JP6021845B2 - ガスコンロ - Google Patents

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Description

本発明は、鍋底温度センサの検知温度に基づいて調理状態を判定し、その判定結果に応じてバーナの火力を自動調整する機能を備えたガスコンロに関する。
従来のガスコンロにおいて、調理容器がバーナ上方の所定の加熱位置に載置されていない「鍋なし」の状態であるか否かを検知する鍋検知センサを備え、加熱調理中に「鍋なし」の状態になった場合には、バーナの火力を絞るように構成されたものが知られている。また、バーナの上方に載置された鍋やフライパン等の調理容器の温度を検知する鍋底温度センサを備え、鍋底温度センサの検知温度の変化に基づいて水容量や油量、沸騰、調理物の焦げ付きなど調理容器の状態(調理状態)を判定し、その判定結果に応じてバーナの火力を調整するように構成されたものも知られている(例えば、特許文献1から3参照)。
特開平8−86445号公報 特開2006−112647号公報 特開2006−112649号公報
しかしながら、上記従来のガスコンロでは、調理状態を判定すべく鍋底温度センサの検知温度の変化を監視している間に、調理容器が加熱位置から外された場合は、鍋底温度センサが調理容器の温度を検知していないにもかかわらず、そのときの検知温度の変化も含まれた情報に基づいて上記調理状態の判定処理がなされる。例えば、湯沸しを行っているときに、鍋検知センサで「鍋なし」が検知されてバーナの火力が絞られると、鍋底温度センサがバーナの炎に炙られて、急激に検知温度が上昇する。一方、油を加熱している場合には、鍋底温度センサの検知温度が低下する。そのため、判定結果にばらつきを生じ、正確にバーナが火力調整されない可能性があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、調理状態に応じてバーナの火力を自動調整する機能を備えたガスコンロにおいて、調理状態の判定精度を高め、バーナの火力調整の正確性の向上を図ることにある。
本発明は、コンロ本体の所定の加熱位置に配置された調理容器を加熱するバーナと、前記調理容器の温度を検知する鍋底温度センサと、調理容器が前記加熱位置に配置されているか否かを検知する鍋検知センサと、鍋底温度センサの検知温度の変化に基づいて調理状態を判定する調理状態判定部と、調理状態の判定結果に応じてバーナの火力を調整する火力調整制御部とを備えたガスコンロであって、前記調理状態の判定中に、加熱位置に調理容器が配置されていない鍋なしの状態になった場合は、調理状態の判定を中断し、調理状態の判定中に鍋なしの状態になってから再び加熱位置に調理容器が配置された鍋ありの状態に戻った場合に、前記鍋ありの状態に戻るまでの判定中断時間が所定時間未満であれば、調理状態の判定を中断したときの続きから調理状態の判定を再開し、前記判定中断時間が所定時間以上であれば、新たに調理状態の判定を実行し直す制御構成としたものである。
このものでは、加熱調理中の調理容器の状態を判定すべく鍋底温度センサの検知温度の変化を監視しているときに、調理容器が加熱位置から外されて鍋なしの状態になった場合は、検知温度の変化の監視を中断する。即ち、鍋底温度センサが調理容器の温度を検知していないときの温度変化情報を除き、実際に調理容器の温度が鍋底温度センサによって検知されているときの温度変化情報に基づいて調理状態が判定される。従って、調理状態の判定結果にばらつきが生じ難い。
加熱調理中に調理容器が加熱位置から外された時間が長いと、その分、再び調理容器が加熱位置に配置された時点での実際の調理容器の温度と鍋底温度センサの検知温度との差が大きくなる。そこで、このものでは、検知温度の変化の監視を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、その鍋ありの状態に戻るまでの判定中断時間が長ければ、新たに調理状態の判定をやり直す。一方、上記判定中断時間が短ければ、その分、再び調理容器が加熱位置に配置された時点における実際の調理容器の温度と鍋底温度センサの検知温度との差が小さいから、この場合は、調理状態の判定を中断したときの続きから再開する。即ち、鍋なしの状態になるまでの温度変化情報を用いて、引き続き検知温度の変化の監視が行われる。従って、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。
また、本発明は、コンロ本体の所定の加熱位置に配置された調理容器を加熱するバーナと、前記調理容器の温度を検知する鍋底温度センサと、調理容器が前記加熱位置に配置されているか否かを検知する鍋検知センサと、鍋底温度センサの検知温度の変化に基づいて調理状態を判定する調理状態判定部と、調理状態の判定結果に応じてバーナの火力を調整する火力調整制御部とを備えたガスコンロであって、前記調理状態の判定中に、加熱位置に調理容器が配置されていない鍋なしの状態になった場合は、調理状態の判定を中断し、調理状態の判定中に鍋なしの状態になってから再び加熱位置に調理容器が配置された鍋ありの状態に戻った場合に、前記鍋なしの状態になった時点における鍋底温度センサの検知温度と鍋ありの状態に戻った時点における鍋底温度センサの検知温度との検知温度差が所定温度以下であれば、調理状態の判定を中断したときの続きから調理状態の判定を再開し、前記検知温度差が所定温度より大きければ、新たに調理状態の判定を実行し直す制御構成としたものである。
