JP6015584B2 - 運転席用エアバッグ装置 - Google Patents
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Description
請求項7に記載の発明に係る運転席用エアバッグ装置は、車両のステアリングホイールに設けられ、作動することによりガスを発生させるガス発生装置と、環状の袋体である本体部の内周の一部からガス導入部が延出され、前記ガスが前記ガス導入部内を通って前記本体部内に導入されることにより、前記本体部がステアリングホイールのリムによって運転席とは反対側から支持されつつ前記ガス導入部よりも運転席側へ膨張展開するエアバッグと、を備え、少なくとも前記ステアリングホイールが操舵角の中央側に位置し且つ前記エアバッグが膨張展開した状態では、前記ガス導入部が前記ステアリングホイールの中央部から下方側へ延びて前記本体部の内周に至るように前記ガス導入部が設けられている。
請求項8に記載の発明に係る運転席用エアバッグ装置は、車両のステアリングホイールに設けられ、作動することによりガスを発生させるガス発生装置と、環状の袋体である本体部の内周の一部からガス導入部が延出され、前記ガスが前記ガス導入部内を通って前記本体部内に導入されることにより、前記本体部がステアリングホイールのリムによって運転席とは反対側から支持されつつ前記ガス導入部よりも運転席側へ膨張展開するエアバッグと、を備え、前記エアバッグでは、互いに重ね合わされた一対の基布が外周縁部を縫製されると共に、前記各基布の中央側にそれぞれ形成されたスリットの縁部が互いに重ね合わされて縫製されることにより前記本体部と前記ガス導入部とに仕切られている。
図1に示されるように、本実施形態に係る運転席用エアバッグ装置10は、ステアリングホイール12の中央部に配設されたインフレータ14(ガス発生装置)と、当該インフレータ14が発生させるガスによって膨張展開するエアバッグ16とを主要部として構成されている。なお、図1及び図2には、エアバッグ16の膨張展開が完了した状態が示されている。
ステアリングホイール12は、図示しないステアリングシャフトの上端部に固定されるハブ12Aと、ハブ12Aと同心状に配置された環状のリム12Bと、ハブ12Aとリム12Bとを繋ぐ複数本のスポーク12Cと、によって構成されている。上記ハブ12Aの後面(図示しない運転席側の面)には、金属製のベースプレート18が取り付けられている。このベースプレート18の中央部には、インフレータ挿入用の円形の貫通孔20が形成されている。
インフレータ14は、軸線方向寸法が短い円柱状に形成されており、ガス噴出部14Aが設けられた軸線方向一端側(後端側)から上記貫通孔20に挿入されている。インフレータ14の軸線方向中央部には、フランジ部14Bが形成されており、当該フランジ部14Bが貫通孔20の孔縁部に車両前方側から当接している。この貫通孔20の孔縁部の車両方向側には、環状のリングプレート22が配置されている。このリングプレート22から突出された複数(ここでは4つ)のスタッドボルトがベースプレート18及びフランジ部14Bを貫通してそれぞれナットに螺合している。これにより、インフレータ14がベースプレート18に固定されている。
一方、ベースプレート18の車両後方側の面には、エアバッグ16が折り畳み状態で配置されている。このエアバッグ16は、図3(A)〜図3(D)に示される4枚の基布24、26、28、30が縫製されることにより形成されている。これらの基布24、26、28、30は、例えばナイロン系やポリエステル系の布材によって構成されている。
上記の基布24、26、28、30は、この記載の順番で互いに重ね合わされており、縫製部T1において外周縁部を縫製されている。基布24、30の間に位置する基布26、28には、各中央部にそれぞれ逆U字状のスリット32、34が形成されている。これらの基布26、28は、スリット32、34の縁部が互いに重ね合わされており、縫製部T2においてスリット32、34に沿って縫製されている。これにより、環状の袋体である本体部16A(バッグ本体:環状袋部)と、該本体部16Aの内周の一部から本体部16Aの中央側へ延出されたガス導入部16Bとが形成されている。このガス導入部16Bの内部は、本体部16Aとの接続部において本体部16A内に連通されている。
一方、基布26を介して基布28とは反対側に配置された基布24は、運転席側被覆部材であり、エアバッグ16の膨張展開時に本体部16A及びガス導入部16Bを運転席側から覆うように本体部16Aに取り付けられている。また、基布28を介して基布26とは反対側に配置された基布30は、反運転席側被覆部材であり、エアバッグ16の膨張展開時に本体部16A及びガス導入部16Bを運転席とは反対側から覆うように本体部16Aに取り付けられている。
エアバッグ16の膨張展開状態で基布24、26よりも運転席とは反対側に位置する基布28、30には、各中央部にそれぞれ円形の貫通孔36、38が形成されている。これらの貫通孔36、38には、前述したインフレータ14の軸線方向一端側が挿通されている。これらの貫通孔36、38の孔縁部は、互いに重ね合わされており、縫製部T3(図3及び図4参照。図1では図示省略)おいて互いに縫製されている。また、これらの貫通孔36、38の孔縁部には、前述したリングプレート22の複数のスタッドボルトが貫通する複数のボルト孔が形成されており、リングプレート22とベースプレート18との間に貫通孔36、38の孔縁部が挟まれている。これにより、エアバッグ16がベースプレート18に固定されている。
上記構成のエアバッグ16は、通常時には、所定の折り畳み方で折り畳まれると共に、ステアリングホイール12の中央部に取り付けられた図示しないホイールパッドによってインフレータ14と共に覆われている。このインフレータ14には、車両に搭載されたECU(制御装置)が電気的に接続されている。このECUには、車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、車両の左右方向の加速度を検出する左右加速度センサとが電気的に接続されている。ECUは、前後加速度センサ及び左右加速度センサからの信号に基づいて、車両が前面衝突をしたことを検知した際にインフレータ14を作動させる構成になっている。この前面衝突には、フルラップの前面衝突(対称衝突)だけでなく、斜め衝突及び微小ラップ衝突(何れも非対称衝突)が含まれている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記実施形態では、一対の基布26、28によってエアバッグ16の本体部16Aとガス導入部16Bとが形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、本体部及びガス導入部の製造方法は適宜変更することができる。
12 ステアリングホイール
12B リム
14 インフレータ(ガス発生装置)
16 エアバッグ
16A 本体部
16B ガス導入部
24 基布(運転席側被覆部材)
26、28 互いに重ね合わされた一対の基布
30 基布(反運転席側被覆部材)
32、34 スリット
42 ベントホール
46 閉塞布(閉塞部材)
Claims (8)
- 車両のステアリングホイールに設けられ、作動することによりガスを発生させるガス発生装置と、
環状の袋体である本体部の内周の一部からガス導入部が延出され、前記ガスが前記ガス導入部内を通って前記本体部内に導入されることにより、前記本体部がステアリングホイールのリムによって運転席とは反対側から支持されつつ前記ガス導入部よりも運転席側へ膨張展開するエアバッグと、
を備え、
前記エアバッグは、前記膨張展開時に前記本体部及び前記ガス導入部を運転席とは反対側から覆うように前記本体部に取り付けられ、前記本体部と前記リムとの間に介在される反運転席側被覆部材を有する運転席用エアバッグ装置。 - 前記エアバッグは、前記膨張展開時に前記本体部及び前記ガス導入部を運転席側から覆うように前記本体部に取り付けられた運転席側被覆部材を有する請求項1に記載の運転席用エアバッグ装置。
- 少なくとも前記ステアリングホイールが操舵角の中央側に位置し且つ前記エアバッグが膨張展開した状態では、前記ガス導入部が前記ステアリングホイールの中央部から下方側へ延びて前記本体部の内周に至るように前記ガス導入部が設けられている請求項1又は請求項2に記載の運転席用エアバッグ装置。
- 前記本体部には、ベントホールと、前記本体部の膨張展開時の張力によって前記ベントホールを塞ぐ閉塞部材とが設けられている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の運転席用エアバッグ装置。
- 前記エアバッグは、前記膨張展開時に前記本体部及び前記ガス導入部を運転席側から覆うように前記本体部に取り付けられた運転席側被覆部材を有し、
前記ベントホール及び前記閉塞部材は、前記本体部の内周に設けられている請求項4に記載の運転席用エアバッグ装置。 - 前記エアバッグでは、互いに重ね合わされた一対の基布が外周縁部を縫製されると共に、前記各基布の中央側にそれぞれ形成されたスリットの縁部が互いに重ね合わされて縫製されることにより前記本体部と前記ガス導入部とに仕切られている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の運転席用エアバッグ装置。
- 車両のステアリングホイールに設けられ、作動することによりガスを発生させるガス発生装置と、
環状の袋体である本体部の内周の一部からガス導入部が延出され、前記ガスが前記ガス導入部内を通って前記本体部内に導入されることにより、前記本体部がステアリングホイールのリムによって運転席とは反対側から支持されつつ前記ガス導入部よりも運転席側へ膨張展開するエアバッグと、
を備え、
少なくとも前記ステアリングホイールが操舵角の中央側に位置し且つ前記エアバッグが膨張展開した状態では、前記ガス導入部が前記ステアリングホイールの中央部から下方側へ延びて前記本体部の内周に至るように前記ガス導入部が設けられている運転席用エアバッグ装置。 - 車両のステアリングホイールに設けられ、作動することによりガスを発生させるガス発生装置と、
環状の袋体である本体部の内周の一部からガス導入部が延出され、前記ガスが前記ガス導入部内を通って前記本体部内に導入されることにより、前記本体部がステアリングホイールのリムによって運転席とは反対側から支持されつつ前記ガス導入部よりも運転席側へ膨張展開するエアバッグと、
を備え、
前記エアバッグでは、互いに重ね合わされた一対の基布が外周縁部を縫製されると共に、前記各基布の中央側にそれぞれ形成されたスリットの縁部が互いに重ね合わされて縫製されることにより前記本体部と前記ガス導入部とに仕切られている運転席用エアバッグ装置。
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