JP6012035B2 - 高圧水削孔装置 - Google Patents

高圧水削孔装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6012035B2
JP6012035B2 JP2012152510A JP2012152510A JP6012035B2 JP 6012035 B2 JP6012035 B2 JP 6012035B2 JP 2012152510 A JP2012152510 A JP 2012152510A JP 2012152510 A JP2012152510 A JP 2012152510A JP 6012035 B2 JP6012035 B2 JP 6012035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure water
supply pipe
drilling
column
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012152510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014014955A (ja
Inventor
計史 野焼
計史 野焼
憲二郎 沼澤
憲二郎 沼澤
洋光 永山
洋光 永山
翠 田井
翠 田井
公男 岩橋
公男 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Kogyo Co Ltd
Tokyo Metro Co Ltd
Original Assignee
Sato Kogyo Co Ltd
Tokyo Metro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sato Kogyo Co Ltd, Tokyo Metro Co Ltd filed Critical Sato Kogyo Co Ltd
Priority to JP2012152510A priority Critical patent/JP6012035B2/ja
Publication of JP2014014955A publication Critical patent/JP2014014955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6012035B2 publication Critical patent/JP6012035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

本発明は、高圧水によりコンクリート建造物に対し水平穴を開ける際に用いる削孔装置に関する。
既設鉄筋コンクリート建造物(以下鉄筋コンクリートには、鉄筋の他に形鋼を用いたものや鉄筋・形鋼のどちらも用いていないもの、及びコンクリートの他にモルタル等を用いたもの等を含む)の機能性を向上させる改良工事の工程の一つに、その建造物に新たに高強度の鉄筋を挿入し固定する基礎工事がある。
この基礎工事は、まず建造物に水平穴を開け、その穴に大径の鉄筋を差込むと同時にモルタルを注入し固め一体化を図るものである。この工事により、数十年を経過した橋梁の柱など鉄筋コンクリート建造物の耐久性を向上させたり、その鉄筋を利用して鉄筋コンクリート建造物を新たに付加し、施設の拡幅やバリアフリー等の機能の追加を行ったりすることができる。
上記の工事は、事前にコンクリートの表面をはつり、鉄筋のない部分にドリル用コアを用いてドリルで穴を開ける工法が採用されていた。図8にこの工法により鉄筋コンクリート建造物1に水平穴2を開けるときのドリル削孔装置の使用状況を示す。コラムベース11を建造物の鉛直面Vに取り付け、コラムベース11にはそれに垂直に立設する円柱形状のコラム12が備えられている。コラム12には、ドリル本体61を伴ったキャリッジ13を外嵌すると共に、ドリル本体61にはドリル用コア62を取り付け、ドリル本体61によりドリル用コア62を回転させながらキャリッジ13にあるハンドル22を回転させることで、鉛直面Vに削孔することができる。
この工法を実施する場合、表面近傍にある鉄筋を露出させ、その鉄筋を避けるように水平穴2を開ける。しかし表面近傍の鉄筋と、内部の鉄筋の位置がずれていたり、水平穴2の水平度が著しくくるっていたりした場合、この方法で削孔すると内部の鉄筋を傷つけることとなり、鉄筋コンクリート建造物1全体の強度を確保することができないと言う問題があった。また、水平穴深さが4、5mになる場合には特殊な治具を用いる必要があり、工事全体が大掛かりになるという問題もあった。
上記工法の他高圧水を噴きつけることで水平穴を開ける工法も採用されている(特許文献1)。この場合は、内部の鉄筋を傷つけることはないものの、高精度な水平穴を削孔するためには装置が大掛かりにならざるを得なかった。例えば特許文献1の図1に表されている装置において比較的深さの深い水平穴を削孔する場合は、その深さに応じて装置全体の角度を変更し、それにより前のめりになっていた高圧水噴出管の角度を修正することで高精度に削孔していたが、この装置全体の角度修正機構によりその構成が大掛かりにならざるを得なかった。
特開平10−225924号公報
本発明が解決しようとする課題は、鉄筋コンクリート建造物内部の鉄筋を傷つけずに、かつ、簡易な方法で高精度に水平穴の加工を行うことができる高圧水削孔装置を提供することである。すなわち、高圧水による加工を行うことで鉄筋コンクリート建造物内部の鉄筋を傷つけることがなくなり、かつ上記高圧水削孔装置により装置を含む全体構成を大きくすることなく、高精度な水平穴の加工を行うことができる。
