JP6011785B2 - 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 - Google Patents
非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6011785B2 JP6011785B2 JP2012162135A JP2012162135A JP6011785B2 JP 6011785 B2 JP6011785 B2 JP 6011785B2 JP 2012162135 A JP2012162135 A JP 2012162135A JP 2012162135 A JP2012162135 A JP 2012162135A JP 6011785 B2 JP6011785 B2 JP 6011785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lithium
- composite oxide
- positive electrode
- manganese composite
- oxide particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
このような二次電池として、リチウムイオン二次電池が挙げられる。前記リチウムイオン二次電池は、負極および正極と電解液等で構成され、負極および正極の活物質として、リチウムを脱離および挿入することが可能な材料が用いられている。
しかしながら、リチウム・マンガン複合酸化物は高温環境下では充電時にマンガンの溶出が起こりやすく、二次電池の充放電サイクル特性の劣化が起こりやすいという問題がある。
例えば、スピネル型構造を有するリチウム・マンガン酸化物(LiMn2O4)を水酸化リチウム(LiOH)と混合し、375℃で熱処理することにより、スピネル型構造を有するリチウム・マンガン酸化物(Li1−xMn2O4:0≦x≦1)粒子の表面にLi2MnO3層を形成して、サイクル特性を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、混合する水酸化リチウムの比率を高くすれば、サイクル特性は確かに向上するが、放電容量が低下するという新たな問題がある。
これは、粒子内部にAl、Co又はMg等の異種金属が均一に存在し、しかも、結晶性が高いので、出力特性が高く、高温保存特性に優れた二次電池用の正極活物質が得られるとしている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、xが少ないと容量は高くなるが高温特性が著しく低下する。一方、xが多いと高温特性は改善されるが容量が著しく低下し、Liリッチ相が生成されて抵抗上昇の原因になる等、組成依存性が大きく、特性の均一化が難しく、実用的には不十分である。
このため、安全性で問題を起こす原因となる過放電や過充電に強く、高温での安定性も高い。さらに、サイクル寿命や急速充放電でも優位性がある。
さらに、Liの拡散性が低く、そのままでは十分な性能が出せないことから、数十nm 径に微粒子化し、拡散距離を短くするとともに表面積を増やしている。一方、微粒子化されたLiFePO4粒子は、高密度に充填することが難しく、放電容量を十分に向上できない。
すなわち、高温サイクル劣化は、高温環境下で溶出した正極構成成分であるMnが負極表面に悪性の被膜を形成することによるものであるとして、非水電解液に硫化リチウム(Li2S)を含有させることにより、溶解した硫化リチウムの硫黄成分に起因した良好な有機被膜が優先的に負極表面に形成され、高温サイクル劣化が解決されるとしている(特許文献5参照)。
さらに、第1及び第2の発明におけるリン酸塩皮膜の厚みは、5〜100nmであることを特徴とするものである。
ここで、本発明に係る非水電解質二次電池用正極活物質の技術的特徴は、リチウム・マンガン複合酸化物粒子の表面をリン酸処理してリン酸塩皮膜で被覆し、さらに、炭素で被覆した構造にある。
<1.正極活物質>
本発明の非水電解質二次電池用正極活物質について図面を参照しながら、具体的に説明する。
図1は、本発明に係る非水電解質二次電池用正極活物質の実施形態を具体的に示す断面図である。
図1に示すように、本発明に係る非水電解質二次電池用正極活物質11は、リチウム・マンガン複合酸化物粒子3の表面に、リン酸処理によるリン酸塩皮膜2が形成され、さらに、そのリン酸塩皮膜の表面に炭素皮膜1が形成されているリチウム・マンガン複合酸化物粒子である。
本発明の正極活物質を主として構成するリチウム・マンガン複合酸化物粒子3は、一般式LixMn2−yMyO4(式中、0≦x≦1である。また、0≦y≦0.5である。そして、MはFe、Ni、Co、Al、Mg、Ti及びZrからなる群より選ばれる一種以上である。)で表されるリチウム・マンガン複合酸化物粒子である。
本発明のリン酸塩皮膜2は、上記リチウム・マンガン酸化物粒子3の表面を被覆し、温度上昇時にMnの溶出を抑制するものであればよい。
すなわち、リチウム・マンガン複合酸化物粒子を正極とした場合、充電時にはリチウム・マンガン複合酸化物粒子からLiが引き抜かれるため、構造が不安定となり、リチウム・マンガン複合酸化物粒子と電解液との界面でMnの溶出が起こる。
そこで、リチウム・マンガン複合酸化物粒子の表面をリンと酸素の共有結合による強固な(PO4)3−ポリアニオンで被覆することにより、Mnの溶出を抑制するものである。
さらに、リチウム・マンガン複合酸化物粒子表面と連続的につながり、剥離しにくい構造でLiイオンの拡散が容易であればよい。
