JP6913644B2 - シール装置 - Google Patents

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Description

本開示は、挿通部材が貫通する壁部のシール装置に関する。
建屋などの外壁を構成する壁部に形成された貫通孔に配管などを挿通することで、建屋の内外間の流体の供給や排出を可能にしている。貫通孔と配管との間には、壁部の内周面と配管の外周面との間にシール部材を設けて屋内外の気密性及び水密性を確保するようにしている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1で用いられるシール部材は、屋内側に設けられた耐熱性の弾性発泡材からなる充填シール材と、屋外側に設けられた水密性の伸縮性部材との2層で構成されている。上記貫通孔に挿通される配管などの挿通部材と壁部との間は、地震などによって付加される外力や気温の変化による伸び縮み等によって相対変位が発生する。この相対変位を許容してシール性能を保持するため、シール部材は弾性や伸縮性を有する材料で構成される。
特開2014−005858号公報
上記貫通孔の内周面又は上記挿通部材の外周面に対するシール部材の接着せん断強さは、シール部材の単位面積当たりの接着せん断強さと接着面積との積で求めることができる。地震などの外力によって壁部と挿通部材との間に相対変位が発生し、シール部材の接着せん断強さを上回るせん断力がシール部材に加わると、シール部材が壁部の内周面や挿通部材の外周面から分断する虞がある。
特許文献1には、これを防止するための解決策は開示されていない。
一実施形態は、壁部の貫通孔と挿通部材との間に設けられるシール部材に大きなせん断力が加わっても、シール部材が壁部や挿通部材から分断するのを防止することを目的とする。
(1)一実施形態に係るシール装置は、
屋内側と屋外側とに亘って貫通孔が形成された壁部と、
前記屋内側及び前記屋外側に亘って前記貫通孔に挿通される挿通部材と、
前記壁部の内周面と前記挿通部材の外周面との間をシールするシール部材と、
前記シール部材より前記屋内側で前記シール部材に隣接して前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面のどちらか一方に固定されたストッパと、
を備える。
本明細書で言う「壁部」とは、建物及びその他の構造物全般の外壁、床など、構造物全般の外部と内部とを仕切る仕切り壁をすべて含むものとする。
上記(1)の構成によれば、地震などの外力が屋外側から付加され、上記シール部材にシール部材の接着せん断強さを上回るせん断力が屋外側から屋内側へ加わっても、上記ストッパがシール部材を支持してシール部材のせん断変形を抑制するので、シール部材が壁部の内周面又は挿通部材の外周面から分断するのを防止できる。また、上記ストッパは、壁部の内周面又は挿通部材の外周面のどちらか一方に固定されるので、シール部材が壁部と挿通部材との相対変位に追従して変形するのを阻害しない。これによって、シール部材はシール性能を保持できる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、
前記ストッパは、前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面の周方向に全周に亘って延在するリング形状を有する。
上記(2)の構成によれば、ストッパがリング形状を有するので、壁部の内周面又は挿通部材の外周面の全周でシール部材を支持できる。これによって、シール部材に対する支持力を高め、シール部材の分断防止効果を向上できる。
(3)一実施形態では、前記(1)又は(2)の構成において、
前記貫通孔の径方向に沿う面において、前記ストッパは、前記貫通孔の内周面と前記挿通部材の外周面との半径差の50%以下の領域に配置される。
上記(3)の構成によれば、上記ストッパは、貫通孔の内周面と挿通部材の外周面との半径差の50%以下の領域に配置されるので、シール部材が壁部と挿通部材との相対変位に追従して変形するのを阻害しない。これによって、シール部材はシール性能を保持できる。
(4)一実施形態では、前記(1)〜(3)の何れかの構成において、
前記ストッパの前記シール部材に対向する面は、前記貫通孔の前記内周面又は前記挿通部材の前記外周面から離れる方向に向かって前記シール部材から離れる方向へ湾曲する面を形成する。
上記(4)の構成によれば、シール部材に対向するストッパの面が上記構成の湾曲面を形成しているので、壁部と挿通部材との相対変位によってシール部材が上記湾曲面にもたれ掛かっても、シール部材が損傷するのを抑制できる。
(5)一実施形態では、前記(1)〜(4)の何れかの構成において、
前記ストッパは、
