JP6009444B2 - 電波腕時計 - Google Patents

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Description

本発明は、電波腕時計に関する。
近年腕時計においても、時刻情報を含む外部電波を受信し内部に保持している時刻を修正するいわゆる電波時計が普及している。一般的に電波時計が受信する電波は、標準電波と呼ばれる長波帯の電波であるが、かかる標準電波の受信は、地理的な制限を受け、また、低周波の搬送波を用いているため受信に時間がかかる欠点がある。
これに対し、GPS(Global Positioning System)に代表される全地球測位システムにおいて用いられる極超短波を受信する電波腕時計が提案されている。GPS衛星からの電波の受信には地理的な制限はなく、また、単位時間当たりの情報量が大きい極超短波を用いることにより受信に要する時間も短い。そのようなものとして、例えば、特許文献1には、GPS衛星からの衛星信号を受信し、かかる衛星信号に含まれるGPS時刻情報に基づいて時刻を修正するGPS付き腕時計が記載されている。
特開2009−168620号公報
GPSにおいては、日時の情報はWN(Week Number)と呼ばれる週番号と、TOW(Time Of Week、Zカウントとも)と呼ばれる、WNで示される週内における現在の時刻、すなわち、週内時刻を示す情報により構成されている。そして、WNは、GPS時において毎日曜日午前0時に1ずつインクリメントされる値である。従って、GPS時刻情報に基づいて、現在の正確な時刻及び日付を知るためには、このWNとTOWを知ることが必要である。
ところで、GPS衛星からの衛星信号においては、TOWは6秒毎に送信されるのに対し、WNは30秒毎に送信される。そのため、電波の受信環境が刻々と変化する電波腕時計にあっては、TOWに比してWNの受信は困難である。加えて、高周波信号である超短波により送信されるGPS衛星からの衛星信号を受信するためには、消費電力の大きな高周波回路を作動させなければならないが、電源の容量を大きくとることのできない電波腕時計において、GPS時刻情報の受信毎にWNの受信を行うものとすると、受信に要する時間、すなわち、高周波回路の作動時間が長くなるため、電力消費が増大し、電波腕時計の連続稼働時間が短くなってしまう。
なお、上述の議論は、米国により運用されているGPSのみならず、現時点で存在する、あるいは将来構築される他の全地球測位システムにおいても、その時刻情報がWNに類する週を特定する情報とTOWに類する当該週内時刻を特定する情報から構成され、週を特定する情報の送信頻度が週内時刻を特定する情報の送信頻度より低い場合には同様にあてはまる。従って、以降本明細書ではGPSに倣ってWN、TOWを用いて本発明の説明をするが、このWNは、GPS以外の全地球測位システムにおける週を特定する情報と、また、TOWは、GPS以外の全地球測位システムにおける週内時刻を特定する情報と読み替えることが可能である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、全地球測位システムにおける衛星からの時刻情報を含む電波を受信する電波腕時計において、受信に要する電力消費を低減することである。
上記課題を解決すべく本出願において開示される発明は種々の側面を有しており、それら側面の代表的なものの概要は以下のとおりである。
(1)衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、現在の日時を計時する計時手段と、前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、を有し、前記週情報受信制限手段は、以下に掲げるb)及びc)の場合の少なくともいずれかの場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる電波腕時計:b)前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から換算される日時又は前記計時手段により計時される日時が、前記週を特定する情報が更新される時点に対し予め定められた範囲内である場合;c)前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から換算される日時と前記計時手段により計時される日時との順方向及び逆方向の差異のいずれか短いほうの差異が前記週を特定する情報が更新される時点を跨ぐ場合
)(1)において、前記日時修正手段は、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記週情報保持手段に保持されている前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正し、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段によりなされている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記受信手段により受信された前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている日時を修正する電波腕時計。
衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、現在の日時を計時する計時手段と、前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、を有し、前記日時修正手段は、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記週情報保持手段に保持されている前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正し、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段によりなされている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記受信手段により受信された前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている日時を修正し、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合であって、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、前記日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時のみを修正する電波腕時計。
衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、現在の日時を計時する計時手段と、前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、を有し、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段により試みられ、かつ前記週内時刻を特定する情報の受信に成功し、前記週を特定する情報の受信に失敗した場合において、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、前記日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時を修正し、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と異なる場合には、前記日時修正手段は、前記計時手段により計時されている日時の修正を行わない電波腕時計。