このものでは、検知温度の変化の監視を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、鍋なしの状態になったときの鍋底温度センサの検知温度と鍋ありの状態に戻ったときとの鍋底温度センサの検知温度との差が大きければ、新たに調理状態の判定をやり直す。一方、上記検知温度の差が小さい場合は、調理状態の判定を中断したときの続きから再開する。即ち、鍋なしの状態になるまでの温度変化情報を用いて、引き続き検知温度の変化の監視が行われる。従って、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。
以上のように、本発明によれば、たとえ加熱調理中に調理容器が加熱位置から一時的に外されても、調理状態の判定結果にばらつきが生じ難いから、調理状態によって正確にバーナの火力を自動調整することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るガスコンロの概略構成図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るガスコンロの火力制御動作を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第2の実施形態に係るガスコンロの火力制御動作を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第3の実施形態に係るガスコンロの火力制御動作を示すフローチャートである。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
[第1の実施形態]
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るガスコンロ1は、コンロ本体10の天面部101に外炎式のバーナ2が複数或いは単数配設されたものであり、天面部101には、バーナ2のバーナボディ21を上方へ臨ませるバーナ用開口102が開設されている。さらに、バーナ用開口102の周縁上部には、鍋やフライパン等の調理容器Pを支持するための五徳11が載置されており、バーナ2は、五徳11の上部に載置された調理容器Pを下方から加熱するように構成されている。即ち、五徳11の上部が調理容器Pの加熱位置となる。
コンロ本体10の正面部103には、バーナ2を点火および消火させるための点消火操作部12と、バーナ2による加熱調理モードを任意に選択設定するためのモード設定操作部13と、バーナ2によるタイマ調理時間Snを任意に設定するためのタイマ設定操作部14とが設けられている。尚、点消火操作部12は、バーナ2の火力を所定範囲内(例えば、レベル1〜9)で任意に手動設定するための火力設定機能を兼備している。また、図示しないが、点消火操作部12には、点火操作(ここでは、プッシュ操作)によりオンとなり、消火操作(ここでは、プッシュ操作)によりオフとなるオルタネートスイッチが組み込まれ、モード設定操作部13には、モード選択操作(ここでは、プッシュ操作)がなされる度にオンとなるモーメンタリスイッチが組み込まれ、タイマ設定操作部14には、タイマ設定操作(ここでは、プッシュ操作)がなされる度にオンとなるモーメンタリスイッチが組み込まれている。
コンロ本体10の内部には、点消火操作部12の点火操作や消火操作、火力設定操作に応じてバーナ2へのガスの供給量を調整するバルブユニット15が組み込まれている。また、バルブユニット15の下流側には、ガス配管16からバルブユニット15に供給されるガスをバーナ2の混合管22へ向けて噴出させるガス噴出ノズル17が設けられている。
バルブユニット15は、点火操作により点消火操作部12がオンになれば開き、バーナ2の炎孔230の近傍に配設された炎検知センサ32によってガスの燃焼炎が検知されなくなれば閉じる電磁開閉弁151と、点火操作により点消火操作部12がオンになれば開き、消火操作により点消火操作部12がオフになれば閉じる主弁152と、点消火操作部12で手動設定された火力に合わせて開度調整されるニードル弁153と、制御回路40からの指示に応じて開度調整される流量調整弁154とで構成されており、これら各弁151,152,153,154によって混合管22へのガスの噴出量が適宜調整される。
