JP6019401B2 - 電子部品圧着装置及び電子部品圧着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に搭載された電子部品を圧着ヘッドによって圧着する電子部品圧着装置及び電子部品圧着方法に関するものである。
液晶パネルやプラズマディスプレイといった表示パネル等の基板に対して電子部品を圧着する装置として、基板に対して昇降自在な複数の圧着ヘッドが一方向に並列した状態で備えられた電子部品圧着装置(以下、「圧着装置」と称する)が知られている。この圧着装置を用いた圧着動作では、基板に形成された複数の電極に異方性導電シート(以下、「ACF」と称する)を介して搭載された電子部品に対して、1又は複数の圧着ヘッドを下降させることによって電子部品を上方から押圧して圧着する。
前述の圧着動作においては、電子部品の押圧時にACFが電子部品の外縁から滲み出て圧着ヘッドに付着する等の事態が生じ得る。そのため、圧着ヘッドと基板の間にフッ素樹脂等の素材から成る圧着シートを送り込み、当該圧着シートを介在させた状態で圧着ヘッドを下降させて電子部品を押圧する方法が知られている(例えば特許文献1)。
この圧着シートを用いた圧着方法では、1又は複数回の圧着動作が終了する都度、圧着シートをピッチ送りして次の圧着動作を実行する。ここで、圧着シートは高価な消耗品であるため、未使用部分を極力少なくした状態でピッチ送りすることが望ましい。この点、特許文献1に記載の発明は圧着ヘッド毎に圧着シート及び圧着シート送り機構を設けているので、圧着シート送り機構を個別に制御して圧着シートをピッチ送りすることによって当該要望を満たすことができる。
また、圧着装置においては1枚の圧着シートを複数の圧着ヘッドで共有して使用し、1又は複数回の圧着動作が終了する都度、圧着シートを複数の圧着ヘッドと並列する方向にピッチ送りすることによって未使用部分を圧着ヘッドの下方に送り込む形態のものがある。ここで、複数の圧着ヘッドは所定の間隔をあけた状態で配置されるが、複数の圧着ヘッドが配置される長さ分だけ圧着シートをピッチ送りすると、各圧着ヘッド間に位置する圧着シートの部分は未使用のまま廃棄されることとなる。このような無駄を防止するため、2つの圧着ヘッドを同時に下降させて基板に電子部品を圧着した後、加圧力が作用した圧着シートの使用部分が両圧着ヘッドの間に位置するよう圧着シートのピッチ送りを制御する方法が提案されている(例えば特許文献2)。これによれば、未使用部分を極力減らして圧着シートの無駄を防止することができる。
特開2011−233615号公報 特開2009−295640号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、圧着ヘッド毎に圧着シート及び圧着シート送り機構を設けているので、装置の構成が複雑になるとともに装置コストが高くなる。また特許文献2に記載の発明では、複数の圧着ヘッドが並列する方向と直交する方向に圧着シートをピッチ送りする形態の圧着装置には適用することができない。このように、1枚の圧着シートを複数の圧着ヘッドで共有して使用すると共に、複数の圧着ヘッドの並列方向と直交する方向に圧着シートをピッチ送りする構成の圧着装置については、圧着シートの未使用部分を減らすための具体的な方策が講じられていなかった。
そこで本発明は、圧着シートを無駄なく有効に使用することができる電子部品圧着装置及び電子部品圧着方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品圧着装置は、基板に搭載された電子部品を圧着する電子部品圧着装置であって、一方向に並列に配置され前記基板に対して個別に昇降自在な複数の圧着ヘッドと、前記複数の圧着ヘッドの下方に配置されて前記基板を下方から支持するバックアップ部と、前記複数の圧着ヘッドからの押圧を受け得る大きさを有する圧着シートを、複数の圧着ヘッドとバックアップ部の間であって当該複数の圧着ヘッドの並列方向と直交する方向に送り込む圧着シート送り機構と、前記基板を前記圧着シートと前記バックアップ部の間に位置決めする基板位置決め手段と、1又は複数の前記圧着ヘッドを下降させることによって前記圧着シートを介して前記電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着動作を実行するとともに、前記圧着シート送り機構によって前記圧着シートをピッチ送りすることにより、1又は複数の前記圧着ヘッドからの加圧力が作用した前記圧着シートの使用部分を複数の前記圧着ヘッドの下方から退避させて未使用部分を新たに送り込むピッチ送り動作を実行する制御部とを備え、前記制御部は、前記圧着動作前に複数の前記圧着ヘッドの下方に位置する前記圧着シートの使用部分のうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の前記圧着ヘッドのうち前記電子部品に対して前記圧着動作を優先して実行する前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択する圧着ヘッド選択部を備えている。