)(1)乃至()のいずれかにおいて、ユーザにより、前記計時手段により計時される日付が修正された場合又は前記週情報保持手段に保持される前記週を特定する情報に信頼性がない場合には、前記受信手段に前記週内時刻を特定する情報を複数回受信させ、得られた複数の前記週内時刻を特定する情報に整合性がある場合に、得られた前記週内時刻を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正する電波腕時計。
)(1)乃至()のいずれかにおいて、前記週情報受信制限手段は、前記受信手段による受信が、前記電波腕時計の周囲の環境を示す情報に基づいてなされる場合には、前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限する電波腕時計。
上記(1)乃至(4)のいずれかの側面によれば、全地球測位システムにおける衛星からの時刻情報を含む電波を受信する電波腕時計において、受信に要する電力消費を低減することができる。
上記(5)の側面によれば、受信結果に信頼性がない場合の誤修正を防止することができる。
上記(6)又は(7)の側面によれば、誤受信による誤修正の可能性を低減できる。
本発明の実施形態に係る電波腕時計を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る電波腕時計の機能ブロック図である。 GPS衛星から送信される信号のサブフレームの構成を示す概略図である。 サブフレーム1の構成を示す図である。 サブフレーム4のページ18の構成を示す図である。 TOWのみの受信に基づいて日時の修正を行った際に、日付が不正確なものとなる理由を説明する図である。 受信制御部の動作を示すフローチャートである。 自動日時修正部の動作を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施形態に係る電波腕時計1を示す平面図である。ここで、電波腕時計とは、腕時計であって、かつ、電波時計であるものを指している。
図中符号2は外装ケースであり、その12時方向と6時方向に向かいにはバンド取付部3が設けられている。また、電波腕時計1の3時側側面には、操作部材4が設けられている。なお、同図中において、電波腕時計1の12時方向は図中上方向であり、6時方向は図中下方向となっている。
電波腕時計1は図示のとおり指針式であり、時針、分針、秒針が電波腕時計1の中央位置を回転中心として、同軸に設けられている。なお、本実施形態では秒針が時分針と同軸となっているが、クロノグラフ型の時計のように、秒針をいわゆるクロノ針に置き換え、秒針を副針として任意の位置に配置してもよい。そして、外装ケース2の文字板6の外側の位置には、ユーザに受信状態を知らせるための表示5が刻印又は印刷されている。全地球測位システム、本実施形態ではGPSの人工衛星からの時刻情報を含んだ電波の受信中及びその前後には、秒針がこれらの表示5のいずれかを指し示す。また、文字板6の6時位置には、デジタル表示部7が設けられ、日付及び曜表示が視認されるようになっている。本実施形態では、デジタル表示部7は液晶表示装置であり、図示した年月日及び曜日の表示以外にも各種の情報が表示可能となっている。しかしながら、かかる表示は一例であり、デジタル表示部7に替え、適宜のアナログ表示、例えば、日板や他の回転円板を用いた日表示や曜日表示、副針を用いた各種の表示を用いてもよい。いずれにせよ、電波腕時計1は少なくとも内部においては、現在の時刻だけでなく、現在の日付についての情報を保持している。また、操作部材4は、図示では竜頭となっているが、これに換え、或いは、これに加えてプッシュボタン等の他の機構を用いてもよく、その配置も任意である。
また、本実施形態の電波腕時計1は、文字板6の裏側であって、9時側の位置に高周波受信用のアンテナとしてパッチアンテナを有している。なお、アンテナの形式は、受信しようとする電波に応じて決定すればよく、他の形式のアンテナ、例えば、逆F型アンテナ等を用いてもよい。
図2は、本実施形態に係る電波腕時計1の機能ブロック図である。アンテナ8により受信されたGPS衛星からの電波は、高周波回路9によりベースバンド信号に変換され、デコード回路10により時刻に関する情報であるTOWやWN、あるいは必要に応じて現在の閏秒に関する情報であるΔtLSが抽出され、コントローラ12へと受け渡される。すなわち、アンテナ8、高周波回路9及びデコード回路10は、衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報であるTOW及び週を特定する情報であるWNを抽出する受信手段としての受信部11を構成している。
コントローラ12は、電波腕時計1全体の動作を制御するマイクロコンピュータであると同時に、その内部に電波腕時計1の種々の機能を実現するための各種回路を備えている。以下、コントローラ12内部に構成された回路をその機能に着目して説明する。なお、以下に示す回路は、必ずしもその全てが物理的な電気回路として実現されていなくともよく、コントローラ12上で実行されるソフトウェアによりその機能の全て若しくは一部分が実現されていてもよい。また、コントローラ12はその機能の全てを必ずしも1つの集積回路チップ上で実現せずともよく、コントローラ12自体が複数の集積回路チップ及び周辺回路から構成されていてもよい。
現在の日時を計時する計時手段としての計時回路13は、内部時刻及び日付を計時する。計時回路13の精度は、用いる水晶振動子の精度や温度等の使用環境にも依存するが、月差±15秒程度である。もちろん、この精度は、必要に応じて任意に設定して良い。
計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段としての自動日時修正部14は、受信部11により受信されたTOWやWN或いはΔtLSに基づき、計時回路13により計時される現在の日時を修正する回路である。
手動修正部15は、ユーザによる操作部材4の操作に応じて、計時回路13により計時される現在の日時を修正し、或いは後述する記憶部16に記憶されている情報であるWNmemや周回カウントを書き換える回路である。
記憶部16は、コントローラ12が必要とする種々の情報を記憶する情報記憶であり、本実施形態では、少なくとも、計時回路13が計時する日時が属する週を特定する情報であるWNmem、WNの周回数である周回カウント、ユーザにより(すなわち、手動修正部15により)時刻の修正、日付の修正及び周回カウントの修正があったことをそれぞれ示す時刻修正フラグ、日付修正フラグ及び周回カウント修正フラグ、電源電圧の低下に伴う計時回路13の停止(パワーブレイク)があったことを示すP/Bフラグ、並びに、現在の閏秒であるΔtLSを記憶している。ここで、WNmemは、GPS衛星からの電波に含まれるWNに相当する情報であるが、受信されたWNを単にそのまま保持するものではなく、計時回路13で計時される現在の日時において、GPS衛星からの電波を受信したならば得られるであろうWNを保持するものである。従って、計時回路13にて計時される日時の更新に従ってWNmemもまた更新され、かかる更新は受信部11によるGPS衛星からの電波の受信の有無とは無関係である。WNmemの更新は、後述する更新部17によりなされる。したがって、記憶部16は、WNmemを記憶するという点において、週を特定する情報を保持する週情報保持手段として機能することになる。なお、記憶部16は物理的には半導体記憶素子であり、好ましくはEEPROM(Electrically Erasable Programable Read Only Memory)等の不揮発性メモリである。しかしながら、記憶部16の全てが不揮発性メモリである必要はなく、その一部が揮発性のRAM(Random Access Memory)であってもよい。あるいは、不揮発性メモリにより揮発性メモリがバックアップされる等の形式による情報記憶の多重化が全部又は一部に施されていてもよい。
