JP6022905B2 - 電子キーシステム - Google Patents

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Description

この発明は、電子キーシステムに関する。
従来、たとえば特許文献1に記載される電子キーシステムが知られている。このシステムは、車両と携帯機との間の無線通信を通じてドアをアンロックしたり、エンジンの始動を許可したりする。当該システムでは、ドアがアンロックされた後にたとえば車両のドアが開けられると、携帯機との間でスマート通信とバックアップ通信とを一定期間だけ交互に繰り返して実行する。
スマート通信は、車両と携帯機との間で通常行われる通信である。すなわち、車両は応答要求を送信し、携帯機は内蔵された電池の電力を使用して応答要求に対して応答する。
バックアップ通信は、携帯機の電池が消耗していることを想定して行われる通信である。バックアップ通信時、携帯機はトランスポンダ方式、すなわち車両から送信される電波を動作電力として駆動して、車両からの応答要求に対して応答する。
そして、スマート通信またはバックアップ通信が成立したとき、エンジンの始動が許可される。この状態で、運転席近傍のエンジンスイッチが操作されると、エンジンが始動される。
なお、スマート通信時には単にエンジンスイッチを操作するだけでよい。これに対し、バックアップ通信時には携帯機をエンジンスイッチに近づけた状態でエンジンスイッチを操作する必要がある。これは、エンジンスイッチに設けられたコイルから携帯機を駆動させるための電波が送信されるからである。
特開2006−37493号公報
上記システムによれば、確かに携帯機の電池が消耗している場合であれ、携帯機をエンジンスイッチに近づけるだけで、バックアップ通信を通じてエンジンの始動が許可される。
しかし、上記システムでは、たとえばドアが開けられた後、スマート通信、バックアップ通信の順に実施する。すなわち、スマート通信を試みたとき携帯機からの応答がなかったとき、バックアップ通信を行う。このため、携帯機の電池が消耗しているときには、スマート通信の成否の結果を待ち、このスマート通信が成立しない旨判断された後に、バックアップ通信が実行される。このため、通常のスマート通信を通じたエンジンの始動許可に比べて、バックアップ通信を通じたエンジンの始動許可には時間がかかる。すなわち、通常通信時に比べて、非常通信時の応答性は悪い。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジンスイッチを操作する際、通常通信時の応答性を維持しつつ、非常通信時の応答性を向上させることができる電子キーシステムを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
上記課題を解決する電子キーシステムは、車両電源を切り替える操作部が操作される前に電子キーが車内に存在することを確かめるため、特定の事象を契機として一定時間だけ行われる電子キーとの第1の無線通信を通じたID照合と、前記第1の無線通信が成立しないときのバックアップ通信である第2の無線通信を通じたID照合とを実行する車載制御装置を備え、前記車載制御装置は、前記ID照合が成立したとき前記操作部の操作を許可する一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作されたとき前記ID照合を再度実行する電子キーシステムにおいて、前記車載制御装置は、前記第1の無線通信を通じたID照合の成否の履歴を保持する記憶部を備え、前記一定時間が経過した後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に保持された履歴に基づき、再度のID照合を第1および第2の無線通信のいずれで行うかを選択するにあたり、前記車載制御装置は、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記再度のID照合を前記第1の無線通信で行う一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記再度のID照合を前記第2の無線通信で行うことを前提に、前記車載制御装置は、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記第1の無線通信による前記再度のID照合のみを行う一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記第2の無線通信による前記再度のID照合のみを行う
一定時間経過後に操作部が操作された際、たとえば第1および第2の無線通信によるID照合を順番に試みることも考えられる。この場合、事前の一定時間内に行われた第1の無線通信によるID照合が不成立であるときには、再度のID照合も不成立となる。この後、第2の無線通信によるID照合が行われる。すなわち、第1の無線通信によるID照合の成否の結果を待ってから、第2の無線通信によるID照合を実行することになる。このように、何らかの原因で第1の無線通信を通じたID照合が成立しない状況にある場合、再度のID照合に時間を要する。
この点、本構成によれば、一定時間経過後に操作部が操作された際、記憶部に記憶された履歴に基づき、再度のID照合を第1および第2の無線通信のいずれで行うかが選択される。このため、前述したように第1および第2の無線通信によるID照合を順番に試みる場合に比べて、再度のID照合が迅速に行われる。従って、一定時間経過後に操作部が操作された際の応答性を向上させることができる。また、ユーザが煩わしさを感じにくくなる。
そして、上記のように選択するにあたり、事前の一定時間内における第1の無線通信を通じたID照合が成立しているときには、正規の電子キーが車内に存在している、あるいは存在していたということである。また、電子キーは正常に第1の無線通信を行うことができる蓋然性も高い。このため、履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるときには、第1の無線通信を通じて再度のID照合を行えばよい。
一方、事前の一定時間内における第1の無線通信を通じたID照合が不成立であるときには、何らかの原因により第1の無線通信が阻害されているおそれがある。このため、履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるときには、第2の無線通信を通じて再度のID照合を行うことが好ましい。
また、こうしたことを前提に、履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるときには、第1の無線通信による再度のID照合のみが行われる一方、履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるときには、第2の無線通信による再度のID照合のみが行われる。これにより、いずれの通信時にも応答性がよい。
上記電子キーシステムについて、前記車載制御装置は、前記一定時間内に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記操作部の操作を許可することが好ましい。
この構成によれば、一定時間経過内に操作部が操作された場合に、第1の無線通信によるID照合が成立したときには即時に操作部の操作が許可される。よって、操作部が操作された際の照合の時間を短縮できる。
上記の電子キーシステムについて、前記車載制御装置は、前記一定時間内に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記第2の無線通信で前記ID照合を行うことが好ましい。
一定時間が経過する前に操作部が操作されることもある。この場合において、履歴が第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるときには、第1の無線通信が成立しないときのバックアップ通信である第2の無線通信を通じて電子キーのID照合を行うことが可能である。
本発明によれば、エンジンスイッチを操作する際、通常通信時の応答性を維持しつつ、非常通信時の応答性を向上させることができる。
一実施形態の電子キーシステムの構成を示すブロック図。 同実施形態における電子キーシステムの通常操作時のタイミングチャート。 同実施形態における電子キーシステムのエマージェンシー操作時のタイミングチャート。 同実施形態における電子キーシステムの通常時およびエマージェンシー操作時に実施される照合の一覧を示す図。
以下、図1〜図4を参照して電子キーシステムを具体化した一実施形態を説明する。
<システムの構成>
図1に示すように、車両1には、車両1と電子キー2との間の双方向通信により電子キー2を認証する電子キーシステム3が設けられている。
電子キー2は、基本的には内蔵される電池(図示略)の電力を使用して動作する。電子キー2には、電子キー2の通信動作を管理するキー制御部21が設けられている。キー制御部21のメモリ21aには、電子キーIDが登録されている。キー制御部21には、LF(Low Frequency)帯の電波を受信するLF受信22と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を送信するUHF送信23と、トランスポンダ24とが接続されている。LF受信22、UHF送信23およびトランスポンダ24は、それぞれキー制御部21と接続されている。また、LF受信22は、LF受信アンテナ22に、UHF送信23は、UHF送信アンテナ23に接続されている。
トランスポンダ24は、コイル及びICチップ等からなるとともに、後述する車両1のイモビライザー通信機12aから送信される駆動信号を受けたときにコイルに生じる誘起電力を使用して駆動する。すなわち、トランスポンダ24は、この誘起電力に基づき、電子キーIDを含むトランスポンダ応答信号StをLF帯の無線信号としてイモビライザー通信機12aに送信する。
車両1には、照合ECU11と、ドアの開閉状態を認識するとともに車載電装品の電源を管理するボディECU13と、エンジン15の始動等を含むエンジン制御を行うエンジンECU14とが設けられ、これらは車内のバス16を介して相互に接続されている。また、車両1には、イグニッションノブ12が設けられている。なお、照合ECU11は、「車載制御装置」に、イグニッションノブ12は、車両電源の切り替え時に操作される「操作部」に相当する。
イグニッションノブ12は、ロータリー式のノブスイッチである。イグニッションノブ12には、イモビライザー通信機12aと、ノブロックECU12bと、ノブ部12dとが設けられている。イモビライザー通信機12aおよびノブロックECU12bは、それぞれ照合ECU11に接続されている。また、ノブロックECU12bは、ロック装置12cに接続されている。
イモビライザー通信機12は、電子キー2のトランスポンダ24との間でイモビライ
ザー通信(LF通信)が可能である。イモビライザー通信機12は、トランスポンダ2
4を駆動させるための電波をイグニッションノブ12(正確には、運転席に露出するノブ12d)の周辺に送信する。
ノブロックECU12bは、ロック装置12cの制御を通じてイグニッションノブ12を施錠または解錠する。イグニッションノブ12は、ユーザにより操作される部分である。
照合ECU11には、LF帯の電波を車両の周辺に送信する車外LF送信機18と、同じくLF帯の電波を車室内に送信する車内LF送信機17と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信するUHF受信機19とが接続されている。
照合ECU11は、不発揮性のメモリ11aと、事前照合実行部11bと、事前照合履歴保持部11cと、一定時間経過監視部11dと、事前照合方式選択部11eとを有している。
メモリ11aには、電子キーIDが登録されている。
事前照合実行部11bは、電子キー2との間の無線通信を通じて電子キー2が車内にあるかどうかを判定するための事前照合を行う。
事前照合履歴保持部11cは、事前照合実行部11bによる事前照合の履歴をメモリ11aに一時的に記憶させる。メモリ11aは、「記憶部」に相当する。
一定時間経過監視部11dは、ドアの開閉から一定時間を経過しているか否かを監視する。一定時間経過監視部11dは、自身の監視結果がメモリ11aに記憶されている時間閾値を超えているか否かにより、ドア開閉から一定時間内であるか否かを判定する。
事前照合方式選択部11eは、事前照合実行部11bにおいて事前照合を行う際の照合方式を選択する。
車両1と電子キー2との間では、スマート通信(LF−UHF通信)によって電子キーIDの照合(スマート照合)が実施される。
すなわち車両駐車時、照合ECU11は車外LF送信機18を通じてLF帯の無線信号であるリクエスト信号Srqを車外に送信する。照合ECU11は、リクエスト信号Srqに応答して電子キー2から送信されるID信号Sidを受信し、この受信されるID信号Sidに含まれる電子キーIDとメモリ11aに登録されている電子キーIDとの照合(車外スマート照合)を実施する。照合ECU11は、車外スマート照合が成立したとき、ボディECU13を通じてドアの解錠を許可、あるいは解錠を実行する。
また、照合ECU11はボディECU13を通じてドアの開閉が検出されると今度は、車内LF送信機17を通じてリクエスト信号Srqを車室内に送信し、車外と同様に車内スマート照合を実施する。このときのスマート照合が前述した事前照合である。照合ECU11は、車内スマート照合、すなわち事前照合が成立したとき、車内に電子キー2が存在しているとして、エンジンECU14を通じてエンジン15の始動を許可する。また、事前照合が成立したとき、照合ECU11は、ノブロックECU12bを通じてロック装置12cを動作させることにより、イグニッションノブ12を解錠する。この状態で、イグニッションノブ12(正確には、ノブ部12d)が操作されると、照合ECU11はエンジンECU14を通じてエンジン15を始動させる。なお、事前照合は、「第1の無線通信を通じたID照合」に相当する。
さらに、車両1と電子キー2間では、イモビライザー通信(通信距離:10cm程度)による電子キーIDの照合(トランスポンダ照合)も実施される。なお、トランスポンダ照合は、「第2の無線通信通じたID照合」に相当する。
このイモビライザー通信は、イモビライザー通信機12aから送信される電力電波を電子キー2の電源とする通信である。このため、電子キー2を電源レスで動作させることが可能である。なお、トランスポンダ照合は、電子キー2の電池が消耗したときなどの非常時に行われることを想定している。
次に、通常操作時およびエマージェンシー操作時における車内での電子キー2の認証処理について説明する。なお、通常操作とは、電子キー2の電池が十分であるときのイグニッションノブ12を通じたエンジン15の始動操作である。エマージェンシー操作とは、電子キー2の電池が消耗しているときのイグニッションノブ12を通じたエンジン15の始動操作である。
<通常操作時>
まず、通常操作時における車内での電子キー2の認証処理について説明する。
図2に示すように、また前述したように、事前照合は、車外スマート照合が成立した後、ドアの開閉が検出されることを契機として実行される。
事前照合実行部11bは、ドアの開閉から一定時間が経過するまでの間、繰り返し事前照合を行う。この一連の事前照合のうち、いずれかが成立すると、事前照合履歴保持部11cは、事前照合履歴を「OK」とし、当該事前照合履歴をメモリ11aに一時的に記憶させる。この事前照合履歴は、車両1の電源がオフにならない限り、メモリ11aに保持される。また前述したように、事前照合が成立したとき、照合ECU11は、エンジン15の始動を許可するとともに、ロック装置12cを通じてイグニッションノブ12を解錠する。この状態で、イグニッションノブ12が操作されると、エンジン15が始動される。
ここで、事前照合が成立した場合であれ、一定時間内にイグニッションノブ12が操作されないこともある。この場合、照合ECU11は、ノブロックECU12bを通じてイグニッションノブ12を再び施錠する。このため、一定時間が経過した後に、イグニッションノブ12が操作されたとき、照合ECU11は、再び電子キー2の認証を行う。
すなわち、一定時間経過後にイグニッションノブ12が操作されたとき、事前照合方式選択部11eは、メモリ11aに記憶された事前照合履歴に基づき電子キーIDの照合方式を選択する。すなわち、事前照合方式選択部11eは、事前照合履歴が「OK」である場合、通常操作が行われるとして、イグニッションノブ12の操作時の照合方式として車内スマート照合を選択する。照合ECU11は、車内スマート照合が成立したとき、ノブロックECU12bを通じてイグニッションノブ12を解錠する。すなわち、イグニッションノブ12の操作が許可される。
<エマージェンシー操作>
次に、エマージェンシー操作時における車内での電子キー2の認証処理について説明する。
前述したように、エマージェンシー操作は電子キー2の電池が消耗しているときなどに行われる。このため、図3に示すように、一定時間内に事前照合が成立することはない。このとき、事前照合履歴保持部11cは、事前照合履歴を「NG」とし、当該事前照合履歴をメモリ11aに一時的に記憶させる。この事前照合履歴は、車両1の電源がオフにならない限り、メモリ11aに保持される。
一定時間内または一定時間が経過した後に、イグニッションノブ12が操作されたとき、照合ECU11は、再び電子キー2の認証を行う。すなわち、事前照合方式選択部11eは、メモリ11aに記憶された事前照合履歴に基づき電子キーIDの照合方式を選択する。すなわち、事前照合方式選択部11eは、事前照合履歴が「NG」である場合、エマージェンシー操作が行われるとして、イグニッションノブ12の操作時の照合方式としてトランスポンダ照合を選択する。照合ECU11は、トランスポンダ照合が成立したとき、ノブロックECU12bを通じてイグニッションノブ12を解錠する。すなわち、イグニッションノブ12の操作が許可される。
このように、イグニッションノブ12が操作されたとき、事前照合方式選択部11eにより選択される電子キーIDの照合方式は、事前照合の実施状態および事前照合履歴によって異なる。
すなわち、図4に示すように、事前照合実施中(ドアの開閉から一定時間内)にイグニッションノブ12が操作されたとき、事前照合履歴が「OK」であれば、イグニッションノブ12が操作されたときの照合は行われない。
また、ドアの開閉から一定時間経過後にイグニッションノブ12が操作されたとき、事前照合履歴が「OK」であれば、車内スマート照合が選択される。イグニッションノブ12が操作されたとき、即時に車内スマート照合のみが実施されることにより、通常操作時の応答性がよい。
一方、事前照合履歴が「NG」であれば、事前照合実施中(一定時間内)であるかどうかに関係なく、イグニッションノブ12が操作されたときの照合は、常にトランスポンダ照合が選択される。イグニッションノブ12が操作されたとき、即時にトランスポンダ照合のみが実施されることにより、エマージェンシー操作時の応答性がよい。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)事前照合方式選択部11eは、一定時間経過監視部11dの監視結果および事前照合履歴保持部11cの事前照合履歴に基づき、イグニッションノブ12が操作されたときの電子キーIDの照合方式を選択する。これにより、通常操作時の応答性を維持しつつ、エマージェンシー操作時の電子キー2の応答性を改善することができる。すなわち、従来の操作部(エンジンスイッチ)が操作された際の照合方法、すなわちスマート照合の結果を待ってからバックアップ照合を実施する方法に比べて、応答性を向上させることができる。また、エマージェンシー操作時の応答性が向上したため、ユーザが煩わしさを感じにくくなる。
(2)事前照合履歴保持部11cにより事前照合の履歴を一定時間経過後においても保持する。これにより、事前照合履歴に基づき、事前照合方式選択部11eは、イグニッションノブ12が操作されたときの電子キーIDの照合方式を即時に選択することができる。よって、イグニッションノブ12が操作されたときの電子キーIDの照合時間を短縮できる。
<他の実施の形態>
