JP6018331B1 - レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法 - Google Patents

レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6018331B1
JP6018331B1 JP2016105834A JP2016105834A JP6018331B1 JP 6018331 B1 JP6018331 B1 JP 6018331B1 JP 2016105834 A JP2016105834 A JP 2016105834A JP 2016105834 A JP2016105834 A JP 2016105834A JP 6018331 B1 JP6018331 B1 JP 6018331B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lenses
moving
moving member
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016105834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017211562A (ja
Inventor
高志 小山
高志 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SZ DJI Technology Co Ltd
Original Assignee
SZ DJI Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SZ DJI Technology Co Ltd filed Critical SZ DJI Technology Co Ltd
Priority to JP2016105834A priority Critical patent/JP6018331B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6018331B1 publication Critical patent/JP6018331B1/ja
Publication of JP2017211562A publication Critical patent/JP2017211562A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】より簡素な構造によりレンズを含む物体系の重心の位置の変化を抑制することが望まれている。【解決手段】レンズ装置は、1又は複数のレンズと、1又は複数のレンズの光軸方向に移動可能な移動部材と、1又は複数のレンズを光軸方向に移動させるとともに、1又は複数のレンズを含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材を移動させる物理的構造体とを備える。レンズ装置は、1又は複数のレンズを保持するレンズ保持部材をさらに備えてよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び移動部材の一方に設けられたカム部を有してよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び移動部材の他方に設けられ、カム部のカム面に沿って移動することによりレンズ保持部材と移動部材とを相対的に移動させるフォロア部を有してよい。【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法に関する。
特許文献1には、ズーム操作又はフォーカス操作によるレンズの移動方向の反対方向に補助バランスウェイトを移動させるカメラスタビライザが開示されている。特許文献2には、ズームレンズのズーム動作と連動してウェイトを移動させて重量バランスを得る重量バランス調整構造が開示されている。
特許文献1 特開平08−022068号公報
特許文献2 特開2010−39350号公報
レンズを含む物体系の重心の位置の変化を、より簡素な構造で抑制することが望まれている。
一態様によれば、レンズ装置は、1又は複数のレンズと、1又は複数のレンズの光軸方向に移動可能な移動部材と、1又は複数のレンズを光軸方向に移動させるとともに、1又は複数のレンズを含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材を移動させる物理的構造体とを備える。
レンズ装置は、1又は複数のレンズを保持するレンズ保持部材をさらに備えてよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び移動部材の一方に設けられたカム部を有してよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び移動部材の他方に設けられ、カム部のカム面に沿って移動することによりレンズ保持部材と移動部材とを相対的に移動させるフォロア部を有してよい。
移動部材は、カム環でよい。
レンズ装置は、1又は複数のレンズを保持するレンズ保持部材をさらに備えてよい。物理的構造体は、中間構造体を有してよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び中間構造体の一方に設けられた第1カム部を有してよい。物理的構造体は、レンズ保持部材及び中間構造体の他方に設けられ、第1カム部のカム面に沿って移動することによりレンズ保持部材と中間構造体とを相対的に移動させる第1フォロア部を有してよい。物理的構造体は、中間構造体及び移動部材の一方に設けられた第2カム部を有してよい。物理的構造体は、中間構造体及び移動部材の他方に設けられ、第2カム部のカム面に沿って移動することにより中間構造体と移動部材とを相対的に移動させる第2フォロア部を有してよい。
中間構造体は、カム環でよい。
移動部材は、1又は複数のレンズより比重が大きな材料でもよい。
移動部材は、金属でもよい。
レンズ装置は、1又は複数のレンズのうちの一部のレンズとともに移動し、1又は複数のレンズを通過する光量を調整する光量調整機構をさらに備えてよい。物理的構造体は、光量調整機構をさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材を移動させてよい。