混合管22は、バーナボディ21の外周面からコンロ本体10の内部空間へ略水平に延設されている。また、バーナボディ21の上部には、外周に複数の炎孔230を有するバーナヘッド23が取り外し可能な状態で載置されている。炎孔230は、バーナボディ21内部のガス流通路210を通じて混合管22に繋がっており、ガス噴出ノズル17から混合管22内へ向けて噴出されたガスは、コンロ本体10内部の空気と混合されてガス流通路210へ導かれ、炎孔230からバーナヘッド23の外周へ放出される。
バーナボディ21の外周には、イグナイタ41から所定電圧が印加された際に炎孔230の外側近傍で火花放電させる点火プラグ31と、炎孔230の外側における燃焼炎の有無を検知するための炎検知センサ32とが隣接して配置されている。また、バーナボディ21の内側中央の空間には、五徳11の上部(加熱位置)に載置された調理容器Pの底面の温度を検知するための鍋底温度センサ33が立設されている。
鍋底温度センサ33は、サーミスタ330と、サーミスタ330を覆う上端閉塞筒状のヘッド部331と、コンロ本体10の内部に立設固定され、上端にヘッド部331が連結される支持パイプ332と、ヘッド部331と支持パイプ332の上端との間に介装されるばね部材333とで構成されている。
ヘッド部331は、五徳11の上端よりも上方に突出しており、支持パイプ332に対して上下に摺動可能な状態で連結されている。従って、五徳11の上部に調理容器Pが載置された際には、ヘッド部331の上端に設けられた集熱板334が調理容器Pの底面中央に押圧当接し、ばね部材333の弾性力に抗して押し下げられる。サーミスタ330は、ヘッド部331内における集熱板334の裏面に固設されており、集熱板334から伝達される温度に応じて電気抵抗を変化させる。
支持パイプ332の内部空間には、マグネット34が設けられている。マグネット34は、ヘッド部331の上下動に連動して支持パイプ332内を上下に摺動するように構成されている。また、支持パイプ332の外周面には、マグネット34が所定位置まで下がって近接すればオン状態になり、所定位置から上方へ離反すればオフ状態になる鍋検知センサとしてのリードスイッチ35が設けられている。従って、五徳11の上部に調理容器Pが載置され、鍋底温度センサ33のヘッド部331が押し下げられると、それに伴ってマグネット34も所定位置まで下げられてリードスイッチ35がオン状態になる。一方、調理容器Pが五徳11から持ち上げられ、鍋底温度センサ33のヘッド部331がばね部材333の弾性力によって押し上げられると、それに伴ってマグネット34も所定位置から上方へ離反し、リードスイッチ35がオフ状態になる。
点火プラグ31は、コンロ本体10内に組み込まれたイグナイタ41に電気配線を通じて接続されている。また、点消火操作部12、モード設定操作部13、タイマ設定操作部14、電磁開閉弁151、主弁152、流量調整弁154、炎検知センサ32、サーミスタ330、リードスイッチ35、および、イグナイタ41は、コンロ本体10内に組み込まれた制御回路40に電気配線を通じて接続されている。
制御回路40は、点消火操作部12やモード設定操作部13、タイマ設定操作部14の操作状態を監視する操作検知部、点消火操作部12の点火操作に応じてバーナ2を点火させ、消火操作に応じてバーナ2を消火させる点消火制御部、モード設定操作部13のモード選択操作に応じて複数の加熱調理モードの中から一つを選択設定するモード切替部、炎検知センサ32の検知温度に基づいてバーナ2の点火状態を判定する点消火判定部、鍋底温度センサ33の検知温度Tに基づいて調理容器P内の水容量や油量、沸騰、調理物の焦げ付きなどの調理状態を判定する調理状態判定部、モード切替部で設定された加熱調理モードの実行プログラムや調理状態判定部における調理状態の判定結果に応じてバーナ2へのガスの供給量を調整する火力調整制御部、炎検知センサ32の検知温度が失火基準値以下になるか、或いは、鍋底温度センサ33の検知温度Tが過熱防止基準値以上になった場合に、バーナ2へのガスの供給を強制的に停止させる安全処理制御部等の回路構成を有している。
尚、火力調整制御部には、湯沸しに適したルーチンにてバーナ2の火力を制御する「湯沸しモード」、ジャガイモや大根などをゆでるのに適したルーチンにてバーナ2の火力を制御する「ゆでものモード」、スパゲッティやうどんなどの麺類を標準サイズ(例えば、鍋径16〜22cm)の調理容器Pを用いてゆでるのに適したルーチンにてバーナ2の火力を制御する「麺ゆでモード」、スパゲッティやうどんなどの麺類を標準より大きいサイズ(例えば、鍋径24〜28cm)の調理容器Pを用いてゆでるのに適したルーチンにてバーナ2の火力を制御する「麺ゆで大モード」等、複数の加熱調理モードの実行プログラムが組み込まれており、モード切替部は、モード設定操作部13を一回操作する毎に「湯沸しモード」、「ゆでものモード」、「麺ゆでモード」、「麺ゆで大モード」、「モード設定オフ」の順で循環して選択されるようになっている。
