JP6007727B2 - 主軸装置および工作機械 - Google Patents

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Description

本発明は、主軸装置および工作機械に関する。
工作機械の主軸装置には、一般的に、そのハウジング内部に油、エア等の流体を流すための多数の穴が設けられている。ビルトインモータスピンドルと呼ばれるモータが内蔵される主軸装置においては、ハウジングの内外径が異なる複数の段部を有するものとなるので、ハウジング内部に穴を設ける場合には、ハウジング内部に複数の屈曲部を設ける必要がある。
工作機械用主軸装置においては、主軸装置の前側で加工が行われるため、切り屑や切削水の飛散を回避する必要から、穴出口が主軸装置の後部に設けられる場合が多い。従って、主軸装置の前部に穴を通すためには、その経路が複雑かつ長距離となる。また、主軸装置の前部に電気装置を配置し、この電気装置に接続される電気配線を挿通するための配線用穴を設けるには、油、エア等の流体用穴と比較して、大きなスペースが必要となる。工作機械用主軸装置においては、従来、前側軸受近傍に配置したセンサから導出される配線を、主軸装置の後部に配索することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−67906号公報
しかしながら、特許文献1によると、センサからの配線を主軸装置の前部から取り出してカバーで覆う必要や、主軸装置の前部とモータ間の長さを延長して屈曲部の屈曲角度を小さくする必要があり、主軸装置が大型化してしまうという問題があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、主軸装置を大型化することなく、主軸装置の前部に配置された電気装置に配線部材を配索することができる主軸装置および工作機械を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)ハウジングと、前側軸受及び後側軸受によりハウジングに対して回転自在に支持された回転軸と、ハウジングに設けられた電装室に内蔵される電気装置と、を備える主軸装置であって、ハウジングに形成されて、電気装置に接続される配線部材を収容する配索孔をさらに備え、配索孔は、前部配索孔、後部配索孔、及び前部配索孔と後部配索孔とを連通させて斜めに形成される傾斜配索孔を有する第1配索孔と、傾斜配索孔が通る断面とは異なる断面に設けられ、第1配索孔と電装室とを連通させるように形成される第2配索孔と、を有し、前部配索孔と傾斜配索孔が交差する屈曲部の屈曲角度θは、θ≦90°−tan−1μであることを特徴とする主軸装置。
但し、μは、配線部材と前部配索孔及び傾斜配索孔との摩擦係数である。
(2)前記後部配索孔と前記傾斜配索孔が交差する屈曲部の屈曲角度θ´は、
θ´≦90°−tan−1μ´であることを特徴とする(1)に記載の主軸装置。
但し、μ´は、前記配線部材と前記後部配索孔及び前記傾斜配索孔との摩擦係数である。
(3)後部配索孔と傾斜配索孔とが交差する屈曲部の近傍とハウジングの外部とを連通させる作業孔をさらに備えることを特徴とする(1)または(2)に記載の主軸装置。
(4)作業孔の直径は、配線部材の太さの2倍以上であることを特徴とする(3)に記載の主軸装置。
(5)第1配索孔と第2配索孔とを周方向に連通させる第3配索孔をさらに備えることを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の主軸装置。
(6)配線部材は、電気装置から導出して一方のコネクタを備える一方の配線部材と、一方のコネクタに接続可能な他方のコネクタを備える他方の配線部材と、を有し、一方のコネクタと他方のコネクタとが第1配索孔において接続されることを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の主軸装置。
(7)電気装置は、一方のコネクタを有し、配線部材は、電気装置の一方のコネクタに接続可能な他方のコネクタを有し、一方のコネクタと他方のコネクタとが接続されることを特徴とする(1)から(5)のいずれかに記載の主軸装置。
(8)電気装置は、前側軸受近傍に配設されたセンサであることを特徴とする(1)から(7)のいずれかに記載の主軸装置。
(9)ビルトインモータ式の主軸装置であることを特徴とする(1)から(8)のいずれかに記載の主軸装置。
(10)(1)から(9)のいずれかに記載の主軸装置を備えることを特徴とする工作機械。