光量調整機構は、開口径が変更可能な絞りを有してよい。光量調整機構は、絞りを駆動して開口径を変更するアクチュエータを有してよい。
レンズ装置は、1又は複数のレンズの移動に連動して、物理的構造体と別の機構により移動される他のレンズをさらに備えてよい。物理的構造体は、他のレンズをさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材を移動させてよい。
一態様によれば、撮像システムは、レンズ装置と、レンズ装置によって結像された光を撮像する撮像装置とを備える。
撮像システムは、レンズ装置及び撮像装置を回転可能に保持するジンバルをさらに備えてよい。
ジンバルは、レンズ装置及び撮像装置を、レンズ装置及び撮像装置を含む物体系の重心から予め定められた距離の範囲内を通る回転軸で回転可能に保持してよい。
ジンバルは、レンズ装置及び撮像装置を、レンズ装置及び撮像装置を含む物体系の重心を通る回転軸で回転可能に保持してよい。
一態様によれば、移動体は、撮像システムを備えて移動する。
一態様によれば、制御方法は、1又は複数のレンズと、1又は複数のレンズの光軸方向に移動可能な移動部材とを備えるレンズ装置の制御方法であって、物理的構造体によって、1又は複数のレンズを光軸方向に移動させるとともに、1又は複数のレンズを含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材を移動させる段階を備える。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも、発明となりうる。
UAVの外観の一例を示す図である。 UAVの機能ブロックの一例を示す図である。 ワイド端における複数のレンズの配置の一例を示す図である。 テレ端における複数のレンズの配置の一例を示す図である。 撮像装置及びレンズ装置の外観の一例を示す斜視図である。 撮像装置及びレンズ装置の筐体の内部の様子の一例を示す斜視図である。 カム環の斜視図の一例を示す図である。 固定筒の斜視図の一例を示す図である。 カム環回転角度と撮像素子の結像面からの距離との関係の一例を示す図である。 カム環回転角度とワイド位置からの距離との関係の一例を示す図である。 カム環回転角度とワイド位置からの距離に質量をかけた物理量との関係の一例を示す図である。 撮像装置及びレンズ装置の姿勢の一例を示す図である。 撮像装置及びレンズ装置の姿勢の一例を示す図である。 撮像装置及びレンズ装置の姿勢の一例を示す図である。 UAVの機能ブロックの他の例を示す図である。 ワイド端における複数のレンズの配置の他の例を示す図である。 カム環回転角度と撮像素子の結像面からの距離との関係の他の例を示す図である。 カム環回転角度とワイド位置からの距離との関係の他の例を示す図である。 カム環回転角度とワイド位置からの距離に質量をかけた物理量との関係の他の例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
図1は、UAV100の外観の一例を示す。無人航空機(UAV)100は、UAV本体101、ジンバル110、撮像装置140、及びレンズ装置160を備える。ジンバル110、撮像装置140、及びレンズ装置160は、撮像システムの一例である。UAV100は、撮像システムを備えて移動する移動体の一例である。移動体とは、UAVの他、空中を移動する他の航空機、地上を移動する車両、水上を移動する船舶等を含む概念である。
UAV本体101は、複数の回転翼を備える。UAV本体101は、複数の回転翼の回転を制御することでUAV100を飛行させる。UAV本体101は、例えば、4つの回転翼を用いてUAV100を飛行させる。回転翼の数は、4つには限定されない。UAV100は、回転翼を有さない固定翼機でもよい。
ジンバル110は、撮像装置140及びレンズ装置160を回転可能に保持する。ジンバル110は、撮像装置140及びレンズ装置160を、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心を通る回転軸で回転可能に保持する。例えば、ジンバル110は、撮像装置140及びレンズ装置160を、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心を通るピッチ軸で回転可能に保持する。ジンバル110は、撮像装置140及びレンズ装置160を、さらにロール軸及びヨー軸のそれぞれを中心に回転可能に保持する。ジンバル110は、撮像装置140を保持してもよし、レンズ装置160を保持してもよい。レンズ装置160は撮像装置140を含んでもよい。この場合、レンズ装置160と撮像装置140を合わせてレンズ本体となる。
撮像装置140は、レンズ装置160を介して結像された光学像の画像データを生成して記録する。レンズ装置160は、撮像装置140と一体的に設けられてよい。レンズ装置160は、いわゆる交換レンズでよく、撮像装置140に対して着脱可能に設けられてよい。
図2は、UAV100の機能ブロックの一例を示す。UAV100は、通信インタフェース102、UAV制御部104、メモリ106、ジンバル110、撮像装置140、及びレンズ装置160を備える。
通信インタフェース102は、外部の送信機と通信する。通信インタフェース102は、遠隔の送信機から各種の命令を受信する。UAV制御部104は、送信機から受信した命令に従って、UAV100の飛行を制御する。UAV制御部104は、ジンバル110、撮像装置140、及びレンズ装置160を制御する。UAV制御部104は、CPU又はMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ106は、UAV制御部104がジンバル110、撮像装置140、及びレンズ装置160を制御するのに必要なプログラムなどを格納する。メモリ106は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ106は、UAV100の筐体に設けられてよい。UAV100の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
