JP6021749B2 - 電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置 - Google Patents

電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に搭載される被駆動ユニットを駆動する電装ボックスに関し、特に、電装ボックス内に配置される複数のモーター及び基板の冷却機構に関する。
従来、複写機、プリンター等の画像形成装置によって画像が形成された用紙を複数枚スタックして、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理等を実行可能な用紙後処理装置(用紙後処理部)が知られており、比較的多量の用紙について綴じ処理等の後処理等を行う際には、上述のような用紙後処理装置が利用されている。
また画像形成装置には、画像形成部の上方に画像読取部、画像読取部と画像形成部との間に胴内排出空間を備えた胴内排出型のものがある。胴内排出空間の底面部には用紙排出トレイが配置されており、画像形成終了後に用紙排出トレイに排出された用紙は、画像形成装置本体の前面側から取り出されるようになっている。
このような胴内排出型の画像形成装置で画像形成された用紙を用紙後処理装置で処理するためには、胴内排出空間を介して画像形成部を通過した後の用紙を用紙後処理装置まで搬送する必要がある。このため、従来、胴内排出空間に、画像形成された用紙を用紙後処理装置へと搬送するための中継搬送ユニットが設けられている。
ところで、中継搬送ユニットの電装ボックス内には、中継搬送ユニット内の搬送ローラー対を駆動する搬送モーターや、搬送モーターを制御するための基板が設置されている。中継搬送ユニットの構造上、電装ボックスは熱が籠り易い胴内排出空間の奥側に配置されており、搬送モーターや基板が発熱し易くなっている。搬送モーターの発熱により搬送モーターの温度が上昇すると、モーターのトルクが低下してモーターが脱調し、中継搬送ユニット内で用紙のジャムが発生したり、モーターの巻き線(コイル)が絶縁破壊を起こしてモーターが故障したりするという問題点があった。また、基板の発熱により基板上に実装された電子部品の温度が上昇すると、電子部品が熱により劣化して寿命が短くなったり、破損したりするという問題点があった。
基板を効率良く冷却する方法としては、例えば特許文献1には、基板上の実装部品の熱を放熱するように取り付けられた放熱フィンと、送風するファンとを具備する基板冷却装置であって、風路入口と風路出口とをつなぐ直線上にファンを配置し、ファンと風路出口とをつなぐ直線に沿うように放熱フィンを基板上に配置した構成が開示されている。
特開2011−216545号公報
特許文献1の構成では、ファンと風路出口とをつなぐ直線に沿うように放熱フィンを配置しているが、一般に電装ボックス内はスペースが狭く、十分な風路を確保できない。そのため、特許文献1の構成を採用しても、搬送モーターや基板の一部しか冷却できない懸念がある。また、十分な風路を確保しようとすると電装ボックスの大型化を招き、中継搬送ユニット及び画像形成装置の小型化、コンパクト化の妨げとなる。なお、ここでは中継搬送ユニットの電装ボックスにおける搬送モーターや基板の冷却に関する問題点について説明したが、中継搬送ユニット以外の被駆動ユニットの電装ボックスについても同様の問題点は存在する。
本発明は、上記問題点に鑑み、電装ボックスの大型化を招くことなく、電装ボックス内のモーター及び基板を効果的に冷却可能な電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、複数のモーターと、複数のモーターを制御する基板と、基板及びモーターに空気流を送る冷却ファンと、冷却ファン、モーター及び基板を収納するとともに、長手方向の一端に吸気口が形成され、他端に排気口が形成された扁平直方体状のハウジングと、を備えた電装ボックスである。モーターは、ハウジング内の長手方向に沿った同一面上に略直線状に配置される。基板は、モーターの配置面に対し略平行に配置される。冷却ファンは、吸入面から吸入した空気を外周部に設けた吹き出し口から外周縁に沿って吹き出すシロッコファンである。電装ボックスは、吸気口からハウジングの内壁面に沿って吸入面へ流れる冷却ファンの吸入側空気流と、吹き出し口から吹き出しハウジングの内壁面に沿って排気口へ流れる冷却ファンの吹き出し側空気流と、によってモーター及び基板を冷却する。
