JP6008321B2 - 蒸着用シャッター装置及びこれを用いた成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は、成膜装置に用いて好適な、真空環境下で作動する蒸着用シャッター装置に関する。特に成膜装置が、例えば半導体ウェハに薄膜を蒸着して半導体素子を製造し、基板上に有機化合物の蒸着膜を形成して有機EL素子を製造する用途である場合に用いて好適な、シャッターが高速で開閉動作を行えるように構成した蒸着用シャッター装置に関する。
従来、基板上に有機化合物の蒸着膜を蒸着する場合には、例えば特許文献1に示すような装置が提案されており、蒸着する元素や化合物毎に蒸着源ホルダを設けると共に、この蒸着源ホルダの蓋側に開閉式シャッターが設けられている。また、特許文献2では、真空チャンバーの内部にクヌーセンセル(Knudsen cell)を設けて、金属であるコバルトを基板に蒸着することが行われている。
上述の成膜装置に用いられる蒸着用シャッター装置は、真空環境下において一枚の板状のシャッター板を移動させて、クヌーセンセルや坩堝の開口部を覆う状態と開けた状態と造り出すものであった。
しかしながら、例えば本発明者らの提案にかかる特許文献3に示すようなコンビナトリアル成膜装置に、従来のシャッター板をもちいると、射出物質(例えば分子ビーム)などを高速に遮蔽―射出制御することが困難であるという課題を生じていた。そのため、クヌーセンセルなどから蒸発されられた分子などの蒸着量を高精度で制御することはできなかった。
即ち、コンビナトリアル成膜装置では、膜を構成する物質の組成比率を傾斜的に変化させて、目的とする製品に対して最適な組成となる比率を探索する関係で、特定の膜構成物質の組成比率の箇所はごく一部しか存在しない。そこで、コーティング膜の構成物質の位置を的確に把握する為には、射出物質の遮蔽―射出制御を高速化することが、構成物質の最適組成比率の探索にとって重要な要素となる。
また、シャッター速度が遅い場合には、分子等の射出レートを減らせば堆積量の高精度制御が可能であるが、この場合には、デバイス等で必要な厚さの多層膜、多元複合材料膜等の創製を現実的な時間で行うことは不可能であるという課題を生じていた。
特開2003−313654号公報 特開2010−222646号公報 特開2005−320590号公報
本発明は、上述した課題を解決するもので、真空環境下で、クヌーセンセルなどから蒸発する分子等のビームを高速・高精度で遮蔽―射出を制御し、所望の薄膜、多層膜や多元複合材料膜等の創製が可能な蒸着用シャッター装置及びこれを用いた成膜装置を提供することを目的とする。

本発明の蒸着用シャッター装置は、例えば図2、図3に示すように、真空中で蒸発源20より発生する粒子流を制御する蒸着用シャッター装置30であって、蒸発源20を覆う状態に装着されると共に、中央部に開口部を有する筐体部32と、筐体部32の中央部に設けられたシャッター部材40であって、少なくとも2枚以上の羽根部により前記開口部を全閉した状態と全開した状態の少なくとも一方の姿勢を有するシャッター部材40と、シャッター部材40の開閉状態と連動する開閉状態操作部44と、開閉状態操作部44の開閉状態を操作する開閉状態駆動部50とを備えると共に、開閉状態操作部44は、一端が筐体部32に固定され、他端が開閉状態駆動部50と歯合する可動側半円形歯車部であることを特徴とする
このように構成された蒸着用シャッター装置において、蒸発源20は蒸着用の粒子流を供給するもので、例えばクヌーセンセルやスパッタガンが用いられる。筐体部32は、蒸発源20を覆う状態に装着されると共に、中央部に開口部を有している。シャッター部材40は、筐体部32の中央部に装着されるものであって、少なくとも2枚以上の羽根部により筐体部の開口部を全閉した状態と全開した状態の少なくとも一方の姿勢を有する。筐体部の開口部からは、蒸発源20からの蒸着用の粒子流が噴出する。開閉状態操作部44は、シャッター部材40の開閉状態と連動するもので、例えば可動側半円形歯車部が用いられる。開閉状態駆動部50は、開閉状態操作部44の開閉状態を操作するもので、例えば駆動側歯車部とモーターが用いられる。
