JP6025021B2 - 給送装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シート状の記録媒体を給紙することができる給送装置、及び給送装置を備えたレーザープリンタ、ディジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
画像形成装置における給送装置としては、記録媒体束が積層収納可能な媒体収容体(給紙カセット)を有し、この媒体収容体が画像形成装置本体に着脱自在にセットされる。この媒体収容体は、通常、画像形成装置本体の一面に設けられた開口部を介した出し入れが可能とされている。すなわち、1方向のみの着脱を可能としていた。
しかしながら、画像形成装置の設置部位においては、この開口部側に何らかの障害物がある場合がある。このため、近年では、特許文献1及び特許文献2に記載のように、一つの媒体収容体を2方向から着脱可能としている。すなわち、一つの方向からの出し入れが出来ない場合であっても、他の方向からの出し入れが可能であり、紙の給紙が可能となる。
また、2種類のサイズの媒体収容体を、媒体の給送方向と直交する方向から装置本体に挿入できるものとして特許文献3に記載のものがある。この特許文献3に記載のものは、装置本体の媒体の給送方向上流側の側壁を開閉可能な構成としている。また、この側壁の内側には、媒体収容体を着脱する際のガイドとなる上流側溝が設けられると共に、媒体の給送方向下流側の側壁の内側にも同様に下流側溝が設けられている。これにより、大きなサイズの媒体収容体を装置本体に挿入する場合には、装置本体の給送方向上流側を開状態とする。そして、媒体収容体に設けられたレール状の凸条を下流側溝に嵌合してスライドさせることにより、媒体収容体を装置本体に挿入する。また、小さいサイズの媒体収容体を装置本体に挿入する場合には、装置本体の給送方向上流側を閉状態とする。そして、媒体収容体に設けられたレール状の凸条を上流側溝及び下流側溝に嵌合してスライドさせることにより、媒体収容体を装置本体に挿入する。
ところで、この種の給紙装置においては、給紙方向下流側に、通常給紙ローラ等の給紙手段が設けられ、また、媒体収容体の底壁には、紙の給紙方向下流側を給紙ローラに接触させるための底板が付設されている。
特許文献1等に記載のものでは、媒体収容体を給紙方向と直交する方向に引き出す場合、給紙ローラが装置本体側に留置されたままとなる。このため、媒体収容体の底板が押し上がった状態となり、引き出す動作中に、媒体収容体に残っている紙が本体側に引っ掛かって、媒体収容体を引き出せなくなったり、媒体収容体に残っている紙が損傷したりする場合がある。
また、前記特許文献3に記載のものでは、いずれの大きさの媒体収容体も、給紙方向と直交する方向から挿入する構成としているため、装置本体の上流側の挿入側には梁等の剛性維持部材を設けることができない。これにより、装置本体の剛性が小さくなるという問題がある。また、上流側溝や下流側溝に媒体収容体の凸条を嵌合する必要があり、挿入の際の位置合わせがしにくく、操作性が悪いものとなる。
本発明は、斯かる事情に鑑み、媒体収容体の2方向の出し入れが可能であり、複数種の媒体収容体のサイズに適用することができる給送装置および画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明の給送装置は、記録媒体束が積載収納される媒体収容体と、この媒体収容体の記録媒体束から媒体を給送するための給送手段と、媒体収容体と給送手段とを収納する給送装置本体とを備えた給送装置であって、平面的に見て給送手段による給送方向上流側及び/又は給送方向下流側への給送装置本体に対する媒体収容体の出し入れ方向となる第1方向操作と、前記第1方向操作の出し入れ方向と直交する方向の媒体収容体の出し入れとなる第2方向操作とが可能であり、前記媒体収容体は、第1方向操作の出し入れ方向の長さが、搬送方向上流側となる媒体収容体の後端部が前記給送装置本体に収まる基本長さとなる第1の形態と、前記媒体収容体の第1方向操作の出し入れ方向の長さが前記基本長さよりも長く、媒体収容体の後端部が前記給送装置本体の開口部の位置乃至突出する長さとなる第2の形態とで変更可能であり、前記第1の形態では、前記第1方向操作及び第2方向操作が可能であるとともに、前記第2の形態では、前記第1方向操作のみが可能であり、前記媒体収容体の後端部に対応する給送装置本体の背面枠には、前記開口部を開閉する開閉部材を備え、この開口部が開状態の際に、媒体収容体の第2方向操作の出し入れを規制するロック機構を設けたものである。
本発明の給送装置では、媒体収容体の2方向の着脱が可能となり、記録媒体補給時・ジャム除去時の操作性の向上を図ることができ、また装置設置場所の多様化を図れる給送装置を提供できる。サイズの異なる複数種類の媒体収容体を挿入することができ、この場合、給送装置本体のサイズは、第1の形態での媒体収容体の大きさに合わせたものとできるため、樹脂使用量の削減によるコストダウン、及び部品位置精度の向上等を行える小型・低コストとすることができる。しかも、第2の形態状態において、ロック機構にて、媒体収容体の第2方向操作の出し入れが規制されるので、無理な引き出し力を媒体収容体に付与しても、媒体収容体が損傷したり破損したりすることを防止できる。