本発明の第1の構成によれば、吸気口からハウジングの内壁面に沿って吸入面へ流れる吸入側空気流と、吹き出し口から吹き出しハウジングの内壁面に沿って排気口へ流れる吹き出し側空気流とによって、電装ボックス内の複数のモーター及び基板の全てが効率良く冷却される。従って、モーターの発熱によるモーターのトルク低下や脱調、故障、基板の発熱による電子部品の熱劣化等の不具合を効果的に抑制することができる。また、電装ボックス内に複数の冷却ファンを配置する必要がないため、電装ボックス及びそれを備えた被駆動ユニットのコストも低減可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の外観斜視図 本発明の画像形成装置100の内部構成を示す概略図 中継搬送ユニット30の一側面に付設された電装ボックス80周辺を上方から見た平面断面図 中継搬送ユニット30の電装ボックス80周辺を胴内排出空間22の奥側から見た部分斜視図 電装ボックス80内の冷却ファン87周辺を中間排出トレイ35側から見た拡大斜視図 電装ボックス80内の冷却ファン87周辺を上方から見た拡大平面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の外観斜視図であり、図2は、画像形成装置100の内部構成を示す概略図である。なお、本実施形態においては画像形成装置の一例としてモノクロ複合機を例示しているが、胴内排出型の画像形成装置であれば、複合機以外の、例えばレーザープリンターやインクジェットプリンター、ファクシミリ等にも適用できる。
図1及び図2に示すように、画像形成装置100は、いわゆる胴内排出型のデジタル複合機であって、大きくは、本体ハウジング20と、その上部に配設された上ハウジング21とで構成されている。上ハウジング21には、原稿の画像を電気信号として読み取るための後述する各種機構が設けられ、上ハウジング21の上部には原稿搬送装置3が付設されている。他方、本体ハウジング20には、読み取った原稿画像の電気信号に基づいて用紙に画像を転写するための後述する各種機構が設けられ、本体ハウジング20の左側部には用紙後処理装置(用紙後処理手段)70が付設されている。
本実施形態では、本体ハウジング20は、下ハウジング20aと、その上方で下ハウジング20aの右側部に沿って位置し、上ハウジング21に連結される連結ハウジング20bと、より構成される。下ハウジング20aには、用紙Pの給紙部4や、用紙P上にトナー画像を形成する画像形成部6や、用紙上のトナー画像を定着するための定着部7等が設けられている。他方、連結ハウジング20bには、定着後の用紙Pを搬送して本体ハウジング20から排出するための用紙排出部19が設けられている。
また、上ハウジング21の直下における連結ハウジング20bの左側方には、左側面及び正面に向けて大きく開放された胴内排出空間22が形成されている。この胴内排出空間22には、連結ハウジング20bの左側面から排出される用紙Pを受け取って積載する一方で、用紙Pに後処理を施す場合には用紙後処理装置70への搬送を可能とする中継搬送ユニット30が設けられている。中継搬送ユニット30の詳細については後述する。
本体ハウジング20内には、下部に配設された給紙部4と、給紙部4の側方及び上方に配設された用紙搬送部5と、給紙部4の上方に配設された画像形成部6と、画像形成部6の用紙搬送方向下流側(図2の右側)に配設された定着部7とが備えられている。
給紙部4には、用紙搬送方向下流側に給紙ローラー等の分離給送手段が設けられた複数の給紙カセット4aが備えられており、この給紙カセット4aに載置された用紙Pの束を、給紙ローラーの回転動作によって、最上位の用紙Pから1枚ずつ用紙搬送部5に給紙するものである。用紙搬送部5は、給紙部4から給紙された用紙Pを、各搬送ローラー対5aによって画像形成部6へと搬送する。
画像形成部6及び定着部7は、画像形成装置100本体の内部で用紙搬送方向と直交する幅方向(前後方向、図2の紙面と直交する方向)に細長く配設され、下ハウジング20a内の上部において図2における左側から画像形成部6、定着部7の順に用紙Pの搬送方向(左から右方向)に沿って並設されている。
