JP6023608B2 - 免震建物用止水可とう継手及び止水構造 - Google Patents

免震建物用止水可とう継手及び止水構造 Download PDF

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Description

本発明は、免震建物と、免震建物を支える基礎との間を止水する免震建物用止水可とう継手及び止水可とう継手を備えた止水構造に関するものである。
一般に、免震建物は免震装置を介して基礎に支えられており、地震時には免震装置の働きによって基礎と免震建物とが異なる動きをすることになる。これを許容するため、免震建物と基礎との間には隙間が設けられることになるが、この隙間を介して雨水やゴミ等が基礎のピット部に侵入するおそれがあるので、それを防ぐ構造が必要となる(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1の構造は、基礎のピット部外周に外構槽を設けてその外構槽に水を貯留しておく一方、免震建物の外周壁には、その下端から外周壁に沿って周回するように外周構造部を形成しておく。この外周構造部の下部を外構槽内の水中に浸けることによってピット部と外部との連通を遮断するようにしている。これにより、雨水やゴミ等の侵入を抑制できるとともに、ピット部内の温度や湿度の変化を抑制できる。
また、特許文献2の構造は、基礎の上面に、上端が平滑なガスケットからなる可とう弾性部材を配設する一方、可とう弾性部材に当接する免震建物の基底下面には摺動部材を埋設している。ガスケットには中空部が設けられており、この中空部を弾性変形させた状態で摺動部材に当接させている。これにより、雨水やゴミ等の侵入を抑制できる。また、地震時には、ガスケットの中空部が変形することで免震建物と基礎との相対変位に追従することが可能になる。
特開平8−312195号公報 特開2000−303718号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、外構槽内の水位を常に一定以上に保っておかなければならないので、維持管理に手間がかかるという問題がある。また、集中豪雨や津波等で外部の水位が上昇すると、ピット部内に水が浸入してくる可能性があり、止水効果の点で十分でない。さらに、外構槽内の水が凍結すると、免震建物の外周構造部の下部が基礎の外構槽内で固定されてしまうので、地震時の動きに対応できないことが考えられる。
特許文献2については、ガスケットを長期間に亘って使用した場合に、中空部が変形したまま元の形状に復元しなくなることがあり、シール性の低下を招く。さらに、施工時には、免震建物の基底下面に設ける摺動部材をコンクリート型枠に配設する必要があるが、この摺動部材と、型枠外に配置されるガスケットとの位置あわせが難しい。また、型枠にコンクリートを打設すると、型枠が、摺動部材と、押圧された状態のガスケットとに挟まれているので、養生後に型枠を撤去する作業が困難である、また、ガスケットの中空部を摺動部材に単に押し付けているだけなので、集中豪雨や津波等で外水圧が高まるとガスケットが外水圧に押されて容易に変形して摺動部材との間に隙間ができてしまい、漏水することも考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工及び維持管理が容易で、基礎と免震建物との間を長期間に亘って確実にシール性できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、防水シートを利用して基礎と免震建物とをつないでおき、防水シートが高い外水圧に耐えることができるように耐圧構造を持たせた。
第1の発明は、地盤に設けられた基礎のピット部内に配設された免震装置により該基礎の上方で免震支承された免震建物の外周壁と、上記ピット部の外周部との隙間をシールするための免震建物用止水可とう継手において、
可とう性を有するとともに、上記免震建物の外周壁に沿って周回する長尺状の防水シートと、
上記基礎のピット部の外周部に固定される第1板状体と、
上記免震建物の外周壁に固定される第2板状体と、
上記第1板状体と上記基礎のピット部の外周部との間、及び上記第2板状体と上記免震建物の外周壁との間にそれぞれ設けられる不定形シーリング材と、