なお、ここで「日付」とは、カレンダー上の日に関する情報を指しており、いわゆる日のみならず、年、月及び曜を含む。そして、「日付の修正」とは、かかるカレンダー上の日に関する情報のいずれかが修正されたまたは修正可能な状態とされたことを指す。ここで、日付が修正可能な状態とされたとは、ユーザが電波腕時計1の操作部材4を操作し、電波腕時計1の動作状態を通常の日時を表示する状態から、日付の修正が可能な状態へと移行したことを意味する。また、「時刻」とは、時、分及び秒を含む時に関する情報を指しており、日付を含まない。そして、「時刻の修正」とは、かかる日付を含まない時に関する情報のいずれかが修正されたまたは修正可能な状態とされたことを指す。ここで、時刻が修正可能な状態とされたとは、ユーザが電波腕時計1の操作部材4を操作し、電波腕時計1の動作状態を通常の日時を表示する状態から、時刻の修正が可能な状態へと移行したことを意味する。
電波腕時計1の状態をユーザによる操作部材4の操作に応じどのように移行させるかは任意であり、適宜設定してよい。例えば、適宜の操作に応じて、通常の日時を表示する状態から時刻の修正が可能な状態及び日付の修正が可能な状態にそれぞれ独立に移行し、復帰可能としてよい。或いは、通常の日時を表示する状態から時刻及び日付を修正するいわゆる修正モードに移行するようにしてもよい。この場合、ユーザの操作により、まず通常の日時を表示する状態から時刻の修正が可能な状態へと移行し、さらにユーザの操作により通常の日時を表示する状態へと復帰するか、又は、日付の修正が可能な状態へと移行する。前者の場合には時刻の修正のみがあったとみなされ、後者の場合には時刻の修正及び日付の修正があったとみなされることになる。
更新部17は、記憶部16に記憶されているWNmem及び周回カウントを更新する回路である。更新部17の動作は、次のようなものである。すなわち、計時回路13により計時される現在の日時が日曜日の午前0時を通過するタイミングで、WNmemに1を加算する。さらに、その結果WNmemが桁あふれを起こした場合には、周回カウントに1を加算する。したがって、更新部17は、WNmemを更新するという点において、計時手段により計時された現在の日時に基づいて、週情報保持手段に保持された週を特定する情報を更新する週情報更新手段として機能することになる。
そして、受信制御部18は、前述した計時回路13や記憶部16に記憶された情報、受信部11により受信された情報等に基づいて、受信部11の動作のオン/オフを切り替え所望の信号を得るよう制御するための回路である。本実施形態において、受信制御部18は、通常はTOWのみを受信するように受信部11を制御する。これは、前述したように、WNは一度受信に成功したならば、その後は特に受信をせずとも記憶部16に記憶されたWNmemが更新部17により週毎に更新されるため、かかるWNmemをWNとして用いることによりその受信は不要となるからである。そして、TOWのみの受信であれば、1回の受信に要する時間は最長で6秒であるため、同じく1回の受信に要する時間が最長で30秒となるWNの受信を行わないことにより、電波腕時計1の電力消費の低減が見込まれる。しかしながら、TOWの受信のタイミングとその時の電波腕時計1の状態によっては、TOWのみの受信による日時の修正では、後述するように日付が不正確なものとなる可能性がある。また、WNmemそれ自体の信頼性がない状態においても、日付を正確なものとすることはできない。そこで、受信制御部18は、所定の場合、すなわち、TOWのみの受信による日時の補正では日付が不正確なものとなる可能性がある場合や、WNmemに信頼性がない場合に、受信部11にWNの受信をさせる。したがって、受信制御部18は、受信部11によるWNの受信を許可し或いは禁止するという点において、受信手段による週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に受信手段に週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段として機能することになる。
コントローラ12の計時回路13からは、計時回路13内部で計時される日時に基づいてモータ19を駆動する信号が出力され、指針を駆動し、時刻が表示される。また、ドライバ20にデジタル表示部7に表示すべき情報、例えば現在の年月日及び曜日を表示させるための信号が出力され、デジタル表示部7に必要な情報が表示される。
また、本実施形態に係る電波腕時計1は、その電源として、二次電池21を備えており、文字板6(図1参照)の上又は下に配置された太陽電池22による発電により得られた電力を蓄積するようになっている。そして、二次電池21からは、高周波回路9、デコード回路10及びコントローラ12に電力が供給される。
電源回路23は、二次電池21の出力電圧を監視しており、二次電池21の出力電圧が予め定められたしきい値より低下した場合にはスイッチ24をオフとし、コントローラ12への電源供給を停止する。これにより、計時回路13への電源供給も停止されるため、スイッチ24がオフとなった場合には計時回路13で計時されている内部時刻は失われる(この状態をパワーブレイクと呼ぶ)。また、電源回路23は、太陽電池22による発電等により、二次電池21の出力電圧が回復した場合にはスイッチ24をオンとし、コントローラ12への電源を供給して、電波腕時計1の機能を回復させる。このとき、電源回路23は、記憶部16中のP/Bフラグをセットし、パワーブレイクがあったことを記録する。
スイッチ25は、高周波回路9及びデコード回路10への電力供給のオン/オフを切り替えるスイッチであり、受信制御部18により制御される。高周波数で動作する高周波回路9とデコード回路10はその電力消費が大きいため、受信制御部18は、衛星からの電波を受信する時のみスイッチ25をオンとして高周波回路9及びデコード回路10を動作させ、それ以外の時はスイッチ25をオフとして、電力消費を低減する。なお、太陽電池22からは、その発電量を示す情報が受信制御部18に入力されるようにされているが、これは、必要無ければ省略してもよい。
受信部11による衛星からの電波の受信は、操作部材4等の入力手段による使用者からの要求がなされた時や、予め定められた時刻となったとき、前回の時刻修正があった時刻からの経過時間、あるいは太陽電池22の発電量やその他の電波腕時計1の周囲の環境を示す情報等に基づいて行うようにして良い。なお、使用者からの要求によりなされる受信を強制受信、予め定められた時刻となったときその他の時刻情報に基づいてなされる受信を定時受信、電波腕時計1の周囲の環境を示す情報に基づいてなされる受信を環境受信と呼ぶ。
続いて、本実施形態に係る電波腕時計1が受信するGPS衛星からの信号について説明する。GPS衛星から送信される信号は、L1帯と呼ばれる1575.42MHzをキャリア周波数としており、1.023MHzの周期でBPSK(二位相偏移変調)により変調された各GPS衛星固有のC/Aコードにより符号化され、いわゆるCDMA(Code Division Multiple Access;符号分割多元接続)の手法により多重化されている。C/Aコード自体は1023ビット長であり、信号に乗せられるメッセージ・データは20個のC/Aコード毎に変化する。すなわち、1ビットの情報は、20msの信号として送信される。
GPS衛星から送信される信号は、1500ビット、すなわち30秒を単位とするフレームに区切られ、さらに、フレームは5つのサブフレームに分けられる。図3は、GPS衛星から送信される信号のサブフレームの構成を示す概略図である。各サブフレームは、300ビットの情報を含む6秒間の信号であり、順番に1から5のサブフレーム番号が付けられている。GPS衛星は、サブフレーム1から順次送信を行い、サブフレーム5の送信を終えると、再度サブフレーム1の送信に戻り、以降同様に繰り返す。
各サブフレームの先頭では、TLMとして示すテレメトリワードが送信される。TLMは、各サブフレームの先頭を示すコードと、地上管制局の情報を含んでいる。続いて、HOWとして示すハンドオーバワードが送信される。HOWには、Zカウントとも呼ばれる週内時刻を特定する情報であるTOWが含まれている。これは、日曜日の午前0時からカウントした6秒単位の時間であり、次のサブフレームが開始される時刻を示している。