画像形成部6は、電子写真プロセスによって、用紙P上に所定のトナー像を形成するものであり、回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム10と、この感光体ドラム10の周囲にその回転方向に沿って配設される帯電装置11、露光装置12、現像装置13、転写装置14、クリーニング装置15及び不図示の除電装置を備えている。定着部7は、加熱ローラーと加圧ローラーとからなる定着ローラー対7aを有し、画像形成部6においてトナー像が転写された用紙Pは、定着ローラー対7aのニップ部を通過することにより加熱及び加圧され、未定着トナー像が用紙P上に定着される。
上ハウジング21内には、画像読取部8が設けられている。画像読取部8は、原稿の画像情報を読み取るものであり、原稿を1枚ずつ手置きで読み取らせる場合には、原稿搬送装置3を開いて上ハウジング21の上面に設けられたコンタクトガラス8a上に原稿を載置する。複数枚の原稿を自動的に読み取らせる場合には、原稿束を、閉じた状態の原稿搬送装置3の給紙トレイ上3aに載置する。原稿束が給紙トレイ3a上に載置された場合は、当該原稿束から1枚ずつの原稿が自動的に順次コンタクトガラス8a上に送り込まれるようになっている。いずれの場合でもコンタクトガラス8a上に位置した原稿に、不図示の露光ランプから光が照射され、その反射光は画像光として不図示の反射鏡及び結像レンズ等の光学系を介して光電変換部(CCD)へ導かれる。
以下、上記のように構成された画像形成装置100の基本的な動作を説明する。先ず、図2の反時計回り方向に回転する感光体ドラム10の表面が帯電装置11によって一様に帯電される。次に、画像読取部8で読み取られた画像情報に基づいて露光装置12(レーザー露光装置等)からのレーザービームが感光体ドラム10表面に照射され、これによって感光体ドラム10表面に静電潜像が形成される。この静電潜像に現像装置13から現像剤としてのトナーが供給されることによりトナー像が形成される。
一方、トナー像が形成された感光体ドラム10に向けて、用紙Pが、給紙部4から用紙搬送路5、レジストローラー対9を経由して所定のタイミングで搬送され、転写ローラー等からなる転写装置14により感光体ドラム10表面のトナー像が用紙Pに転写される。そして、トナー像が転写された用紙Pは感光体ドラム10から分離され、定着部7に向けて搬送される。用紙Pが定着ローラー対7aを通過することで加熱、加圧処理されてトナー像が用紙P上に定着される。
トナー像の用紙Pへの転写処理が完了した感光体ドラム10は、クリーニング装置15で周面に残留している残留トナーが取り除かれた後、除電装置(不図示)で残留電荷を除去する除電処理が施され、その後、帯電装置11により再び表面に帯電処理が施され、以下同様にして画像形成が行われることとなる。
そして、定着部7を通過した用紙Pは、そのまま垂直上方に向き垂直搬送路18に沿って連結ハウジング20b内に搬送される。垂直搬送路18の上部は連結ハウジング20b内で左方に向かって上下2つの搬送路に分岐しており、分岐部に配置された切り替え爪17によって、用紙Pの搬送方向が切り替えられるようになっている。
この連結ハウジング20b内には、用紙排出部19が設けられている。用紙排出部19は、第1排出ローラー対19aと、第1排出ローラー対19aの直下に配置された第2排出ローラー対19bと、を有しており、垂直搬送路18を搬送された用紙Pが切り替え爪17によって上方の搬送路若しくは下方の搬送路に案内される。
切り替え爪17によって上方の搬送路に案内された用紙Pは、第1排出ローラー対19aから左方に排出され、切り替え爪17によって下方の搬送路に案内された用紙Pは、第2排出ローラー対19bによって左方に排出される。切り替え爪17は、不図示の制御部によって案内方向を切り替えるようになっている。
ここで、中継搬送ユニット30は、胴内排出空間22の底面22aに着脱可能に装着され、胴内排出空間22には、中継搬送ユニット30の装着を検知する検知センサー(不図示)が設けられている。検知センサーは、PIセンサー等から構成されており、検知結果を制御部に送信する。