上記第1板状体を上記基礎のピット部の外周部に固定するための第1止め付け部材と、
上記第2板状体を上記免震建物の外周壁に固定するための第2止め付け部材とを備え、
上記防水シートは、上記ピット部の外部において上記第1板状体及び上記第2板状体に接着固定された状態で、上記第1板状体及び上記第2板状体の間に余長部を有し、
上記第1板状体は、上記免震建物の外周壁と上記ピット部の外周部との隙間を覆う耐圧壁を有していることを特徴とするものである。
この構成によれば、第1板状体が基礎のピット部の外周部に固定された状態で、第1板状体とピット部の外周部との間に介在する不定形シーリング材によりシール性が確保される。また、第2板状体が免震建物の外周壁に固定された状態で、第2板状体と外周壁との間に介在する不定形シーリング材によりシール性が確保される。これら第1及び第2板状体は、第1及び第2止め付け部材で止め付けられるので、型枠への配設等は不要であり、施工性が良好である。
そして、防水シートを第1板状体及び第2板状体に接着固定することで、免震建物の外周壁と基礎のピット部の外周部との隙間がシールされるので、雨水やゴミ等がピット部に侵入するのが抑制される。この状態で、防水シートが余長部を有していて可とう性を持っているので、地震により免震建物と基礎とが異なる動きをするのが許容される。
また、例えば集中豪雨や津波等のように防水シートが高い外水圧を受けた場合には、防水シートがピット部内へ押されて張り出して高水圧を受けるので、防水シートや止め付け部材にかかる力が大きなものとなって防水シートの破れや止め付け部材の抜けが生じる恐れがあるが、本発明では、耐圧壁が免震建物の外周壁とピット部の外周部との隙間を覆っているので、防水シートが隙間からピット部内へ侵入するのが耐圧壁によって抑制される。よって、高い外水圧にも対応することが可能になる。
本発明では、特許文献1のように水によるシール構造ではないので、維持管理が容易になるとともに、凍結による免震機能障害の恐れもない。
さらに、特許文献2のように弾性材を無理に変形させて設置する構造ではないので、長期間に亘って安定してシール性を確保することが可能である。
第2の発明は、第1の発明において、
上記耐圧壁は、上記第1板状体に一体成形されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、耐圧壁を第1板状体に一体成形することで、施工時に第1板状体を基礎のピット部の外周部に固定するだけで、耐圧壁を、免震建物の外周壁とピット部の外周部との隙間を覆うように配置することが可能になるので、施工がより一層容易になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記第1板状体の耐圧壁は、上記免震建物へ向けて突出し、該耐圧壁の突出方向先端部には、上記免震建物の外周壁の下面に沿うように延びる補強板部が設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、例えば集中豪雨や津波等のように高い外水圧が耐圧壁に作用して変形しようとした際に、補強板部が免震建物の外周壁の下面に沿っているので、該下面によって支えられて耐圧壁の変形を抑制することが可能になる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記第1板状体及び上記第2板状体と、上記防水シートとは気密性を有するように接合され、
上記第1板状体の耐圧壁には、上記免震建物の外周壁に摺接するシール材が設けられ、
上記防水シート、上記耐圧壁及び上記シール材によって閉空間が形成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、地震時に免震建物と基礎とが相対変位すると、防水シート、耐圧壁及びシール材によって形成された閉空間内の空気が圧縮されたり、閉空間内の空気を膨張させたりすることになる。この圧縮、膨張の動作によって制振効果が発揮される。
第5の発明は、地盤に設けられた基礎のピット部内に配設された免震装置により該基礎の上方で免震支承された免震建物の外周壁と、上記ピット部の外周部との隙間をシールする止水構造において、
