JP6026174B2 - 弦楽器用ブリッジ及びサドル並びに弦楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、弦楽器の弦のオクターブ調整を行うことができる弦楽器用ブリッジに係り、特に、サドルの構造が簡単でかつ音の響きを良好にする技術に関する。
たとえばギターのような弦楽器では、楽器本体に設けたブリッジに複数の弦の端部を係止し、ネック側のヘッドに設けた糸巻きに弦の他端部を巻き付けるようになっている。この場合において、ネックの端に設けたナットとブリッジに設けたサドルとの間隔が弦長となる。このような弦楽器では、糸巻きで弦の張力を調整することで調弦を行う。
ギターなどのフレットのある弦楽器では、弦を指で押さえて演奏するときに音程が合わないという現象が生じることがある。これは、サドルから各フレットまでの距離が最適となっていないためである。そのため、各弦毎にサドルの位置つまり弦長を微調整する必要が生じる。この調整をオクターブ調整という。
フォークギターなどでは、板条のサドルをブリッジに斜めに固定することにより、各弦の弦長を最適値に設定している。エレキギターの中には、サドルが各弦毎に独立しており、ねじによってサドルを移動可能に構成して各弦毎にオクターブ調整するようにしたものがある。このようなブリッジは一般的に多くのエレキギターに採用されている。
しかしながら、エレキギターの種類によってはサドルが各弦毎に移動可能になっていないものがある。たとえば、テレキャスター(フェンダー社登録商標)と呼ばれるエレキギターの有名な機種では、1つのサドルの両端部で2本の弦を支持する構成のブリッジが従来からのデザインとして定着し、しかも優れた音色が得られるものとしてユーザーの高い評価を得ているため、各弦毎に調整できるように変更することは困難であった。したがって、そのようなブリッジであっても各弦毎にオクターブ調整が可能な技術が要望されていた。
特許文献1には、サドルを略円柱状に形成し、ブリッジプレートの縁部に回転自在に支持したねじをサドルの中央部に貫通させてサドルを移動可能とし、弦溝が形成されて弦を支持するサドルの両端部の各々を、ナット側とその反対側へ偏心させたブリッジが開示されている。このようなブリッジでは、例えばサドルにおける1弦の支持点が2弦の支持点よりも前方へずれていて弦長が短くなる。そして、1弦および2弦のいずれか一方のオクターブ調整をすれば他方の弦のオクターブ調整も同時に完了するように支持点のずれ量が設定されている。3弦と4弦、および5弦と6弦のサドルも同様に構成され、1弦〜6弦の全てのオクターブ調整が可能とされている。
特開2011−197618号公報
特許文献1で提案されたブリッジでは、サドルの中央部に対して両端部がナット側とその反対側へ偏心した円柱状に形成されているため、そのようなサドルを製造するには、円柱状の金属素材を旋削加工し、次いで中央部に対して偏心した両端部を切削加工するという工程が必要となる。このため、製造工程が複雑であるとともに、切削加工で除去する部分が多く材料費が割高になる。また、サドルの弦を支持する部分が切削加工により細くなるため、音の響きが良好でないという欠点もある。さらに、円柱状の端部の外周に沿って弦溝が形成されているため、弦溝の断面形状が円弧状となっている。このため、弦溝と弦との接触面積が大きいために音の響きがさらに良好でなく、場合によってはびびりが生じるといった問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、構成が単純で加工が容易であり、サドルの材料費が低減されるとともに音の響きが良好な弦楽器用ブリッジを提供することを目的としている。