また、底面22aには、用紙排出方向下流側(図2の左側)に向かって上方に傾斜する傾斜面が形成されており、中継搬送ユニット30が胴内排出空間22に装着されていない場合は、底面22aが用紙排出トレイとして用いられる。この場合、検知センサーは中継搬送ユニット30が装着されていないことを検知し、検知結果が制御部に送信されると、切り替え爪17は用紙Pを第1排出ローラー対19aに案内する。そして、第1排出ローラー対19aから排出された用紙Pは底面22a上に排出される。
一方、中継搬送ユニット30が胴内排出空間22に装着されているとき、検知センサーは中継搬送ユニット30が装着されていることを検知し、検知結果が制御部に送信されると、切り替え爪17は用紙Pを第2排出ローラー対19bに案内する。そして、第2排出ローラー対19bから排出された用紙Pは中継搬送ユニット30に搬入される。中継搬送ユニット30内に搬入された用紙Pは、中継搬送ユニット30内に配置された複数の搬送ローラー対33によって搬送され、用紙後処理装置70に搬入される。
なお、検知結果を操作パネル25(図1参照)に表示し、ユーザーが操作パネル25上で用紙Pの案内方向を切り替えることもできる。また、上側ガイド部32で構成される中継搬送ユニット30の上面部は、第1排出ローラー対19aから排出された用紙Pが載置される中間排出トレイ35(図3参照)を構成している。
これにより、中継搬送ユニット30が装着されている場合であっても、薄紙の用紙Pを用いた場合や、ファクシミリの受信データを印字する場合には、用紙Pを第1排出ローラー対19aから中継搬送ユニット30の中間排出トレイ35に排出することもできる。
用紙後処理装置70は、本体ハウジング20の用紙排出方向下流側(図1及び図2の左側)に着脱可能に配置され、本体ハウジング20で画像形成処理された用紙Pに対して綴じ処理や、用紙Pをずらして排出するシフト排出処理等の後処理を行うものである。
図2に示すように、用紙後処理装置70内部には、中継搬送ユニット30から搬入された用紙Pを下流側に搬送する後処理用搬送ローラー対71と、搬入された用紙Pを複数枚スタックし、スタックされた用紙束をまとめてステープルで綴じる綴じ処理装置73と、用紙P若しくは用紙束をずらして排出するシフト排出装置74とが設けられている。
画像形成処理された用紙Pが、中継搬送ユニット30を経由して用紙後処理装置70内に搬入されると、不図示の制御部により綴じ処理が指示されている場合には、綴じ処理装置73によって所定枚数の用紙束を整列させた後、用紙束の所定の位置に綴じ処理が行われる。一方、綴じ処理が指示されていない場合、用紙Pはそのまま綴じ処理装置73を通過し、用紙搬出トレイ75に排出される。
また、シフト排出処理が指示されている場合には、シフト排出装置74によって、用紙P若しくは用紙束をずらして用紙排出トレイ75の所定位置にシフト排出処理が行われ、シフト排出処理が指示されていない場合はそのままシフト排出装置74を通過し、用紙搬出トレイ75に排出される。
図3は、中継搬送ユニット30の一側面(図2の胴内排出空間22の奥側の側面)に付設された電装ボックス80周辺を上方から見た平面断面図であり、図4は、中継搬送ユニット30の電装ボックス80周辺を胴内排出空間22の奥側(図1の上側)から見た部分斜視図である。なお、図4では電装ボックス80からカバー部80b、基板85を取り外した状態を示している。電装ボックス80は、ハウジング81内に、搬送モーター83a〜83d、ギア列84a、84b、基板85、冷却ファン87を備えている。
ハウジング81は、本体部81aとカバー部81bとで構成され、用紙搬送方向(図3の右から左方向)に沿った細長い箱状をなしている。本体部81aには、ギア列84a、84bを収納するギアボックス82a、82bが形成されている。ハウジング81の長手方向の一端部(図3の左端部)には、冷却ファン87によって外部の空気流を取り込むスリット状の吸気口90aが形成されており、長手方向の他端部(図3の右端部)には、冷却ファン87の空気流を外部に排出するスリット状の排気口90bが形成されている。