また本発明の電子部品圧着方法は、一方向に並列に配置され基板に対して個別に昇降自在な複数の圧着ヘッドと、複数の前記圧着ヘッドの下方に配置されて前記基板を下方から支持するバックアップ部と、複数の前記圧着ヘッドからの押圧を受け得る大きさを有する圧着シートを、複数の前記圧着ヘッドとバックアップ部の間であって複数の前記圧着ヘッドの並列方向と直交する方向に送り込む圧着シート送り機構と、前記基板を前記圧着シートと前記バックアップ部の間に位置決めする基板位置決め手段とを備えた電子部品圧着装置を用いて、基板に搭載された電子部品を圧着する電子部品圧着方法であって、1又は複数の前記圧着ヘッドを下降させることによって前記圧着シートを介して前記電子部品を押圧して前記基板に圧着する電子部品圧着工程と、前記圧着シート送り機構によって前記圧着シートをピッチ送りすることにより、1又は複数の前記圧着ヘッドからの加圧が作用した前記圧着シートの使用部分を複数の前記圧着ヘッドの下方から退避させて未使用部分を新たに送り込むピッチ送り工程とを含み、前記電子部品圧着工程での圧着動作前に、複数の前記圧着ヘッドの下方に位置する前記圧着シートの使用部分のうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の前記圧着ヘッドのうち前記電子部品に対して前記圧着動作を優先して実行する前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択する。
本発明によれば、1又は複数の圧着ヘッドを下降させることによって圧着シートを介して電子部品を押圧して基板に圧着する圧着動作を実行するとともに、圧着シートを複数の圧着ヘッドの並列方向と直交する方向にピッチ送りすることにより、1又は複数の圧着ヘッドからの加圧力が作用した圧着シートの使用部分を複数の圧着ヘッドの下方から退避させて、未使用部分を前記複数の圧着ヘッドの下方に送り込むピッチ送り動作を実行し、圧着動作前に複数の圧着ヘッドの下方に位置する圧着シートの使用部分のうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の圧着ヘッドとして選択するので、圧着シートを無駄なく有効に使用することができる。
本発明の実施の形態における電子部品圧着装置の斜視図 (a)(b)本発明の実施の形態における圧着動作の説明図 本発明の実施の形態における電子部品圧着装置の部分斜視図 本発明の実施の形態における電子部品圧着装置の制御系の構成を示す図 本発明の実施の形態における圧着作業のシーケンスの説明図 本発明の実施の形態における圧着作業のフロー図 本発明の実施の形態における圧着シートの送り処理のフロー図 (a)本発明の実施の形態における圧着作業の対象となる基板の平面図(b)本発明の実施の形態における圧着作業で使用する複数の圧着ヘッドの正面図(c)本発明の実施の形態における圧着シートの送り処理の説明図
本発明の実施の形態における電子部品圧着装置について、図面を参照しながら説明する。図1において、電子部品圧着装置1は液晶パネルやプラズマディスプレイといった表示パネル等の基板2に搭載された電子部品3(以下、「部品3」と略称する)を圧着する機能を有し、圧着部4、バックアップ部5、圧着シートユニット6及び基板位置決め部7を含んで構成される。
この電子部品圧着装置1には、一辺又は複数辺(ここでは二辺)の縁部に沿って所定のピッチで形成された電極(不図示)に対し、接着材料としてのACF8(図2参照)を介して部品3が搭載された状態の基板2が図示しない基板搬送機構によって搬入される。なお、部品3としてはリード端子が形成されたフレキシブル基板やバンプを有するフリップチップ等が挙げられる。
次に、図1を参照して圧着部4について説明する。ベース部9には1対のガイドレール10が水平方向(X方向)に延びて設けられており、このガイドレール10には図示しない複数(ここでは3つ)のガイドブロックがX方向にスライド自在に嵌着している。各ガイドブロックには垂直姿勢で配設された矩形状のブラケット11が固着しており、このブラケット11には圧着ユニット12が取り付けられている。
圧着ユニット12はシリンダから成る加圧機構13と圧着ヘッド14から構成されており、加圧機構13の下方から延出するロッド15の下端部に圧着ヘッド14が固着している。圧着ヘッド14の下面には押圧部16が形成されており、その下面16a(図2(a)参照)は圧着対象の部品3に対応した形状・大きさを有している。複数(ここでは3つ)の圧着ヘッド14は一の方向(X方向)に並列して配置されており、また各圧着ヘッド14には夫々を識別するための識別情報(紙面左側からH1、H2、H3)が付与されている。