可とう性を有するとともに、上記免震建物の外周壁に沿って周回するように形成された長尺状の防水シートと、
上記基礎のピット部の外周部に固定される第1板状体と、
上記免震建物の外周壁に固定される第2板状体と、
上記第1板状体と上記基礎のピット部の外周部との間、及び上記第2板状体と上記免震建物の外周壁との間にそれぞれ設けられる不定形シーリング材と、
上記第1板状体を上記基礎のピット部の外周部に固定するための第1止め付け部材と、
上記第2板状体を上記免震建物の外周壁に固定するための第2止め付け部材とを備え、
上記防水シートは、上記ピット部の外部において上記第1板状体及び上記第2板状体に接着固定された状態で、上記第1板状体及び上記第2板状体の間に余長部を有し、
上記第1板状体は、上記免震建物の外周壁と上記ピット部の外周部との隙間を覆う耐圧壁を有していることを特徴とするものである。
第1の発明によれば、第1板状体を基礎のピット部の外周部に不定形シーリング材を介して第1止め付け部材で固定し、第2板状体を免震建物の外周壁に不定形シーリング材を介して第2止め付け部材で固定し、防水シートを第1板状体及び第2板状体に接着固定し、この防水シートに余長部を設定し、免震建物の外周壁とピット部の外周部との隙間を覆う耐圧壁を設けている。これにより、施工及び維持管理を容易なものとしながら、基礎と免震建物との間を長期間に亘って確実にシール性できる。
第2の発明によれば、耐圧壁を第1板状体に一体成形したので、部品点数を削減できるとともに、施工をより一層容易にすることができる。
第3の発明によれば、耐圧壁に、免震建物の外周壁の下面に沿うように延びる補強板部を設けたので、高い外水圧が作用した際に補強板部を免震建物の外周壁の下面で支えることができる。これにより、耐圧性能がより一層高まる。
第4の発明によれば、第1板状体の耐圧壁に、免震建物の外周壁に摺接するシール材を設け、防水シート、耐圧壁及びシール材によって閉空間を形成したので、地震時に閉空間内の空気を圧縮、膨張させて制振効果を得ることができる。これにより、免震建物の揺れを早期に収束させることができる。
第5の発明によれば、第1の発明と同様な作用効果を奏することができる。
本発明の実施形態1に係る免震建物用止水可とう継手及び止水構造が適用された免震建物の底部断面図である。 免震建物用止水可とう継手近傍の拡大断面図である。 施工途中の斜視図である。 図3のB部拡大図である。 免震建物用止水可とう継手及び止水構造が適用された免震建物の底部の斜視図である。 免震建物の角部に設けられる防水シートの展開図である。 免震建物の角部に設けられる防水シートの斜視図である。 基礎が免震建物に対して左方向に変位した場合の図2相当図である。 基礎が免震建物に対して右方向に変位した場合の図2相当図である。 高い外水圧が作用した場合の図2相当図である。 実施形態1の変形例1に係る図2相当図である。 実施形態1の変形例1に係る図10相当図である。 実施形態1の変形例2に係る図2相当図である。 実施形態1の変形例3に係る図2相当図である。 実施形態2に係る図1相当図である。 実施形態2に係る図10相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態1に係る免震建物用止水可とう継手1を有する免震建物100及びその基礎110の底部断面図である。免震建物100は、平面視で例えば長方形や正方向に近い形状となっており、免震建物100外壁には直角な角部が存在している。
基礎110は図示しない地盤に設けられており、免震建物100に対応した形状の鉄筋コンクリート製である。基礎110は、水平に延びる基礎盤スラブ111と、基礎盤スラブ111の外周部に全周に亘って設けられた基礎壁部112とを有している。基礎壁部112は、免震建物100の底部の外周を全周に亘って囲むように形成されている。基礎壁部112の内方には、ピット部113が区画形成されている。基礎壁部112は、ピット部113の外周部を構成するものである。基礎壁部112における外面の上側には、凹部112aが形成されている。また、ピット部113内には、免震装置としての免震ゴム114が配設されている。免震ゴム114は免震装置の一例であり、他の構造の免震装置を用いることも可能である。