本発明の給送装置を用いた画像形成装置の全体構成図である。 前記給送装置の斜視図である。 前記給送装置の断面図である。 前記給送装置の拡大断面図である。 給送方向に沿って第1の形態の媒体収容体を引き出した状態の給送装置の斜視図である。 第1の形態の媒体収容体の第1外装体との後方から見た斜視図である。 第1の形態の媒体収容体と第1外装体との前方から見た斜視図である。 第1の形態の媒体収容体と保持体との斜視図である。 第1の形態の媒体収容体を後方から見た斜視図である。 給送方向と直交する方向に沿って第1の形態の媒体収容体を引き出した状態の給送装置の斜視図である。 開口部が閉状態のときの断面図である。 前記図11の要部拡大図である。 開口部が開状態のときの断面図である。 前記図13の要部拡大図である。 第2の形態の媒体収容体を後方から見た斜視図である。 第2の形態の媒体収容体を示し、スライド式のレバーを有する第1のロック機構を用いた斜視図である。 前記図16に示すロック機構の要部を示し、ロック状態の斜視図である。 前記図16に示すロック機構の要部を示し、非ロック状態の斜視図である。 第2のロック機構を用いた第1の形態の媒体収容体の斜視図である。 前記図19に示す媒体収容体の要部拡大斜視図である。 第2のロック機構を用いた第2の形態の媒体収容体の斜視図である。 前記図21に示す媒体収容体の要部拡大斜視図である。 第3のロック機構を用いた第1の形態の媒体収容体の斜視図である。 前記図23に示す媒体収容体の要部拡大斜視図である。 前記図23に示す媒体収容体の他の要部拡大斜視図である。 第3のロック機構を用いた第2の形態の媒体収容体の斜視図である。 前記図26に示す媒体収容体の要部拡大斜視図である。 前記図26に示す媒体収容体の他の要部拡大斜視図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の給送装置は、記録媒体束が積載収納される媒体収容体と、この媒体収容体の記録媒体束から媒体を給送するための給送手段と、媒体収容体と給送手段とを収納する給送装置本体とを備えた給送装置であって、送手段による給送方向上流側及び/又は給送方向下流側への給送装置本体に対する媒体収容体の出し入れ方向となる第1方向操作と、前記第1方向操作の出し入れ方向と直交する方向の媒体収容体の出し入れとなる第2方向操作とが可能であり、前記媒体収容体は、第1方向操作の出し入れ方向の長さが、搬送方向上流側となる媒体収容体の後端部が前記給送装置本体に収まる基本長さとなる第1の形態と、前記媒体収容体の第1方向操作の出し入れ方向の長さが前記基本長さよりも長く、媒体収容体の後端部が前記給送装置本体の開口部の位置乃至突出する長さとなる第2の形態とで変更可能であり、前記第1の形態では、前記第1方向操作及び第2方向操作が可能であるとともに、前記第2の形態では、前記第1方向操作のみが可能であり、前記媒体収容体の後端部に対応する給送装置本体の背面枠には、前記開口部を開閉する開閉部材を備え、この開口部が開状態の際に、媒体収容体の第2方向操作の出し入れを規制するロック機構を設け、前記ロック機構は、第2の形態となる媒体収容体をセットした際に前記開閉部材が開状態となる動作に連動して前記ロック機構がロック状態となるものである。
給送装置100は、後述詳細に説明するが、記録媒体束41が積載収納される媒体収容体47と、この媒体収容体47の記録媒体束41に上方から接触しつつ駆動して記録媒体束41から媒体を給送するための給送手段4と、媒体収容体47と給送手段とを収納する給送装置本体10とを備える。なお、記録媒体束41は、複数枚のシート状の記録媒体を積層したものである。
給送手段(給送部4)は、回転軸75と給紙ローラ42と有し、この給紙ローラ42に相対向する分離体としての分離パッド43と、この給紙ローラ42とで、給紙ローラ42がその軸心廻りに回転することによって、媒体収容体47に収容された記録媒体束41から1枚の記録媒体が送出(給送)される。媒体収容体47から給送された記録媒体が縦搬送ローラ44、45によりレジストローラ81へと搬送される。そして、記録媒体の先端がレジストローラ81とレジストテンションローラ80のニップに突き当たり、先端の整合が行われる。レジストローラ81は、トナー像と記録媒体の転写位置を合わせるように回転する。
画像形成部(作像装置)3は、水平方向に配設された転写ベルト装置5と、この転写ベルト装置5との上方に水平方向に並んで配設された4つの画像形成ユニット(現像機)30M、30C、30Y、30Kを有する。ここで、一つの現像機30Kについて説明すると、像担持体としての感光体(感光体ドラム)31Kを備え、この感光体31Kの外周側に、感光体31Kの表面を帯電する帯電ローラ32Kと、感光体31K上の静電潜像にトナーを現像する現像ローラ33Kと、記録媒体にトナーを転写させる転写ローラ50Kと、転写後の残トナーを掻きとるクリーニング部(図示省略)等が配置されている。他の現像機においても同様である。
画像形成ユニット30M、30C、30Y、30Kの上方には、露光手段としての光学ユニット2が配設されている。光学ユニット2は、レーザ光を感光体ドラム31へ照射する。
転写ベルト装置5は、無端状の転写ベルト21と、駆動ローラ52、従動ローラ51とを備え、転写ベルト21が駆動ローラ52及び従動ローラ51に巻回張架される構造となっている。また、転写ベルト21の上部走行辺の内側には、各画像形成ユニット30M、30C、30Y、30Kの感光体ドラム31にそれぞれ対向する位置に、転写バイアスが印加される転写ローラ50が転写ベルト21に接触するように配置されている。
このように、転写ベルト装置5を通過することによって、記録媒体に画像が転写される。そして、画像が転写された記録媒体は、定着装置6に搬送され、この定着装置6で画像が定着される。定着装置6は、記録媒体に画像を定着する定着部材としての定着ローラ60と、当該定着ローラ60に対向して定着ニップを形成する対向部材としての加圧ローラ61とを備える。また、定着ローラ60内に配設された加熱手段としてのヒータ(図示省略)が配置されている。加圧ローラ61は定着ローラ60に対して所定の圧力で圧接しており、互いに圧接する圧接部において定着ニップを形成している。