本発明では、上記課題を解決するために次の技術的手段を講じる。
すなわち、請求項1記載の発明は、高圧水を噴出する高圧水削孔ノズルヘッドと、この高圧水削孔ノズルヘッドを先端に固定し、軸心を中心に回転する高圧水供給管と、この高圧水供給管を回転させるモータと、
鉛直削孔面に垂直になるように取り付けた軸線が水平のコラムと、
前記コラムの軸線に対し前記高圧水供給管の軸心を平行に保ちながら前記コラムの軸線方向に移動可能で、前記モータ及び前記高圧水供給管を有するキャリッジと、前記コラムが水平になるように姿勢調整可能に固定するコラムベースと、前記コラムの軸線に対し垂直となるように前記コラムと連結されて、前記高圧水供給管を回転可能に軸支する供給管サポータを備え、
前記コラムベースは、前記コラムの軸線が水平になるように調整する姿勢調整機構を備え、前記供給管サポータは、前記コラムの軸線に対し前記高圧水供給管の軸心の姿勢を調整可能とする支持機構を備え、かつ、前記高圧水供給管と同心のリングを有し、このリングに設けた支持機構は、それぞれが半径方向に進退するボールローラを等分に配置した構成とし、前記高圧水削孔ノズルヘッドは、3つの高圧水噴出口を有すると共に、これら高圧水噴出口と前記高圧水供給管とを結ぶ3本の高圧水通路が、高圧水供給管の軸心に対し傾斜角度を設けてあり、そのうち正面から見て高圧水噴出口の中心が前記軸心より最も遠い噴出口を有する高圧水通路の傾斜角度が、他の高圧水噴出口の高圧水通路の傾斜角度よりも大きく設け、更には、前記3つの高圧水噴出口を頂点とする三角形の内側に前記軸心を設けたこと、を特徴とする高圧水削孔装置である
(削除)
また、請求項記載の発明は、前記支持機構が、前記リングに3個のボールローラを等分に配置した構成であることを特徴とする請求項に記載の高圧水削孔装置である。
また、請求項記載の発明は、前記キャリッジを動作させる推進モータを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高圧水削孔装置である。
また、請求項記載の発明は、前記コラムベースが矩形状であり、前記姿勢調整機構が、この矩形状の角部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の高圧水削孔装置である。
請求項1に記載の発明によれば、高圧水供給管が1、2mと短いときは、供給管サポータの支持機構により、高圧水供給管とコラムの平行を保つようにし、高圧水供給管の長さが4、5mと長いときは、供給管サポータの支持機構により、高圧水供給管とコラムとの距離を若干短くするように高圧水供給管の軸心を調節できる。これにより、先端が自重で下がり水平穴2の削孔精度が悪くなることを防止し、4、5mに達するような深さの水平穴を削孔する場合等であっても、水平穴の削孔精度を向上できる。更に、3つの高圧水噴出口を頂点とする三角形の内側に前記軸心を設けたことから、ノズルヘッドの回転により高圧水が順次作用すると共に噴出口位置のアンバランスな配置による振動を防止できる。
加えて、3つの高圧水噴出口を有すると共に、これら高圧水噴出口と前記高圧水供給管とを結ぶ3本の高圧水通路が、高圧水供給管の軸心に対し傾斜角度を設けてあり、そのうち正面から見て高圧水噴出口の中心が前記軸心より最も遠い噴出口を有する高圧水通路の傾斜角度が、他の高圧水噴出口の高圧水通路の傾斜角度よりも大きく設けたことから、孔を拡張する方向へは1つの噴出口からの高圧水が作用し、軸方向への削孔へは2つの噴出口からの高圧水が作用するので、孔を拡張する方向と比較して軸方向の削孔へ高圧水がより多く供給されることとなり、削孔速度を上げることも可能となり、削孔効率が向上する
さらに、供給管サポータが、高圧水供給管と同軸心のリングを有し、このリングに設けた支持機構が半径方向に進退することにより、高圧水供給管の位置の調整をより容易に行うことが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、支持機構がリングに3個のボールローラを等分に配置した構成であることにより、簡易な構造で高圧水供給管とコラムとの位置関係を容易に調整することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の発明の効果に加えて、推進モータにより高圧水ノズルを一定の速度または力で軸方向に動作させることができ、水平穴径のバラツキを少なくすることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から請求項に記載の発明の効果に加えて、姿勢調整用ボルトを矩形のコラムベースの角部に配置することにより、高圧水供給管と概略平行しているコラムの姿勢を容易に調整することができる。
高圧水削孔装置の使用状況を示した側面図である。 本発明の第一実施形態に係る高圧水削孔ノズルヘッドの正面図及び側面図である。 本発明の第二実施形態に係る高圧水削孔ノズルヘッドの正面図及び側面図である。 本発明に係る高圧水削孔ノズルヘッドからの高圧水の高圧水作用面における噴出軌跡を示した図である。 高圧水削孔装置の供給管サポータの高圧水供給管の軸方向から見た図である。 本発明の高圧水削孔ノズルヘッド等を使用した削孔工程を示した側面図である。 水平穴へのモルタル充填工程を示した側面図である。 ドリル削孔装置の使用状況を示した側面図である。 高圧水削孔装置で削孔した水平穴の正面図である。
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照して説明する。
