JP6011832B1 - 携帯通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、且つ送受信性能を悪化させることなく、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図ることができる携帯通信端末装置を提供する。【解決手段】制御回路19は、基地局から送信された国情報及び送信電力情報を受信し、受信した送信電力情報に基づき、基地局への送信電力値を設定する。また、制御回路19は、受信した国情報が予め特定された国以外に関する情報の場合、又は、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つレシーバ13が動作し且つ近接センサ14が近接した人体頭部を検出した場合には「高(23dBm)」を送信電力値の上限値とし、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つレシーバ13が動作していない、又は、レシーバ13が動作しているものの近接センサ14が近接した人体頭部を検出しなかった場合には「低(19dBm)」を送信電力値の上限値とする。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話やスマートフォン等の携帯通信端末装置に関する。
上述した携帯通信端末装置では、アンテナ性能と無線性能の総合性能を示すOTA(Over-The-Air)と、人体への電波の吸収率を示す指標であるSAR(Specific Absorption Rate)を両立させることが大切である。OTAとSARは地域毎に両立が図られている。OTAは、例えば北米では規格:PTCRBで、欧州では規格:GCFで定められている。また、SARは、例えば北米では規格:FCCで、欧州では規格:CEで定められている。
SARは、音声通話時等の人体が携帯通信端末装置に近接するときには低くなるようにすることが大切である。その対策の1つとして、例えば特許文献1に記載された「ワイヤレス通信デバイスにおける動的な電磁放射線の放射制御」では、赤外線センサ、熱センサ、静電容量センサ又は抵抗センサを使用して人体の携帯通信端末装置への近接を検知し、人体が携帯通信端末装置に近接したときに、SARが低くなるように送信電力を制限するようにしている。
特表2014−514846号公報
ところで、異なる地域を共通化する場合(例えば北米と欧州を共通化する場合)、それらの地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図る必要がある。その両立を図る方法として、チューナブルICを使用する方法、SPDT(Single-Pole/Double-Throw)を用いたアンテナ整合回路を使用する方法などが考えられる。しかしながら、各地域で使用しているバンド(使用周波数帯域)が異なるため、対応バンドごとの部品追加が必要となってコスト高になる。特に、アンテナ整合回路で対策した場合、送受信性能が変化して共に悪化する弊害も現れる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、低コストで、且つ送受信性能を悪化させることなく、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図ることができる携帯通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯通信端末装置は、基地局から送信された国情報及び送信電力情報を受信し、受信した前記送信電力情報に基づき、前記基地局への送信電力値を設定し、片手で保持可能な携帯通信端末装置であって、前記携帯通信端末装置を前記片手で保持した場合、前記片手で覆われる前記携帯通信端末装置の一端部に配置されたセルラーアンテナと、前記一端部と略平行な他端部に配置され、前記基地局から受信した音情報を出力するレシーバと、前記他端部に配置され、近接した物体の有無を検出する近接センサと、前記送信電力値の上限値として、第1の値と第2の値の少なくとも2つを保持するメモリと、前記受信した国情報が予め特定された国以外に関する情報の場合、又は、前記受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つ前記レシーバが動作し且つ前記近接センサが近接した物体を検出した場合には、前記第1の値を上限値とし、この第1の値は前記第2の値より高い値とし、前記受信した国情報が予め特定された国に関する情報で、且つ、前記レシーバが動作していない、又は、前記レシーバが動作しているものの前記近接センサが近接した物体を検出しなかった場合には、前記第2の値を上限値とし、前記受信した送信電力情報に基づき設定された前記送信電力値が前記上限値を超える場合には、前記セルラーアンテナを介して前記基地局に送信する場合の送信電力値を前記上限値とする制御部とを備えた。