搬送モーター83a〜83dは、ギア列84a、84bを介して搬送ローラー対33(図2参照)に駆動力を伝達して搬送ローラー対33を回転駆動する。搬送モーター83a〜83dは、本体部81aの長手方向に沿った同一面(カバー部81bと平行な面、図3の一点鎖線L)上に略直線状に配置されている。以下、一点鎖線Lで表される面を搬送モーター83a〜83dの配置面と称する。
基板85は、搬送モーター83a〜83dを制御するものであり、基板85上にはトランス、コンデンサー、チョークコイルや抵抗器、ICチップ等の電子部品や回路が実装されている。基板85は、ハウジング81内の長手方向の略中央部(搬送モーター83bと83cの間)に形成された空間Sにおいて、搬送モーター83a〜83dの配置面に対し略平行に配置されている。
冷却ファン87は、ハウジング81内に空気流を発生させて搬送モーター83a〜83d、ギア列84a、84b、基板85等を冷却する。冷却ファン87は、吸入面87aから吸い込んだ空気をファンの外周部に設けた吹き出し口87bから外周縁に沿って吹き出すシロッコファンである。
冷却ファン87は、ハウジング81内において搬送モーター83a〜83dの配置面に対し垂直方向(本体部81a方向)にずれた位置に、吸入面87aを搬送モーター83a〜83d側に向けて配置されている。また、冷却ファン87の吹き出し口87b側(図4の左側)には搬送モーター83a、83bとギア列84aが配置されている。一方、吹き出し口87bと反対側(図4の右側)には搬送モーター83c、83dとギア列84bが配置されている。即ち、吹き出し口87bからの空気流の吹き出し方向が、搬送モーター83a〜83bの並び方向に対し略平行となっている。また、冷却ファン87は、ハウジング81内の空間Sに配置された基板85に吸入面87aが対向するように配置されている。
図5は、電装ボックス80内の冷却ファン87周辺を中間排出トレイ35側から見た拡大斜視図であり、図6は、電装ボックス80内の冷却ファン87周辺を上方から見た平面断面図である。図5及び図6を用いて、冷却ファン87を回転させたときに電装ボックス80内に発生する空気流について説明する。なお、図5及び図6では基板85の記載を省略している。
冷却ファン87が回転すると、ハウジング81の吸気口90a(図3参照)から電装ボックス80内に空気流w1が流入する。空気流w1は、ギアボックス82b(図3参照)に形成された開口(図示せず)からギアボックス82b内に進入してギア列84bを冷却しながら本体部81aに沿って電装ボックス80内を通過する空気流と、搬送モーター83d、83cを冷却しながらカバー部81bに沿って電装ボックス80内を通過する空気流とに分岐する。分岐した空気流は、それぞれ冷却ファン87の手前で合流し、基板85(図3参照)を冷却した後、吸入面87aから冷却ファン87内に吸入される。
冷却ファン87内に吸入された空気流w1は、吹き出し口87bから吹き出された後、ギアボックス82aに形成された開口93からギアボックス82a内に進入してギア列84aを冷却しながら本体部81aに沿って電装ボックス80内を通過する空気流と、搬送モーター83b、83aを冷却しながらカバー部81bに沿って電装ボックス80内を通過する空気流とに分岐する。その後、分岐した空気流w1はハウジング81の排気口90bから電装ボックス80の外部に排出される。
また、ギアボックス82aの側面の一部を内側に折り曲げることにより、空気流w1に対し略垂直に突出するリブ94が形成されている。吹き出し口87bから吹き出され、開口93からギアボックス82a内に進入した空気流w1の一部はリブ94に沿って方向を変え、本体部81aに形成された連通部95を通過して中継搬送ユニット30の上面部に形成された中間排出トレイ35に向かう空気流w2となる。
上記の構成によれば、冷却ファン87により外部の空気が取り込まれて発生した空気流w1は、電装ボックス80内の搬送モーター83a〜83d、ギア列84a、84b、基板85の全てを冷却した後、電装ボックス80の外部に排出される。従って、搬送モーター83a〜83bの発熱によるモーターのトルク低下や脱調、故障、基板85の発熱による電子部品の熱劣化等の不具合を効果的に抑制することができる。また、電装ボックス80内に複数の冷却ファンを配置する必要がないため、電装ボックス80を備えた中継搬送ユニット30のコストも低減可能となる。
