JP2007220727A - 電子部品の加圧接続装置及び加圧接続方法 - Google Patents

電子部品の加圧接続装置及び加圧接続方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路基板とタブとを加圧ツールで圧着する際、これらを均一な加圧力で加圧することができるようにした電子部品の加圧接続装置を提供することにある。
【解決手段】第1の電子部品の一端部と第2の電子部品の一端部とを重合し、これら電子部品の重合部分を圧着する電子部品の加圧接続装置であって、
複数のバックアップ部13に分割されていて、これらバックアップ部の上端面に回路基板203の一端部が位置決めされるバックアップツール12と、バックアップツール上に位置決めされた回路基板の一端部に重合されたタブ202の一端部を加圧してこれら回路基板とタブの一端部を接続する加圧ツール18と、加圧ツールによって回路基板とタブとの一端部を加圧して接続するときに、回路基板とタブを介して複数のバックアップ部に加わる加圧ツールの加圧力の差に応じて各バックアップ部をそれぞれ変位させる弾性部材15を具備する。
【選択図】図2

Description

この発明は2つの電子部品を粘着性の異方性導電部材を介して加圧接続する電子部品の加圧接続装置及び加圧接続方法に関する。
表示装置の組立工程では、たとえば図5(a)に示すように、まずアウタリードボンダにより電子部品としての基板である、液晶パネル200の外周の4辺のうちの所定の辺に、液晶駆動用ICが搭載された電子部品としての複数のタブ202(TAB:Tape Automated Bonding)を図5(c)に示すようにテープ状の異方性導電部材204を介して実装して電子部品付きの液晶パネル200を製造する。
ついで、電子部品付きの液晶パネル200のタブ202の部分に対して図5(b)に示すように電子部品としての複数の回路基板203を電気的に接続して液晶パネル200を組み立てるということが行われている。上記回路基板203とタブ202とは、図5(c)に示すようにタブ202と液晶パネル200との接続と同様、異方性導電部材204が用いられる。
このような電子部品の接続作業は加圧接続装置を用いて行なわれる。加圧接続装置は、周知のように上記液晶パネル200の一辺を受けることができる長さ寸法のバックアップツールを有する。このバックアップツールの上方にはバックアップツールとほぼ同じ長さ寸法の加圧ツールが上下駆動可能に設けられている。バックアップツール及び加圧ツールはヒータを有する。
上記タブ202の一端部が仮圧着された上記液晶パネル200の一端部が上記バックアップツールに供給される。つまり、液晶パネル200とタブ202との重合された一端部がバックアップツールの上端面に位置決め載置される。
その状態で、上記加圧ツールが下降して液晶パネル200とタブ202との重合部分を加圧加熱する。それによって、上記異方性導電部材204が熱硬化するから、液晶パネル200の一辺に仮圧着された複数のタブ202が同時に接続固定される。
一方、タブ202に回路基板203を接続する場合には、まず、回路基板203の一端部をバックアップツールの上端面に位置決め保持する。ついで、液晶パネル200を搬送してこの液晶パネル200に接続されたタブ202の他端部を上記回路基板203の一端部に重合する。そして、これら回路基板203とタブ202との重合部分を加圧ツールで加圧加熱する。それによって、複数の回路基板203が複数のタブ202に対して同時に接続固定される。
ところで、最近では液晶パネル200が大型化する傾向にある。そのため、液晶パネル200の一辺に複数のタブ202や複数の回路基板203を一度で圧着するためには、液晶パネル200の大きさに応じてバックアップツールや加圧ツールも長尺化しなければならない。
バックアップツールと加圧ツールが長尺化すると、これらが水平方向に対して相対的にわずかでも傾いていて取付けられていても、その長さに比例してバックアップツールと加圧ツールの一端と他端との高さの差が大きくなる。
そのため、上記加圧ツールを下降させて液晶パネル200に仮圧着された複数のタブ202を同時に本圧着する場合、複数の液晶パネル200が受ける加圧力に差が生じるため、複数のタブ202を液晶パネル200に均一に本圧着することができないということがある。
同様に、複数のタブ202に対して複数の回路基板203を同時に本圧着するときも、複数の回路基板203を同じ圧力で加圧できないため、これらの回路基板203を上記タブ202に均一に圧着できないということがある。
この発明は、第1の電子部品と第2の電子部品とを加圧して接続する場合、これらの電子部品を均一に加圧して接続することができるようにした電子部品の加圧接続装置及び加圧接続方法を提供することにある。
この発明は、第1の電子部品の一端部と第2の電子部品の一端部とを重合し、これら電子部品の重合部分を圧着する電子部品の加圧接続装置であって、
複数のバックアップ部に分割されていて、これらバックアップ部の上端面に上記第1の電子部品の一端部が位置決めされるバックアップツールと、
上記バックアップツール上に位置決めされた第1の電子部品の一端部に重合された第2の電子部品の一端部を加圧してこられ第1、第2の電子部品の一端部を接続する加圧ツールと、
この加圧ツールによって上記第1の電子部品と第2の電子部品との一端部を加圧して接続するときに、上記第1の電子部品と第2の電子部品を介して複数のバックアップ部に加わる上記加圧ツールの加圧力の差に応じて上記各バックアップ部をそれぞれ変位させる支持手段と
を具備したことを特徴とする部品の加圧接続装置にある。
上記支持手段は受部材の上面に設けられた弾性材であって、この弾性材の上面に複数の上記バックアップ部が設けられていることが好ましい。
上記支持手段は加圧気体が供給されるシリンダであって、各シリンダに供給される加圧気体の圧力は各バックアップ部に加わる圧力に応じて調整可能であることが好ましい。
この発明は、第1の電子部品の一端部と第2の電子部品の一端部とを重合し、これら電子部品の重合部分を圧着する電子部品の加圧接続方法であって、
バックアップツールを複数のバックアップ部に分割し、これらバックアップ部の上端面に上記第1の電子部品の一端部を位置決め載置する工程と、
上記バックアップ上に位置決めされた第1の電子部品の一端部に第2の電子部品の一端部を重合する工程と、
重合された第1の電子部品と第2の電子部品の一端部を加圧ツールで加圧して接続する工程と、
上記加圧ツールで第1の電子部品と第2の電子部品の一端部を加圧して接続するときに、上記第1の電子部品と第2の電子部品を介して複数のバックアップ部に加わる上記加圧ツールの加圧力に応じて上記各バックアップ部をそれぞれ変位させる工程と
を具備したことを特徴とする電子部品の加圧接続方法にある。
複数のバックアップ部に加わる圧力に応じてこれらバックアップ部の変位量を制御することが好ましい。
この発明によれば、バックアップツールを複数のバックアップ部に分割し、各バックアップ部が第1、第2の電子部品を介して加圧ツールから加圧力を受けると、それぞれが受ける加圧力に応じて独立して変位するようにした。そのため、バックアップツールが加圧ツールから受ける圧力が均一でなくても、その圧力分布に応じてバックアップツールの各バックアップ部が変位するから、第1、第2の電子部品をほぼ均一な圧力で加圧接続することが可能となる。
以下、この発明の一実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は一辺に電子部品としての液晶パネル200に圧着された電子部品としての複数のタブ202に、同じく電子部品としての回路基板203を圧着するための加圧接続装置の概略的構成を示す。この加圧接続装置はベース1を備えている。このベース1にはテーブルユニット2が設けられている。このテーブルユニット2は上記ベース1上にX方向に沿って移動可能に設けられたXテーブル3を有する。このXテーブル3は上記ベース1の一端に設けられたX駆動源4によって図中矢印で示すX方向に駆動されるようになっている。
上記Xテーブル3上にはYテーブル5がX方向と交差するY方向に沿って移動可能に設けられている。このYテーブル5は上記Xテーブル3の一側面に設けられたY駆動源6によってY方向に駆動されるようになっている。
上記Yテーブル5にはθテーブル7が水平面上で回転可能に設けられている。このθテーブル7は上記Yテーブル5の一側面に設けられたθ駆動源8によって回転方向に駆動されるようになっている。したがって、上記θテーブル7はX、Y及びθ方向に駆動可能となっている。