定着装置6にて画像が定着された記録媒体は、排出装置7を介して画像形成装置本体1の上部の排出部1aに反転排紙される。排出装置7は、搬送ローラ72,73、及び排紙ローラ70、71を備える。なお、この画像形成装置本体1には手差しトレイ9が設けられている。
次に本発明の給送装置について説明する。給送装置は、図2〜図5等に示すように、媒体収容体47と、給送手段4と、媒体収容体47と給送手段4とを収納する給送装置本体10とを備え、給送装置本体10に媒体収容体47が収納された状態等においては、この媒体収容体47は保持体46に保持される。
給送装置本体10は、図2に示すように、背面枠12と、側面枠(図示省略)と、前方支柱11とを有する枠体95を備える。給送装置本体10の背面枠12には、媒体収容体47の幅方向と略同一幅を有する開口部14が設けられており、この開口部14に開閉部材13が装着されている。背面枠12は、一対の支柱部12a、12bと、この支柱部12a、12bの上部を連結する連結バー部12cとからなる。開閉部材13は、開口部14に収納状となる扁平直方体形状の本体部18と、この本体部18の内面下部から本体部18に対して垂直に突出する案内レール13aとからなる。
そして、本体部18には支軸91(図12等参照)が付設され、この支軸91の端部が本体部18の両端面18a、18aから突出され、枢支部91a,91aが形成される。
この枢支部91a,91aが、背面枠12の支柱部12a、12bに設けられた枢支孔(図示省略)に嵌合されている。これによって、開閉部材13は、図11と図13とに示すように、支軸91の軸心と中心に矢印D1、D2方向に回動することになる。すなわち、図11と図12に示すように、本体部18が鉛直方向に沿って配設されて開口部14を閉状態とする状態と、図13と図14に示すように、本体部18が水平方向に沿って配設されて開口部14を開状態とに変位可能とされる。
この場合、開閉部材13の閉位置を保持するための閉状態維持機構93が設けられている。この場合、閉状態維持機構93は、図11や図13に示すように、開閉部材13の端面18aに設けられて樹脂弾性を有する突起部94と、背面枠12の支柱部12a、12bに設けられる凹部(図示省略)とで構成されている。突起部94は、弾性変形可能とされる。これにより、図11と図12に示す状態では、開閉部材13側の突起部94が背面枠12側の凹部に係合し、開閉部材13は、閉状態を保持することができる。
さらに、閉状態維持機構93として、開口部14を閉じる方向に開閉部材13へ付勢力を加えている付勢手段を設けるのが好ましい。付勢手段として、例えば、
支軸91廻りに配置されるねじりコイルばね等にて構成できる。
この場合、平面的に見て給送手段4による給送方向上流側及び/又は給送方向下流側への給送装置本体10に対する媒体収容体47の出し入れとなる第1方向操作と、前記第1方向操作の出し入れ方向と直交する方向の媒体収容体47の出し入れとなる第2方向操作とが可能である。ここで、第1方向操作における出し入れ方向は、図2や図5等に示す矢印A1、A2方向である。すなわち、矢印A1が第1方向操作における引き出し方向であり、矢印A2は第1方向操作における挿入方向(収納方向)である。また、第2方向操作における出し入れ方向は、図10に示す矢印B1、B2方向である。すなわち、矢印B1が第2方向操作における引き出し方向であり、矢印B2は第2方向操作における挿入方向(収納方向)である。
媒体収容体47は、図5〜図7等に示すように、底壁65と、この底壁65の外周縁から立設される周壁66とを有する。周壁66は、前壁66a(図6参照)と後壁66bと、一対の側壁66c,66dとからなる。また、底壁65には、媒体収容体47に収容された記録媒体束41の給送方向下流側を上昇させる底板49が付設されている。
この場合、媒体収容体47は、図5に示すように、容器本体34と、この容器本体34に対して給紙方向に伸縮可能に設置された拡張部材37とからなる。この拡張部材37に、前記後壁66bが設けられている。拡張部材37を、図示省略のスライド機構により図6の矢印C1方向にスライドさせると、図13や図15等に示すように、後壁66bが前壁66aに対して離間し、媒体収容体47の底壁65の面積(媒体の載置面積)を拡張することができる(第2の形態)。また、この状態から、図15に示すように拡張部材37を矢印C2方向にスライドさせると、図11や図12等に示すように、後壁66bが前壁66aに対して接近し、媒体収容体47の載置面積を縮小することができる(第1の形態)。
例えば、媒体収容体47が第1の形態であるときには定形サイズの用紙を収納でき、媒体収容体が第2の形態であるときには媒体収容体47は、定形サイズよりも大きいリーガルサイズの用紙が収納可能となる。このようにして、収容する媒体のサイズに応じて媒体収容体47の載置面積を変更することができる。
ところで、図6及び図7等に示すように、前壁66aには第1外装体(外装板)48Aが付設される。第1外装体48Aはその前面中央下部に把持部67が設けられている。また、第1外装体48Aは、媒体収容体47側に設けられた収容体側係合部(この場合、ピン部材47a)と、第1外装体48側に設けられた外装側係合部(この場合、ピン部材47aが係脱自在に係合する係合孔48a)とを介して取り付けられる。
すなわち、媒体収容体47の一方の側壁66cの前壁66a側と、媒体収容体47の前壁66aの他方の側壁66d側の突設される突出片68とに、それぞれ、上下一対ずつピン部材47aが設けられている。この場合、各ピン部材47aは図6の矢印B2側に突出している。また、第1外装体48Aの裏面の幅方向両端部側に一対の孔形成片69、69を設け、各孔形成片69、69にそれぞれ、上下一対ずつ係合孔48aが設けられている。この場合、一方の側壁66c側に設けられたピン部材47a、47aと、他方の側壁66d側のピン部材47a、47aとは、給送方向に沿って位置ずれしている。