本発明の主軸装置および工作機械によれば、電気装置に接続される配線部材を、第1配索孔の屈曲部を通過して滑らかに挿通することが可能となる。これにより、従来の主軸装置を大型化することなく、前部に配置された電気装置に配線部材を配索することができる。
(a)は本発明の第1実施形態に係る主軸装置の正面図、(b)は(a)のA−B−C線断面図である。 配線部材を後部配索孔に挿通する状態を示す要部拡大断面図である。 配線部材を作業孔から一旦外部に取り出す状態を示す要部拡大断面図である。 配線部材が作業孔から外部に取り出された状態を示す要部拡大断面図である。 配線部材を作業孔から再び挿入して傾斜配索孔に挿入する状態を示す要部拡大断面図である。 配線部材を傾斜配索孔から前部配索孔に挿通する状態を示す要部拡大断面図である。 配線部材をハウジングの前端部から引き出した状態を示す要部拡大断面図である。 電気装置側の配線部材の一方のコネクタを、前端部から引き出した配線部材の他方のコネクタに接続する状態を示す要部拡大断面図である。 接続した一対のコネクタを前部配索孔に挿通する状態を示す要部拡大断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態に係る主軸装置の正面図、(b)は(a)のA´−B´−C´線断面図である。
以下、本発明に係る主軸装置の各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る主軸装置について説明する。
第1実施形態の主軸装置10は、ビルトインモータ式の主軸装置であり、その中心部には、回転軸11が設けられている。回転軸11の軸方向端部(図1において左側)には、不図示の工具が保持されている。
回転軸11は、その工具側を支承する一対の前側軸受20,30と、反工具側を支承する後側軸受40とによって、静止部材であるハウジング50に回転自在に支持されている。前側軸受20,30と後側軸受40間における回転軸11の外周面には、ロータ51が外嵌されている。また、ロータ51の周囲に配置されるステータ52は、ハウジング50に固定されており、ステータ52に電力を供給することで、ロータ51に回転力を発生させて、回転軸11を回転させる。
前側軸受20,30は、背面組み合わせとなるように配置された略同一寸法の一対のアンギュラ玉軸受であり、静止側軌道輪である外輪21,31と、回転側軌道輪である内輪22,32と、外輪21,31及び内輪22,32間に接触角を持って配置された転動体としての複数の玉23,33と、を備える。
前側軸受20,30の外輪21,31は、ハウジング50に内嵌され、ハウジング50にボルト締結された前側軸受外輪押え53によって静止側間座である外輪間座54を介してハウジング50に固定されている。
また、前側軸受20,30の内輪22,32は、回転軸11に外嵌され、回転軸11に締結されたナット55によって回転側間座である内輪間座59を介して回転軸11に固定されている。前側軸受20,30は、ナット55によって定位置予圧が負荷されており、前側軸受20,30によって回転軸11の軸方向位置が位置決めされる。内輪間座59の外周面には、後述するセンサ60により検出される不図示のエンコーダが設けられている。
後側軸受40は、円筒ころ軸受であり、外輪41と、内輪42と、転動体としての複数の円筒ころ43と、を有する。後側軸受40の外輪41は、ハウジング50に内嵌され、ハウジング50にボルト締結された後側軸受外輪押え56によってハウジング50に固定されている。後側軸受40の内輪42は、回転軸11に締結された他のナット57によって回転軸11に固定されている。
ハウジング50及び外輪間座54には、それぞれ電気装置であるセンサ60を収容する電装室となるセンサ取付穴61及び貫通孔54aが径方向に連続して形成されている。また、ハウジング50及び外輪間座54には、径方向に貫通する不図示のノズル穴が形成され、前側軸受20,30を潤滑するための給油ノズル(図示せず)が配設されている。センサ取付穴61とノズル穴とは、軸方向において略同一位置、且つ円周方向位相が異なる位置に設けられている。
次に、主軸装置10の後部側(反工具側)から電気装置であるセンサ60に配線部材63を配索するための配索孔70について説明する。配索孔70は、第1配索孔71と、第2配索孔72と、第3配索孔73と、から構成されている。
第1配索孔71は、前側軸受20,30に対応してハウジング50の前部に形成されて軸方向前端面から延びる前部配索孔74と、ハウジング50の後部からステータ52に対応する中間部にかけて軸方向後端面から延びる後部配索孔75と、斜めに形成されて前部配索孔74と後部配索孔75とを連通させる傾斜配索孔76と、を備える。即ち、第1配索孔71は、前部配索孔74、傾斜配索孔76、及び後部配索孔75により中間部を屈曲形成することで、センサ60の配線部材63をステータ52と干渉することなく配索可能としている。