上記θテーブル7には図5(a)に示すように一側に複数、この実施の形態では6つのタブ202が異方性導電部材204によって接続固定された液晶パネル200が供給される。この液晶パネル200はたとえば真空吸着などの手段によって上記θテーブル7に移動不能に保持定されている。なお、液晶パネル200は図1に示すようにタブ202が接続された一辺を含む周辺部をθテーブル7の外周面から突出させている。
複数の上記タブ202には複数、この実施の形態では2つのタブ202に対して1つの割合で合計3つの回路基板203が圧着部11で接続固定される。この圧着部11はY方向に沿って細長い板状のバックアップツール12を有する。このバックアップツール12は図2と図3に示すように複数、この実施の形態では液晶パネル200に接続される回路基板203の数に応じた3つのバックアップ部13に分割されている。各バックアップ部13にはヒータ13aが内蔵されている。
各バックアップ部13は支持手段としての帯板状の受部材14の上面に設けられた帯板状の弾性部材15の上面に接着固定されている。上記受部材14は3つのバックアップ部13とほぼ同じ長さ寸法を有し、図1に示す第1のZ駆動源16によって上下方向である、Z方向に駆動される可動体17の上面に取付け固定されている。すなわち、上記バックアップツール12は第1のZ駆動源16によってZ方向に駆動可能となっている。
バックアップツール12の上方には、下端面を上記バックアップツール12の上端面に対向させた加圧ツール18が配設されている。つまり、加圧ツール18は図3に鎖線で示すように一列に並設された3つのバックアップ部13の長さ寸法とほぼ同じ長さ寸法を有する。この加圧ツール18は下端部に複数のヒータ18aが幅方向に設けられ、第2のZ駆動源19によってZ方向である上下方向に駆動されるようになっている。
したがって、上記バックアップツール12の各バックアップ部13の上端面に回路基板203とタブ202とを異方性導電部材204を介して重ね合わせ、その重合部分を上記加圧ツール18で加圧しながら各ツールのヒータ13a,18aによって加熱すれば、上記異方性導電部材204を溶融硬化させて回路基板203とタブ202を接続固定することができる。
図1に示すように、上記回路基板203は搬送テーブル21によって上記バックアップツール12に搬送されるようになっている。上記搬送テーブル21は、側面形状がL字状をなした可動体22の上端面にX方向に沿う一端部を固定して設けられている。
上記可動体22の下端面のX方向と交差するY方向の両端部には一対のスライダ23が設けられ、これらスライダ23は一対のガイドレール25(1つのみ図示)に移動可能に係合している。このガイドレール25は上記ベース1上に架台24を介してX方向に沿って設けられている。
上記可動体22はX方向に沿って往復駆動されるようになっている。可動体22をX方向に沿って往復駆動する駆動手段としては回転駆動されるねじ軸やシリンダを用いてもよいが、この実施の形態ではガイドレール25に所定間隔で配置された多数の磁石と、上記スライダ23に設けられた電磁コイル(ともに図示せず)とからなるリニアモータによって駆動されるようになっている。
上記搬送テーブル21には上記回路基板203が供給載置される。回路基板203は一端部を搬送テーブル21の端面から突出させて供給され、その状態で一対の保持部材27(1つのみ図示)によって弾性的に保持される。
なお、回路基板203の一端部の上面には幅方向全長にわたってテープ状の異方性導電部材204が予め貼着されている。
上記保持部材27は弾性を備えた帯板によって屈曲形成されていて、先端部が上記回路基板203の上面を弾性的に押圧するとともに、後端は上記可動体22の側面に設けられた第1のZシリンダ29のロッド29aに連結固定されている。
したがって、上記第1のZシリンダ29のロッド29aが突出方向に駆動されれば、上記保持部材27は図1に鎖線で示すように上昇して先端部が搬送テーブル21上の回路基板203から離反し、この回路基板203の保持状態が解除される。それによって、回路基板203を上記搬送テーブル21に対して着脱することができる。
上記バックアップツール12の上記可動体17側の側面には、軸線を垂直にして一対の第2のZシリンダ31が上記搬送テーブル21に形成された一対の凹部21a(ともに1つのみ図示)と対応する間隔で設けられている。
上記第2のZシリンダ31のロッド31aには受け部材30が上面を水平にして取り付けられている。この受け部材30は矩形状で、上記搬送テーブル21に形成された凹部21a内に入り込む大きさに形成されている。
つぎに、上記構成の組み立て装置を用いて液晶パネル200に接続されたタブ202に回路基板203を接続する動作を説明する。
まず、保持部材27が図1に鎖線で示すように上昇方向に駆動された状態で搬送テーブル21に回路基板203が供給された後、保持部材27が下降して回路基板203が保持されると、この搬送テーブル21はバックアップツール12に近付くようX方向に駆動される。
搬送テーブル21がバックアップツール12に近付くと、バックアップツール12の側面に設けられた一対の受け部材30が搬送テーブル21の端面に開放して形成された一対の凹部21aに対向位置する。つまり、一対の受け部材30は回路基板203の凹部21aに位置する部分の下面に対向位置する。
それによって、回路基板203は、搬送テーブル21の端面から突出した一端部、つまり上面に異方性導電部材204が貼着された端部の下面がバックアップツール12の上端面の上方に位置するよう位置決めされる。つまり、回路基板203は搬送テーブル21によってX方向に位置決めされる。
回路基板203がバックアップツール12に対してX方向に位置決めされると、第2のZシリンダ31が作動して受け部材30を上昇させる。それによって、受け部材30が回路基板203の下面を支持する。つぎに、第1のZシリンダ29のロッド29aが突出方向に駆動される。それによって、保持部材27が図1に鎖線で示すように上昇して回路基板203の保持状態を解除する。
回路基板203の保持状態が解除されると、搬送テーブル21は後退して図示しない回路基板203の供給部に移動し、ここで新たな回路基板203が供給されて保持部材27によって保持される。
一方、回路基板203がバックアップツール12に対して位置決めされると、第2のZシリンダ31が作動して回路基板203の下面を支持した一対の受け部材30を下降させる。それによって、上面に異方性導電部材204が貼着された回路基板203の一端部の下面がバックアップツール12の上端面によって支持される。
つぎに、テーブルユニット2がX方向のバックアップツール12に近付く方向に駆動される。X方向の所定の位置で、液晶パネル200のタブ202が接続された一端部が図示しないカメラで撮像される。そして、その撮像結果に基いてXテーブル3、Yテーブル5及びθテーブル7が駆動され、タブ202の一端部がバックアップツール12上に位置決めされた回路基板203の一端部の上面にわずかな間隔を介して重合するよう位置決めされる。
このようにして、液晶パネル200とともにタブ202が位置決めされると、第1のZ駆動源16によってバックアップツール12が上昇方向に駆動される。それによって、バックアップツール12に一体的に設けられた受け部材30が回路基板203を保持した状態で上記バックアップツール12と一体に上昇するから、回路基板203の一端部に設けられた異方性導電部材204にタブ202の一端部が接触する。
つまり、受け部材30がバックアップツール12と一体的に設けられているから、バックアップツール12を上昇させても、回路基板203とバックアップツール12とのX、Y方向の位置に相対的なずれが生じることがない。
ついで、加圧ツール18が第2のZ駆動源19によって下降方向に駆動される。それによって、回路基板203とタブ202との重合部分がバックアップツール12と加圧ツール15とで加圧加熱されるから、異方性導電部材204が溶融硬化して回路基板203がタブ202に接続固定される。
加圧ツール18が下降して回路基板203とタブ202との重合部分を加圧加熱している間に、供給部に後退してつぎの回路基板203が供給された搬送テーブル21がバックアップツール12の近くまで前進して待機する。
そして、加圧ツール18による回路基板203とタブ202との加圧加熱が終了し、これらが溶融硬化した異方性導電部材204によって固着されると、加圧ツール18が上昇してバックアップツール12が下降する。
加圧ツール18が上昇すると、テーブルユニット2が液晶パネル200とともに後退し、液晶パネル200にタブ202を介して接続された回路基板203をバックアップツール12から搬出する。それと同時に、上記搬送テーブル21が前進し、新たな回路基板203をバックアップツール12上で、X方向及びY方向に位置決めする。
3つの回路基板203を液晶パネル200に設けられた6つのタブ202に加圧ツール18によって加圧して接続する際、加圧ツール18の下端面とバックアップツール12の上端面とが平行でなく、これらの端面が傾いていることがある。そのような場合、加圧ツール18の下端面の全長が複数の回路基板203を均一に加圧しなくなることがある。
しかしながら、上記バックアップツール12は複数のバックアップ部13に分割され、各バックアップ部13は弾性部材15によって弾性的に保持されている。そのため、加圧ツール18がバックアップツール12に対して傾いていて、加圧ツール18が各バックアップ部13を加圧する加圧力に差が生じると、それぞれのバックアップ部13は加圧力の差に応じて上記弾性部材15を弾性変形させながら変位する。
バックアップ部13が加圧ツール18から受ける加圧力の差に応じて変位すれば、加圧ツール18と各バックアップ部13の間隔が均一になるから、上記加圧ツール18によって複数の回路基板203をほぼ均一に加圧することができる。つまり、複数の回路基板203を同時に、しかも均一に加圧加熱してタブ202に接続することができる。
一方、複数の回路基板203を同時に圧着する際、各回路基板203の厚さが異なることがある。そのような場合、加圧ツール18によって厚い回路基板203が強く加圧され、薄い回路基板203はほとんど加圧されないということになる。
しかしながら、加圧ツール18によって厚い回路基板203が強く加圧されると、その加圧基板203を支持したバックアップ部13に対応する部分の弾性部材15が圧縮変形するから、上記バックアップ部13が変位して複数の回路基板203の高さがほぼ同じになる。そのため、複数の回路基板203の厚さが異なっても、それぞれの回路基板203は加圧ツール18によってほぼ均一に加圧されて接続されることになる。
つまり、複数の回路基板203を同時に加圧するようにすると、加圧ツール18及びバックアップツール12が長尺化するため、これらにわずかな傾きがあっても、複数の回路基板203を均一な加圧力で加圧できないということがあったり、複数の回路基板203の厚さが異なる場合にも、これらの回路基板203を均一な加圧力で加圧できないということがある。
しかしながら、バックアップツール12を複数のバックアップ部13に分割し、これらバックアップ部13を弾性部材15によって弾性的に変位可能に支持したため、上述したように加圧ツール18が傾いていたり、複数の回路基板203の厚さが異なるなどしても、これらの回路基板203を均一な加圧力で加圧することが可能となる。
上記一実施の形態では、複数のバックアップ部13を変位可能に支持する支持手段として弾性部材15を例に挙げたが、弾性部材15に代わり、図4に示すようにシリンダ35によって支持するようにしてもよい。
つまり、上記シリンダ35のロッド35aは各バックアップ部13の下面に取付けられている。各シリンダ35には加圧気体が配管36によって供給される。各シリンダ35に供給される加圧気体の圧力は上記配管36に設けられた圧力調整弁37によってそれぞれ調整可能となっている。
それによって、各シリンダ35に供給する加圧気体の圧力を調整すれば、バックアップ部13に加わる荷重に対し、各バックアップ部13が加圧気体を圧縮しながら弾性的に変位する量を変えることができるようになっている。
このような構成であれば、バックアップツール12と加圧ツール18とが相対的に傾いていたり、複数の回路基板203の厚さが異なると、それに応じて各バックアップ部13がシリンダ35に供給された加圧気体を圧縮させながら弾性的に変位するから、複数の回路基板203をほぼ均一に加圧することが可能となる。
また、異なる厚さの回路基板203を圧着する場合、予め回路基板203の厚さの際に応じて各シリンダ35に供給する加圧気体の圧力を変えておく。つまり、厚い回路基板203を支持するバックアップ部13に対応するシリンダ35には、薄い回路基板203を支持するバックアップ部13に対応するシリンダ35よりも加圧気体の圧力を低くしておく。