前記壁部の内周面に固定されたリング状の第1ストッパと、
前記挿通部材の外周面に固定されたリング状の第2ストッパと、
で構成される。
上記(5)の構成によれば、ストッパが第1ストッパ及び第2ストッパで構成されるので、壁部の内周面側及び挿通部材の外周面側の両方からシール部材を支持できる。そのため、シール部材に大きなせん断力が付加されても、シール部材の破断や壁部の内周面又は挿通部材の外周面からの分断を効果的に防止できる。また、第1ストッパ及び第2ストッパの各々は、壁部の内周面又は挿通部材の外周面のどちらか一方のみに固定されるので、壁部と挿通部材との相対変位に対するシール部材の追従性を阻害しない。
(6)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記ストッパは、前記ストッパの周方向に沿って分割された複数の分割片で構成され、
前記複数の分割片は、前記壁部の内周面又は前記挿通部材の前記外周面に締付具で固定される。
上記(6)の構成によれば、ストッパを複数の分割片で構成するので、ストッパの取り扱いが容易になり、かつ複数の分割片を締付具で固定するので、壁部の内周面又は挿通部材の外周面への取付け作業が容易になる。
(7)一実施形態では、前記(6)の構成において、
前記締付具はボルト又はホースバンドで構成される。
上記(7)の構成によれば、締付具としてボルト又はホースバンドを用いることで、ストッパを簡易にかつ着脱可能に壁部の内周面又は挿通部材の外周面に固定できる。
(8)一実施形態では、前記(1)〜(7)の何れかの構成において、
前記ストッパは前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面に溶接される。
上記(8)の構成によれば、ストッパを壁部の内周面又は挿通部材の外周面に溶接することで、大きな強度でストッパを固定できる。
(9)一実施形態では、前記(1)〜(7)の何れかの構成において、
前記ストッパは前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面に接着される。
上記(9)の構成によれば、ストッパを壁部の内周面又は挿通部材の外周面に接着することで、大きな強度でストッパを固定できる。接着手段として、例えば、接着剤を用いて壁部の内周面又は挿通部材の外周面に接着する方法や、ストッパをこれらの面に圧入により固定する方法等がある。
(10)一実施形態では、前記(8)の構成において、
前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
前記ストッパは前記スリーブに溶接される。
上記(10)の構成によれば、上記スリーブを例えば金属製など溶接により高強度で接合可能な材料で構成し、このスリーブにストッパを溶接することで、ストッパを高い強度で壁部の内周面に固定できる。
(11)一実施形態では、前記(9)の構成において、
前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
前記ストッパは前記スリーブに接着される。
上記(11)の構成によれば、上記スリーブを例えば金属製又は樹脂製など接着により高強度で接合可能な材料で構成し、このスリーブにストッパを接着することで、ストッパを高い強度で壁部の内周面に固定できる。
(12)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記ストッパは、前記ストッパの周方向に沿って分割された複数の分割片で構成され、
前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブと、
前記スリーブに固着されたスタッドボルトと、
前記スタッドボルトに螺合可能なナットと、
を備え、
前記ストッパは、前記スタッドボルトと前記ナットとで前記スリーブに固定されるように構成される。
上記(12)の構成によれば、ストッパをスタッドボルトとナットで壁部の内周面に配置されたスリーブに固定するので、ストッパを大きな強度でかつ着脱可能に固定できる。また、ストッパを複数の分割片で構成するので、ストッパの取り扱いが容易になる。
(13)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの構成において、
前記ストッパは、前記ストッパの周方向に沿って分割された複数の分割片で構成されると共に、前記複数の分割片は、前記壁部の内周面に配置されたとき、前記分割片の間にクサビ状の隙間が形成されるように構成され、
前記隙間に圧入するためのクサビ部材を備え、
前記複数の分割片で構成される前記ストッパは、前記隙間に挿入される前記クサビ部材によって拡径し、前記壁部の内周面を押圧するように構成される。
