JP2000214856A - ギタ―ブリッジの構造 - Google Patents

ギタ―ブリッジの構造

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JP2000214856A
JP2000214856A JP11012037A JP1203799A JP2000214856A JP 2000214856 A JP2000214856 A JP 2000214856A JP 11012037 A JP11012037 A JP 11012037A JP 1203799 A JP1203799 A JP 1203799A JP 2000214856 A JP2000214856 A JP 2000214856A
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義裕 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サドル部材の傾動に起因するギター弦の保持
位置のズレを小さくすることができるギターブリッジの
構造を提供する。 【解決手段】 ブリッジ本体21上に各ギター弦のため
の弦受け部32を有するサドル部材31が配置されたギ
ターブリッジ20において、前記サドル部材31は前記
ブリッジ本体21のねじ保持部22に挿通された前後調
節ねじ34及び該サドル部材31に螺着された2本の上
下調節ねじ37,38を介して前記ブリッジ本体21に
前後動及び上下動自在に保持されているとともに、該サ
ドル部材31の側面S1,S2がその上下方向の曲面部
R1,R2によって構成されているギターブリッジの構
造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はギターブリッジの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように、エレキギターやベ
ースギター等のギター50においては、各ギター弦51
は、その一端がネック52のチューニングボルト53に
巻着され、他端がギターボディ54に配されたギターブ
リッジ60に保持されることによって張設される。
【0003】従来、前記ギターブリッジ60は、図13
ないし図15に示すように、例えば断面略L字形状に形
成されたブリッジ本体61上に各ギター弦51のための
弦受け部72を有するサドル部材71が複数配置され、
該サドル部材71は前記ブリッジ本体61のねじ保持部
62に挿通された前後調節ねじ73を介して前後動自在
にブリッジ本体61に保持されるとともに、下端が前記
ブリッジ本体61上面に当接する2本(左右一対)の上
下調節ねじ75,76を介して上下動自在にブリッジ本
体61に保持されるものが多用されている。図示の符号
74は前後調節ねじ73に環装されサドル部材71を付
勢するコイルスプリングである。なお、近年において
は、ブリッジ本体が各ギター弦毎に分離、独立したイン
ディビデュアル方式のブリッジ(図1参照)も多く利用
されている。
【0004】そして、前記ギターブリッジ60にあって
は、前記前後調節ねじ73及び上下調節ねじ75,76
を各々適宜回動させることによって、各ギター弦51毎
の弦高及び弦長を微調整することができるようになって
いる。
【0005】しかしながら、かかる従来構造にあって
は、図15の(B)のようにサドル部材71を上下動さ
せるための左右一対の上下調節ねじ75,76の調整長
さが異なることに起因してサドル部材71が傾動した場
合には、弦受け部72の位置、すなわち各ギター弦51
の保持位置がサドル部材71の幅方向(横方向)Zにズ
レてしまい、隣り合う各ギター弦51間の弦間ピッチP
が設計上の値に対して変化して演奏性に影響を及ぼすお
それがある。ここで、図示したような、一のブリッジ本
体61上に複数のサドル部材71を隣接して配置する構
造においては、前記設計上の弦間ピッチは、隣り合うサ
ドル部材71の弦受け部72間の距離、つまりサドル部
材71自体の全幅となる。なお、図15の(A)は左右
一対の上下調節ねじ75,76をそれらの調整長さが均
一となるように調整した場合を表している。
【0006】また、前記のように一のブリッジ本体61
上に複数のサドル部材71を隣接して配置する構造にお
いては、上述したように各サドル部材71が傾動した
際、隣り合うサドル部材71同士が接触して干渉し合う
ため、前記各ギター弦51の保持位置のズレが大になり
易い。
【0007】前記隣り合うサドル部材同士の干渉による
不都合を解消するため、図16に示すギターブリッジ8
0のように、予め各サドル部材91の全幅を狭くすると
ともに、ブリッジ本体81の上面に左右一対の上下調節