加圧機構13の駆動によってロッド15が突没することにより各圧着ヘッド14は上下動し(図2(b)の矢印a,b参照)、これにより押圧部16の下面16aで部品3を基板2に対して押圧する。このように、押圧部16の下面16aは部品3を上方から押圧する押圧面となっている。なお、押圧部16を形成せずに圧着ヘッド14の下面全体で部品3を押圧するようにしてもよい。このように、複数の圧着ヘッド14は、一方向に並列に配列され基板2に対して個別に昇降自在となっている。
ベース部9には細長形状のスケール17がガイドレール10と平行にX方向に延びて設けられており、その表面には目盛り17aが施されている。スケール17はその下辺17bがブラケット11の上辺11aと略一致した状態でベース部9に設けられている。またブラケット11において、圧着ユニット12が取り付けられる表面の上方には三角形等で表された目印11bが施されている。この目印11bは、圧着ヘッド14を所定の位置まで水平移動させる際の目安となるものである。
図1及び図2において、バックアップ部5は複数の圧着ヘッド14の下方に延びて配置された板状の部材であり、基板2を下方から支持する上面5a(図2参照)を有している。図2(a)、(b)は、圧着ヘッド14(押圧部16)の下方に圧着対象である部品3が位置した圧着作業位置に位置決めされた状態の基板2を示しており、かかる状態において部品3の搭載位置はバックアップ部5によって下方から支持される。このように、バックアップ部5は、複数の圧着ヘッド14の下方に配置されて基板2を下方から支持する。
図1において、圧着シートユニット6は圧着部4とバックアップ部5の間に配設されている。圧着シートユニット6は、X方向と直交するY方向に延びた左右一対の側板18、19を有しており、複数の圧着ヘッド14を両側方から閉囲するように配設されている。側板18、19の一側部には、水平に軸支されたX方向に延びる回転軸20が回転自在に取り付けられており、この回転軸20にはフッ素樹脂やシリコン等の素材から成る圧着シート21の巻回体である供給リール21Aが装着されている。圧着シート21は、両側に位置する圧着ヘッド14(H1、H3)を最も離間させた状態において、全ての圧着ヘッド14(H1、H2、H3)からの押圧を受け得る大きさを有しており、複数の圧着ヘッド14で1枚の圧着シート21を共有して使用可能となっている。
また、側板18、19には水平に軸支されたX方向に延びる第1のガイドローラ22、第2のガイドローラ23が複数の圧着ヘッド14を間に挟んだ状態で回転自在に装着されている。第2のガイドローラ23は駆動モータ24の駆動によって回転する。供給リール21Aから供給された圧着シート21は、駆動モータ24の駆動により第1のガイドローラ22の下方と第2のガイドローラ23の上方に周接した状態で、圧着ヘッド14の下方とバックアップ部5の上方の間に形成された空間を水平方向にガイドされながらY1方向にピッチ送りされる(図1、図3参照)。このように、第1のガイドローラ22、第2のガイドローラ23及び駆動モータ24は、圧着シート21を複数の圧着ヘッド14とバックアップ部5の間であって当該複数の圧着ヘッド14の並列方向と直交する方向に送り込む圧着シート送り機構25(図4参照)となっている。
図1において、基板位置決め部7は上面に基板2を載置可能な水平面を有する位置決めステージ26及びこの位置決めステージ26を駆動するステージ駆動機構27(図4参照)から構成される。ステージ駆動機構27の駆動により位置決めステージ26はX方向、Y方向及び垂直方向(Z方向)へ移動するとともに、Z方向を軸心としたΘ方向に回動する。ステージ駆動機構27を駆動して位置決めステージ26上の基板2を圧着シート21とバックアップ部5との間で任意の方向に移動又は回動させることによって、基板2を圧着作業位置に位置決めすることができる。上記構成において、基板位置決めステージ26及びステージ駆動機構27は、基板2を圧着シート21とバックアップ部5の間に位置決めする基板位置決め手段となっている。
ここで、図2(a)、(b)を参照して圧着動作について説明する。図2(a)は、基板2を圧着作業位置に位置決めした状態を示している。かかる状態で加圧機構13を駆動して圧着ヘッド14を下降(図2(b)の矢印a)させると、圧着シート21の上面に押圧部16の下面16aが接触する。そして、圧着ヘッド14をさらに下降させることによって圧着シート21は押し下げられ、さらに圧着ヘッド14を下降させることによって圧着シート21を介して部品3が基板2に押圧される(図2(b)参照)。これにより部品3は基板2に圧着され、その後圧着ヘッド14を上昇(矢印b)させることによって圧着動作は終了する。なお、圧着ヘッド14の上昇により圧着シート21は部品3の上面から離れ、圧着ヘッド14と基板2の間の空間において水平な姿勢に戻る(図2(a)参照)。また、複数の圧着ヘッド14の下方に圧着対象である部品3が複数存在する場合には、各圧着ヘッド14を同時に下降させて複数の部品3を同時に押圧して基板2に圧着する。これにより、作業タクトを向上させることができる。