前部配索孔74と傾斜配索孔76とが交差する屈曲部P1の屈曲角度θは、90°−tan−1μ以下に設定されている。ここで、μは、配線部材63と第1配索孔71との摩擦係数であり、tan−1μは、摩擦角である。屈曲角度θを90°−tan−1μ以下としたのは、配線部材63の第1配索孔71への配索を容易にするためである。尚、屈曲角度θの下限は特に限定されないが、一般的なビルトインモータ式の主軸装置においては、ステータの干渉を避けるため、屈曲角度θが30°以上に設定されることが好ましい。
また、後部配索孔75と傾斜配索孔76とが交差する屈曲部P2の近傍には、屈曲部P2から径方向に延び、外部と連通する作業孔77が設けられている。作業孔77の直径Dは、配線部材63の太さの2倍以上となっている。これは、後述するように、作業孔77から一旦取り出した配線部材63を折り返して、再び作業孔77から挿入可能とするためである。これにより、屈曲部P2における配線部材63の配索が容易となる。
第2配索孔72は、図1(a)に示すように、第1配索孔71と主軸装置10の回転中心Oを通る断面Mに対して、周方向に位相が異なる断面N上に設けられており、ハウジング50の前端部58と電装室であるセンサ取付穴61とを連通させて軸方向に形成されている。
第3配索孔73は、ハウジング50の前端部58に形成された円弧状の溝であり、前端部58に開口する前部配索孔74(第1配索孔71)及び第2配索孔72の開口部を周方向に連通させる。第3配索孔73は、前側軸受外輪押え53をハウジング50にボルト締結することで配線部材63が配索される配索孔となる。
センサ60から導出する一方の配線部材63Aの先端には、一方のコネクタである雌コネクタ64が取り付けられている。また、他方の配線部材63Bは、後端が主軸装置10の後方に配置された不図示の制御装置に接続され、配線部材63Bの先端には、他方のコネクタである雄コネクタ65が取り付けられている。雌コネクタ64と雄コネクタ65とは、後述するように、第1配索孔71内において接続される。
本実施形態の主軸装置10における配線部材63の配索について図2〜図9を参照して詳細に説明する。尚、図2〜図9においては、屈曲部P1、P2を含む第1配索孔71が位置している図1(b)の図中下方の部分のみを拡大して示している。
先ず、図2〜図9には不図示であるが、一方の配線部材63Aを第2配索孔72に挿通して、センサ60をセンサ取付穴61に取り付ける。このとき、配線部材63Aの先端(雌コネクタ64)は、第2配索孔72からハウジング50の前方に引き出しておく。
次いで、図2に示すように、配線部材63Bを主軸装置10の後部から後部配索孔75に挿入する。このとき主軸装置10の後部から屈曲部P2までの後部配索孔75の長さは長距離となるが、経路が直線状の単純な形状であり、且つ配線部材63Bの進行方向に対して水平に押し込めるため、支障なく配索が可能である。
図3及び図4に示すように、配線部材63Bの先端、即ち雄コネクタ65が、後部配索孔75と傾斜配索孔76とが交差する屈曲部P2に達したら、必要に応じて、引掛け工具80を作業孔77に挿入して配線部材63Bの先端を一旦、主軸装置10の外部に引き出す。
そして、図5に示すように、配線部材63Bを略U字形に折り曲げて、再び作業孔77に挿入する。このとき、作業孔77の直径Dは、配線部材63Bの太さの2倍以上に設定されているので、容易に挿入可能である。作業孔77から挿入された配線部材63Bは、傾斜配索孔76に案内されて前部配索孔74方向に進み、やがて前部配索孔74と傾斜配索孔76との屈曲部P1に到達し、図6に示すように、屈曲部P1で折り曲げられて前部配索孔74を前進する。
ここで、屈曲部P1の屈曲角度θは、θ≦90°−tan−1μに設定されているので、配線部材63Bは屈曲部P1で滑らかに滑りながら折れ曲がり、前部配索孔74に導かれる。ここで、μは、前部配索孔74と配線部材63B(雄コネクタ65を含む)との間の摩擦係数であり、例えば、両者が鉄製である場合には、μ=0.15程度となる。
そして、図7に示すように、配線部材63Bを前部配索孔74からハウジング50の前方に引き出した後、図8に示すように、第2配索孔72から引き出された配線部材63Aの雌コネクタ64と、配線部材63Bの雄コネクタ65とを、主軸装置10の外部で接続する。
そして、配線部材63Aを円弧溝状の第3配索孔73に沿わせて円周方向に配索し、図9に示すように、接続した雌雄コネクタ64,65を共に、先とは逆方向に前部配索孔74に押し込みながら、配線部材63Bを後方に引っ張って、互いに接続された雌雄コネクタ64,65を前部配索孔74内に位置させる。そして、前側軸受外輪押え53をハウジング50にボルト締結して配線部材63の配索を完了する。また、作業孔77は、配線部材63の配索後は不要となるため、プラグ等で栓をしておくことが望ましい。
このように、配線部材63は、第1配索孔71、第2配索孔72、及び第3配索孔73によってハウジング50の内部を通過して配索されるので、別途配線用のカバーを設ける必要がなく、加工時の切り屑や切削油等から配線部材63を防護することができ、省スペース化が図られる。特に、旋回型の主軸装置においては、ハウジング50の内部から主軸装置10を支持する旋回アームの内部へ配線部材63を導出するようにすれば、配線部材63を外部へ曝すことなく配索することができる。
以上説明したように、本実施形態の主軸装置10によれば、センサ60に接続される配線部材63を収容するためにハウジング50に形成された配索孔70は、前部配索孔74、後部配索孔75、及び前部配索孔74と後部配索孔75とを連通させる傾斜配索孔76を有する第1配索孔71と、第2配索孔72と、を有し、傾斜配索孔76が前部配索孔74と交差する屈曲部P1の屈曲角度θは、θ≦90°−tan−1μであるため、配線部材63を第1配索孔71に滑らかに挿通すること可能となる。これにより、主軸装置10を大型化することなく、前部に配置されたセンサ60に配線部材63を配索することができる。
また、後部配索孔75と傾斜配索孔76とが交差する屈曲部P2の近傍と外部とを連通させる作業孔77の直径Dは、配線部材63の太さの2倍以上であるため、作業孔77から外部に引き出した配線部材63を、再び作業孔77から第1配索孔71に戻すことができ、配索作業が容易となる。
第1配索孔71と第2配索孔72とを周方向に連通させる第3配索孔73を備えるため、第1配索孔71と第2配索孔72とを異なる断面に配置することができ、主軸装置10の大型化が防止できる。
配線部材63は、センサ60から導出して雌コネクタ64を備える一方の配線部材63Aと、雄コネクタ65を備える他方の配線部材63Bと、を有し、雌雄コネクタ64,65が第1配索孔71において接続されるため、主軸装置10の前部に配置されたセンサ60へ配線部材63を容易に配索することができる。
センサ60は、前側軸受20,30の近傍に配設されるため、前側軸受20,30の運転状況を常時監視して不意に発生する不具合を抑制することができる。
また、本実施形態の主軸装置10によれば、複数の段部を有する複雑な断面形状となるビルトインモータ式主軸装置のハウジング50内に、主軸装置を大型化することなく、配索孔70を形成することができる。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る主軸装置について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の主軸装置10の配索孔70は、第1実施形態の主軸装置10と同様であり、コネクタ64,65の接続位置のみが異なる。本実施形態の主軸装置10は、雌コネクタ64がセンサ60に取り付けられており、雄コネクタ65が配線部材63の先端に取り付けられている。
そして、第1実施形態に関して図2から図7に示した手順と同様にように、後方から第1配索孔71に挿入した配線部材63を、前部配索孔74からハウジング50の前方に引き出し(図7参照)、円弧溝状の第3配索孔73に沿わせて円周方向に配索した後、さらに前方から第2配索孔72に挿入してセンサ60の雌コネクタ64に接続し、前側軸受外輪押え53をハウジング50にボルト締結して配線部材63の配索を完了する。
本実施形態の主軸装置10は、前端部の長さが短く、主軸装置10の前方からセンサ60の雌コネクタ64に雄コネクタ65を接続可能な主軸装置10に有効に適用される。
本実施形態の主軸装置10によれば、センサ60は雌コネクタ64を有し、配線部材63は雄コネクタ65を有し、雄コネクタ65がセンサ部において雌コネクタ64に接続されるため、主軸装置10の前部に配置されたセンサ60へ配線部材63を容易に配索することができる。その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、上記実施形態では、第1配索孔71と第2配索孔72とを円周方向に離間して配置したが、周方向同一位相上に配置して、径方向に離間させるようにしてもよい。しかし、円周方向に離間配置すれば、ハウジング50の径方向寸法を小さくすることができ、主軸装置10が小型化される。
また、屈曲角度θが相当程度小さい場合には、配線部材63Bの先端を作業孔77を介して主軸装置10の外部へと引き出すことなく、第1配索孔71に配線部材63Bを配線可能である場合がある。例えば、作業孔77から差し込んだ不図示の棒等により配線部材63Bを突くこと等によって、配線部材63Bを後部配索孔75から傾斜配索孔76へと配線可能である。このとき、後部配索孔75と傾斜配索孔76とが交差する屈曲部P2においても、屈曲角度θ’が90°−tan−1μ以下に設定される。この屈曲部P2における屈曲角度θ´は、屈曲部P1における屈曲角度θと略等しいことが好ましい。また、このような場合には、作業孔77の直径が配線部材63Bの太さの2倍よりも小さくてもよい。
10 主軸装置
11 回転軸
20,30 前側軸受
40 後側軸受
50 ハウジング
60 センサ(電気装置)
61 センサ取付穴(電装室)
63,63A,63B 配線部材
64 雌コネクタ(一方のコネクタ)
65 雄コネクタ(他方のコネクタ)
70 配索孔
71 第1配索孔
72 第2配索孔
73 第3配索孔
74 前部配索孔
75 後部配索孔
76 傾斜配索孔
77 作業孔
D 作業孔の直径
P1,P2 屈曲部
θ 屈曲角度

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前側軸受及び後側軸受により前記ハウジングに対して回転自在に支持された回転軸と、
    前記ハウジングに設けられた電装室に内蔵される電気装置と、を備える主軸装置であって、
    前記ハウジングに形成されて、前記電気装置に接続される配線部材を収容する配索孔をさらに備え、
    前記配索孔は、
    前部配索孔、後部配索孔、及び前記前部配索孔と前記後部配索孔とを連通させて斜めに形成される傾斜配索孔を有する第1配索孔と、
    前記傾斜配索孔が通る断面とは異なる断面に設けられ、前記第1配索孔と前記電装室とを連通させるように形成される第2配索孔と、
    を有し、
    前記前部配索孔と前記傾斜配索孔が交差する屈曲部の屈曲角度θは、
    θ≦90°−tan−1μであることを特徴とする主軸装置。
    但し、μは、前記配線部材と前記前部配索孔及び前記傾斜配索孔との摩擦係数である。
  2. 前記後部配索孔と前記傾斜配索孔が交差する屈曲部の屈曲角度θ´は、
    θ´≦90°−tan−1μ´であることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
    但し、μ´は、前記配線部材と前記後部配索孔及び前記傾斜配索孔との摩擦係数である。
  3. 前記後部配索孔と前記傾斜配索孔とが交差する前記屈曲部の近傍と前記ハウジングの外部とを連通させる作業孔をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の主軸装置。
  4. 前記作業孔の直径は、前記配線部材の太さの2倍以上であることを特徴とする請求項3に記載の主軸装置。
  5. 前記第1配索孔と前記第2配索孔とを周方向に連通させる第3配索孔をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の主軸装置。
  6. 前記配線部材は、前記電気装置から導出して一方のコネクタを備える一方の配線部材と、前記一方のコネクタに接続可能な他方のコネクタを備える他方の配線部材と、を有し、
    前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとが前記第1配索孔において接続されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の主軸装置。
  7. 前記電気装置は、一方のコネクタを有し、
    前記配線部材は、前記電気装置の前記一方のコネクタに接続可能な他方のコネクタを有し、
    前記一方のコネクタと前記他方のコネクタとが接続されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の主軸装置。
  8. 前記電気装置は、前記前側軸受近傍に配設されたセンサであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の主軸装置。
  9. ビルトインモータ式の主軸装置であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の主軸装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の主軸装置を備えることを特徴とする工作機械。
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