図1には本発明に係る高圧水削孔装置10の使用状況の側面図を示す。ドリル本体61を用いる場合と同じようにコラムベース11を鉛直面Vに取付け、コラムベース11にはそれに垂直に立設する水平の円柱形状のコラム12を備えている。ドリルにより削孔する場合と比較すると、高圧水で削孔する場合はコラムベース11に作用する反力を抑えることができるので、コラムベース11は鉛直面Vに設けたアンカーボルトにコラムベース11の中央付近を通過させた1本の固定ボルト23で設置することが可能となる。コラムベース11はコラム12の軸方向から見て矩形であり、コラム12の姿勢調整はこの矩形のコラムベース11の角部に設けたねじ機構である4本の姿勢調整用ボルト16を進退させることにより行う。
キャリッジ13には図示しない高圧水ポンプからの高圧水を受ける回転自在継手21と、高圧水供給管15と、高圧水供給管回転モータ14とを備え、高圧水供給管回転モータ14の動力はキャリッジ13内にある減速装置を介して高圧水供給管15に伝動し、高圧水供給管15はその軸心Cを中心に電動や空気圧で回転させることが可能な構造となっている。
またコラム12には、コラム12とほぼ平行に設けた高圧水供給管15との位置関係を維持するための供給管サポータ17を設けている。供給管サポータ17は、高圧水供給管15を回転可能に軸支し、高圧水供給管15を複数接合して4、5mに達するような深さの水平穴2を削孔する場合等に、高圧水供給管15の先端が自重で下がり水平穴2の削孔精度が悪くなることを防止できる構成としている。この供給管サポータ17の高圧水供給管15の軸方向からの図を図5に示す。図5の上方には図示しないコラム12があり、それと概略平行に高圧水供給管15を設ける。また高圧水供給管15と概略同軸心となるようにリング18を設け、そのリング18に支持機構としてボールローラ20を3つ等分に設ける。ボールローラ20はリング18に溶接したナットによりリング18の半径方向に進退可能となっている。
コラムベース11にコラム12の姿勢調整機構である姿勢調整用ボルト16を備えると共に、高圧水供給管15を回転可能に軸支する供給管サポータ17をコラム12に設けたことにより、高圧水供給管15の回転を円滑に行いながら、その姿勢の調整が容易になると共に、一度調整した姿勢を維持することが容易となる。
供給管サポータ17が、高圧水供給管15と同軸心のリング18を有し、このリング18に設けた支持機構が半径方向に進退することにより、高圧水供給管15の位置の調整をより容易に行うことが可能となる。
支持機構がリング18に3個のボールローラ20を等分に配置した構成であることにより、簡易な構造で高圧水供給管15とコラム12との位置関係を容易に調整することが可能となる。
また、姿勢調整用ボルト16を矩形のコラムベース11の角部に配置することにより、高圧水供給管15と概略平行しているコラム12の姿勢を容易に調整することができる。
高圧水供給管15の先端には、高圧水削孔ノズルヘッド30を設ける。この高圧水削孔ノズルヘッド30は高圧水供給管15に固定され、高圧水供給管15の回転動作と共に回転する構成であり、このノズルヘッド30が自ら削孔した水平穴2に挿入可能な大きさの水平穴2を開けるものである。
図2に高圧水削孔ノズルヘッド30の第一実施形態を示す。図2(a)はこのノズルヘッド30aを噴出口側から見た正面図、図2(b)は側面図を示している。この第一実施形態に係る高圧水削孔ノズルヘッド30aは、比較的径が大きく深さの浅い孔を加工する場合に用いる。高圧水削孔ノズルヘッド30aは、高圧水供給管15に固定され、高圧水供給管15の軸心Cを中心に回転しながら高圧水を噴出することで鉄筋コンクリートの壁に削孔する。高圧水削孔ノズルヘッド30aは、1つの高圧水流入口31と、3つのほぼ同径の高圧水噴出口32を有する。高圧水流入口31は高圧水供給管15と固定され、この高圧水流入口31と3つの高圧水噴出口32との間には、高圧水流入口31から分岐する3本の高圧水通路43が設けられており、これらは側面図で示すように側面方向から見て軸心Cに対して傾斜角度α1、α2、α3を有している。そして正面図で示すように正面から見て高圧水噴出口32の中心が軸心Cから近い順に32a、32b、32cとすると、高圧水噴出口32cへ通じる高圧水通路43の傾斜角度α3が、α2及びα1よりも大きくなるようにしている。3つの高圧水噴出口32は、一直線に並ばないように構成している。なお側面図とは、高圧水通路43の軸心と傾斜角度α3を持つ高圧水通路43の軸心とを含む面を垂直方向から見た図を言う。
ノズルヘッドの3つの高圧水噴出口32のうち正面から見て噴出口の中心が軸心Cより最も遠い高圧水噴出口32cの高圧水通路43の傾斜角度α3が、他の高圧水噴出口32a、32bの高圧水通路43の傾斜角度α1、α2よりも大きいことにより、孔を拡張する方向へは1つの噴出口からの高圧水が作用し、軸方向への削孔へは2つの噴出口からの高圧水が作用するので、孔を拡張する方向と比較して軸方向の削孔へ高圧水がより多く供給されることとなり、削孔速度を上げることが可能となる。また、高圧水噴出口32が3つあり、それらが一直線に並ばず、その3つの噴出口によりなる三角形の内部に軸心Cが位置する構成であることで、ノズルヘッド30aの回転により高圧水が順次作用すると共に噴出口位置のアンバランスな配置による振動を防止でき、削孔効率を向上できる。
第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30aの高圧水流入口31にはメスの台形ねじが形成され、高圧水供給管15の外側に形成されたオスの台形ねじと結合する。結合時には液体ガスケットを台形ねじの間に流し込み高圧水の漏洩を防止する。