免震建物100は、基礎110の上方で免震ゴム114によって免震支承されている。免震建物100の底部の外周面と基礎壁部112の内周面とは、地震時に免震建物100が基礎110に対して水平方向に所定量変位可能となるように水平方向に離れている。
免震建物100の底部の外周壁は、水平方向に張り出した張出しスラブ101を有している。張出しスラブ101は、基礎110の基礎壁部112よりも上方に位置しており、基礎壁部112の上端面を上方から覆うように延びている。また、この張出しスラブ101は、免震建物100の全周に亘って設けられている。
張出しスラブ101の下面と基礎110の基礎壁部112の上端面との間には、地震時に免震建物100が基礎110に対して水平方向に変位可能となるように所定の隙間Sが形成されている。
免震建物用止水可とう継手1は、免震建物100の外周壁の張出しスラブ101と、ピット部113の外周部(基礎壁部112)とをつなぐことにより、張出しスラブ101と基礎壁部112との間の隙間Sをシールするためものである。免震建物用止水可とう継手1は、防水シート10と、基礎110の基礎壁部112に固定される基礎側板状体(第1板状体)20と、免震建物100の張出しスラブ101に固定される建物側板状体(第2板状体)30と、不定形シーリング材Aと、基礎側板状体20を固定するための基礎側止め付け部材(第1止め付け部材)40と、建物側板状体30を固定するための建物側止め付け部材(第2止め付け部材)41とを備えている。
防水シート10は、可とう性を有するとともに、免震建物100の張出しスラブ101に沿って免震建物100の周囲を周回する長尺状のものである。防水シート10は、例えば熱可塑性エラストマー系材料よりなり、空気及び水を通さないように形成されている。防水シート10の材質としては、軟質の塩化ビニル樹脂系エラストマー、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ウレタン系エラストマー等を含む群のなかから選ばれるものが好ましい。
防水シート10は、図5に示すように、免震建物100の大きさに応じて複数枚のシート10を免震建物100の周方向につなぎ合わせて長尺状にすることができる。この場合、シート10同士の端部を突き合わせて接合用のテープを用いて気密、かつ、液密に接合することができる。また、防水シート10の厚みは、後述する集中豪雨や津波時に作用する高い外水圧によっても容易に破れないように十分な厚みを確保するのが好ましい。また、防水シート10の幅は、図8や図9に示すように地震時に免震建物100が基礎110に対して水平方向に所定量変位しても防水シート10に無理な引っ張り力が作用しないように、余長部10aが形成される程度の幅が確保されている。
基礎側板状体20は、基礎側止め付け部材40によって基礎110の基礎壁部112に固定される。この基礎側板状体20に防水シート10の端部が接着固定される。図2に示すように、基礎側板状体20は、鋼板21に、軟質の塩化ビニル樹脂からなる樹脂材層22が設けられた樹脂被覆鋼板を折り曲げ成形してなるものである。基礎側板状体20は、基礎壁部112の外面に沿って周方向に延びる長尺状に形成されている。複数の基礎側板状体20が、基礎壁部112を周回するように該基礎壁部112に固定される。基礎側板状体20の固定部位は、基礎壁部112の凹部112a内において上端部近傍である。
基礎側板状体20の鋼板21は、例えば、亜鉛引き鋼板や、ステンレス鋼板等の腐食しにくい材質のものが好ましい。樹脂材層22は、防水シート10の接着面を構成する層であり、防水シート10と同質又は同等の材料とするのが好ましい。樹脂材層22と防水シート10とを熱融着または溶剤溶着することで、水密性及び液密性が確保された状態で接着することが可能になる。また、樹脂材層22と防水シート10とを同質又は同等の材料としているので、強力な接着力が長期間に亘って得られる。尚、少なくとも防水シート10との接着側に樹脂材層22があればよいが、鋼板21の両面に樹脂材層22を設けてもよい。また、防水シート10は接着剤を用いて基礎側板状体20に接着することも可能である。