本発明の弦楽器用ブリッジは、弦楽器本体に取り付けられる基体と、基体の後端縁部に首部が回転自在に支持されたねじ部材と、ねじ部材が螺合され、ねじ部材が回転することで弦が張られた前後方向に沿って移動させられるサドルとを備え、サドルは、前後方向とほぼ直交する方向へ軸線を向けたほぼ円柱状をなすサドル本体と、サドル本体の両端部の外周で円周方向に沿って延在する弦溝とを備え、弦溝は、軸断面において、深さが一定の均一部と、該均一部から周方向両側に延び曲率半径が該均一部の曲率半径よりも大きいほぼ円弧状の2つの深溝部と、を備え、これにより2つの深溝部から均一部にわたる付近の軸断面がそれぞれ山型をなすように設けられ、山型の各頂点は前後方向に伸びる直線に対して線対称位置に配置され、2つの深溝部は均一部と同じ深さの箇所で互いに連通しており、両端部の弦溝のうち、一方の弦溝における各頂点は、平面視で軸線よりも前方に位置し、他方の弦溝における各頂点は、平面視で軸線よりも後方に位置することを特徴としている。
上記構成の弦楽器用ブリッジにあっては、弦溝に深溝部を設けることで山型の頂点の前後方向のずれ量が設定され、山型の頂点とナットとの間隔が弦長となる。そして、サドルを前後方向へ移動させて一方の弦のオクターブ調整をすれば他方の弦のオクターブ調整も同時に完了するように頂点の前後方向のずれ量が設定される。
本発明においては、弦溝に深溝部を設けた構成であるから、構成が単純であり加工が容易である。たとえば、サドル本体を回転可能に支持し、ボールエンドミルなどの切削工具で切込み量を変化させながら溝加工を行うことで深溝部を形成することができる。また、深溝部は断面がほぼ円弧状であるから、断面を直線状にする場合と比較して除去する材料の量が少ないとともにより多くの体積が確保される。したがって、材料費が低減されるとともに音の響きが良好となる。さらに、弦は山型の頂点で支持されるので弦と弦溝との接触面積が小さい。このため、音の響きがさらに良好となる。
本発明は上記のように、深溝部は、軸断面で2つ設けられ、山型の頂点は、前後方向に伸びる直線に対して線対称位置に配置されている態様を特徴としている。このような態様では、サドルを裏返してブリッジに装着することにより、右利き用の弦楽器を左利き用に変更することができる。
すなわち、エレキギターのように6弦の弦楽器では、1弦および2弦用のサドルの表裏を逆にして5弦および6弦用のサドルの位置に配置し、5弦および6弦用のサドルの表裏を逆にして1弦および2弦用のサドルの位置に配置し、3弦および4弦用のサドルの表裏を逆にして3弦および4弦用のサドルの位置に配置する。そして、1弦から6弦までの弦の並びを逆にして張ることにより、左利き用の弦楽器を構成することができる。
また、エレキベースのように4弦の弦楽器では、1弦および2弦用のサドルの表裏を逆にして3弦および4弦用のサドルの位置に配置し、3弦および4弦用のサドルの表裏を逆にして1弦および2弦用のサドルの位置に配置する。そして、1弦から4弦までの弦の並びを逆にして張ることにより、左利き用の弦楽器を構成することができる。
また、本発明の弦楽器用ブリッジにあっては上記のように、弦溝は、深さが一定の均一部を備え、2つの深溝部は、均一部から延びて均一部と同じ深さの箇所で互いに連通されている態様を特徴とする。そして、このような態様において、サドルの直径は7〜10mmであることが望ましく、深溝部の曲率半径は5〜8mmであることが望ましい。
深溝部の曲率半径が5mmを下回ると、弦溝の曲率半径と近くなり、音の響きが良好でなくなる。一方、深溝部の曲率半径が8mmを超えると、深溝部の断面形状が直線に近くなり、サドルの体積が不充分となって音の響きが良好でなくなる。
次に、本発明の弦楽器用サドルは、ほぼ円柱状をなすサドル本体と、サドル本体の両端部の外周で円周方向に沿って延在する弦溝と、サドル本体の中央部に設けられ、該サドル本体の軸線と直交する位置調整用ねじ孔と、サドル本体の両端部に貫通して設けられ、側面視で位置調整用ねじ孔に対して交差する高さ調整用ねじ孔とを備え、弦溝は、軸断面において、深さが一定の均一部と、該均一部から周方向両側に延び曲率半径が該均一部の曲率半径よりも大きいほぼ円弧状の2つの深溝部と、を備え、これにより2つの深溝部から均一部にわたる付近の軸断面がそれぞれ山型をなし、該山型が高さ調整用ねじ孔の貫通方向に位置するように設けられ、山型の各頂点は位置調整用ねじ孔に沿って伸びる直線に対して線対称位置に配置され、2つの深溝部は均一部と同じ深さの箇所で互いに連通しており、両端部の弦溝のうちの一方の弦溝における各頂点と他方の弦溝における各頂点は、高さ調整用ねじ孔の軸線を境界とした一方側と他方側に分かれて配置されていることを特徴とする。このような構成の弦楽器用サドルにおいても、本発明の弦楽器用ブリッジと同等の効果を奏する。