HOWに続く情報は、サブフレームごとに異なっており、サブフレーム1には、衛星時計の補正データが含まれている。図4は、サブフレーム1の構成を示す図である。サブフレーム1には、HOWに続いてWNとして示す週番号が含まれている。WNは、1980年1月6日を0週としてカウントした現在の週を示す数値である。したがって、WN及びTOWの両方を受信することにより、正確な日時が得られる。なお、GPSにおける時刻情報は、前述したとおり1980年1月6日午前0時を起点として計時されており、閏秒は一切加味されていない。そのため、UTC(協定世界時)との間には、不定期に挿入される閏秒の累積分だけずれが生じることになる。本明細書では、このGPSにおいて使用されている時をGPS時と称する。
なお、前述したように、WNは10ビットの情報であるため、1024週を経過すると再び0に戻る。そのため、GPS時刻からUTCを得るにあたっては、WNの周回数を別途知る必要がある。また、GPS衛星からの信号には、この他にも種々の情報が含まれるが、本発明に直接関係の無い情報については、図に示すにとどめ、その説明は省略する。
再び図3に戻ると、サブフレーム2及びサブフレーム3にはHOWに続いてエフェメリスと呼ばれる各衛星の軌道情報が含まれているが、その説明は本明細書では割愛する。さらに、サブフレーム4及び5には、HOWに続いてアルマナックと呼ばれる全GPS衛星の概略軌道情報が含まれる。サブフレーム4及び5に収容される情報は、その情報量が多いため、ページと呼ばれる単位に分割されて送信される。そして、サブフレーム4及び5により送信されるデータはそれぞれページ1〜25に分割されており、フレームごとに異なるページの内容が順番に送信される。したがって、全てのページの内容を送信するには25フレーム、すなわち、12.5分を要することになる。
図5は、サブフレーム4のページ18の構成を示す図である。同図に示すように、サブフレーム4のページ18の241ビット目には、現在の閏秒に関する情報である現在の閏秒ΔtLSが含まれる。ΔtLSは、UTCとGPS時とのずれを秒数で示したものであり、GPS時にΔtLSを加算することによりUTCが求められる。
以上の説明より明らかなように、TOWは全てのサブフレームに含まれているために6秒毎に取得可能である。これに対し、WNはサブフレーム1に含まれているために30秒毎に、また、ΔtLSは25フレームに一度しか送信されないため、12.5分毎にしか取得することができない。
なお、電波腕時計1の計時回路13(図2参照)が計時する日時は、GPS時であっても、UTCであっても、或いは特定の地域の時である標準時であってもよい。いずれにせよ、電波腕時計1は、用いる日時を、衛星からの電波を受信する際にはGPS時に、また、ユーザに日時を示す際には標準時に換算して用いる。本実施形態では、電波腕時計1は、内部日時をUTCにより保持している。すなわち、図2に即して説明するならば、計時回路13はUTCにて日時を計時することになる。一方、受信部11により得られるTOW及びWNはGPS時に基づくため、自動日時修正部14は受信制御部18から得られる日時をUTCに変換し、すなわち記憶部16に記憶されているΔtLSを加算して計時回路13が計時する日時を修正する。また、本実施形態では、記憶部16に記憶されているWNmemはGPS時に基づくため、更新部17は計時回路13から得られるUTCに基づく現在の日時をGPS時に変換した後、記憶部16に記憶されているWNmem及び周回カウントを更新する。そして、計時回路13は、日時をモータ19及びドライバ20に出力する際には、時差を加味することによりUTCを標準時に変換する。
なお、記憶部16に記憶されているWNmemは、必ずしもGPS時に基づかなくともよく、計時回路13により計時される日時と同じ基準(本実施形態では、UTC)に基づくものとしてもよい。この場合、更新部17はWNmemの更新にあたり、計時回路13から得られる日時を変換する必要がない。一方、WNmemがGPS時以外の基準に基づく場合には、WNの更新のタイミングとWNmemの更新のタイミングにずれが生じる。例えば、WNmemがUTCに基づく場合には、閏秒ΔtLSの分だけずれが生じることになる。受信したWNによりWNmemを更新する際に、このずれに起因する誤更新の発生を防止するためには、例えば、WNとWNmemがずれる可能性のある期間は受信制御部18により、受信部11によるWNの受信を制限することが考えられる。上の例のように、WNmemがUTCに基づく場合には、実用上閏秒ΔtLSによるずれが生じうると考えられる相当の期間として、例えば、計時回路13から得られる日時(UTCに基づく)の日曜日午前0時の前後数十秒から数分程度の所定の期間、WNの受信を禁止する。具体的には、UTCにおける日曜日午前零時の19秒前から71秒後までの期間等とする。ここで、UTCにおける日曜日午前零時から順方向の期間が逆方向の期間より長いのは、一般に、UTCはGPS時より遅れると考えられるためである。或いは、受信したWN及びTOWから得られた日時をWNmemの基準となる時に変換し、WNmemを更新するようにしてもよい。この場合には、例えば、WNmemの基準がUTCであるならば、受信したTOWがGPS時の日曜日午前零時からΔtLSの範囲内である場合には、受信したWNから1を減じた値をもってWNmemが更新されることになる。WNmemの基準が標準時である場合には、さらに、UTCからの時差が加味される。
続いて、TOWのみの受信に基づいて日時の修正を行った際に、日付が不正確なものとなる理由を図6を参照して説明する。同図は、時間tの流れを示すものであり、図中t軸で示した右方向が時間の進む方向である。以降、本明細書において、時間の進む方向を順方向、時間を遡る方向を逆方向と称する。そして、WNにより区切られる週をt軸の上側に示した。ここでは、WNとしてn−1、n及びn+1の各週が示されている。そして、各週は日曜日午前0時を起点としている。同図にはWNがnの週及びWNがn+1の週の起点をt軸上に書き入れた。なお、この各週の起点は、WNが更新される時点でもある。なお、明らかなように、図6の時間tはGPS時に基づいている。
ここで、電波腕時計1の計時回路13で計時されている日時が、何らかの理由で正確な日時より10分遅れているとする。そして、現在の正確な日時がWNがn+1の週の日曜日午前0時5分(図中のA点)であるとすると、計時回路13で計時されている日時は、WNがnの週の土曜日午後11時55分(図中のB点)となる。このとき、記憶部16に記憶されているWNmemの値はまだ更新されていないため、nである。
このタイミングで受信部11によりTOWのみが受信されたとすると、それにより得られる週内時間は、日曜日午前0時5分となる。そして、この得られた週内時間と、記憶部16に記憶されているWNmemの値に基づいて日時を修正すると、WNmemが更新されていないため、WNがnの週の日曜日午前0時5分(図中のC点)に修正されてしまい、現在の正しい日時であるA点に対し、ちょうど1週前の日時を指し示すことになってしまう。すなわち、日付が不正確なものとなるのである。
これと同様の現象は、計時回路13で計時されている日時が、正確な日時より進んでいる場合にも起こり得る。図6に即して具体的に説明するならば、現在の正確な日時が図中B点であり、計時回路13で計時されている日時が図中A点となるタイミングでTOWのみ受信し時刻修正を行うと、現在の正しい日時であるB点に対し、ちょうど1週先の日時を指し示すことになってしまう。
