しかして、従来技術1において、テーブル本体が使用位置にある場合には、ステーと、該ステーが接続されているテーブル本体及び支持部材の間には、側面視するとテーブル本体及び支持部材を略直交する2辺、ステーを斜辺とする略直角三角形状の空間が形成されることになり、この空間は、テーブル本体を使用位置から不使用位置に移動すると、それに伴って消滅するようになっている。
従って、このように構成される従来技術1では、テーブル本体を使用位置から不使用位置に移動するとき、使用者や他人の手が誤って上記空間にあると、その手をステーとテーブル本体及び支持部材の間に挟み込んで怪我をするおそれがあった。
即ち、簡易型の回動収納式テーブルは、箱型の回動収納式テーブルに比して、後方側への出っ張りを少なくすることができるものの、回動収納機構を構成するステー等が露出しているので、テーブル本体を移動するとき、これらの露出している回動収納機構で手を挟み易く、これにより安全性が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、上記したような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、簡易型の回動収納式テーブルでありながらも、安全性が高く、テーブル本体を使用位置から不使用位置に移動した際に手を挟むことを防止できる、椅子の背凭れ部の背面等に取り付けられる回動収納式テーブルを提供することにある。
このような問題を解決するために、本発明の回動収納式テーブルは、被装着体(椅子1)の背面(背面板7)に取り付けられ、平板状に形成されるテーブル本体(テーブル本体11)と、前記テーブル本体を、水平方向に延在させて使用する使用位置と、前記被装着体の背面に略平行に近接し上下方向に延在させて収納する不使用位置と、の間で回動可能に支持する支持部材(支持部材50)と、を備えた回動収納式テーブル(回動収納式テーブル10)において、前記支持部材は、前記テーブル本体が使用位置にある状態で、前記テーブル本体の下面(スライド面17)にその上面(上面52)が当接することにより該テーブル本体を支持するステー(ステー51)を有し、該ステーは、前記テーブル本体とは非接続であって、前記テーブル本体の回動に付随して、前記上面が該テーブル本体の下面を離反可能に摺動しながら回動し得ることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、テーブル本体を使用位置から不使用位置に回動するとき、仮にテーブル本体とステーとが当接している摺動面付近に手があったとしても、テーブル本体とは非接続のステーの回動は停止され、テーブル本体のみが単独で回動するだけなので、即ちこのような場合には、ステーはテーブル本体と離反可能で、テーブル本体の回動とステーの回動とは連動しないので、その結果、手をステーとテーブル本体の間に挟み込んで怪我をするおそれがない。
即ち、本発明の回動収納式テーブルは、テーブル本体の側部や背面等を覆うことのない、回動収納機構を構成するステー等が露出した簡易型でありながらも、極めて安全性が高く、テーブル本体を使用位置から不使用位置に移動する際、手を挟んで怪我をしてしまうことを防止できるという顕著な効果を奏する。
ここで、支持部材の具体的な構成としては、次のようにするとよい。即ち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記支持部材は、前記テーブル本体を軸A(ボス65)にて回動可能に支持しながら前記被装着体の背面に固着するブラケット(ブラケット60)を有し、前記ステーは、前記ブラケットに前記軸Aより下に位置する軸B(ネジ56)にて回動可能に支持され、前記テーブル本体が使用位置のときは、前記軸Bより上部が前記ブラケットから離反して全体が後方側に傾斜した姿勢の第1傾斜状態と、前記テーブル本体が不使用位置のときは、全体が前記ブラケットに近接して該テーブル本体と略平行な姿勢の第2直立状態との間を回動することを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、ステーは、テーブル本体と非接続でありながらも、テーブル本体の回動に付随して、その上面がテーブル本体の下面を摺動しながら回動することを簡単な構成で実現することが可能になる。
また、ステーを第1傾斜状態に保持してテーブル本体を支える構成は、次のようにするとよい。即ち請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記ステーは、前記第1傾斜状態になるときは、前記テーブル本体の回動に付随して、その下端部(下端58)が前記ブラケットまたは前記被装着体の背面に当接するまで回動することを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、ステーの下端部は、テーブル本体が使用位置でステーが第1傾斜状態になるとき、ブラケットまたは被装着体の背面に当接してテーブル本体の回動を規制する。即ちステーは、テーブル本体の水平姿勢を保持するための回動規制手段としての機能も有しており、この機能により、テーブル本体は、不使用位置から水平姿勢の使用位置までの間だけ回動することが可能となる。その結果、別途、回動規制手段を設ける必要がなく、部品点数を減らして回動収納式テーブルの構成を簡素化することが可能となり、コストダウンとなる。
