JP6012991B2 - 偽変造防止媒体の検査方法及び偽変造防止媒体 - Google Patents
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また、実施形態の偽変造防止媒体の検査方法は、検査対象の偽変造防止媒体を検査する検査装置における偽変造防止媒体の検査方法であって、前記偽変造防止媒体に対して、当該偽変造防止媒体の基材に付与される蛍光材料を蛍光発光させるための励起光を照射する照射工程と、前記励起光を照射している際に、前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域の光量と、前記励起光の波長領域の光量とを検出する光量検出工程と、前記検出された光量をもとに、前記蛍光材料の蛍光発光が検出された場合、前記励起光の波長領域に含まれる前記基材からの光量が、予め設定された基材の光学特性と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する判定工程とを含む。
次に、基材6の透過率をもとに偽変造防止媒体1の真偽を判定する第2の実施形態について説明する。図10は、第2の実施形態にかかる偽変造防止媒体1の検査の一例を示す概念図である。図10に示すように、第2の実施形態では、蛍光材料4が生じる蛍光発光の中で、基材6を透過する蛍光発光205aを測定センサ202で取得する。
次に、オーバーコート層5の光学特性を偽変造防止媒体1の真偽判定に用いる第3の実施形態について説明する。図12は、第3の実施形態にかかる偽変造防止媒体1の構成部材の反射率、及び励起・発光強度の一例を示すグラフである。
次に、蛍光材料4を混合した印刷に用いられる樹脂の光学特性を偽変造防止媒体1の真偽判定に用いる第4の実施形態について説明する。図13は、第4の実施形態にかかる偽変造防止媒体1の構成部材の反射率、及び励起・発光強度の一例を示すグラフである。
次に、第5の実施形態として、オーバーコート層を持たない基材を例示する。図14は、第5の実施形態にかかる偽変造防止媒体1aを例示する正面図である。図15は、図14のA−A線の概略断面図である。
次に、第6の実施形態として、励起光波長の光学特性も同時に評価する場合を例示する。図17は、第6の実施形態にかかる偽変造防止媒体1の検査を行う装置構成を例示する概念図である。
次に、第7の実施形態について説明する。なお、他の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付し、説明は省略するものとする。
次に、基材6の透過率をもとに偽変造防止媒体1cの真偽を判定する第8の実施形態について説明する。図27は、第8の実施形態にかかる偽変造防止媒体1cの検査の一例を示す概念図である。図27に示すように、第8の実施形態では、基材6を透過する励起光204bを測定センサ202aで取得する。
次に、オーバーコート層5の光学特性を偽変造防止媒体1cの真偽判定に用いる第9の実施形態について説明する。図29は、第9の実施形態にかかる偽変造防止媒体1cの構成部材の反射率、及び励起・発光強度の一例を示すグラフである。
次に、励起光204cの反射光204aの測定を、蛍光材料4cが存在するB−B断面で行う第10の実施形態について説明する。図30は、第10の実施形態にかかる偽変造防止媒体1cの検査を行う装置構成を例示する概念図である。図30に於ける励起光204cの反射光204dは、蛍光材料4cの励起に用いられる分、単純な基材6での反射時よりも光量が低下する。この時の低下の度合いは、蛍光材料4cの塗布量により変化する。この低下分を検出することで、検出装置203cは、偽変造防止媒体1cの真偽判定を行ってもよい。より具体的には、B−B断面での励起光204cの反射光204dの光量を取得し、光学特性判定用データD2に予め設定された、蛍光材料4cを所定の量を塗布した際の光学特性と一致するか否かを判定することで、偽変造防止媒体1cの真偽判定を行う。このとき、必要に応じてA−A断面での励起光204cの反射光204aを併せて取得し、両者を比較しても良い。
次に、蛍光材料4cを混合した印刷に用いられる樹脂の光学特性を偽変造防止媒体1cの真偽判定に用いる第11の実施形態について説明する。図31は、第11の実施形態にかかる偽変造防止媒体1cの構成部材の反射率、及び励起・発光強度の一例を示すグラフである。
次に、第12の実施形態として、オーバーコート層を持たない基材を例示する。図32は、第12の実施形態にかかる偽変造防止媒体1dを例示する正面図である。図33は、図32のA−A線の概略断面図である。
次に、第13の実施形態として、蛍光発光波長の光学特性も同時に評価する場合について説明する。上述した第7〜12の実施形態に於いて、蛍光発光の光量は、偽変造防止媒体1cを構成する各材料の光学特性が既知である場合、一意に定まる。このことから、検査装置203cは、測定センサ202からの出力を参照して測定センサ202aからの出力を得ることで、ノイズなどの外乱要因を排除できることから、偽変造防止媒体1cの真偽判定をより高い精度で行うことができる。
以下に、本出願の出願当初における特許請求の範囲の内容を付記する。
[1]検査対象の偽変造防止媒体を検査する検査装置における偽変造防止媒体の検査方法であって、
前記偽変造防止媒体に対して、当該偽変造防止媒体の基材に付与される蛍光材料を蛍光発光させるための励起光を照射する照射工程と、
前記励起光を照射している際に、前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域の光量を検出する光量検出工程と、