上記(13)の構成によれば、上記クサビ部材を用いることで、簡易にかつ着脱可能にストッパを貫通孔の内周面に固定できる。
(14)一実施形態では、前記(13)の構成において、
前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
前記複数の分割片で構成される前記ストッパは、前記隙間に挿入される前記クサビ部材によって拡径し、前記スリーブの内周面を押圧するように構成される。
上記(14)の構成によれば、壁部の内周面とシール部材との間にスリーブを介在させ、複数の分割片及びクサビ部材をスリーブの内側面に接して配置することで、複数の分割片及びクサビ部材を安定して壁部の内周面に固定できる。
(15)一実施形態では、前記(7)の構成において、
前記ストッパは、前記ストッパの周方向に沿って分割された複数の分割片で構成されると共に、前記複数の分割片の各々は、長手方向両端にフランジ部を有し、
前記複数の分割片が前記壁部の内周面に配置されたとき、前記フランジ部は、隣接する前記分割片の前記フランジ部と互いに対向するように配置され、
互いに対向する前記フランジ部の一方に形成されたネジ孔に螺合可能な押しボルトを備え、
前記複数の分割片の各々は、前記ネジ孔に螺合した前記押しボルトによって前記壁部の内周面を押圧するように構成される。
上記(15)の構成によれば、締付具として押しボルトを用い、ストッパを構成する複数の分割片を壁部の内周面に押圧して固定することで、簡易かつ低コストでかつ着脱可能にストッパを固定できる。
幾つかの実施形態によれば、壁部の貫通孔と挿通部材との間に設けられるシール部材に大きなせん断力が加わっても、シール部材が破損したり、あるいは壁部や挿通部材から分断されるのを防止できる。
一実施形態に係るシール装置の縦断面図である。 一実施形態に係るシール装置の縦断面図である。 壁部と挿通部材との相対変位を説明するための縦断面図である。 一実施形態に係るストッパの縦断面図である。 (A)は一実施形態に係るストッパの正面図であり、(B)は該ストッパを構成する分割片の側面図であり、(C)は該分割片2の斜視図である。 (A)は一実施形態に係るストッパの取付方法を示す縦断面図であり、(B)は一実施形態に係る分割片の斜視図である。 (A)は一実施形態に係るストッパの正面図であり、(B)は(A)中のX方向から視た一部拡大図であり、(C)は(B)と同じ部位の斜視図である。 (A)は一実施形態に係るストッパの正面図であり、(B)は(A)中のY部拡大図であり、(C)は(B)と同じ部位の斜視図である。 シール部の接着せん断強さを求めるための説明図である。 シール部の分断状態を示す縦断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1及び図2は、夫々一実施形態に係るシール装置10(10A、10B)の断面図である。図1において、屋内側と屋外側とを仕切る壁部12に屋内側と屋外側とに貫通する貫通孔14が形成されている。壁部12は、例えば、コンクリート、金属又は樹脂等で構成され、所定の圧力に耐えられる十分な厚さ寸法を有する。貫通孔14には屋内側及び屋外側に亘って挿通部材16が挿通されている。挿通部材16は例えば何らかの流体が流れる配管で構成される。壁部12の内周面12aと挿通部材16の外周面16aとの間には、内周面12aと外周面16aとの間の隙間をシールするためのシール部18が設けられる。さらに、シール部18より屋内側でシール部18に隣接して内周面12a又は外周面16aのどちらか一方にストッパ26(26A、26B)が固定される。
一実施形態では、貫通孔14は、その内径が挿通部材16の外径寸法などの設計仕様に基づいて決定される断面が円形の孔である。挿通部材16は、金属などによって形成されている断面が円形の管部材である。挿通部材16は、挿通部材16の軸方向から視て、貫通孔14の略中央に貫通孔14と同軸に配置されている。なお、挿通部材16は必ずしも貫通孔14の略中央に配置されていなくてもよい。
なお、挿通部材16は、電線を通す四角断面の角ダクト、貫通孔14は、四角断面の孔でもよい。
上記構成によれば、図2に示すように、津波等の屋外側から加わる外圧Pによってシール部18にシール部18の接着せん断強さを上回るせん断力が加わっても、ストッパ26がシール部18を支持してシール部18のせん断変形を抑制できる。そのため、シール部18が壁部12の内周面12a又は挿通部材16の外周面16aから分断するのを防止できる。また、ストッパ26は、内周面12a又は外周面16aのどちらか一方に固定されるので、シール部18が該相対変位に追従して変形するのを阻害しない。これによって、シール部18はシール性能を保持できる。
図3は、壁部12と挿通部材16との間で相対変位が起こった場合を示す図である。