次に、図3を参照して圧着シート21のピッチ送りについて説明する。圧着シート21のピッチ送りは、部品3を基板2に圧着して圧着ヘッド14を上昇させた後の所定のタイミングにてなされる。またピッチ送り量は、部品3の搭載位置のY方向の長さL1を包含した長さL2さとなっている。これにより、圧着ヘッド14による加圧を受けた加圧箇所21aは圧着シート21のY1方向へのピッチ送りによって圧着ヘッド14の下方から退避する。なお、圧着シート21のピッチ送りの詳細については後述する。
本実施の形態では、圧着ヘッド14の下方に送り込まれる前の圧着シート21の部分を「未使用部分21b」、圧着ヘッド14(押圧部16)の下方に送り込まれた圧着シート21の部分を「使用部分21c」、圧着動作後にピッチ送りされて圧着ヘッド14の下方からY1方向に退避した圧着シート21の部分を「使用済部分21d」と称する。
次に、図4を参照して制御系の構成について説明する。電子部品圧着装置1に備えられた制御部30は演算処理機能を有し、基板情報記憶部31、設備情報記憶部32、圧着回数記憶部33、限界値数記憶部34及び圧着ヘッド選択部35を含んで構成されている。基板情報記憶部31、設備情報記憶部32、圧着回数記憶部33及び限界値数記憶部34には、以下に説明する各種の圧着作業情報が記憶されている。また、この制御部30は加圧機構13、ステージ駆動機構27、圧着シート送り機構25及びタッチパネル部36と接続されている。加圧機構13、ステージ駆動機構27、圧着シート送り機構25を含む各機構は、制御部30によってその作動が制御される。
基板情報記憶部31は、作業対象となる基板2の品種名や寸法等の情報をはじめ、基板2の縁部に設定された設計上の部品搭載位置、1つの基板2に対する圧着作業のシーケンス(以下、「作業シーケンス」と称する)に関する情報等を記憶する。本実施の形態で作業対象となる基板2は、図8(a)に示すように、二辺の縁部に沿って複数の部品搭載位置が設定されている。以後、各部品搭載位置に搭載された部品3を区別して説明する必要がある場合には、長辺側の各部品搭載位置に搭載されている部品3を「部品A」、「部品B」、「部品C」、「部品D」と称する。また、短辺側の各部品搭載位置に搭載されている部品3を「部品E」、「部品F」、「部品G」と称する。
また本実施の形態では、基板情報記憶部31に図5に示す5つの作業シーケンス(シーケンスNo.1〜5)が記憶されており、当該5つの作業シーケンスに従って1つの基板2に対する圧着作業が実行される。具体的には、シーケンスNo.1では部品Aと部品B、シーケンスNo.2では部品C、シーケンスNo.3では部品D、シーケンスNo.4では部品Eと部品F、シーケンスNo.5では部品Gの圧着を行うよう作業シーケンスが設定・記憶されている。
設備情報記憶部32は、圧着ヘッド14の数、識別情報及び配置に関する情報を含め、電子部品圧着装置1を構成する各種の部材や各機構に関する種々の情報を記憶する。 圧着回数記憶部33は、圧着シート21をピッチ送りするまでの間における特定の使用部分21cに対する各圧着ヘッド14の昇降回数を部品3の圧着回数とみなしてカウントする。そして、圧着シート21がピッチ送りされることによって圧着回数のカウントをリセットする。このように圧着回数記憶部33は、複数の圧着ヘッド14毎に部品3の圧着回数をカウントするカウント部となっている。
限界値数記憶部34は、圧着シート21をピッチ送りするまでの間における特定の使用部分21cに対する圧着ヘッド14の昇降回数(圧着回数)の限界値を記憶する。すなわち、ここでは圧着シート21の特定の使用部分21cに対して圧着ヘッド14による圧着動作を実行することができる回数(圧着回数)の上限値を記憶している。なお、限界値は使用する圧着シート21の耐性等に応じて作業員が任意に設定する。
圧着ヘッド選択部35は、前述した作業シーケンス、圧着ヘッド14の数、識別情報及び配置、圧着ヘッド14の圧着回数のカウント数、圧着回数の限界値等の各種の圧着作業情報に基づいて、圧着動作を行う圧着ヘッド14を選択する(詳細は後述する)。
タッチパネル部36は表示兼入力装置であり、表示部37と操作・入力部38から構成される。表示部37は電子部品圧着装置1に設けられた液晶パネル等の表示パネルであり、操作・入力部38による入力時の案内画面や、圧着作業に関する各種の情報が表示される。操作・入力部38は作業員による表示部37上の任意の表示の操作(タッチ操作)に基づいて、装置稼働のための操作指示や各種の入力操作を行う。
