて磁気分離を行い、該キュベット内の上清を除去することにより、担体粒子を回収した。この反応キュベットに洗浄液(350μL)(HISCL洗浄液:シスメックス株式会社)を添加し、再び磁気分離を行って担体粒子を洗浄した。同様の洗浄操作を2回繰り返して、担体粒子を回収した。
回収工程で得られた試料を含む反応キュベットに、遊離剤(40μL)を添加し、42℃で5分間インキュベーションした。次に、上記の集磁装置を用いて磁気分離を行い、上清を回収して固相に移した。該固相を室温で20分間インキュベーションすることにより、転移工程を実施した。そして、固相から上清を除去し、HISCL洗浄液(300μL)を添加し、再び上清を除去することにより洗浄を行った。同様の洗浄操作を5回繰り返した。
(4)測定工程
転移工程で得られた固相に、HISCL R4試薬(17.5μL)とHISCL R5試薬(17.5μL)(シスメックス株式会社)を添加し、42℃で5分間インキュベートした。そして、OPTIMA (BMG LABTECH社)を用いて、発光強度(counts)の測定(3sec at gain 3960)を行った。測定結果を、以下の表1に示す。
陽性対照および陰性対照についての測定結果より、本発明のHBs抗原の検出方法では試料中のHBs抗原を検出できることがわかる。被験者に由来するHBs抗体の濃度が低い血清番号27〜29の試料については、本発明の前処理方法を行わなくても、HBs抗原を検出することができた。しかしながら、HBs抗体の濃度が増加している血清番号27〜29の試料については、本発明の前処理方法を行ったときの発光強度は、行わなかったときの発光強度の約2倍となっていた。したがって、本発明の前処理方法により、被験者に由来するHBs抗体の影響を排除して、HBs抗原を検出することが可能となる。
1.試料
HBV陽性患者から得た血清(HBV6292-11:Zepto Metrix社)を段階的に希釈して血清希釈液を作製し、これらを試料として用いた。各試料に含まれるHBs抗原の濃度は既知である。本実施例では、これらを試料番号7〜12により識別する。なお、陽性対照としてHISCL HBsAgキャリブレータ(HBs抗原濃度0.025 IU/mL:シスメックス株式会社)、および陰性対照として健常人血清(国際バイオ株式会社)を用いた。
試料として上記の血清希釈液を用いたこと以外は、実施例1と同様に前処理および検出の手順を行って、該試料についてHBs抗原を検出した。結果を以下の表2に示す。なお、表中の「S/N比」は、以下の式により算出される値である。
(S/N比)={(試料の発光強度)−(陰性対照の発光強度)}/(陰性対照の発光強度)
1.材料
(1)試料
HISCL HBsAg キャリブレータ(シスメックス株式会社)を試料として用いた。該試料に含まれるHBs抗原の濃度は既知である。なお、陰性対照として健常人血清(国際バイオ株式会社)を用いた。
(2)前処理液
実施例1で用いた前処理液と比較するために、各成分の濃度を増加させた比較用前処理液を調製した。すなわち、水酸化ナトリウム(ナカライテスク株式会社)を0.5 N、Brij(登録商標)35(和光純薬工業株式会社)を4%、および尿素(キシダ化学株式会社)を6Mの濃度で含む水溶液を、比較用前処理液として用いた。
試料として上記の血清を用いたこと、および、前処理液として実施例1の前処理液または上記の比較用前処理液を用いたこと以外は、実施例1と同様に前処理および検出の手順を行って、該試料についてHBs抗原を検出した。すなわち、試料の前処理の処理工程において、試料を終濃度0.136 Nまたは0.227Nの水酸化ナトリウムの存在下で処理した。結果を以下の表3に示す。
1.材料
(1)試料
HBV陽性患者から得た血清(HBV11000-9:Zepto Metrix社)を段階的に希釈して血清希釈液を作製し、これらを試料として用いた。本実施例では、これらの試料を試料番号1〜4により識別する。各試料に含まれるHBs抗原の濃度は既知である。なお、該HBV陽性患者から得た血清は、健常人血清(HBs抗体を約23.4 mIU/mLの濃度で含有)で希釈した。
水酸化ナトリウム(ナカライテスク株式会社)を0.03 N、Brij(登録商標)35(和光純薬工業株式会社)を0.4%、および尿素(キシダ化学株式会社)を1.2 Mの濃度で含む水溶液を、前処理液として用いた。
(1)処理工程
試料(120μL)と前処理液 (100μL)とを混合して、室温にて7分間インキュベーションすることにより、該試料を、終濃度0.014 Nの水酸化ナトリウムの存在下で処理した。
(2)中和工程
上記の処理工程で得られた試料と、実施例1と同じ酸性物質を含む試薬(80μL)とを混合して、室温にて5分間インキュベーションすることにより、該試料を中和した。
(1)形成工程