それによって、異なる厚さの回路基板203は加圧ツール18によって均一に加圧されるから、厚さの異なる回路基板203を確実に圧着することができる。
上記各実施の形態では電子部品としてのタブと回路基板を圧着する場合について説明したが、液晶パネルにタブを圧着する場合にも、この発明を適用することができる。
また、第1の電子部品と第2の電子部品がそれぞれ1つであっても、バックアップツールと加圧ツールとが相対的に傾いているような場合に、この発明を適用することで効果が得られる。
この発明の一実施の形態の加圧接続装置の概略的構成を示す側面図。 バックアップツールを示す斜視図。 バックアップツールを示す正面図。 この発明のほかの実施の形態を示すバックアップツールの正面図。 (a)〜(c)は液晶パネルに電子部品を介して回路基板を接続する説明図。
符号の説明
11…圧着部、12…バックアップツール、13…バックアップ部、15…弾性部材(支持手段)、18…加圧ツール、35…シリンダ(支持手段)、200…液晶パネル(電子部品)、202…タブ(電子部品)、203…回路基板(電子部品)、204…異方性導電部材。

Claims (5)

  1. 第1の電子部品の一端部と第2の電子部品の一端部とを重合し、これら電子部品の重合部分を圧着する電子部品の加圧接続装置であって、
    複数のバックアップ部に分割されていて、これらバックアップ部の上端面に上記第1の電子部品の一端部が位置決めされるバックアップツールと、
    上記バックアップツール上に位置決めされた第1の電子部品の一端部に重合された第2の電子部品の一端部を加圧してこられ第1、第2の電子部品の一端部を接続する加圧ツールと、
    この加圧ツールによって上記第1の電子部品と第2の電子部品との一端部を加圧して接続するときに、上記第1の電子部品と第2の電子部品を介して複数のバックアップ部に加わる上記加圧ツールの加圧力の差に応じて上記各バックアップ部をそれぞれ変位させる支持手段と
    を具備したことを特徴とする部品の加圧接続装置。
  2. 上記支持手段は受部材の上面に設けられた弾性材であって、この弾性材の上面に複数の上記バックアップ部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の部品の加圧接続装置。
  3. 上記支持手段は加圧気体が供給されるシリンダであって、各シリンダに供給される加圧気体の圧力は各バックアップ部に加わる圧力に応じて調整可能であることを特徴とする請求項1記載の部品の加圧接続装置。
  4. 第1の電子部品の一端部と第2の電子部品の一端部とを重合し、これら電子部品の重合部分を圧着する電子部品の加圧接続方法であって、
    バックアップツールを複数のバックアップ部に分割し、これらバックアップ部の上端面に上記第1の電子部品の一端部を位置決め載置する工程と、
    上記バックアップ上に位置決めされた第1の電子部品の一端部に第2の電子部品の一端部を重合する工程と、
    重合された第1の電子部品と第2の電子部品の一端部を加圧ツールで加圧して接続する工程と、
    上記加圧ツールで第1の電子部品と第2の電子部品の一端部を加圧して接続するときに、上記第1の電子部品と第2の電子部品を介して複数のバックアップ部に加わる上記加圧ツールの加圧力の差に応じて上記各バックアップ部をそれぞれ変位させる工程と
    を具備したことを特徴とする電子部品の加圧接続方法。
  5. 複数のバックアップ部に加わる圧力に応じてこれらバックアップ部の変位量を制御することを特徴とする請求項3記載の電子部品の加圧接続方法。
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JP2009071164A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Shibaura Mechatronics Corp 電子部品の実装装置及び実装方法
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JP2020102474A (ja) * 2018-12-19 2020-07-02 アサヒ・エンジニアリング株式会社 電子部品の実装装置

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