ねじ95,96を受ける横ズレ防止用溝85,86を形
成し、各サドル部材91が傾いても隣り合うサドル部材
91同士が干渉しないようにすることが考えられる。し
かし、この場合、各サドル部材91同士の干渉は避けら
れるものの、上下調節ねじ95,96が前記溝85,8
6に保持された状態で当該サドル部材91が傾くため、
寧ろ、各ギター弦51の保持位置のズレは大になってし
まう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
点に鑑み提案されたもので、サドル部材の傾動に起因す
るギター弦の保持位置のズレを小さくすることができる
ギターブリッジの構造を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ブリ
ッジ本体上に各ギター弦のための弦受け部を有するサド
ル部材が配置されたギターブリッジにおいて、前記サド
ル部材は前記ブリッジ本体のねじ保持部に挿通された前
後調節ねじ及び該サドル部材に螺着された2本の上下調
節ねじを介して前記ブリッジ本体に前後動及び上下動自
在に保持されているとともに、該サドル部材の側面がそ
の上下方向の曲面部によって構成されていることを特徴
とするギターブリッジの構造に係る。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記サドル部材の側面の曲面部が前記弦受け部と前
後調節ねじを上下方向に結ぶ直線上に中心を有する円の
円弧部分によって形成されているギターブリッジの構造
に係る。
【0011】さらに、請求項3の発明は、請求項1又は
2において、前記ブリッジ本体にサドル部材の側面の曲
面部と常時接触する壁部を有するギターブリッジの構造
に係る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係るギ
ターブリッジを備えたギター全体を示す平面図、図2は
同ギターブリッジの斜視図、図3は同ギターブリッジの
分解斜視図、図4は同ギターブリッジによりギター弦を
保持している状態を示す断面図、図5は図4の5−5断
面図、図6は図4の6−6断面図、図7は同ギターブリ
ッジにおける各ギター弦毎の弦高調整状態を示す断面
図、図8は他の実施例に係るギターブリッジの平面図、
図9は同ギターブリッジにおける各ギター弦毎の弦高調
整状態を示す正面図、図10はさらに他の実施例に係る
ギターブリッジの平面図、図11は同ギターブリッジに
おける各ギター弦毎の弦高調整状態を示す正面図ある。
【0013】図1に示すギター10にあっては、複数
(図示では4本)の各ギター弦W1〜W4(W)は、そ
の一端がギターボディ11上に配された、この発明の一
実施例に係るギターブリッジ20に保持されるととも
に、他端がネック15のチューニングボルト16に巻着
されることによって張設される。以下、ギターブリッジ
20の構造について詳細に説明する。
【0014】前記ギターブリッジ20は、前記各ギター
弦W毎の弦高及び弦長の微調整が可能に、各ギター弦W
を保持固定するもので、図2ないし図6に示すように、
ブリッジ本体21A〜21D(21)とサドル部材31
A〜31D(31)を備える。なお、この実施例のギタ
ーブリッジ20は、外観意匠の向上等の観点からインデ
ィビデュアル方式が採用され、ブリッジ本体21A〜2
1D及びサドル部材31A〜31Dが各ギター弦W1〜
W4毎に個別的にかつ独立して配される。
【0015】ブリッジ本体21は、金属等からなり、図
4の断面図から分かるように、取付ねじB1,B2によ
り前記ギターボディ11に固着される。このブリッジ本
体21の後部には、ねじ用開口23を有するねじ保持部
22が設けられている。ここで、前記ねじ用開口23の
径は、後述するサドル部材31の上下移動に伴う前後調
節ねじ34の動きを阻害しないように定められる。
【0016】また、当該ブリッジ本体21の下部には弦
取付用垂下部24が形成されている。図4及び図6中の
符号Waはギター弦Wの一端部(ブリッジ側端部)に設
けられた弦止め部、25は前記垂下部24の弦挿通部、
26は前記垂下部24の弦係止部であり、サドル部材3
1に保持されたギター弦Wの一端側に設けられた弦止め
部Waを弦挿通部25に挿通して前記弦係止部26に係
止させることによってギター弦Wの一端側を固定する。
【0017】さらに、前記ブリッジ本体21の両側部に
は、請求項3に記載の発明のように、後述するサドル部
材31の側面S1,S2の曲面部R1,R2と常時接触
する壁部27,27が設けられている。この壁部27,
27の高さはサドル部材31の上下可動範囲を覆う十分
な高さとされる。
【0018】サドル部材31は、金属等からなり、前記
ブリッジ本体21上に配置される。このサドル部材31