第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30aはその高圧水噴出口32を備えたノズルチップ33を用いる。第一実施形態のノズルヘッド30aではオリフィスにより高圧水を絞るので、高圧水噴出口32とはオリフィス絞り部分を意味し、高圧水噴出口32の径とはオリフィスの径を意味する。そして3つのノズルチップ33に設けたそれらの径は概略同一とすることが望ましい。具体的にはその差が、径の10%程度とする。径が同一であることにより供給された高圧水が同じように絞られるため、同じ量の高圧水を同じ圧力でそれぞれのノズルチップ33から図2の中でHと示した方向に噴出させることができる。ノズルチップ33はノズルヘッド30aの噴出側からねじ込む形式であり、高圧水の噴出時間が一定の時間に達したときに交換する。交換可能であることにより、ノズルヘッド30a自体の寿命を伸ばすことができると共に、連続的に作業を行う場合でもノズルチップ33のみの交換を行うことで削孔作業が継続でき、作業能率が向上する。
第一実施形態にかかるノズルヘッド30aの高圧水による削孔方法について説明する。図9に示すように、鉄筋が水平穴2内部に迫っているものもあり、例えば異径鉄筋のD51(公称直径50.8[mm]、節部の高さを考慮して直径55[mm]とする)を挿入する場合には、その片側に10〜20[mm]程度の余裕を見て孔を開ける必要がある。よってその場合の必要削孔径は余裕を見るとφ95[mm]である。割合としては挿入する鉄筋の公称直径の2倍のプラスマイナス15%程度である。
次にこの高圧水削孔ノズルヘッド30aによって削孔する孔径が、上記の必要削孔径と一致する必要がある。削孔する孔径は、ノズルヘッド30からの高圧水の作用面A上で、3つの噴出口が描く円の内最大のものとほぼ一致させる必要がある。第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30aでは図2(b)の下に位置する32cが作用面Aの上で描く円が、削孔する孔径となる。言い換えると軸心Cと垂直であって、噴出口32からの高圧水が描く円の最大直径が必要削孔径と等しくなる面が、実際の高圧水削孔ノズルヘッド30による作用面Aであり、この作用面Aにおいて効率的に高圧水を作用させることで、必要削孔径の削孔を効率よく行うことができる。
図4に、本発明に係る高圧水削孔ノズルヘッド30aからの高圧水の作用面上における噴出軌跡を示す。第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30aでは、噴出口32cによって描かれる円の直径がd3、32bによるものがd2、32aによるものがd1となり、d3が必要削孔径と一致する。第一実施形態では、図2(b)において上側に描いた二つの噴出口32a、32bが水平穴2の軸心方向への加工を主に担当し、下側に描いた一つの噴出口32cが水平穴2の半径方向の加工を主に担当する。このように噴出口32cが作用面において描く円の直径d3よりも噴出口32a、32bが描く円の直径d1、d2が小さい、即ち高圧水噴出口32のうち正面から見て噴出口の中心が高圧水供給管15の軸心Cより最も遠い噴出口32cを有する高圧水通路の傾斜角度α3が、他の噴出口32a、32bの高圧水通路の傾斜角度α1、α2よりも大きいことにより水平穴2の軸心方向へ適切な圧力の高圧水をより多くの量噴出することができ、特に軸方向への削孔をスムーズに行うことが可能となる。水平穴2の軸心方向への噴出口を、大サイズの一つの噴出口にした場合には、ノズルチップ33の噴出口に設けたオリフィス等の径が圧力水により削られる量が増えノズルチップ33の寿命が短くなったり、またオリフィスの径を大きくすることによってノズルヘッド30a内の水圧の低下を招いたりする問題があったが、同径の噴出口を2箇所設けることで上記問題を解決できる。
d1がd3の約3分の1倍であり、かつd2がd3の約3分の2倍となるように高圧水通路43の軸心Cに対する傾斜角度を決定する。このような構成により、高圧水の作用位置が均等に割り振られ、削孔をより効率よく行うことができる。なおd1とd3の比率、又はd2とd3の比率は作用面Aにおける比率であり、厳密に決定されるのではなく、プラスマイナス10%程度の幅を持ち、ほぼ均等に割り振られていれば、この効果を有する。
次に高圧水削孔ノズルヘッド30aをその削孔した水平穴2に突入させていくために高圧水削孔ノズルヘッド30aの寸法を決定する必要がある。必要削孔径及びノズルヘッド30の接触を考慮して、高圧水削孔ノズルヘッド30の回転時の最外径部が決定される。高圧水削孔ノズルヘッド30は軸心Cを中心に200[rpm]で回転する。第一実施形態の高圧水ノズルヘッド30の断面は、軸心Cを対称軸とする線対称となっていないので、必要削孔径から10[mm]以上余裕を見て、高圧水削孔ノズルヘッド30の最外径部を決める必要がある。図2(b)で示すように、第一実施形態のノズルヘッド30aの最外径部は下方である。よってD51の鉄筋の場合は必要削孔径である95[mm]から、片側10[mm]、即ち20[mm]を減じ、その2分の1の値よりも、図2(b)で軸心Cからノズルヘッド30aの最外径部までの距離が小さくなるように設計する。
図3に高圧水削孔ノズルヘッド30の第二実施形態を示す。図3(a)はこのノズルヘッド30bを噴出口側から見た正面図、図3(b)は側面図を示している。以下第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30aと異なる点について説明する。第二実施形態に係る高圧水削孔ノズルヘッド30bは、比較的径が小さく深さの深い孔を加工する場合に用いる。例えば、必要削孔径としてφ95[mm]が求められた場合に、φ60[mm]の下穴を開ける第一段階の加工に用いる。