炭素皮膜1による被覆は、上記リン酸塩皮膜2で被覆されたリチウム・ニッケル複合酸化物粒子の表面を被覆し、電子伝導性を向上させるものである。
炭素源には、酢酸、クエン酸等の有機酸や、セルロース、グルコース、スクロース、ラクトース、マルトース等の糖、ポリビニルアルコール等のポリマー等を用いることができる。なお、リン酸塩皮膜で被覆されたリチウム・マンガン複合酸化物粒子に対する炭素材料の質量比率は限定されるものではないが、炭素材料の質量比率は低いほど正極活物質量を低減できる。
[リチウム・マンガン複合酸化物粒子の製造方法]
リチウム・マンガン複合酸化物粒子の製造方法は特に限定されず、LiにMnを固溶させられる方法であればよい。
例えば、出発材料である水酸化リチウム(LiOH)と二酸化マンガンをLi:Mn=1:2のモル比になるように混合して混合物を得、空気中850℃で20時間焼成し、LiMn2O4から成るリチウム・マンガン複合酸化物粒子を作製する方法などが挙げられる。
リン酸塩皮膜による被覆方法は、リン酸存在下に、有機溶剤中で粉砕する方法が使用できる。
この方法によれば、アトライタ等によってリチウム・マンガン複合酸化物粒子を粉砕する際にリン酸を添加することにより、粉砕によって凝集粒子に新生面が生じても瞬時に溶媒中のリン酸と反応し、粒子表面に安定なリン酸塩皮膜が形成される。その後、粉砕されたリチウム・マンガン複合酸化物粒子が凝集しても、接触面はすでに安定化されており、解砕により被覆の不完全領域が生じることはない。
そのリン酸の添加方法は、特に限定されず、例えば、アトライタ等でリチウム・マンガン複合酸化物粒子を粉砕するに際し、溶媒として用いる有機溶剤にリン酸を添加する。リン酸は、最終的に所望のリン酸濃度になれば良く、粉砕開始前に一度に添加しても粉砕中に徐々に添加しても良い。
有機溶剤としては、特に制限はなく、通常はエタノールまたはイソプロピルアルコール等のアルコール類、ケトン類、低級炭化水素類、芳香族類、またはこれらの混合物が用いられる。
即ち、0.1mol/kg未満であるとリチウム・ニッケル複合酸化物粒子の表面処理が十分に行なわれないためにMnの溶出抑制が十分ではない。
たとえば、リン酸塩皮膜で被覆したリチウム・ニッケル複合酸化物粒子をアセトンに溶解した酢酸セルロース溶液に含浸する。乾燥後、加熱炉でアルゴン雰囲気中にて昇温して保持する。次いで、アルゴン雰囲気中にて段階的に冷却する。この工程によりリン酸塩皮膜で被覆したリチウム・ニッケル複合酸化物粒子表面を、さらに、炭素で被覆することができる。
上記非水電解質二次電池用正極活物質を用いて、例えば、以下のようにして正極を作製する。
まず、粉末状の正極活物質、導電材、結着剤を混合し、さらに必要に応じて活性炭、粘度調整等の目的の溶剤を添加し、これを混練して正極合材ペーストを作製する。
正極合材ペースト中のそれぞれの混合比も、二次電池の性能を決定する重要な要素となる。溶剤を除いた正極合材の固形分の全質量を100質量部とした場合、一般の非水系電解質二次電池の正極と同様、正極活物質の含有量を50〜95質量部とし、導電材の含有量を1〜30質量部とし、結着剤の含有量を1〜20質量部とすることが望ましい。
作製したシート状の正極は、目的とする電池に応じて適当な大きさに裁断等をして、電池の作製に供することができる。ただし、正極の作製方法は、前記例示のものに限られることなく、他の方法によってもよい。
結着剤は、活物質粒子をつなぎ止める役割を果たすもので、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエン、セルロース系樹脂、ポリアクリル酸などを用いることができる。
ただし、本発明の二次電池は、上記正極活物質を用いる点に特徴を有するものであり、その他の構成要素は特に限定されるものではない。
この負極を構成する負極活物質としては、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、フェノール樹脂等の有機化合物焼成体、コークス等の炭素物質の粉状体を用いることができる。
また負極結着剤としては、正極同様、ポリフッ化ビニリデン等の含フッ素樹脂等を用いることができ、これら活物質および結着剤を分散させる溶剤としてはN−メチル−2−ピロリドン等の有機溶剤を用いることができる。
このセパレータは、正極と負極とを分離し電解質を保持するものであり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の薄い膜で、微少な穴を多数有する膜を用いることができる。
いずれの形状を採る場合であっても、正極および負極を、セパレータを介して積層させて電極体とし、この電極体に上記非水系電解液を含浸させる。正極集電体と外部に通ずる正極端子との間、並びに負極集電体と外部に通ずる負極端子との間を集電用リード等で接続する。以上の構成のものを電池ケースに密閉して電池を完成させることができる。
(1).リチウム・マンガン複合酸化物粒子の作製
先ず、出発材料である水酸化リチウム(LiOH)と二酸化マンガンをLi:Mn=1:2のモル比になるように混合して混合物を得、空気中850℃で20時間焼成し、LiMn2O4から成るリチウム・マンガン複合酸化物粒子を作製した。
次に、容器内部を窒素で置換したアトライタを用い、回転数200rpmで、リチウム・マンガン複合酸化物粒子1kgを1.5kgのイソプロパノール中で2時間粉砕し、平均粒径3μmのリチウム・マンガン複合酸化物粒子を作製した。この粉砕途中または粉砕後に、表1の記載に従って所定量の85%オルトリン酸水溶液をリチウム・マンガン複合酸化物粒子に添加、混合した。
その後、リチウム・マンガン複合酸化物粒子を真空中120℃で4時間乾燥させリン酸塩皮膜で被覆したリチウム・マンガン複合酸化物粒子を得た。