本発明の電子部品圧着装置1は以上のような構成から成り、次に図6を参照して動作について説明する。ここでは、図5に示す作業シーケンスに基づいて、図8(a)に示す基板2に対して部品3の圧着作業が実行される。また、部品3の圧着には図8(b)に示す3つの圧着ヘッド14(H1,H2,H3)を用い、各圧着ヘッド14の配置は固定することとする。
まず、制御部30は図示しない基板搬送機構によって基板2を位置決めステージ26上に搬入する(ST1の基板搬入工程)。次に、制御部30は基板情報記憶部31、設備情報記憶部32、圧着回数記憶部33及び限界値数記憶部34に記憶された各種の圧着作業情報を読み取る(ST2の圧着作業情報読取り工程)。次に、制御部30は読み取った圧着作業情報に基づいて圧着シート21の送り処理を行う(ST3の圧着シート送り処理工程)。なお、当該工程の詳細は後述する。
圧着シート21の送り処理後、制御部30は作業シーケンスに基づいて圧着対象となる部品3(部品搭載位置)が圧着ヘッド14(押圧部16)の下方に位置するよう基板2を位置決めする(ST4の基板位置決め工程)。次に、制御部30は圧着ヘッド14を下降させることによって圧着シート21を介して部品3を押圧して基板2に圧着する(ST5の電子部品圧着工程)。ここでは、複数の部品3に対して複数の圧着ヘッド14を同時に下降させて圧着する動作(シーケンスNo.1,4が該当)も含む。
次に、制御部30は作業シーケンスNo.1〜5に基づいて圧着対象となる全ての部品3の圧着が完了したか否かを判断し(ST6の作業完了判断工程)、全ての部品3の圧着が完了したと判断した場合には基板2を下流側の装置(不図示)に搬出する(ST7の基板搬出工程)。これにより1つの基板2に対する圧着作業は終了する。一方、全ての部品3の圧着が完了していないと制御部30が判断した場合には、(ST2)に戻り前述の動作を実行する。
次に、図7及び図8(c)を参照して(ST3)の圧着シート送り処理の詳細について、前述した基板2の位置決め及び部品3の圧着を交えて説明する。まず、当該処理を説明するための前提条件について説明する。図8(c)に示す工程1ではシーケンスNo.1、工程2ではシーケンスNo.2・・・工程5ではシーケンスNo.5に基づいて部品3の圧着を行うこととする。また、工程6ではシーケンスNo.1に戻り、以後同様の順序で部品3の圧着を行うこととする。
また、部品A〜Gに対しては圧着動作を優先的に実行する圧着ヘッド14(以下、「優先ヘッド」と称する)が個別に設定されていることとする。具体的には、部品Aと部品Eに対しては圧着ヘッドH1、部品Bと部品Fに対しては圧着ヘッドH2、部品Cと部品Dと部品Gに対しては圧着ヘッドH3が優先的に圧着動作を実行する。また、圧着シート21の特定の使用部分21cに対して圧着ヘッド14が実行し得る圧着動作の回数(圧着回数)の限界値は「2」とする。
まず、制御部30は圧着作業情報に基づいて圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッド14のみで、次回の作業シーケンスに基づいて実行される圧着作業が可能か判断する(ST8の圧着作業可否判断工程)。より具体的には、圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッド14の数が次回の作業シーケンスで圧着対象となっている部品3の数以上に存在し、且つ圧着対象となる全ての部品3の上方に該当する圧着ヘッド14が位置するよう配置されているか否かに基づいて判断する。そして、圧着作業が可能であると判断した場合、制御部30は圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッド14の中から当該圧着作業に使用する圧着ヘッド14を選択する(ST9の限界値未到達圧着ヘッド選択工程)。
前述した(ST8)、(ST9)の動作は図8(c)に示す工程1が該当する。すなわち、工程1では全圧着ヘッドH1〜H3の圧着回数はゼロであるため、制御部30は圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッドH1〜H3のみで圧着作業は可能であると判断し、この中から工程1での圧着作業に使用する圧着ヘッドH1〜H3を選択する。ここでは、部品A、Bの優先ヘッドである圧着ヘッドH1、H2を選択する。
圧着ヘッドH1、H2の選択後、制御部30は圧着シート21をピッチ送りせずに圧着シート送り処理を終了し、(ST4)の基板位置決め工程に移行する。ここでは、圧着ヘッドH1、H2の下方に作業対象の部品A、Bがそれぞれ位置するよう基板2を位置決めし、圧着動作を実行する。そして、制御部30は圧着ヘッドH1、H2毎に圧着回数をカウントする。
なお、工程2〜4においても(ST8)、(ST9)の動作が実行され、制御部30は各工程で圧着対象となる部品3に設定された優先ヘッドを選択し、圧着シート21をピッチ送りすることなく圧着動作を実行する。そして、制御部30は圧着ヘッドH1〜H3毎に圧着回数をカウントする。