上記構成によれば、特定の国では、レシーバが動作していない場合、又は、レシーバが動作しているものの近接した物体を検出しなかった場合には、第2の値を送信電力値の上限値とする。具体的には、SARの規制が厳しいフランスを特定の国とした場合、セルラーによるデータ通信を行うときと(例えば、データ通信するためにタッチパネルを操作しているとき)、セルラーによる音声通話を行おうとしているものの未だ携帯通信端末装置のレシーバ部分が耳に当てられていないときでは、携帯通信端末装置のセルラーアンテナが配置された部分が片手で確実に保持されることから、セルラーアンテナからの送信電力の影響を少しでも受け難くする必要があるために、基地局に送信する場合の送信電力値の上限値が第2の値となる。即ち、携帯通信端末装置を把持した手がセルラーアンテナからの送信電力の影響を受け難くするために、基地局に送信する場合の送信電力値の上限値を第2の値にする。
これに対し、特定の国において、レシーバが動作し且つ近接センサが近接した物体を検出した場合には、基地局に送信する場合の送信電力値の上限値が第1の値となる。具体的には、特定の国をフランスとした場合、セルラーによる音声通話を行っていて、携帯通信端末装置のレシーバ部分が耳に当てられているとき(例えば、音声通話しているとき)は、携帯通信端末装置が多少でも手の平から浮いた状態で保持されることから、セルラーアンテナからの送信電力の影響を受け難くなるため、セルラーアンテナを介して基地局に送信する場合の送信電力値の上限値が第1の値となる。即ち、携帯通信端末装置を把持した手がセルラーアンテナからの送信電力の影響を受け難いために、基地局に送信する場合の送信電力値の上限値を第1の値にする。
一方、SARの規制が特定の国ほど厳しくない国では、送信電力値の上限値は第1の値となる。
また、異なる国の全てにおいて、受信した送信電力情報に基づき設定された送信電力値が第1の値又は第2の値を超える場合には、基地局に送信する場合の送信電力値の上限値が第1の値又は第2の値となる。
このように、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立が図られるので、ハードウェアによってOTA性能とSAR性能を両立させる場合と比べてコストダウンが図れる。さらに、異なる地域を共通化するためのアンテナ整合回路を必要としないことから、送受信性能が悪化することがない。
上記構成によれば、特定の国以外と、特定の国であっても、レシーバが動作し且つ近接センサが近接した物体を検出した場合には、送信電力値の上限値として第1の値が選択され、特定の国において、レシーバが動作していない場合と、レシーバが動作しているものの近接した物体を検出しなかった場合には、送信電力値の上限値として第2の値が選択される。
上記構成において、無線LAN用アンテナを備え、前記無線LAN用アンテナを用いて無線通信する場合には前記上限値を設けない。
上記構成によれば、無線LANによる無線通信は、元々セルラーによる無線通信と比べて送信電力値が低いため、送信電力値の上限値が設けられない。したがって、地域の違いに関係することなく一定した無線通信可能範囲が得られる。
本発明によれば、低コストで、且つ送受信性能を悪化させることなく、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る携帯通信端末装置の外観を示す平面図 図1の携帯通信端末装置の概略構成を示すブロック図 図1の携帯通信端末装置で用いられる送信電力値の上限値を決めるパワーテーブルを示す図 図1の携帯通信端末装置の動作を説明するためのフローチャート
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯通信端末装置1の外観を示す平面図である。また、図2は、本実施形態に係る携帯通信端末装置1の概略構成を示すブロック図である。
図1において、本実施形態に係る携帯通信端末装置1は、筐体10と、液晶パネル11と、セルラーアンテナ12と、レシーバ13と、近接センサ14と、無線LAN用アンテナ15とを備える。筐体10は、人が片手で保持可能な大きさの長方形状の箱形に形成されている。液晶パネル11は、その表示面側が筐体10の正面側に露出する形で筐体10に配置される。なお、液晶パネル11の表示面側には透明の保護部材(不図示)が配置される。セルラーアンテナ12、レシーバ13、近接センサ14及び無線LAN用アンテナ15は、携帯通信端末装置1内(即ち筐体10内)に配置される。セルラーアンテナ12は、筐体10を人が片手で保持した場合に、片手で覆われる携帯通信端末装置1の一端部に配置される。