リン酸塩皮膜で被覆したリチウム・マンガン複合酸化物粒子をアセトンに溶解した酢酸セルロース(アセチル基の含有率:39.7質量%、重量平均分子量Mw50000)溶液に含浸する。添加した酢酸セルロースの量は、処理したリン酸塩皮膜で被覆したリチウム・マンガン複合酸化物粒子の5質量%である。
図1に、この炭素皮膜1およびリン酸塩皮膜2で被覆した実施例1に係る非水電解質二次電池用正極活物質となるリチウム・マンガン複合酸化物粒子11aの断面図を示す。3aは、リン酸塩及び炭素による被覆前のリチウム・マンガン複合酸化物粒子である。
この試料は、1質量%の炭素を含み、これは酢酸セルロースの炭化効率20%に相当する。
得られたリチウム・マンガン複合酸化物粒子のリン酸塩皮膜厚みは、XPSにてP、Oスペクトルをモニターした。
皮膜のPのプロファイルから、最大強度の50%に低下する位置を皮膜と下地の界面位置とし、表面から界面位置までのスパッタリング時間L(sec)を読み取った。このLに標準試料であるSiO2におけるスパッタリング速度5nm/minを乗じてSiO2換算膜厚とした。
表1にその結果を示す。
正極活物質粉末60質量部にアセチレンブラック(電気化学工業株式会社製)30質量部およびPTFE(ダイキン工業株式会社製)10質量部を混合し、ここから150mgを取り出して、圧力100MPaで直径11mmのペレットを作製し、正極とした。
負極としてリチウム金属を用い、電解液には1MのLiPF6を支持塩とするエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の等量混合溶液(富山薬品工業株式会社製)を用いた。
これらを用いて、露点が−80℃ に管理されたAr雰囲気のグローブボックス中で、2032型のコイン電池を作製した。
作製した電池は24時間程度放置し、OCVが安定した後、60℃環境下において、放電容量の測定を行った。
放電容量については、正極に対する電流密度を0.5mAとし、カットオフ電圧を4.3〜3.0Vとして充放電試験を行い評価した。
表1に初期放電容量、20サイクル目の放電容量の測定結果および容量維持率を示す。
熱安定性の評価としては、充電した正極合材の発熱挙動についてDSC(示差走査熱量計)(株式会社リガク製:DSC−10A)を用いて調べた。
具体的には、発熱ピーク強度、1回目の充電を行った後の正極合材が発する熱の総量である初期総発熱量、充放電20サイクル目の正極合材が発する熱の総量である20サイクル目総発熱量を測定した。
その測定結果を表2に示す。
まず、作製した図2に示す2032型コイン電池を24時間程度放置してOCVを安定させた。その後、正極に対する電流密度を0.5mA/cm2として、電圧4.3Vまで充電し、電圧規定で電流値が0.01mA以下になったら充電終了とする定電流定電圧(CCCV)方式による充電を行った。
実施例1においてリン酸塩皮膜による被覆工程を省いた以外は、全て同様の方法にてコイン電池を製造した。
作製した電池の初期放電容量の測定は、実施例1と同様の方法で行い、熱安定性の評価も、実施例1と同様に、充電した正極合材についてDSC(示差走査熱量計)を用いて発熱挙動を調べることで行った。
初期放電容量の測定結果を表1に、発熱ピーク強度、初期総発熱量、20サイクル目総発熱量の測定結果を表2に示す。
図1に、この炭素皮膜1およびリン酸塩皮膜2で被覆した実施例4に係る非水電解質二次電池用正極活物質となるリチウム・マンガン複合酸化物粒子11bの断面図を示す。3bは、リン酸塩及び炭素による被覆前のリチウム・マンガン複合酸化物粒子である。
この試料は、1質量%の炭素を含み、これは酢酸セルロースの炭化効率20%に相当する。
それらを正極活物質として用いたコイン電池を作製した。作製した電池の初期放電容量の測定は、カットオフ電圧を5.0−3.5Vとした以外は実施例1と同様の方法で行い、熱安定性の評価も、実施例1と同様に、充電した正極合材についてDSC(示差走査熱量計)を用いて発熱挙動を調べることで行った。
初期放電容量の測定結果を表3に、発熱ピーク強度、初期総発熱量、20サイクル目総発熱量の測定結果を表4に示す。
実施例4においてリン酸塩皮膜による被覆工程を省いた以外は、全て同様の方法にてコイン電池を製造した。
作製した電池の初期放電容量の測定は、実施例4と同様の方法で行い、熱安定性の評価も、実施例4と同様に、充電した正極合材についてDSC(示差走査熱量計)を用いて発熱挙動を調べることで行った。
初期放電容量の測定結果を表3に、発熱ピーク強度、初期総発熱量、20サイクル目総発熱量の測定結果を表4に示す。
2 リン酸塩皮膜
3 リチウム・マンガン複合酸化物粒子
3a 実施例1に係るリチウム・マンガン複合酸化物粒子
3b 実施例4に係るリチウム・マンガン複合酸化物粒子
4 リチウム金属負極
5 セパレータ(電解液含浸)
6 正極(評価用電極)
7 ガスケット
8 負極缶
9 正極缶
10 2032型のコイン電池
11 本発明に係る非水電解質二次電池用正極活物質(リン酸塩皮膜、炭素皮膜の順に被覆されたリチウム・マンガン複合酸化物粒子)
11a 実施例1に係るリン酸塩皮膜、炭素皮膜の順に被覆されたリチウム・マンガン複合酸化物粒子
11b 実施例4に係るリン酸塩皮膜、炭素皮膜の順に被覆されたリチウム・マンガン複合酸化物粒子
Claims (5)
- リチウム・マンガン複合酸化物粒子であって、