図3に示すように、地震などによる外力Fがシール部18に作用すると、壁部12と挿通部材16との間で相対変位が起こり、挿通部材16は、壁部12に対して軸方向(矢印a方向)又は径方向(矢印b方向)を含むあらゆる方向に変位する。これに対し、図示のように、シール部18及びストッパ26(26B)も挿通部材16と共に変位し、シール性能を保持する。
ストッパ26は、例えば、金属又は樹脂等の材料で構成されるシール部18より剛性の高い材料で構成され、内周面12a又は外周面16aに溶接、接着又はボルト止め等の手段で強固に固定される。
なお、図1に示す実施形態では、ストッパ26(26A、26B)は、内周面12a及び外周面16aの両方に設けられているが、ストッパ26(26A)又はストッパ26(28B)のどちらか一方だけも設けてもよい。この場合においても、外力Fによるシール部18の損傷又はシール部18の内周面12a又は外周面16aからの分断を抑制できる。
一実施形態では、図1に示すように、シール部18は、貫通孔14の軸方向屋内側に配置されたシール材20と、貫通孔14の軸方向屋外側に配置された伸縮性部材22とを有する。シール材20は、例えば、挿通部材16が配管である場合、該配管の内部を流れる流体の温度や建屋内温度等に応じた耐熱性を備えるウレタンなどの弾性発泡材が用いられる。この弾性発泡材は、壁部12の内周面12aと上記配管の外周面16aとの間に液状で充填された後硬化することで、内周面12aと外周面16aとの間の気密性及び水密性を確保できる。
一実施形態では、伸縮性部材22は、高い伸縮性(弾性)を有するシーリング材であり、例えば、シリコンシーラントによって形成される。外力F又は外圧Pにより壁部12と挿通部材16とが相対変位する場合でも、挿通部材16の動きに追従して伸縮する性能を有するため、シール性能を維持できる。伸縮性部材22と壁部12の内周面12aとの間、及び伸縮性部材22と挿通部材16の外周面16aとの間には、プライマ24が介在している。プライマ24は、伸縮性部材22と内周面12aとの接着性、及び伸縮性部材22と外周面16aとの接着性を向上させるために、下地材として塗布される。
図9に示すように、壁部12の内周面12a又は挿通部材16の外周面16aに対するシール部18の接着せん断強さは、シール部18の単位面積当たりの接着せん断強さと内周面12aに対する接着面積A及び外周面16aに対する接着面積Aとの積で求めることができる。
図10に示すように、シール部18の受圧面積Sに対して外圧Pが加わり、シール部18に対してシール部18の接着せん断強さを上回るせん断力が加わると、シール部18が内周面12a又は外周面16aから分断して貫通孔14から抜け出す虞がある。上記実施形態によれば、シール部18の屋内側に隣接してストッパ26を設けることで、シール部18の抜け出しを防止できる。
一実施形態では、図2に示すシール装置10(10B)において、内周面12aの形状に合った形状の筒状のスリーブ30が壁部12の内周面12aとシール部18との間に設けられる。スリーブ30は、鋼などの金属又は樹脂との接着性の良い材料で構成されることで、シール部18との間で強い接着力を得ることができる。
但し、図1に示すシール装置10(10A)のように、スリーブ30を設けていなくても、壁部12が鋼などの金属又は樹脂との接着性の良い材料で構成されていれば、シール部18を直接壁部12に強い接着力で固定できる。
一実施形態では、ストッパ26は、壁部12の内周面12a又は挿通部材16の外周面16aの周方向に全周に亘って延在するリング形状を有する。
この実施形態によれば、ストッパ26がリング形状を有するので、内周面12a又は外周面16aの全周でシール部18を支持できる。これによって、シール部18に対する支持力を高め、シール部18の分断防止効果を向上できる。
一実施形態では、貫通孔14(又は挿通部材16)の径方向に沿う面において、ストッパ26は、壁部12の内周面12aと挿通部材16の外周面16aとの半径差の50%以下の領域に配置される。
この実施形態によれば、ストッパ26は、内周面12aと外周面16aとの半径差の50%以下の領域に配置されるので、シール部18が壁部12と挿通部材16との相対変位に追従して変形するのを阻害しない。これによって、シール部18はシール性能を保持できる。
一実施形態では、図1〜図3に示すように、ストッパ26は、壁部12の内周面12aに固定されたリング状の第1ストッパ26(26A)と、挿通部材16の外周面16aに固定されたリング状の第2ストッパ26(26B)と、で構成される。
なお、スリーブ30を備えるシール装置10(10B)においては、第1ストッパ26(26A)はスリーブ30の内周面30aに固定される。
