JP6018472B2 - スプライン連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、スプライン連結構造に関し、特に、外スプライン(例えば、シャフトの外周に設けられている)と内スプライン(例えば、シャフト上に組付けられるギヤの内周に設けられている)が、締りばめ状態で嵌合(圧入嵌合)されていて、一体回転可能に連結されているスプライン連結構造に関する。
この種のスプライン連結構造は、例えば、下記特許文献1に記載されていて、外スプラインのすべての外歯と内スプラインのすべての内歯とを締りばめ状態で嵌合(圧入嵌合)する場合(第1例)と、外スプラインの外歯と内スプラインの内歯との嵌合部分を、大半を中間ばめ状態で嵌合(滑動嵌合)または隙間ばめ状態で嵌合(自由嵌合)として、一部のみを締りばめ状態で嵌合(圧入嵌合)とする場合(第2例)が例示されている。
特開2001−3947号公報
上記特許文献1に記載されているスプライン連結構造の第1例では、外スプラインのすべての外歯と内スプラインのすべての内歯とを締りばめ状態で嵌合するものであるため、使用初期においては嵌合部にて十分な結合強度が確保できるものの、長期の使用に際しては、嵌合部(弾性変形の逃げ場が無い部位)において塑性変形が生じるおそれがあって、結合強度が低下し、十分な結合強度が確保できなくなるおそれがある。また、上記特許文献1に記載されているスプライン連結構造の第2例では、外スプラインの外歯と内スプラインの内歯との嵌合部分の一部のみを締りばめ状態で嵌合するものであるため、使用初期においても嵌合部にて十分な結合強度が確保できないおそれがある。なお、嵌合部にて十分な結合強度が確保できない場合には、嵌合部での回転方向のガタを無くすことができなくなる。
本発明は、上記した課題に対処すべくなされたものであり、外スプラインと内スプラインが、締りばめ状態で嵌合されていて、一体回転可能に連結されているスプライン連結構造であって、前記内スプラインには、前記外スプラインの第1外歯によって周方向の一方に加圧される第1内歯と、前記外スプラインの第2外歯によって周方向の他方に加圧される第2内歯が形成されているとともに、前記第1内歯と前記第2内歯の間に前記第1内歯と前記第2内歯の周方向変形を許容する内スプライン溝が形成されていて、前記第1外歯、前記第1内歯、前記第2外歯、前記第2内歯、前記内スプライン溝が周方向にて複数個設けられていることに特徴がある。
本発明によるスプライン連結構造(請求項1に係る発明)では、前記第1外歯、前記第1内歯、前記第2外歯、前記第2内歯、前記内スプライン溝等が周方向にて複数個設けられていて、使用初期から、各第1外歯と各第1内歯間および各第2外歯と各第2内歯間にて加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプラインと内スプラインの嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能である。
また、本発明によるスプライン連結構造(請求項1に係る発明)では、内スプラインの第1内歯と第2内歯の間に第1内歯と第2内歯の周方向変形を許容する内スプライン溝が形成されていて、この内スプライン溝に向けて内スプラインの第1内歯と第2内歯が周方向にて弾性変形可能である。また、外スプラインの第1外歯において、内スプラインの第1内歯と係合しない周方向側壁とこれに対向する内スプラインの内歯との間に隙間を形成することが可能であるとともに、外スプラインの第2外歯において、内スプラインの第2内歯と係合しない周方向側壁とこれに対向する内スプラインの内歯との間に隙間を形成することが可能であって、外スプラインの第1外歯と第2外歯が周方向にて弾性変形可能である。このため、長期の使用に際しても、外スプラインと内スプラインの嵌合部において塑性変形が生じ難くて、結合強度の低下が抑制される。
したがって、本発明によるスプライン連結構造(請求項1に係る発明)では、使用初期において、外スプラインと内スプラインの嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であるとともに、長期の使用に際しても、外スプラインと内スプラインの嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であって、長期間に亘って嵌合部での回転方向のガタを無くすことが可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記外スプラインには、前記内スプライン溝の底壁によって径内方に加圧される第3外歯が形成されていて、この第3外歯の両周方向側壁と前記内スプライン溝の両周方向側壁間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されていること(請求項2に係る発明)も可能である。この場合には、各内スプライン溝の底壁と各第3外歯間においても加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプラインと内スプラインの嵌合部において同心度と結合強度を高めることが可能である。
本発明によるスプライン連結構造の一実施形態を概略的に示した断面図である。 図1に示した外スプラインと内スプラインの嵌合部の一部分を誇張して示した断面図である。 プライン連結構造の他の実施形態における外スプラインと内スプラインの嵌合部の一部分を誇張して示した断面図である。
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明によるスプライン連結構造の一実施形態を概略的に示したものであり、図1および図2に示したスプライン連結構造では、シャフトの外周に設けられている外スプライン11と、シャフト上に組付けられているギヤの内周に設けられている内スプライン12が、締りばめ状態で嵌合されていて、一体回転可能(トルク伝達可能)に連結されている。
外スプライン11は、第1外歯11aと第2外歯11bと第3外歯11cを有するとともに、これらの間にそれぞれ設けた外スプライン溝Soを有していて、これらは周方向にて複数個(第1外歯11aと第2外歯11bと第3外歯11cが6組で18個、外スプライン溝Siが18個)設けられている。一方、内スプライン12は、第1内歯12aと第2内歯12bと第3内歯12cを有するとともに、これらの間にそれぞれ設けた内スプライン溝Siを有していて、これらは周方向にて複数個(第1内歯12aと第2内歯12bと第3内歯12cが6組で18個、内スプライン溝Siが18個)設けられている。
各第1外歯11aは、周方向の一方(図2では右側)にて各第1内歯12aの一側(図2では左側)と係合して弾性変形しており、各第1内歯12aを周方向の一方(図示時計回転方向)に向けて加圧している。各第2外歯11bは、周方向の他方(図2では左側)にて各第2内歯12bの他側(図2では右側)と係合して弾性変形しており、各第2内歯12bを周方向の他方(図示反時計回転方向)に向けて加圧している。各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第3内歯12cに対してそれぞれ非係合であり、各第3内歯12cとの間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第3内歯12cに向けて弾性変形可能である。
各第3外歯11cは、各第1外歯11aと各第2外歯11bの間に形成されていて、先端(径外方端)にて各第1内歯12aと各第2内歯12b間に形成されている各内スプライン溝Siの底壁と係合して弾性変形しており、径内方に向けて加圧されている。また、各第3外歯11cは、各第1内歯12aと各第2内歯12bに対してそれぞれ非係合であり、その両周方向側壁と各内スプライン溝Siの両周方向側壁(各第1内歯12aと各第2内歯12bの互いに対向する側壁でもある)間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第1内歯12aと各第2内歯12b間に形成されている各内スプライン溝Siに向けて弾性変形可能である。
各第1内歯12aは、周方向の一方(図2では左側)にて各第1外歯11aの一側(図2では右側)と係合して弾性変形しており、各第1外歯11aを周方向の一方(図示反時計回転方向)に向けて加圧している。各第2内歯12bは、周方向の他方(図2では右側)にて各第2外歯11bの他側(図2では左側)と係合して弾性変形しており、各第2外歯11bを周方向の他方(図示時計回転方向)に向けて加圧している。各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第3外歯11cに対してそれぞれ非係合であり、各第3外歯11cとの間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第3外歯11cに向けて弾性変形可能である。
各第3内歯12cは、各第1内歯12aと各第2内歯12bの間に形成されていて、先端(径内方端)は各第1外歯11aと各第2外歯11b間に形成されている各外スプライン溝Soに対して非係合である。また、各第3内歯12cは、各第1外歯11aと各第2外歯11bに対してそれぞれ非係合であり、その両周方向側壁と各外スプライン溝Soの両周方向側壁(各第1外歯11aと各第2外歯11bの互いに対向する側壁でもある)間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第1外歯11aと各第2外歯11b間に形成されている各外スプライン溝Soに向けて弾性変形可能である。
上記のように構成したこの実施形態においては、各第1外歯11a、各第1内歯12a、各第2外歯11b、各第2内歯12b、各第3外歯11c、各第3内歯12cと、各内スプライン溝Si、各外スプライン溝So等が周方向にて複数個設けられていて、使用初期から、各第1外歯11aと各第1内歯12a間および各第2外歯11bと各第2内歯12b間にて加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能である。
また、この実施形態では、内スプライン12の各第1内歯12aと各第2内歯12bの間に各第1内歯12aと各第2内歯12bの周方向変形を許容する各内スプライン溝Siが形成されていて、各内スプライン溝Siに向けて内スプライン12の各第1内歯12aと各第2内歯12bが周方向にて弾性変形可能である。また、外スプライン11の各第1外歯11aにおいて、内スプライン12の各第1内歯12aと係合しない周方向側壁とこれに対向する内スプライン12の各第3内歯12cとの間に隙間が形成されているとともに、外スプライン11の各第2外歯11bにおいて、内スプライン12の各第2内歯12bと係合しない周方向側壁とこれに対向する内スプライン12の各第3内歯12cとの間に隙間が形成されていて、外スプライン11の各第1外歯11aと各第2外歯11bが周方向にて弾性変形可能である。このため、長期の使用に際しても、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において塑性変形が生じ難くて、結合強度の低下が抑制される。
したがって、この実施形態では、使用初期において、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であるとともに、長期の使用に際しても、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であって、長期間に亘って嵌合部での回転方向のガタを無くすことが可能である。
また、この実施形態では、外スプライン11に、各内スプライン溝Siの底壁によって径内方に加圧される各第3外歯11cが形成されていて、各第3外歯11cの両周方向側壁と各内スプライン溝Siの両周方向側壁間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各内スプライン溝Siの底壁と各第3外歯11c間においても加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において同心度と結合強度を高めることが可能である。
上記した実施形態においては、図1および図2に示したように、内スプライン12の各第1内歯12a、各第2内歯12b、各第3内歯12cと、各内スプライン溝Siがそれぞれ周方向において所定の間隔にて形成されていて、これらに合わせるようにして、外スプライン11の各第1外歯11a、各第2外歯11b、各第3外歯11cと、各外スプライン溝Soが形成されているが、図3に示したように、外スプライン11の各第1外歯11a、各第2外歯11b、各第3外歯11cと、各外スプライン溝Soがそれぞれ周方向において所定の間隔にて形成されていて、これらに合わせるようにして、内スプライン12の各第1内歯12a、各第2内歯12b、各第3内歯12cと、各内スプライン溝Siが形成されるように構成して実施することも可能である。
なお、図3に示した実施形態のスプライン連結構造では、シャフトの外周に設けられている外スプライン11と、シャフト上に組付けられているギヤの内周に設けられている内スプライン12が、締りばめ状態で嵌合されていて、一体回転可能(トルク伝達可能)に連結されている。
図3の外スプライン11は、第1外歯11aと第2外歯11bと第3外歯11cを有するとともに、これらの間にそれぞれ設けた外スプライン溝Soを有していて、これらは周方向にて複数個(第1外歯11aと第2外歯11bと第3外歯11cが6組で18個、外スプライン溝Siが18個)設けられている。一方、図3の内スプライン12は、第1内歯12aと第2内歯12bと第3内歯12cを有するとともに、これらの間にそれぞれ設けた内スプライン溝Siを有していて、これらは周方向にて複数個(第1内歯12aと第2内歯12bと第3内歯12cが6組で18個、内スプライン溝Siが18個)設けられている。
図3の各第1外歯11aは、周方向の一方(図3では左側)にて各第1内歯12aの一側(図3では右側)と係合して弾性変形しており、各第1内歯12aを周方向の一方(図示反時計回転方向)に向けて加圧している。図3の各第2外歯11bは、周方向の他方(図3では右側)にて各第2内歯12bの他側(図3では左側)と係合して弾性変形しており、各第2内歯12bを周方向の他方(図示時計回転方向)に向けて加圧している。各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第3内歯12cに対してそれぞれ非係合であり、各第3内歯12cとの間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第3内歯12cに向けて弾性変形可能である。
図3の各第3外歯11cは、各第1外歯11aと各第2外歯11bの間に形成されていて、先端(径外方端)は各第1内歯12aと各第2内歯12b間に形成されている各内スプライン溝Siに対して非係合である。また、各第3外歯11cは、各第1内歯12aと各第2内歯12bに対してそれぞれ非係合であり、その両周方向側壁と各内スプライン溝Siの両周方向側壁(各第1内歯12aと各第2内歯12bの互いに対向する側壁でもある)間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第1内歯12aと各第2内歯12b間に形成されている各内スプライン溝Siに向けて弾性変形可能である。
図3の各第1内歯12aは、周方向の一方(図3では右側)にて各第1外歯11aの一側(図3では左側)と係合して弾性変形しており、各第1外歯11aを周方向の一方(図示時計回転方向)に向けて加圧している。図3の各第2内歯12bは、周方向の他方(図3では左側)にて各第2外歯11bの他側(図3では右側)と係合して弾性変形しており、各第2外歯11bを周方向の他方(図示反時計回転方向)に向けて加圧している。各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第3外歯11cに対してそれぞれ非係合であり、各第3外歯11cとの間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1内歯12aと各第2内歯12bは、各第3外歯11cに向けて弾性変形可能である。
図3の各第3内歯12cは、各第1内歯12aと各第2内歯12bの間に形成されていて、先端(径内方端)にて各第1外歯11aと各第2外歯11b間に形成されている各外スプライン溝Soの底壁と係合して弾性変形しており、径外方に向けて加圧されている。また、各第3内歯12cは、各第1外歯11aと各第2外歯11bに対してそれぞれ非係合であり、その両周方向側壁と各外スプライン溝Soの両周方向側壁(各第1外歯11aと各第2外歯11bの互いに対向する側壁でもある)間にはそれぞれ周方向の隙間が形成されている。このため、各第1外歯11aと各第2外歯11bは、各第1外歯11aと各第2外歯11b間に形成されている各外スプライン溝Soに向けて弾性変形可能である。
なお、図3に示した実施形態においても、図1および図2に示した実施形態と同様に、各第1外歯11a、各第1内歯12a、各第2外歯11b、各第2内歯12b、各第3外歯11c、各第3内歯12cと、各内スプライン溝Si、各外スプライン溝So等が周方向にて複数個設けられていて、使用初期から、各第1外歯11aと各第1内歯12a間および各第2外歯11bと各第2内歯12b間にて加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能である。
また、図3に示した実施形態では、外スプライン11の各第1外歯11aと各第2外歯11bの間に各第1外歯11aと各第2外歯11bの周方向変形を許容する各外スプライン溝Soが形成されていて、各外スプライン溝Soに向けて外スプライン11の各第1外歯11aと各第2外歯11bが周方向にて弾性変形可能である。また、内スプライン12の各第1内歯12aにおいて、外スプライン11の各第1外歯11aと係合しない周方向側壁とこれに対向する外スプライン11の各第3外歯11cとの間に隙間が形成されているとともに、内スプライン12の各第2内歯12bにおいて、外スプライン11の各第2外歯11bと係合しない周方向側壁とこれに対向する外スプライン11の第3外歯11cとの間に隙間が形成されていて、内スプライン12の各第1内歯12aと各第2内歯12bが周方向にて弾性変形可能である。このため、長期の使用に際しても、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において塑性変形が生じ難くて、結合強度の低下が抑制される。
したがって、この図3に示した実施形態では、使用初期において、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であるとともに、長期の使用に際しても、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能であって、長期間に亘って嵌合部での回転方向のガタを無くすことが可能である。
また、図3に示した実施形態では、内スプライン12に、各外スプライン溝Soの底壁によって径外方に加圧される各第3内歯12cが形成されていて、各第3内歯12cの両周方向側壁と各外スプライン溝Soの両周方向側壁間にはそれぞれ隙間が形成されている。このため、各外スプライン溝Soの底壁と各第3内歯12c間においても加圧状態(締りばめ状態での嵌合)が確保されるため、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において同心度と結合強度を高めることが可能である。
なお、図1および図2に示した実施形態では、外スプライン11に、内スプライン溝Siの底壁によって径内方に加圧される第3外歯11cが形成されているが、各第1外歯11a、各第1内歯12a、各第2外歯11b、各第2内歯12bにより、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能である場合には、この第3外歯11cを無くして実施することも可能である。また、図3に示した実施形態では、内スプライン12に、外スプライン溝Soの底壁によって径外方に加圧される第3内歯12cが形成されているが、各第1外歯11a、各第1内歯12a、各第2外歯11b、各第2内歯12bにより、外スプライン11と内スプライン12の嵌合部において十分な結合強度を確保することが可能である場合には、この第3内歯12cを無くして実施することも可能である。
11…外スプライン、11a…第1外歯、11b…第2外歯、11c…第3外歯、So…外スプライン溝、12…内スプライン、12a…第1内歯、12b…第2内歯、12c…第3内歯、Si…内スプライン溝、

Claims (2)

  1. 外スプラインと内スプラインが、締りばめ状態で嵌合されていて、一体回転可能に連結されているスプライン連結構造であって、
    前記内スプラインには、前記外スプラインの第1外歯によって周方向の一方に加圧される第1内歯と、前記外スプラインの第2外歯によって周方向の他方に加圧される第2内歯が形成されているとともに、前記第1内歯と前記第2内歯の間に前記第1内歯と前記第2内歯の周方向変形を許容する内スプライン溝が形成されていて、前記第1外歯、前記第1内歯、前記第2外歯、前記第2内歯、前記内スプライン溝が周方向にて複数個設けられているスプライン連結構造。
  2. 請求項1に記載のスプライン連結構造において、
    前記外スプラインには、前記内スプライン溝の底壁によって径内方に加圧される第3外歯が形成されていて、この第3外歯の両周方向側壁と前記内スプライン溝の両周方向側壁間にはそれぞれ隙間が形成されているスプライン連結構造。
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