JP2013167323A - シール構造 - Google Patents

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Yoichi Iwamoto
洋一 岩本
Yasutaka Fukuya
康隆 福家
Itaru Muroya
格 室屋
Yukihiro Sakaguchi
幸浩 阪口
Hisakuni Watanabe
久訓 渡辺
Tomokazu Iwata
知和 岩田
Yuji Kondo
祐司 近藤
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【課題】シール部に水圧が加わった際の水密性の低下を抑制することができるシール構造を提供する。
【解決手段】本発明は、屋外側の表面から屋内側の裏面に向かって貫通孔12が形成された壁部と、貫通孔12に挿通される配管14と、貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間に設けられてこれら両者間の水密性を確保するシール部とを備え、シール部は、貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間に充填された充填シール材17と、充填シール材17の屋内側の端面を固定する固定部材としての閉塞部16と、閉塞部16に固定されて充填シール材17の屋外側からの外力によって屋内側の一部を少なくとも貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの何れか一方に移動させることでその一部付近と貫通孔12の内周壁13a及び配管14の外周壁14aとの面圧を高くするテーパ部材18と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、建屋等の外壁を構成する壁部に形成された貫通孔に配管を挿通するとともに、その貫通孔の内周壁と配管の外周壁との間に設けられたシール部によってこれら両者間の水密性を確保するようにしたシール構造に関する。
従来から、建屋等の外壁を構成する壁部には、建屋の内外に貫通する貫通孔が形成され、この貫通孔に配管を挿通することで建屋の屋外から屋内又は屋内から屋外への流体等の供給や排出を可能としている。この際、貫通孔と配管との間は、屋内外の水密性を確保するために、貫通孔の内周壁と配管の外周壁との間の隙間にシール材を設けてシール構造を構成している(例えば、特許文献1参照)。
一般的な家屋等におけるシール構造にあっては、シリコンやウレタン等のコーキング材を用いているが、比較的大型な建屋にあっては、配管の直径が大きい等の理由から、単なるコーキング材を充填しただけでは充分な水密性を確保することは困難である。
そこで、水密性の確保を図るべく、例えば図8に示すように、建屋等の外壁を構成する壁部1に貫通孔2を形成し、その貫通孔2に円筒状のスリーブ3を嵌め込むとともに、該スリーブ3に配管4を挿通した構成において、以下のようなシール構造が考えられる。即ち、このシール構造は、内周壁3aと配管4の外周壁4aとの間に、配管4の軸線方向に沿って間隔をあけて配置される一対の閉塞部5,6と、この一対の閉塞部5,6によって画成される空間に充填される充填シール材7とによって構成されている。
特開昭63−180787号公報
ところで、上述したシール構造にあっては、水害等によって配管4が水没するような場合、屋外側と屋内側との圧力差に起因して、特に、屋外側の閉塞部5の表面に加わる水圧は非常に大きいものとなる。
しかしながら、上述したシール構造にあっては、そのような水圧に耐え得るような構成とはなっておらず、外壁側の閉塞部5の表面に加わる水圧によって、図9(A)に示すように、閉塞部5とその付近の充填シール材7とに変形が発生し易くなる。また、水位が上昇して配管4の水没量が増すと、さらなる水圧の上昇によって、図9(B)に示すように、内周壁3aとシール部(閉塞部5とその付近の充填シール材7)との間、配管4の外周壁4aとシール部との間に隙間ができてしまい、水が屋内へと浸入してしまう虞があるという問題が生じていた。なお、上述したシール部(閉塞部5とその付近の充填シール材7)の水圧による変形は、実際には充填シール材7による水密性確保のために樹脂等の弾性発泡材料が用いられていることから、この充填シール材7が水圧によって変形することにより閉塞部5が変形する。
そこで、本発明は、シール部に水圧が加わった際の水密性の低下を抑制することができるシール構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のシール構造は、屋外側の表面から屋内側の裏面に向かって貫通孔が形成された壁部と、前記貫通孔に挿通される配管と、前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間に設けられてこれら両者間の水密性を確保するシール部とを備え、前記シール部は、前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間に充填された充填シール材と、前記充填シール材の屋内側の端面を固定する固定部材と、前記固定部材に固定されて前記充填シール材の屋外側からの外力によって屋内側の一部を少なくとも前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の何れか一方に移動させることでその一部付近と前記貫通孔の内周壁及び前記配管の外周壁との面圧を高くするテーパ部材と、を備えることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、充填シール材が貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間に充填され、固定部材が充填シール材の屋内側の端面を固定し、充填シール材の屋外側からの外力によって屋内側の一部を少なくとも貫通孔の内周壁又は配管の外周壁の何れか一方に移動させることでその一部付近と貫通孔の内周壁及び配管の外周壁との面圧を高くするテーパ部材が固定部材に固定されている。これにより、屋外側から水圧を充填シール材が受けると、その水圧によって充填シール材の屋内側の一部がテーパ部材に案内されて移動し、その一部の移動によって面圧が高くなる。
また、本発明のシール構造は、請求項1に記載のシール構造において、前記テーパ部材の表面には前記充填シール材と接着しない非接着剤が設けられていることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、充填シール材と接着しない非接着剤がテーパ部材の表面に設けられていることにより、充填シール材の移動を容易に行うことができる。
さらに、本発明のシール構造は、請求項1又は請求項2に記載のシール構造において、前記テーパ部材は、屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の何れか一方に対面する傾斜面を備えていることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、テーパ部材が屋内側から屋外側に向って断面先細りとされるとともに貫通孔の内周壁又は配管の外周壁の何れか一方に対面する傾斜面が形成されていることにより、充填シール材を円滑に移動させることができる。
また、本発明のシール構造は、請求項3に記載のシール構造において、前記テーパ部材は、前記傾斜面に対して前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の他方に位置してその他方に接する圧接面と、前記圧接面に設けられたシール用のリング部材と、を備えていることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、傾斜面に対して貫通孔の内周壁又は配管の外周壁の他方に位置する圧接面がその他方に接するとともに、シール用のリング部材が圧接面に設けられている。これにより、充填シール材を傾斜面で案内する際の荷重によって圧接面と他方との面圧が増すと同時にリング部材のシール性を向上することができる。
また、本発明のシール構造は、請求項1又は請求項2に記載のシール構造において、前記テーパ部材は、屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁とに対面する一対の傾斜面を備えていることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、テーパ部材が屋内側から屋外側に向って断面先細りとされるとともに貫通孔の内周壁と配管の外周壁とに対面する一対の傾斜面が形成されていることにより、充填シール材を貫通孔の内周壁と配管の外周壁との両方に移動させて面圧を高くすることができる。
また、本発明のシール構造は、請求項4に記載のシール構造において、前記テーパ部材の屋外側の先端は前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間の中間に位置していることを特徴とする。
本発明のシール構造によれば、貫通孔の内周壁と配管の外周壁との間の中間にテーパ部材の屋外側の先端が位置していることにより、充填シール材を貫通孔の内周壁と配管の外周壁との両方に均等に移動させて面圧を均一に高くすることができる。
本発明のシール構造は、シール部に水圧が加わった際の水密性の低下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るシール構造を示し、(A)は屋外側のシール部に水圧による変形が発生している状態の要部の断面図、(B)は屋外側のシール部の一部が剥がれても水密性を維持している状態の要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形例1のシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形例2のシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形例3のシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形例4のシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る変形例5のシール構造を採用した建屋要部の断面図である。 従来のシール構造を示し、建屋要部の断面図である。 従来のシール構造を示し、(A)は屋外側のシール部に水圧による変形が発生している状態の要部の断面図、(B)は屋外側のシール部が剥がれて水密性が損なわれている状態の要部の断面図である。
次に、本発明の一実施形態に係るシール構造について、図面を参照して説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明のシール構造における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は本発明の一実施形態に係るシール構造を採用した建屋要部の断面図、図2は本発明の一実施形態に係るシール構造を採用した要部の拡大断面図である。
図1に示おいて、建屋等の外壁を構成する壁部11には貫通孔12が形成されている。その貫通孔12には、金属製の円筒状のスリーブ13が嵌め込まれており、図示を略するアンカーボルト等によって固定されている。貫通孔12は壁部11の屋外側と屋内側とに跨って貫通しており、これにより、配管14が屋内外に跨って挿通される。
また、スリーブ13の内周壁13aを実質的な貫通孔12の内周壁として配管14を挿通した構成において、内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間には、配管14の軸線方向に沿って間隔をあけて配置される一対の閉塞部15,16と、この一対の閉塞部15,16によって画成される空間に充填シール材17が充填されている。
屋外側の閉塞部15は、充填シール材17をスリーブ13と配管14との間に充填して硬化させた後に、充填シール材17の屋外側の端面にコーティングすることで充填シール材17と一体化する接着剤兼用のコーティングタイプのものが用いられている。この際、閉塞部15は、充填シール材17よりも硬度が高くかつある程度の弾性を有するシリコン等を含有した接着材料を用いるのが好ましい。また、本実施の形態においては、閉塞部15の表面は壁部11の表面と略面一となるように設けられている。
屋内側の閉塞部16は、環状のフレーム形状を呈しており、金属等によって構成されている。また、閉塞部16は、アンカーボルト等によってスリーブ13を貫通して壁部11に固定されている。なお、スリーブ13が壁部11に固定されていることから、閉塞部16はスリーブ13に固定しても良い。閉塞部16の屋外側には、環状で断面が三角形状のテーパ部材18が設けられている。
充填シール材17は、配管14の内部を通る流体の温度や建屋内温度等に応じた耐熱性を備えた弾性発泡材が用いられており、スリーブ13と配管14との間に充填した後、硬化することでスリーブ13と配管14との間の水密性を確保する。なお、スリーブ13の内周壁13aと配管14の外周壁とには、例えば、スプレー塗布等によって接着剤を介在させても良いし、充填シール材17そのものに接着作用を備えるものを用いても良い。本実施の形態においては、水密性の確保の観点から、ウレタン等の弾性発泡材が用いられている。
一方、テーパ部材18は、ゴムやシリコン等の充填シール材17よりも硬い材料から形成されており、先端が屋外側に向うほどに先細りの断面略正三角形又は二等辺三角形とされている。本実施の形態においては、テーパ部材18は、その先端がスリーブ13の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間の中間に位置しており、その内周壁13aと外周壁14aとにそれぞれ対面する一対の傾斜面18a,18bを備えている。さらに、テーパ部材18の少なくとも傾斜面18a,18bの表面には充填シール材17と接着しない非接着剤が設けられており、傾斜面18a,18bによる充填シール材17のガイド性が確保されている。
上記の構成において、水害等によって配管14が水没するような場合、屋外側と屋内側との圧力差に起因して、特に、屋外側の閉塞部15の表面に加わる水圧は非常に大きいものとなる。
しかしながら、本発明に係るシール構造にあっては、閉塞部15に加わる水圧によって充填シール材17が屋外側から屋内側へと移動しようとする力を利用して、図2(A)に示すように、閉塞部15とその付近の充填シール材17とに変形が発生しても、図2(B)に示すように、テーパ部材18を配置した部位で、傾斜面18a,18bに充填シール材17がスリーブ13の内周壁13a並びに配管14の外周壁14aに向けて案内されて面圧が受動的に増している。したがって、スリーブ13の内周壁13a並びに配管14の外周壁14aと充填シール材17との間に隙間が発生することを抑制することができ、水密性を維持することができる。
ところで、上記実施の形態では、断面略正三角形又は二等辺三角形のテーパ部材18として開示したが、例えば、図3に示すように、その先端を端面とすることによって面圧を調整するように構成した傾斜面28a,28bを有するテーパ部材28とても良いし、図4に示すように、傾斜面38a,38bを有するとともにスリーブ13の内周壁13a並びに配管14の外周壁14aに当接する断面五角形としてシール性を確保したテーパ部材38としても良い。この際、テーパ部材38のスリーブ13の内周壁13a並びに配管14の外周壁14aと当接する部位にOリング等のシール用のリング部材19を設けることができる。
さらに、図5に示すように、屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつスリーブ13の内周壁13a又は配管14の外周壁14aのうち、外周壁14aに対面する傾斜面48aを備えたテーパ部材48としても良い。
この際、テーパ部材48は、傾斜面48aに対して内周壁13aに接する圧接面48bと、圧接面48bに設けられたOリング等のシール用のリング部材19と、を設けることができる。これにより、テーパ部材48は、傾斜面48aにより充填シール材17を外周壁14aに向けて案内するとともに、その圧力によって圧接面48bを内周壁13aに向けて圧接させる。したがって、テーパ部材48は、傾斜面48aにより充填シール材17による面圧を高く確保すると当時に、テーパ部材48(圧接面48b)による面圧も同時に増大させることができる。また、これらの充填シール材17及びテーパ部材48の面圧を高くするには、図6に示すように、壁部11の軸線方向に沿って長いテーパ部材58をしても良い。なお、図7に示すように、傾斜面68aと、外周壁14aに接するOリング等のシール用のリング部材19を有する圧接面68bとの関係を、傾斜面48aと圧接面48bとは逆となるテーパ部材68とすることも可能である。
このように、本発明のシール構造にあっては、充填シール材17が貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間に充填され、閉塞部16が充填シール材17の屋内側の端面を固定し、充填シール材17の屋外側からの外力によって屋内側の一部を少なくとも貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの何れか一方に移動させることでその一部付近と貫通孔12の内周壁13a及び配管14の外周壁14aとの面圧を高くするテーパ部材18が閉塞部16に固定されている。これにより、屋外側から水圧を充填シール材17が受けると、その水圧によって充填シール材17の屋内側の一部がテーパ部材18に案内されて移動し、その一部の移動によって面圧を高くすることができる。
また、本発明のシール構造は、テーパ部材18の表面には充填シール材17と接着しない非接着剤が設けられていることにより、充填シール材17の移動を容易に行うことができる。
さらに、本発明のシール構造は、テーパ部材18は、屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの何れか一方に対面する傾斜面18aを備えている。したがって、テーパ部材18が屋内側から屋外側に向って断面先細りとされるとともに貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの何れか一方に対面する傾斜面18aが形成されていることにより、充填シール材17を円滑に移動させることができる。
また、本発明のシール構造は、テーパ部材18は、傾斜面18aに対して貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの他方に位置してその他方に接する圧接面18bと、圧接面18bに設けられたシール用のリング部材19と、を備えている。したがって、傾斜面18aに対して貫通孔12の内周壁13a又は配管14の外周壁14aの他方に位置する圧接面18bがその他方に接するとともに、シール用のリング部材19が圧接面18bに設けられていることにより、充填シール材17を傾斜面18aで案内する際の荷重によって圧接面18bと他方との面圧が増すと同時にリング部材19のシール性を向上することができる。
また、本発明のシール構造は、テーパ部材18は、屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとに対面する一対の傾斜面18aを備えている。したがって、テーパ部材18が屋内側から屋外側に向って断面先細りとされるとともに貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとに対面する一対の傾斜面18aが形成されていることにより、充填シール材17を貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの両方に移動させて面圧を高くすることができる。
また、本発明のシール構造は、テーパ部材18の屋外側の先端は貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間の中間に位置している。したがって、貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの間の中間にテーパ部材18の屋外側の先端が位置していることにより、充填シール材17を貫通孔12の内周壁13aと配管14の外周壁14aとの両方に均等に移動させて面圧を均一に高くすることができる。
11…壁面
12…貫通孔
13…スリーブ
13a…内周壁(貫通孔の内周壁)
14…配管
15…閉塞部(屋外側)
16…閉塞部(屋内側)
17…充填シール材
18…テーパ部材
18a…傾斜面
18b…傾斜面
19…リング部材

Claims (6)

  1. 屋外側の表面から屋内側の裏面に向かって貫通孔が形成された壁部と、
    前記貫通孔に挿通される配管と、
    前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間に設けられてこれら両者間の水密性を確保するシール部とを備え、
    前記シール部は、
    前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間に充填された充填シール材と、
    前記充填シール材の屋内側の端面を固定する固定部材と、
    前記固定部材に固定されて前記充填シール材の屋外側からの外力によって屋内側の一部を少なくとも前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の何れか一方に移動させることでその一部付近と前記貫通孔の内周壁及び前記配管の外周壁との面圧を高くするテーパ部材と、
    を備えることを特徴とするシール構造。
  2. 請求項1に記載のシール構造において、
    前記テーパ部材の表面には前記充填シール材と接着しない非接着剤が設けられている
    ことを特徴とするシール構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシール構造において、
    前記テーパ部材は、
    屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の何れか一方に対面する傾斜面を備えている
    ことを特徴とするシール構造。
  4. 請求項3に記載のシール構造において、
    前記テーパ部材は、
    前記傾斜面に対して前記貫通孔の内周壁又は前記配管の外周壁の他方に位置してその他方に接する圧接面と、
    前記圧接面に設けられたシール用のリング部材と、
    を備えていることを特徴とするシール構造。
  5. 請求項1又は請求項2に記載のシール構造において、
    前記テーパ部材は、
    屋内側から屋外側に向って断面が先細りでありかつ前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁とに対面する一対の傾斜面を備えている
    ことを特徴とするシール構造。
  6. 請求項5に記載のシール構造において、
    前記テーパ部材の屋外側の先端は前記貫通孔の内周壁と前記配管の外周壁との間の中間に位置している
    ことを特徴とするシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018028337A (ja) * 2016-08-16 2018-02-22 フジモリ産業株式会社 隙間閉塞構造及び閉塞部材
JP2019143676A (ja) * 2018-02-19 2019-08-29 三菱重工業株式会社 シール装置

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