これらの現象は、要するに、記憶部16に記憶されているWNmemの値が現在の正確な日時における正しいWNの値と異なっているタイミングでTOWのみに基づいて時刻修正を行うことにより生じる。WNmemの値と正しいWNの値が異なる状況は、上述したように、計時回路13で計時されている日時と現在の正確な日時との間に差異があり、そしてその差異の期間中に計時回路13で計時されている日時と現在の正確な日時のいずれか片方のみがWNが更新される時点を通過した場合に生じる。又、それ以外にも種々の状態により、WNmemの値と正しいWNの値が異なるまたは異なる可能性があると判断できる。
そこで、本実施形態の電波腕時計1では、受信制御部18は、WNmemの値と正しいWNの値が異なるまたは異なる可能性がある種々の場合を判別し、異なる又はその可能性があると判断した場合には、受信部11にTOWに加え、WNをも受信させて、日付が不正確なものとなるのを防止する。
受信制御部18が、WNmemの値と正しいWNの値が異なるまたは異なる可能性があると判断する場合とは、次に説明する種々の条件のいずれかが満たされた場合である。なお、ここで挙げた条件は必ずしもすべてが用いられずともよく、必要に応じて少なくともいずれかを用いればよい。もちろん、全部を用いてもよい。
条件a:ユーザにより、計時回路13で計時されている日付が修正された
この条件が満たされる場合には、ユーザによりどのような修正がなされたかは不明なので、修正後の日付に基づくWNmemの値が正しいという保証はない。そのため、次回の受信ではWNを受信すべきである。この判別は、記憶部16に記憶された日付修正フラグを参照することによりなされる。
条件b:受信部11により受信されたTOWから換算される日時又は計時回路13により計時される日時が、WNが更新される時点に対しあらかじめ定められた範囲内である
この条件が満たされる場合は、TOWから得られる現在日時か、計時回路13で計時される内部日時の少なくともいずれかが、WNが更新される時点である日曜日午前0時に対して近いということを意味している。このような場合には、WNmemの値と正しいWNの値が異なる可能性があるため、WNを受信すべきである。なお、WNが更新される時点に対するあらかじめ定められた範囲は、実用上の利便を考慮して適宜定めてよい。例えば、WNが更新される時点を中心として前後1時間の範囲(すなわち、土曜日午後11時から日曜日午前1時までの2時間)としてもよいし、WNが更新される時点を起点として順方向或いは逆方向に24時間の範囲(すなわち、日曜日或いは土曜日)としてもよい。この範囲を大きくとれば、日付が不正確なものとなる可能性は減少するが、WNの受信をする機会は増大するため電力消費は増大することになる。
条件c:受信部11により受信されたTOWから換算される日時と計時回路13により計時される日時との順方向及び逆方向の差異のいずれか短いほうの差異がWNが更新される時点を跨ぐ
これは、図6に示したように、現在の正確な時刻と計時回路13で計時される時刻に差異があって、その差異がWNが更新される時点を跨ぐ場合を意味している。ここで、「差異がある時点を跨ぐ」とは、2つの異なる日時に挟まれる期間、すなわち、差異の中に、ある時点が含まれることを指している。ところで、TOWから得られる週内時間からは、曜日と時刻が得られるが、具体的な日付は得られないため、TOWから換算される日時と計時回路13により計時される日時との前後関係は分からない。そのため、この2つの日時の差異は、計時回路13により計時される日時に対して、TOWから換算される日時が順方向に位置すると仮定したときの差異と、逆方向に位置すると仮定したときの差異の2通りの差異が得られることになる。ここで、前者を順方向の差異、後者を逆方向の差異と呼ぶことにする。ここで、一般に計時回路13の誤差は前述のように高々月差±15秒程度であり、この誤差が数日にも及ぶことはない。また、ユーザにより手動で時刻の修正がなされたとしても、時刻修正の範囲は±24時間の範囲内である。したがって、順方向の差異と逆方向の差異のうち、短いほうの差異が実際のTOWから換算される日時と計時回路13により計時される日時との差異であると考えられる。したがって、かかる差異がWNが更新される時点を跨ぐ場合にはWNmemの値と正しいWNの値が異なることとなる。したがって、この場合はWNを受信すべきである。
条件d:電源電圧の低下による計時回路13の停止があった
これは、前述した電源回路23によるパワーブレイクがあった場合を意味している。この条件が満たされる場合には、計時回路13が停止した期間があり、かかる期間中にはWNmemの更新もなされないため、当然にWNmemの値に信頼性がない。したがって、次回の受信ではWNを受信すべきである。この判別は、記憶部16に記憶されたP/Bフラグを参照することによりなされる。
条件e:ユーザにより、周回カウントが修正された
この条件が満たされる場合は、必ずしもWNの修正が必要とは限らないが、周回カウントが修正されると、電波腕時計1上に表示される日付は大きく変わることから、このような場合に計時回路13により計時される日付が正確であることは期待できない。そのため、この場合にも次回の受信ではWNを受信することとしている。この判別は、記憶部16に記憶された周回カウント修正フラグを参照することによりなされる。
図7は、受信制御部18の動作を示すフローチャートである。
受信動作が開始されると、まず、受信制御部18は、ステップS101において上述の条件aが満たされているか否かを判断する。結果が肯定の場合、すなわち、ユーザにより、計時回路13で計時されている日付が修正された場合にはステップS111へと進み、そうでなければステップS102へと進む。ステップS102では、受信制御部18は、上述の条件dが満たされているか否かを判断する。結果が肯定の場合、すなわち、電源電圧の低下による計時回路13の停止があった場合にはやはりステップS111へと進み、そうでなければステップS103へと進む。さらに、ステップS103では、受信制御部18は、上述の条件eが満たされているか否かを判断する。結果が肯定の場合、すなわち、ユーザにより、周回カウントが修正された場合には、同様にステップS111へと進み、そうでなければステップS104へと進む。
ステップS104では、ユーザにより、計時回路13で計時されている時刻が修正されているか否かを判断する。この判別は、記憶部16に記憶された時刻修正フラグを参照することによりなされる。そして、結果が否定の場合、すなわち、ユーザによる時刻修正がなかった場合にはステップS105へと進み、受信制御部18は、受信部11にTOWの受信をさせる。なお、この受信はTOWを一度受信すれば受信に成功したものとするものであり、所要時間は最大で6秒となる。一方、ステップS104での結果が肯定の場合、すなわち、ユーザによる時刻修正があった場合にはステップS106へと進む。ステップS106においても、受信制御部18は受信部11にTOWの受信をさせるが、この受信はTOWを二度受信し、その両者に整合性がある(すなわち、後に受信したTOWが先に受信したTOWの6秒後の時刻を示している)場合に受信に成功したものとするものであり、所要時間は最大で12秒となる。なお、ステップST106でのTOWの受信回数は3回以上の任意の複数回としてもよい。その場合には、得られた複数のTOWに整合性があるか否かを判断すればよい。ステップS105、ステップS106のいずれが実行された場合にも、続くステップS107へと進む。
上述のとおり、ステップS104からS106は結局、TOWを受信するものであるが、ユーザによる時刻修正の有無により受信の回数に差異を設けている理由は、ユーザによる時刻修正がある場合には正確な時刻からのずれが大きくなると予想されるため、受信回数を増やし、得られる情報の正確を期するためである。しかしながら、この制御は必ずしも必要なものではなく、ユーザによる時刻修正の有無にかかわらず、TOWの受信回数を一定、例えば1回としてよい。その場合には、図7のステップS104及びS106は省略されることになる。あるいは、TOWの受信回数を一律2回又はそれ以上の回数としてもよい。