は各ギター弦Wのための弦受け部(弦接触部)32を有
している。この実施例における弦受け部32は曲面状の
溝からなり、かつ当該弦受け部32はサドル部材31前
部の幅方向の中心位置に設けられている。
【0019】また、このサドル部材31は、前記ブリッ
ジ本体21のねじ保持部22のねじ用開口23に挿通さ
れた前後調節ねじ34がサドル部材31の後部に螺着さ
れ、該前後調節ねじ34を介して前後動自在にブリッジ
本体21に保持されているとともに、該サドル部材31
の前部に螺着され、下端が前記ブリッジ本体21上面に
当接する2本(左右一対)の上下調節ねじ37,38を
介して上下動自在にブリッジ本体21に保持されてい
る。この実施例では、前記前後調節ねじ34の中心軸が
サドル部材31の幅方向の中心に位置するようにされて
いる。図中の符号33は前記弦受け部32後方に設けら
れた弦挿通用開口、35は前記前後調節ねじ34のため
のねじ孔、36は前後調節ねじ34に環装されサドル部
材31を付勢するコイルスプリング、39,40は上下
調節ねじ37,38のためのねじ孔である。
【0020】そして、本発明構造においては、前記サド
ル部材31の両側面S1,S2が、その上下方向の曲面
部R1,R2によって構成されている。ここで、前記曲
面部R1,R2は共にサドル部材31の幅方向の外側に
膨らんだ形状とされる。この実施例では、請求項2に記
載の発明のように、前記曲面部R1,R2が前記弦受け
部32と前後調節ねじ34を上下方向に結ぶ直線L(図
5参照)上に中心を有する円の円弧部分によって形成さ
れている。なお、図示の例では、前記側面S1,S2の
曲面部R1,R2を形成する円弧部分の中心は共に前後
調節ねじ34の中心軸上に位置し、該円弧部分の半径は
共に前記調節ねじ34の中心軸からブリッジ本体21の
壁部27までの距離に相当し、当該曲面部R1,R2は
互いに対称な形状となる。上記のようにサドル部材31
の側面S1,S2を曲面部R1,R2によって構成すれ
ば、後述するサドル部材31の傾動(傾斜)に起因する
ギター弦Wの保持位置のズレを小さくする効果に加え
て、ギターブリッジ20の外観性(意匠性)を良好にす
る利点もある。
【0021】上記構造のギターブリッジ20において
は、各ギター弦Wの弦長を調整する場合には、前記前後
調節ねじ34を回動してサドル部材31に対する螺着長
を変化させて該サドル部材31の前後位置を調節する。
他方、各ギター弦Wの弦高を調整する場合には、前記上
下調節ねじ37,38を回動してサドル部材31の高さ
位置を調節する。
【0022】図7には前記のように各ギター弦W毎に弦
高調整した後の状態が示されている。図7の(A)のよ
うに前記2本の上下調節ねじ37,38をそれらの調整
長さが均一となるように調整した場合には、サドル部材
31はブリッジ本体21に対して水平となり、各ギター
弦W1〜W4の保持位置、すなわちサドル部材31の弦
受け部32の位置がズレないため、各ギター弦間のピッ
チが変化することはない。しかしながら、前記のように
2本の上下調節ねじ37,38の調整長さが均一となる
ように調整するのは容易ではなく、該2本の上下調節ね
じ37,38の調整長さが異なる場合がある。その場
合、図7の(B)のように、サドル部材31がブリッジ
本体21に対して傾動(傾斜)し、各ギター弦W1〜W
4の保持位置はサドル部材31の幅方向(横方向)に多
少ズレるが、当該サドル部材31の傾動時には、前記サ
ドル部材31の側面S1,S2の曲面部R1,R2が常
時ブリッジ本体21の壁部27,27に接触し、当該サ
ドル部材31は前後調節ねじ34を軸として回動するた
め、各ギター弦W1〜W4の保持位置のズレは先の従来
技術の項で図13ないし図15について説明したギター
ブリッジ60に比し小さくなる。
【0023】また、2本の上下調節ねじ37,38の回
動によりサドル部材31を上下動させて調整する際に
は、一般的に各ねじ37,38を交互に回動してサドル
部材31を左右に傾動させながら上下動させるが、上記
したようにサドル部材31の側面S1,S2が曲面部R
1,R2で構成され、前記サドル部材31の傾動が前後
調節ねじ34を軸とした回転運動に置き換えられれば、
サドル部材31の側面が平面で構成される場合に比べ
て、当該サドル部材31の上下動がスムーズとなるとと
もに、一の上下調節ねじ37若しくは38の限界調整長
さ(サドル部材31の側面上端がブリッジ本体21の壁
部27に接触してサドル部材31の傾動が不可能となる
ときの調整長さ)を大にすることができ、ギター弦Wの
弦高調整の作業性が良くなる利点がある。
【0024】次に、この発明の他の実施例について説明
する。図8及び図9に示すギターブリッジ20Xは、こ
の発明の他の実施例に係るギターブリッジであり、断面
略L字形のブリッジ本体21X上に各ギター弦W1〜W
4(W)に対応する鼓形状のサドル部材31E〜31H
(31X)が互いに隣接して複数(図示では4個)配置
されている。
【0025】前記ブリッジ本体21Xの後部には、各ギ
ター弦W1〜W4に対応しかつギター弦W1〜W4に重
ならない位置にねじ用開口23E〜23H(23X)を
有するねじ保持部22Xが立設されている。図示の符号
B3〜B6はブリッジ本体21Xをギターボディ11X
に固着するための取付ねじ、25Xは前記ねじ保持部2
2Xに形成された弦挿通部、26Xは前記ねじ保持部2
2Xに形成された弦係止部を示し、該弦係止部26Xに
ギター弦Wの一端側に設けられた弦止め部Waを係止さ
せることによってギター弦Wの一端側を固定する。
【0026】サドル部材31E〜31H(31X)は、
前記ブリッジ本体21X上に各ギター弦W1〜W4
(W)に対応して個別的にかつ独立してそれぞれ配置さ
れる。これらのサドル部材31Xは、先に図2ないし図
7について説明した実施例のサドル部材30と同様に、
該サドル部材の幅方向の略中心位置に各ギター弦Wのた
めの弦受け部(この実施例では曲面状の溝からなる)3
2Xを有し、かつ前記ブリッジ本体21Xのねじ保持部
22Xのねじ用開口23Xに挿通された前後調節ねじ3
4X及び該サドル部材31Xに螺着された2本の上下調
節ねじ37X、38Xを介して前記ブリッジ本体21X
に前後動及び上下動自在に保持されているとともに、該
サドル部材31Xの両側面S3,S4がその上下方向の
曲面部R3,R4によって構成されている。この実施例
では、前記曲面部R3,R4は前記前後調節ねじ34X
の中心軸上に中心を有する円の円弧部分によって形成さ
れている。なお、前記前後調節ねじ34Xの中心軸はサ
ドル部材31Xの幅方向の中心より一側(図では左側)
にズレているため、図示の左側面S3の曲面部R3を形
成する円弧部分の半径は右側面S4の曲面部R4を形成
する円弧部分の半径よりも小さくなる。図示の符号36
Xは前後調節ねじ34Xに環装されサドル部材31Xを
付勢するコイルスプリングである。
【0027】このようにしてなるギターブリッジ20X
においては、先に述べた実施例のギターブリッジ20と
同様に、各ギター弦Wの弦長を調整する場合には、前記
前後調節ねじ34Xを回動してサドル部材31Xに対す
る螺着長を変化させて該サドル部材31Xの前後位置を
調節する。他方、各ギター弦Wの弦高を調整する場合に
は、前記上下調節ねじ37X,38Xを回動してサドル
部材31Xの高さ位置を調節する。前記各ギター弦Wの
弦高調整において、図9の(B)のように前記2本の上
下調節ねじ37X,38Xの調整長さが等しくない場
合、サドル部材31Xが傾動(傾斜)するが、その傾動
は前後調節ねじ34Xを軸とした回転運動に置き換えら
れることになる。そのため、サドル部材31Xが傾動し
ても、隣り合うサドル部材31Xへの干渉を小さくする
ことができ、各ギター弦W1〜W4の保持位置のズレは
先の従来技術の項で図13ないし図15について説明し
たギターブリッジ60に比し小さくなる。なお、図9の
(A)は上下調節ねじ37X,38Xをそれらの調整長
さが均一となるように調整した場合を表している。
【0028】続いて、この発明の他の実施例についてさ
らに説明する。図10及び図11に示すギターブリッジ
20Yは、断面略L字形のブリッジ本体21Y上に各ギ
ター弦W1〜W4(W)に対応する鼓形状のサドル部材
31I〜31L(31Y)が複数(図示では4個)並べ
て配置されている。なお、この実施例におけるギターブ
リッジ20Yの構成については、先の図8及び図9につ
いて説明した実施例のギターブリッジ20Xと概ね同じ
構成であるので、同一部材には同一符号を示し説明を省
略する。以下、この実施例のギターブリッジ20Yの上
記ギターブリッジ20Xとは異なる特徴的部分について
詳細に述べる。
【0029】このギターブリッジ20Yにおいては、前
記ブリッジ本体21Yに各サドル部材31I〜31L
(31Y)の側面S5,S6の曲面部R5,R6と常時
接触する壁部27I〜27Mが設けられている。この壁
部27I〜27Mの高さは各サドル部材31Yの上下可
動範囲を覆う十分な高さとされる。また、前記各サドル
部材31Yの側面S5,S6を構成する曲面部R5,R
6は、前後調節ねじ34Xの中心軸上に中心を有する球
面によって形成されている。
【0030】上記のように構成すれば、図11の(B)
のように上下調節ねじ37X,38Xの調整長さが等し
くないことに起因して各サドル部材31I〜31L(3
1Y)が傾動しても、前記実施例と同様に、該各サドル
部材31Yの傾動は前後調節ねじ34Xを軸とした回転
