JP6008006B2 - 気相式水素透過試験装置および気相式水素透過試験装置の保護方法 - Google Patents
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Description
また、本発明は、上記気相式水素透過試験装置の保護方法に関するものである。
(1)水素自体が極めて爆発を起こしやすい性質を有しており、例えば、空気中に4〜74%程度混合した状態で容易に爆発する。
(2)超高圧水素環境下で材料の水素透過挙動を測定するためには、試験片(材料)の一方の面を超高圧の水素ガスと接触させる一方で、材料の他方の面は試験片を透過してきた極微量の水素を分析装置によって定量するために減圧雰囲気とする必要がある。特に、分析装置として質量分析装置を用いる場合には、10−7Pa程度の超高真空とする必要がある。その結果、1枚の薄い試験片を介して、超高圧水素環境と超高真空環境を維持する必要がある。
(3)上記圧力差のため、試験中に試験片が破断する危険性がある。そして、試験片が破断した場合、高圧の水素が真空系に流入し、分析装置やそれに付随する減圧ポンプなどを破壊するおそれがある。また、水素が外部へ漏洩して空気と混合した場合、火花や静電気などによって爆発する危険性がある。
1.試験片の一方の面に高圧水素を供給し、該試験片を透過して試験片の他方の面から放出される水素を分析する気相式水素透過試験装置であって、
前記試験片の一方の面に高圧水素を供給する高圧水素供給手段と、
前記試験片の他方の面から放出される水素を分析する分析装置と、
前記高圧水素供給手段と前記試験片の一方の面とを接続する一次側配管と、
前記試験片の他方の面と前記分析装置とを接続する二次側配管と、
前記二次側配管内の圧力を測定する二次側圧力計と、
前記一次側配管に設けられ、閉状態において該一次側配管を閉鎖する一次側遮断弁と、
前記一次側配管の前記一次側遮断弁より下流に設けられ、開状態において該一次側配管の内部と外部とを連通させる一次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられ、開状態において該二次側配管の内部と外部とを連通させる二次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられた受動放出手段と、
前記二次側配管の前記二次側放出弁および前記受動放出手段より下流に設けられ、閉状態において該二次側配管を閉鎖する二次側遮断弁と、
前記二次側圧力計で測定された圧力が所定の値以上となったときに前記一次側遮断弁と前記二次側遮断弁を閉状態とし、前記一次側放出弁と前記二次側放出弁を開状態とする制御手段とを有し、
前記一次側遮断弁、一次側放出弁、および二次側放出弁がエア駆動式の弁であり、
前記受動放出手段が、前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に開状態となり該二次配管の内部と外部とを連通させる安全弁、および前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に破裂して該二次配管の内部と外部とを連通させるラプチャーディスクのいずれか一方または両方であり、
前記高圧水素供給手段、一次側配管、一次側遮断弁、一次側放出弁、試験片、および二次側放出弁が防爆環境に設置されており、
前記分析装置が非防爆環境に設置されている、気相式水素透過試験装置。
本発明においては、試験片の一方の面に高圧水素を供給し、該試験片を透過して試験片の他方の面から放出される水素を分析する気相式水素透過試験装置が、
前記試験片の一方の面に高圧水素を供給する高圧水素供給手段と、
前記試験片の他方の面から放出される水素を分析する分析装置と、
前記高圧水素供給手段と前記試験片の一方の面とを接続する一次側配管と、
前記試験片の他方の面と前記分析装置とを接続する二次側配管と、
前記二次側配管内の圧力を測定する二次側圧力計と、
前記一次側配管に設けられ、閉状態において該一次側配管を閉鎖する一次側遮断弁と、