前記複合酸化物粒子の粒子表面が、前記粒子表面上の複合酸化物自体の金属元素と(PO4)3−ポリアニオンからなるリン酸塩皮膜、炭素の順に被覆されていることを特徴とする非水電解質二次電池用正極活物質。 - 前記リチウム・マンガン複合酸化物粒子が、一般式LixMn2−yMyO4(式中、0≦x≦1、0≦y≦0.5、MはFe、Ni、Co、Al、Mg、Ti及びZrからなる群より選ばれる一種以上である。)で表されるリチウム・マンガン複合酸化物の粒子であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池用正極活物質。
- リチウム・マンガン複合酸化物粒子の粒子表面を、オルトリン酸と前記粒子表面の複合酸化物が反応するリン酸処理により生成した前記粒子表面上の複合酸化物自体の金属元素と(PO4)3−ポリアニオンからなるリン酸塩皮膜で被覆する工程と、
前記リン酸塩皮膜により被覆された粒子表面を炭素により被覆する工程を含むことを特徴とする非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法。 - 前記リチウム・マンガン複合酸化物粒子が、LixMn2−yMyO4(式中、0≦x≦1、0≦y≦0.5、MはFe、Ni、Co、Al、Mg、Ti及びZrからなる群より選ばれる一種以上である。)であることを特徴とする請求項3に記載の非水電解質二次電池用正極活物質の製造方法。
- 前記リン酸塩皮膜の厚みが、5〜100nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水電解質二次電池用正極活物質。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012162135A JP6011785B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012162135A JP6011785B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014022294A JP2014022294A (ja) | 2014-02-03 |
JP6011785B2 true JP6011785B2 (ja) | 2016-10-19 |
Family
ID=50196929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012162135A Expired - Fee Related JP6011785B2 (ja) | 2012-07-20 | 2012-07-20 | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6011785B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016021596A1 (ja) | 2014-08-07 | 2016-02-11 | 日本電気株式会社 | リチウム二次電池およびその製造方法 |
JP6172309B1 (ja) | 2016-02-12 | 2017-08-02 | 住友大阪セメント株式会社 | リチウムイオン二次電池 |
JP7016210B2 (ja) * | 2016-05-27 | 2022-02-04 | Dowaエレクトロニクス株式会社 | 正極活物質粉体の製造法 |
CN111434618B (zh) * | 2020-01-17 | 2022-07-22 | 蜂巢能源科技有限公司 | 无钴层状正极材料及制备方法、锂离子电池 |
JP7320019B2 (ja) * | 2021-04-13 | 2023-08-02 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 非水電解液二次電池およびその製造方法 |
JP7320020B2 (ja) * | 2021-04-13 | 2023-08-02 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 非水電解液二次電池およびその製造方法 |
EP4290612A1 (en) * | 2022-03-18 | 2023-12-13 | Contemporary Amperex Technology Co., Limited | Secondary battery and battery module, battery pack and electric device comprising same |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3601124B2 (ja) * | 1995-09-22 | 2004-12-15 | 株式会社デンソー | 非水溶液を用いる二次電池の正極活物質、および正極。 |
JP2005129556A (ja) * | 2003-10-21 | 2005-05-19 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 希土類−遷移金属−窒素系磁石粉末およびその製造方法 |
JP2005272925A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Hitachi Metals Ltd | R−t−n系磁粉およびその製造方法 |
FR2890241B1 (fr) * | 2005-08-25 | 2009-05-22 | Commissariat Energie Atomique | Materiau d'electrode positive haute tension de structure spinelle a base de nickel et de manganese pour accumulateurs au lithium |
