JP6016408B2 - 通行料金収受システム、通行料金収受方法、発券装置、及び通行料金算出装置 - Google Patents

通行料金収受システム、通行料金収受方法、発券装置、及び通行料金算出装置 Download PDF

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Description

本発明は、通行料金収受システム、通行料金収受方法、発券装置、及び通行料金算出装置に関する。特に本発明は、有料道路の入口料金所にて通行券を発行して、有料道路の出口料金所にて通行券に記録されている情報に応じた通行料金を収受する通行料金収受システム、有料道路の自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられる発券装置、並びに有料道路の通行券方式に対応した出口料金所に設けられる通行料金算出装置に関する。
有料の高速道路においては、ETC(Electronic Toll Collection)システムを利用した車両の通行料金に割引が適用されることがある。この割引の適用を受けるためには、ETCシステムを利用して入口料金所を通過しなければならない。
しかるに、入口料金所のETCシステムが故障した場合、車両は、ETCシステムを利用して入口料金所を通過することができなくなる。そこで、このような事態が発生した場合、ETCシステム用の入口料金所においては、通行券が発券される。また、この通行券は、ETCシステム用の車載器が故障する等して、ETCシステム用の入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対しても発券される。
このような背景に関連する技術としては、様々なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1には、ETCシステムと併設して運用され、ETCシステム専用ノンストップ入口レーン等で、正しく処理できなかった車両に対して通行券の発行を行うシステムが記載されている。より具体的に説明すると、このシステムは、無線により通行料金を自動収受するETCシステムであって、有料道路入口に配置され、進入車両に対して無線通信を用いた入口処理を行うETC入口システムを備える。また、このシステムは、ETC入口システムの後方に設けられる通行券自動発行システムを備える。そして、ETC入口システムは、進入車両の車種を判別し第1の車種判別結果を提供する。そして、ETC入口システムは、進入車両から、車両を識別するための情報を受信する。そして、ETC入口システムは、進入車両に対して有料道路入口を識別するための入口情報を送信する処理を含む入口処理を行う。そして、ETC入口システムは、処理結果に基づいて、進入車両がETCシステムに対応できる車載器、又は無線IC(Integrated Circuit)カードを有し正常に通信を行うETC正常車か、ETCシステムに対応できる車載器、又は無線ICカードを有し正常に通信を行うことができないETC異常車か、ETCシステムに対応できる車載器、又は無線ICカードを有さない非ETC車かを判定し、ETC車両判定結果を車種判別結果と共に通行券自動発行システムに送信する。一方、通行券自動発行システムは、進入車両の車種を判別し第2の車種判別結果を提供する。そして、通行券自動発行システムは、第2の車種判別結果と、ETC入口システムから送信されたETC車両判定結果、及び第1の車種判別結果とから、進入車両がETC正常車か、ETC異常車か、又は非ETC車かを区別する。そして、通行券自動発行システムは、非ETC車と判定された車両に対しては通行券を発行し、ETC異常車と判定された車両に対してはETC入口処理を再度行い処理異常終了の車両には通行券を発行し、処理正常終了の車両に対しては通過を促し、ETC正常車と判定された車両に対しては通過を案内する。このようにして、このシステムによっては、ETC専用ノンストップ入口レーンで、ETC車の入口処理エラーや非ETC車の誤進入等の理由で、正しくETC入口処理ができなかった車両に対して、ETC再処理、通行券の発行等を行い、確実な入口情報確認手段を提供し、ドライバーの利便性の向上が図られる。
特開2001−022986号公報
ところで、ETCシステム用の入口料金所にて通行券を受け取った利用者は、高速道路を退出する際、非ETCシステム用の出口料金所にて、通行券を用いて通行料金を精算することになる。この場合にも、利用者は、出口料金所の収受員に確認により、ETCカードが挿入された車載器を車両に装着していることが確認されれば、ETCシステムを利用した場合の割引の適用を受けることができるようになっている。
しかしながら、このような収受員による人為的な確認作業は、収受員にとっても、利用者にとっても負担が大きい。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態によると、有料道路の入口料金所にて通行券を発行して、有料道路の出口料金所にて通行券に記録されている情報に応じた通行料金を収受する通行料金収受システムであって、自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、当該入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する発券装置と、通行券方式に対応した出口料金所に設けられて、通行券に記録されている入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する通行料金算出装置とを備える。
入口料金所を正常に通過することができなかった原因が入口料金所の自動料金収受システムにあることを示す情報が通行券に記録されていた場合、通行料金算出装置は、入口料金所を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があれば、当該割引を適用して通行料金を算出してよい。
入口料金所を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報が通行券に記録されていた場合、通行料金算出装置は、入口料金所を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があっても、当該割引を適用することなく通行料金を算出してよい。