運動に置き換えられる。また、隣り合うサドル部材31
Y間の前記ブリッジ本体21Yの壁部により隣り合うサ
ドル部材31Y同士の干渉を完全に防ぐことができる。
さらに、前記図8及び図9に示した実施例のギターブリ
ッジ20Xにおいては、各サドル部材31E〜31Hの
高さがそれぞれ異なるように調整された場合、隣接する
サドル部材同士の接触位置(高さ)が変動するのに対し
て、この実施例のギターブリッジ20Yにおいては、各
サドル部材31I〜31Lの高さがそれぞれ異なるよう
に調整されても、各サドル部材31I〜31Lと前記壁
部27I〜27Mの接触位置(高さ)は常に一定とな
る。したがって、各ギター弦W1〜W4の保持位置のズ
レをより小さくすることができるようになる。なお、図
11の(A)は上下調節ねじ37X,38Xをそれらの
調整長さが均一となるように調整した場合を表してい
る。
【0031】
【発明の効果】以上図示し説明したように、サドル部材
の側面がその上下方向の曲面部によって構成された、こ
の発明構造によれば、弦高調整時におけるサドル部材の
傾動に起因するギター弦の保持位置のズレを従来構造に
比べ小さくすることができ、各ギター弦間の弦間ピッチ
が変化して演奏性に悪影響を及ぼすのを防ぐことができ
る。
【0032】また、請求項2の発明のように、前記サド
ル部材の側面の曲面部がサドル部材の弦受け部と前後調
節ねじを上下方向に結ぶ直線上に中心を有する円の円弧
部分によって形成されれば、弦高調整時におけるサドル
部材の傾動に起因するギター弦の保持位置のズレをより
小さくすることができる。
【0033】さらに、請求項3の発明のように、ブリッ
ジ本体にサドル部材の側面の曲面部と常時接触する壁部
を有するようにすれば、隣り合うサドル部材同士の干渉
を確実に防ぐことができ、弦高調整時におけるサドル部
材の傾動に起因するギター弦の保持位置のズレをさらに
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るギターブリッジを備
えたギター全体を示す平面図である。
【図2】同ギターブリッジの斜視図である。
【図3】同ギターブリッジの分解斜視図である。
【図4】同ギターブリッジによりギター弦を保持してい
る状態を示す断面図である。
【図5】図4の5−5断面図である。
【図6】図4の6−6断面図である。
【図7】同ギターブリッジにおける各ギター弦毎の弦高
調整状態を示す断面図である。
【図8】他の実施例に係るギターブリッジの平面図であ
る。
【図9】同ギターブリッジにおける各ギター弦毎の弦高
調整状態を示す正面図である。
【図10】さらに他の実施例に係るギターブリッジの平
面図である。
【図11】同ギターブリッジにおける各ギター弦毎の弦
高調整状態を示す正面図である。
【図12】一般的なギター全体を示す正面図である。
【図13】従来におけるギターブリッジの平面図であ
る。
【図14】同ギターブリッジの側面図である。
【図15】同ギターブリッジにおける各ギター弦毎の弦
高調整状態を示す正面図である。
【図16】他の例のギターブリッジにおける各ギター弦
毎の弦高調整状態を示す正面図である。
【符号の説明】
20 ギターブリッジ 21 ブリッジ本体 22 ブリッジ本体のねじ保持部 27 ブリッジ本体の壁部 31 サドル部材 32 弦受け部 34 前後調節ねじ 37,38 上下調節ねじ S1,S2 サドル部材の側面 R1,R2 曲面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリッジ本体上に各ギター弦のための弦
    受け部を有するサドル部材が配置されたギターブリッジ
    において、 前記サドル部材は前記ブリッジ本体のねじ保持部に挿通
    された前後調節ねじ及び該サドル部材に螺着された2本
    の上下調節ねじを介して前記ブリッジ本体に前後動及び
    上下動自在に保持されているとともに、該サドル部材の
    側面がその上下方向の曲面部によって構成されているこ
    とを特徴とするギターブリッジの構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記サドル部材の側
    面の曲面部が前記弦受け部と前後調節ねじを上下方向に
    結ぶ直線上に中心を有する円の円弧部分によって形成さ
    れているギターブリッジの構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ブリッジ
    本体にサドル部材の側面の曲面部と常時接触する壁部を
    有するギターブリッジの構造。
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