ステップS107では、直前のステップS105又はS106によるTOWの受信に成功したか否かを判断する。TOWの受信に成功していれば、続くステップS108へと進む。TOWの受信に失敗していれば、今回の受信動作は受信失敗として終了する。このとき、何らかの手段でユーザに受信が失敗したことを通知してもよい。
ステップS108では、受信制御部18は、上述の条件bが満たされているか否かを判断する。結果が肯定の場合、すなわち、受信部11により受信されたTOWから換算される日時又は計時回路13により計時される日時が、WNが更新される時点に対しあらかじめ定められた範囲内である場合には、ステップS113へと進み、そうでなければステップS109へと進む。
ステップS109では、受信制御部18は、上述の条件cが満たされているか否かを判断する。結果が肯定の場合、すなわち、受信部11により受信されたTOWから換算される日時と計時回路13により計時される日時との順方向及び逆方向の差異のいずれか短いほうの差異がWNが更新される時点を跨ぐ場合には、やはりステップS113へと進み、そうでなければステップS110へと進む。
なお、ステップS108で判断に用いられる条件bと、ステップS109で判断に用いられる条件cは、その内容が近似している。そのため、本実施形態では条件bと条件cの両方を用いて判断をしているが、その条件bと条件cのいずれか片方のみを用いるようにしてもよい。
ステップS110は、条件a乃至eの全てが否定的であり、且つTOWの受信に成功している場合に実行され、ここでは、自動日時修正部14にTOWのみを通知する。後述するように、自動日時修正部14は、このTOWに基づいて日時又は時刻を修正する。そして、ステップS110の実行後、受信制御部18は受信動作を終了する。すなわち、ステップS110が実行される状態では、受信部11によるWNの受信は行われず、受信制御部18により制限されている。
一方、ステップS101、S102及びS103の判断結果が肯定である場合には、ステップS111へと進み、受信制御部18は、受信部11にTOWの受信をさせる。この受信は、ステップS106にて実行されるものと同様、TOWを二度受信し、その両者に整合性がある(すなわち、後に受信したTOWが先に受信したTOWの6秒後の時刻を示している)場合に受信に成功したものとするものであり、所要時間は最大で12秒となる。これは、条件a、条件d及び条件eが満足される場合は、WNmemに信頼性がないことを意味しているが、そのような場合には、計時回路13で計時される現在時刻もまた信頼性がないと予想されるため、受信回数を増やし、得られる情報の正確を期するためである。しかしながら、この制御は必ずしも必要なものではなく、TOWの受信回数を1回としてよい。あるいは、3回以上の任意の複数回としてもよい。その場合には、得られた複数のTOWに整合性があるか否かを判断すればよい。
ステップS112では、直前のステップS111にてTOWの受信に成功したか否かを判断する。TOWの受信に成功していれば、続くステップS113へと進む。TOWの受信に失敗していれば、今回の受信動作は受信失敗として終了する。このとき、何らかの手段でユーザに受信が失敗したことを通知してもよい。
ステップS113では、受信制御部18は、受信部11にWNの受信をさせる。この受信は前述の通り最大で30秒を要する。このステップS113は、先のステップS112でTOWの受信に成功した場合、及び、ステップS106及びS107の判断結果が肯定である場合に実行される。すなわち、図7に示すフローで使用される条件a乃至eのいずれかが肯定的であり、なおかつTOWの受信に成功した場合にステップS113が実行され、WNの受信が試みられるのである。WNの受信の成功・失敗にかかわらず、処理は続くステップS114へと進む。なお、WNの受信はここで示したように1回の試行によりその処理を終了し、ステップS114へと進むものであってもよいし、ステップS106、S111においてTOWに対し行ったと同様に、WNを二度以上の複数回受信するものとしてもよい。WNを複数回受信する場合には、そのいずれかの試行においてWNの受信に成功することをもってWNの受信成功としてもよいし、先のTOWの場合と同様に、複数回の試行で得られたWNを照合し、それらに整合性がある場合にWNの受信成功としてもよい。
ステップS114では、受信制御部18は、自動日時修正部14に得られたTOW及びWNを通知する。ここで、WNの受信に失敗している場合には、WNの受信に失敗したという情報を自動日時修正部14に通知するようになっている。従って、自動日時修正部14は、WNの受信が試みられずにTOWのみが通知された場合(前述のステップS110の場合)と、WNの受信が失敗した状態でTOWが通知された場合(WNの受信に失敗した状態でのステップS114)とを区別することができる。そして、後述するように、自動日時修正部14は、この通知に基づいて日時又は時刻を修正する。また、ステップS114の実行後、受信制御部18は受信動作を終了する。すなわち、ステップS114が実行される状態では、受信制御部18によるWNの制限はなされず、受信部11によるWNの受信が行われる(受信の成功/失敗にかかわらず)。
図8は、自動日時修正部14の動作を示すフローチャートである。
自動日時修正部14は、受信制御部18からのTOW又はTOW及びWNの通知に基づいて、計時回路13で計時される日時の修正を行う。受信制御部18からの通知があると、自動日時修正部14は、まず、ステップS201において、受信制御部18からの通知がTOWのみであるか否かを判断する。換言すれば、これは、先の図7におけるステップS110による通知であるか否かを判断するものである。この結果が肯定であれば、続くステップS202へと進み、そうでなければステップS205へと進む。
ステップS202では、TOWから換算される曜日と、計時回路13が計時している現在の曜日(又は、現在の日付から換算される曜日)が一致するか否かを判断する。この結果が肯定的、すなわち、一致している場合には、ステップS203へと進み、そうでなければステップS204へと進む。
ステップS203では、自動日時修正部14は、TOWから換算される時刻に基づいて、計時回路13が計時する日時のうち、時刻の修正のみを行う。これに対し、ステップS204では、TOWから換算される時刻と曜日、及び、記憶部16に記憶されているWNmemに基づいて、計時回路13が計時する日時の時刻及び日付の両方の修正を行う。修正が終了したら、自動日時修正部14は、その処理を終了する。
ステップS202乃至ステップS204の意味について説明すると、TOWから換算される曜日と、計時回路13が計時している現在の曜日(又は、現在の日付から換算される曜日)が一致する場合には、そもそも計時回路13が計時している日付が正確なものである可能性が高い。そして、本実施形態では、計時回路13は、日時をTOWのように週内時間としては保持しておらず、時刻と日付とを分離した形態で保持しているため、日付の修正が不要であれば、日付に対する修正を行わないこととすると余分な計時回路13へのアクセスを減らすことができる。しかしながら、この処理は必須のものではなく、常に計時回路13が計時する日時の時刻及び日付の両方の修正を行うものとしてもよい。また、これらの処理の終了後、ユーザに何らかの手段で修正が行われたことを通知してもよい。
このステップS202乃至ステップS204での処理は、結局、自動日時修正部14は、受信制御部18によりWNの受信が制限されている場合には、受信部11により受信されたTOW及び記憶部16に記憶されているWNmemに基づいて、計時回路13により計時されている時又は日時を修正するものであって、さらに、TOWから特定される現在の曜が計時回路13により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、TOWに基づいて計時回路13により計時されている時のみを修正する処理である。