自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、当該入口料金所の自動料金収受システムの動作状態を診断する診断装置を更に備え、発券装置は、自動料金収受システムの動作状態に問題があると診断装置が診断した場合、入口料金所を正常に通過することができなかった原因が入口料金所の自動料金収受システムにあることを示す情報を記録した通行券を発券し、自動料金収受システムの動作に問題はないと診断装置が診断した場合、入口料金所を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報を記録した通行券を発券してよい。
自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、自動料金収受システム用の車両の車載器と同じ機能を有する疑似車載器を更に備え、診断装置は、入口料金所の自動料金収受システムと疑似車載器との間の処理が正常に行われなければ、自動料金収受システムの動作状態に問題があると診断してよい。
本発明の第2の形態によると、有料道路の入口料金所にて通行券を発行して、有料道路の出口料金所にて通行券に記録されている情報に応じた通行料金を収受する通行料金収受方法であって、自動料金収受システム方式に対応した入口料金所において、当該入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する発券段階と、通行券方式に対応した出口料金所において、通行券に記録されている入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する通行料金算出段階とを備える。
本発明の第3の形態によると、有料道路の自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられる発券装置であって、入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、前記有料道路の通行券方式に対応した出口料金所に設けられた通行料金算出装置にて通行料金を算出するために参照される情報として当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する。
本発明の第4の形態によると、有料道路の通行券方式に対応した出口料金所に設けられる通行料金算出装置であって、通行券に記録されている入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する。
なおまた、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
以上の説明から明らかなように、この発明によっては、ETCシステム用の入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して通行券を発券している場合に、出口料金所にて、収受員や利用者に負担をかけることなく、通行料金の収受処理を行うことができる。
一実施形態に係る通行料金収受システム100の利用環境の一例を示す図である。 路側無線装置110、疑似車載器120、車線サーバ130、及び自動発券機140の動作シーケンスの一例を示す図である。 自動発券機140の動作フローの一例を示す図である。 料金自動収受機150の動作フローの一例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態に係る通行料金収受システム100の利用環境の一例を示す。図1(a)は、有料道路RのETCシステム方式に対応した入口料金所P1の一例を示す。図1(b)は、有料道路Rの磁気ストライプカード方式に対応した出口料金所P2の一例を示す。通行料金収受システム100は、入口料金所P1にて磁気ストライプカードを発行して、出口料金所P2にて磁気ストライプカードに記録されている情報に応じた通行料金を収受するシステムである。ここで、ETCシステムとは、車両に装着した車載器に契約情報等を記録したICカードを挿入し、有料道路Rの料金所に設置した路側無線装置110との間で無線通信を行い、路側無線装置に接続された有料道路コンピュータシステムとICカードとの双方に通行料金等の情報を記録することで決済を行うシステムである。また、磁気ストライプカードとは、磁性体の帯があるカードで、その中の鉄をベースとした小さな磁性粒子の磁性を変化させることでデータを格納できるカードである。なおまた、ETCシステムは、この発明における「自動料金収受システム」の一例であってよい。また、磁気ストライプカードは、この発明における「通行券」の一例であってよい。
通行料金収受システム100は、路側無線装置110、疑似車載器120、車線サーバ130、自動発券機140、及び料金自動収受機150を備える。なおまた、車線サーバ130は、この発明における「診断装置」の一例であってよい。また、自動発券機140は、この発明における「発券装置」の一例であってよい。また、料金自動収受機150は、この発明における「通行料金算出装置」の一例であってよい。
路側無線装置110は、車載器と無線通信を行う装置である。より具体的に説明すると、路側無線装置110は、入口料金所P1のETC車線表示板Bに設けられている。また、路側無線装置110は、所定の通信範囲を有している。そして、路側無線装置110は、通信範囲内に車両が進入してくると、その車両の車載器との間で認証を行う。そして、路側無線装置110は、車載器に入口情報を送信する。
疑似車載器120は、ETCシステム用の車載器と同じ機能を有する装置である。より具体的に説明すると、疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に設けられている。また、疑似車載器120は、車線サーバ130と通信接続されている。そして、疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に車両が存在しないときに、無線通信可能な状態に切り替わる。そして、疑似車載器120は、路側無線装置110との間で認証を行う。そして、疑似車載器120は、路側無線装置110から送信された入口情報を受信すると、その処理結果を示すデータを、車線サーバ130へ送信する。