レシーバ13は、携帯通信端末装置1の一端部と略平行な他端部の中央に配置される。レシーバ13は、不図示の基地局から送信されてきた音情報を出力する。近接センサ14は、携帯通信端末装置1の他端部に配置され、近接した物体の有無を検出する。近接センサ14は、本実施形態では人体頭部の検出を想定しているため、検出される物体を以後“人体頭部”と呼ぶ。近接センサ14には、例えば赤外線センサ、熱センサ又は静電容量センサ(いずれも不図示)が用いられる。無線LAN用アンテナ15は、図示のようにL字状に形成されており、携帯通信端末装置1の他端部の角部分に配置される。無線LAN用アンテナ15は、無線LANによるデータ通信の際に使用される。
次に、図2において、本実施形態に係る携帯通信端末装置1は、上述したセルラーアンテナ12、レシーバ13、近接センサ14及び無線LAN用アンテナ15の他に、セルラー制御回路16、無線LAN制御回路17、メモリ18及び制御回路19を備えている。セルラー制御回路16は、セルラー方式の無線通信における送受信制御を行う。セルラー制御回路16にはセルラーアンテナ12が接続される。なお、セルラー方式には、アナログ方式の第1世代(1G)、デジタル方式の第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)があるが、本実施形態に係る携帯通信端末装置1では、デジタル方式の第2世代(2G)〜第4世代(4G)に対応している。無線LAN制御回路17は、不図示の無線LANアクセスポイントとの間でのデータ通信制御を行う。無線LAN制御回路17には無線LAN用アンテナ15が接続される。なお、無線LAN方式には、例えばIEEE 802.11規格があり、本実施形態に係る携帯通信端末装置1でもこの規格を採用している。
メモリ18は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、国情報とパワーテーブルを保持する。国情報は、例えば欧州の場合は「フランス」、北米の場合は「アメリカ合衆国」である。パワーテーブルは、セルラー方式の無線通信における送信電力値の上限値の設定に用いられる。本実施形態に係る携帯通信端末装置1では、送信電力値の上限値を決める2つの値を有している。図3は、本実施形態に係る携帯通信端末装置1で用いられる送信電力値の上限値を決めるパワーテーブルを示す図であり、図示のように2つのパワーテーブルTB1,TB2のうち一方のパワーテーブルTB1は送信電力値の上限値「高(23dBm)」の設定に用いられ、他方のパワーテーブルTB2は送信電力値の上限値「低(19dBm)」の設定に用いられる。なお、送信電力値の上限値の「高(23dBm)」は第1の値に対応し、送信電力値の上限値の「低(19dBm)」は第2の値に対応する。これらの上限値の大小関係は、それぞれの数値から明らかなように、第1の値>第2の値となっている。送信電力値の上限値の設定は上述した2つの値に限定されるものではなく、必要であれば3つ以上設けることも勿論可能である。
図2に戻り、制御回路19は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成される。ROMには、CPUを制御するためのプログラムが保持されている。RAMは、CPUの動作において使用される所謂ワークメモリである。制御回路19は、セルラーによる無線通信時にはセルラー制御回路16を制御し、無線LANによる無線通信時には無線LAN制御回路17を制御する。また、制御回路19は、セルラー制御回路16を用いた無線通信時に、セルラー制御回路16を介して、不図示の基地局から送信された国情報及び送信電力情報を受信する。制御回路19は、受信した送信電力情報に基づき、基地局への送信電力値を設定する。制御回路19は、携帯通信端末装置1の使用形態に応じて送信電力値の上限値の設定を変更する。その詳細については以下で述べる。
制御回路19は、受信した国情報が予め特定された国以外に関する情報の場合、又は、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つレシーバ13が動作し且つ近接センサ14が近接した人体頭部を検出した場合には、パワーテーブルTB1の「高(23dBm)」を送信電力値の上限値として設定する。また、制御回路19は、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で、且つレシーバ13が動作していない、又は、レシーバ13が動作しているものの近接センサ14が近接した人体頭部を検出しなかった場合には、パワーテーブルTB2の「低(19dBm)」を送信電力値の上限値として設定する。
また、制御回路19は、受信した送信電力情報に基づき設定された送信電力値がパワーテーブルTB1の「高(23dBm)」又はパワーテーブルTB2の「低(19dBm)」の値を超える場合には、セルラーアンテナ12を介して不図示の基地局に送信する場合の送信電力値の上限値を「高(23dBm)」又は「低(19dBm)」とする。
ここで、基地局から送信される送信電力情報は、送信電力の最高値を指示する情報であるので、制御回路19は、通常、その最高値の送信電力で送信するようにセルラー制御回路16を制御するが、その最高値がパワーテーブルTB1の「高(23dBm)」又はパワーテーブルTB2の「低(19dBm)」を超える場合には、パワーテーブルTB1の「高(23dBm)」又はパワーテーブルTB2の「低(19dBm)」を上限値として送信電力値を低く抑えるようにする。
また、上記した特定の国は、フランスなどのSARの規制が厳しい国である。したがって、特定の国をフランスとした場合、フランス以外の国では送信電力値の上限値がパワーテーブルTB1の「高(23dBm)」に設定される。また、フランスであっても、レシーバ13が動作し、且つ近接センサ14が近接した人体頭部を検出した場合は、送信電力値の上限値がパワーテーブルTB1の「高(23dBm)」に設定される。一方、フランスであってもレシーバ13が動作していない、又は、レシーバ13が動作しているものの近接センサ14が近接した人体頭部を検出しなかった場合には、送信電力値の上限値がパワーテーブルTB2の「低(19dBm)」に設定される。
SARの規制が厳しいフランスであっても、レシーバ13が動作して、近接センサ14が近接した人体頭部を検出した場合は、送信電力値の上限値を「高(23dBm)」に設定する理由について説明する。本実施形態の携帯通信端末装置1では、レシーバ13が人体頭部(特に耳)に近接したことを検出できるように、近接センサ14をレシーバ13の直近に配置している。セルラー方式による音声通話時にはレシーバ13を耳に近接させることになるが、このとき、携帯通信端末装置1のユーザは、レシーバ13を耳に当てるようにする以外に、携帯通信端末装置1の筐体10の下部に設けられる不図示のマイクを口元に近づけるようにするため、携帯通信端末装置1を手の平から多少浮かせた状態で把持する。携帯通信端末装置1が手の平から浮いた状態になると、手の平部分に対して、セルラーによる送信電力の影響が小さくなり、SARが低くなる。このため、送信電力値の上限値を大きくすることが可能となり、「高(23dBm)」に設定することができる。
反面、セルラーによるデータ通信時には、携帯通信端末装置1のタッチパネルやボタン等の操作を確実にするため、携帯通信端末装置1の背面側を手の平に当ててしっかり保持する必要がある。このときは、セルラーアンテナ12が手の平に直近することになるので、手の平部分に対して、セルラーによる送信電力の影響が大きくなり、SARが高くなる。このため、送信電力値の上限値を小さくしなければならなくなり、「低(19dBm)」に設定することになる。
このように、セルラーによる音声通話時にはセルラーアンテナ12が手の平から浮いた状態になってSARが低くなるので、送信電力値の上限値を「高(23dBm)」に設定でき、反対に、セルラーによるデータ通信時にはセルラーアンテナ12が手の平に直近する状態になってSARが高くなるので、送信電力値の上限値を「低(19dBm)」に設定する。
なお、無線LANによる無線通信は、元々セルラーによる無線通信より送信電力値が小さいので、送信電力値の上限値を切り替える必要は無い。
次に、本実施形態に係る携帯通信端末装置1の動作について説明する。
図4は、本実施形態に係る携帯通信端末装置1の動作を説明するためのフローチャートである。同図において、制御回路19は、まず現在の動作モードを判定する(ステップS1)。即ち、制御回路19は、セルラー動作か否かを判定する。制御回路19は、セルラー動作以外と判定した場合(即ち無線LAN動作と判定した場合)、パワー制御不要と判断し(ステップS2)、再度ステップS1の判定を行う。制御回路19は、セルラー動作と判定した場合には、不図示の基地局から送信された国情報に基づいて現在地が特定の国(例えば、フランス)か否かを判定する(ステップS3)。制御回路19は、現在地が特定の国以外であると判定した場合、メモリ18のパワーテーブルTB1を参照して、送信電力値の上限値を「高(23dBm)」に設定する(ステップS4)。この設定後、再びステップS1に戻る。