また、制御回路40は、リードスイッチ35のオンオフ状態、即ち、調理容器Pが五徳11の上部に載置されている「鍋あり」の状態であるか、載置されていない「鍋なし」の状態であるかを監視する鍋なし検知部、バーナ2の燃焼中に「鍋なし」が検知された場合にバーナ2の火力を予め設定された制限火力に調整させる火力制限指示部、調理状態の判定処理の実行中に「鍋なし」が検知された場合に上記判定処理を中断させる判定処理中断指示部、上記判定処理の中断時間(判定中断時間)Sbが所定時間S2以上であるか否かを判定する中断時間判定部、判定中断時間Sbが所定時間S2未満であれば調理状態の判定処理を中断したときの続きから再開させ、判定中断時間Sbが所定時間S2以上であれば新たに調理状態の判定処理を実行させる判定処理再開指示部、タイマ設定操作部14で設定されたタイマ調理時間や調理状態の判定処理中の経過時間を計測するタイマ、上記判定処理を中断したときの鍋底温度センサ33の検知温度Tを記憶するメモリ等の回路構成を有している。
次に、本発明の第1の実施形態に係るガスコンロ1の火力制御動作を図2のフローチャートに従って説明する。尚、上記ガスコンロ1では、図示しない電源スイッチを操作して電源をオンにすることで、以下に説明する制御動作が実行可能な状態となる。また、以下に説明する制御動作は、予め所定量の水が投入された標準サイズの調理容器Pを五徳11の上部に載置し、リードスイッチ35がオンになった状態、即ち、「鍋あり」の状態から開始される。
モード設定操作部14のモード選択操作によって「麺ゆでモード」が選択され、この状態で点消火操作部12にて点火操作がなされると、ニードル弁153の開度が所定の点火時開度に調整されると共にイグナイタ41から点火電極31へ所定電圧を印加させ、さらに、電磁開閉弁151および主弁152を開く。その結果、炎孔230から点火に適した濃度の混合ガスが放出され、点火電極31の火花放電によって着火される。これにより、バーナ2が点火される。また、バーナ2が点火された後、点消火操作部12にて消火操作がなされた場合は、主弁152を閉じてバーナ2へのガスの供給を停止させる。これにより、バーナ2が消火される(ST1〜ST5)。
尚、図示しないが、バーナ2が点火された後、点消火操作部12にて火力調整操作が行われた場合は、その操作に合わせてニードル弁153の開度が変更され、バーナ2の火力が調整される。また、バーナ2が点火されると、炎検知センサ32の検知温度が失火基準値以下になったか否か、および、鍋底温度センサ33の検知温度Tが過熱防止基準値以上になったか否かの監視が行われる。そして、炎検知センサ32の検知温度が失火基準値以下になるか、或いは、鍋底温度センサ33の検知温度Tが過熱防止基準値以上になれば、電磁開閉弁151を閉じ、バーナ2へのガスの供給を強制的に停止させる。
バーナ2が点火されると、鍋底温度センサ33の検知温度Tが水容量判定を開始するときの基準となる第1の基準温度T1(例えば、75℃)に達したか否かの監視を行う。そして、検知温度Tが第1の基準温度T1に達すれば、調理容器P内の水容量の判定処理として、検知温度Tがさらに第1の基準温度T1より高い第2の基準温度T2(例えば、90℃)に達するまでの経過時間(温度上昇値ΔT)の計測処理を開始すると共に、その間にリードスイッチ35がオフになったか否か、即ち、「鍋なし」が検知されたか否かの監視を開始する(ST6〜ST9)。
そして、「鍋あり」の状態のまま検知温度Tが第2の基準温度T2に達した場合(ST9のステップでYes)は、その時点における温度上昇値ΔTの大きさから調理容器P内の水容量を判定し、さらに沸騰状態の判定処理として、その後の温度上昇値ΔTが所定の沸騰基準値未満になったか否か、即ち、単位時間(例えば、15秒)あたりの検知温度Tの変化が小さくなったか否かを判定する。その結果、温度上昇値ΔTが沸騰基準値以上であれば、再びST4以降のステップを繰り返すが、温度上昇値ΔTが沸騰基準値未満になれば、調理容器P内の水が沸騰状態になったとして、流量調整弁154を所定の小開度(例えば、レベル2)まで閉じ、バーナ2の火力を弱火に調整する(ST10〜ST12)。
その後、バーナ2の火力を弱火に調整してから所定時間S1(例えば、10分)が経過すれば、主弁152を閉じてバーナ2へのガスの供給を停止し、バーナ2を自動消火させる(ST13,ST5)。
また、バーナ2を弱火に調整してから所定時間S1が経過する前に(ST13のステップでNo)、タイマ設定操作部14にてタイマ調理時間Snが設定された場合は、その設定されたタイマ調理時間Snが経過するまで、水容量に応じて設定されている所定のパターンに基づき、流量調整弁154を単位時間毎に所定の中開度(例えば、レベル4)と小開度(例えば、レベル2)との間で交互に切り替え調整する。これにより、調理容器Pからのふきこぼれを防止しつつ、沸騰状態が維持される(ST14〜ST17)。
一方、鍋底温度センサ33の検知温度Tが第1の基準温度T1に達してから第2の基準温度T2に達するまでの間(ST6〜ST9)、即ち、温度上昇値ΔTの計測処理中に、調理容器Pが五徳11から持ち上げられて「鍋なし」が検知された場合(ST8のステップでYes)は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断すると共に判定中断時間Sbの計測を開始し、さらにその時点における鍋底温度センサ33の検知温度Tを中断時温度Tsとしてメモリに記憶する(ST18)。