JP2009093924A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | リチウムイオン二次電池 |
JP5199844B2 (ja) * | 2008-11-21 | 2013-05-15 | 株式会社日立製作所 | リチウム二次電池 |
US9419271B2 (en) * | 2010-07-02 | 2016-08-16 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electrode material and method for forming electrode material |
CN102447106B (zh) * | 2010-10-15 | 2014-03-26 | 清华大学 | 尖晶石锰酸锂复合材料及其制备方法以及锂离子电池 |
-
2012
- 2012-07-20 JP JP2012162135A patent/JP6011785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014022294A (ja) | 2014-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11289691B2 (en) | Spherical or spherical-like cathode material for a lithium battery, a battery and preparation method and application thereof | |
KR102088491B1 (ko) | 리튬 이차전지용 음극활물질 및 이를 포함하는 리튬 이차전지용 음극 | |
KR101980103B1 (ko) | 리튬 이차전지용 양극활물질 및 이의 제조 방법 | |
KR20190059241A (ko) | 리튬 이차전지용 양극활물질 및 그 제조방법 | |
WO2013018486A1 (ja) | 非水電解質二次電池用活物質及びその製造方法並びにそれを用いた負極 | |
CN111370695B (zh) | 负极活性材料及使用其的电化学装置和电子装置 | |
JP6011785B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 | |
KR101678798B1 (ko) | 비수 전해액 2차 전지의 제조 방법 | |
KR20080031151A (ko) | 비수전해질 2차 전지 및 그의 제조방법 | |
KR20150093542A (ko) | 양극 활물질, 이를 채용한 양극과 리튬 전지, 및 상기 양극 활물질의 제조방법 | |
JP2009224307A (ja) | 非水電解質二次電池及びその製造方法 | |
KR20160141676A (ko) | 리튬 이온 이차전지 | |
KR20160039983A (ko) | 리튬이차전지용 양극활물질, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 리튬이차전지 | |
CN117038880A (zh) | 用于锂二次电池的正极活性材料及包括其的锂二次电池 | |
CN110890525B (zh) | 用于锂二次电池的正极活性材料及包括其的锂二次电池 | |
US20160294006A1 (en) | Nonaqueous electrolyte secondary cell and method for producing same | |
JP6035669B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 | |
JP5030559B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP2011192561A (ja) | 非水電解液二次電池の製造方法 | |
JP5920666B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 | |
KR20180091413A (ko) | 장수명에 적합한 이차전지용 전극의 제조방법 | |
JP6011794B2 (ja) | 非水電解質二次電池用正極活物質およびその製造方法 | |
JP5181455B2 (ja) | 非水系電解質二次電池用正極活物質とその製造方法、および、これを用いた非水系電解質二次電池 | |
JP6282595B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
KR20180104584A (ko) | 고출력 특성을 갖는 음극 활물질 및 이를 포함하는 리튬이차전지 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150715 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150903 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160229 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160623 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6011785 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |