JP6018348B1 - 節電支援装置、及び節電支援方法 - Google Patents

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Abstract

サーバ装置10は、電気機器3の消費電力の日毎の実績値を時系列的に取得して記憶する消費電力実績値取得部311と、本日の午前零時から現在時刻までに取得された実績値である本日実績値と、本日よりも前の過去の日の、午前零時から現在時刻と同じ時刻までの実績値である過去実績値とを対照することにより、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する使用態様類似日特定部315と、使用態様類似日における現在時刻以降の実績値に基づき、本日の電気使用量を求める電気使用量予想部317と、本日の現在時刻以降に節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める想定効果算出部316と、予想した本日の電気使用量と電気料金単価情報とに基づき求めた電気使用料金から電気使用料金の低減額を減算して本日の電気使用料金の予想額を求める電気使用料金予想部318とを備える。

Description

この発明は、節電支援装置、及び節電支援方法に関する。
特許文献1には、需要電力に基づいて、節電目標、又は節電対策を立案する技術において、節電支援システムが、建物の使用電力を、少なくとも電力を測定する計測機器が測定した電力値に基づく電力の時系列データとして収集するデータ収集装置と、データ収集装置が収集した電力の時系列データに基づいて、建物における需要電力を予想する節電支援装置とを備え、節電支援装置は、データ収集装置が収集した電力の時系列データのうちの所定の学習範囲の時系列データを取得する学習データ取得部と、学習データ取得部が取得した所定の学習範囲における時系列データの階差の相加平均を示す階差系列データと、所定の統計モデルとに基づいて、所定の予想期間の需要電力を予想する予想処理部とを備えることが記載されている。
特許文献2には、節電支援システムを、所定の需要家施設に関し推定した所定時間以内での予想消費電力量及び発電装置の予想発電量と、記憶部で保持する蓄電池の情報とに基づいて、該当需要家施設での予想消費電力量を予想発電量と併せて満たす、系統電源からの買電内容と、蓄電池から需要家施設への給電内容を推定し、電力需給予定を特定する第1処理部と、節電対象の電気設備の選択を入力部で受ける第2処理部と、電力需給予定の条件下で推定した予想節電量による節電目標の達成度に応じた所定のアドバイスを出力部に表示する第3処理部とから構成することが記載されている。
特開2015−23668号公報 特開2014−207751号公報
昨今、東日本大震災の発生後の節電に対する国民意識の高まりを背景として、節電性能を高めた電気機器が続々と登場している。しかし節電を行うにあたり電気機器についてどのような節電方法を実施すれば節電効果を高めることができるかについては、政府等の機関が配布するリーフレット等である程度は知ることができるものの、最終的な節電方法の選択はユーザが自ら判断して行っているのが実情である。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、ユーザに適切な節電方法の実施を促すことが可能な節電支援装置、及び節電支援方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、電気機器の節電を支援する情報処理装置であって、電気機器の消費電力の日毎の実績値を時系列的に取得して記憶する消費電力実績値取得部と、本日の午前零時から現在時刻までに取得された前記実績値である本日実績値と、本日よりも前の過去の日の、午前零時から前記現在時刻と同じ時刻までの前記実績値である過去実績値とを対照することにより、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する使用態様類似日特定部と、前記使用態様類似日における現在時刻以降の前記実績値に基づき、本日の電気使用量を求める電気使用量予想部と、を備える。
このように節電支援装置は、本日実績値と過去実績値とを対照して本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定し、使用態様類似日の現在時刻以降の実績値に基づき本日の電気使用量を求めるので、本日の電気使用量を精度よく求めることができる。そしてユーザは、精度よく求められた本日の電気使用量に基づき適切な節電方法を実施することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記節電支援装置であって、前記電気機器の節電方法及び電気料金単価を示す情報である電気料金単価情報を記憶し、本日の現在時刻以降に前記節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める想定効果算出部を更に備える。
このように節電支援装置は、本日の現在時刻以降に節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求めるので、ユーザはこれを参照して適切な節電方法を実施することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記節電支援装置であって、前記電気使用量予想部が予想した本日の電気使用量と前記電気料金単価情報とに基づき求められる電気使用料金から前記電気使用料金の低減額を減算することにより、本日の電気使用料金の予想額を求める電気使用料金予想部を更に備える。