本発明の成膜装置は、例えば図3に示すように、単一の蒸発源20と、当該蒸発源20のオリフィスの中心軸と、上述の蒸着用シャッター装置30の開口部中心とが同一軸上になるように配置されたことを特徴とする。このように構成された成膜装置においては、基板に対して単一成分からなる薄膜の作製を目的とする場合に適している。
本発明の成膜装置は、例えば図1に示すように、直線上または円周をなすように配置された複数個の蒸発源20と、当該蒸発源20と一対一に装着される上述の蒸着用シャッター装置30とを備え、蒸発源20のオリフィスの中心軸と、蒸着用シャッター装置30の開口部中心とが同一軸上になるように配置されたことを特徴とする。このように構成された成膜装置においては、基板に対して多層膜や多元複合材料膜の製造を目的とする場合に適している。
本発明の蒸着用シャッター装置を使用すれば、蒸発源のオリフィスに付けて、例えば1/1000秒〜1/100秒程度の超高速でシャッター開閉を実行することができ、射出量の制御された分子等の物質を複数種類について時間を区分して堆積させることが可能となる。
本発明の成膜装置を使用すれば、従来装置と比較して短時間で実用的な、膜厚のデバイスを創製することが可能となる。
本発明の蒸着用シャッターが装着される成膜装置の概略構成図である。 本発明の一実施の形態を説明する蒸着用シャッター装置の全体正面図である。 図2の蒸着用シャッター装置をクヌーセンセルの頂部に装着する状態を説明する側面図である。 本発明の一実施の形態である絞り径可変のシャッター部材の正面図で、絞り開口が大きく開いた状態を示している。 図4の装置で、絞り開口が小さくなった状態を示している。 図4、図5に示したシャッター部材を構成する1枚のシャッター羽根を示した説明図である。 図4の装置で、絞り開口が閉じた状態の斜視図である。 本発明の第2の実施形態である絞り径可変のシャッター部材の部品構成図である。 図8のシャッター部材の要部を組み立てた状態での動作説明図である。
[実施例]
以下、図面を用いて本発明を説明する。
図1は、本発明の蒸着用シャッターが装着される成膜装置の概略構成図で、例えばコンビナトリアル成膜装置、半導体ウェハを用いた半導体素子、有機EL素子の製造装置等として用いられる。
図1に示すように、この成膜装置10にあっては、真空チャンバー12の下部にクヌーセンセル20が成膜すべき成分数に応じて適宜の数だけ配設されるとともに、このクヌーセンセル20の上方に成膜対象物である基板14が配置されている。基板14には、シリコンウェハやガラス基板が用いられる。真空チャンバー12では、アルゴンガスのような不活性ガスが、例えば0.13Pa(0.001Torr)程度で存在する真空度となっている。蒸着用シャッター30は、各クヌーセンセル20の頂部に設けられるもので、全開状態と全閉状態の二つの状態をとると共に、好ましくは絞り機能を設けて、開度を調整できるようにしてもよい。
クヌーセンセル20は、ルツボ内の原料をヒーターによって加熱・蒸発させることで、基板に分子線エピタキシー(Molecular Beam Epitaxy : MBE)蒸着させるための分子線セルである。クヌーセンセル20では、温度や原料、用途によって、ルツボ材質、ヒーター材質を選択する。ルツボ材質には、PBN(高純度窒化ホウ素)や石英などがある。ヒーター材質には、タングステンやタンタルなどがある。
なお、クヌーセンセル20に代えてスパッタガンを用いても良い。スパッタガンでは、マグネトロンスパッタ装置やイオンビームスパッタ法が用いられている。ここで、スパッタリングとは、ターゲット(物質)にアルゴンガスなどの不活性な物質を高速で衝突させる場合に、アルゴンガスがターゲット表面で原子や分子と衝突し、ターゲットを構成する原子や分子が叩き出される過程をいう。