このように、ストッパ26が第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)で構成されるので、内周面12a側及び外周面16a側の両方からシール部18を支持できる。そのため、図3に示すように、外力F又は外圧Pが任意の方向から壁部12に加わり、挿通部材16が壁部12に対して矢印a方向又は矢印b方向を含む任意の方向へ相対変位し、シール部18に大きなせん断力が付加されても、シール部18の破断や内周面12a又は外周面16aからの分断を効果的に防止できる。また、第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)は、夫々該内周面12a又は該外周面16aのどちらか一方のみに固定されるので、壁部12と挿通部材16との相対変位に対するシール部18の追従性を阻害しない。従って、シール部18はシール性能を維持できる。
一実施形態では、図4に示すように、シール部18に対向する第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)の対向面28は、壁部12の内周面12a又は挿通部材16の外周面16aから離れる方向に向かってシール部18から離れる方向へ湾曲する面を形成する。
この実施形態によれば、シール部18に外力F等が作用して、貫通孔14の軸方向(矢印a方向)又は径方向(矢印b方向)を含む任意の方向へ変位し、シール部18が対向面28に強く接触しても、シール部18に対向して配置される対向面28が上記構成の湾曲面を形成しているので、シール部18が損傷するのを抑制できる。
一実施形態では、図4に示すように、シール部18に対向する第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)の少なくとも一方の対向面28は曲率半径Rcを有する円弧状断面を有するように形成されている。従って、シール部18が対向面28に強く接触しても、シール部18が損傷するのを抑制できる。なお、対向面28は円弧状断面以外の湾曲面を形成してもよい。
図4に示す実施形態では、第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)の両方の対向面28が湾曲面を形成しているが、別な実施形態では、第1ストッパ26(26A)及び第2ストッパ26(26B)のどちらか一方の対向面28が湾曲面を形成していてもよい。
一実施形態では、図5〜図8に示すように、ストッパ26は、ストッパ26の周方向に沿って分割された複数の分割片26a及び26bで構成される。このように、ストッパ26が複数の分割片26a及び26bで構成されることで、ストッパ26を内周面12a又は外周面16aに固定するときの作業が容易になる。
一実施形態では、図5又は図8に示すように、複数の分割片26a及び26bは、壁部12の内周面12a又は挿通部材16の外周面16aに締付具32(32a、32b)で締め付け固定される。
この実施形態によれば、複数の分割片26a及び26bを締付具32で固定するので、内周面12a又は外周面16aへの取付け作業が容易になる。
図5に示す実施形態では、締付具32として固定ボルト32(32a)が用いられる。図5に示す実施形態では、分割片26a及び26bは、夫々固定ボルト32(32a)が装着されるボルト装着部34と、ストッパ形成部36とが一体に形成されている。ボルト装着部34の周方向の一方の端部に、ボルト32(32a)が挿入される凹部38、及び凹部38とボルト装着部34の端面とに連なる孔40が形成され、ボルト装着部34の周方向の他方の端部には、ボルト装着部34の端面に開口するネジ穴42が形成される。
図5(C)に示すように、分割片26aと分割片26bとが挿通部材16の外周面16aを囲むように配置され、分割片26aの一方の端部と分割片26bの他方の端部とが突き合わされる。一方の端部に形成された凹部38及び孔40に固定ボルト32(32a)を挿入し、他方の端部に形成されたネジ穴42に固定ボルト32(32a)のネジ部を螺合させることで、固定ボルト32(32a)による締付力によって、分割片26aと分割片26bとを挿通部材16の外周面16aに簡易に固定できる。
一実施形態では、締付具32としてホースバンドを用いることができる。複数の分割片が挿通部材16の外周面16aに配置した状態で、ボルト装着部34の外周面にホースバンドを巻き付け、ボルト装着部34を締め付ける。これによって、複数の分割片を簡易に挿通部材16の外周面16aに固定できる。
一実施形態では、挿通部材16が金属製配管などのように溶接可能な材料で構成されている場合、ストッパ26を直接挿通部材16の外周面16aに溶接できる。このように、ストッパ26を挿通部材16の外周面16aに直接溶接することで、大きな強度でストッパ26を固定できる。