その後、再び調理容器Pが五徳11の上部に載置されて「鍋あり」が検知されると、判定中断時間Sbの計測を終了し、その時点における判定中断時間Sbが所定時間S2(例えば、20秒)以上であるか否かを判定する。その結果、判定中断時間Sbが所定時間S2以上である場合は、「鍋あり」が検知された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの差が大きいとして、ST4のステップに戻る。即ち、温度上昇値ΔTの計測処理を開始してから中断するまでの経過時間情報を用いないで、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す(ST19〜ST20)。
一方、判定中断時間Sbが所定時間S2未満である場合(ST20のステップでNo)は、「鍋あり」が検知された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの差が小さいとして、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時温度Tsになるのを待って、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する(ST21〜ST22)。
尚、図示しないが、モード設定操作部13によって「湯沸しモード」が選択された場合は、バーナ2を点火させた後、上述した温度上昇値ΔTの計測処理を開始する。そして、温度上昇値ΔTが所定の沸騰基準値以上になれば、調理容器P内の水が沸騰状態になったとして、バーナ2の火力を弱火に調整し、沸騰状態を維持する。その後、バーナ2の消火操作が行われないまま一定時間が経過すれば、バーナ2を自動消火させる。その他の制御は上述した「麺ゆでモード」が選択された場合と同様の手順で実行される。
また、モード設定操作部13によって「ゆでものモード」が選択された場合は、バーナ2を点火させた後、上述した温度上昇値ΔTの計測処理を開始する。そして、温度上昇値ΔTが所定の沸騰基準値以上になれば、調理容器P内の水が沸騰状態になったとして、バーナ2の消火操作が手動で行われるまでバーナ2の火力を弱火に調整し、沸騰状態を維持する。その他の制御は上述した「麺ゆでモード」が選択された場合と同様の手順で実行される。
さらに、モード設定操作部13によって「麺ゆで大モード」が選択された場合は、ST16のステップにて「麺ゆで大モード」に対応したバーナ2の燃焼量が設定され、その他の制御は上述した「麺ゆでモード」が選択された場合と同様の手順で実行される。
このように、上記第1の実施形態に係るガスコンロによれば、加熱調理中の調理容器Pの状態を判定すべく温度上昇値ΔTの計測処理を実行しているときに、調理容器Pが五徳11から外されて鍋なしの状態になった場合は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断する。即ち、鍋底温度センサ33が調理容器Pの温度を検知していないときの経過時間(温度変化情報)を除き、実際に調理容器Pの温度が鍋底温度センサ33によって検知されているときの経過時間に基づいて調理状態が判定される。従って、たとえ加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが生じ難い。よって、調理状態に応じて正確にバーナ2の火力を自動調整することができる。
また、上記第1の実施形態に係るガスコンロによれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、その鍋ありの状態に戻るまでの判定中断時間Sbが長ければ、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す。一方、判定中断時間Sbが短ければ、その分、再び調理容器Pが五徳11の上部に載置された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの検知温度差が小さいから、この場合は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する。即ち、温度上昇値ΔTの計測処理を開始してから中断するまでの経過時間を用いて、引き続き温度上昇値ΔTの計測処理が行われる。従って、たとえ加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。よって、調理状態に応じてより正確にバーナ2の火力調整を行うことができる。
さらに、上記第1の実施形態に係るガスコンロによれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、その鍋ありの状態に戻るまでの判定中断時間Sbが短ければ、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時温度Tsになるのを待って、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開するから、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。よって、調理状態に応じてより正確にバーナ2の火力調整を行うことができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態に係るガスコンロは、制御回路40を除いて、第1の実施形態で説明した図1に示すガスコンロ1と同様に構成されている。制御回路40は、第1の実施形態で説明した中断時間判定部および判定処理再開指示部に代えて、鍋なしの状態になった時点における鍋底温度センサ33の検知温度T(中断時温度Ts)と、その後再び鍋ありの状態に戻った時点における鍋底温度センサ33の検知温度Tとの検知温度差|Ts−T|が所定温度D1以下であるか否かを判定する温度差判定部、上記検知温度差|Ts−T|が所定温度D1以下であれば調理状態の判定処理を中断したときの続きから再開させ、所定温度D1より大きければ新たに調理状態の判定処理を実行させる判定処理再開指示部等の回路構成を有している。
次に、上記第2の実施形態に係るガスコンロ1の火力制御動作を図3のフローチャートに従って説明する。尚、ST1からST17のステップは、上述した第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
鍋底温度センサ33の検知温度Tが第1の基準温度T1に達してから第2の基準温度T2に達するまでの間に、調理容器Pが五徳11から持ち上げられて「鍋なし」が検知された場合(ST8のステップでYes)は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断すると共に、その時点における鍋底温度センサ33の検知温度Tを中断時温度Tsとしてメモリに記憶する(ST18)。
その後、再び調理容器Pが五徳11の上部に載置されて「鍋あり」が検知されると(ST19のステップでYes)、その時点における鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時温度Tsに所定温度D1(例えば、30℃)を加算した値(以下、「中断時上限温度」という)Ts+D1より高いかもしくは中断時温度Tsから所定温度D1を減算した値(以下、「中断時下限温度」という)Ts−D1より低い状態であるか否か、即ち、鍋底温度センサ33の検知温度Tと中断時温度Tsとの検知温度差|Ts−T|が所定温度D1より大きいか否かを判定する。その結果、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時上限温度Ts+D1より高いかもしくは中断時下限温度Ts−D1より低い場合、即ち、検知温度差|Ts−T|が所定温度D1より大きい場合は、「鍋あり」が検知された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの差が大きいとして、ST4のステップに戻る。即ち、温度上昇値ΔTの計測処理を開始してから中断するまでの経過時間情報を用いないで、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す(ST121)。
一方、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時上限温度Ts+D1以下であり且つ中断時下限温度Ts−D1以上である場合、即ち、検知温度差|Ts−T|が所定温度D1以下である場合(ST121のステップでNo)は、「鍋あり」が検知された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの差が小さいとして、「鍋あり」が検知されてから所定時間S3(例えば、20秒)が経過するのを待って、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する(ST122,ST22)。
このように、上記第2の実施形態に係るガスコンロによれば、第1の実施形態と同様、温度上昇値ΔTの計測処理を実行しているときに調理容器Pが五徳11から外されて鍋なしの状態になった場合は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断するから、加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが生じ難い。よって、調理状態に応じて正確にバーナ2の火力を自動調整することができる。