このため、図7に示す状態から、媒体収容体47に対して、第1外装体48Aを媒体収容体47の前壁66aに沿って矢印B1方向にスライドさせていけば、各係合孔48aにピン部材47aが嵌合(係合)する。すなわち、第1外装体48Aに対して、媒体収容体47の前壁66aを第1外装体48Aの裏面に沿って矢印B2方向にスライドさせていれば、各係合孔48aにピン部材47aが嵌合(係合)する。
これによって、第1外装体48Aを矢印A1に引張っても、A2方向に押しても、第1外装体48Aとともに、媒体収容体47は移動する。すなわち、第1外装体48Aを介して第1方向操作における媒体収容体47の出し入れ(第1外装体48Aの把持部67を用いた出し入れ)では、第1外装体48Aと媒体収容体47とが一体状に第1方向操作の出し入れが可能となる。
これに対して、この第1外装体48Aが装着された状態(図2と図5と図8と図9等に示す状態)において、第1外装体48Aに対して、媒体収容体47を図7に示す矢印B1方向に引張れば、図6と図7等に示すように、第1外装体48Aと媒体収容体47とが分離した状態となる。
このため、媒体収容体47の前壁66aの前面の下部には、図6及び図7等に示すように、ガイドレール15が設けられるともに、第1外装体48の裏面の下部には、このガイドレール15を受けるガイドレール16が設けられている。また、媒体収容体47の後壁66bの後面の下部には、図4に示すように、ガイドレール22が設けられるともに、背面枠12及び開閉部材13の下部には、前記したようにガイドレール22を受けるガイドレール19及び案内レール13aが設けられている。
すなわち、図2等に示すように、給送装置本体10に収納された状態において、媒体収容体47側のガイドレール15が第1外装体48A側のガイドレール16に受けられ、媒体収容体47側のガイドレール22が開閉部材13側の案内レール13aに受けられた状態であって、この状態から、媒体収容体47を第2方向操作における矢印B1方向に引き出せば、ガイドレール15がガイドレール16を摺動するとともに、ガイドレール22が案内レール13a及びガイドレール19上を摺動して引き出される。
また、引き出された状態から、第1外装体48側のガイドレール16上に媒体収容体47側のガイドレール15を載置するとともに、背面枠12側のガイドレール19上に媒体収容体47側のガイドレール22を載置した状態として、媒体収容体47を押し込んで行けば、ガイドレール15、22がガイドレール16、19及び案内レール13a上を摺動して押し込まれる。
媒体収容体47を保持する保持体46は、図8に示すように、底壁26と、一対の側壁27c、27dとを有する。このため、この保持体46には、媒体収容体47の出入り口28a、及び拡張部材37の出入口となる開口部28bが形成される。
保持体46の各側壁27c、27dの下部にガイドレール35が設けられるとともに、図9に示すように媒体収容体47の各側壁66c、66dの下部にガイドレール36が設けられている。この場合、側壁27c、27dの内面間寸法を側壁66c、66dの外面間寸法よりも僅かに大きく設定する。
このため、図8に示す状態から、媒体収容体47のガイドレール36を、保持体46のガイドレール35上に載置し、保持体46に対して媒体収容体47を押し込んでいけば、ガイドレール36がガイドレール35上を摺動(スライド)して、媒体収容体47が保持体46に対して押し込まれて、収納状態となる。また、逆にこの収納状態から媒体収容体47を引き出せば、ガイドレール36がガイドレール35上を摺動(スライド)して、保持体46から媒体収容体47を引き出すことができる。
また、保持体46の側壁27dの外面側には第2外装体48Bが一体的に付設されている。この第2外装体48Bの表面の中央下部には把持部55が設けられている。
この状態で、第1外装体48の把持部67を把持して媒体収容体47を保持体46から矢印A1方向に沿って引き出せば、媒体収容体47を引き出すことができ、引き出した状態から、第1外装体48の把持部67を把持して媒体収容体47を矢印A2方向に沿って挿入していれば、媒体収容体47を保持体46に収納することができる。
ところが、保持体46に媒体収容体47が収納された状態では、前記したように、保持体46の側壁27dの外面側には第2外装体48Bが一体的に付設されているので、第2外装体48Bの把持部55を把持して矢印B1、B2方向に出し入れすると、保持体46と媒体収容体47とが一体に出し入れされる。
給送手段4を構成する給紙ローラ42は、その回転軸75が、保持体46の出入り口28の上方位置に回転自在に枢支される。すなわち、側壁27c、27dの出入り口側端部に起立片(図示省略)を立設し、図15や図16等に示すように、この起立片に設けた枢支孔に回転軸75が回転自在に挿通されている。このため、回転軸75は、矢印B1、B2方向に沿って配設されることになる。
回転軸75の反第2外装体側の端部にはギア部材78(図15等参照)が設けられ、このギア部材78が、給送装置本体側に設けられた駆動力伝達手段(例えば、図示省略のカップリング)に接続される。この場合、第2方向操作における媒体収容体47の出し入れによって、ギア部材78は駆動力伝達手段に脱着される。
保持体46に支持されている媒体収容体47を給送装置本体10に収納する場合、図10に示すように、本体側に第1外装体48Aが留置された状態であり、図示省略の側面枠に対向する面が開口状となっている。このため、この状態において、媒体収容体47のガイドレール15を、第1外装体48Aのガイドレール16上に載置するとともに、媒体収容体47側のガイドレール22を背面枠12側のガイドレール19上に載置する。
この状態で、第2外装体48Bの把持部55を把持した状態で、矢印B2の方向に挿入していけば、ガイドレール15がガイドレール16上を摺動(スライド)するとともに、ガイドレール22がガイドレール19及び案内レール13a上を摺動(スライド)する。これによって、保持体46に支持されている媒体収容体47を給送装置本体に収納することができる。