中和工程で得られた試料(300μL)と、実施例1と同じ標識抗体試薬(100μL)とを、反応キュベット(HISCL用反応キュベット:シスメックス株式会社製)内で混合し、42℃で9分間インキュベーションした。この反応キュベットに、実施例1と同じ第1抗体試薬(100μL)を添加し、42℃で9分間インキュベーションした。さらに、この反応キュベットに、実施例1と同じ担体粒子試薬(75μL)を添加し、42℃で10分間インキュベーションして、形成工程を行った。
形成工程で得られた試料を含む反応キュベットに、集磁装置(MINITUBE MAG SEPARATOR:SPHERO TECH社製)を用いて磁気分離を行い、該キュベット内の上清を除去することにより、担体粒子を回収した。この反応キュベットに洗浄液を添加し、再び磁気分離を行って担体粒子を洗浄した。ここでは、600μLの洗浄液による洗浄を2回、150μLの洗浄液による洗浄を1回行った。なお、この工程で用いた洗浄液は、HISCL洗浄液(シスメックス株式会社)にNaClを添加してNaCl濃度を0.4 Mにして得た。
回収工程で得られた試料を含む反応キュベットに、実施例1と同じ遊離剤(33μL)を添加し、38℃で5分間インキュベーションした。次に、上記の集磁装置を用いて磁気分離を行い、上清33μLを回収した。これ以降、測定工程まではHISCL2000i(シスメックス株式会社製)を用いて行った。具体的にHISCL2000iでは以下のことを行った。まず、回収した上清に実施例1と同じ担体粒子試薬(60μL)を添加し、42℃で約6分間インキュベーションすることにより、転移工程を実施した。なお、本実施例では、ここで添加した担体粒子試薬中の磁性粒子が、固相に該当する。そして、固相から上清を除去し、上記(2)の回収工程で用いた洗浄液(300μL)を添加し、再び上清を除去することにより洗浄を行った。同様の洗浄操作を5回繰り返した。
転移工程で得られた固相に、HISCL R4試薬(50μL)とHISCL R5試薬(100μL)(シスメックス株式会社)を添加し、42℃で5分間インキュベートした。そして、発光強度(counts)の測定を行った。測定結果を、以下の表4および表5に示す。
1.材料
(1)試料
HBV陽性患者から得た3種類の血清(HBV6290-6、HBV11048-6およびHBV6272-6:いずれもZepto Metrix社より入手)を試料として用いた。
(i)前処理液1
水酸化ナトリウム(ナカライテスク株式会社)を0.15 N、Brij(登録商標)35(和光純薬工業株式会社)を0.4%、および尿素(キシダ化学株式会社)を1.2 Mの濃度で含む水溶液を、前処理液1として用いた。
水酸化ナトリウム(ナカライテスク株式会社)を0.625 N、Brij(登録商標)35(和光純薬工業株式会社)を0.4%、および尿素(キシダ化学株式会社)を1.2 Mの濃度で含む水溶液を、前処理液2として用いた。
(1)処理工程
試料(120μL)と前処理液1(100μL)とを混合して、室温にて7分間インキュベーションすることにより、該試料を、終濃度0.06 Nの水酸化ナトリウムの存在下で処理した。また、同じ試料に対し、前処理液1に代えて、前処理液2を用いて同様の操作を行った。すなわち、試料(120μL)と前処理液2(80μL)とを混合して、室温にて7分間インキュベーションすることにより、該試料を、終濃度0.25 Nの水酸化ナトリウムの存在下で処理した。
(2)中和工程
上記の処理工程で得られた試料と、実施例1と同じ酸性物質を含む試薬(80μL)とを混合して、室温にて5分間インキュベーションすることにより、該試料を中和した。
(1)形成工程
中和工程で得られた試料(300μL)と、実施例1と同じ標識抗体試薬(100μL)とを、反応キュベット(HISCL用反応キュベット:シスメックス株式会社製)内で混合し、42℃で9分間インキュベーションした。この反応キュベットに、実施例1と同じ第1抗体試薬(100μL)を添加し、42℃で9分間インキュベーションした。さらに、この反応キュベットに、実施例1と同じ担体粒子試薬(75μL)を添加し、42℃で10分間インキュベーションして、形成工程を行った。
形成工程で得られた試料を含む反応キュベットに、集磁装置(MINITUBE MAG SEPARATOR:SPHERO TECH社製)を用いて磁気分離を行い、該キュベット内の上清を除去することにより、担体粒子を回収した。この反応キュベットに洗浄液を添加し、再び磁気分離を行って担体粒子を洗浄した。ここでは、600μLの洗浄液による洗浄を2回、150μLの洗浄液による洗浄を1回行った。なお、この工程で用いた洗浄液は、HISCL洗浄液(シスメックス株式会社)にNaClを添加してNaCl濃度を0.4 Mにして得た。