本発明によれば、構成が単純で加工が容易であり、サドルの材料費が低減されるとともに音の響きが良好であるといった効果を奏する。
本発明の実施形態のエレキギターを示す平面図である。 本発明の実施形態のブリッジを示す平面図である。 本発明の実施形態のブリッジを示す側断面図である。 (A)は本発明の実施形態のサドルを示す側断面図、(B)は(A)のB−B線断面図、(C)は(A)のC−C線断面図である。 (A)は図4(A)に示すサドルを90°回転させた側面図、(B)は(A)の矢印B矢視である。 (A)は図5(A)に示すサドルを90°回転させた側面図である。 図2のVII−VII断面の拡大図である。 図2のVIII−VIII断面の拡大図である。 従来のサドルの断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は実施形態のエレキギターを示す平面図であり、テレキャスター(フェンダー社登録商標)型のエレキギターに本発明を適用したものである。ギター本体(弦楽器本体)1には、先端部にヘッド3を有するネック2が取り付けられている。ネック2の先端部にはナット2aが取り付けられている。また、ギター本体1には、ブリッジ4が取り付けられている。なお、以下の説明において方向を示す場合には、ヘッド3側を前方とし、その反対側を後方とする。
ブリッジ4には複数(この実施形態では3個)のサドル5が取り付けられ、サドル5は弦6を支持している。一方、ヘッド3には糸巻き7が取り付けられ、糸巻き7には弦6の先端部が巻き付けられている。なお、図1において符号8はピックアップである。
次に、ブリッジ4の構成について詳述する。図2において符号40は基体である。基体40は、真鍮などの金属素材をプレス成形したもので、矩形状をなす底板41と、底板41の三方の縁部から立ち上がる側板42a,42b,42cとからなっている。底板41の後端部には、弦6に対応した位置に孔43が形成されている。ギター本体1にも孔43と同じ位置に孔が形成されており、弦6をギター本体1の裏面から孔43に通し、弦玉を係止して弦6の先端を糸巻き7に巻き付けるようになっている。図2において符号44は孔であり。ピックアップ8が孔44に収容されてギター本体1に取り付けられる。また、符号45はねじであり、このねじ45によって基体40はギター本体1に取り付けられている。
図4〜図6はサドル5の詳細を示す図である。これらの図において符号50はサドル本体である。サドル本体50は円柱状をなす真鍮などの金属製のもので、その中央部には、一側面から他側面に貫通するねじ孔(位置調整用ねじ孔)51が軸線に直交して形成されている。また、サドル本体50の両端部には、一側面から他側面に貫通するねじ孔(高さ調整用ねじ孔)52がねじ孔51に対して位相を90°ずらして形成されている。
図2および図3に示すように、基体40の側板42bには、ねじ(ねじ部材)46が回転自在に支持されている。ねじ46の先端部は、サドル5のねじ孔51に螺合させられている。また、サドル5と側板42bの間には、コイルバネ47が介装されている。この構成のもとに、サドル5はコイルバネ47によって前方へ付勢され、ねじ46を例えば反時計回りに回転させることでサドル5は前方へ移動する。また、ねじ46を例えば時計回りに回転させることでサドル5は後方へ移動する。
サドル5のねじ孔52には、ねじ47がその下端部を突出させて螺合させられている。ねじ47の上端面には、六角穴(図示略)が形成されており、六角穴にレンチを差し込んでねじ47を回転させるようになっている。そして、ねじ47の突出量を調整することにより、サドル5の高さ、つまり弦高を調整するようになっている。
さて、図4〜図6に立ち返ってサドル5の詳細を説明する。これらの図に示すように、サドル本体50の両端部外周には、その全周に亘って弦溝55が形成されている。弦溝55は、深さが一定の均一部56と、均一部56よりも深さが深い深溝部57とからなっている。深溝部57は断面円弧状に形成され、その曲率半径は均一部56の曲率半径よりも大きく設定されている。そして、均一部56および深溝部57の交差部近傍の軸断面が山型をなし、山型の頂点Pが形成されている。この頂点Pは断面円弧状に形成されており、その曲率半径は0.5〜1.5mmとされている。
図4(B),(C)に示すように、弦溝55の軸断面において頂点Pを含む一対の深溝部57は、前後方向に伸びる直線Lに対して線対称に形成されている。また、他方の弦溝55の軸断面においても、頂点Pを含む一対の深溝部57は、位相がほぼ180°ずれた状態で前後方向に伸びる直線Lに対して線対称に形成されている。また、2つの深溝部57は、均一部56から延びて均一部56と同じ深さの箇所で互いに連通されている。このような構成において、サドルの直径は7〜10mmとされ、深溝部57の曲率半径は5〜8mmとされている。
次に、上記構成のブリッジ4の作用および効果を図7〜図9を参照して説明する。図7は1弦におけるサドル5の断面図、図8は2弦におけるサドル5の断面図である。これらの図に示すように、弦6は弦溝55によって支持されているが、頂点Pから先では弦6はフリーである。したがって、頂点Pからナット2aまでの間隔が弦長であり、ねじ46を回転させ、サドル5を前後方向へ移動させてオクターブ調整を行うようになっている。そして、1弦(または2弦)のオクターブ調整をすれば2弦(または1弦)のオクターブ調整も同時に完了するように、頂点P,Pの前後方向のずれ量が設定されている。
図9は深溝部57のない弦溝55のみを有するサドル5’の断面図である。図9に示すように、弦6は、弦溝55に広範囲に亘って接触している。このため、音の響きが良くなく、弦溝55の摩耗等に起因してびびりが生じることがある。この点、上記実施形態においては、弦6は頂点Pから前方がフリーなため弦溝55との接触面積が小さい。よって、音の響きを良好にすることができる。
上記実施形態においては、弦溝55に深溝部57を形成した構成であるから、構成が単純であり加工が容易である。本実施形態では、サドル本体50を回転させながらボールエンドミルで均一部56を切削した後、ボールエンドミルの切込み量を徐々に深くし、次いで徐々に浅くして均一部56の深さに戻ることで深溝部57を加工することができる。また、深溝部57は断面が円弧状であるから、断面を直線状にする場合と比較して除去する材料の量が少ないと共により多くの体積が確保される。したがって、材料費が低減されると共に音の響きがさらに良好となる。
図1に示すエレキギターは、右手で演奏するようになっており、図中下より1弦から6弦までが張られている。このエレキギターを左手で演奏できるように変更するには、図中下より6弦から1弦までを張る必要がある。この場合、各サドル5は、それぞれの弦毎にオクターブ調整できるように設定されているので、弦の位置変更に合わせてサドル5も位置を変更する必要がある。
そこで、1弦および2弦用のサドル5の表裏を逆にして5弦および6弦用のサドル5の位置に配置し、5弦および6弦用のサドル5の表裏を逆にして1弦および2弦用のサドル5の位置に配置し、3弦および4弦用のサドル5の表裏を逆にして3弦および4弦用のサドル5の位置に配置する。そして、1弦から6弦までの弦の並びを逆にして張ることにより、左利き用のエレキギターを構成することができる。
上記実施形態は本発明をエレキギターに適用したものであるが、エレキベース、アコースティックギターなど種々の弦楽器に適用することができる。