前記一次側配管の前記一次側遮断弁より下流に設けられ、開状態において該一次側配管の内部と外部とを連通させる一次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられ、開状態において該二次側配管の内部と外部とを連通させる二次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられた受動放出手段と、
前記二次側配管の前記二次側放出弁および前記受動放出手段より下流に設けられ、閉状態において該二次側配管を閉鎖する二次側遮断弁と、
前記二次側圧力計で測定された圧力が所定の値以上となったときに前記一次側遮断弁と前記二次側遮断弁を閉状態とし、前記一次側放出弁と前記二次側放出弁を開状態とする制御手段とを有し、
前記一次側遮断弁、一次側放出弁、および二次側放出弁がエア駆動式の弁であり、
前記受動放出手段が、前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に開状態となり該二次配管の内部と外部とを連通させる安全弁、および前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に破裂して該二次配管の内部と外部とを連通させるラプチャーディスクのいずれか一方または両方であり、
前記高圧水素供給手段、一次側配管、一次側遮断弁、一次側放出弁、試験片、および二次側放出弁が防爆環境に設置されており、
前記分析装置が非防爆環境に設置されている。
本発明の気相式水素透過試験装置の各部は、それぞれ以下に述べるような構成とすることができる。
水素の透過挙動を試験する試験片としては、任意の金属を含む各種材料を用いることができる。試験片の形状は特に限定されず、例えば、ディスク(円盤)状など、任意の形状とすることができる。ディスク状の試験片を用いる場合、その直径は例えば、10〜100mmとすることが好ましく、20〜80mmとすることがより好ましい。試験片の厚みについても特に限定されないが、耐圧強度や水素の透過に要する時間等の兼ね合いから、0.1〜10mmとすることが好ましく、2〜8mmとすることがより好ましい。試験に際しては、試験片10の表面を機械研磨した後、さらに化学研磨や電解研磨によって、機械研磨によって生じた試験片表面の加工層を除去しておくことが好ましい。また、試験片の水素が進入する側(一次側)または放出される側(二次側)の表面に、例えば、Pd、Niなどの金属を、めっきや蒸着等の方法により被覆しておいてもよい。
上記試験片の水素が侵入する一方の面に接続される側(以下、「一次側」という)には、高圧水素供給手段が設置される。前記高圧水素供給手段としては、試験に必要な圧力の水素を供給可能なものであれば任意のものを使用できる。例えば、水素ボンベから取り出した水素ガスを圧縮機(コンプレッサー)で所望の圧力として供給する装置を用いることができる。
上記試験片の水素が放出される他方の面に接続される側(以下、「二次側」という)には、試験片を透過してきた微量の水素ガスを検出、定量するための分析装置が設置される。前記分析装置としては、例えば、質量分析器やガスクロマトグラフなどを用いることができる。
本発明の気相式水素透過試験装置においては、前記高圧水素供給手段と前記試験片の一方の面が一次側配管により接続される。また、前記試験片の他方の面と前記分析装置とは二次側配管によって接続される。前記一次側配管および二次側配管には、それぞれの使用圧力に対応した金属等の材質からなる配管を適宜選択して使用すればよい。二次側配管は、高真空を達成するために内部容積を可能な限り低減することが望ましい。また、清浄度が要求されることから、内面を電解研磨したステンレス鋼製等のチューブを用いることが好ましい。
上記二次側配管には、二次側配管内の圧力を測定するための二次側圧力計が設けられる。本発明の気相式水素透過試験装置においては、前記二次側圧力計を用いて常時圧力を測定し、該圧力があらかじめ定めた基準以上となったとき、試験片が破断したものと判断し、後述するように弁の開閉を行って安全を確保する。圧力計の種類は特に限定されず、試験片破断時の圧力上昇を検知できるものであれば任意のものを使用できる。