基礎側板状体20の下部は、基礎壁部112の外面に固定される部位であり、この固定部位は基礎壁部112の外面に沿うように略鉛直に延びている。この基礎側板状体20の固定部位よりも上側には、免震建物100の張出しスラブ101へ向かって上方へ突出し、上に行くほど基礎110の外方に位置するように傾斜して延びる耐圧壁23が設けられている。この耐圧壁23は、基礎側板状体20に一体成形されている。
耐圧壁23の上端部は、基礎110への取り付け状態において免震建物100の張出しスラブ101の下面に接近している。基礎側板状体20の耐圧壁23の上端部(突出方向先端部)には、略水平に基礎110の外方へ向けて延出する延出板部24が設けられている。この延出板部24は、免震建物100の張出しスラブ101の下面に沿うように延びており、本発明の補強板部である。
耐圧壁23の延出板部24の上面には、シール材42が上方へ突出するように設けられている。シール材42は、例えばゴム等の弾性材からなるものである。シール材42は、免震建物100の張出しスラブ101の下面に摺接することによって張出しスラブ101と耐圧壁23との間をシールするものである。
基礎側止め付け部材40は、例えば、スクリューネジ等のネジ類、金属拡張アンカーやケミカルアンカー、プラスチックアンカー等から選ぶことができる。
一方、建物側板状体30は、建物側止め付け部材41によって免震建物100の張出しスラブ101の端面に固定される。免震建物100の張出しスラブ101の端面は、基礎110の基礎壁部112の凹部112aよりも外方に位置しているので、建物側板状体30は基礎側板状体20よりも外方に位置することになる。この建物側板状体30に防水シート10の基礎側とは反対側の端部が接着固定される。建物側板状体30は、基礎側板状体20と同様に鋼板31と樹脂材層32とを有する樹脂被覆鋼板からなるものである。
建物側板状体30は、免震建物100の張出しスラブ101の端面に沿って周方向に延びる長尺状に形成されている。複数の建物側板状体30が、張出しスラブ101を周回するように固定される。
不定形シーリング材Aは、基礎側板状体20と基礎壁部112との間、及び建物側板状体30と張出しスラブ101との間にそれぞれ設けられる。不定形シーリング材Aは、例えば、不定形のコーキング材やシール材を用いることができる。不定形とは、例えば基礎側板状体20と基礎壁部112との間に設けた際に、基礎側板状体20や基礎壁部112の形状に沿って容易に変形して隙間ができないように密着することであり、この不定形シーリング材Aを使用することで水密性及び気密性を確保することができる。不定形シーリング材Aは、例えば、ウレタン系、シリコーン系、変成シリコ−ン系、エポキシ系、アクリル系、ブチルゴム系、チオコール系等のものを用いることができる。
次に、免震建物用止水可とう継手1の施工要領について説明する。免震建物用止水可とう継手1は、免震建物100の新築時に施工することもできるし、築後、年数が経過した後に施工することもできる。
まず、コーキングガン等(図示せず)を用いて液状の不定形シーリング材Aを、基礎側板状体20の固定部位、即ち、基礎110の基礎壁部112の外面に塗布する。不定形シーリング材Aを塗布する前に、基礎110の基礎壁部112の外面にプライマーを塗布するようにしてもよい。その後、図3に示すように、基礎110の基礎壁部112に塗布した不定形シーリング材Aの上に基礎側板状体20を重ね、さらに、その基礎側板状体20に防水シート10の端部を重ねて防水シート10を基礎側板状体20に接着固定した後、ハンマードリル(図示せず)を用いて防水シート10及び基礎側板状体20に貫通孔を開け、基礎壁部112に下穴を開ける。
尚、防水シート10は、免震建物100の角部では、図7に示すように角部の形状にあわせて直角に折り曲げる必要がある。このとき、防水シート10にシワや不要な重なり部分ができないように、図6に示すような切欠部10bを形成しておく。そして、切欠部10bの縁部を突き合わせるように防水シート10を折り曲げ、切欠部10bの縁部の突き合わせ部分に水密テープ11を貼って水密性及び気密性を確保する。
次いで、防水シート10及び基礎側板状体20の貫通孔と、基礎壁部112の下穴に基礎側止め付け部材40を打設して防水シート10及び基礎側板状体20を基礎壁部112に固定する。この状態では、図3に示すように防水シート10は上下方向に延びている。