撮像装置140は、撮像制御部142、撮像素子144、及びメモリ146を有する。撮像装置140は、レンズ装置160によって結像された光を撮像する。撮像素子144は、レンズ装置160を介して結像された光学像の画像データを生成して、撮像制御部142に出力する。撮像素子144は、CCD又はCMOSにより構成されてよい。撮像制御部142は、撮像素子144から出力された画像データをメモリ146に格納する。撮像制御部142は、画像データをUAV制御部104を介してメモリ106に出力して格納してもよい。撮像制御部142は、UAV制御部104からの撮像装置140及びレンズ装置160の動作命令に応じて、撮像装置140及びレンズ装置160を制御する。撮像制御部142は、CPU又はMPUなどのマイクロプロセッサ、MCUなどのマイクロコントローラなどにより構成されてよい。メモリ146は、コンピュータ可読可能な記録媒体でよく、SRAM、DRAM、EPROM、EEPROM、及びUSBメモリなどのフラッシュメモリの少なくとも1つを含んでよい。メモリ146は、撮像装置140の筐体の内部に設けられてよい。撮像装置140の筐体から取り外し可能に設けられてよい。
レンズ装置160は、メモリ161、レンズ制御部162、駆動機構164、移動部材200、物理的構造体210、複数のレンズ保持部材230、複数のレンズ170、光量調整機構180、レンズ190、レンズ保持部材192、及び駆動機構194を有する。複数のレンズ170の少なくとも一部又は全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。複数のレンズ170は、複数のレンズ群から構成されてよい。複数のレンズ170は、ズームレンズとして機能してもよい。複数のレンズ170は、バリフォーカルレンズとして機能してもよい。
レンズ190の少なくとも一部又は全部は、光軸に沿って移動可能に配置される。レンズ190は、複数のレンズ群から構成されてよい。レンズ190は、フォーカスレンズとして機能してもよい。
メモリ161は、駆動機構164を介して動作する複数のレンズ170の制御値、及び駆動機構164とは別の駆動機構194を介して動作するレンズ190の制御値などを格納する。レンズ装置160は、少なくとも1つのレンズ170及びレンズ190を有すればよい。レンズ装置160は、レンズ装置160の光学設計に応じた任意の数のレンズを備えてよい。
レンズ制御部162は、撮像制御部142からのレンズ動作命令に従って、メモリ161に格納された制御値に基づいて駆動機構164を駆動して、複数のレンズ170を光軸方向に移動させる。レンズ制御部162は、さらに、メモリ161に格納された他の制御値に基づいて駆動機構194を駆動して、レンズ190を光軸方向に移動させる。レンズ制御部162は、複数のレンズ170の光軸方向への移動に連動させてレンズ190を光軸方向に移動させることにより、焦点距離を調整する。レンズ制御部162は、さらに、複数のレンズ170の光軸方向への移動とは独立してレンズ190を光軸方向に移動させることにより、焦点距離を調整してよい。
レンズ保持部材230は、レンズ170を保持する。レンズ保持部材230は、1又は複数のレンズ170を保持してよい。レンズ保持部材230は、1又は複数のレンズ170を保持した状態で、光軸に沿って移動する。レンズ保持部材230は、鏡筒内に光軸に沿って移動可能に配置されてよい。レンズ保持部材192は、レンズ190を保持する。レンズ保持部材192は、1又は複数のレンズ190を保持してよい。レンズ保持部材192は、1又は複数のレンズ190を保持した状態で、光軸に沿って移動する。レンズ保持部材192は、鏡筒内に光軸に沿って移動可能に配置されてよい。
光量調整機構180は、1又は複数のレンズ170のうちの一部のレンズとともに移動し、1又は複数のレンズ170を通過する光量を調整する。光量調整機構180は、開口径が変更可能な絞りと、絞りを駆動して開口径を変更するアクチュエータとを有する。
移動部材200は、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の位置の変化を抑制する部材である。移動部材200は、1又は複数のレンズ170の光軸方向への移動によるレンズ装置160の重心の位置の変化を抑制する。移動部材200は、1又は複数のレンズ170の光軸方向に移動可能である。移動部材200は、1又は複数のレンズ170の光軸方向と平行に移動可能でよい。移動部材200は、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動する。移動部材200は、駆動機構164から供給される動力を利用して光軸方向に移動してよい。移動部材200は、レンズ装置160の重心の位置の変化を抑制可能な部材であれば任意の材料で構成されてよい。移動部材200は、1又は複数のレンズ170より比重が大きな材料でよい。移動部材200は、金属でよい。移動部材200は、例えば、カム環である。移動部材200は、レンズでもよいし、レンズ装置160の重心の位置を抑制するためだけに用いられる単なる重りでもよい。移動部材200は、レンズ装置160の鏡筒内に配置されてもよいし、鏡筒外に配置されてもよい。
移動部材200の移動量は、移動要素の移動量及び移動要素の質量に基づいて定められてよい。移動要素は、レンズ装置160に設けられ、ズーム動作時に移動する要素である。移動要素は、ズーム動作時に光軸方向に移動してよい。移動要素は、1又は複数のレンズ170、レンズ190、光量調整機構180、カム環、直進案内環などを含む。移動部材200の移動量は、移動部材200の基準位置からの距離を示す。移動要素の移動量は、移動要素の基準位置からの距離を示す。移動部材200および移動要素のそれぞれの基準位置は、レンズ装置160のワイド端における移動部材200及び移動要素のそれぞれの位置でよい。移動部材200の基準位置からの距離は、移動要素の基準位置からの距離と移動要素の質量とをかけた物理量の総和を移動部材200の質量で割った値が、予め定められた値以下となるように、設定されてよい。移動部材200の基準位置からの距離は、1又は複数のレンズ170のそれぞれの基準位置からの距離と1又は複数のレンズ170のそれぞれの質量とをかけたそれぞれの物理量の総和を、移動部材200の質量で割った値が予め定められた値以下となるように、設定されてよい。