上記一次側配管と二次側配管には、それぞれ遮断弁(一次側遮断弁、二次側遮断弁)が設けられている。本発明の気相式水素透過試験装置による試験が正常に行われている時には、一次側遮断弁は、開(昇圧時)または閉(昇圧完了時)の状態、二次側遮断弁は、常に開の状態とし、一次側配管と二次側配管の内部を水素が通過することができる。しかし、試験片が破断して一次側の高圧水素が二次側へ流入した場合、二次側圧力計における圧力の上昇として異常を検知し、二次側圧力計で測定される圧力があらかじめ定めた基準以上となったとき、制御手段によって前記遮断弁がいずれも閉状態とされる。一次側遮断弁が閉状態となることにより、高圧水素供給手段から供給される水素ガスが、該一次側遮断弁よりも下流側に進まなくなるため、二次側へそれ以上高圧水素が流入することを防止できる。また、二次側遮断弁が閉状態となることにより、二次側配管に流入した水素ガスが、分析装置や該分析装置に接続された真空ポンプ等に流入して、それらの装置が破損することを防止できる。
同様に、上記一次側配管と二次側配管には、それぞれ放出弁(一次側放出弁、二次側放出弁)が設けられている。前記放出弁は、通常は閉状態となっているが、上記二次側圧力計で測定される圧力があらかじめ定めた基準以上となったとき、制御手段によって開状態とされる。この2つの放出弁を開くことによって、一次側配管および二次側配管の内部に存在する高圧水素ガスが速やかに外部へ放出されるため、下流の分析装置へ高圧ガスが流入して装置が破損することを防止できる。また、一次側放出弁および二次側放出弁を開放する際には、該一次側放出弁および二次側放出弁よりも上流側に設けられている一次側遮断弁を閉鎖するため、該一次側遮断弁を閉鎖した際に配管内に存在していた分以上の高圧水素ガスが装置外へ放出されることもない。
上記遮断弁および放出弁の開閉は、制御手段によって行われる。前記制御手段は、二次側圧力計で測定された圧力が所定の値以上となったとき、前記一次側遮断弁と前記二次側遮断弁を閉状態とし、前記一次側放出弁と前記二次側放出弁を開状態とする制御を行う。
本発明の気相式水素透過試験装置は、二次側配管の二次側遮断弁よりも上流に、さらに受動放出手段を備えている。ここで、受動放出手段とは、所定の条件を満たした際に自動的に、すなわち別途設けられている二次側圧力計や制御手段によらず、独立して配管内のガスを放出する機能を備えているものを意味する。具体的には、前記受動放出手段として、安全弁およびラプチャーディスクのいずれか一方または両方を使用する。安全弁はリリーフ弁とも呼ばれ、バネなどの作用により配管内の圧力が所定値以上となったときにのみ開状態となり、配管内のガスを外部へ放出する機能を有している。また、ラプチャーディスクは破裂板とも呼ばれる薄い金属板等からなる部材であり、配管内の圧力が設定値以上となると破断して、配管内のガスを外部へ放出する機能を有している。安全弁およびラプチャーディスクの種類は特に限定されず、装置使用時の圧力等に応じて選択すればよい。
本発明の気相式水素透過試験装置では、上述したように、試験片が破断した際には放出弁を開いて水素ガスを周囲へ放出する。そのため、気相式水素透過試験装置の周囲で火花等が発生すると周囲の空気と混合された水素ガスが爆発を起こす危険性がある。これを防止するため、本発明では高圧水素を取り扱う部分と、高圧水素が放出される可能性のある部分、具体的には高圧水素供給手段、一次側配管、一次側遮断弁、一次側放出弁、試験片、および二次側放出弁を防爆環境に設置する。前記防爆環境としては、例えば、防爆室を使用することができる。また、前記防爆環境の中に設置されるものはすべて防爆仕様とする。一方、分析装置は非防爆環境に設置する。したがって、二次側配管は上流部分(試験片側)が防爆環境に、下流側(分析装置側)が非防爆環境に、それぞれ配置される。二次側圧力計と二次側遮断弁は防爆環境と非防爆環境のいずれに設置してもよいが、防爆環境に設置する場合には、防爆仕様のものとする必要があるため、非防爆環境に設置することが好ましい。防爆仕様の遮断弁としては、後述するエア駆動方式の弁を用いることができる。