複数枚の防水シート10を、基礎壁部112の周方向に隣接するように配置する。隣り合う防水シート10同士は、水密テープTで貼り合わせて一体化する。水密テープTを用いることで防水シート10間の水密性及び気密性を確保できる。
また、図4に示すように、防水シート10の基礎側とは反対側の端部には、建物側板状体30を接着固定しておく。また、不定形シーリング材Aを上記のようにして建物側板状体30の固定部位、即ち、免震建物100の張出しスラブ101の端面に塗布しておく。
その後、防水シート10の下側を図5に示すように上方へ曲げ、免震建物100の張出しスラブ101に塗布した不定形シーリング材Aの上に建物側板状体30を重ねる。そして、防水シート10及び建物側板状体30に貫通孔を開け、免震建物100の張出しスラブ101に下穴を開ける。
次いで、防水シート10及び建物側板状体30の貫通孔と、張出しスラブ101の下穴に建物側止め付け部材41を打設して防水シート10及び建物側板状体30を張出しスラブ101に固定する。
以上のようにして免震建物用止水可とう継手1を取り付けることができ、この免震建物用止水可とう継手1を備えた止水構造を得ることができる。免震建物用止水可とう継手1を取り付ける際には、コンクリート型枠に板状体20,30等を配設する必要はなく、後施工による取付けができ、施工性も良好である。
取り付け状態では、防水シート10、耐圧壁23及びシール材42によって閉空間Rが形成されている。免震建物用止水可とう継手1の取り付け状態では、図2等に示すように、防水シート10に余長部10aができるので、防水シート10の中間部が下がったような状態となる。
例えば地震が発生して図8に示すように基礎110が免震建物100に対して左方向(図中の−方向)に変位した場合には、基礎側板状体20が建物側板状体30から左方向へ離れるように変位することになる。この変位により、防水シート10の基礎110側の端部と免震建物100側の端部とが離れることになるので、防水シート10が引っ張られることになるが、この防水シート10には余長部10aが設けられているので、余長部10aの弛みが減ることで上記地震による変位が許容される。また、耐圧壁23の延出板部24に設けられているシール材42が免震建物100の張出しスラブ101の下面に摺接しながら、左方向へ相対移動する。
また、地震時に図9に示すように基礎110が免震建物100に対して右方向(図中の+方向)に変位した場合には、基礎側板状体20が建物側板状体30に接近することになる。この変位は防水シート10の変形によって許容される。また、耐圧壁23の延出板部24に設けられているシール材42が免震建物100の張出しスラブ101の下面に摺接しながら、右方向へ相対移動する。
地震時には、免震建物100と基礎110との相対変位によって閉空間R内の空気が圧縮されたり、閉空間R内の空気を膨張させたりすることになる。この圧縮、膨張の動作によって制振効果が発揮される。
一方、図10に示すように、例えば集中豪雨や津波が起こって免震建物100の少なくとも下部が浸水した場合には、免震建物用止水可とう継手1には高い外水圧が作用することになる。この外水圧により、防水シート10が、免震建物100の張出しスラブ101と基礎110の基礎壁部112との隙間Sからピット部113へ入り込もうとするが、その隙間Sを覆う耐圧壁23を設けているので、防水シート10は折り畳まれたような状態で耐圧壁23に接触して支えられる。これにより、防水シート10が隙間Sからピット部113内へ侵入するのが抑制される。よって、高い外水圧にも対応することが可能になる。
耐圧壁23は、上側へ行くほどピット部113外に位置するように傾斜しているので、外水圧によってピット部113内へ向けて変形しようとした際、上部の延出板部24が張出しスラブ101の下面に当接して支持される。これにより、耐圧壁23がピット部113内に入ることはなく、高い耐圧性能を得ることができる。また、延出板部24を形成していることにより耐圧壁23の剛性が高まっているので、このことによっても高い耐圧性能を得ることができる。