一方、(ST8)で圧着作業が不可能であると判断した場合、制御部30は全圧着ヘッド14の中から次回の作業シーケンスで用いる圧着ヘッド14を選択する(ST10の全圧着ヘッド選択工程)。圧着ヘッド14を選択後、制御部30は圧着シート21をY1方向に1ピッチ分送る(ST11の圧着シート送り工程)。すなわち、制御部30は圧着シート送り機構25によって圧着シート21をピッチ送りすることにより、1又は複数の圧着ヘッド14からの加圧力が作用した加圧箇所21aを含む圧着シート21の使用部分21cを複数の圧着ヘッド14の下方から退避させて未使用部分21bを新たに送り込む。そして、制御部30は圧着シート21のピッチ送りを受けて全圧着ヘッド14の圧着回数をリセットする(ST12の圧着回数リセット工程)。
前述した(ST8)、(ST10)、(ST11)、(ST12)の動作は工程5が該当する。すなわち、工程5では部品Gの圧着を行うが、優先ヘッドである圧着ヘッドH3は既に部品C、Dの圧着に用いられて圧着回数が限界値の2回に達している。また、圧着ヘッドH1は部品A、Eの圧着に用いられており、圧着ヘッドH2も部品B、Fの圧着に用いられている。したがって、制御部30は圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッドH1〜H3のみで部品Gの圧着ができないと判断し、全圧着ヘッドH1〜H3の中から工程5で用いる圧着ヘッドH1〜H3を選択する。ここでは、部品Gの優先ヘッドである圧着ヘッドH3を選択する。
圧着ヘッドH3を選択後、制御部30は圧着シート21をピッチ送りし、全圧着ヘッドH1〜H3の圧着回数のカウントをリセットする。その後、制御部30は圧着ヘッドH3の下方に部品Gが位置するよう基板2を位置決めし、圧着動作を実行するとともに圧着回数をカウントする。なお、工程5の終了後、制御部30は基板2を工程1〜5で作業対象となった基板2を下流側の装置に搬送し、その後新たな基板2を所定の圧着作業位置まで搬入する。
以下、これまで説明した動作に基づいて、工程6以後について説明する。工程6、工程7では優先ヘッドを用いて部品3の圧着動作を実行できるので、制御部30は圧着シート21をピッチ送りせずに対応する優先ヘッドを選択して部品3の圧着を行うとともに、各圧着ヘッドH1〜H3の圧着回数をカウントする。この時点での圧着ヘッドH1、H2の圧着回数は1回、圧着ヘッドH3の圧着回数は2回である。
次に、工程8では部品Dの圧着を行うが、優先ヘッドである圧着ヘッドH3は圧着回数が限界値の2回に達している。その一方、圧着ヘッドH1、H2の圧着回数は1回であり、各圧着ヘッドH1、H2の下方に位置する圧着シート21の使用部分21cはあと1回分の使用が可能である。ここで、制御部30は圧着ヘッドH1、H2の何れかを部品Dの圧着に用いる圧着ヘッドとして選択し(ここでは圧着ヘッドH2を選択)、当該圧着ヘッドH2で部品Dを圧着する。これにより、工程8の前に圧着シート21をピッチ送りすることなく部品Dを圧着することができる。
なお、前述した圧着ヘッド14の選択は圧着ヘッド選択部35によってなされる。すなわち、圧着ヘッド選択部35は、電子部品圧着工程(ST3)での圧着動作前に、複数の圧着ヘッド14の下方に位置する圧着シート21の使用部分21cのうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の圧着ヘッド14を当該圧着動作で使用する1又は複数の圧着ヘッド14として選択する。
前述のように、本実施の形態では部品3毎に使用する圧着ヘッド14を固定せず、次回の作業シーケンスで圧着作業を実行可能な圧着ヘッド14が存在する場合には当該圧着ヘッド14を選択して部品3の圧着を行うことによって、圧着シート21の無駄を防止するようにしている。
工程8の場面を例にして具体的に説明すると、部品Dに対して使用する圧着ヘッド14を圧着ヘッドH3に固定した場合、圧着ヘッドH3は工程5,7での部品G、Cの圧着に用いられて圧着回数が限界値に達しているため、圧着シート21をピッチ送りしなければ圧着ヘッドH3による部品Dの圧着ができない(図8(c)の破線矢印J1)。この時、圧着ヘッドH1、H2の下方に位置する圧着シート21の使用部分21cはあと1回の圧着動作で使用可能であるにもかかわらずピッチ送りされることとなる。その結果、圧着シート21は圧着動作で使用可能な部分が使用済部分21dに多く残ったまま廃棄されることとなって無駄が発生する。そこで、圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッドH1、H2を選択して部品Dを圧着することによって、圧着シート21のピッチ送りのタイミングを遅らせて使用部分21cを有効に使用することができる。