更に、ステーには、次のような機能も追加するようにするとよい。即ち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記ステーは、前記下端部に、前記ブラケットまたは前記被装着体の背面側に進退自在に設けられ、前記第1傾斜状態における該ステーの傾斜角度を調整可能な傾斜角度調整手段(ネジ59)を備えていることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、傾斜角度調整手段のステーからの突出量を調整することで、テーブル本体が水平姿勢の使用位置でステーが第1傾斜状態のときの該ステーの傾斜角度を変更することができる。即ちステーは、使用位置におけるテーブル本体の水平姿勢を調整する機能も有しており、この機能により、テーブル本体を使用位置において正確に水平姿勢に調整することができると共に、例えば、複数の隣接するテーブル本体の使用位置における水平姿勢を容易に統一することが可能となり、その結果、美観を保つことができる。
ここで、テーブル本体とステーとが非接続の状態で、テーブル本体の回動に付随してステーを回動させる構成としては、次のようにするとよい。即ち請求項5に記載の発明は、請求項2乃至請求項4の何れか1項に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記ブラケットには、前記ステーが前記第2直立状態から前記第1傾斜状態側へ回動したとき、前記ステーと係合して該ステーを前記第2直立状態に戻すように付勢する付勢部材(コイルスプリング57)が取り付けられ、前記付勢部材の付勢力は、前記テーブル本体の自重による前記不使用位置から前記使用位置への回動力に比して小さく設定されていることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、テーブル本体を不使用位置から使用位置へ回動するときは、付勢部材の付勢力がこのテーブル本体の回動動作を阻害することなく、ステーは、テーブル本体の重力によりその回動に付随して該テーブル本体の下面を摺動しながら第2直立状態から第1傾斜状態に回動する。一方、テーブル本体を使用位置から不使用位置へ回動するときは、付勢部材の付勢力により、ステーは、テーブル本体の回動に付随して該テーブル本体の下面を摺動しながら第1傾斜状態から第2直立状態に回動する。これにより、テーブル本体とステーとが非接続であっても、テーブル本体の回動に付随してステーを容易に回動させることができ、その結果、簡単な構成でありながらも、安全性の高い回動収納式テーブルを実現することが可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項2乃至請求項5の何れか1項に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記ステーは、ステー本体と、前記ステー本体から前記ブラケット側に延出する側面板(側面板54)とを有し、前記側面板は、側面視したときの前記ステー本体、前記ブラケット及び前記テーブル本体を3辺とする三角状の空間を覆うように、該ブラケット及び該テーブル本体と係合することを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、テーブル本体が使用位置にあってステー51が第1傾斜状態になっている場合であっても、即ち回動収納式テーブルが何れの状態であっても、従来のような側面視したときのステー本体、前記ブラケット及び前記テーブル本体を3辺とする三角状の手挟み空間は形成されることがなく、その結果、更に回動収納式テーブルにおける手挟みを防止して安全性を高めることができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項2乃至請求項6の何れか1項に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記支持部材は、前記テーブル本体の両側に対称状に一対設けられ、前記テーブル本体の両側にはレール部材(スライドレール12)が対称状に一対付設され、前記軸Aには回動自在に回動軸受(回動軸受70)が支持され、前記レール部材の内部空間(空間領域18)には前記回動軸受が遊嵌され、前記テーブル本体は、前記回動軸受に連動して回動すると共に、該回動軸受に対してスライド可能になっていることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、テーブル本体は、使用位置と不使用位置との間で回動軸受に連動して回動できると共に、不使用位置の状態で回動軸受に対して被装着体の背面と略平行の上下方向にスライドでき、その結果、不使用位置におけるテーブル本体の収納高さを低くしてコンパクトにすることが可能となる。