このように節電支援装置は、本日の電気使用量と電気料金単価情報とに基づき求められる電気使用料金から電気使用料金の低減額を減算することにより本日の電気使用料金の予想額を求めるので、ユーザは電気使用料金の予想額を把握しつつ適切な節電方法を実施することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記節電支援装置であって、季節を示す情報を含むカレンダ情報を記憶し、前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と季節が一致する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する。
このように節電支援装置は、本日と季節が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記節電支援装置であって、曜日及び祝祭日を示す情報を含むカレンダ情報を記憶し、前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と曜日又は祝祭日が一致する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する。
このように節電支援装置は、本日と曜日又は祝祭日が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記節電支援装置であって、本日の気象及び本日より前の過去の日の気象を示す情報を記憶し、前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と気象が一致又は類似する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する。
このように節電支援装置は、本日と気象が一致又は類似する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。
尚、前記消費電力実績値取得部は、例えば、前記実績値を所定期間ごとに取得して記憶し、前記使用態様類似日特定部は、前記本日実績値と前記過去実績値を所定期間ごとに比較して得られる比を乗算して求められる類似度に基づき前記使用態様類似日を特定する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、ユーザに適切な節電方法の実施を促すことができる。
節電支援システム1の概略的な構成を示す図である。 サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。 サーバ装置10が備える機能及びサーバ装置10が記憶する情報を示す図である。 電気機器情報351の一例である。 消費電力実績値352の一例である。 気象情報354の一例である。 電気料金単価情報355の一例である。 節電アドバイス356の一例である。 情報端末90のハードウェア構成を示す図である。 情報端末90が備える機能を示す図である。 節電アドバイス提示画面1100の一例である。 電気機器節電支援処理S1200を説明するフローチャートである。
以下、図面とともに本発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1に本発明の一実施形態として説明する節電支援システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、節電支援システム1は、当該システムが適用される建物2(住宅やオフィス等)に設置されている複数の電気機器3(家電機器等)、建物2に敷設され電気機器3に電力を供給する複数の屋内配線4、引込線5から供給される電力を屋内配線4に分配する分電盤6、各屋内配線4を流れる電流を計測する電流計7、建物2に設置されている電気機器3について節電に関する情報(節電方法を含む。以下、節電アドバイスと称する。)を提供するサーバ装置10(節電支援装置)、及び情報端末90等を含んで構成されている。尚、同図に示す電気機器3は一例に過ぎず、電気機器3は他の種類のものであってもよい。また建物2には同種の電気機器3が複数設置されていてもよい。電流計7は電力量計であってもよい。
各電流計7は、通信手段8を介してサーバ装置10と通信可能に接続されている。通信手段8は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、LAN(無線又は有線)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、I2C(Inter-Integrated Circuit)、SPI((Serial Peripheral Interface)、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、920MHz帯無線通信等である。尚、各電流計7の値をA/Dコンバータを介してサーバ装置10が取り込む構成としてもよい。
サーバ装置10は、制御用通信手段9を介して各電気機器3と通信可能に接続されている。各電気機器3は、サーバ装置10から制御用通信手段9を介して送られてくる制御指示(後述する節電のための制御指示等)を受信すると、制御指示に応じた動作を開始する。通信手段8は、例えば、USB(Universal Serial Bus)、LAN(無線又は有線)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、I2C(Inter-Integrated Circuit)、SPI((Serial Peripheral Interface)、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、920MHz帯無線通信等である。尚、通信手段8及び制御用通信手段9は同じ一つの通信手段によって構成されていてもよい。
サーバ装置10は、インターネット50を介して情報提供装置60(Webサーバ等)と通信する。情報端末90は、サーバ装置10と無線通信又は有線通信を行う。情報提供装置60の運用主体は、電気機器の節電に関する情報提供を行っている組織であり、例えば、建物2に電力を供給している電力会社、省庁、電気機器3の製造メーカ等である。
図2にサーバ装置10のハードウェア構成を示している。同図に示すように、サーバ装置10は、プロセッサ11、記憶装置12、入力装置13、出力装置14、及び通信装置15を備える。尚、サーバ装置10は、例えば、スマートメータやHEMSサーバ(HEMS:Home Energy Management System)として機能するものであってもよい。
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)を用いて構成されている。記憶装置12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを記憶する。
入力装置13は、情報の入力を行うユーザインタフェース(タッチパネル、キーパッド、キーボード、マウス等)である。出力装置14は、各種の情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、スピーカ、印字装置等である。通信装置15は、USB、LAN(無線又は有線)、UART、I2C、SPI、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、920MHz帯無線通信等に対応したインタフェースであり、サーバ装置10と電流計7との間の通信、サーバ装置10と情報端末90との間の通信、サーバ装置10と情報提供装置60との間の通信を実現する。
図3にサーバ装置10が備える機能及びサーバ装置10が記憶する情報を示している。同図に示すように、サーバ装置10は、消費電力実績値取得部311、情報取得部312、電気使用料金算出部313、節電対象機器選出部314、使用態様類似日特定部315、想定効果算出部316、電気使用量予想部317、電気使用料金予想部318、節電アドバイス提示部319、及び節電対象機器制御部320、の各機能を備える。これらの機能は、プロセッサ11が、記憶装置12に格納されているプログラムを実行することにより、もしくはサーバ装置10が備えるASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現される。
同図に示すように、サーバ装置10は、電気機器情報351、消費電力実績値352、カレンダ情報353、気象情報354、電気料金単価情報355、及び節電アドバイス356の各情報を記憶する。サーバ装置10は、これらの情報を、例えば、DBMS(DataBase Management System)が提供するデータベースのテーブルに管理する。
上記機能のうち、消費電力実績値取得部311は、各電流計7から随時(例えば、所定期間(所定時間等)ごとに)送られてくる電流値に基づき、屋内配線4に接続している各電気機器3の消費電力を求め、求めた値を時系列的に消費電力実績値352として記憶する。
情報取得部312は、電気機器情報、過去数年分のカレンダ情報(曜日、祝祭日、季節(シーズン)を示す情報を含む)、及び過去数年分の気象情報を、入力装置13や通信装置15を介して随時取得し、取得した情報を夫々、電気機器情報351、カレンダ情報353、気象情報354として記憶する。
電気使用料金算出部313は、電気機器情報351や消費電力実績値352に基づき、建物2に設置されている各電気機器3の所定期間における電気使用量や、建物2の全体における所定期間における電気使用量を求める。また電気使用料金算出部313は、求めた上記電気使用量と電気料金単価情報355とに基づき、各電気機器3の所定期間における電気使用料金や、建物2の全体における所定期間における電気使用料金を求める。
節電対象機器選出部314は、節電アドバイス356に従った節電方法を実施する対象となる電気機器3(以下、節電対象機器と称する。)を選出する。節電対象機器選出部314は、例えば、電気使用料金算出部313が求めた各電気機器3の直近の電気使用量に基づき節電対象機器を選出する。例えば、節電対象機器選出部314は、直近の電気使用量が急増しているものを節電対象機器として選出する。
使用態様類似日特定部315は、節電対象機器について、本日の午前零時から現在時刻までに取得された消費電力実績値352である本日実績値と、本日よりも前の過去の日の、午前零時から上記現在時刻と同じ時刻までの消費電力実績値352である過去実績値とを対照することにより、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する。使用態様類似日特定部は、例えば、本日実績値と過去実績値とを対応する所定期間ごとに比較して得られる比に基づき使用態様類似日を特定する。また使用態様類似日特定部315は、例えば、本日と季節が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定する。また使用態様類似日特定部315は、例えば、本日と曜日又は祝祭日(生活パターン)が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定する。また使用態様類似日特定部315は、例えば、本日と気象が一致又は類似する過去の日の中から使用態様類似日を特定する。
想定効果算出部316は、電気料金単価情報355に基づき、現在時刻以降に節電アドバイス356に従った節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める。
電気使用量予想部317は、使用態様類似日の現在時刻以降の消費電力実績値352に基づき、節電対象機器の本日の電気使用量を予想する。
電気使用料金予想部318は、電気使用量予想部317が予想した本日の電気使用量と電気料金単価情報355とに基づき求められる電気使用料金から、想定効果算出部316が求めた使用態様類似日の現在時刻以降における電気使用料金の低減額を減算することにより、節電対象機器の本日の電気使用料金の予想額、及び建物2の全体における本日の電気使用料金の予想額を求める。
節電アドバイス提示部319は、電気使用料金算出部313が求めた建物2に設置されている各電気機器3の所定期間における電気使用量、節電対象機器についての節電アドバイス356(節電方法を含む)、想定効果算出部316が求めた、節電対象機器についての本日の電気使用料金の低減額、電気使用量予想部317が予想した節電対象機器についての本日の電気使用量、電気使用料金予想部318が予想した節電対象機器の本日の電気使用料金の予想額等を、随時出力装置14に出力(表示)する。
節電対象機器制御部320は、節電アドバイス356に従い、制御用通信手段9を介して節電対象機器に節電方法(節電のための制御)を実施する。
図4に電気機器情報351の一例を示す。電気機器情報351には、建物2に存在する電気機器3に関する情報(電気機器の仕様等)が登録されている。電気機器情報351は、例えば、入力装置13や通信装置15を介して行われるユーザの手動設定により登録される。また例えば、サーバ装置10は、制御用通信手段9を介して(例えば、HEMSの通信プロトコル(例えば「ECHONET Lite」(登録商標))により)電気機器3から電気機器情報351を取得する。またサーバ装置10は、例えば、インターネット50を介して電気機器情報351を取得する。電気機器情報351は、サーバ装置10が備える機能によって随時参照される。
同図に示すように、電気機器情報351は、機器ID411、型式412、及び種類413、メーカ名414、定格消費電力415、性能416、及び機能417の各項目を含む複数のレコードで構成されている。各レコードは一つの電気機器3に対応している。上記項目のうち、機器ID411には、建物2に存在する電気機器3を一意に識別する識別子(以下、機器IDと称する。)が設定される。型式412には、電気機器3の型式を示す情報が設定される。種類413には、電気機器3の種類を示す情報が設定される。メーカ名414には、電気機器3の製造元の名称が設定される。定格消費電力415には、電気機器3の定格消費電力が設定される。性能416には、電気機器3の性能を示す情報が設定される。機能417には、電気機器3が備える機能等の情報が設定される。
図5に消費電力実績値352の一例を示している。消費電力実績値352には、建物2に設置されている各電気機器3の過去数年分の消費電力の実績値が管理されている。尚、簡単のため、同図には一つの電気機器3の一日分の消費電力量の実績値しか示していない。同図において、測定年月日511には、当該電気機器3の消費電力量を測定した日時が設定される。機器ID512には、当該電気機器3の機器IDが設定される。測定時間帯551は、消費電力量を測定した時間帯を示す。消費電力量552には、対応する測定時間帯において測定された消費電力量の実績値が設定される。
図6に気象情報354の一例を示している。気象情報354には、建物2が存在する地域の過去数年分の気象と建物2が存在する地域の気象予報に関する情報が登録されている。気象情報354は、例えば、サーバ装置10がインターネット50を介して取得する。
同図に示すように、気象情報354は、年月日611、時分612、天気613、温度614、及び湿度615の各項目を含む一つ以上のレコードで構成されている。各レコードは一日に対応している。同図において、年月日611及び時分612には、当該レコードの気象情報に対応する年月日及び時分が設定される。天気613には、天気を示す情報が設定される。温度614には、温度を示す情報が設定される。湿度615には、湿度を示す情報が設定される。
図7に電気料金単価情報355の一例を示している。電気料金単価情報355には、電気料金単価に関する情報が登録されている。電気料金単価情報355は、例えば、サーバ装置10がインターネット50を介して取得する。同図において、使用時間帯711には、当該行(レコード)の単価713が提供される時間帯を示す情報が設定される。シーズン712には、当該行(レコード)の単価713が適用される季節(シーズン)や期間を示す情報が設定される。単価713には電気料金単価が設定される。
図8に節電アドバイス356の一例を示している。節電アドバイス356には、節電アドバイスが管理されている。節電アドバイス356の内容は、例えば、サーバ装置10が入力装置13や通信装置15を介して取得する。
同図に示すように、節電アドバイス356は、電気機器名811、節電方法812、節約金額813、及び備考814の各項目からなる一つ以上のレコードで構成されている。一つのレコードは一つの節電アドバイスに対応している。上記項目のうち、電気機器名811には、電気機器3の名称や種類を示す情報が設定される。節電方法812には、当該電機機器3についての節電に有効な行動(操作)を示す情報が設定される。節約金額813には、節電方法812を実施した場合における効果(節約金額)の目安値(例えば使用期間(シーズン)における節約金額の総額)が設定される。備考814には、例えば、節約金額813に設定されている節約金額を算出する際の条件を示す情報等の補足的な情報が設定される。
<情報端末>
図9に情報端末90のハードウェア構成を示している。同図に示すように、情報端末90は、プロセッサ91、記憶装置92、入力装置93、出力装置94、及び通信装置95を備える。情報端末90は、例えば、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等である。
プロセッサ91は、例えば、CPUやMPUを用いて構成されている。記憶装置92は、RAM、ROM、NVRAM、ハードディスクドライブ、SSD等であり、プログラムやデータを記憶する。入力装置93は、情報の入力を行うユーザインタフェース(タッチパネル、キーパッド、キーボード、マウス等)である。出力装置94は、各種の情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、LCD、スピーカ、印字装置等である。通信装置35は、LAN(無線又は有線)、Bluetooth(登録商標)等に対応したインタフェースであり、サーバ装置10との間の通信を実現する。
図10に情報端末90が備える機能を示している。ユーザは、情報端末90を利用して、サーバ装置10や電気機器3の設定又は制御を行うことができる。またユーザは、情報端末90を利用して、サーバ装置10が提供する情報を参照したり、サーバ装置10に管理されている情報を更新することができる。
同図に示すように、情報端末90は、操作入力受付部1011、通信処理部1012、及び情報出力部1013の各機能を備える。これらの機能は、情報端末90のプロセッサ91が、記憶装置92に格納されているプログラムを実行することにより、もしくは情報端末90が備えるASIC等のハードウェアにより実現される。尚、情報端末90の全部又は一部の機能をサーバ装置10において実現するようにしてもよい。
上記機能のうち、操作入力受付部1011は、入力装置93を介して行われるユーザの操作入力を受け付ける。通信処理部1012は、サーバ装置10と通信し、サーバ装置10との間で様々な情報を送受信する。情報出力部1013は、出力装置94に様々な情報を出力(表示)する。
<節電アドバイスの提示>
図11は、節電アドバイス提示部319が出力装置14に表示する画面の一例(以下、節電アドバイス提示画面1100と称する。)である。尚、節電アドバイス提示部319は、通信装置15を介して情報端末90にも節電アドバイス提示画面1100と同様のユーザインタフェースを提供することができる。
同図に示すように、節電アドバイス提示画面1100には、電気使用概況の表示欄1110、電気代ランキングの表示欄1120、節電アドバイスの表示欄1130、昨日の電気代の表示欄1141、本日の電気代の表示欄1142、及び本日の目標額の表示欄1143、の各表示欄を有する。
このうち電気使用概況の表示欄1110には、建物2における電気の使用状況を示す情報(以下、電気使用概況と称する。)が表示される。節電アドバイス提示部319は、消費電力実績値352に基づき電気使用概況を生成し、生成した電気使用概況を電気使用概況の表示欄1110に表示する。
電気代ランキングの表示欄1120には、建物2における本日の電気機器3の電気使用料金を使用料金の高い順(降順)に並べた情報(以下、電気使用料金ランキングと称する。)が表示される。節電アドバイス提示部319は、電気使用料金算出部313が算出した各電気機器3の電気使用料金に基づき電気使用料金ランキングを生成し、生成した電気使用料金ランキングを電気使用料金ランキングの表示欄1120に表示する。
節電アドバイスの表示欄1130には、電気代ランキングの表示欄1120に表示されている電気機器3についての節電アドバイスが表示される。本例では、節電対象機器選出部314が選出した、本日の現在時刻までの電気使用料金が昨日の同時間帯における電気使用料金に比べて上昇(30円上昇)している電気機器3である「エアコン」についての節電アドバイスが表示されている。
節電アドバイスの表示欄1130には、3つの情報表示欄1131〜1133が設けられている。このうち情報表示欄1131には、節電アドバイス提示部319が、サーバ装置10が記憶している情報に基づき生成した節電アドバイスが表示される。
情報表示欄1132には、サーバ装置10が、節電対象機器選出部314が選出した電気機器3である「エアコン」について節電アドバイス356から取得した節電方法(節電行動節電操作)を示す情報が表示される。ユーザは、情報表示欄1132に表示されているボタン11321を操作することにより、実際に当該電気機器3の設定や動作を制御することができる。同図の例では、ユーザはボタン11321を操作することにより「エアコン」の設定温度を26℃から27℃に変更することができる。尚、この電気機器3に対する制御は制御用通信手段9を介してサーバ装置10により行われる。
情報表示欄1133には、情報表示欄1132に提示されている節電方法を実施した場合における想定効果(節電方法を実施したときの本日の電気使用料金の低減額)と、想定効果を反映した、建物2の全体における本日の電気使用料金の予想額が表示される。尚、上記想定効果は、想定効果算出部316によって算出される。また本日の電気使用料金の予想額は、電気使用料金予想部318によって算出される。
昨日の電気代の表示欄1141には、電気使用料金算出部313によって算出される、建物2の全体における昨日の電気使用料金が表示される。
本日の電気代の表示欄1142には、電気使用料金算出部313によって算出される、建物2の全体における本日の電気使用料金(本日の午前零時から現在時刻までの電気使用料金)が表示される。
本日の目標額の表示欄1143には、電気使用料金算出部313によって算出される、本日の電気使用量の目標額が設定される。上記目標額は、例えば、情報表示欄1133に表示される本日の電気使用料金の予想額を所定の算出式に代入することにより求められる。
<想定効果の算出>
続いて、情報表示欄1133に表示される想定効果(節電方法を実施したときの本日の電気使用料金の低減額)の算出方法について説明する。ここでは一例として、節電対象機器が「エアコン」である場合について説明する。
想定効果算出部316は、まず節電アドバイス356から、現在時刻(ここでは15時とする)と気象条件(ここでは2015年8月15日、外気温度31℃とする)が合致する、「エアコン」についての節電方法(レコード)を選択する。ここでは、想定効果算出部316は、図7の節電アドバイス356のうち、節電方法812に「夏の冷房時の室温は28℃を目安に」が設定されているレコードを選択するものとする。
続いて、想定効果算出部316は、選択したレコ−ドの節約金額813の内容と、備考814の内容「外気温度31℃の時、エアコン(2.2KW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合」とに基づき、想定効果を算出する。まず想定効果算出部316は、エアコンの設定温度を1℃上げたときの1時間あたりの節約金額を次のようにして求める。尚、ここでは一日の平均使用時間は9時間、使用期間(エアコンを利用するシーズン)は112日(6月2日〜9月21日)、上記使用期間における節約金額の総額は670円であるものとする。
Figure 0006018348
続いて、想定効果算出部316は、節約金額(円/時)に本日の残り時間(9時間)を乗算して想定効果とする。
Figure 0006018348
<本日の電気使用料金の予想額>
次に情報表示欄1133に表示される本日の電気使用料金の予想額(以下、本日予想額とも称する。)の算出方法について説明する。尚、上記算出方法は、現在時刻が午前零時である場合とそうでない場合とで異なるので、夫々の場合について順に説明する。
(1)現在時刻が午前零時である場合(24点)
現在が午前零時の場合、電気使用料金予想部318は、本日予想額を次式から求める。尚、Σは各時間(1時台、2時台、・・・)の総和を意味する。
Figure 0006018348
ここで上式における各時間の予想電力量(電力量予想カーブ)は、本日の各時間(1時台、2時台、・・・)に対応する過去の日の消費電力の実績値を消費電力実績値352から取得することにより求める。尚、電気使用料金予想部318は、例えば、消費電力実績値352から、本日と季節が一致する過去の日の実績値を採用する。また電気使用料金予想部318は、例えば、消費電力実績値352から、本日と曜日又は祝祭日(生活パターン)が一致する過去の日の実績値を採用する。また電気使用料金予想部318は、例えば、消費電力実績値352から、本日と気象(例えば、天気、気温、湿度のうちの少なくともいずれか)が一致又は類似する過去の日の実績値を採用する。
続いて、電気使用料金予想部318は、取得した一つ以上の過去の日の実績値について、例えば、時間帯(1時台、2時台、・・・)別に平均値を求め、それらを本日の各時間(1時台、2時台、・・・)における予想消費電力量(式1の各時間の予想消費電力量)とし、電気料金単価情報355から取得される各時間帯の電気料金単価を式1の各時間の電気料金単価に代入して本日予想額を求める。
(2)現在時刻が午前零時でない場合
現在が午前零時でない(ここでは15時とする)場合、電気使用料金予想部318は、本日予想額を次式から求める。
Figure 0006018348
ここで上式の右辺第1項については、電気使用料金予想部318は(1)の場合と同様の方法で値を求める。また右辺第2項については、まず電気使用料金予想部318は、次のようにして、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する。即ちまず電気使用料金予想部318は、本日の各時間帯(各正時t台)における実績値(本日実績値)と消費電力実績値352から取得される各時間帯(各正時t台)の実績値(過去実績値)との比を求めて各時間帯における類似度とする。尚、次式は大きい値が分母となるようにしている。
Figure 0006018348
続いて、電気使用料金予想部318は、上式から求めた各時間帯(各正時t台)の類似度を掛け合わせたものを本日実績値と過去実績値の全体の類似度として求める。例えば、式3から求められる、午前零時台から14時台の各時間の類似度が、0.99、0.98、0.97、0.99、0.98、0.99、0.98、0.97、0.99、0.98、0.99、0.98、0.97、0.99、0.98であった場合、電気使用料金予想部318は、これらを乗算することにより求められる0.76を上記全体の類似度とする。尚、この方法によれば、各時間帯(各正時t台)の類似度のうちの一つでも値が小さくなると全体の類似度が低く算出されるという特徴がある。
続いて、電気使用料金予想部318は、複数の日の消費電力実績値352について上記類似度を求め、例えば、類似度が最大の日、もしくは類似度が予め設定された閾値を超えている日を使用態様類似日として特定する。
以上のようにして使用態様類似日が特定されると、続いて電気使用料金予想部318は、使用態様類似日の消費電力実績値352を式2の右辺第2項の「15時〜24時までの各時間の予想電力量」とし、電気料金単価情報355から得られる電気料金単価を式2の「各時間の電気料金単価」に代入して式2の右辺第2項の値を求める。
尚、複数の使用態様類似日が特定される場合は、例えば、それら各日の消費電力実績値352の平均値(各正時t台ごとの平均値)を右辺第2項の「15時〜24時までの各時間の予想消費電力量」としてもよい。また例えば、本日と時間的に近い使用態様類似日の消費電力実績値352を優先的に採用するようにしてもよい。
また(1)の場合と同様、(2)の右辺第1項又は右辺第2項の値を求める際は、電気使用料金予想部318が、例えば、消費電力実績値352から、本日と季節が一致する過去の日の実績値を採用するようにしてもよい。また電気使用料金予想部318が、例えば、消費電力実績値352から、本日と曜日又は祝祭日(生活パターン)が一致する過去の日の実績値を採用するようにしてもよい。また電気使用料金予想部318が、例えば、消費電力実績値352から、本日と気象が一致又は類似する過去の日の実績値を採用するようにしてもよい。以上では午前零時を起点及び終点としたが、午前零時以外を起点又は終点としてもよい。
=処理説明=
続いて、図12に示すフローチャートとともにサーバ装置10が行う処理(以下、電気機器節電支援処理S1200と称する。)について説明する。尚、以下の説明において、符号の前に付した「S」の文字はステップを意味する。
同図に示すように、消費電力実績値取得部311は、各電流計7から随時送られてくる電流値に基づき各電気機器3の消費電力を求め、求めた値を時系列的に消費電力実績値352として記憶する(S1211)。
また情報取得部312は、電気機器情報、カレンダ情報、及び気象情報を、入力装置13や通信装置15を介して随時取得し、取得した情報を夫々、電気機器情報351、カレンダ情報353、気象情報354として記憶する(S1212)。
電気使用料金算出部313は、各電気機器3の所定期間における電気使用量、建物2の全体における所定期間における電気使用量、各電気機器3の所定期間における電気使用料金、建物2の全体における所定期間における電気使用料金等を求める(S1213)。
節電対象機器選出部314は、節電対象機器を選出する(S1214)。
使用態様類似日特定部315は、節電対象機器について、本日実績値と過去実績値とを対照することにより使用態様類似日を特定する(S1215)。
想定効果算出部316は、節電対象機器について現在時刻以降に節電アドバイス356に従った節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める(S1216)。
電気使用量予想部317は、使用態様類似日の現在時刻以降の消費電力実績値352に基づき、節電対象機器の本日の電気使用量を予想する(S1217)。
電気使用料金予想部318は、節電対象機器の本日の電気使用料金の予想額、及び建物2の全体における本日の電気使用料金の予想額を求める(S1218)。
節電アドバイス提示部319は、節電アドバイス提示画面1100を出力装置14に表示する(S1219)。
節電対象機器制御部320は、節電アドバイス提示画面1100を介してユーザが節電方法の実施指示を行うと(S1220:YES)、節電アドバイス356に従い、制御用通信手段9を介して節電対象機器に節電方法を実施する(S1221)。
その後、処理は、例えばS1211に戻り、サーバ装置10は以上の処理を繰り返し実行する。
以上に説明したように、本実施形態のサーバ装置10(節電支援装置)は、本日実績値と過去実績値とを対照することにより本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定し、使用態様類似日における現在時刻以降の実績値に基づき本日の電気使用量を求めるので、本日の電気使用量を精度よく求めることができる。そしてユーザは精度よく求められた上記電気使用量に基づき適切な節電方法を実施することができる。
またサーバ装置10は、本日と季節が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。またサーバ装置10は、本日と曜日又は祝祭日(生活パターン)が一致する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。またサーバ装置10は、本日と気象が一致又は類似する過去の日の中から使用態様類似日を特定するので、本日の電気使用量をより高い精度で求めることができる。
またサーバ装置10は、現在時刻以降に節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求めるので、ユーザは電気使用料金の低減額を把握しつつ適切な節電方法を実施することができる。またサーバ装置10は、本日の電気使用料金の予想額を求めるので、ユーザは電気使用料金の予想額を把握しつつ適切な節電方法を実施することができる。
尚、以上の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 節電支援システム、2 建物、3 電気機器、10 サーバ装置、311 消費電力実績値取得部、312 情報取得部、313 電気使用料金算出部、314 節電対象機器選出部、315 使用態様類似日特定部、316 想定効果算出部、317 電気使用量予想部、318 電気使用料金予想部、319 節電アドバイス提示部、320 節電対象機器制御部、351 電気機器情報、352 消費電力実績値、353 カレンダ情報、354 気象情報、355 電気料金単価情報、356 節電アドバイス、1100 節電アドバイス提示画面、S1200 電気機器節電支援処理

Claims (8)

  1. 電気機器の節電を支援する情報処理装置であって、
    電気機器の消費電力の日毎の実績値を時系列的に取得して記憶する消費電力実績値取得部と、
    本日の午前零時から現在時刻までに取得された前記実績値である本日実績値と、本日よりも前の過去の日の、午前零時から前記現在時刻と同じ時刻までの前記実績値である過去実績値とを対照することにより、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する使用態様類似日特定部と、
    前記使用態様類似日における現在時刻以降の前記実績値に基づき、本日の電気使用量を求める電気使用量予想部と、
    前記電気機器の節電方法及び電気料金単価を示す情報である電気料金単価情報を記憶し、本日の現在時刻以降に前記節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める想定効果算出部と、
    を備える、節電支援装置。
  2. 請求項に記載の節電支援装置であって、
    前記電気使用量予想部が予想した本日の電気使用量と前記電気料金単価情報とに基づき求められる電気使用料金から前記電気使用料金の低減額を減算することにより本日の電気使用料金の予想額を求める電気使用料金予想部を更に備える
    節電支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の節電支援装置であって、
    季節を示す情報を含むカレンダ情報を記憶し、
    前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と季節が一致する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する
    節電支援装置。
  4. 請求項1又は2に記載の節電支援装置であって、
    曜日及び祝祭日を示す情報を含むカレンダ情報を記憶し、
    前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と曜日又は祝祭日が一致する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する
    節電支援装置。
  5. 請求項1又は2に記載の節電支援装置であって、
    本日の気象及び本日より前の過去の日の気象を示す情報を記憶し、
    前記使用態様類似日特定部は、本日実績値を本日と気象が一致又は類似する過去の日の過去実績値と対照することにより、前記使用態様類似日を特定する
    節電支援装置。
  6. 請求項1又は2に記載の節電支援装置であって、
    前記消費電力実績値取得部は、前記実績値を所定期間ごとに取得して記憶し、
    前記使用態様類似日特定部は、前記本日実績値と前記過去実績値を所定期間ごとに比較して得られる比を乗算して求められる類似度に基づき前記使用態様類似日を特定する
    節電支援装置。
  7. 電気機器の節電を支援する方法であって、
    情報処理装置が、
    電気機器の消費電力の日毎の実績値を時系列的に取得して記憶する処理と、
    本日の午前零時から現在時刻までに取得された前記実績値である本日実績値と、本日よりも前の過去の日の、午前零時から前記現在時刻と同じ時刻までの前記実績値である過去実績値とを対照することにより、本日と電気の使用態様が類似する過去の日である使用態様類似日を特定する処理と、
    前記使用態様類似日における現在時刻以降の前記実績値に基づき、本日の電気使用量を求める処理と、
    前記電気機器の節電方法及び電気料金単価を示す情報である電気料金単価情報を記憶する処理と、
    本日の現在時刻以降に前記節電方法を実施した場合における本日の電気使用料金の低減額を求める処理と、
    を実行する、節電支援方法。
  8. 請求項に記載の節電支援方法であって、
    前記情報処理装置が、
    予想した本日の電気使用量と前記電気料金単価情報とに基づき求められる電気使用料金から前記電気使用料金の低減額を減算することにより本日の電気使用料金の予想額を求める処理を更に実行する、
    節電支援方法。
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