このように、制御部30は、カウント部(圧着回数記憶部33)によってカウントした圧着回数が所定の限界値を超えていない1又は複数の圧着ヘッド14で圧着動作が可能であれば圧着シート送り機構25によるピッチ送りを実行せず、不可能であればピッチ送りを実行する。また圧着ヘッド選択部35は、制御部30が限界値を超えていない1又は複数の圧着ヘッド14で圧着動作が可能であると判断してピッチ送りを実行しない場合に、当該1又は複数の圧着ヘッド14を当該圧着動作で使用する1又は複数の圧着ヘッド14として選択する。
次に、工程9について説明する。工程9では部品E、Fの圧着を行うが、部品Eに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH1を選択して使用できる一方、部品Fに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH2が工程8で部品Dの圧着に用いられたことによって圧着回数が限界値に達したため選択できない。また、圧着ヘッドH3も圧着回数が限界値に達しているため選択できない。したがって、制御部30は全圧着ヘッドH1〜H3の中から部品E、Fの圧着に使用する圧着ヘッド14を選択し、その後、圧着シート21をピッチ送りして圧着回数のカウントをリセットする。ここでは、部品Eに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH1を選択し、部品Fに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH2を選択する。そして、圧着シート21のピッチ送り後に各圧着ヘッドH1、H2でそれぞれ部品E、Fを圧着する。
次に、圧着シート21のピッチ送り直後の工程17以後について説明する。工程17〜工程19では優先ヘッドを選択して各部品3を圧着できるので、制御部30は圧着シート21をピッチ送りすることなく対応する優先ヘッドを選択する。そして、制御部30は選択した圧着ヘッドH1〜H3(優先ヘッド)を用いて各部品3の圧着を行うとともに、各圧着ヘッドH1〜H3の圧着回数をカウントする。
次の工程20では部品Gの圧着を行うが、優先ヘッドである圧着ヘッドH3は圧着回数が限界値に達しているため選択できない。したがって、部品Gに対して使用する圧着ヘッドを圧着ヘッドH3に固定した場合には圧着シート21をピッチ送りする必要がある(破線矢印J2)。ここで、制御部30は圧着回数が限界値に達していない圧着ヘッドH1、H2の何れかを選択し(ここでは圧着ヘッドH1を選択)、圧着シート21をピッチ送りせずに圧着ヘッドH1によって部品Gを圧着するとともに圧着回数をカウントする。
次に、工程21では部品A、Bの圧着を行うが、部品Bに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH2を選択して圧着できる一方、部品Aに対しては優先ヘッドである圧着ヘッドH1の圧着回数が限界値に達しているため選択できない。また、圧着ヘッドH3も圧着回数が限界値に達しているため選択できない。したがって、制御部30は全圧着ヘッドの中から部品A、Bの圧着に使用する圧着ヘッド14(ここでは優先ヘッドである圧着ヘッドH1、H2)を選択する。そして、圧着シート21をピッチ送りして圧着回数のカウントをリセットする。その後、制御部30は圧着ヘッドH1、H2を用いて部品A、Bを圧着するとともに圧着回数をカウントする。工程21以後もこれまで説明した動作に基づいた圧着作業が実行される。
以上説明したように、本発明によれば、1枚の圧着シート21を複数の圧着ヘッド14で共有して使用するとともに、複数の圧着ヘッド14の並列方向と直交する方向に圧着シート21をピッチ送りする構成の電子部品圧着装置1において、圧着シート21の無駄を防止して効率良く使用することができる。
より具体的には、部品3毎に使用する圧着ヘッド14を固定せず、複数の圧着ヘッド14の下方に位置する圧着シート21の使用部分21cのうち、圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の圧着ヘッド14を当該圧着動作で使用する1又は複数の圧着ヘッドとして選択することで、圧着シート21の未使用部分(使用可能部分)を極力少なくした状態で圧着シート21をピッチ送りすることができる。
なお、優先ヘッドは必ずしも設定する必要はなく、各作業シーケンスにおいて部品3の圧着動作に使用する圧着ヘッド14をその都度選択するようにしてもよい。また、圧着シート送り機構25は本実施の形態のものに限定されず、圧着ヘッド14の下方と圧着作業位置に位置決めされた基板2の上方の空間に対して圧着シート21を水平方向にピッチ送りさせることができる構成のものであればよい。さらに、圧着ヘッド14の圧着回数の限界値は必ずしも複数回を設定する必要はなく、「1」としてもよい。
本発明によれば、圧着シートの無駄を防止して有効に使用することができ、基板に対して電子部品を圧着する電子部品実装分野において有用である。
1 電子部品圧着装置