本発明は、オクターブ調整を行うことができるブリッジとしてエレキギターなどの弦楽器に適用することができる。
1 ギター本体(弦楽器本体)
2 ネック
2a ナット
4 ブリッジ
5 サドル
7 糸巻き
40 基体
46 ねじ(ねじ部材)
50 サドル本体
51 ねじ孔(位置調整用ねじ孔)
52 ねじ孔(高さ調整用ねじ孔)
55 弦溝
56 均一部
57 深溝部
P 頂点

Claims (5)

  1. 弦楽器本体に取り付けられる基体と、
    前記基体の後端縁部に首部が回転自在に支持されたねじ部材と、
    前記ねじ部材が螺合され、ねじ部材が回転することで弦が張られた前後方向に沿って移動させられるサドルとを備え、
    前記サドルは、前記前後方向とほぼ直交する方向へ軸線を向けたほぼ円柱状をなすサドル本体と、
    前記サドル本体の両端部の外周で円周方向に沿って延在する弦溝とを備え、
    前記弦溝は、軸断面において、深さが一定の均一部と、該均一部から周方向両側に延び曲率半径が該均一部の曲率半径よりも大きいほぼ円弧状の2つの深溝部と、を備え、これにより前記2つの深溝部から前記均一部にわたる付近の軸断面がそれぞれ山型をなすように設けられ、
    前記山型の各頂点は前記前後方向に伸びる直線に対して線対称位置に配置され、
    前記2つの深溝部は前記均一部と同じ深さの箇所で互いに連通しており、
    前記両端部の前記弦溝のうち、一方の弦溝における前記各頂点は、平面視で前記軸線よりも前方に位置し、他方の弦溝における前記各頂点は、平面視で前記軸線よりも後方に位置することを特徴とする弦楽器用ブリッジ。
  2. 前記サドルの直径は7〜10mmであり、前記深溝部の曲率半径は5〜8mmであることを特徴とする請求項に記載の弦楽器用ブリッジ。
  3. 請求項に記載の弦楽器用ブリッジを備えた6弦の弦楽器であって、1弦および2弦用の前記サドルの表裏を逆にして5弦および6弦用の前記サドルの位置に配置し、5弦および6弦用の前記サドルの表裏を逆にして1弦および2弦用の前記サドルの位置に配置し、3弦および4弦用の前記サドルの表裏を逆にして3弦および4弦用の前記サドルの位置に配置することにより、右利き用を左利き用に変更可能に構成されていることを特徴とする弦楽器。
  4. 請求項に記載の弦楽器用ブリッジを備えた4弦の弦楽器であって、1弦および2弦用の前記サドルの表裏を逆にして3弦および4弦用の前記サドルの位置に配置し、3弦および4弦用の前記サドルの表裏を逆にして1弦および2弦用の前記サドルの位置に配置することにより、右利き用を左利き用に変更可能に構成されていることを特徴とする弦楽器。
  5. ほぼ円柱状をなすサドル本体と、
    前記サドル本体の両端部の外周で円周方向に沿って延在する弦溝と、
    前記サドル本体の中央部に設けられ、該サドル本体の軸線と直交する位置調整用ねじ孔と、
    前記サドル本体の両端部に貫通して設けられ、側面視で前記位置調整用ねじ孔に対して交差する高さ調整用ねじ孔とを備え、
    前記弦溝は、軸断面において、深さが一定の均一部と、該均一部から周方向両側に延び曲率半径が該均一部の曲率半径よりも大きいほぼ円弧状の2つの深溝部と、を備え、これにより前記2つの深溝部から前記均一部にわたる付近の軸断面がそれぞれ山型をなし、該山型が前記高さ調整用ねじ孔の貫通方向に位置するように設けられ、
    前記山型の各頂点は前記位置調整用ねじ孔に沿って伸びる直線に対して線対称位置に配置され、
    前記2つの深溝部は前記均一部と同じ深さの箇所で互いに連通しており、
    前記両端部の前記弦溝のうちの一方の弦溝における前記各頂点と他方の弦溝における前記各頂点は、前記高さ調整用ねじ孔の軸線を境界とした一方側と他方側に分かれて配置されていることを特徴とする弦楽器用サドル。
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