一実施形態では、ストッパ26を接着剤などを用いて挿通部材16の外周面16aに接着する。あるいは、ストッパ26を圧入などの手段で挿通部材16の外周面16aに圧入して固定する。これによって、簡易な手段で大きな強度でストッパを固定できる。
一実施形態では、壁部12が鋼などの金属で構成され、ストッパ26を溶接可能であれば、ストッパ26を壁部12の内周面12aに直接溶接する。これによって、ストッパ26を内周面12aに強い接着力で固定できる。
一実施形態では、壁部12が鋼などの金属で構成され、あるいは接着剤で接着可能な材料で構成されていれば、ストッパ26を接着剤などを用いて直接壁部12に強い接着力で固定できる。また、他の接着方法として、例えば、ストッパ26を壁部12の内周面12aに圧入するようにしてもよい。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、シール部18と壁部12の内周面12aとの間にスリーブ30を介在させる。そして、ストッパ26をスリーブ30の内周面に溶接する。
この実施形態によれば、スリーブ30を溶接可能な材料で構成し、ストッパ26をスリーブ30に溶接することで、ストッパ26を高い強度でスリーブ30に固定できる。
一実施形態では、スリーブ30を例えば金属又は樹脂など接着剤などを用いて接着可能な材料で構成し、ストッパ26をスリーブ30接着剤などで接着することで、ストッパ26を高い強度でスリーブ30に固定できる。あるいは別な接着方法として、ストッパ26をスリーブ30の内周面に圧入するようにしてもよい。
一実施形態では、図6に示すように、ストッパ26は、ストッパ26の周方向に沿って分割された複数の分割片26cで構成される。各分割片26cは、ボルト装着部44とストッパ形成部46とが一体に形成されている。ストッパ形成部46にはボルトが挿入可能なように長孔48が形成されている。長孔48の長辺は、分割片26cの長手方向の多少の位置ズレを許容できるように、分割片26cの長手方向に向けられている。
一方、壁部12の内周面12aにスタッドボルト50が固着される。適宜数のスタッドボルト50が壁部12の内周面12aに沿って固着される。そして、各分割片26cの長孔48にスタッドボルト50を通した状態で、各分割片26cを壁部12の内周面12aに配置する。この状態でスタッドボルト50のナット52を螺合させることで、各分割片26cを壁部12の内周面12aに固定する。
この実施形態によれば、ストッパを構成する複数の分割片26cをスタッドボルト50とナット52とで壁部12の内周面12aに固定するので、各分割片26cを大きな強度で固定できる。また、ストッパは周方向に沿って分割された複数の分割片26cで構成されるので、取付け作業が容易である。
一実施形態では、図6に示すように、壁部12の内周面12aとシール部18との間にスリーブ30が設けられる。スリーブ30は、例えば金属製又は樹脂製など、スタッドボルト50を固着可能な材料で構成される。そして、壁部12の内周面12aの代わりに、スリーブ30の内周面30aにスタッドボルト50が固着され、複数の分割片26cはスリーブ30の内周面30aに固定される。
この実施形態によれば、スリーブ30にスタッドボルト50を固着し、ストッパ26をスタッドボルト50によってスリーブ30に固定することで、ストッパ26を高い強度でスリーブ30に固定できる。
図7は、一実施形態に係るストッパ26を示し、(A)はストッパ26の正面図であり、(B)はストッパ26の一部の領域rを示し、(C)は領域rの斜視図である。
この実施形態に係るストッパ26は、周方向に沿って分割された複数の分割片26dで構成される。図4では、ストッパ26は4個の分割片26dで構成されている。複数の分割片26dは壁部12の内周面12aに配置されたとき、各分割片26dの間にクサビ状隙間Cwが形成される。クサビ状隙間Cwは分割片26dの幅方向に沿って徐々に隙間が広がる形状を有し、分割片26dの1辺に最大幅の開口が形成される。
クサビ部材54が用意され、クサビ部材54はクサビ状隙間Cwに圧入可能な形状を有している。即ち、クサビ状隙間Cwに適合しかつ分割片26dの1辺に開口した開口からクサビ状隙間Cwに挿入可能な外形を有する。
クサビ部材54がクサビ状隙間Cwに挿入され、その挿入量が多くなるほど、クサビ状隙間Cwの面積が広がり、これによって、複数の分割片26dが構成するストッパ26の径は大きくなる。従って、ストッパ26は外側にある壁部12の内周面12aに押し付けられ、該内周面12aに固定される。
この実施形態によれば、クサビ部材54を用いることで、簡易にかつ着脱可能にストッパ26を壁部12の内周面12aに固定できる。