本実施形態では、通常時には防水シート10を自然に弛ませておくだけでよく、特許文献2のように特定の部位に常に力を加えて弾性変形させておく必要がないので、長期間経過しても所期の防水性能を確保することができる。また、特許文献1で必要な水位管理のような維持管理は不要である。
したがって、実施形態1によれば、基礎側板状体20を基礎壁部112に不定形シーリング材Aを介して基礎側止め付け部材40で固定し、建物側板状体30を免震建物100の外周壁に不定形シーリング材Aを介して建物止め付け部材41で固定し、防水シート10を基礎側板状体20及び建物側板状体30に接着固定し、この防水シート10に余長部10aを設定し、免震建物100と基礎110との隙間Sを覆う耐圧壁23を設けている。これにより、施工及び維持管理を容易なものとしながら、基礎110と免震建物100との間を長期間に亘って確実にシール性できる。
また、耐圧壁23を基礎側板状体20に一体成形したので、部品点数を削減できるとともに、施工をより一層容易にすることができる。
また、耐圧壁23に、免震建物100の外周壁の一部である張出しスラブ101の下面に沿うように延びる延出板部24を設けたので、高い外水圧が作用した際に延出板部24を張出しスラブ101の下面で支えることができる。これにより、耐圧性能がより一層高まる。
また、防水シート10、耐圧壁23及びシール材42によって閉空間Rを形成したので、地震時に閉空間R内の空気を圧縮、膨張させて制振効果を得ることができる。これにより、免震建物100の揺れを早期に収束させることができる。
また、図11及び図12に示す変形例1のように、耐圧壁23の傾斜を緩くし、かつ、延出板部24の延出長さを短くしてもよい。この場合も図12に示すように十分な耐圧性能を得ることができる。尚、耐圧壁23の傾斜角度や延出板部24の長さは任意に設定することができる。
また、図13に示す変形例2のように、免震建物100の張出しスラブ101と基礎110の基礎壁部112との隙間S内へ延びる延出板部25を耐圧壁23に設けてもよい。この変形例2では、延出板部25の上面にシール材42を設けている。また、延出板部25の先端部は、隙間S内に位置している。延出板部25の先端部には、下方へ延びる縦板部26が設けられている。縦板部26の下端部は、基礎110の基礎壁部112の上端面に当接した状態で支えられている。これにより、外水圧によって耐圧壁23が隙間S側へ変形しようとした際、延出板部25が張出しスラブ101の上面で支えられるとともに、縦板部26が基礎壁部112で支えられるので、耐圧壁23の変形を抑制できる。よって、十分な耐圧性能を得ることができる。
また、図14に示す変形例3のように、耐圧壁23の延出板部24の先端部に、下方へ延びる板部27を設けてもよい。板部27は下側へ行くほど耐圧壁23の基端に接近するように傾斜している。この変形例によれば、耐圧壁23の剛性をより一層高めることができるとともに、板部27によっても外水圧を受けることができるので、十分な耐圧性能を得ることができる。
(実施形態2)
図15及び図16は、本発明の実施形態2に係る免震建物用止水可とう継手1を示すものである。この実施形態2の免震建物用止水可とう継手1は、実施形態1のものに対して、耐圧壁23が延出板部を有していない点で異なっている。以下、実施形態1と異なる部分について説明する。
実施形態2の耐圧壁23は、基礎側板状体20に一体成形されており、免震建物100の張出しスラブ101へ向かって上方へ突出している。耐圧壁23は、略鉛直に延びている。耐圧壁23の先端部(上端部)は、免震建物100の張出しスラブ101の下面に接近している。
この実施形態2においても、実施形態1と同様にして地震時の変位を許容することができる。また、図16に示すように高い外水圧が作用した際には、防水シート10が隙間Sからピット部113内へ侵入するのが耐圧壁23によって抑制される。
したがって、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、施工及び維持管理を容易なものとしながら、耐圧壁23の加工性も良好で、基礎110と免震建物100との間を長期間に亘って確実にシール性できる。