前記検出された光量をもとに、前記蛍光材料の蛍光発光が検出された場合、前記検出された光量に含まれる前記基材からの光量が、予め設定された基材の光学特性と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する判定工程と、
を含む偽変造防止媒体の検査方法。
[2]検査対象の偽変造防止媒体を検査する検査装置における偽変造防止媒体の検査方法であって、
前記偽変造防止媒体に対して、当該偽変造防止媒体の基材に付与される蛍光材料を蛍光発光させるための励起光を照射する照射工程と、
前記励起光を照射している際に、前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域の光量と、前記励起光の波長領域の光量とを検出する光量検出工程と、
前記検出された光量をもとに、前記蛍光材料の蛍光発光が検出された場合、前記励起光の波長領域に含まれる前記基材からの光量が、予め設定された基材の光学特性と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する判定工程と、
を含む偽変造防止媒体の検査方法。
[3]前記光量検出工程は、前記偽変造防止媒体から反射する光量を検出し、
前記判定工程は、前記検出された光量に含まれる前記基材からの反射光量が、予め設定された基材の反射率に対応した光量と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する、
[1]又は[2]に記載の偽変造防止媒体の検査方法。
[4]前記光量検出工程は、前記偽変造防止媒体を透過する光量を検出し、
前記判定工程は、前記検出された光量に含まれる前記基材を透過した透過光量が、予め設定された基材の透過率に対応した光量と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する、
[1]又は[2]に記載の偽変造防止媒体の検査方法。
[5]基材に所定の波長領域で蛍光発光する蛍光材料を付与し、前記基材は前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域で所定の光学特性を示す偽変造防止媒体。
[6]基材に所定の波長領域で蛍光発光する蛍光材料を付与し、前記基材は前記蛍光材料を蛍光発光させる励起光の波長領域で所定の光学特性を示す偽変造防止媒体。
[7]前記光学特性は、前記基材の反射率、又は前記基材の透過率である、
[5]又は[6]に記載の偽変造防止媒体。
Claims (7)
- 検査対象の偽変造防止媒体を検査する検査装置における偽変造防止媒体の検査方法であって、
前記偽変造防止媒体に対して、当該偽変造防止媒体の基材に付与される蛍光材料を蛍光発光させるための励起光を照射する照射工程と、
前記励起光を照射している際に、前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域の光量を検出する光量検出工程と、
前記検出された光量をもとに、前記蛍光材料の蛍光発光が検出された場合、前記検出された光量に含まれる前記基材からの光量が、予め設定された基材の光学特性と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する判定工程と、
を含む偽変造防止媒体の検査方法。 - 検査対象の偽変造防止媒体を検査する検査装置における偽変造防止媒体の検査方法であって、
前記偽変造防止媒体に対して、当該偽変造防止媒体の基材に付与される蛍光材料を蛍光発光させるための励起光を照射する照射工程と、
前記励起光を照射している際に、前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域の光量と、前記励起光の波長領域の光量とを検出する光量検出工程と、
前記検出された光量をもとに、前記蛍光材料の蛍光発光が検出された場合、前記励起光の波長領域に含まれる前記基材からの光量が、予め設定された基材の光学特性と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する判定工程と、
を含む偽変造防止媒体の検査方法。 - 前記光量検出工程は、前記偽変造防止媒体から反射する光量を検出し、
前記判定工程は、前記検出された光量に含まれる前記基材からの反射光量が、予め設定された基材の反射率に対応した光量と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する、
請求項1又は2に記載の偽変造防止媒体の検査方法。 - 前記光量検出工程は、前記偽変造防止媒体を透過する光量を検出し、
前記判定工程は、前記検出された光量に含まれる前記基材を透過した透過光量が、予め設定された基材の透過率に対応した光量と一致するか否かに基づいて、前記偽変造防止媒体の真偽を判定する、
請求項1又は2に記載の偽変造防止媒体の検査方法。 - 基材に所定の波長領域で蛍光発光する蛍光材料を付与し、前記蛍光材料を蛍光発光させる励起光の波長帯域における前記基材の反射率は前記蛍光材料が蛍光発光する波長領域における前記基材の反射率よりも高い偽変造防止媒体。
- 前記基材が、前記励起光及び前記蛍光発光の光量を低下させるオーバーコート層に覆われる、請求項5の偽変造防止媒体。
- 前記蛍光材料に、前記励起光及び前記蛍光発光の光量を低下させる樹脂が混合される、請求項5の偽変造防止媒体。
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