JP6017939B2 - タイヤモデル作成装置、その方法及びプログラム - Google Patents
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Description
入力部12は、作成対象となる空気入りタイヤの断面形状を含めたタイヤについてのデータ(タイヤ設計情報)を取得する。具体的には、タイヤの外形形状や内部構造等の各寸法諸元、タイヤを構成するトレッドゴム、サイドウォールゴム、ベルト、カーカスプライ、ビードコア、チェーハーなどの各タイヤ部材についての形状、配置、材料物性値などが入力される。これらの情報の入力は、キーボードを用いて行われてもよく、あるいはまた、CD−ROM等の記録媒体やネットワーク等を通じて行われてもよい。
境界線設定部14は、入力部12で入力されたタイヤ断面形状に関する情報に基づいて、ビード形状ラインの上辺を通る境界線を設定する。図15に示すように、境界線50は、ビード52を含むビード部54と、該ビード部54を除くタイヤ本体部56との境界をなす線であり、図6に示すように、ビード形状ライン58の上辺58Aが境界線50として設定される。
本体部モデル作成部16は、入力部12で入力されたタイヤ断面形状に関する情報に基づいて、境界線50よりも上側(タイヤ径方向外側)のタイヤ本体部56をモデル化する。モデル化は、タイヤ断面形状を有限要素に分割した有限要素モデルを作成することである。タイヤ本体部56のモデル化手法としては、特に限定されず、公知の手法を採用することができる。
ビード部モデル作成部18は、入力部12で入力されたタイヤ断面形状に関する情報に基づいて、境界線50よりも下側(タイヤ径方向内側)のビード部54をモデル化する。上記のように、ビード部モデル作成部18は、メッシュ中心設定部30と、臨界点設定部32と、臨界点選択部34と、第1メッシュライン作成部36と、第2メッシュライン作成部38と、第3メッシュライン作成部40と、要素生成部42とを有するので、以下順番に説明する。
メッシュ中心設定部30は、ビード形状ライン58の内部にメッシュ中心74を設定する(図7参照)。メッシュ中心74は、ビード52内部の適当な点に設定することができるが、ビード52の縁部よりも中央部に設定されることが好ましく、例えば、多角形の重心、円形の中心、四角形や六角形の対角を結んだ交点などが考えられ、特に好ましくは重心である。
臨界点設定部32は、境界線50から下側において、ビード52周りのタイヤ部材形状ライン64(タイヤ輪郭ライン62も含まれる。)を表現するための臨界点76を設定するとともに、ビード形状ライン58を表現するための臨界点78を設定する(図7参照)。タイヤ部材形状ライン64の臨界点76としては、上述したビード形状ライン58の臨界点78のように頂点や変曲点のような形状が変化する変化点の他、タイヤ部材66,68,70同士の境界となる境界点でもよい。
臨界点選択部34は、第1メッシュライン作成部36と第2メッシュライン作成部38において、メッシュラインを作成する際に基点とする臨界点76,78を選択する。
第1メッシュライン作成部36は、臨界点選択部34で選択した臨界点76,78を基点として、タイヤ輪郭ライン62に向かって、隣接するタイヤ部材形状ライン64に至るメッシュライン80(図8参照)を作成し、タイヤ輪郭ライン62に至るまで該メッシュライン80を延ばす。
第2メッシュライン作成部38は、図9に示すように、臨界点選択部34で選択した臨界点76,78を基点として、メッシュ中心74に向かって、隣接するタイヤ部品形状ライン64又はビード形状ライン58に至るメッシュライン80を作成し、メッシュ中心74に至るまで該メッシュライン80を延ばす。
第3メッシュライン作成部40は、メッシュ中心74から延びる隣り合う2本のメッシュライン80で作られる要素が、所定の要素サイズよりも大きい場合に、それを分割するようにメッシュライン82(図13参照)を挿入する。
要素生成部42は、上記で作成した各メッシュライン80,82と、ビード形状ライン58、タイヤ部材形状ライン64及びタイヤ輪郭ライン62との交点を節点として、該節点により定義された有限個の要素85を生成する。各要素85は、4つの節点で定義され、すなわち、要素生成時に、ローカル節点番号順に、4つの節点を定義する。これにより、タイヤ断面を有限個の要素に分割したタイヤモデルが得られる。
出力部20は、上記により得られたタイヤモデル(タイヤ断面モデル、2Dモデル)を出力する。タイヤモデルの出力は、ディスプレイによって表示したり、プリンタによって印刷したりすることにより行うことができる。
32…臨界点設定部 34…臨界点選択部 36…第1メッシュライン作成部
38…第2メッシュライン作成部 40…第3メッシュライン作成部
42…要素生成部 50…境界線 52…ビード
54…ビード部 56…タイヤ本体部 58…ビード形状ライン 58A…上辺
62…タイヤ輪郭ライン 64…タイヤ部材形状ライン 66…カーカスプライ
68…チェーハー 74…メッシュ中心 76,78…臨界点
80,82…メッシュライン 85…要素 X…第1方向
Claims (6)
- タイヤ特性をシミュレーションにより解析するためのタイヤモデル作成装置であって、
タイヤ断面形状に関する情報に基づいて、ビードを含むビード部と該ビード部を除くタイヤ本体部との境界として、ビード形状ラインの上辺を通る境界線を設定する境界線設定部と、
前記ビード形状ラインの内部にメッシュ中心を設定するメッシュ中心設定部と、
前記境界線から下側において、前記ビード周りのタイヤ部材形状ラインを表現するための臨界点を設定するとともに、前記ビード形状ラインを表現するための臨界点を設定する臨界点設定部と、
前記臨界点を基点として、タイヤ輪郭ラインに向かって、隣接するタイヤ部材形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記タイヤ輪郭ラインに至るまで前記メッシュラインを延ばす第1メッシュライン作成部と、
前記臨界点を基点として、前記メッシュ中心に向かって、隣接するタイヤ部品形状ライン又はビード形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記メッシュ中心に至るまで前記メッシュラインを延ばす第2メッシュライン作成部と、
前記ビード形状ライン、前記タイヤ部材形状ライン及び前記タイヤ輪郭ラインと前記メッシュラインとの交点を節点として、該節点により定義された有限個の要素を生成する要素生成部と、
を有することを特徴とするタイヤモデル作成装置。 - 前記メッシュ中心から延びる隣り合う2本の前記メッシュラインのなす角度が所定以上であるときに、当該2本のメッシュラインで作られる要素を分割するようにメッシュラインを挿入する第3メッシュライン作成部を有する
ことを特徴とする請求項1記載のタイヤモデル作成装置。 - 前記第1メッシュライン作成部と前記第2メッシュライン作成部において基点とする臨界点を選択する臨界点選択部であって、前記メッシュ中心を中心として、前記境界線上にある前記ビード形状ラインのタイヤ内面側の臨界点から、タイヤ輪郭ラインに沿ってタイヤ内面側からタイヤ外面側に向かう第1方向に臨界点を順次選択する臨界点選択部を有し、前記臨界点選択部は、前記ビード形状ラインの臨界点から前記第1方向に向かって所定角度内に前記タイヤ部材形状ラインの臨界点が存在するときに、当該ビード形状ラインの臨界点の代わりに当該所定角度内のタイヤ部材形状ラインの臨界点を選択する
ことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤモデル作成装置。 - 前記要素生成部は、前記境界線から下側のビード部において、前記メッシュ中心の周りに同じ方向で対応するローカル節点番号を持つように各要素の節点を定義する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤモデル装置。 - タイヤ特性をシミュレーションにより解析するためのタイヤモデル作成方法であって、
タイヤ断面形状に関する情報に基づいて、ビードを含むビード部と該ビード部を除くタイヤ本体部との境界として、ビード形状ラインの上辺を通る境界線を設定する境界線設定ステップと、
前記ビード形状ラインの内部にメッシュ中心を設定するメッシュ中心設定ステップと、
前記境界線から下側において、前記ビード周りのタイヤ部材形状ラインを表現するための臨界点を設定するとともに、前記ビード形状ラインを表現するための臨界点を設定する臨界点設定ステップと、
前記臨界点を基点として、タイヤ輪郭ラインに向かって、隣接するタイヤ部材形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記タイヤ輪郭ラインに至るまで前記メッシュラインを延ばす第1メッシュライン作成ステップと、
前記臨界点を基点として、前記メッシュ中心に向かって、隣接するタイヤ部品形状ライン又はビード形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記メッシュ中心に至るまで前記メッシュラインを延ばす第2メッシュライン作成ステップと、
を有することを特徴とするタイヤモデル作成方法。 - タイヤ特性をシミュレーションにより解析するためのタイヤモデルを作成するプログラムであって、
コンピュータに、
タイヤ断面形状に関する情報に基づいて、ビードを含むビード部と該ビード部を除くタイヤ本体部との境界として、ビード形状ラインの上辺を通る境界線を設定する境界線設定機能と、
前記ビード形状ラインの内部にメッシュ中心を設定するメッシュ中心設定機能と、
前記境界線から下側において、前記ビード周りのタイヤ部材形状ラインを表現するための臨界点を設定するとともに、前記ビード形状ラインを表現するための臨界点を設定する臨界点設定機能と、
前記臨界点を基点として、タイヤ輪郭ラインに向かって、隣接するタイヤ部材形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記タイヤ輪郭ラインに至るまで前記メッシュラインを延ばす第1メッシュライン作成機能と、
前記臨界点を基点として、前記メッシュ中心に向かって、隣接するタイヤ部品形状ライン又はビード形状ラインに至るメッシュラインを作成し、前記メッシュ中心に至るまで前記メッシュラインを延ばす第2メッシュライン作成機能と、
を実現させるためのタイヤモデル作成プログラム。
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JP2012261348A JP6017939B2 (ja) | 2012-11-29 | 2012-11-29 | タイヤモデル作成装置、その方法及びプログラム |
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