逆に、収納状態において、第2外装体48Bの把持部55を把持した状態で、矢印B1の方向に引き出せば、ガイドレール15がガイドレール16上を摺動(スライド)するとともに、ガイドレール22が案内レール13a及びガイドレール19上を摺動(スライド)する。これによって、保持体46に支持されている媒体収容体47を装置本体10から引き出すことができる。
本発明の給送装置において、異なるサイズの媒体収容体47を給送装置本体10に挿入する方法について説明する。まず、使用頻度の高い定形サイズの媒体を収容する媒体収容体47を挿入する場合について説明する。この場合、媒体収容体47の第1方向操作の出し入れ方向の長さが基本長さ(給送装置本体10に挿入した際に、その後端部が給送装置本体10に収まる長さ)となる第1の形態とする。
次に、図11や図12等のように、給送装置本体10の開口部14に開閉部材13を嵌合させて、開口部14が塞がれた閉状態とする。この給送装置本体内に第1の形態である媒体収容体47を挿入すると、図2等に示すように媒体収容体47の後端部が給送装置本体内に収まった状態となる。その後、前記した方法で矢印A1、A2及び矢印B1、B2に媒体収容体47を出し入れすることができる。
次に、定形サイズよりも大きいリーガルサイズの用紙を収容する媒体収容体47を給送装置本体10に挿入する場合について説明する。まず、媒体収容体47の拡張部材37を引き出して、媒体収容体47の載置面積を大きくして、媒体収容体47を第2の形態とする。
そして、この第2の形態の媒体収容体47を図15に示すように、給送装置本体10に挿入すれば、媒体収容体47の後壁66bが開閉部材13を後方側に押圧する。これによって、開閉部材13は支軸91の軸心を中心として、図13と図14等に示すように、矢印D1のように回動して、開口部14を開状態として、媒体収容体47の後壁66bの開口部14を介した給送装置本体10からの突出を可能としている。
また、図15等に示す状態から、媒体収容体47を給送装置本体10から引き抜けば、媒体収容体47の後壁66bの開閉部材13の押圧力が解除され、開口部14を開閉部材13にて閉状態とすることができる。この際、前記したように、
閉状態維持機構93に付勢手段が設けられているものでは、媒体収容体47の引き出しに伴って、開閉部材13がこの付勢手段の付勢力によって、矢印D2方向に回動して、開口部14を閉状態とする。
ところで、前記給送装置では、図17等に示すように、開口部14が開状態の際に、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れを規制するロック機構101(第1のロック機構101A)を設けている。ロック機構101は、図17と図18等に示すように、スライド式のレバー102を有するものである。このレバー102は、背面枠12の中空状の支柱部12aに収納されるブロック片状の本体部102aと、この本体部102aの第2外装体側の端面から突出される軸部102bと、支柱部12aに設けられた窓部103(図16等参照)から露出する操作部102cとからなる。なお、この操作部102cの表面には、凹凸部等からなる滑り止め部が設けられている
そして、支柱部12aにはレバー102の矢印E1、E2方向の往復動(スライド)をガイドするガイド手段(図示省略)が設けられている。ガイド手段としては、レバー102の後面をガイドする後面ガイドレールと、レバー102の下面をガイドする下面ガイドレールと、レバー102の上面をガイドする上面ガイドレール等を備えたもので構成できる。
このようなロック機構101では、窓部103から露出している操作部102cを操作して、矢印E1方向にスライドさせれば、レバー102の軸部102bが、第2外装体48Bの後端面104に設けられた嵌合孔105に嵌入する。この状態では、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが規制されたロック状態となる。
また、この状態から、窓部103から露出している操作部102cを操作して、矢印E2方向にスライドさせれば、レバー102の軸部102bが嵌合孔105から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となる。
本発明の給送装置では、第1方向操作によって、給送方向上流側及び/又は給送方向下流側への媒体収容体の引き出しと押し込み(挿入)とが可能であり、第2方向操作によって、第1方向操作の出し入れ方向と直交する方向の媒体収容体47の引き出しと押し込み(挿入)とが可能となる。すなわち、媒体収容体47の2方向の着脱が可能となり、記録媒体補給時・ジャム除去時の操作性の向上を図ることができ、また装置設置場所の多様化を図れる給送装置を提供できる。また、サイズの異なる複数種類の媒体収容体47を挿入することができ、この場合、給送装置本体10のサイズは、第1の形態での媒体収容体47の大きさに合わせたものとできるため、樹脂使用量の削減によるコストダウン、及び部品位置精度の向上等を行える小型・低コストとすることができる。
また、給送装置本体10の背面枠12の開口部14を開状態であれば、第2の形態となる媒体収容体47を、この開口部14を介して、媒体収容体47の後端部を突出状とすることができ、第2の形態状態とすることができる。しかも、開口部14が開状態であれば、ロック機構101にて、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが規制される。すなわち、第2の形態状態において、ロック機構101にて、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが規制されるので、無理な引き出し力を媒体収容体47に付与しても、媒体収容体47が損傷したり破損したりすることを防止できる。なお、開口部14が閉状態において、第2の形態状態の媒体収容体47を第1方向操作によって押し込んでいけば、媒体収容体47の拡張部材37にて開閉部材13を押圧して開状態となり、開状態とする作業を必要とせず、作業性に優れる。