回収工程で得られた試料を含む反応キュベットに、実施例1と同じ遊離剤(33μL)を添加し、38℃で5分間インキュベーションした。次に、上記の集磁装置を用いて磁気分離を行い、上清33μLを回収した。これ以降、測定工程まではHISCL2000i(シスメックス株式会社製)を用いて行った。具体的にHISCL2000iでは以下のことを行った。まず、回収した上清に実施例1と同じ担体粒子試薬(60μL)を添加し、42℃で約6分間インキュベーションすることにより、転移工程を実施した。なお、本実施例では、ここで添加した担体粒子試薬中の磁性粒子が、固相に該当する。そして、固相から上清を除去し、上記(2)の回収工程で用いた洗浄液(300μL)を添加し、再び上清を除去することにより洗浄を行った。同様の洗浄操作を5回繰り返した。
転移工程で得られた固相に、HISCL R4試薬(50μL)とHISCL R5試薬(100μL)(シスメックス株式会社)を添加し、42℃で5分間インキュベートした。そして、発光強度(counts)の測定を行った。また、上記の前処理液2で処理した試料についても、前処理液1で処理した試料と同様の検出操作を行った。測定結果を、図1〜図3に示す。
Claims (11)
- HBs抗原を含む疑いのある試料と、アルカリ性物質を含有する前処理液とを、前記アルカリ性物質の終濃度が0.012〜0.15 Nとなるように混合することにより、前記試料を処理する工程と、
処理工程で得られた試料を、酸性物質を含有する試薬で中和する工程と
を含む、HBs抗原を検出するための試料の前処理方法。 - HBs抗原を含む疑いのある試料と、アルカリ性物質を含有する前処理液とを、前記アルカリ性物質の終濃度が0.012〜0.15 Nとなるように混合することにより、前記試料を処理する工程と、
処理工程で得られた試料を、酸性物質を含有する試薬で中和する工程と、
中和工程で得られた試料に、HBs抗原と結合する標識抗体、担体粒子、並びにHBs抗原および前記担体粒子と結合する第1抗体を加えて、HBs抗原、前記標識抗体および前記第1抗体を含む複合体を前記担体粒子上に形成させる工程と、
形成工程で得られた試料中の担体粒子を選択的に回収する工程と、
回収工程で得られた担体粒子上の複合体を遊離させて、前記担体粒子とは異なる固相に転移させる工程と、
転移工程で得られた固相上の複合体に含まれる標識抗体の標識を測定する工程と、
測定工程で得られた結果に基づいて、前記HBs抗原を含む疑いのある試料中のHBs抗原を検出する工程と
を含む、HBs抗原の検出方法。 - アルカリ性物質が、強塩基である請求項1または2に記載の方法。
- 強塩基が、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、水素化物およびアミド化物から選択される少なくとも1種である請求項3に記載の方法。
- 強塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムおよび水酸化マグネシウムから選択される少なくとも1種である請求項3または4に記載の方法。
- 前処理液が、非イオン性界面活性剤をさらに含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
- 非イオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン系非イオン性界面活性剤である請求項6に記載の方法。
- 前処理液が、カオトロピック剤をさらに含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
- カオトロピック剤が、尿素、グアニジン塩酸塩、サリチル酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、過塩素ナトリウム、アセトアミドおよびホルムアミドから選択される少なくとも1種である請求項8に記載の方法。
- 酸性物質が、クエン酸、酢酸、乳酸、リンゴ酸、コハク酸、リン酸、ギ酸、フマル酸、酒石酸、塩酸および硫酸から選択される少なくとも1種である請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
- 担体粒子が、第1抗体と結合する第2抗体を固定した粒子であり、
形成工程が、HBs抗原、標識抗体、第1抗体および第2抗体を含む複合体を担体粒子上に形成させる工程であり、
転移工程が、第1抗体と第2抗体との結合を解離させることにより、HBs抗原、標識抗体および第1抗体からなる複合体を遊離させて、担体粒子とは異なる固相に転移させる工程である
請求項2または請求項2を引用する請求項3〜10のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013013167 | 2013-01-28 | ||
JP2013013167 | 2013-01-28 | ||