このように構成された装置においては、クヌーセンセル20から分子ビームとして供給される蒸着材料を、蒸着用シャッター30を介して基板14に蒸着させることによって所定パターンの有機薄膜を形成するようになっている。蒸着用シャッター30を開閉することで、真空チャンバー12内への分子ビームの噴出を抑制でき、成膜する基板14の交換時やクヌーセンセル20の交換時における真空チャンバー12内の蒸着物質による汚染を防止している。
図2は本発明の一実施の形態を説明する蒸着用シャッター装置の全体正面図である。図において、蒸着用シャッター装置30は、筐体部32、セル装着部34、36、円環状カバー部38、シャッター部材40、カバー部固定部42、開閉状態操作部としての可動側半円形歯車部44、可動側歯部46、モーターブラケット48、開閉状態駆動部としての駆動側歯車部50を有している。
筐体部32は、大略箱形状をしているが、四隅の角が取り除いてあると共に、中央部にクヌーセンセル20の頂部を覆うような開口部が設けてある。筐体部32には、中央部にシャッター部材40が取り付けられると共に、図3に示すように、クヌーセンセル20の頂部に対して蓋状に取り付けられる。セル装着部34、36は、筐体部32に取り付けられたねじを有するもので、当該ねじはクヌーセンセル20の頂部に対して直交する二方向に設けられている。
円環状カバー部38は、シャッター部材40のシャッター羽根を収容する部材である。カバー部固定部42は、円環状カバー部38を筐体部32に固定するもので、半円形のリング形状をしている。可動側半円形歯車部44は、一端が筐体部32に固定され、他端が駆動側歯車部50と歯合している。可動側歯部46は、可動側半円形歯車部44の外周面に設けられるもので、駆動側歯車部50の歯と歯合している。モーターブラケット48は、筐体部32の外側に固定されたもので、併せて駆動側歯車部50が取り付けてある。モーターを用いて駆動側歯車部50を駆動すると、半円形歯車部44は矢印A方向に回動する。
図3は、図2の蒸着用シャッター装置をクヌーセンセルの頂部に装着する状態を説明する側面図である。モーターブラケット48には、内部にモーターが装着されており、外部電源52と接続する二本の電線54が設けてある。
クヌーセンセル20には、内部にるつぼ22が装着されていると共に、真空チャンバー12に装着するための円管状の本体部24が設けてある。るつぼ22の内径Φ2は、例えば20−30mm程度である。クヌーセンセル20の外形Φ1は、例えば35−50mm程度である。筐体部32のクヌーセンセル装着側の開口部の内径は、クヌーセンセル20の外形Φ1に見合う値となっている。
このように構成された装置においては、蒸着用シャッター装置30をクヌーセンセル20の頂部近傍に位置決めして、図3の矢印B方向に移動させて、セル装着部34、36で取り付ける。蒸着用シャッター30の開閉動作は、駆動側歯車部50を駆動して半円形歯車部44を移動させることで、円環状カバー部38を筐体部32に対して回転させることで、シャッター部材40の開閉動作を行わせる。駆動側歯車部50の停止位置を制御することで、シャッター部材40の開閉状態を適宜の開度に保持できる。これにより、クヌーセンセル20から放出される分子ビームの噴出量を制御できる。
続いて、シャッター部材の詳細を説明する。図4は本発明の一実施の形態である絞り径可変のシャッター部材の正面図であり、絞り開口が大きく開いた状態を示している。図5は図4と同じシャッター部材の正面図であり、絞り開口が小さくなった状態を示している。図6は図4、図5に示したシャッター部材を構成する1枚のシャッター羽根を示した説明図である。図7は図4の装置で、絞り開口が閉じた状態の斜視図である。この実施形態では、特に高速の開閉動作に適したシャッター羽根を示している。