2 基板
3 電子部品
5 バックアップ部
14 圧着ヘッド
21 圧着シート
21b 未使用部分
21c 使用部分
22 第1のガイドローラ
23 第2のガイドローラ
24 駆動モータ
26 位置決めステージ
27 ステージ駆動機構
30 制御部
33 圧着回数記憶部
35 圧着ヘッド選択部

Claims (4)

  1. 基板に搭載された電子部品を圧着する電子部品圧着装置であって、
    一方向に並列に配置され前記基板に対して個別に昇降自在な複数の圧着ヘッドと、
    前記複数の圧着ヘッドの下方に配置されて前記基板を下方から支持するバックアップ部と、
    前記複数の圧着ヘッドからの押圧を受け得る大きさを有する圧着シートを、複数の圧着ヘッドとバックアップ部の間であって当該複数の圧着ヘッドの並列方向と直交する方向に送り込む圧着シート送り機構と、
    前記基板を前記圧着シートと前記バックアップ部の間に位置決めする基板位置決め手段と
    又は複数の前記圧着ヘッドを下降させることによって前記圧着シートを介して前記電子部品を押圧して前記基板に圧着する圧着動作を実行するとともに、前記圧着シート送り機構によって前記圧着シートをピッチ送りすることにより、1又は複数の前記圧着ヘッドからの加圧力が作用した前記圧着シートの使用部分を複数の前記圧着ヘッドの下方から退避させて未使用部分を新たに送り込むピッチ送り動作を実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記圧着動作前に複数の前記圧着ヘッドの下方に位置する前記圧着シートの使用部分のうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の前記圧着ヘッドのうち前記電子部品に対して前記圧着動作を優先して実行する前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択する圧着ヘッド選択部を備えていることを特徴とする電子部品圧着装置。
  2. 前記制御部は、複数の前記圧着ヘッド毎に電子部品の圧着回数をカウントするカウント部を備え、前記カウント部によってカウントした圧着回数が所定の限界値を超えていない1又は複数の前記圧着ヘッドで前記圧着動作が可能であれば前記圧着シート送り機構によるピッチ送りを実行せず、不可能であればピッチ送りを実行し、
    前記圧着ヘッド選択部は、前記制御部が前記限界値を超えていない1又は複数の前記圧着ヘッドで前記圧着動作が可能であると判断してピッチ送りを実行しない場合に、1又は複数の前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択することを特徴とする請求項1記載の電子部品圧着装置。
  3. 一方向に並列に配置され基板に対して個別に昇降自在な複数の圧着ヘッドと、複数の前記圧着ヘッドの下方に配置されて前記基板を下方から支持するバックアップ部と、複数の前記圧着ヘッドからの押圧を受け得る大きさを有する圧着シートを、複数の前記圧着ヘッドとバックアップ部の間であって複数の前記圧着ヘッドの並列方向と直交する方向に送り込む圧着シート送り機構と、前記基板を前記圧着シートと前記バックアップ部の間に位置決めする基板位置決め手段とを備えた電子部品圧着装置を用いて、基板に搭載された電子部品を圧着する電子部品圧着方法であって
    又は複数の前記圧着ヘッドを下降させることによって前記圧着シートを介して前記電子部品を押圧して前記基板に圧着する電子部品圧着工程と、
    前記圧着シート送り機構によって前記圧着シートをピッチ送りすることにより、1又は複数の前記圧着ヘッドからの加圧が作用した前記圧着シートの使用部分を複数の前記圧着ヘッドの下方から退避させて未使用部分を新たに送り込むピッチ送り工程とを含み、
    前記電子部品圧着工程での圧着動作前に、複数の前記圧着ヘッドの下方に位置する前記圧着シートの使用部分のうち、当該圧着動作で使用可能な部分がある場合にはその部分に対応する1又は複数の前記圧着ヘッドのうち前記電子部品に対して前記圧着動作を優先して実行する前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択することを特徴とする電子部品圧着方法。
  4. 前記ピッチ送り工程において、電子部品の圧着回数が所定の限界値を超えていない1又は複数の前記圧着ヘッドで圧着動作が可能であれば前記圧着シートのピッチ送りを実行せず、不可能であればピッチ送りを実行し、
    限界値を超えていない1又は複数の前記圧着ヘッドで圧着動作が可能であると判断した場合に、1又は複数の前記圧着ヘッドを当該圧着動作で使用する1又は複数の前記圧着ヘッドとして選択することを特徴とする請求項3記載の電子部品圧着方法。
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