第二実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30bは、回転時の動バランスを確保するために、図3(b)において、外部の形状は回転軸心Cを対称軸とする線対称とする。また3つ設けた噴出口32はほぼ同径であり、かつ毛細管による絞り効果を得るために、その軸径に比して毛細管部の長さを長くするようにした。このような毛細管絞りの場合には、毛細管が高圧水通路43となる。第二実施形態の高圧水ノズルヘッド30bも、高圧水噴出口32のうち正面から見て噴出口の中心が高圧水供給管15の軸心Cより最も遠い噴出口32cを有する高圧水通路43の傾斜角度β3が、他の噴出口32a、32bの高圧水通路43の傾斜角度β1、β2よりも大きい構成とする。高圧水は毛細管により絞られ、図3(b)の中でHと示した方向に噴出するようになる。毛細管により絞ることで、オリフィスの場合と比較してその孔径が高圧水により削られる量を抑止することができノズルヘッド30bの寿命を伸ばすことができる。
また、線対称であることから回転による振動を抑えることができ、ノズルヘッド30bの最外径部から最低5[mm]大きくした値が削孔する孔径となる。即ち削孔する孔径から10[mm]を減じた値が高圧水用ノズルヘッド30bの最外径となる。
第二実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30bは、図3(b)において上側に描いた二つの噴出口32b、32cが水平穴2の軸心方向への加工を担当し、下側に描いた一つの噴出口32aが水平穴2の半径方向の加工を担当する。
第二実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド30bを使用した後、削孔径を拡張する拡径削孔ノズルヘッドを用いる。この拡径削孔ノズルヘッドは高圧水供給管15の軸心Cを中心に回転しながら高圧水を噴出し、既に削孔された水平の下穴に対してその径を拡げて仕上げ加工を行うものである。
拡径削孔ノズルヘッドは、通常1つの高圧水流入口と、2つの高圧水噴出口を有する。拡径削孔ノズルヘッドの使用に先立って削孔する下穴は原則この拡径削孔ノズルヘッドの径よりも大きく、拡径削孔ノズルヘッドはこの下孔の半径方向の加工を行う。水平穴の拡径作業は、その軸心中央周辺の加工を行う必要がないので、軸方向への加工と半径方向への加工とを等分に行うのが効率的である。高圧水が、高圧水供給管15の軸心Cとなす角は、最も効率的である45度とするのが望ましい。加えて噴出口へ至る高圧水通路の直線部の長さを一定以上長くすることが望ましい。
高圧水通路の直線部分を一定以上長くする方法として、例えばノズルヘッド内で高圧水通路を屈曲させることにより、直線部分を確保したノズルヘッドを使用することができる。
直線部分の長さを一定以上長くすることにより噴出口から噴出した高圧水が広がることなく1本の線で適切に高圧水作用点に供給され、高圧水の圧力と水量を損なうことがないので、高能率の削孔を行うことが可能となる。
この場合2本の高圧水通路は、同一平面上にはなく立体的に交差するように形成すると高圧水流入口から二つに分流した高圧水は、再度交わることなく外部へ噴出するようになる。加えて2つの高圧水噴出口を、軸線Cを中心とした円上に等分に配置すると、高圧水の噴出によって生じる半径方向の力等を互いに相殺でき、振動を抑制することができる。
図1により本発明に係る高圧水削孔装置10の使用方法を説明する。水平穴2を開ける予定の鉛直面Vにアンカーボルト(図示しない)を打ち込み、コラムベース11をボルトで固定する。コラムベース11にはコラム12及びキャリッジ13が事前に取り付けられているので、コラム12の水平を確保するように姿勢調整用ボルト16を用いてコラムベース11の姿勢を調整する。次にキャリッジ13に、高圧水削孔ノズルヘッド30を先端に取り付けた高圧水供給管15を固定する。この際に高圧水供給管15の長さが1、2[m]と短いときは、供給管サポータ17により高圧水供給管15とコラム12の平行を確保するようにし、高圧水供給管15の長さが4、5[m]と長いときは供給管サポータ17により高圧水供給管15とコラム12との距離を若干短くするようにする。最後にキャリッジ13の回転自在継手21に高圧水ポンプからの高圧水を受けることができるように耐圧ホースをつなぐ。
高圧水削孔装置10の使用者は、まず高圧水供給管回転モータ14により高圧水供給管15を、その軸心Cを中心として回転させる。回転数は250[rpm]前後に設定するが、モータ回転数を変化させることにより変更可能である。その後高圧水ポンプを稼動させ、高圧水を耐圧ホースから高圧水供給管15を通過させ、回転する高圧水削孔用ノズル30の先端から鉛直面Vに噴射する。ポンプにより得られる高圧水の圧力は150[MPa]であり、流量は80[liter/min]である。削孔開始時は鉛直面Vに噴射された水が周囲に影響を与えないよう、その周辺をカバー(図示しない)で覆う。
図6に2m以上の比較的深さの深い水平穴2を削孔する場合の削孔手順を示す。(a)、(b)、(c)の順に水平穴2の深さが深くなっている。2m以上の水平穴2であるので、第二実施形態で示したノズルヘッド30bを高圧水供給管15に取付け、上記の手順に従って高圧水削孔装置10の準備を行う。高圧水を噴出させ、図6(a)にあるように鉛直面Vに削孔を始める。キャリッジ13に備えているハンドル22を回転させることにより、コラム12側面のラックを利用して、キャリッジ13を鉛直面Vに向かって前進させ、それにより高圧水を噴出する高圧水削孔ノズルヘッド30を挿入させ削孔を行う。このとき破砕屑は水の流れにより適宜外部に排出される。図6(b)にあるように、キャリッジ13が鉛直面Vに最も近づくと高圧水の噴出を止める。そして、高圧水供給管15をキャリッジ13から取り外し、キャリッジ13を元の位置に後退させ、次に高圧水供給管15を長くする継ぎ配管を行う。その配管は高圧水供給管15と同径であることが望ましい。長くなった高圧水供給管15を再びキャリッジ13に固定し、高圧水削孔ノズルヘッド30bの位置が下がらないように供給管サポータ17で位置調整を行う。そして図6(c)に示すように、高圧水を噴出させながら削孔を継続する。これにより高圧水供給管15等を挿入するのに十分な下孔を必要深さだけ削孔する。