PCT/JP2014/051701 WO2014115878A1 (ja) | 2013-01-28 | 2014-01-27 | HBs抗原を検出するための試料の前処理方法およびその利用 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016198627A Division JP6348553B2 (ja) | 2013-01-28 | 2016-10-07 | HBs抗原を検出するための前処理用試薬キットおよびHBs抗原検出用試薬キット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6026564B2 true JP6026564B2 (ja) | 2016-11-16 |
JPWO2014115878A1 JPWO2014115878A1 (ja) | 2017-01-26 |
Family
ID=51227666
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014558643A Active JP6026564B2 (ja) | 2013-01-28 | 2014-01-27 | HBs抗原を検出するための試料の前処理方法およびその利用 |
JP2016198627A Active JP6348553B2 (ja) | 2013-01-28 | 2016-10-07 | HBs抗原を検出するための前処理用試薬キットおよびHBs抗原検出用試薬キット |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016198627A Active JP6348553B2 (ja) | 2013-01-28 | 2016-10-07 | HBs抗原を検出するための前処理用試薬キットおよびHBs抗原検出用試薬キット |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10352937B2 (ja) |
EP (1) | EP2950099B1 (ja) |
JP (2) | JP6026564B2 (ja) |
CN (2) | CN106443000B (ja) |
WO (1) | WO2014115878A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11454632B2 (en) | 2017-11-30 | 2022-09-27 | Fujirebio Inc. | Assay method and assay kit for hepatitis B virus S antigen |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107110857B (zh) | 2015-03-31 | 2019-03-26 | 希森美康株式会社 | 免疫测定装置 |
JP6576167B2 (ja) * | 2015-08-31 | 2019-09-18 | シスメックス株式会社 | 免疫測定装置および免疫測定方法 |
EP3415912B1 (en) * | 2016-02-08 | 2023-03-29 | Sysmex Corporation | Analyte detection method and reagent kit for detecting analyte |
JP6765232B2 (ja) | 2016-06-30 | 2020-10-07 | シスメックス株式会社 | 免疫複合体転移法により被検物質を検出するための抗体試薬及びその製造方法、並びにその抗体試薬の利用 |
CN109870581B (zh) | 2017-12-04 | 2021-05-04 | 厦门万泰凯瑞生物技术有限公司 | 一种定量检测HBsAg的试剂盒及方法 |
WO2019194280A1 (ja) * | 2018-04-06 | 2019-10-10 | 富士レビオ株式会社 | B型肝炎ウイルス抗原の免疫測定方法 |
CN113631924A (zh) * | 2019-05-24 | 2021-11-09 | 富士瑞必欧株式会社 | 甲状腺球蛋白的测定方法和测定试剂 |
CN112964867A (zh) * | 2021-02-09 | 2021-06-15 | 丹娜(天津)生物科技股份有限公司 | 一种多糖类抗原-抗体复合物解离剂及其应用 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0850133A (ja) * | 1994-08-05 | 1996-02-20 | Toray Ind Inc | 免疫化学的測定方法 |
JP2009074852A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Sysmex Corp | Hbv抗原検出用の精度管理用試薬及びその製造方法 |
JP2011520124A (ja) * | 2008-05-08 | 2011-07-14 | アボット・ラボラトリーズ | ウイルスを検出するための方法 |
JP2011200136A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Toyota Central R&D Labs Inc | セルロース分解助長タンパク質及びその利用 |
JP2012514989A (ja) * | 2009-01-16 | 2012-07-05 | ダニスコ・アクティーゼルスカブ | 穀物または穀物副生産物由来のオリゴ糖の酵素的産生 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1036080A (zh) * | 1988-03-23 | 1989-10-04 | 广东省肇庆地区第一人民医院 | 表面抗原的快速检测法 |
JP3182819B2 (ja) * | 1991-11-14 | 2001-07-03 | ジェイエスアール株式会社 | イムノクロマトグラフ法 |
JP3171827B2 (ja) | 1997-08-04 | 2001-06-04 | 株式会社先端生命科学研究所 | ウイルスの検出又は測定方法 |
GB0224688D0 (en) * | 2002-10-23 | 2002-12-04 | Glaxosmithkline Biolog Sa | Method |
CN100483133C (zh) * | 2003-06-30 | 2009-04-29 | 希森美康株式会社 | 免疫检测用样本前处理液及其处理方法 |
KR20070012838A (ko) * | 2004-05-19 | 2007-01-29 | 가부시끼가이샤 센단세메이가가꾸겐큐죠 | B형간염 바이러스의 검출방법 |
ES2428630T3 (es) | 2004-09-22 | 2013-11-08 | Advanced Life Science Institute, Inc. | Método para detectar el antígeno s del virus de la hepatitis B |
US20100136520A1 (en) * | 2007-09-13 | 2010-06-03 | Abbott Laboratories | Detecting hepatitis b virus |
JP5351724B2 (ja) * | 2009-11-30 | 2013-11-27 | シスメックス株式会社 | C型肝炎ウイルスのコア蛋白の検出方法及び検出用試薬キット |
CN102081018A (zh) * | 2009-11-30 | 2011-06-01 | 希森美康株式会社 | 样品的预处理方法及hcv的免疫测定方法 |
CN101832999A (zh) * | 2010-04-29 | 2010-09-15 | 山东莱博生物科技有限公司 | 一种抗原抗体复合物解离液试剂盒及应用 |
-
2014
- 2014-01-27 EP EP14743526.7A patent/EP2950099B1/en active Active
- 2014-01-27 WO PCT/JP2014/051701 patent/WO2014115878A1/ja active Application Filing
- 2014-01-27 JP JP2014558643A patent/JP6026564B2/ja active Active
- 2014-01-27 CN CN201610833932.3A patent/CN106443000B/zh active Active
- 2014-01-27 CN CN201480006278.8A patent/CN105074470B/zh active Active
-
2015
- 2015-07-27 US US14/809,432 patent/US10352937B2/en active Active
-
2016
- 2016-10-07 JP JP2016198627A patent/JP6348553B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0850133A (ja) * | 1994-08-05 | 1996-02-20 | Toray Ind Inc | 免疫化学的測定方法 |
JP2009074852A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Sysmex Corp | Hbv抗原検出用の精度管理用試薬及びその製造方法 |
JP2011520124A (ja) * | 2008-05-08 | 2011-07-14 | アボット・ラボラトリーズ | ウイルスを検出するための方法 |
JP2012514989A (ja) * | 2009-01-16 | 2012-07-05 | ダニスコ・アクティーゼルスカブ | 穀物または穀物副生産物由来のオリゴ糖の酵素的産生 |
JP2011200136A (ja) * | 2010-03-24 | 2011-10-13 | Toyota Central R&D Labs Inc | セルロース分解助長タンパク質及びその利用 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11454632B2 (en) | 2017-11-30 | 2022-09-27 | Fujirebio Inc. | Assay method and assay kit for hepatitis B virus S antigen |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2014115878A1 (ja) | 2014-07-31 |
US10352937B2 (en) | 2019-07-16 |
CN106443000B (zh) | 2019-08-16 |
JPWO2014115878A1 (ja) | 2017-01-26 |
JP6348553B2 (ja) | 2018-06-27 |
US20150330982A1 (en) | 2015-11-19 |
CN105074470A (zh) | 2015-11-18 |
EP2950099A4 (en) | 2016-10-26 |
JP2017032583A (ja) | 2017-02-09 |
EP2950099B1 (en) | 2018-09-19 |
CN105074470B (zh) | 2016-10-19 |
CN106443000A (zh) | 2017-02-22 |
EP2950099A1 (en) | 2015-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6348553B2 (ja) | HBs抗原を検出するための前処理用試薬キットおよびHBs抗原検出用試薬キット | |
EP2327987B1 (en) | Method and kit for detection of HCV core protein | |
US20100233675A1 (en) | Analyte manipulation and detection | |
JP5452217B2 (ja) | 試料中のc型肝炎ウイルスの有無を判定する方法、及びc型肝炎ウイルスの有無を判定するための試薬キット | |
EP3315969B1 (en) | Method of detecting test substance by immune complex transfer method | |
JP2010107363A (ja) | トロポニンiの測定方法及び測定用試薬キット | |
JP5920945B2 (ja) | 可溶性インターロイキン−2受容体の測定方法及び測定用試薬 | |
JP7209498B2 (ja) | B型肝炎ウイルスコア抗体の免疫測定方法 | |
JP2008275592A (ja) | アルカリホスファターゼ標識検出用試薬キット、免疫測定用試薬キット及び免疫測定方法 | |
EP1251353A2 (en) | A hepatitis C antigen-antibody combination assay for the early detection of infection | |
JP4975601B2 (ja) | Hcv抗体測定用試薬キット及びhcv抗体測定方法 | |
JP5351724B2 (ja) | C型肝炎ウイルスのコア蛋白の検出方法及び検出用試薬キット | |
US20080227111A1 (en) | Reagent kit and method for measuring hcv antibody | |
JP5618570B2 (ja) | C型肝炎ウイルスの免疫測定方法及びそれに用いる試薬キット | |
WO2021202414A1 (en) | Multianalyte test for immune response to sars-cov-2 virus leading to covid-19 | |
JP4975600B2 (ja) | Hcv抗体測定用試薬キット及びhcv抗体測定方法 | |
JP5844825B2 (ja) | 検出対象の検出及び定量のための方法及びキット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20160902 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160913 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6026564 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |