JP6022776B2 - サッシ - Google Patents
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Description
ここで「フレーム」には、窓枠を構成する上枠、下枠及び竪枠の他、方立や無目、障子の框等が含まれる。断熱性のフレームとしては、例えば全体を樹脂等の非金属で形成したもの、樹脂等の非金属とアルミ等の金属を組合わせたものとすることができる。伝熱部と抵抗付与部は、別々に設けることもできるが、伝熱部が抵抗付与部を兼ねるものとすることもできる。
また、住宅には公知の冷暖房設備を備え、冷暖房設備により室内の気温を20℃前後の快適な温度に保っている。図5は、冷暖房設備としてヒートポンプ17を採用した場合を示している。ヒートポンプ17は、室内側ユニット17aと室外側ユニット17bとを備え、内蔵する熱交換器と冷媒回路により室内外の空気間で熱交換を行い、室内側ユニット17aの送風口17cより冬季には温風を、夏季には冷風を室内に噴き出す。なおヒートポンプ17は、冬季には送風機15から排出される室内の空気をダクト18を通して室外側ユニット17bに送り、その空気から熱を回収することで、暖房コストを節約できるようにしている。
上枠2は、図1に示すように、アルミニウム合金の押出形材よりなる室外側枠材20と室内側枠材21とを、樹脂製の断熱材22,22にかしめ連結した構造になっており、断熱材22により室内外の熱の伝達を防いでいる。室外側枠材20は、室外側壁と室内側壁に開口23a,23bを設けてあり、室外側壁の開口23aは、雨や強風が吹き込むのを防ぐためにカバー24を取付けて覆ってある。断熱材22,22間には、抵抗付与部としてのポーラス材6が埋め込んである。ポーラス材6としては、グラスウールを用いている。
室内側枠材21は、内周側に凹部25を形成し、凹部25に換気ユニット26が取付けてあり、室外側壁と内周側壁とに開口23c,23dを形成し、室外側から導入された空気を換気ユニット26の排気口26aよりガラス板19に沿うように噴き出すようにしている。このように通気路5を内周側に曲げ、且つ換気ユニット26に空気を通過させることで、通気路5の室内側を長く複雑化している。なお、室内側上枠材21の通気路5に面した壁21a,21b,21c全体が、通気路5を通過する空気に室内の熱を伝達する伝熱部に相等する。また換気ユニット26は、抵抗付与部及び伝熱部として機能する。換気ユニット26内には、排気口26aを開閉する蓋27を有している。図1は、蓋27が開いた状態を示しており、台風などの強風時には、図示しない操作部を操作することで蓋27を排気口26aに密着させ、排気口26aを塞ぐことができる。
本実施形態によれば、第1・第2実施形態と同様に、通気路5を流れる空気にフレームの熱を伝えることで、空気の流入する方向とは逆方向の熱輸送が妨げられることによる断熱効果により、フレームの熱貫流率をほぼゼロにできることに加え、風の強さに応じて室内に流入する空気の量を自動的に調節でき、また台風などの強風時には排気口26aを自動的に閉鎖して、冷気が室内に流入するのを防止できる。
図9(b)は、本発明のサッシのフレーム7の第5実施形態を示している。フレーム7は、室外側の部分7aが樹脂製で、室内側の部分7bがアルミニウム合金製となっており、室内側の部分7bには室内の熱を吸収しやすいようにフランジ部33が設けてある。フレーム7内部には、第4実施形態と同様に複数のフィン8,8,…が設けてある。本実施形態は、フレーム7の室内側の部分7bをアルミニウム合金製としたことで、通気路5内を通過する空気に対してフィン8からの伝熱が促進される。
図9(c)は、本発明のサッシのフレーム7の第6実施形態を示している。フレーム7は、室外側の部分7aと室内側の部分7bがアルミニウム合金製となっており、中間部7cが樹脂製となっている。室外側と室内側のアルミニウム合金製の部分7a,7bの内部にはフィン8が設けてあり、中間の樹脂製の部分7cにはポーラス材6が埋め込んである。本実施形態によれば、中間部7cに埋め込んだポーラス材6により通気路5内を通過する空気の流速が抑えられ、その後にアルミニウム合金製の室内側の部分7bの通気路5内壁とフィン8とから効率よく熱が伝達されるため、空気の流入する方向とは逆方向の熱輸送が妨げられることによる断熱効果をより一層高められる。
図9(d)は、本発明のサッシのフレーム7の第7実施形態を示しており、フレーム7は樹脂で形成され、フレーム7内にはアルミ製のパンチングパネル9,9,…が室内外方向に間隔をおいて配置されている。本実施形態では、パンチングパネル9が伝熱部と抵抗付与部の両方の役割を担い、空気が室外側からパンチングパネル9を順次通過する間に流速が次第に抑えられると同時に、パンチングパネル9から熱が伝達され、室温付近に暖められて室内に流入する。パンチングパネル9は、隣接するもので孔9aの位置をずらしたり、孔9aの大きさや開口率を異ならせたりすることで、抵抗の強さを簡便に調節できる。