前記ロック機構101は、スライド式のレバー102を有し、このレバー102のスライドによって前記第2方向操作の出し入れが規制されるロック状態と、第2方向操作の出し入れが許容される非ロック状態との切換わるものとすることができる。このようにスライド式のレバー102を有するものでは、ロック状態と、非ロック状態との切換えを容易に行うことができる。しかも、スライド式としたことによって、操作スペースの小スペース化を図ることができる。すなわち、ロック機構101をスライド式としたことによって、操作スペースの小スペース化及び操作性の向上を図ることができる。また、ロック機構101として簡易なものとでき、低コスト化に寄与する。
媒体収容体47を外周側から保持するための保持体46を備えることによって、給送装置本体10側の構成、媒体収容体側の構成、及び保持体側の構成の簡略化を図ることができ、生産性の向上を図ることができ、しかも、媒体収容体の2方向の出し入れ動作を安定させることができる。特に、通常多く使用する第1方向操作時における出し入れでは、保持体46が給送装置本体側に留置されるものであり、軽量の媒体収容体47の出し入れとなって操作性の向上を図ることができる。
給送手段4が保持体46に一体的に保持されているので、第1方向操作及び第2方向操作の動作が安定して、しかも、少ない部品点数にて、これらの動作を行う構成を達成できる。
給送手段4の回転軸75を第2方向に沿った出し入れによって、回転駆動力伝達手段79に脱着が可能であるので、第2方向操作によって、媒体収容体47とともに給送手段4が取り出されても、再度、媒体収容体47を挿入(セット)する場合に、回転駆動力伝達手段79との連結を安定して行うことができ、操作性に優れる。
給送手段4の回転軸75が保持体46の出し入れ口28の上方部位に枢支されているので、回転軸75を安定して回転自在に枢支することができ、記録媒体の給送を安定して行うことができる。
媒体収容体47に分離体が付設されているので、従来において必要としていた分離機構(給送手段4である給紙ローラ42と分離体である分離パッド43とを分離するための機構)を必要とせず、部品点数の削減を図るとともに構成の簡素化を図ることができ、低コスト化を達成できる。
第1外装体48Aを備えているので、取り出し方向前方部を保護することができるとともに、媒体収容体47の剛性の向上を図ることができ、さらには、給送装置本体側の媒体収容体収容部位の剛性の向上を図ることができる。このため、媒体収容体47を給送装置本体10に収容した状態であっても、給送装置本体100から取り出した状態であっても、給送装置本体10の剛性を大とすることができ、小型の給送装置を提供することができる。
第1外装体48Aに把持部67を設けているので、第1方向操作時の操作が安定して、記録媒体の補給作業等の迅速化を達成できる。
第2方向操作における媒体収容体47の挿入方向に沿った移動によって、収容体側係合部と外装体側係合部とが係合するので、第1方向操作及び第2方向操作を簡単な構成で安定して行うことができ、しかも、構成のシンプル化、高精度締結部分の削減が可能となって、低コスト化を図ることができる。
第2外装体48Bを備えているので、保持体46の剛性の向上を図ることができ、媒体収容体47を安定した状態で保持できて、第2方向操作における媒体収容体47の出し入れが安定する。
第2外装体48Bに把持部55を設けているので、第2方向操作時の操作が安定して、記録媒体の補給作業等の迅速化を達成できる。
第2方向操作における媒体収容体47の挿入方向に沿った移動によって、収容体側係合部と保持体側係合部とが係合するので、第1方向操作及び第2方向操作を簡単な構成で安定して行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
開状態維持機構97を備えているので、開口部14が開状態にあるとき、開閉部材13の閉動作を防止することができるため、媒体収容体47の着脱動作の度に開閉部材13の閉動作を防止することが可能になる。これにより、操作性の向上を図ることができる。また、開閉部材13が開いた状態でその位置を維持することができるため、第2の形態での媒体収容体47を出し入れする度に開閉部材13を開動作させる必要がなくなるという利点もある。従って、開閉部材13の開動作の際に生じる衝撃及び動作音を最小限に抑えて、第2の形態での使用を継続する場合に操作性を向上させることができる。
さらに閉状態維持機構93を備えているので、開口部14が閉状態にあるとき、開閉部材13の開動作を防止することができる。これにより、開口部14が不完全状態となるのを防止したり、第2方向操作時に開閉部材13の開動作を防止したりできて、給送装置本体10との一体感を向上させてガタが少ないものとできる。
図19と図20は第2のロック機構101(101B)を示す。このロック機構101Bはピニオン・ラック機構110を備えている。すなわち、ピニオン・ラック機構110は、スライドレバー102の上面に配設されるラック112と、支軸91に連設されるピニオン歯車機構111とを備える。すなわち、図19と図20に示すように、開閉部材13が鉛直状に配設されて開口部14を閉状態としている状態においては、レバー102の軸部102bが嵌合孔105から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となっている。