物理的構造体210は、光軸方向に1又は複数のレンズ170を移動させるとともに、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材200を移動させる。物理的構造体210は、光量調整機構180をさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材200を移動させてよい。物理的構造体210は、レンズ190をさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に移動部材200を移動させてよい。物理的構造体210は、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の移動方向の反対方向の成分が移動部材200の移動方向に少なくとも含まれるように、移動部材200を移動させればよい。
物理的構造体210は、移動部材200及びレンズ保持部材230と物理的に連係している。物理的構造体210は、例えば、移動部材200が光軸方向の一方に移動する場合に、レンズ保持部材230を光軸方向の他方に移動させる。物理的構造体210は、移動部材200の回転及び光軸方向の一方への移動により生じる力を、レンズ保持部材230に物理的に伝達し、レンズ保持部材230を光軸方向の他方に移動させてよい。
物理的構造体210は、カム部及びフォロア部を有してよい。カム部は、レンズ保持部材230及び移動部材200の一方に設けられてよい。フォロア部は、レンズ保持部材230及び移動部材200の他方に設けられてよい。移動部材200の回転及び光軸方向の一方への移動により生じる力が、カム部及びフォロア部を介してレンズ保持部材230に物理的に伝達される。フォロア部が、カム部のカム面に沿って移動することによりレンズ保持部材230と移動部材200とを相対的に移動させる。
上記の構成により、移動部材200は、物理的構造体210を介して、1又は複数のレンズ170の移動に伴うレンズ装置160の重心の位置の変化を抑制する方向に移動する。レンズ装置160のズーム動作によるレンズ装置160の重心の位置の変化が抑制されることにより、レンズ装置160のズーム動作によるジンバル110のピッチ軸に対する駆動トルクの変化を抑制できる。さらに言えば、レンズ装置160のズーム動作によるUAV100の全体の重心の位置の変化が抑制され、UAV100のより安定した飛行を実現できる。
図3Aは、レンズ装置160のワイド端における複数のレンズの配置の一例を示す。図3Bは、レンズ装置160のテレ端における複数のレンズの配置の一例を示す。図2に示される複数のレンズ170のそれぞれは、第1レンズ群172、第2レンズ群174、及び第3レンズ群176のいずれかに分類される。図2に示されるレンズ190は、第4レンズ群191に分類される。第1レンズ群172のレンズは、光軸方向に移動しない。第2レンズ群174及び第3レンズ群176のレンズは、光軸方向に移動する。第2レンズ群174のレンズの間には、絞り182が配置されている。絞り182は、第2レンズ群174のレンズの移動に連動して光軸方向に移動する。第4レンズ群191のレンズは、第2レンズ群174及び第3レンズ群176の光軸方向への移動に合わせて、光軸方向に移動する。
図4は、ジンバル110に支持された状態の撮像装置140及びレンズ装置160の外観の一例を示す斜視図である。図5は、ジンバル110に支持された状態の撮像装置140及びレンズ装置160の筐体の内部の様子の一例を示す斜視図である。ジンバル110は、ピッチ軸を中心に撮像装置140及びレンズ装置160を回転させるピッチ軸回転機構112を有する。ジンバル110は、ロール軸及びヨー軸を中心に撮像装置140及びレンズ装置160を回転させるロール軸回転機構114及びヨー軸回転機構116をさらに有する。
図6は、カム環202の外観の斜視図の一例を示す。図7は、固定筒232の外観の斜視図の一例を示す。固定筒232は、撮像素子144などの電子回路が設けられる基台168に固定されている。固定筒232は、第1レンズ群172のレンズを保持する。カム環202は、固定筒232の外周側に、回転可能にかつ光軸方向に移動可能に配置される。カム環202の一端の外周の一部にギア204が形成されている。ギア204は、ギア166と噛み合う。ギア166は、駆動モータ165により回転する。駆動モータ165からの動力がギア166を介してギア204に伝達されて、カム環202が回転しながら固定筒232の外周に沿って光軸方向に移動する。
図7に示すように、固定筒232の外周面にはカム環支持ピン234が設けられている。カム環支持ピン234は、カム環202の光軸方向への移動を案内する。固定筒232には、直進案内溝236が形成されている。直進案内溝236は、第2レンズ群カムピン220及び第3レンズ群カムピン222の光軸方向への移動を案内する。第2レンズ群カムピン220は、第2レンズ群174のレンズ170を保持するレンズ保持部材230に設けられている。第3レンズ群カムピン222は、第3レンズ群176のレンズ170を保持するレンズ保持部材230に設けられている。
図6に示すように、カム環202には、カム環支持ピン234と係合するカム環用カム溝212が形成されている。カム環用カム溝212がカム環支持ピン234に案内されることで、カム環202は回転しながら光軸方向に移動する。例えば、カム環202は、矢印130の方向に回転しながら矢印132の方向に移動する。カム環202には、さらに、第2レンズ群カムピン220と係合する第2レンズ群用カム溝214、及び第3レンズ群カムピン222と係合する第3レンズ群用カム溝216が形成されている。カム環202の回転及び光軸方向への移動に伴い、第2レンズ群カムピン220が第2レンズ群用カム溝214に沿って直進案内溝236内を移動する。これにより、第2レンズ群174のレンズが光軸方向に移動する。カム環202の回転及び光軸方向への移動に伴い、第3レンズ群カムピン222が第3レンズ群用カム溝216に沿って直進案内溝236内を移動する。これにより、第3レンズ群176のレンズが光軸方向に移動する。
カム環202は、移動部材200の一例である。直進案内溝236、カム環用カム溝212、第2レンズ群用カム溝214、及び第3レンズ群用カム溝216がカム部の一例である。直進案内溝236、カム環用カム溝212、第2レンズ群用カム溝214、及び第3レンズ群用カム溝216のそれぞれの側面が、カム部のカム面の一例である。カム環支持ピン234、第2レンズ群カムピン220、及び第3レンズ群カムピン222は、フォロア部の一例である。
カム環202が、第2レンズ群174のレンズ及び第3レンズ群176のレンズを含む物体系の重心の移動方向と反対方向に移動する。さらに言えば、カム環202が、第2レンズ群174のレンズ、第3レンズ群176のレンズ、第4レンズ群191のレンズ、並びに絞り182及びアクチュエータを有する光量調整機構180を含む物体系の重心の移動方向と反対方向に移動する。これにより、レンズ装置160の重心の位置の変化を抑制できる。
図8は、カム環回転角度と撮像素子144の結像面からの距離との関係の一例を示す。カム環回転角度とは、レンズ装置160のワイド端におけるカム環202の回転角度を基準角度(0度)とした場合に、カム環202の基準角度からの回転角度である。撮像素子144の結像面からの距離とは、撮像素子144の結像面から各レンズ群までの距離である。図8には、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における、撮像素子144の結像面から各レンズ群までの距離の変化の様子が示されている。
図9は、カム環回転角度とワイド位置からの距離との関係の一例を示す。ワイド位置とは、レンズ装置160のワイド端における各レンズ群及びカム環202の位置である。テレ位置とは、レンズ装置160のテレ端における各レンズ群及びカム環202の位置である。図9には、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における、各レンズ群及びカム環202のワイド位置からの距離の変化の様子が示されている。
図10は、カム回転角度とワイド位置からの距離に質量をかけた物理量(g・mm)との関係の一例を示す。以下、ワイド位置からの距離に質量をかけた物理量を物理量Aと称する。カム環202は、第2レンズ群174、第3レンズ群176、及び第4レンズ群191を含む物体系の重心の位置の変化を抑制する方向に移動する。カム環202のワイド位置からの距離は、第2レンズ群174の物理量A、第3レンズ群176の物理量A、及び第4レンズ群の物理量Aの総和をカム環202の質量で割った値が予め定められた値以下となるように、設定されてよい。これにより、第1レンズ群172、第2レンズ群174、第3レンズ群176、第4レンズ群191、及びカム環202を含む物体系(合計)の重心の位置の変化は、レンズ装置160のワイド端からテレ端まで抑制される。カム環202のワイド位置からの距離は、第2レンズ群174の物理量A、第3レンズ群176の物理量A、及び第4レンズ群の物理量Aの総和をカム環202の質量で割った値を打ち消すように、設定されてよい。これにより、当該物体系の重心の位置をワイド端からテレ端まで変化させなくできる。第2レンズ群174の物理量Aのパラメータである第2レンズ群174の質量は、絞り182の質量を含んでよい。
第1レンズ群172の物理量A、第2レンズ群174の物理量A、第3レンズ群176の物理量A、第4レンズ群の物理量A、及びカム環202の物理量Aの合計を物理量Aの合計ΣAとする。図10に示す例では、カム環202は、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させる間に、物理量Aの合計ΣAが常にゼロになるように移動する。しかし、カム環202は、必ずしも物理量Aの合計ΣAが常にゼロになるように移動する必要はない。これは、例えば設計等の制約によりカム環202の溝の駆動領域が制約されるからである。このような場合、例えば、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における物理量Aの合計ΣAの最大値が、カム環202による重心の位置の変化の抑制がない場合の3分の1以下となるように、カム環202は移動してもよい。
レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における、レンズ装置160の重心の位置の変化の幅Wが、カム環202による重心の位置の変化の抑制がない場合の10%未満になるように、カム環202は移動してもよい。レンズ装置160の光軸を水平に保つために必要なジンバル110のピッチ軸に対する駆動トルクをC(N・mm)とする。レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における駆動トルクCの最大値が、カム環202による重心の位置の変化の抑制がない場合の10%未満になるように、カム環202は移動してもよい。
以上の通り、カム環202の光軸方向への移動により、ズーム動作によるレンズ装置160の重心の位置の変化が抑制されている。ジンバル110は、撮像装置140及びレンズ装置160を、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心を通るピッチ軸で回転可能に保持することが好ましい。ジンバル110は、図11A、図11B、及び図11Cに示すように、撮像装置140及びレンズ装置160をピッチ軸を中心に回転させて、様々な姿勢で保持できる。そして、様々な姿勢でレンズ装置160はズーム動作する。しかし、ズーム動作によりレンズ装置160の重心の位置は変化しない。したがって、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心の位置をピッチ軸上に設定しておけば、様々な姿勢でレンズ装置160がズーム動作しても、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心の位置をピッチ軸上に維持できる。よって、レンズ装置160のズーム位置の違いにより、ピッチ軸回転機構112の駆動トルクが変化しない。