所定位置まで下穴の削孔を終えた後はノズルヘッドを拡径削孔ノズルヘッドに交換し、再度鉛直面Vから必要削孔径が確保できるように削孔を行う。D51のように大きな異径鉄筋を挿入する場合は、下孔を削孔した後拡径削孔ノズルヘッドにより加工を行うという二段階の加工を行うことにより、加工時間が短縮できる。
図7は、水平穴2へのモルタル充填工程を示した側面図である。所定位置までの削孔を終えた後は、鉄筋3の挿入とモルタルの充填を行い、新コンクリート(モルタル)と旧コンクリートの一体化を図ることで、橋梁の柱など鉄筋コンクリート建造物の耐久性を向上させたり、鉄筋コンクリート建造物を新たに付加し、施設の拡幅やバリアフリー等の機能の追加を行ったりすることができる。モルタルには高流動無収縮で、耐震補強工事で実績が多いプレミックスタイプのものを用いる。
図7(a)に示すように、まず既設コンクリート建造物1の鉛直面Vのアンカーボルトを利用して、上面が開放したモルタル受け箱51をその鉛直面Vに、削孔された水平穴2の開口部を囲うように固定する。なおモルタル受け箱51について、鉛直面Vに対向する面を背面、上側を上面、下側を下面と表現し、後に述べる鉄筋差込口55がある面を正面とし図7では下面に設けた傾斜面をいう。即ち第1の工程は、モルタル受け箱51の背面に開口した接続口54を水平穴2の開口部に接続するモルタル受け箱固定工程である。通常モルタル受け箱51の背面の接続口54の径は水平穴2より大きくし、モルタル受け箱51の鉛直面Vとの接触面には液体シールを施し、その接触面からモルタルが漏れないようにする。なおモルタル受け箱51について内部状況を確認するために上面が開放されているので、一部開放されている場合や、間接的な方法により内部状況を確認する手段があることを含む。
第2の工程としては図7(b)に示すようなモルタル注入工程である。即ち、ナイロンチューブなどの可撓性チューブであるモルタル注入パイプ52を、モルタル受け箱51の上面より接続口54を経て水平穴2の奥部まで差込み、そのパイプ52により水平穴2の奥からその内部にモルタルを注入する工程である。モルタル受け箱51に蓋があり、そこにモルタル注入パイプ52が通過する孔を設ける場合もある。また鉄筋3が通過するモルタル受け箱51の正面には、後の工程で鉄筋3が差込まれる鉄筋差込口55を設けると共にその鉄筋差込口55にはパッキン53を設ける。このパッキン53の内周の径は鉄筋3と径よりも小さくし、鉄筋3が通過するまではモルタルを漏れ出ないようにウェス56などでその部分を覆うことでモルタルの漏れを防止している。モルタルはハンドミキサーで混練りし、チューブポンプを用いて圧送する。注入初期においては削孔時の水が水平穴2からあふれてくるので、鉄筋差込口55から水を廃棄し、注入したモルタルが出てくることを確認した後その開放部分をウェス56で閉じてモルタルを漏れないようにする。注入したモルタルの量から判断し、徐々にモルタル注入パイプ52を水平穴2から抜き取る。そしてモルタルの注入は、モルタル受け箱51を利用して水平穴2の最上部から5[cm]程度上まで行う。この場合、水平穴2内部の下方はモルタルが十分に行き渡るものの、上方の凹形状の細部までは届いていない場合がある。
第3の工程としては図7(c)に示すような鉄筋差込工程である。即ちモルタル受け箱51の正面からパッキン53を設けた鉄筋差込口55を通過させながら鉄筋3を挿入する。その際ウェス56は事前に抜き取る。第3の工程を実施すると同時に、最後の第4の工程を実施する。第4の工程としては、水平穴2内部からあふれ出たモルタルを接続口54よりモルタル受け箱51に受止めるモルタル受止め工程となる。モルタル受け箱51の正面から鉄筋差込口55を通過させて鉄筋3を挿入することで、その挿入圧により水平穴2上方の凹形状の細部までモルタルが押出してモルタルを行き渡らせ、構造物の強度を確保することができる。加えてモルタル受け箱51により水平穴2の口部分を囲むことができているので作業場へのモルタルの漏出を防止し作業環境を悪化させることがなくなる。
また、充填箱51の後方の鉄筋3が通過する面にパッキン53を設けることで、モルタル受け箱51からのモルタルの漏れを少なく抑えることが可能となる。
挿入後すぐにパッキン53と鉄筋3との間のシールを行い、モルタル受止め工程後水平穴2の最上部から10[cm]程度上までモルタルを注ぐ。これは重力により水平穴2へのモルタルの充填を確実に行うためである。
鉄筋3を差込んでから1日程度時間をおき、モルタルが固化するのを待つ。モルタルが固化したあとモルタル受け箱51を取り外し、水平穴2からはみ出たモルタルの固化部分を除去する。
供給管サポータ17にボールローラを採用したが、通常の深溝玉軸受などを採用し、その軸受の外周を高圧水供給管15と接触させることも可能である。この場合コストを抑えることが可能となる。
供給管サポータ17のリングの内側に、高圧水供給管15の外径と同じ穴を有するエンジニアプラスチックなど摩擦係数の低い材料を接着して軸受とし、それらを分割して高圧水供給管15を挟む構成とすることもできる。より簡易な構成とすることでコストを抑えることが可能である。またボールローラと比較して高圧水供給管との接触面積を大きくでき、高圧水供給管周りの系の固有振動数を上げ、振動を抑制することができる。
キャリッジ13に設けたハンドルで装置の使用者が手動でキャリッジ13を鉛直面V方向へ動作させ、削孔する構成を上げたが、ハンドルの代わりに推進用モータを設けることも可能である。コンクリート建造物1の内部は、均一な材料であることはまれなので、この推進用モータは位置を高精度に制御するものではなく、力制御を行うものであることが望ましい。
第4の工程であるモルタル受止め工程のあとすぐに、水平穴2を閉塞する漏れ止め板により水平穴2のシールを行うことも可能である。この漏れ止め板は鉄筋3と同径の孔を開けて、その直径部分で2分割されており、その部分で鉄筋3を挟み込む。その後モルタル受け箱51を取り外し、水平穴2の開口部のシールを行う。
モルタル受止め工程の後に、水平穴2を閉塞する漏れ止め板で水平穴2を封止し、モルタル受け箱51を取り外す工程を含むことで、迅速にモルタル受け箱51を取り外すことができ、全体工程に掛ける時間を短縮できる。
1 コンクリート建造物
2 水平穴
3 鉄筋
10 高圧水削孔装置
11 コラムベース
12 コラム
13 キャリッジ
14 高圧水供給管回転モータ
15 高圧水供給管
16 姿勢調整用ボルト
17 供給管サポータ
18 リング
20 ボールローラ
21 回転自在継手
22 ハンドル
30 高圧水削孔ノズルヘッド
30a 第一実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド
30b 第二実施形態の高圧水削孔ノズルヘッド
31 流入口
32 高圧水噴出口
24 ノズルチップ
43 高圧水通路
51 モルタル受け箱
52 モルタル注入パイプ
53 パッキン
54 接続口
55 鉄筋差込口
56 ウェス
61 ドリル本体
62 ドリル用コア
A 高圧水作用面
C 高圧水供給管軸心
H 高圧水
S 噴出角度変更点
V 鉛直面

Claims (4)

  1. 高圧水を噴出する高圧水削孔ノズルヘッドと、
    この高圧水削孔ノズルヘッドを先端に固定し、軸心を中心に回転する高圧水供給管と、この高圧水供給管を回転させるモータと、
    鉛直削孔面に垂直になるように取り付けた軸線が水平のコラムと、
    前記コラムの軸線に対し前記高圧水供給管の軸心を平行に保ちながら前記コラムの軸線方向に移動可能で、前記モータ及び前記高圧水供給管を有するキャリッジと、
    前記コラムが水平になるように姿勢調整可能に固定するコラムベースと、前記コラムの軸線に対し垂直となるように前記コラムと連結されて、前記高圧水供給管を回転可能に軸支する供給管サポータを備え、
    前記コラムベースは、前記コラムの軸線が水平になるように調整する姿勢調整機構を備え、
    前記供給管サポータは、前記コラムの軸線に対し前記高圧水供給管の軸心の姿勢を調整可能とする支持機構を備え、かつ、前記高圧水供給管と同心のリングを有し、このリングに設けた支持機構は、それぞれが半径方向に進退するボールローラを等分に配置した構成とし、
    前記高圧水削孔ノズルヘッドは、3つの高圧水噴出口を有すると共に、これら高圧水噴出口と前記高圧水供給管とを結ぶ3本の高圧水通路が、高圧水供給管の軸心に対し傾斜角度を設けてあり、そのうち正面から見て高圧水噴出口の中心が前記軸心より最も遠い噴出口を有する高圧水通路の傾斜角度が、他の高圧水噴出口の高圧水通路の傾斜角度よりも大きく設け、更には、前記3つの高圧水噴出口を頂点とする三角形の内側に前記軸心を設けたこと、を特徴とする高圧水削孔装置。
  2. 前記支持機構が、
    前記リングに3個のボールローラを等分に配置した構成であることを特徴とする請求項に記載の高圧水削孔装置。
  3. 前記キャリッジを動作させる推進モータを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の高圧水削孔装置。
  4. 前記コラムベースが矩形状であり、
    前記姿勢調整機構が、この矩形状の角部に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の高圧水削孔装置。
JP2012152510A 2012-07-06 2012-07-06 高圧水削孔装置 Active JP6012035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152510A JP6012035B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 高圧水削孔装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012152510A JP6012035B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 高圧水削孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014014955A JP2014014955A (ja) 2014-01-30
JP6012035B2 true JP6012035B2 (ja) 2016-10-25

Family

ID=50110089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012152510A Active JP6012035B2 (ja) 2012-07-06 2012-07-06 高圧水削孔装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6012035B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5698721B2 (ja) * 2012-09-06 2015-04-08 東京都下水道サービス株式会社 管路の高圧水穿孔装置