図9(e)は、本発明のサッシのフレーム7の第8実施形態を示している。フレーム7は、室外側の部分7aと室内側の部分7bがアルミニウム合金製となっており、中間部7cが樹脂製となっており、室内側の部分7cには室内の熱を吸収しやすいようにフランジ部33が設けてある。フレーム7内部には、第7実施形態と同様にパンチングパネル9,9,…が室内外方向に間隔をおいて配置してある。本実施形態は、フレーム7の室内側の部分7bをアルミニウム合金製としたことで、通気路5内を通過する空気に対してパンチングパネル9からの伝熱が促進される。
図9(f)は、本発明のサッシのフレーム7の第9実施形態を示している。フレーム7は、室外側の部分7aと室内側の部分7bがアルミニウム合金製となっており、中間部7cが樹脂製となっている。室外側と室内側のアルミニウム合金製の部分7a,7bの内部にはフィン8が設けてあり、さらに室内側の部分7bの内部にパンチングパネル9を設けてある。中間の樹脂製の部分7cにはポーラス材6が埋め込んである。本実施形態によれば、中間部に埋め込んだポーラス材6により通気路5内を通過する空気の流速が抑えられ、その後にアルミニウム合金製の室内側の部分7bの通気路5内壁とフィン8及びパンチングパネル9とから効率よく熱が伝達されるため、空気の流入する方向とは逆方向の熱輸送が妨げられることによる断熱効果をより一層高められる。
上枠2と下枠3と竪枠4は、アルミニウム合金の押出形材よりなる室外側枠材20と室内側枠材21を樹脂製の断熱材22で連結して構成してあり、内部に室内外に連通する通気路5が形成され、断熱材22,22間にポーラス材6が埋め込んである。空気の吹き出し口36は、内周側に向けて開口している。空気の取り込み口37は室外側に向けて開口し、雨が入らないようにカバー24で覆ってある。
冬期など、内外温度差が大きい場合、窓の上下で圧力差がつき、上枠部で温度差換気による逆流が生じるおそれがある。また、外部風による窓面の風圧は大きく異ならないが、風の乱れなどにより窓枠の場所により圧力差が生じ、逆流が起きるおそれがある。本実施形態のように、枠の逆流が起きやすい箇所の室外側に適宜ポーラス材48を埋め込んで抵抗を与えることで、圧力差による逆流を防止することができる。これにより四周の枠から均一に空気を取り込むことが可能になり、室内外気圧差が過度に大きくなり過ぎず、ドアの開閉などに支障をきたすこともない。
2 上枠(フレーム)
3 下枠(フレーム)
4 竪枠(フレーム)
5 通気路
6 ポーラス材(抵抗付与部)
7 フレーム
8 フィン(伝熱部兼抵抗付与部)
9 パンチングパネル(伝熱部兼抵抗付与部)
20 室外側枠材(フレームの金属製の部分)
21 室内側枠材(フレームの金属製の部分)
22 断熱材(フレームの非金属製の部分)
21a,21b,21c 室内側枠材の通気路に面した壁(伝熱部)
26 換気ユニット(伝熱部兼抵抗付与部)
27,31 蓋
29 風量調整羽根(蓋)
48 ポーラス材(抵抗付与部)
Claims (4)
- 断熱性のフレームを備え、断熱性のフレームは、室内外に連通する通気路と、通気路を流れる空気に熱を伝達する伝熱部と、通気路を流れる空気に抵抗を与える抵抗付与部とを有し、室内に面する部分と室外に面する部分が金属製であり、室内に面する金属製の部分と室外に面する金属製の部分を断熱材で連結してあり、抵抗付与部が室内に面する金属製の部分よりも室外側に位置することを特徴とするサッシ。
- 断熱性のフレームを備え、断熱性のフレームは、室内外に連通する通気路と、通気路を流れる空気に熱を伝達する伝熱部と、通気路を流れる空気に抵抗を与える抵抗付与部とを有し、室内に面する部分が金属製であり、室外に面する部分が非金属製であり、抵抗付与部が室内に面する金属製の部分よりも室外側に位置することを特徴とするサッシ。
- 断熱性のフレームを備え、断熱性のフレームは、室内外に連通する通気路と、通気路を流れる空気に熱を伝達する伝熱部と、通気路を流れる空気に抵抗を与える抵抗付与部とを有し、室内側が金属製であり、室内外方向の中間部が非金属製であり、抵抗付与部が、フレームの室内側の金属製の部分よりも室外側に設けてあることを特徴とするサッシ。
- 断熱性のフレームを備え、断熱性のフレームは、室内外に連通する通気路と、通気路を流れる空気に熱を伝達する伝熱部と、通気路を流れる空気に抵抗を与える抵抗付与部とを有し、室内側が金属製であり、室外側または室内外方向の中間部が非金属製であり、フレームの室内側の金属製の部分に伝熱部が設けてあり、伝熱部よりも室外側に抵抗付与部が設けてあることを特徴とするサッシ。
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