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・本例では、一定時間経過後にイグニッションノブ12が操作された場合、事前照合の履歴が「OK」であるときの電子キーIDの照合方式は、車内スマート照合としているが、この車内スマート照合は行わなくてもよい。この場合、事前照合履歴を基に判定する。すなわち、照合ECU11は、事前照合履歴が「OK」であることを認識すると、イグニッションノブ12が操作されたときの照合を実施せずに、ノブロックECU12bを通じてイグニッションノブ12のロックを解錠する。一方、照合ECU11は、事前照合履歴が「NG」であることを認識すると、イグニッションノブ12が操作されたときの照合としてトラポン照合を実施する。これにより、本実施形態の(1),(2)と同様な効果が得られる。また、照合ECU11は、イグニッションノブ12が操作されたときの照合は、事前照合履歴が「NG」のときのみ実施するため、通常操作時の応答性をさらに向上することができる。
・本例において事前照合履歴の更新は、常に最新の照合結果で履歴を更新してもよい。
・本例において、一定時間内に照合が成立したとき、その照合結果を事前照合履歴として保持し、その後の一定時間内における車内スマート照合を行わないようにしてもよい。従って、本実施形態の(1),(2)と同様な効果が得られる。
・本例での一定時間、正確にはメモリ11aに記憶されている時間閾値は、適宜に変更してもよい。
・バックアップ照合機能は、トラポンに代えて、他の近距離無線通信システムに変更してもよい。たとえば、NFC通信、赤外線、TransferJetにしてもよい。この場合、たとえば電子キー2の電池はあるが、何らかの原因でスマート照合をできないときに対応することができる。
・イグニッションノブ12は、ロータリー式スイッチではなく、たとえばッシュ式スイッチにしてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に追記する。
(イ)前記車載制御装置は、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記再度のID照合を行うことなく前記操作部の操作を許可すること。
この構成によれば、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、再度のID照合が行われない。このため、操作部が操作された際の照合の時間をさらに短縮することができる。
1…車両、2…電子キー、3…電子キーシステム、11b…事前照合実行部、11c…事前照合履歴保持部、11d…一定時間経過監視部、11…事前照合方式選択部。

Claims (3)

  1. 車両電源を切り替える操作部が操作される前に電子キーが車内に存在することを確かめるため、特定の事象を契機として一定時間だけ行われる電子キーとの第1の無線通信を通じたID照合と、前記第1の無線通信が成立しないときのバックアップ通信である第2の無線通信を通じたID照合とを実行する車載制御装置を備え、
    前記車載制御装置は、前記ID照合が成立したとき前記操作部の操作を許可する一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作されたとき前記ID照合を再度実行する電子キーシステムにおいて、
    前記車載制御装置は、前記第1の無線通信を通じたID照合の成否の履歴を保持する記憶部を備え、前記一定時間が経過した後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に保持された履歴に基づき、再度のID照合を第1および第2の無線通信のいずれで行うかを選択するにあたり、
    前記車載制御装置は、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記再度のID照合を前記第1の無線通信で行う一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記再度のID照合を前記第2の無線通信で行うことを前提に、
    前記車載制御装置は、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記第1の無線通信による前記再度のID照合のみを行う一方、前記一定時間経過後に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記第2の無線通信による前記再度のID照合のみを行うことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記車載制御装置は、前記一定時間内に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合成立を示すものであるとき、前記操作部の操作を許可する電子キーシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記車載制御装置は、前記一定時間内に前記操作部が操作された際、前記記憶部に記憶された履歴が前記第1の無線通信を通じたID照合不成立を示すものであるとき、前記第2の無線通信で前記ID照合を行う電子キーシステム。
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