ここで、レール部材は、次のように構成するとよい。即ち請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記レール部材は、金属材で形成され、その底面は、前記ステーの前記上面が摺動する平面状のスライド面(スライド面17)として、該レール部材と一体的に形成されていることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、ステーの上面が摺動するスライド面をレール部材に一体的に形成したので、その結果、回動収納式テーブルの部品点数を減らすことができ、構成を簡素化してコストダウンとなる。なお、スライド面は、その表面が滑らかで摩擦抵抗が少なくなるよう、バフ等の適宜表面加工を施すとよい。
また、請求項9に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記ブラケット内面の前記軸Aの周囲には樹脂材で形成されたスペーサー(スペーサー66)が付設され、前記レール部材及び/または前記回動軸受は、前記スペーサーと接触していることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、テーブル本体とブラケットとの隙間が無くなるので、その結果、テーブル本体の横幅を限られた領域内で極力大きく形成することができると共に、テーブル本体の横方向のガタツキを抑制することができる。また、テーブル本体が上下方向にスライドする際、スペーサーによりスムーズに移動することが可能となる。
また、テーブル本体のスライドの移動範囲を規制するには、次のようにするとよい。即ち請求項10に記載の発明は、請求項7乃至請求項9の何れか1項に記載の回動収納式テーブルにおいて、前記レール部材には、前記回動軸受を挟むように該レール部材の所定位置にゴムや樹脂等の緩衝材からなるストッパー部材(ストッパー20、21)が設けられ、前記テーブル本体がスライドする場合には、前記ストッパー部材が前記回動軸受と衝突することにより該スライドの移動範囲が規制されることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、ストッパー部材は、テーブル本体のスライドの移動範囲を規制する機能と、テーブル本体のスライドを停止するときの衝撃を緩衝する機能とを有している。その結果、ストッパー部材の間だけをスライド可能にしてテーブル本体の移動範囲を規制することができると共に、特に下方向へテーブル本体をスライドしたときのストッパー部材と回動軸受との衝突の際の衝撃を緩衝し、衝突音等を低減することもできる。更に、レール部材におけるストッパー部材の位置を適宜変更することにより、不使用位置におけるテーブル本体の収納高さを所望の高さに容易に変更することが可能で、極めて使い勝手がよくなり、好適となる。
因みに、上記括弧内の名称及び符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との主な対応関係を示す一例であり、本発明(請求項1乃至請求項10)は、上記括弧内の名称及び符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
以下に、本発明を実施するための形態を図と共に説明する。図1は、本発明の回動収納式テーブル10が、一実施例として椅子1に取り付けられたときの椅子1の背面図であり、図2は、図1に示した椅子1の側面図である。図1において、左側の椅子1は、回動収納式テーブル10が不使用位置のときの状態を示し(図2(A)も併せて参照)、右側の椅子1は、回動収納式テーブル10が使用位置のときの状態を示している(図2(B)も併せて参照)。
図1、2に示すように、椅子1は、床面に対して横方向に並んで立設された3つの脚体4と、各脚体4の間に配設され、人が着座するための座部5と、各脚体4の間に固設され、座部5に着座した人が背を凭れるための背凭れ6と、背凭れ6の背面に付設された平板状の背面板7とにより構成されている。
回動収納式テーブル10は、背面板7の背面に取り付けられるようになっており、回動収納式テーブル10が不使用位置のときは、図2(A)に示すように、後述のテーブル本体11が所定角度で後方に傾斜した背面板7と略平行に収納され、回動収納式テーブル10が使用位置のときは、図2(B)に示すように、テーブル本体11が略水平に延在するようになっている。これらの回動収納式テーブル10は、当該回動収納式テーブル10の後方に配置される椅子1に着座する人が使用するためのものである。なお、テーブル本体11は、図2(B)の矢印Aに示すように、上方に回動後、背面板7に略平行に下方にスライドさせることにより、使用位置から不使用位置へと収納する。また、図1、2では、椅子1は二脚例示したが、この数は限定されるものではない。
<回動収納式テーブル10の構成>
次に、本発明の回動収納式テーブル10の構成について説明する。図3は、回動収納式テーブル10の分解斜視図である。なお、本図において、背面板7は、垂直状のものを示している。回動収納式テーブル10は、大別すると、テーブル本体11と、このテーブル本体11を上下方向に回動可能に支持する支持部材50とからなっている。
テーブル本体11は、木材や樹脂材等で矩形の平板状に形成されるテーブル8を備え、このテーブル8の左右両端には金属製のスライドレール12が取り付けられている。スライドレール12は、テーブル本体11を収納または使用する過程で上下方向に直線移動させるための部材であって、図4に示すように、縦断面略コの字状に形成され、水平状に延在する底板13と、底板13の略中央から上方に垂直状に立設された縦板14と、縦板14の上端から外側に底板13と同じ長さだけ水平状に延在する上板15と、底板13及び上板15から上下内側に向かって互いに対向するように突出する突起部16とからなっている。
また、底板13の下面は、支持部材50を構成する後述のステー51の上面52が摺動するスライド面17となっている。つまり、スライドレール12は、テーブル本体11を直線移動させる機能と共に、ステー51をスムーズに摺動させる機能を有している。従って、スライド面17は、その表面が滑らかで摩擦抵抗が少なくなるよう、バフ等の適宜表面加工を施すとよい。なお、図4は、図3におけるスライドレール12のA−A断面図である。
図中18は、底板13、縦板14、上板15及び突起部16で略囲まれる外側開放状のスライドレール12内部の空間領域であり、この空間領域18には、後述の回動軸受70が遊嵌されるようになっている。また、図3に示すように、スライドレール12の前端(テーブル本体11が使用位置にある場合、前端とは着席者から見て奥端、後端とは着席者から見て手前端、以下の説明ではこれに準ずる)及び後端には、ゴムや樹脂等からなるストッパー20、21が取り付けられ、空間領域18の前後両端を閉塞するようになっている。
ストッパー20は、略コの字状に形成され、スライドレール12(空間領域18)の前端を蓋部22で閉塞しつつ、上板23及び底板24でテーブル8及びスライドレール12を挟み込むようにして、下側からのネジ25にてテーブル8に固定されている。
ストッパー21は、略T字状に形成され、胴体部26が突起部16を挟み込むように空間領域18に嵌着され、蓋部27でスライドレール12(空間領域18)の後端を閉塞するようになっている。また、胴体部26には取付穴28が貫通穿設されており、ストッパー21は、この取付穴28を介して側方向からのネジ29にてテーブル8に固定されている。これらのストッパー20、21は、後述の回動軸受70と係合してスライドレール12、延いてはテーブル本体11の移動を規制する部材である。
また、スライドレール12には、図3に示すように、3つの取付穴30a、30b、30cが穿設されており、スライドレール12は、これら3つの取付穴30a、30b、30cを介して側方向からのネジ29、31にてテーブル8に固定されている。なお、取付穴30aは、上記したストッパー21の取付穴28と重合するように設けられ、ネジ29は、取付穴28、30aを介してスライドレール12及びストッパー21をテーブル8に対して共締めするようになっている。
図中9は、テーブル本体11を使用位置から不使用位置へ、または不使用位置から使用位置へ移動させるときに、人が指で摘まむ円柱状に形成された摘まみであり、この摘まみ9は、図3において、テーブル8後端の略中央下面側から下方に突出するように設けられている(図1、2も併せて参照)。
次に、支持部材50について説明する。支持部材50は、テーブル本体11を回動可能に支持して背面板7に固着する金属製のブラケット60を備えており、このブラケット60は、図3に示すように、略L字状に形成され、背面板7の左右両端の略中央に固着するための固着板61と、この固着板61の外側端から該固着板61と直交して後方側に突出し、テーブル本体11及び後述のステー51を回動可能に支持する支持板62とからなっている。
固着板61の上下には取付穴63a、63bが穿設されており、ブラケット60は、この取付穴63a、63bを介してネジ64にて背面板7に固着されている。また、支持板62は、その上部に、内側に位置するテーブル本体11に向かって水平状のボス65が突設されており、ボス65には、スペーサー66が取付穴67を介して挿入されている。このスペーサー66は、支持板62内側の略上半分を覆うように該支持板62に貼着されている。また、支持板62の後端寄りの略中央には、後述のステー51を回動自在に取り付けるためのボス状の取付穴74が形成されている。
図中70は、樹脂材からなる回動軸受であり、この回動軸受70は、図3、5に示すように、内側に位置する嵌合部72と、この嵌合部72の外側に位置する突出部73とで略凸状に形成され、嵌合部72及び突出部73に貫通穿設された取付穴71を介してボス65に回動自在に挿通されている。なお、図5は、回動収納式テーブル10を組立てたときの、テーブル本体11と支持部材50との位置関係を説明するための説明図であり、本図においては、テーブル本体11は背面板7と略平行の不使用位置のときを示しており、この状態では、テーブル本体11は背面板7及び固着板61から僅かな隙間S1を持って離間している。
しかして、回動軸受70は、上記したスライドレール12の空間領域18に嵌合部72が遊嵌されるようになっており、即ちテーブル本体11は、背面板7と略平行の状態では回動軸受70に対して該背面板7と平行の上下方向にスライド自在に構成され、且つボス65を軸として上下方向に回動自在に構成されている。