また、本発明は、基礎壁部112における外面の上側に凹部112aが形成されていない場合においても有効である。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る免震建物用止水可とう継手及び止水構造は、免震装置により支承された免震建物に適用できる。
1 免震建物用止水可とう継手
10 防水シート
10a 余長部
20 基礎側板状体(第1板状体)
23 耐圧壁
24、25 延出板部(補強板部)
30 建物側板状体(第2板状体)
40 基礎側止め付け部材(第1止め付け部材)
41 建物側止め付け部材(第2止め付け部材)
42 シール材
100 免震建物
101 張出しスラブ
110 基礎
112 基礎壁部
113 ピット部
114 免震装置
A 不定形シーリング材
R 閉空間
S 隙間

Claims (5)

  1. 地盤に設けられた基礎のピット部内に配設された免震装置により該基礎の上方で免震支承された免震建物の外周壁と、上記ピット部の外周部との隙間をシールするための免震建物用止水可とう継手において、
    可とう性を有するとともに、上記免震建物の外周壁に沿って周回する長尺状の防水シートと、
    上記基礎のピット部の外周部に固定される第1板状体と、
    上記免震建物の外周壁に固定される第2板状体と、
    上記第1板状体と上記基礎のピット部の外周部との間、及び上記第2板状体と上記免震建物の外周壁との間にそれぞれ設けられる不定形シーリング材と、
    上記第1板状体を上記基礎のピット部の外周部に固定するための第1止め付け部材と、
    上記第2板状体を上記免震建物の外周壁に固定するための第2止め付け部材とを備え、
    上記防水シートは、上記ピット部の外部において上記第1板状体及び上記第2板状体に接着固定された状態で、上記第1板状体及び上記第2板状体の間に余長部を有し、
    上記第1板状体は、上記免震建物の外周壁と上記ピット部の外周部との隙間を覆う耐圧壁を有していることを特徴とする免震建物用止水可とう継手。
  2. 請求項1に記載の免震建物用止水可とう継手において、
    上記耐圧壁は、上記第1板状体に一体成形されていることを特徴とする免震建物用止水可とう継手。
  3. 請求項1または2に記載の免震建物用止水可とう継手において、
    上記第1板状体の耐圧壁は、上記免震建物へ向けて突出し、該耐圧壁の突出方向先端部には、上記免震建物の外周壁の下面に沿うように延びる補強板部が設けられていることを特徴とする免震建物用止水可とう継手。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の免震建物用止水可とう継手において、
    上記第1板状体及び上記第2板状体と、上記防水シートとは気密性を有するように接合され、
    上記第1板状体の耐圧壁には、上記免震建物の外周壁に摺接するシール材が設けられ、
    上記防水シート、上記耐圧壁及び上記シール材によって閉空間が形成されていることを特徴とする免震建物用止水可とう継手。
  5. 地盤に設けられた基礎のピット部内に配設された免震装置により該基礎の上方で免震支承された免震建物の外周壁と、上記ピット部の外周部との隙間をシールする止水構造において、
    可とう性を有するとともに、上記免震建物の外周壁に沿って周回するように形成された長尺状の防水シートと、
    上記基礎のピット部の外周部に固定される第1板状体と、
    上記免震建物の外周壁に固定される第2板状体と、
    上記第1板状体と上記基礎のピット部の外周部との間、及び上記第2板状体と上記免震建物の外周壁との間にそれぞれ設けられる不定形シーリング材と、
    上記第1板状体を上記基礎のピット部の外周部に固定するための第1止め付け部材と、
    上記第2板状体を上記免震建物の外周壁に固定するための第2止め付け部材とを備え、
    上記防水シートは、上記ピット部の外部において上記第1板状体及び上記第2板状体に接着固定された状態で、上記第1板状体及び上記第2板状体の間に余長部を有し、
    上記第1板状体は、上記免震建物の外周壁と上記ピット部の外周部との隙間を覆う耐圧壁を有していることを特徴とする止水構造。
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