CN106320985B (zh) * 2016-09-18 2017-10-31 重庆大学 煤层高压水射流冲‑钻‑扩‑割一体化增透装置及其方法
CN107599183A (zh) * 2017-07-13 2018-01-19 安徽大富智慧云科技有限公司 一种装饰装修用可移动旋转钻孔机
CN108247860B (zh) * 2018-01-18 2019-10-11 山东科技大学 一种深度可控的岩石试件钻孔装置及使用方法
CN109025867B (zh) * 2018-10-12 2023-11-28 南京凌翔节能科技有限公司 一种矿用锚杆机除尘专用除尘装置
CN109227965B (zh) * 2018-11-20 2021-02-26 王勇 一种高效的墙体打孔机
CN109702904A (zh) * 2019-03-06 2019-05-03 天津芸信机械设备制造有限公司 一种全自动气动水钻及其使用方法
JP7281068B2 (ja) * 2019-07-19 2023-05-25 東日本旅客鉄道株式会社 削孔装置
CN110480848B (zh) * 2019-09-17 2024-06-11 阮爱兵 一种用于房屋修缮的墙体横向钻孔方法及墙壁钻机
CN115262932B (zh) * 2022-08-24 2024-03-01 铁科院(深圳)特种工程有限公司 适用于边坡加固的移动式坡面操作平台

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4925703A (ja) * 1972-07-04 1974-03-07
JPH0665890B2 (ja) * 1990-10-15 1994-08-24 共立精機株式会社 精密機械の軸受装置
JPH063611U (ja) * 1992-06-24 1994-01-18 株式会社大分ファスニング ハンマードリル装置及びハンマードリル固定装置
JP2006247799A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Kawasaki Heavy Ind Ltd 穴形成装置および穴形成方法
JP4966704B2 (ja) * 2007-03-27 2012-07-04 株式会社ミスミ特殊 穿孔工具の振止め装置
JP4806458B2 (ja) * 2009-06-08 2011-11-02 株式会社呉英製作所 工具ガイド機構および深穴明機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014014955A (ja) 2014-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6012035B2 (ja) 高圧水削孔装置
JP2014015731A (ja) 高圧水削孔ノズルヘッド
CN110172969A (zh) 四重管高压旋喷桩施工方法
JPH089863B2 (ja) 全角度地盤改良体造成工法及びその装置
KR101028218B1 (ko) 그라우팅을 위한 회전 주입관 및 분사추진 회전장치
JP5832387B2 (ja) 鉄筋固定工法
JP4185815B2 (ja) 地盤改良工法に使用するモニター装置
JP2013189853A (ja) 地中固結体造成工法
JP5305573B2 (ja) 地中固結体造成装置および地中固結体造成工法
JP5875849B2 (ja) 噴射攪拌地盤改良工法
CN217298898U (zh) 一种用于高压旋喷桩注浆的处理装置
JP3912740B2 (ja) 高圧噴射ノズル管及びこれを付設した固化処理杭造成装置
JP6227344B2 (ja) 流体の供給の切替装置および切替方法、並びに、高圧噴射撹拌装置
JP2001303542A (ja) 高圧ジェット噴射混合処理工法用装置
JP5573235B2 (ja) 噴射攪拌装置及び地盤改良方法
JP5498881B2 (ja) 地盤改良工法
KR100522645B1 (ko) 지반개량 조성방법 및 지반개량 조성장치
JP5250729B2 (ja) 地中固結体造成工法およびその工法を用いて固結体を造成する地中固結体造成装置
JP3340977B2 (ja) コンクリート構造物の補修箇所に補修材を注入する方法及び注入プラグ
CN114482940B (zh) 一种喷射切缝压裂一体化装置及压裂方法
JP2727153B2 (ja) 地盤改良装置及び工法
JPH07279157A (ja) 地盤改良体造成装置及び工法
JP2014015749A (ja) 混合2液回転噴射装置
JP3886433B2 (ja) 地盤硬化層造成工法と装置
JP2010053667A (ja) 先受材設置方法及び先受材設置装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140514

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20140514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140514

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160309

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6012035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250