ジンバル110のピッチ軸は、必ずしも撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心を通らなくてもよい。ジンバル110のピッチ軸は、撮像装置140及びレンズ装置160を含む物体系の重心に対して予め定められた範囲内に位置するように設定されてよい。例えば、予め定められた範囲は、図11Aに示されるような、物体系の重心から物体系の全長(H)の4分の1の距離(H/4)までの範囲であってよい。
図12は、UAV100の機能ブロックの他の例を示す。図12に示されるUAV100の構造、機能、及び動作は、以下に説明するものを除き、図2に示されるUAV100の構造、機能、及び動作と同一であってよい。
物理的構造体210は、中間構造体250を有する。駆動機構164は、中間構造体250に動力を伝達する。中間構造体250は、駆動機構164からの動力を受けて動作する。中間構造体250がカム環の場合には、中間構造体250は、駆動機構164からの動力を受けて光軸を中心に回転する。物理的構造体210は、中間構造体250が動作することにより生じる力を、物理的に移動部材200及びレンズ保持部材230に伝達する。
中間構造体250は、物理的構造体210を介して移動部材200及びレンズ保持部材230と物理的に連係している。例えば、物理的構造体210は、中間構造体250からの力を移動部材200に伝達し、移動部材200を光軸方向の一方に移動させる。さらに、物理的構造体210は、中間構造体250からの力をレンズ保持部材230にも伝達してレンズ保持部材230を光軸方向の他方に移動させる。
物理的構造体210は、第1カム部、第1フォロア部、第2カム部、及び第2フォロア部をさらに有する。第1カム部は、レンズ保持部材230及び中間構造体250の一方に設けられる。第1フォロア部は、レンズ保持部材230及び中間構造体250の他方に設けられ、第1カム部のカム面に沿って移動することによりレンズ保持部材230と中間構造体250とを相対的に移動させる。第2カム部は、中間構造体250及び移動部材200の一方に設けられる。第2フォロア部は、中間構造体250及び移動部材200の他方に設けられ、第2カム部のカム面に沿って移動することにより中間構造体250と移動部材200とを相対的に移動させる。
例えば、中間構造体250がカム環の場合、中間構造体250の外周側に中空筒状の移動部材200を中間構造体250に対して光軸方向に移動可能に配置する。中間構造体250の外周には第2フォロア部としてカムピンを設ける。移動部材200の内側面には、第2カム部としてカムピンと係合するカム溝を形成する。ズーム動作による中間構造体250の回転に応じて、中間構造体250のカムピンが移動部材200のカム溝内を案内される。これにより、移動部材200がズーム動作によるレンズ装置160の重心の位置の変化が抑制される方向に移動する。
以上の通り、物理的構造体210から伝達された力を受けて、移動部材200は、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の移動方向と反対方向に移動する。これにより、より簡素な構造により、1又は複数のレンズ170を含む物体系の重心の位置の変化を抑制することができる。
図13は、レンズ装置160のワイド端における複数のレンズの配置の他の例を示す。図2に示される複数のレンズ170のそれぞれは、第1レンズ群300、及び第2レンズ群310のいずれかに分類される。図2に示されるレンズ190は、第3レンズ群320に分類される。第1レンズ群300、第2レンズ群310、及び第3レンズ群320のレンズは、光軸方向に移動する。第1レンズ群300と第2レンズ群310との間には、絞り182が配置されている。絞り182は、第2レンズ群174のレンズの移動に連動して光軸方向に移動する。第4レンズ群191のレンズは、第1レンズ群300及び第2レンズ群310の光軸方向への移動に合わせて、光軸方向に移動する。
図14は、カム環回転角度と撮像素子144の結像面からの距離との関係の他の例を示す。図14は、図13に示すレンズ配置の場合のカム環回転角度と撮像素子144の結像面からの距離との関係を示す。図14には、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における、撮像素子144の結像面から各レンズ群までの距離の変化の様子が示されている。
図15は、カム環回転角度とワイド位置からの距離との関係の他の例を示す。図15は、図13に示すレンズ配置の場合のカム環回転角度とワイド位置からの距離との関係を示す。図15には、レンズ装置160をワイド端からテレ端まで変化させた場合における、各レンズ群及びカム環202のワイド位置からの距離の変化の様子が示されている。
図16は、カム回転角度とワイド位置からの距離に質量をかけた物理量(g・mm)との関係の他の例を示す。カム環202は、第1レンズ群300、第2レンズ群310、及び第3レンズ群320を含む物体系の重心の位置の変化を抑制する方向に移動する。これにより、第1レンズ群300、第2レンズ群310、第3レンズ群320、及びカム環202を含む物体系(合計)の重心の位置の変化は、レンズ装置160のワイド端からテレ端まで抑制されている。カム環202のワイド位置からの距離は、第1レンズ群300の物理量A、第2レンズ群310の物理量A、及び第3レンズ群320の物理量Aの総和をカム環202の質量で割った値が予め定められた値以下となるように、設定されてよい。これにより、第1レンズ群300、第2レンズ群310、第3レンズ群320、及びカム環202を含む物体系(合計)の重心の位置の変化は、レンズ装置160のワイド端からテレ端まで抑制されている。カム環202のワイド位置からの距離は、第1レンズ群300の物理量A、第2レンズ群310の物理量A、及び第3レンズ群320の物理量Aの総和をカム環202の質量で割った値を、打ち消すように設定されてよい。第2レンズ群310の物理量Aのパラメータである第2レンズ群310の質量は、絞り182の質量を含んでよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現可能である。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 UAV