車線サーバ130は、入口料金所P1のETCシステム全体を管理する装置である。より具体的に説明すると、車線サーバ130は、入口料金所P1に設けられている。また、車線サーバ130は、疑似車載器120、及び自動発券機140と通信接続されている。そして、車線サーバ130は、疑似車載器120から送信されたデータを受信すると、そのデータによって示される処理結果に基づいて、入口料金所P1のETCシステムの動作状態を診断する。そして、車線サーバ130は、その診断結果を示すデータを、自動発券機140へ送信する。
自動発券機140は、磁気ストライプカードを発券する装置である。より具体的に説明すると、自動発券機140は、入口料金所P1に設けられている。また、自動発券機140は、車線サーバ130と通信接続されている。そして、自動発券機140は、車線サーバ130から送信されたデータを受信すると、そのデータによって示される診断結果に応じて、入口料金所P1を正常に通過することができなかった利用者に対して、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した磁気ストライプカードを発券する。
料金自動収受機150は、料金の収受、及びトラブル時に料金事務室係員との対話を行うための装置である。より具体的に説明すると、料金自動収受機150は、出口料金所P2に設けられている。また、料金自動収受機150には、磁気ストライプカードを挿入するためのカード挿入口が設けられている。そして、料金自動収受機150は、カード挿入口に磁気ストライプカードが挿入されると、その磁気ストライプカードに記録されている情報を読み出す。そして、料金自動収受機150は、読み出した入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する。
図2は、路側無線装置110、疑似車載器120、車線サーバ130、及び自動発券機140の動作シーケンスの一例を示す。この操作シーケンスの説明においては、ETCシステムの診断に関連する処理について詳述する。なおまた、この動作シーケンスの説明においては、図1を共に参照する。
疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に車両が存在しないときに、無線通信可能な状態に切り替わる。例えば、路側無線装置110が通信中ではない場合、疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に車両が存在しないと判定する。また、例えば、路側無線装置110の通信範囲内に車両感知器を設けておき、その車両感知器が車両を感知していない場合、疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に車両が存在しないと判定する。なおまた、疑似車載器120は、路側無線装置110の通信範囲内に車両が存在しないと判定する毎に、この処理を行ってもよいし、周期的に行ってもよい。
路側無線装置110は、疑似車載器120が通信可能な状態になると、疑似車載器120との間で認証を行う(S101)。そして、路側無線装置110は、認証に成功すると、入口情報を疑似車載器120へ送信する(S102)。
疑似車載器120は、路側無線装置110から送信された入口情報を受信すると、その処理結果を示すデータを、車線サーバ130へ送信する(S103)。
車線サーバ130は、疑似車載器120から送信されたデータを受信すると、そのデータによって示される処理結果に基づいて、入口料金所P1のETCシステムの動作状態を診断する(S104)。例えば、疑似車載器120から受信したデータによって示される処理結果に問題がなければ、車線サーバ130は、ETCシステムの動作状態に問題はないと診断する。一方、疑似車載器120から受信したデータによって示される処理結果に問題があれば、車線サーバ130は、ETCシステムの動作状態に問題があると診断する。そして、車線サーバ130は、その診断結果を示すデータを、自動発券機140へ送信する(S105)。
自動発券機140は、車線サーバ130から送信されたデータを受信すると、そのデータを、記憶装置に記憶する。
このようにして、自動発券機140には、ETCシステムの最新の動作状態を示すデータが記憶されることになる。
図3は、自動発券機140の動作フローの一例を示す。この動作フローの説明においては、磁気ストライプカードを発行するときの自動発券機140の動作について詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1、2を共に参照する。
入口料金所P1を正常に通過することができなかった車両があった場合(S201:Yes)、自動発券機140は、ETCシステムの最新の動作状態を示すデータを読み出す(S202)。ここで、車両が入口料金所P1を正常に通過することができない原因としては、ETCシステムに問題がある場合と、車両の車載器に問題がある場合とがある。その場合、いずれにしても、入口料金所P1の発進制御器は、車両の進行を規制したままの状態にある。このようにして、入口料金所P1を正常に通過することができない場合、車両の搭乗者は、例えば、自動発券機140に設けられた発券ボタンを押下する。このようにして、発券ボタンが押下されることにより、自動発券機140は、入口料金所P1を正常に通過することができなかった車両があったと判定する。
そして、記憶装置から読み出したデータによって示されるETCシステムの最新の動作状態が、ETCシステムの動作状態に問題があることを示している場合(S203:Yes)、自動発券機140は、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因がETCシステムにあることを示す情報を記録した磁気ストライプカードを発券する(S204)。一方、記憶装置から読み出したデータによって示されるETCシステムの最新の動作状態が、ETCシステムの動作状態に問題はないことを示している場合(S203:No)、自動発券機140は、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報を記録した磁気ストライプカードを発券する(S205)。ここで、自動発券機140は、予めいずれかの情報が記録されていた磁気ストライプカードを選択的に発券するようにしてもよいし、記憶装置からデータを読み出した後に、情報を記録するようにしてもよい。
このようにして、車両の搭乗者は、自動発券機140が発券した磁気ストライプカードを受け取って、入口料金所P1を通過することになる。
図4は、料金自動収受機150の動作フローの一例を示す。この動作フローの説明においては、磁気ストライプカードが挿入されたときの料金自動収受機150の動作について詳述する。なおまた、この動作フローの説明においては、図1から図3を共に参照する。
入口料金所P1を正常に通過することができなかった利用者は、有料道路Rを退出するにあたり、ETCシステム方式を利用して決済せずに、磁気ストライプカード方式を利用して出口料金所P2を通過することになる。そして、利用者は、入口料金所P1にて受け取った磁気ストライプカードを、料金自動収受機150のカード挿入口に挿入する。
カード挿入口に磁気ストライプカードが挿入されると(S301:Yes)、料金自動収受機150は、その磁気ストライプカードに記録されている情報を読み出す(S302)。そして、料金自動収受機150は、読み出した情報が入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報であれば、その情報に基づいて、通行料金を算出する。
例えば、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因がETCシステムにあることを示す情報が記録されていれば(S303:Yes)、料金自動収受機150は、入口料金所P1を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があれば、その割引を適用して通行料金を算出する(S304)。ここで、割引とは、ETC休日特別割引等のETCシステムの利用者に対して適用される各種割引である。
一方、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報が記録されていれば(S303:No)、料金自動収受機150は、入口料金所P1を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があっても、その割引を適用することなく通行料金を算出する(S305)。
そして、料金自動収受機150は、このようにして算出した通行料金の収受処理を行う(S306)。
このようにして、ETCシステムの利用者は、ETCシステム方式に対応した入口料金所P1にて、ETCシステムに問題が生じていたことにより、入口料金所P1を正常に通過することができなくても、ETCシステムの利用者向けの割引があれば、その割引を受けることができる。
以上、説明したように、自動発券機140は、ETCシステム方式に対応した入口料金所P1を正常に通過することができなかった利用者に対して、その入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した磁気ストライプカードを発券する。そして、料金自動収受機150は、磁気ストライプカードに記録されている入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する。
このようにして、通行料金収受システム100によっては、ETCシステム用の入口料金所P1を正常に通過することができなかった利用者に対して磁気ストライプカードを発券している場合に、出口料金所P2にて、収受員や利用者に負担をかけることなく、通行料金の収受処理を行うことができる。
また、上述したように、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が入口料金所P1のETCシステムにあることを示す情報が磁気ストライプカードに記録されていた場合、料金自動収受機150は、入口料金所P1を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があれば、その割引を適用して通行料金を算出する。
このようにして、通行料金収受システム100によっては、ETCシステム方式に対応した入口料金所P1にて、ETCシステムに問題が生じていたことにより、入口料金所P1を正常に通過することができなくても、ETCシステムの利用者向けの割引があれば、その割引を受けることができる。
また、上述したように、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報が磁気ストライプカードに記録されていた場合、料金自動収受機150は、入口料金所P1を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があっても、その割引を適用することなく通行料金を算出する。
このようにして、通行料金収受システム100によっては、そもそもETCシステムを利用することができなかった利用者に対して、割引を適用しないようにすることができる。
また、上述したように、車線サーバ130は、入口料金所P1のETCシステムの動作状態を診断する。そして、自動発券機140は、ETCシステムの動作状態に問題があると車線サーバ130が診断した場合、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が入口料金所P1のETCシステムにあることを示す情報を記録した磁気ストライプカードを発券し、ETCシステムの動作に問題はないと車線サーバ130が診断した場合、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報を記録した磁気ストライプカードを発券する。
このようにして、通行料金収受システム100によっては、ETCシステムの動作状態を診断した結果に基づいて、入口料金所P1を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した磁気ストライプカードを発券することができる。
また、上述したように、疑似車載器120は、ETCシステム用の車両の車載器と同じ機能を有する。そして、車線サーバ130は、入口料金所P1のETCシステムと疑似車載器120との間の処理が正常に行われなければ、ETCシステムの動作状態に問題があると診断する。
このようにして、通行料金収受システム100によっては、実際の車両の車載器との間の無線通信が行われなくとも、ETCシステムの動作状態を診断することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更、又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更、又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示したシステム、方法、装置における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現し得ることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 通行料金収受システム
110 路側無線装置
120 疑似車載器
130 車線サーバ
140 自動発券機
150 料金自動収受機
B ETC車線表示板
P1 入口料金所
P2 出口料金所
R 有料道路

Claims (8)

  1. 有料道路の入口料金所にて通行券を発行して、前記有料道路の出口料金所にて前記通行券に記録されている情報に応じた通行料金を収受する通行料金収受システムであって、
    自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、当該入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する発券装置と、
    通行券方式に対応した出口料金所に設けられて、前記通行券に記録されている前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する通行料金算出装置と
    を備えることを特徴とする通行料金収受システム。
  2. 前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因が前記入口料金所の自動料金収受システムにあることを示す情報が前記通行券に記録されていた場合、前記通行料金算出装置は、前記入口料金所を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があれば、当該割引を適用して通行料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通行料金収受システム。
  3. 前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報が前記通行券に記録されていた場合、前記通行料金算出装置は、前記入口料金所を正常に通過することができていた場合に適用されるべき割引があっても、当該割引を適用することなく通行料金を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通行料金収受システム。
  4. 前記自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、当該入口料金所の自動料金収受システムの動作状態を診断する診断装置
    を更に備え、
    前記発券装置は、前記自動料金収受システムの動作状態に問題があると前記診断装置が診断した場合、前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因が前記入口料金所の自動料金収受システムにあることを示す情報を記録した通行券を発券し、前記自動料金収受システムの動作に問題はないと前記診断装置が診断した場合、前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因が車両の車載器にあることを示す情報を記録した通行券を発券する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通行料金収受システム。
  5. 前記自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられて、自動料金収受システム用の車両の車載器と同じ機能を有する疑似車載器
    を更に備え、
    前記診断装置は、前記入口料金所の自動料金収受システムと前記疑似車載器との間の処理が正常に行われなければ、前記自動料金収受システムの動作状態に問題があると診断する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通行料金収受システム。
  6. 有料道路の入口料金所にて通行券を発行して、前記有料道路の出口料金所にて前記通行券に記録されている情報に応じた通行料金を収受する通行料金収受方法であって、
    自動料金収受システム方式に対応した入口料金所において、当該入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する発券段階と、
    通行券方式に対応した出口料金所において、前記通行券に記録されている前記入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する通行料金算出段階と
    含むことを特徴とする通行料金収受方法。
  7. 有料道路の自動料金収受システム方式に対応した入口料金所に設けられる発券装置であって、
    前記入口料金所を正常に通過することができなかった利用者に対して、前記有料道路の通行券方式に対応した出口料金所に設けられた通行料金算出装置にて通行料金を算出するために参照される情報として当該入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報を記録した通行券を発券する
    ことを特徴とする発券装置。
  8. 有料道路の通行券方式に対応した出口料金所に設けられる通行料金算出装置であって、
    通行券に記録されている入口料金所を正常に通過することができなかった原因の情報に基づいて、通行料金を算出する
    ことを特徴とする通行料金算出装置。
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