一方、ステップS201の結果が否定、すなわち、受信制御部18からTOWに加え、WNまたはWNの受信に失敗した旨が通知されている場合にはステップS205へと進み、WNの受信に成功したか否かが判断される。WNの受信に成功しており、その情報が通知されている場合にはステップS206へと進み、自動日時修正部14は、通知されたTOWとWNに基づいて計時回路13が計時する日時の時刻及び日付の両方を修正する。また同時に、記憶部16に記憶されているWNmemを、受信されたWNにより上書きし、更新する。この処理の終了後、自動日時修正部14は、その処理を終了する。また、この処理の終了後、ユーザに何らかの手段で修正が行われたことを通知してもよい。
なお、受信に成功したWNに基づく日付の修正が行われた場合には、日付修正フラグ、周回カウント修正フラグ及びP/Bフラグはクリアされる。そうでない場合には各フラグの値は維持されるので、次回の受信時にもWNの受信が試みられることになる。
このステップS206における処理は、結局、自動日時修正部14は、受信制御部18によりWNの受信が受信部11によりなされている場合には、受信部11により受信されたTOW及びWNに基づいて、計時回路13により計時されている日時を修正する処理である。
これに対し、ステップS205の結果が肯定、すなわち、受信制御部18からWNの受信に失敗した旨の通知があった場合には、ステップS207へと進み、TOWから換算される曜日と、計時回路13が計時している現在の曜日(又は、現在の日付から換算される曜日)が一致するか否かを判断する。この結果が肯定、すなわち、一致している場合には、ステップS208へと進み、自動日時修正部14は、TOWから換算される時刻に基づいて、計時回路13が計時する日時のうち、時刻の修正のみを行う。これに対し、ステップS207の結果が否定である場合には、自動日時修正部14による時刻の修正は行われず、処理は終了する。
このステップS207及びS208の意味について説明すると、受信制御部18がWNを受信すべきであると判断した状態において、TOWの受信に成功し、WNの受信に失敗した場合に、TOWに基づいて日時の修正を行うと、日付が不正確なものとなる可能性がある。そのため、このような場合は、通常は日時の修正を行うべきではない。しかしながら、前述したように、TOWから換算される曜日と、計時回路13が計時している現在の曜日(又は、現在の日付から換算される曜日)が一致する場合には、そもそも計時回路13が計時している日付が正確なものである可能性が高い。そのような場合には、時刻の修正を行っても差し支えないと考えられるので、受信に成功したTOWを無駄にすることなく時刻修正を行い、電波腕時計1に保持される時刻を正確に保つのである。もちろん、かかる処理は必須のものではなく、ステップS205の結果が否定であれば日時の修正は行わないものとしてもよい。あるいは、先の図7において、WNの受信に失敗したならば、受信制御部18は、自動日時修正部14に通知を行わないようにしてもよい。なお、この処理により時刻の修正が行われた場合には、その旨を何らかの手段でユーザに通知してもよい。
このステップS205乃至ステップS208での処理は、結局、自動日時修正部14は、受信制御部18によりWNの受信が受信部11により試みられ、かつTOWの受信に成功し、WNの受信に失敗した場合において、受信部11により受信されたTOWから特定される現在の曜が計時回路13により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、TOWに基づいて計時回路13により計時されている時を修正し、受信部11により受信されたTOWから特定される現在の曜が計時回路13により計時されている日から特定される曜と異なる場合には、計時回路13により計時されている日時の修正を行わない処理である。
ここまでの説明では、本実施形態の電波腕時計1は、その受信の形態、すなわち、強制受信、定時受信、環境受信の別によらず同じ制御をおこなうこととしているが、これを互いに異なるものとしてもよい。例えば、環境受信では、WNの受信を常に制限し、行わないものとしてもよい。なぜなら、電波腕時計1はユーザの腕に装着されるものであり、装着中はその姿勢や周囲の環境がたやすく変化する。環境受信は、そのように変化する条件を察知し、受信に適した条件にて受信を試みるものであるが、検出された好条件がWNの受信に足るほど長時間持続する保証はない。そのため、環境受信におけるWNの受信は失敗する可能性が高く、電力消費を抑える観点から、これを実行しないこととするものである。そのため、環境受信では、得られたTOWに基づく日時の修正のみが行われることとなるが、このとき、日付が不正確なものとなることを防止するために、図8のステップS202またはS207で説明したように、TOWから得られる曜と計時回路13で計時される日から換算される曜が等しい場合のみに時刻を修正することとしてもよい。さらに、TOWから得られる曜と計時回路13で計時される日から換算される曜が異なる場合には、次の受信において、WNを受信するようにしてもよい。この場合、次の受信とは、次回行われる強制受信又は定時受信となる。
以上説明した実施形態に示した具体的な構成は例示であり、当業者は種々の変形を行ってもよい。例えば、機能ブロックとして示した構成は一例であり、同種の機能が実現できる限り、どのような構成を採用しても差し支えない。また、示したフローチャートは必要な機能及び処理を実現する一例であり、その処理の手順をどのようにするかは任意である。又複数に分割されているフローを統合するあるいはその逆についてもなんら制限するものではない。
なお、以上説明した本発明の実施形態の一つの観点においては、電波腕時計の週情報受信制限手段は、以下に掲げる場合のうち、少なくともいずれかの場合に受信手段に週を特定する情報を受信させる:a)ユーザにより、計時手段により計時される現在の日が修正された場合;b)前記受信手段により受信された週内時刻を特定する情報から換算される現在の日時又は前記計時手段により計時される現在の日時が、前記週を特定する情報が更新される時点に対し予め定められた範囲内である場合;c)前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から換算される現在の日時と前記計時手段により計時される現在の日時との順方向又は逆方向の差異のいずれか短いほうの差異が前記週を特定する情報が更新される時点を跨ぐ場合;d)電源電圧の低下による前記計時手段の停止があった場合;e)ユーザにより、前記週を特定する情報の周回回数を示す情報が修正された場合。これにより、受信した週内時刻を特定する情報に基づいて日時を修正した際に、日付を誤って修正する可能性がある場合には週を特定する情報を受信するので日付が誤って修正されることがなく、かつ、通常は週を特定する情報を受信しないため電力消費が低減される。
また、本発明の実施形態の別の観点においては、電波腕時計の日時修正手段は、週情報受信制限手段により週を特定する情報の受信が制限されている場合には、受信手段により受信された週内時刻を特定する情報及び週情報保持手段に保持されている前記週を特定する情報に基づいて、計時手段により計時されている時又は日時を修正し、前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段によりなされている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記受信手段により受信された前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている日時を修正する。これにより、日時を修正する際に日付を誤って修正することがない。
また、本発明の実施形態の別の観点においては、電波腕時計は、週情報受信制限手段により週を特定する情報の受信が制限されている場合であって、受信手段により受信された週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、前記日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時のみを修正する。これにより、計時手段により計時されている日付が正しいと予想される場合には、時のみの修正がおこなわれ、時刻修正に要する時間及び電力を低減できる。