ここで、スライドレール12の空間領域18から突出している回動軸受70の突出部73の外側面75と、この突出部73を挟むように位置するスライドレール12の底板13及び上板15の外側面19a、19bとは、図5に示すように同一平面上にあり、これらの外側面19、19b、75はスペーサー66と緩に接触するようになっている。
ここで、スペーサー66は、その表面が摩擦抵抗の少ないフッソ樹脂等の樹脂材で形成されており、従って、スペーサー66と回動軸受70及びスライドレール12とは、テーブル本体11の回転及び直線移動をスムーズにすることが可能になる。即ちスペーサー66は、スライドレール12の直線移動と、スライドレール12及び回動軸受70の回転移動をスムーズにしながらも、テーブル本体11とブラケット60(支持板62)との隙間を無くして該テーブル本体11の横方向のガタツキを抑制する機能を有している。
次に、ブラケット60と共に支持部材50を構成するステー51について説明する。ステー51は、ブラケット60と同様の金属製で形成され、図3に示すように、略「く」の字状のステー本体53と、このステー本体53の外側端から該ステー本体53と直交して前方側(ブラケット60側)に突出し、ブラケット60の支持板62を外側から覆うように該支持板62と係合する側面板54とからなっている(図5も併せて参照)。
ステー本体53の略中央には、取付穴55が貫通穿設されており、この取付穴55には側方向からのネジ56が挿通されて支持板62のボス状の取付穴74に螺着されており、つまりステー51は、ネジ56を軸としてブラケット60に対して上下方向に回動自在に取り付けられている。
図中57は、コイルスプリングであり、このコイルスプリング57には上記したステー51を回動可能に支持するネジ56が挿通されている。コイルスプリング57は、一端が支持板62のボス状の取付穴74に固着され、他端が自由端57aとしてネジ56の下方に垂直状に延びており、テーブル本体11が背面板7と略平行の不使用位置のときは、この自由端57aが自然な状態でステー本体53内面に当接している。この状態でステー51は、図5に示すように、テーブル本体11と僅かな隙間S2を持って離間し(つまりテーブル本体11が背面板7と略平行の不使用位置のときは、テーブル本体11は背面板7、固着板61及びステー51と僅かに離間している)、上面52がスライドレール12と非接触でテーブル本体11と略平行な姿勢の第2直立状態になっており、また、側面板54は、その全体がブラケット60の支持板62と重なるように係合して、支持板62の外側を覆うように位置している(図2(A)、5参照)。
一方、テーブル本体11が不使用位置から使用位置へ回動すると、その過程でスライドレール12のスライド面17とステー51の上面52とが当接して該上面52が該スライド面17を後方側に摺動し、テーブル本体11は略水平に延在する使用位置となる。この状態でステー51は、上面52がスライドレール12と接触しながら後方側に傾斜した姿勢の第1傾斜状態になっており、また、側面板54は、前端部54bがブラケット60の支持板62の前端部と重なるように係合すると共に、側上部54aがスライドレール12の下端部と重なるように係合して、支持板62及びスライドレール12の外側を覆うように位置している(図2(B)参照)。
即ち、テーブル本体11が不使用位置でステー51が第2直立状態になっているときは勿論のこと、テーブル本体11が使用位置でステー51が第1傾斜状態になっているときでも、ステー51の側面板54、ブラケット60の支持板62及びテーブル本体11のスライドレール12との間には、側面視したときの三角状の空間が形成されないようになっている。このため、使用者が、テーブル本体11を使用位置から不使用位置に移動する際に手を挟むことがない。
しかして、ステー51の下端58は、テーブル本体11が使用位置でステー51が第1傾斜状態のとき、ブラケット60の固着板61に当接してテーブル本体11の回動を規制し、該テーブル本体11の水平姿勢を維持するためのストッパー手段としての機能を有している。この構成により、テーブル本体11は、背面板7と略平行の不使用位置から略水平の使用位置までの略90度の間だけ上下方向に回動することが可能となる。
加えて、ステー51の下端58には、図2(B)、3に示すように、ネジ59が取り付けられており、このネジ59は、ステー51からブラケット60の固着板61側にその胴体部が進退自在になっている。つまりステー51は、ドライバーでステー51からネジ59の胴体部の突出量を調整することで、テーブル本体11が使用位置でステー51が第1傾斜状態のときの該ステー51の傾斜角度を微妙に変更できる微調整機能を有している。
例えば、テーブル本体11を上方側に僅かに回動させたいときは、ステー51からネジ59の胴体部の突出量を大きく(最大でネジ59の締め付けができなくなるまで)してステー51の第2直立状態からの傾斜角度を小さくし、逆にテーブル本体11を下方側に僅かに回動させたいときはステー51からネジ59の胴体部の突出量を小さく(最小でネジ59の胴体部の突出量を無くすまで)してステー51の第2直立状態からの傾斜角度を大きくすればよい。このような構成によれば、テーブル本体11の使用位置における水平姿勢を微調整することが可能となり、例えば、複数の隣接するテーブル本体11の使用位置における水平姿勢を容易に統一することができる。
ここで、コイルスプリング57は、ステー51の上面52がスライドレール12のスライド面17と当接して該上面52が該スライド面17を後方側に摺動すると、つまりステー51が不使用姿勢としての第2直立状態から使用姿勢としての第1傾斜状態に移動すると、自由端57aがステー51に押されてブラケット60の固着板61側にネジ56を軸として回動するので、これによりコイルスプリング57には、ステー51を使用姿勢から元の不使用姿勢へ戻す復元力が発生する。
ただし、このコイルスプリング57の復元力は、テーブル本体11の自重による不使用位置から使用位置への回動力に比して十分小さく設定され、従って、テーブル本体11を不使用位置から使用位置へ回動するときは、コイルスプリング57の復元力がこの回動動作に影響することはない。一方、テーブル本体11を使用位置から不使用位置へ回動すると、このコイルスプリング57の復元力が有効に作用し、上面52がスライド面17を前方側に摺動してステー51が使用姿勢から不使用姿勢へと回動することが可能になる。そして、上面52がスライドレール12と非接触となっている状態、即ちテーブル本体11が不使用位置にある状態では、コイルスプリング57の復元力によりステー51をテーブル本体11と略平行な不使用姿勢としての第2直立状態に維持することができる。
<回動収納式テーブル10の作用効果>
次に、本発明の回動収納式テーブル10の作用について図6を主に参照しながら説明する。図6は、回動収納式テーブル10の状態をそれぞれ異なる段階で示す説明図である。図6(A)は、テーブル本体11が略水平に延在する使用位置の状態を示し、この状態では、スライドレール12のスライド面17とステー51の上面52とが当接しており、ステー51は、その下端58(ネジ59)がブラケット60の固着板61に当接して最大限後方側に傾斜した姿勢の第1傾斜状態でテーブル本体11を支持している。
また、ステー51が第1傾斜状態になっているとき、ステー51の側面板54は、前端部54bがブラケット60の支持板62の前端部と重なるように係合すると共に、側上部54aがスライドレール12の下端部と重なるように係合して、その一部が支持板62及びスライドレール12の外側を覆っており、この状態では、側面板54、支持板62及びスライドレール12との間に側面視したときの三角状の空間は形成されない。更に、この状態では、コイルスプリング57の自由端57aがステー51に押されて固着板61側にネジ56を軸として回動し、ステー51を第1傾斜状態からテーブル本体11が不使用位置となる第2直立状態へ戻す復元力が発生しているが、テーブル本体11が使用位置の状態では、テーブル本体11自体の重力の方が大きく、ステー51が第2直立状態側へ回動することはない。
次に、図6(A)の回動収納式テーブル10の使用位置の状態から、使用者が矢印Bに示すようにテーブル本体11の手前側を上方向に押し上げると、それに伴ってスライドレール12内の回動軸受70がボス65を軸として上方向に回動し、テーブル本体11は、図6(B)に示すように所定角度回動する。このテーブル本体11が回動するとき、回動軸受70及びスライドレール12は、支持板62に貼着されたスペーサー66と接触しながらスムーズに回動する。なお、図6(B)は、回動収納式テーブル10が、使用位置と不使用位置のほぼ中間の位置の状態を示している。
回動収納式テーブル10が図6(A)の使用位置から図6(B)の位置まで回動するとき、コイルスプリング57の第2直立状態へ戻す復元力によってステー51は付勢されてネジ56を軸として回動し、下端58(ネジ59)が当接していたブラケット60の固着板61から乖離し、上面52がスライドレール12のスライド面17を離間することなく摺動する。また、このとき、ステー51の側面板54は、支持板62及びスライドレール12との係合面が徐々に大きくなり、当然ながらこの状態では、側面板54、支持板62及びスライドレール12との間に側面視したときの三角状の空間は形成されることはない。
そして、回動収納式テーブル10が図6(B)に示す状態から、使用者が矢印Cに示すようにテーブル本体11の手前側を更に上方向に押し上げると、それに伴ってスライドレール12内の回動軸受70がボス65を軸として更に上方向に回動し、テーブル本体11は、図6(C)に示すように背面板7と略平行になるまで回動する。なお、図6(C)は、テーブル本体11が背面板7と略平行になるまで回動したときの回動収納式テーブル10の状態を示している。また、このテーブル本体11が回動するときにおける回動軸受70及びスライドレール12とスペーサー66との係合態様は、上記と同様である。
回動収納式テーブル10が図6(B)の位置から図6(C)の位置まで回動するとき、ステー51は、上記と同様に、コイルスプリング57の第2直立状態へ戻す復元力によって付勢されてネジ56を軸として回動し、下端58(ネジ59)はブラケット60の固着板61から更に乖離し、上面52がスライドレール12のスライド面17を離間することなく摺動するが、テーブル本体11が背面板7と略平行になる図6(C)の位置まで回動する前の所定位置で、ステー51は、テーブル本体11と略平行な姿勢の第2直立状態になると、コイルスプリング57の復元力が消滅してその回動を停止する。
ステー51が第2直立状態になって回動を停止すると、以降、テーブル本体11のみが回動するので、それに伴ってスライド面17が上面52から乖離し、その後テーブル本体11が背面板7と略平行になる図6(C)の位置まで回動する。つまり、回動収納式テーブル10が図6(B)の位置から図6(C)の位置まで回動するとき、その途中でステー51がテーブル本体11と略平行な姿勢の第2直立状態になった時点で、コイルスプリング57の自由端57aがステー51に押されなくなって自然な状態でステー本体53内面に当接するようになり、これによりコイルスプリング57の復元力が消滅してステー51の回動が停止する。
そして、回動収納式テーブル10が図6(B)の位置から図6(C)の位置まで回動するとき、上記と同様にステー51の側面板54は、更に支持板62及びスライドレール12との係合面が徐々に大きくなり、この係合面は、最終的に支持板62の後端上部がステー本体53内面に当接するまで大きくなる。当然ながらこの状態では、側面板54、支持板62及びスライドレール12との間に側面視したときの三角状の空間は形成されることはない。また、回動収納式テーブル10が図6(C)の位置になっている状態では、上記の図5に示したように、テーブル本体11は背面板7、固着板61及びステー51との間に隙間S1、S2が形成されて僅かに離間した状態となっている。
次に、回動収納式テーブル10が図6(C)に示す状態から、使用者が矢印Dに示すようにテーブル本体11を落下させると、それに伴ってスライドレール12が回動軸受70に対して背面板7と平行に下方向にスライドし、テーブル本体11は、図6(D)に示すように不使用位置に収納される。なお、図6(D)は、回動収納式テーブル10が不使用位置のときの状態を示している。
回動収納式テーブル10が図6(C)の位置から図6(D)の不使用位置までスライドするとき、スライドレール12のストッパー21が回動軸受70に上方から衝突し、これによりテーブル本体11は、その下方向へのスライド移動が規制され、不使用位置に収納された状態になる。また、このテーブル本体11がスライドするとき、ステー51は静止したままである。
つまり、回動収納式テーブル10が図6(C)の位置になっている状態では、上記したようにテーブル本体11は背面板7、固着板61及びステー51と僅かに離間しているので、テーブル本体11が不使用位置に向かって下方向にスライドする際、テーブル本体11はスムーズに移動を開始できる。従って、使用者が矢印Dに示すようにテーブル本体11を不使用位置に向かって落下させるときは、摘まみ9から手を離すだけでよい。
なお、上記の説明では、回動収納式テーブル10を使用位置から不使用位置にする場合について説明したが、逆に、回動収納式テーブル10を不使用位置から使用位置にする場合には、上記と逆の手順で行うようにすればよい。簡単に説明すると、回動収納式テーブル10が図6(D)の不使用位置で、使用者がテーブル本体11を背面板7と平行に上方向に図6(C)の位置までスライドさせる。この際には、スライドレール12のストッパー20が回動軸受70に衝突するまで、テーブル本体11を引き上げる。
そして、テーブル本体11の手前側を下方向に回動すると、テーブル本体11は、その自重により図6(A)に示す使用位置まで自然に回動し、ステー51の下端58(ネジ59)がブラケット60の固着板61に当接することで略水平姿勢で停止する。この際、回動軸受70及びスライドレール12は、スペーサー66と接触しながらスムーズに回動し、また、ステー51は、テーブル本体11の回動に付随し、コイルスプリング57の付勢力に抗しながら上面52がスライドレール12のスライド面17を離間することなく摺動し、第2直立状態から第1傾斜状態へと回動する。
次に、背面板7の後方への傾斜角度に合わせて、回動収納式テーブル10の使用位置におけるテーブル本体11の水平姿勢の調節機能について説明する。図7(A)は、ブラケット60の側面図である。ブラケット60の支持板62からテーブル本体11側に突出して、スライドレール12の回動軸受70を回動自在に支持するボス65は、背面板7の後方への傾斜角度に合わせてその取付位置が適宜上下方向に変更されるようになっている。
例えば、図2に示した椅子1の背凭れ6の背面に付設された背面板7の傾斜角度を基準にすると、背面板7が図7(B)に示すような鉛直状に立設される場合には、つまり背面板7が基準の傾斜角度よりも小さくなる場合(最小で背面板7が鉛直になる場合で、この場合、傾斜角度は0)には、図7(A)の矢印Eに示すように、ボス65の取付位置をその分上方に所定距離だけ移動する。なお、図7(B)は、鉛直状に立設された背面板7に取り付けられた回動収納式テーブル10の使用位置のときの状態を示す側面図である。一方、図示していないが、背面板7が基準の傾斜角度よりも大きくなる場合には、図7(A)の矢印Fに示すように、ボス65の取付位置をその分下方に所定距離だけ移動する。
即ち、回動収納式テーブル10が使用位置では、テーブル本体11を支持するステー51の背面板7に対する傾斜角度(第1傾斜状態における傾斜姿勢の角度)は、背面板7の傾斜角度に係らず常に一定であり、従って、背面板7が基準の傾斜角度よりも小さくなればなる程、テーブル本体11の回動軸としてのボス65を上方に移動して該テーブル本体11の回動範囲を大きくし、一方、背面板7が基準の傾斜角度よりも大きくなればなる程、テーブル本体11の回動軸としてのボス65を下方に移動して該テーブル本体11の回動範囲を小さくすればよい。この構成により、回動収納式テーブル10は、種々の異なる傾斜角度の背面板7に対しても、回動収納式テーブル10の使用位置においてテーブル本体11を容易に水平姿勢にすることができる。
なお、図示していないが、スライドレール12の長さを適宜変更することで、回動収納式テーブル10の不使用位置におけるテーブル本体11の収納高さを変更することもできる。つまり、スライドレール12を短く形成すれば、即ち回動軸受70からストッパー21までの距離が短い程テーブル本体11の収納高さを高くでき、一方、スライドレール12を長く形成すれば、即ち回動軸受70からストッパー21までの距離が長い程テーブル本体11の収納高さを低くすることができる。この構成により、回動収納式テーブル10の不使用位置におけるテーブル本体11の収納高さを、状況に合わせて所望の位置に容易に設定することが可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明の回動収納式テーブル10は、テーブル本体11とステー51とは接続されておらず、テーブル本体11を使用位置から不使用位置に回動するとき、ステー51は、第1傾斜状態からスライドレール12下側のスライド面17を摺動しながら第2直立状態に回動するようになっている。しかも、このステー51の回動は、テーブル本体11の回動力とは無関係のコイルスプリング57の付勢力により行われるので、従って、仮にテーブル本体11とステー51とが当接している摺動面(スライド面17)に手があったとしても、ステー51の回動は停止され、テーブル本体11のみが単独で回動するだけなので、即ちテーブル本体11の回動とステー51の回動とは連動しないので、その結果、手をステー51とテーブル本体11の間に挟み込んで怪我をするおそれがない。
更に、ブラケット60の支持板62に回動可能に支持されたステー51は、側面板54を有しており、この側面板54は、テーブル本体11が使用位置にあってステー51が第1傾斜状態になっている場合であっても、支持板62及びスライドレール12の外側を覆うようにブラケット60及びテーブル本体11と係合するので、これにより、従来のようなステー51、テーブル本体11及び支持板62(ブラケット60)を3辺とする略直角三角形状の手挟み空間は形成されることがなく、その結果、更に回動収納式テーブル10における手挟みを防止して安全性を高めることができる。
即ち、本発明の回動収納式テーブル10は、テーブル本体11の側部や背面等を覆うことのない、回動収納機構を構成するステー51等が露出した簡易型でありながらも、極めて安全性の高い構成であり、テーブル本体11を使用位置から不使用位置に移動する際、手を挟んで怪我をしてしまうことを防止できるという顕著な効果を奏する。
また、スペーサー66により、テーブル本体11とブラケット60(支持板62)との隙間を無くしているので、テーブル8の横幅を限られた領域内で極力大きく形成することができると共に、テーブル本体11の横方向のガタツキを抑制することができる。更に、テーブル本体11が下方向にスライドする際、ストッパー21はゴムや樹脂等の緩衝材からなっているので、ストッパー21と回動軸受70との衝突の際の衝撃を緩衝し、衝突音等を低減することもできる。
また、テーブル本体11は、不使用位置の状態で背面板7(固着板61)とステー51との間に位置して該背面板7(固着板61)及びステー51と僅かに離間しているので、テーブル本体11の上下方向のスライド移動をスムーズにしながらも、不使用位置における回動収納式テーブル10の後方側への出っ張りを極力少なくすることができる。また、スライドレール12の底板13下面をステー51の上面52が摺動するスライド面17としたので、つまりスライド面17をスライドレール12に一体的に形成したので、回動収納式テーブル10の部品点数を減らすこともできる。
また、ボス65の取付位置が適宜上下方向に変更するだけで、背面板7の後方への傾斜角度に合わせて、回動収納式テーブル10の使用位置におけるテーブル本体11の姿勢を容易に水平に調節でき、また、スライドレール12の長さを適宜変更するだけで、回動収納式テーブル10の不使用位置におけるテーブル本体11の収納高さを容易に変更でき、更に、ネジ59を回動調節するだけで、回動収納式テーブル10の使用位置におけるテーブル本体11の水平姿勢を微調整して統一することもできる。即ち、本発明の回動収納式テーブル10は、コンパクトな構成でありながらも極めて安全性が高く使い勝手がよいという顕著な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態に係わる回動収納式テーブル10を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加などがあっても本発明に含まれる。