制御回路19は、現在地が特定の国であると判定した場合には、レシーバ13が動作しているかどうか判定する(即ち、音情報が出力されているかどうか判定する)(ステップS5)。制御回路19は、レシーバ13が動作していないと判定した場合、メモリ18のパワーテーブルTB2を参照して、送信電力値の上限値を「低(19dBm)」に設定する(ステップS6)。この設定後、再びステップS1に戻る。これに対し、制御回路19は、レシーバ13が動作していると判定した場合には、近接センサ14にて、近接した人体頭部の有無を検出する(ステップS7)。制御回路19は、近接センサ14にて、人体頭部が有ると判断すると(即ち、0mmで識別可能と判断すると)、ステップS4に進み、メモリ18のパワーテーブルTB1を参照して、送信電力値の上限値を「高(23dBm)」に設定する。この設定後、再びステップS1に戻る。これに対し、制御回路19は、近接センサ14にて、近接した人体頭部は無いと判断すると(即ち、識別不可と判断すると)、ステップS6に進み、メモリ18のパワーテーブルTB2を参照して、送信電力値の上限値を「低(19dBm)」に設定する。この設定後、再びステップS1に戻る。
このように、本実施形態に係る携帯通信端末装置1によれば、基地局から送信された国情報及び送信電力情報を受信し、受信した送信電力情報に基づき、基地局への送信電力値を設定する。また、受信した国情報が予め特定された国以外に関する情報の場合、又は、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つレシーバが動作し(即ち、音情報が出力されていて)且つ近接センサが近接した人体頭部を検出した場合には第1の値である「高(23dBm)」を上限値とし、受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つレシーバが動作していない、又は、レシーバが動作しているものの近接センサが近接した人体頭部を検出しなかった場合には第2の値である「低(19dBm)」を上限値とし、受信した送信電力情報に基づき設定された送信電力値が第1の値又は第2の値を超える場合には、セルラーアンテナを介して基地局に送信する場合の送信電力値を第1の値又は第2の値とするので、低コストで、且つ送受信性能を悪化させることなく、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図ることができる。
本発明は、低コストで、且つ送受信性能を悪化させることなく、異なる地域の全てにおいてOTAとSARの両立を図ることができるといった効果を有し、携帯電話やスマートフォン等の携帯通信端末装置への適用が可能である。
1 携帯通信端末装置
10 筐体
11 液晶パネル
12 セルラーアンテナ
13 レシーバ
14 近接センサ
15 無線LAN用アンテナ
16 セルラー制御回路
17 無線LAN制御回路
18 メモリ
19 制御回路

Claims (2)

  1. 基地局から送信された国情報及び送信電力情報を受信し、受信した前記送信電力情報に基づき、前記基地局への送信電力値を設定し、片手で保持可能な携帯通信端末装置であって、
    前記携帯通信端末装置を前記片手で保持した場合、前記片手で覆われる前記携帯通信端末装置の一端部に配置されたセルラーアンテナと、
    前記一端部と略平行な他端部に配置され、前記基地局から受信した音情報を出力するレシーバと、
    前記他端部に配置され、近接した物体の有無を検出する近接センサと、
    前記送信電力値の上限値として、第1の値と第2の値の少なくとも2つを保持するメモリと、
    前記受信した国情報が予め特定された国以外に関する情報の場合、又は、前記受信した国情報が予め特定された国に関する情報で且つ前記レシーバが動作し且つ前記近接センサが近接した物体を検出した場合には、前記第1の値を上限値とし、この第1の値は前記第2の値より高い値とし、
    前記受信した国情報が予め特定された国に関する情報で、且つ、前記レシーバが動作していない、又は、前記レシーバが動作しているものの前記近接センサが近接した物体を検出しなかった場合には、前記第2の値を上限値とし、
    前記受信した送信電力情報に基づき設定された前記送信電力値が前記上限値を超える場合には、前記セルラーアンテナを介して前記基地局に送信する場合の送信電力値を前記上限値とする制御部とを備えた、
    携帯通信端末装置。
  2. 無線LAN用アンテナを備え、前記無線LAN用アンテナを用いて無線通信する場合には前記上限値を設けない、
    請求項に記載の携帯通信端末装置。
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