図中、シャッター部材40は、複数枚のシャッター羽根400の開閉によって開口径が可変のシャッター部材である。支持孔402は、シャッター羽根400の回転中心である。作動孔404は、支持孔402を中心に軌道406でシャッター羽根400が回転することにより、絞りの開閉を行う。軌道406は、支持孔402とし、半径を支持孔402と作動孔404との距離とするもので、円軌道をしているが、構造的な制限により60度乃至120度の範囲をシャッター羽根400の可動域とする。開口部41は、絞り部材40の絞り開口部である。
羽根部408はクヌーセンセルから放射される分子ビームを遮蔽するもので、絞り開口41の外側に位置する側の縁部が凹状に湾曲しており、他方の側に位置する縁部が凸状に湾曲している。羽根部408は、例えば1/500秒〜1/50秒程度の高速動作が可能であると共に、羽根部408の表面に蒸着物質が蒸着しても、隣接する羽根部によって剥離してクヌーセンセル側に落下できる構造が良い。そこで、羽根部408には、例えば軽量材料であるジュラルミンやチタン合金を用いると共に、この表面には蒸着物質が蒸着しても剥離しやすいように滑動層を形成するとよい。
羽根部408は、厚みを例えば100μmから250μm程度にすると、軽量で高速動作が可能であり、且つ隣接した羽根部に堆積した蒸着物質を掻き落すのに必要な剛性を備えていて、バランスがよい。羽根部408は、厚みが250μmを超えると重量が重くなって高速動作に支障を生じる。また、羽根部408は、厚みが100μm未満だと、剛性が低下して隣接した羽根部に堆積した蒸着物質を掻き落す際に、変形して爾後の動作に支障を生じる。
このようなシャッター羽根400を複数、例えば2枚から10枚程度用いることにより、蒸着用シャッター装置30の開閉動作が高速に行える。シャッター羽根の枚数は、1枚だと一枚当たりの移動範囲が広くなって高速動作に支障を生じる。シャッター羽根の枚数は、10枚を超すと枚数が増加して構造が複雑になると共に、一枚の羽根部の動作不良が全体の動作不良に繋がり、信頼性が低下する。
次に、シャッター部材の第2の実施形態を説明する。図8は本発明の第2の実施形態である絞り径可変のシャッター部材の部品構成図で、(A)は開閉操作レバー46、(B)は円環状カバー部48、(C)はシャッター羽根47を示している。この実施形態では、特にシャッター部材の絞り状態を詳細に調整するのに適したシャッター羽根を示している。
図8(A)において、開閉操作レバー46は、レバー部462とリング部466を有している。レバー部462は、シャッター羽根47の可動範囲内で動作するように、矢印C方向の前後方向に操作可能である。レバー先端穴464は、レバー部462の先端側に設けられたもので、構造的に可動側半円形歯車部44と一体化できる。リング部466は、レバー部462の他端に設けられた円環状の部材で、内周面に沿って一定間隔にガイド穴468が設けてある。
シャッター羽根47は、図8(A)、(C)に示すように、弧状の板材で、一端側に支持孔472が設けられ、他端側に作動孔474が設けられている。シャッター羽根47では、支持孔472と作動孔474とが、リング部466の対応するガイド穴468に図示しないピン等を用いて装着されるもので、例えば6枚から12枚程度が装着されている。レバー部462が矢印C方向に操作されると、個別のシャッター羽根47は矢印D方向に移動する。シャッター羽根47の全体で、シャッター部材の開口部が形成される。
円環状カバー部48は、図8(B)に示すように、管状部482、ストッパ部484、開口部486、位置選択部488が設けられている。管状部482は、リング部466に取り付けるための形状を有しており、ここでリング部466は所定枚数のシャッター羽根47が装着された状態である。ストッパ部484は、レバー部462の操作範囲を定めるもので、管状部482に形成されている。開口部486は、複数枚のシャッター羽根47の開閉によって開口径が可変となる形状となっている。位置選択部488は、ストッパ部484の位置を選択的に定めるための穴が一定間隔で複数個設けられたもので、円環状カバー部48に形成されている。
このように構成されたシャッター部材の動作を説明する。
図9は、図8のシャッター部材の要部を組み立てた状態での動作説明図で、(A)は開閉操作レバー46の位置が0°の場合、(B)は45°の場合、(C)は90°の場合の、シャッター部材の絞り状態を示している。なお、可動側半円形歯車部44等は省略してある。
開閉操作レバー46の位置が0°の場合には、シャッター部材の絞り状態は全閉状態となっている。開閉操作レバー46の位置が45°の場合には、シャッター部材の絞り状態は半開状態となっている。開閉操作レバー46の位置が90°の場合には、シャッター部材の絞り状態は全開状態となっている。
開閉操作レバー46の位置は、0°から90°の範囲で連続的に可変であり、駆動側歯車部50を駆動して適宜の位置に保持することで、シャッター部材の絞り状態を自由に選択できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、各種の変形実施例が可能である。例えば、シャッター部材として、開閉動作を高速化した態様と、開閉範囲を精密に調整できる態様とを示しているが、他の機能を最適化しても良い。例えば、シャッター部材を軽量化したり、小型化するための最適化が採択できる。
以上説明したように、本発明における成膜装置は、前述した各実施形態の蒸着用シャッター装置を蒸着経路中に設けることによって、良好なる薄膜を得ることができるという効果がある。
本発明の蒸着用シャッター装置を用いて、基板に対して真空中での薄膜生成を行うと、射出量の制御された分子等の物質を、基板に対して複数種類について蒸着する時間を区分けして堆積させることが可能となる。
本発明の成膜装置を用いると、比較的短時間で実用的な膜厚のデバイスを創製することが可能となる。
10 成膜装置
12 真空チャンバー
14 基板
20 クヌーセンセル
30 蒸着用シャッター装置
32 筐体部
34、36 セル装着部
38、48 円環状カバー部
40 シャッター部材
400、47 シャッター羽根
408 羽根部
44 可動側半円形歯車部、開閉状態操作部
50 駆動側歯車部、開閉状態駆動部

Claims (3)

  1. 真空中で蒸発源より発生する粒子流を制御する蒸着用シャッター装置であって、
    前記蒸発源を覆う状態に装着されると共に、中央部に開口部を有する筐体部と、
    当該筐体部の中央部に設けられたシャッター部材であって、少なくとも2枚以上の羽根部により前記開口部を全閉した状態と全開した状態の少なくとも一方の姿勢を有する前記シャッター部材と、
    前記シャッター部材の開閉状態と連動する開閉状態操作部と、
    前記開閉状態操作部の開閉状態を操作する開閉状態駆動部と、
    を備えると共に、前記開閉状態操作部は、一端が前記筐体部に固定され、他端が前記開閉状態駆動部と歯合する可動側半円形歯車部であることを特徴とする蒸着用シャッター装置。
  2. 単一の蒸発源と、
    当該蒸発源のオリフィスの中心軸と、請求項1に記載の蒸着用シャッター装置の開口部中心とが同一軸上になるように配置されたことを特徴とする成膜装置。
  3. 直線上または円周をなすように配置された複数個の蒸発源と、
    当該蒸発源と一対一に装着される請求項1に記載の蒸着用シャッター装置とを備え、
    前記蒸発源のオリフィスの中心軸と、前記蒸着用シャッター装置の開口部中心とが同一軸上になるように配置されたことを特徴とする成膜装置。
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