この状態から、開閉部材13が図21と図22に示すように、支軸91の軸心を中心に矢印D1(図11と図13等参照)のように揺動(回動)していくと、ラック112に噛合しているピニオン歯車機構111のピニオン歯車が回転して、レバー102を矢印E1方向にスライドさせる。これによって、レバー102の軸部102bが嵌合孔105に嵌入することになり、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが規制されるロック状態となる。
また、図21と図22に示す状態から、開閉部材13が支軸91の軸心を中心に矢印D2(図11と図13等参照)のように揺動(回動)していくと、ラック112に噛合しているピニオン歯車機構111のピニオン歯車が回転して、レバー102を矢印E2方向にスライドさせる。これによって、レバー102の軸部102bが嵌合孔105から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となる。
このため、この図19から図22に示す第2のロック機構101Bでは、レバー102のスライドは開閉部材13の動作に連動するものであるので、図17と図18等に示した手動式では必要としていた操作部102cが不要となる。また、操作部102cが不要となれば、操作部102cを露出させるための窓部103を支柱部12aに設ける必要がない。
この図19から図22に示す第2のロック機構101Bを用いても、図17と図18等に示した手動式のロック機構101Aと同様、第2の形態状態において、ロック機構101にて、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが規制されるので、無理な引き出し力を媒体収容体47に付与しても、媒体収容体47が損傷したり破損したりすることを防止できる。
また、このロック機構101Bは、開閉部材の動作に連動してロック状態となるものでは、媒体収容体47を安定してセットすることができ、しかも、ユーザ等は意図的にロック機構101をロック状態とする必要がなく、ロックし忘れ等による媒体収容体47の引き出しを防止できる。
図23〜図28は、第3のロック機構101Cを備えたものである。この場合、
媒体収容体47の第1方向操作の出し入れ方向の奥側と手前側との2箇所でロック状態とするロック部115a、115bを備えたものである。
奥側のロック部115aが、前記第1のロック機構101Aと第2のロック機構101Bと同様、スライドレバー102の軸部102bと、第2外装体48Bの後端面104に設けられた嵌合孔105とからなる。
手前側のロック部115bは、後述する連動機構116の連結棒117に連設された軸部118と、給送装置本体10の枠体95の前方支柱11に設けられた嵌合孔109とからなる。
連動機構116を構成する連結棒117は、一端部にスライドレバー102の軸部102bに矢印E1方向に押圧される被押圧軸部119が連設されるとともに、他端部に前記軸部118が連設されている。この場合、この連結棒117は、外装体48B内に収納状となるが、その軸心方向の往復動のみを許容する図示省略の保持機構にて保持されている。
また、連動機構116には、連結棒117を矢印E2方向に付勢して、ロック部115bを非ロック状態に維持するための付勢部材120が設けられている。付勢部材120としては、軸部118に外嵌される圧縮コイルバネからなる。
このロック機構101Cでは、図23と図24に示すように、開閉部材13が鉛直状に配設されて開口部14を閉状態としている状態においては、レバー102の軸部102bが嵌合孔105から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となっている。つまり、一方のロック部115aが非ロック状態となっている。また、この状態では、付勢部材120にて軸部118が矢印E2方向に押圧され、軸部118が嵌合孔109から抜け出た状態となっている。つまり、他方のロック部115bも非ロック状態となっている。このため、開口部14が閉状態では、両ロック部115a,115bが非ロック状態となっている。
そして、この図23〜図25に示す状態から、開閉部材13が図26〜図28に示すように、支軸91の軸心を中心に矢印D1(図11と図13等参照)のように揺動(回動)していくと、ラック112に噛合しているピニオン歯車機構111のピニオン歯車が回転して、レバー102を矢印E1方向にスライドさせる。これによって、レバー102の軸部102bが嵌合孔105に嵌入することになる。また、レバー102の軸部102bが嵌合孔105に嵌入することによって、連結棒117を矢印E1方向に押圧する。この押圧によって、付勢部材120の付勢力に抗して連結棒117は矢印E1方向にスライドし、軸部118が嵌合孔109に嵌入することになる。このため、開口部14が開状態では、両ロック部115a,115bがロック状態となっている。
また、図26〜図28に示す状態から、開閉部材13が軸91の軸心を中心に矢印D2(図11と図13等参照)のように揺動(回動)していくと、ラック112に噛合しているピニオン歯車機構111のピニオン歯車が回転して、レバー102を矢印E2方向にスライドさせる。これによって、レバー102の軸部102bが嵌合孔105から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となる。また、レバー102を矢印E2方向にスライドすれば、連結棒117の矢印E1方向への押圧が解除され、付勢部材120によって、連結棒117が矢印E2方向にスライドして、軸部118が嵌合孔109から抜け出し、媒体収容体47の第2方向操作の出し入れが可能な非ロック状態となる。すなわち、開口部14が閉状態となって、両ロック部115a,115bがロック状態に戻る。