一実施形態では、図7に示すように、各分割片26dは、壁部12の内周面12aに沿うように配置されるボルト装着部56とストッパ形成部58とが一体に構成されている。各分割片26dの長手方向両端部及びクサビ部材54にネジ穴60が形成され、継ぎ板64が用意される。継ぎ板64には固定ボルト62が挿入可能な円形の孔66及び長孔68が形成されている。固定ボルト62が孔66及び長孔68を通して各ネジ穴60に螺合することで、各分割片26cの隣り合う端部及びクサビ部材54を結合する。
長孔68は継ぎ板64の中央部に形成され、長辺が分割片26cの幅方向に沿うように配置されている。これによって、長孔68は、クサビ状隙間Cwへのクサビ部材54の挿入量の違いによって位置が移動するネジ穴60に対して固定ボルト62の位置を調整可能になっている。
一実施形態では、壁部12の内周面12aとシール部18との間にスリーブ30を介在させる。複数の分割片26dで構成されるストッパ26は、クサビ状隙間Cwに挿入されるクサビ部材54によって拡径し、スリーブ30の内周面を押圧するように構成される。
この実施形態によれば、壁部12の内周面12aとシール部18との間にスリーブ30を介在させ、複数の分割片26d及びクサビ部材54をスリーブ30の内側面に接して配置することで、複数の分割片26d及びクサビ部材54を安定して壁部12の内周面12aに固定できる。
一実施形態では、図8に示すように、ストッパ26は、ストッパ26の周方向に沿って分割された複数の分割片26eで構成されると共に、複数の分割片26eの各々は、長手方向両端にフランジ部70及び72を有する。複数の分割片26eが壁部12の内周面12aに配置されたとき、フランジ部70及び72は、隣接する分割片26eのフランジ部70及び72と互いに対向するように配置される。即ち、各分割片26eのフランジ部70は隣り合う分割片26eのフランジ部72と対向するように配置され、各分割片26eのフランジ部72は隣り合う分割片26eのフランジ部70を対向するように配置される。フランジ部70にはネジ孔74が形成され、フランジ部72にはネジ孔74に対応する位置にネジ孔74に対応する数の凹部75が形成される。
図8に示すストッパ26は、4個の分割片26eで構成される。
ネジ孔74に螺合可能な押しボルト32(32b)を用意し、押しボルト32(32b)をネジ孔74に螺合する。各分割片26eは、ネジ孔74に螺合した押しボルト32(32b)のネジ部が凹部75を押すと、複数の分割片26eで構成されたストッパ26は拡径し、壁部12の内周面12aを押圧する。
この実施形態によれば、締付具32として押しボルト32(32b)を用い、ストッパ26を構成する複数の分割片26eを壁部12の内周面12aに押圧して固定することで、簡易かつ低コストでかつ着脱可能にストッパ26を固定できる。
一実施形態では、図8に示すように、分割片26eは、壁部12の内周面12aに沿うように配置されるボルト装着部76とストッパ形成部78とが一体に構成されている。そして、ボルト装着部76及びストッパ形成部78の両端部に夫々フランジ部70及び72が形成される。
幾つかの実施形態によれば、壁部の貫通孔と挿通部材との間に設けられるシール部材に大きなせん断力が加わっても、シール部材の破損及びシール部材が壁部や挿通部材から分断するのを防止できる。従って、建物及びその他の構造物全般の外部と内部とを仕切る仕切り壁の気密性及び水密性を保持できる。
10(10A、10B) シール装置
12 壁部
12a 内周面
14 貫通孔
16 挿通部材
16a 外周面
18 シール部
20、20’ シール材
22 伸縮性部材
24 プライマ
26(26A、26B) ストッパ
26(26A) 第1ストッパ
26(26B) 第2ストッパ
26a、26b、26c、26d、26e 分割片
28 対向面
30 スリーブ
32 締付具
32(32a) 固定ボルト
32(32b) 押しボルト
34、44、56、76 ボルト装着部
36、46、58、78 ストッパ形成部
38、75 凹部
40、66 孔
42、60 ネジ穴
48、68 長孔
50 スタッドボルト
52 ナット
54 クサビ部材
62 固定ボルト
64 継ぎ板
70、72 フランジ部
74 ネジ孔
、A 接着面積
Cw クサビ状隙間
F 外力
P 外圧
Rc 曲率半径
S 受圧面積

Claims (13)

  1. 屋内側と屋外側とに亘って貫通孔が形成された壁部と、
    前記屋内側及び前記屋外側に亘って前記貫通孔に挿通される挿通部材と、
    前記壁部の内周面と前記挿通部材の外周面との間をシールするシール部材と、
    前記シール部材より前記屋内側で前記シール部材に隣接して前記壁部の内周面に固定された第1ストッパと、
    前記シール部材より前記屋内側で前記シール部材に隣接して前記挿通部材の外周面に固定された第2ストッパと、
    を備え
    前記貫通孔の径方向に沿う面において、前記第1ストッパ及び前記第2ストッパが占めるストッパ配置領域が前記壁部の内周面と前記挿通部材の外周面との半径差の50%以下の領域に収まるように、前記第1ストッパと前記第2ストッパとが前記径方向にて間隔を空けて配置されることを特徴とするシール装置。
  2. 前記第1ストッパ又は前記第2ストッパは、前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面の周方向に全周に亘って延在するリング形状を有することを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記第1ストッパ又は前記第2ストッパの前記シール部材に対向する面は、前記貫通孔の内周面又は前記挿通部材の外周面から離れる方向に向かって前記シール部材から離れる方向へ湾曲する面を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のシール装置。
  4. 前記第1ストッパ又は前記第2ストッパ、周方向に沿って分割された複数の分割片で構成され、
    前記複数の分割片は、前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面に締付具で固定されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のシール装置。
  5. 前記締付具はボルト又はホースバンドで構成されることを特徴とする請求項に記載のシール装置。
  6. 前記第1ストッパ又は前記第2ストッパは前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面に溶接されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のシール装置。
  7. 前記第1ストッパ又は前記第2ストッパは前記壁部の内周面又は前記挿通部材の外周面に接着されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のシール装置。
  8. 前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
    前記第1ストッパは前記スリーブに溶接されることを特徴とする請求項に記載のシール装置。
  9. 前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
    前記第1ストッパは前記スリーブに接着されることを特徴とする請求項に記載のシール装置。
  10. 前記第1ストッパ、周方向に沿って分割された複数の分割片で構成され、
    前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブと、
    前記スリーブに固着されたスタッドボルトと、
    前記スタッドボルトに螺合可能なナットと、
    を備え、
    前記第1ストッパは、前記スタッドボルトと前記ナットとで前記スリーブに固定されるように構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のシール装置。
  11. 前記第1ストッパ、周方向に沿って分割された複数の分割片で構成されると共に、前記複数の分割片は、前記壁部の内周面に配置されたとき、前記分割片の間にクサビ状の隙間が形成されるように構成され、
    前記隙間に圧入するためのクサビ部材を備え、
    前記複数の分割片で構成される前記第1ストッパは、前記隙間に挿入される前記クサビ部材によって拡径し、前記壁部の内周面を押圧するように構成されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載のシール装置。
  12. 前記壁部の内周面と前記シール部材との間に介在するスリーブを備え、
    前記複数の分割片で構成される前記第1ストッパは、前記隙間に挿入される前記クサビ部材によって拡径し、前記スリーブの内周面を押圧するように構成されることを特徴とする請求項11に記載のシール装置。
  13. 前記第1ストッパ、周方向に沿って分割された複数の分割片で構成されると共に、前記複数の分割片の各々は、長手方向両端にフランジ部を有し、
    前記複数の分割片が前記壁部の内周面に配置されたとき、前記フランジ部は、隣接する前記分割片の前記フランジ部と互いに対向するように配置され、
    互いに対向する前記フランジ部の一方に形成されたネジ孔に螺合可能な押しボルトを備え、
    前記複数の分割片の各々は、前記ネジ孔に螺合した前記押しボルトによって前記壁部の内周面を押圧するように構成されることを特徴とする請求項に記載のシール装置。
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