また、本発明の実施形態の別の観点においては、電波腕時計は、週情報受信制限手段により週を特定する情報の受信が受信手段により試みられ、かつ週内時刻を特定する情報の受信に成功し、前記週を特定する情報の受信に失敗した場合において、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時を修正し、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と異なる場合には、前記日時修正手段は、前記計時手段により計時されている日時の修正を行わない。これにより、受信した週内時刻を特定する情報に基づいて日時を修正した際に、日付を誤って修正する可能性があった場合においても、計時手段により計時されている日付が正しいと予想される場合には、時のみの修正がおこなわれ、時刻修正に要する時間及び電力を低減できる。

Claims (6)

  1. 衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、
    現在の日時を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、
    前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、
    前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、
    前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、
    を有し、
    前記週情報受信制限手段は、以下に掲げるb)及びc)の場合の少なくともいずれかの場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる電波腕時計:
    b)前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から換算される日時又は前記計時手段により計時される日時が、前記週を特定する情報が更新される時点に対し予め定められた範囲内である場合;
    c)前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から換算される日時と前記計時手段により計時される日時との順方向及び逆方向の差異のいずれか短いほうの差異が前記週を特定する情報が更新される時点を跨ぐ場合。
  2. 前記日時修正手段は、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記週情報保持手段に保持されている前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正し、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段によりなされている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記受信手段により受信された前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている日時を修正する請求項1に記載の電波腕時計。
  3. 衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、
    現在の日時を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、
    前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、
    前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、
    前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、
    を有し、
    前記日時修正手段は、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記週情報保持手段に保持されている前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正し、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段によりなされている場合には、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報及び前記受信手段により受信された前記週を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている日時を修正し、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が制限されている場合であって、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、前記日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時のみを修正する電波腕時計。
  4. 衛星からの電波を受信し、週内時刻を特定する情報及び週を特定する情報を抽出する受信手段と、
    現在の日時を計時する計時手段と、
    前記計時手段により計時される現在の日時を修正する日時修正手段と、
    前記週を特定する情報を保持する週情報保持手段と、
    前記計時手段により計時された現在の日時に基づいて、前記週情報保持手段に保持された前記週を特定する情報を更新する週情報更新手段と、
    前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限するとともに、所定の場合に前記受信手段に前記週を特定する情報を受信させる週情報受信制限手段と、
    を有し、
    前記週情報受信制限手段により前記週を特定する情報の受信が前記受信手段により試みられ、かつ前記週内時刻を特定する情報の受信に成功し、前記週を特定する情報の受信に失敗した場合において、
    前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と等しい場合には、前記日時修正手段は、前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報に基づいて前記計時手段により計時されている時を修正し、
    前記受信手段により受信された前記週内時刻を特定する情報から特定される現在の曜が前記計時手段により計時されている日から特定される曜と異なる場合には、前記日時修正手段は、前記計時手段により計時されている日時の修正を行わない電波腕時計。
  5. ユーザにより、前記計時手段により計時される日付が修正された場合又は前記週情報保持手段に保持される前記週を特定する情報に信頼性がない場合には、前記受信手段に前記週内時刻を特定する情報を複数回受信させ、得られた複数の前記週内時刻を特定する情報
    に整合性がある場合に、得られた前記週内時刻を特定する情報に基づいて、前記計時手段により計時されている時又は日時を修正する請求項1−4のいずれかに記載の電波腕時計。
  6. 前記週情報受信制限手段は、前記受信手段による受信が、前記電波腕時計の周囲の環境を示す情報に基づいてなされる場合には、前記受信手段による前記週を特定する情報の受信を制限する請求項1−5のいずれかに記載の電波腕時計。
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