101 UAV本体
102 通信インタフェース
104 UAV制御部
106 メモリ
110 ジンバル
112 ピッチ軸回転機構
114 ロール軸回転機構
116 ヨー軸回転機構
140 撮像装置
142 撮像制御部
144 撮像素子
146 メモリ
160 レンズ装置
161 メモリ
162 レンズ制御部
164 駆動機構
166 ギア
168 基台
170 レンズ
172 第1レンズ群
174 第2レンズ群
176 第3レンズ群
180 光量調整機構
190 レンズ
192 レンズ保持部材
194 駆動機構
200 移動部材
202 カム環
204 ギア
210 物理的構造体
212 カム環用カム溝
214 第2レンズ群用カム溝
216 第3レンズ群用カム溝
220 第2レンズ群カムピン
222 第3レンズ群カムピン
230 レンズ保持部材
232 固定筒
234 カム環支持ピン
236 直進案内溝
250 中間構造体

Claims (14)

  1. 1又は複数のレンズと、
    前記1又は複数のレンズの光軸方向に移動可能な移動部材と、
    前記1又は複数のレンズを保持するレンズ保持部材と、
    前記1又は複数のレンズを前記光軸方向に移動させるとともに、前記1又は複数のレンズを含む物体系の重心の移動方向の反対方向に前記移動部材を移動させる物理的構造体と
    を備え
    前記物理的構造体は、
    前記レンズ保持部材及び前記移動部材の一方に設けられたカム部と、
    前記レンズ保持部材及び前記移動部材の他方に設けられ、前記カム部のカム面に沿って移動することにより前記レンズ保持部材と前記移動部材とを相対的に移動させるフォロア部と
    を有するレンズ装置。
  2. 前記移動部材は、カム環である、請求項に記載のレンズ装置。
  3. 前記移動部材は、前記1又は複数のレンズより比重が大きな材料である、請求項1又は2に記載のレンズ装置。
  4. 前記移動部材は、金属である、請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置。
  5. 前記1又は複数のレンズのうちの一部のレンズとともに移動し、前記1又は複数のレンズを通過する光量を調整する光量調整機構
    をさらに備え、
    前記物理的構造体は、前記光量調整機構をさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に前記移動部材を移動させる、請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置。
  6. 前記光量調整機構は、
    開口径が変更可能な絞りと、
    前記絞りを駆動して前記開口径を変更するアクチュエータと
    を有する、請求項に記載のレンズ装置。
  7. 前記1又は複数のレンズの移動に連動して、前記物理的構造体とは別の機構により移動される他のレンズ
    をさらに備え、
    前記物理的構造体は、前記他のレンズをさらに含む物体系の重心の移動方向の反対方向に前記移動部材を移動させる、請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置。
  8. 請求項1からのいずれか1つに記載のレンズ装置と、
    前記レンズ装置によって結像された光を撮像する撮像装置と
    を備える撮像システム。
  9. 前記レンズ装置及び前記撮像装置の少なくとも1つを保持するジンバルをさらに備える請求項に記載の撮像システム。
  10. 前記ジンバルは、前記レンズ装置及び前記撮像装置を、前記レンズ装置及び前記撮像装置を含む物体系の重心から予め定められた距離の範囲内を通る回転軸で回転可能に保持する、請求項に記載の撮像システム。
  11. 前記ジンバルは、前記レンズ装置及び前記撮像装置の少なくとも1つを、前記レンズ装置及び前記撮像装置を含む物体系の重心を通る回転軸で回転可能に保持する、請求項10に記載の撮像システム。
  12. 請求項10又は11に記載の撮像システムを備えて移動する移動体。
  13. 前記移動体は無人航空機である、請求項12に記載の移動体。
  14. 1又は複数のレンズと、前記1又は複数のレンズの光軸方向に移動可能な移動部材と、前記1又は複数のレンズを保持するレンズ保持部材とを備えるレンズ装置の制御方法であって、
    前記レンズ保持部材及び前記移動部材の一方に設けられたカム部と、前記レンズ保持部材及び前記移動部材の他方に設けられ、前記カム部のカム面に沿って移動することにより前記レンズ保持部材と前記移動部材とを相対的に移動させるフォロア部とを有する物理的構造体によって、前記1又は複数のレンズを前記光軸方向に移動させるとともに、前記1又は複数のレンズを含む物体系の重心の移動方向の反対方向に前記移動部材を移動させる段階
    を備える制御方法。
JP2016105834A 2016-05-27 2016-05-27 レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法 Expired - Fee Related JP6018331B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105834A JP6018331B1 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105834A JP6018331B1 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016188863A Division JP6318427B2 (ja) 2016-09-27 2016-09-27 レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6018331B1 true JP6018331B1 (ja) 2016-11-02
JP2017211562A JP2017211562A (ja) 2017-11-30

Family

ID=57216801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016105834A Expired - Fee Related JP6018331B1 (ja) 2016-05-27 2016-05-27 レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6018331B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180106603A (ko) * 2017-03-21 2018-10-01 엘지이노텍 주식회사 짐벌장치 및 이를 포함하는 드론
JP2019022130A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、移動体、制御方法、及びプログラム
JP2021028722A (ja) * 2020-10-28 2021-02-25 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、無人航空機、制御方法、及びプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020012875A (ja) * 2018-07-13 2020-01-23 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 撮像装置、及び移動体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154822A (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 Fuji Photo Optical Co Ltd ズ−ムレンズの自然移動防止機構
JP2012048178A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Fujifilm Corp レンズ装置及びテレビカメラ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154822A (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 Fuji Photo Optical Co Ltd ズ−ムレンズの自然移動防止機構
JP2012048178A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Fujifilm Corp レンズ装置及びテレビカメラ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180106603A (ko) * 2017-03-21 2018-10-01 엘지이노텍 주식회사 짐벌장치 및 이를 포함하는 드론
KR102335235B1 (ko) * 2017-03-21 2021-12-03 엘지이노텍 주식회사 짐벌장치 및 이를 포함하는 드론
JP2019022130A (ja) * 2017-07-19 2019-02-07 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、移動体、制御方法、及びプログラム
JP2021028722A (ja) * 2020-10-28 2021-02-25 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 制御装置、無人航空機、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017211562A (ja) 2017-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6018331B1 (ja) レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法
JP6519890B1 (ja) レンズ系、撮像装置、及び移動体
JP6582315B2 (ja) レンズ系、撮像装置、移動体及びシステム
US11307374B2 (en) Lens device, imaging system, movable object, and control method
JP6450950B2 (ja) ズームレンズ、撮像装置、移動体及びシステム
JP2006235020A (ja) レンズ鏡筒
JP2003202499A (ja) 防振機能を有した撮影レンズ
WO2018189818A1 (ja) レンズ系、撮像装置、移動体及びシステム
CN110325889B (zh) 镜头装置、摄像装置、移动体
JP6596740B2 (ja) レンズ装置、撮像システム、移動体
US10921550B2 (en) Lens device, camera device, and moving body
JP6318427B2 (ja) レンズ装置、撮像システム、移動体、及び制御方法
WO2018207238A1 (ja) レンズ系、撮像装置、移動体及びシステム
CN112334813A (zh) 透镜系统、摄像装置及移动体
JP6565073B2 (ja) 光学システム及び移動体
JP6561369B2 (ja) レンズ系、撮像装置、移動体及びシステム
JP6532044B2 (ja) ズームレンズ、撮像装置、移動体及びシステム
WO2018134926A1 (ja) 光学装置、移動体及びシステム
JP6443567B2 (ja) ズームレンズ、撮像装置、移動体及びシステム
JP2023012785A (ja) レンズ装置、撮像装置、および、移動体
JP2012230433A (ja) レンズ鏡筒
CN112334812A (zh) 透镜系统、摄像装置及移动体
JP2005128187A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160830

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6018331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees