JP5955150B2 - シール構造 - Google Patents
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Description
弾性シール材8が破壊されると、水密性の確保が困難となり、シール構造101が本来の機能を果たすことができなくなるという問題がある。
即ち、本発明のシール構造は、屋内側と屋外側とにわたって貫通孔が形成された壁部と、前記貫通孔に挿通される配管と、前記貫通孔と前記配管との間の空間をシールするシール部とを備え、前記シール部は、前記貫通孔の内周面と前記配管の外周面との間に充填された充填シール材と、前記充填シール材の前記屋外側を向く面に積層されて、前記貫通孔の内周面と前記配管の外周面とにわたる弾性シール材と、前記配管の外周面上又は前記貫通孔の内周面上で前記充填シール材と前記弾性シール材とを前記配管の延在方向に隔離する隔離部と、を有することを特徴とする。
これにより、弾性シール材の柔軟な変形が妨げられることがなく、水密性を確保することができる。
図1に示すように、建屋等の外壁を構成する壁部2には貫通孔3が形成されている。貫通孔3は壁部2の屋外側と屋内側とに跨って貫通しており、これにより、配管4が屋内外に跨って挿通される。
シール部6は、配管4と貫通孔3との間に形成されており、貫通孔3の内周面と配管4の外周面との間をシールしている。シール部6は、貫通孔3の軸方向屋内側に充填された充填シール材7と、貫通孔3の軸方向屋外側に充填された弾性シール材8と、配管4の外周面上に設けられ、配管4の周方向に延在するストッパ9(突条)とを有している。
ストッパ9は、ストッパ9の屋外側を向く面9aと充填シール材7の屋外側を向く面7aとが同一面上となるような位置に配置されている。
なお、ストッパ9を形成する材料は金属に限ることはなく、例えばポリアセタール樹脂などのエンジニアリングプラスチックを採用することも可能である。
まず、配管4を一周する形でストッパ9を固定する。ストッパ9を既存の配管4に取り付ける際は、二分割されたストッパ9を配管4の所定の位置に配置し、例えば所定の配管4用バンドで固定する。また、新設する配管4にストッパ9を取り付ける際は、予めストッパ9を配管4に溶接してもよい。
次いで、プライマーを貫通孔3の内周面の弾性シール材8施工部、及び配管4の外周面の弾性シール材8施工部に塗布する。
次いで、弾性シール材8を充填シール材7の軸方向屋外側に施工する。そして、弾性シール材8が硬化することによって、シール構造1が完成する。
また、ストッパ9が分割されていることにより、配管4を切断することなく、ストッパ9を配管4に取り付けることができる。
次に、第二実施形態に係るシール構造1Bについて説明する。
図5は、本実施形態に係るシール構造1Bの一例を示す段面図である。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
まず、配管4と貫通孔3との間であって貫通孔3の屋内側に充填シール材7を充填する。
次いで、充填シール材7の屋外側の内周側の部分に空隙10を作るために充填シール材7を削る。なお、充填シール材7の充填時のダムを用いて形状を形成してもよい。
次いで、プライマーを貫通孔3の内周面の弾性シール材8施工部、及び配管4の外周面の弾性シール材8施工部に塗布する。
次いで、弾性シール材8を充填シール材7の軸方向屋外側に施工する。そして、弾性シール材8が硬化することによって、シール構造1Bが完成する。
即ち、空隙10が充填シール材7と弾性シール材8とを配管4の延在方向に隔離する隔離部としての役割を果たす。これにより、弾性シール材8の柔軟な変形が妨げられることがなく、水密性を確保することができる。
また、空隙10が隔離部としての機能を果たすため、配管4に物理的に部材を付加することなく、弾性シール材8の破壊を防止することができる。
例えば、以上で説明した各実施形態では、充填シール材7と弾性シール材8とを配管4の延在方向に隔離する隔離部(ストッパ9、空隙10)が配管4の外周面上に設けられているが、これに限ることはない。例えば、図7に示すシール構造1Cのシール部6Cのように、隔離部(図7ではストッパ9を示す)が、貫通孔3の内周面上にも設けられる構成としてもよい。即ち、隔離部として貫通孔3の内周面上に設けられたストッパ11を追加してもよい。
このような構成を採用することで、弾性シール材8が破壊される可能性をより低減することができる。
Claims (3)
- 屋内側と屋外側とにわたって貫通孔が形成された壁部と、
前記貫通孔に挿通される配管と、
前記貫通孔と前記配管との間の空間をシールするシール部とを備え、
前記シール部は、
前記貫通孔の内周面と前記配管の外周面との間に充填された充填シール材と、
前記充填シール材の前記屋外側を向く面に積層されて、前記貫通孔の内周面と前記配管の外周面とにわたる弾性シール材と、
前記配管の外周面上又は前記貫通孔の内周面上で前記充填シール材と前記弾性シール材とを前記配管の延在方向に隔離する隔離部と、を有することを特徴とするシール構造。 - 前記隔離部は、前記配管の外周面上に設けられ該配管の周方向に延在する突条であって、該突条の前記屋外側を向く面と前記充填シール材の前記屋外側を向く面とは同一面上に位置していることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
- 前記隔離部は、前記充填シール材の前記弾性シール材との接触面の内周端に設けられ前記配管の周方向に延在する空隙であることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
Priority Applications (1)
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JP2012171126A JP5955150B2 (ja) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | シール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012171126A JP5955150B2 (ja) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | シール構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014031809A JP2014031809A (ja) | 2014-02-20 |
JP5955150B2 true JP5955150B2 (ja) | 2016-07-20 |
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ID=50281812
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JP2012171126A Active JP5955150B2 (ja) | 2012-08-01 | 2012-08-01 | シール構造 |
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2012
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