また、上記第2の実施形態に係るガスコンロによれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、検知温度差|Ts−T|が大きければ、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す。一方、検知温度差|Ts−T|が小さい場合は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する。即ち、温度上昇値ΔTの計測処理を開始してから中断するまでの経過時間を用いて、引き続き温度上昇値ΔTの計測処理が行われる。従って、たとえ加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。よって、調理状態に応じてより正確にバーナ2の火力調整を行うことができる。
さらに、上記第2の実施形態に係るガスコンロによれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、検知温度差|Ts−T|が小さければ、所定時間S3が経過し、鍋底温度センサ33の検知温度Tが実際の調理容器Pの温度と略一致するのを待って、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開するから、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。よって、調理状態に応じてより正確にバーナ2の火力調整を行うことができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係るガスコンロは、制御回路40を除いて、第1の実施形態で説明した図1に示すガスコンロ1と同様に構成されている。制御回路40は、第1の実施形態で説明した中断時間判定部および判定処理再開指示部に代えて、第2の実施形態と同様、検知温度差|Ts−T|が所定温度D2以下であるか否かを判定する温度差判定部、上記検知温度差|Ts−T|が所定温度D2以下であれば調理状態の判定処理を中断したときの続きから再開させ、所定温度D2より大きければ新たに調理状態の判定処理を実行させる判定処理再開指示部等の回路構成を有している。
次に、上記第3の実施形態に係るガスコンロ1の火力制御動作を図4のフローチャートに従って説明する。尚、ST1からST19のステップは、上述した第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
温度上昇値ΔTの計測処理中に「鍋なし」が検知された後、再び調理容器Pが五徳11の上部に載置されて「鍋あり」が検知されると(ST19のステップでYes)、第2の実施形態と同様、その時点における鍋底温度センサ33の検知温度Tが所定の中断時上限温度Ts+D2(例えば、2℃)より高いかもしくは中断時下限温度Ts−D2より低い状態であるか否かを判定する(ST220)。
その結果、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時上限温度Ts+D2以下であり且つ中断時下限温度Ts−D2以上である場合(ST220のステップでNo)は、「鍋あり」が検知された時点における実際の調理容器Pの温度と鍋底温度センサ33の検知温度Tとの差が小さいとして、速やかに温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する(ST22)。
一方、鍋底温度センサ33の検知温度Tが中断時上限温度Ts+D2より高いかもしくは中断時下限温度Ts−D2より低い場合(ST220のステップでYes)は、「鍋あり」が検知されてから所定時間S3(例えば、20秒)が経過するまでの間に、鍋底温度センサ33の検知温度Tが所定の中断時上限温度Ts+D2より高いかもしくは中断時下限温度Ts−D2より低い状態になったか否か、および、検知温度Tが温度上昇値ΔTの計測処理の開始基準温度である第1の基準温度T1以上であるか否かを判定する(ST221〜ST222)。
そして、所定時間S3が経過してもなお、検知温度Tが第1の基準温度T1以上である場合(ST222のステップでYes)は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する。一方、所定時間S3が経過するまでの間に、検知温度Tが第1の基準温度T1未満になった場合(ST221のステップでNo)は、ST4のステップに戻り、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す。
このように、上記第3の実施形態に係るガスコンロによれば、第1および第2の実施形態と同様、温度上昇値ΔTの計測処理を実行しているときに調理容器Pが五徳11から外されて鍋なしの状態になった場合は、温度上昇値ΔTの計測処理を中断するから、加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが生じ難い。よって、調理状態に応じて正確にバーナ2の火力を自動調整することができる。