また、冷却ファン87は、搬送モーター83b、83cの間に形成された空間Sに吸入面87aが対向するように配置されているため、吸入面87aからの空気の吸入を円滑に行うことができる。また、基板85は、空間S内において吸入面87aに対向するように配置されているため、空気流w1は基板85の表面に十分に接触した後、吸入面87aに吸入される。これにより、基板85を効果的に冷却することができる。
さらに、冷却ファン87により発生した空気流w1の一部を分岐させて、中継搬送ユニット30の上面部に形成された中間排出トレイ35に向かう空気流w2とすることにより、中間排出トレイ35に排出された用紙Pに空気流w2を吹き付けて冷却することができる。これにより、中間排出トレイ35に排出された用紙P上のトナーが十分に冷却される前に後続の用紙Pが排出されることによる用紙同士の融着、及び画像剥がれ等の発生も効果的に抑制することができる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、電装ボックス80内の空気流w1が、用紙搬送方向の下流側から上流側(図6の左から右方向)に向かって流れる構成としたが、用紙搬送方向の上流側から下流側(図6の右から左方向)に向かって流れる構成としても良い。但し、用紙搬送方向の上流側には定着部7(図2参照)が配置されており、定着部7の熱で暖められた空気流が電装ボックス80内に取り込まれるため冷却効率が低下する。従って、上記実施形態のように、空気流w1が、用紙搬送方向の下流側から上流側に向かって流れる構成が好ましい。
また、ハウジング81内の基板85、冷却ファン87の配置についても上記実施形態に限定されず、基板85は、搬送モーター83a〜83dの配置面に対し略平行に配置されていれば良く、例えば冷却ファン87に対し搬送モーター83a〜83dよりも遠い位置(カバー部81b近傍)に配置されていても良い。また、冷却ファン87は、搬送モーター83a〜83dの配置面に対し垂直方向(ハウジング81の長手方向と直交する方向)にずれた位置に、吸入面87aを搬送モーター83a〜83d側に向けて配置されるとともに、吹き出し口87bからの空気流の吹き出し方向が搬送モーター83a〜83dの並び方向に対し略平行となるように配置されていれば良く、例えば搬送モーター83aと83bとの間、或いは搬送モーター83cと83dとの間に配置されていても良い。
さらに、上記実施形態では、中継搬送ユニット30に付設される電装ボックス80内の冷却機構について説明したが、中継搬送ユニット30に限らず、他の被駆動ユニットに付節される電装ボックス内の冷却機構にも適用できる。
本発明は、複数のモーターと基板とを備え、被駆動ユニットを駆動する電装ボックスに利用可能である。本発明の利用により、電装ボックスの大型化を招くことなく、電装ボックス内のモーター及び基板を効果的に冷却可能な電装ボックス、及びそれを備えた被駆動ユニット並びに画像形成装置を提供することができる。
6 画像形成部
8 画像読取部
19 用紙排出部(シート排出部)
22 胴内排出空間
30 中継搬送ユニット(被駆動ユニット)
35 中間排出トレイ(シート排出面)
70 用紙後処理装置(シート後処理部)
80 電装ボックス
81 ハウジング
81a 本体部
81b カバー部
82a、82b ギアボックス
83a〜83d 搬送モーター
84a、84b ギア列
85 基板
87 冷却ファン
87a 吸入面
87b 吹き出し口
90a 吸気口
90b 排気口
93 開口
94 リブ
95 連通部
100 画像形成装置
S 空間
L 配置面

Claims (8)

  1. 複数のモーターと、
    該基板及び前記モーターに空気流を送る冷却ファンと、
    該冷却ファン、前記モーター及び前記基板を収納するとともに、長手方向の一端に吸気口が形成され、他端に排気口が形成された扁平直方体状のハウジングと、
    を備え、
    前記モーターは、前記ハウジング内の長手方向に沿った同一面上に略直線状に配置され、前記基板は、前記モーターの配置面に対し略平行に配置されており、
    前記冷却ファンは、吸入面から吸入した空気を外周部に設けた吹き出し口から吹き出すシロッコファンであり、