2箇所でロック状態とするロック部115a,115bを備えたものでは、ロック機構101のロック力の向上を図ることができる。また、媒体収容体47の上流側と下流側との2箇所でロック状態となるので、媒体収容体47の第2方向操作による媒体収容体47の斜めになった引き出しを防止できる。
連動機構116を備えたものでは、2箇所でのロック状態と非ロック状態との切換えを同時に行うことができ、部品位置精度の向上等を図ることができ、精度のよい切換えが可能となる。また、ロック機構全体としての部品点数を少なく抑えることができ、ロック機構101を構成する部品に対する形成のための樹脂使用量の削減及びロック機構組立作業性の効率化を図ることができて低コスト化を達成できる。
この場合、連動機構116を構成する連結棒117は、媒体収容体47の第二外装体48B内に収納されている。すなわち、媒体収容体47内に連動機構116が収納された状態となっている。このように、連動機構116を媒体収容体内設けたものであれば、給送装置本体に連動機構116を設ける必要が無くなって、給送装置のコンパクト化を図ることができる。
前記画像形成装置では、操作性がよく、低コストで2方向のアクセスが可能(2方向の着脱が可能)な給紙装置を備えた画像形成装置を提供できる。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。また、第2実施例の閉状態維持機構を第1実施例の開閉部材に設けてもよい。
また、本実施例において媒体収容体拡張時の最大用紙サイズをリーガルサイズ、非拡張時の最大用紙サイズを定形サイズとしているが、搭載する装置の仕様に合わせて最大用紙サイズは変更可能である。第2の形態の媒体収容体47は、開口部14から突出するものではなく、開口部14に位置するものであってもよい。
前記実施形態では、第1方向操作における取出しは、給送方向下流側への取出しであったが、給送方向上流側へ取り出すようにしてもよい。なお、本発明の記録媒体には、一般にコピー等に用いられる普通紙、OHPシート、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m2相当以上の厚紙、封筒等の用紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シート等を含むものである。
3 作像装置
4 給送手段(給送部)
7 排出装置
10 給送装置本体
13 開閉部材
14 開口部
41 記録媒体束
47 媒体収容体
100 給送装置
101、101A、101B、101C ロック機構
102 レバー
115a、115b ロック部
116 連動機構
特開2005−255363号公報 特開平09−221236号公報 特開平06−345275号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体束が積載収納される媒体収容体と、この媒体収容体の記録媒体束から媒体を給送するための給送手段と、媒体収容体と給送手段とを収納する給送装置本体とを備えた給送装置であって、
    送手段による給送方向上流側及び/又は給送方向下流側への給送装置本体に対する媒体収容体の出し入れ方向となる第1方向操作と、前記第1方向操作の出し入れ方向と直交する方向の媒体収容体の出し入れとなる第2方向操作とが可能であり、
    前記媒体収容体は、第1方向操作の出し入れ方向の長さが、搬送方向上流側となる媒体収容体の後端部が前記給送装置本体に収まる基本長さとなる第1の形態と、前記媒体収容体の第1方向操作の出し入れ方向の長さが前記基本長さよりも長く、媒体収容体の後端部が前記給送装置本体の開口部の位置乃至突出する長さとなる第2の形態とで変更可能であり、
    前記第1の形態では、前記第1方向操作及び第2方向操作が可能であるとともに、前記第2の形態では、前記第1方向操作のみが可能であり、
    前記媒体収容体の後端部に対応する給送装置本体の背面枠には、前記開口部を開閉する開閉部材を備え、この開口部が開状態の際に、媒体収容体の第2方向操作の出し入れを規制するロック機構を設け、
    前記ロック機構は、第2の形態となる媒体収容体をセットした際に前記開閉部材が開状態となる動作に連動して前記ロック機構がロック状態となることを特徴とする給送装置。
  2. 前記ロック機構は、スライド式のレバーを有し、このレバーのスライドによって前記第2方向操作の出し入れが規制されるロック状態と、第2方向操作の出し入れが許容される非ロック状態との切換わることを特徴とする請求項1に記載の給送装置。
  3. 前記ロック機構は、媒体収容体の第1方向操作の出し入れ方向の奥側と手前側との2箇所でロック状態とするロック部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給送装置。
  4. 2箇所のロック部は、連動機構を介して連結されていることを特徴とする請求項3に記載の給送装置。
  5. 前記連動機構を媒体収容体内に設けたことを特徴とする請求項4に記載の給送装置。
  6. 記録媒体を収容する給送装置と、給送装置から給送される記録媒体に対して画像を形成する作像装置と、画像が形成された記録媒体を機外に搬出する排出装置とを、少なくとも備えた画像形成装置であって、
    前記給送装置に前記請求項1〜請求項5のいずれか1項の給送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置
  7. 前記請求項6の画像形成装置において、
    複写機、ファクシミリ、プリンタ、印刷機、およびインクジェット記録装置のいずれか1つ又はそれらの少なくとも2つを組み合わせた複合機であることを特徴とする画像形成装置。
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