また、上記第3の実施形態に係るガスコンロによれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断した後、再び鍋ありの状態に戻った際に、検知温度差|Ts−T|が小さければ、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する。即ち、温度上昇値ΔTの計測処理を開始してから中断するまでの経過時間を用いて、引き続き温度上昇値ΔTの計測処理が行われる。また、検知温度差|Ts−T|が大きくても、所定時間S3が経過するまでの間に、検知温度Tが第1の基準温度T1以上になれば、温度上昇値ΔTの計測処理を中断したときの続きから再開する。一方、検知温度差|Ts−T|が大きく、且つ、所定時間S3が経過するまでの間に検知温度Tも第1の基準温度T1以上にならなかった場合は、新たに温度上昇値ΔTの計測処理をやり直す。従って、たとえ加熱調理中に調理容器Pが五徳11から一時的に持ち上げられても、調理状態の判定結果にばらつきが一層生じ難い。よって、調理状態に応じてより正確にバーナ2の火力調整を行うことができる。
尚、上記各実施の形態では説明を省略したが、調理容器P内の水容量や油量は、温度上昇値ΔTとその温度上昇値ΔTの計測時のバーナ2の火力との関係に基づいて判定される(例えば、バーナ2の火力が「レベル4」であり且つ温度上昇値ΔTが「標準より小」であれば、調理容器P内の水容量は「少量」と認定され、バーナ2の火力が「レベル4」であり且つ温度上昇値ΔTが「標準」であれば、調理容器P内の水容量は「中量」と認定される)。
また、上記各実施の形態では、主に麺ゆでが行われているときの火力制御動作を説明したが、バーナ2が点火された後、調理容器P内の調理物の焦げ付きについても監視される。具体的には、バーナ2が点火されてから、鍋底温度センサ33の検知温度Tを単位時間(例えば、15秒)毎にサンプリングする。そして、その単位時間毎にサンプリングした検知温度Tnの所定時間(例えば、30秒)毎の検知温度差が±2℃以内であり、且つ、この条件を連続して所定回(例えば、5回)満たせば、検知温度Tが平衡状態であると判定される。そして、平衡状態になってから検知温度Tがさらに所定温度(例えば、+30℃)上昇した場合は、調理容器P内の調理物が焦げ付いていると判定される。
また、上記各実施の形態では、主に麺ゆでモードが選択されたときの火力制御動作を説明したが、モード選択されないで揚物調理が行われる場合は、検知温度Tの温度上昇値ΔTによって油量を判定し、その油量に応じた過熱防止基準値が設定される。具体的には、鍋底温度センサ33の検知温度Tが第3の基準温度(例えば、190℃)に達すると、そこからさらに検知温度Tが第4の基準温度(例えば、210℃)に達するまでの経過時間、即ち、検知温度Tの温度上昇値ΔTの計測処理を行う。その結果、温度上昇値ΔTが所定の油過熱基準値未満であれば、過熱防止基準値を標準より低く設定する。これにより、比較的低い温度でも安全処理制御部が働き易くなり、油の温度上昇速度に合わせて適切なタイミングで安全処理制御部が働く。
1 ガスコンロ
10 コンロ本体
11 五徳
2 バーナ
35 リードスイッチ(鍋検知センサ)
40 制御回路
P 調理容器

Claims (2)

  1. コンロ本体の所定の加熱位置に配置された調理容器を加熱するバーナと、前記調理容器の温度を検知する鍋底温度センサと、調理容器が前記加熱位置に配置されているか否かを検知する鍋検知センサと、鍋底温度センサの検知温度の変化に基づいて調理状態を判定する調理状態判定部と、調理状態の判定結果に応じてバーナの火力を調整する火力調整制御部とを備えたガスコンロであって、
    前記調理状態の判定中に、加熱位置に調理容器が配置されていない鍋なしの状態になった場合は、調理状態の判定を中断し
    調理状態の判定中に鍋なしの状態になってから再び加熱位置に調理容器が配置された鍋ありの状態に戻った場合に、前記鍋ありの状態に戻るまでの判定中断時間が所定時間未満であれば、調理状態の判定を中断したときの続きから調理状態の判定を再開し、前記判定中断時間が所定時間以上であれば、新たに調理状態の判定を実行し直す制御構成とした、ガスコンロ。
  2. コンロ本体の所定の加熱位置に配置された調理容器を加熱するバーナと、前記調理容器の温度を検知する鍋底温度センサと、調理容器が前記加熱位置に配置されているか否かを検知する鍋検知センサと、鍋底温度センサの検知温度の変化に基づいて調理状態を判定する調理状態判定部と、調理状態の判定結果に応じてバーナの火力を調整する火力調整制御部とを備えたガスコンロであって、
    前記調理状態の判定中に、加熱位置に調理容器が配置されていない鍋なしの状態になった場合は、調理状態の判定を中断し
    調理状態の判定中に鍋なしの状態になってから再び加熱位置に調理容器が配置された鍋ありの状態に戻った場合に、前記鍋なしの状態になった時点における鍋底温度センサの検知温度と鍋ありの状態に戻った時点における鍋底温度センサの検知温度との検知温度差が所定温度以下であれば、調理状態の判定を中断したときの続きから調理状態の判定を再開し、前記検知温度差が所定温度より大きければ、新たに調理状態の判定を実行し直す制御構成とした、ガスコンロ。
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