    前記吸気口から前記ハウジングの内壁面に沿って前記吸入面へ流れる前記冷却ファンの吸入側空気流と、前記吹き出し口から吹き出し前記ハウジングの内壁面に沿って前記排気口へ流れる前記冷却ファンの吹き出し側空気流と、によって前記モーター及び前記基板を冷却し、
    前記冷却ファンは、前記ハウジング内において前記モーターの配置面に対し垂直方向にずれた位置に、前記吸入面を前記モーター側に向けて配置されることを特徴とする電装ボックス。
  2. 複数のモーターと、
    該基板及び前記モーターに空気流を送る冷却ファンと、
    該冷却ファン、前記モーター及び前記基板を収納するとともに、長手方向の一端に吸気口が形成され、他端に排気口が形成された扁平直方体状のハウジングと、
    を備え、
    前記モーターは、前記ハウジング内の長手方向に沿った同一面上に略直線状に配置され、前記基板は、前記モーターの配置面に対し略平行に配置されており、
    前記冷却ファンは、吸入面から吸入した空気を外周部に設けた吹き出し口から吹き出すシロッコファンであり、
    前記吸気口から前記ハウジングの内壁面に沿って前記吸入面へ流れる前記冷却ファンの吸入側空気流と、前記吹き出し口から吹き出し前記ハウジングの内壁面に沿って前記排気口へ流れる前記冷却ファンの吹き出し側空気流と、によって前記モーター及び前記基板を冷却し、
    前記冷却ファンは、前記複数のモーターの間に形成された空間に前記吸入面が対向するように配置されることを特徴とする電装ボックス。
  3. 前記基板は、前記吸入面に対向するように前記空間内に配置されることを特徴とする請求項2に記載の電装ボックス。
  4. 前記モーターに連結されるギア列と、該ギア列を収納するギアボックスとを備え、
    前記ギアボックスには、空気流が通過する開口が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電装ボックス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電装ボックスを備えた被駆動ユニット
  6. 請求項5に記載の被駆動ユニットを備えた画像形成装置
  7. 複数のモーターと、
    該基板及び前記モーターに空気流を送る冷却ファンと、
    該冷却ファン、前記モーター及び前記基板を収納するとともに、長手方向の一端に吸気口が形成され、他端に排気口が形成された扁平直方体状のハウジングと、
    を備え、
    前記モーターは、前記ハウジング内の長手方向に沿った同一面上に略直線状に配置され、前記基板は、前記モーターの配置面に対し略平行に配置されており、
    前記冷却ファンは、吸入面から吸入した空気を外周部に設けた吹き出し口から吹き出すシロッコファンであり、
    前記吸気口から前記ハウジングの内壁面に沿って前記吸入面へ流れる前記冷却ファンの吸入側空気流と、前記吹き出し口から吹き出し前記ハウジングの内壁面に沿って前記排気口へ流れる前記冷却ファンの吹き出し側空気流と、によって前記モーター及び前記基板を冷却する電装ボックスを備えた被駆動ユニットを備えた画像形成装置。
  8. 画像形成部と、該画像形成部の上方に配置された画像読取部との間に配置され、前記画像形成部で画像形成されたシートを排出するシート排出部と、
    該シート排出部のシート排出方向下流側に設けられ、少なくとも前記装置本体の前面側に開口する胴内排出空間と、
    前記胴内排出空間を挟んで前記シート排出部と反対側に配置され、前記シート排出部から排出されたシートが搬入されるシート後処理部と、を備え、
    前記被駆動ユニットは、前記胴内排出空間の底面部に着脱可能に配置され、前記シート排出部から排出されたシートを前記シート後処理部に搬送する搬送ローラー対を有する中継搬送ユニットであり、
    前記吹き出し口から吹き出された空気流の一部は、前記ハウジングに形成された連通部を通過して前記中継搬送ユニットの上面部に形成されたシート排出面に向かうことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
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