本発明の気相式水素透過試験装置が有する弁のうち、少なくとも一次側遮断弁、一次側放出弁、および二次側放出弁はエア駆動式の弁(エアオペレートバルブ)とする。これらの弁は、防爆環境中に設置されており、該防爆環境中には試験片が破断した際に高圧水素が放出される。したがって、これらの弁をエア駆動方式の弁とすることにより、水素を放出した場合でも爆発を防止することができる。本発明では、このように、放出弁等の水素を放出するための機構と、防爆環境およびエア駆動方式の弁とを組み合わせたことにより、試験片が破断した場合であっても、高圧水素ガスを安全に外部へ放出し、分析装置などの破損を防止することが可能となっている。なお、一次側遮断弁、一次側放出弁、および二次側放出弁以外の弁については任意の駆動方式とすることができるが、防爆環境に設置されるものについては、エア駆動式、手動式、または防爆仕様の電磁駆動式など、防爆仕様の弁とする。
2 防爆室
3 非防爆室
10 試験片
11 試験片保持部
111 気密チャンバー
112 試験片保持冶具
20 高圧水素供給手段
21 水素ボンベ
22 圧縮機
23 バルブシャッター
30 四重極質量分析計(分析装置)
31 ターボ分子ポンプ
32 ロータリーポンプ
40 一次側配管
41 エア駆動弁
42 ロータリーポンプ
43 エア駆動弁(一次側遮断弁)
44 エア駆動弁(一次側放出弁)
45 安全弁
50 二次側配管
51 エア駆動弁(二次側上流遮断弁)
52 エア駆動弁(二次側放出弁)
53 安全弁(受動放出手段)
54 ラプチャーディスク(受動放出手段)
55 エア駆動弁(二次側遮断弁)
56 二次側圧力計
60 制御装置
Claims (3)
- 試験片の一方の面に高圧水素を供給し、該試験片を透過して試験片の他方の面から放出される水素を分析する気相式水素透過試験装置であって、
前記試験片の一方の面に高圧水素を供給する高圧水素供給手段と、
前記試験片の他方の面から放出される水素を分析する分析装置と、
前記高圧水素供給手段と前記試験片の一方の面とを接続する一次側配管と、
前記試験片の他方の面と前記分析装置とを接続する二次側配管と、
前記二次側配管内の圧力を測定する二次側圧力計と、
前記一次側配管に設けられ、閉状態において該一次側配管を閉鎖する一次側遮断弁と、
前記一次側配管の前記一次側遮断弁より下流に設けられ、開状態において該一次側配管の内部と外部とを連通させる一次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられ、開状態において該二次側配管の内部と外部とを連通させる二次側放出弁と、
前記二次側配管に設けられた受動放出手段と、
前記二次側配管の前記二次側放出弁および前記受動放出手段より下流に設けられ、閉状態において該二次側配管を閉鎖する二次側遮断弁と、
前記二次側圧力計で測定された圧力が所定の値以上となったときに前記一次側遮断弁と前記二次側遮断弁を閉状態とし、前記一次側放出弁と前記二次側放出弁を開状態とする制御手段とを有し、
前記一次側遮断弁、一次側放出弁、および二次側放出弁がエア駆動式の弁であり、
前記受動放出手段が、前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に開状態となり該二次配管の内部と外部とを連通させる安全弁、および前記二次配管内の圧力が所定値以上となった時に破裂して該二次配管の内部と外部とを連通させるラプチャーディスクのいずれか一方または両方であり、
前記高圧水素供給手段、一次側配管、一次側遮断弁、一次側放出弁、受動放出手段、試験片、および二次側放出弁が防爆環境に設置されており、
前記分析装置が非防爆環境に設置されている、気相式水素透過試験装置。 - 前記二次側配管の、前記二次側放出弁および前記受動放出手段より上流に設けられ、閉状態において該二次側配管を閉鎖する、エア駆動式または手動式の二次側上流遮断弁をさらに有する、請求項1に記載の気相式水素透過試験装置。
- 請求項1または2に記載の気相式水素透過試験装置を使用する際に、前記二次側圧力計で測定された圧力が所定の値以上となったときに前記一次側遮断弁と前記二次側遮断弁を閉状態とし、前記一次側放出弁と前記二次側放出弁を開状態とする、気相式水素透過試験装置の保護方法。
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