JP6006760B2 - 自転車用ペダル、クリート、および自転車用ペダルシステム - Google Patents

自転車用ペダル、クリート、および自転車用ペダルシステム Download PDF

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Description

本発明は、靴に装着可能なクリート、クリートに着脱かつ係合可能な自転車用ペダルおよびこれらのクリートおよび自転車ペダルを備える自転車用ペダルシステムに関する。
自転車のペダルシステムとして、靴に装着されるクリートと、クリートに着脱可能に係合する自転車用ペダルとを有するものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。従来の自転車用ペダルは、ペダル軸、ペダル軸に回転自在に支持されるペダル本体、およびペダル本体に自転車の走行方向に沿った前後に間隔を隔てて配置された2つのクリートクランプ部を有するクランプ部、を備える。このようなペダルシステムでは、ペダルを押し下げるだけでなく、ペダルを引き上げることができるので、ペダルを安定して効率よく動作させることができる。
欧州特許出願公開第0826586号明細書
従来のペダルシステムよりもさらに安定してクリートを保持できるペダルが求められる。
本発明の課題は、さらに安定してクリートをペダルに保持できる自転車用ペダル、クリート、および自転車用ペダルシステムを提供することにある。
本発明に係る自転車用ペダルは、靴に装着可能なクリートに着脱かつ係合可能である。自転車用ペダルは、回転中心軸を有するペダル軸と、ペダル本体と、クランプ部と、を備える。ペダル本体は、第1面と第1面と反対側の第2面と、を有し、ペダル軸に回転中心軸回りに回転自在に支持される。クランプ部は、ペダル本体の少なくとも第1面にクリートを着脱可能に保持する、3以上のクリートクランプ部を有する。クランプ部は、第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および第2クリートクランプ部から回転中心軸方向に離間して配置される。第3クリートクランプ部と、を有する。ペダル軸は、第1クリートクランプ部と第2クリートクランプ部の間に延びるように配置される。第3クリートクランプ部は、回転中心軸方向から見て第1クリートクランプ部と第2クリートクランプの間に配置される。第3クリートクランプ部は、第1面に直交する方向から見て回転中心軸と対向する位置に配置される。
この自転車用ペダルでは、クリートが3以上のクリートクランプ部によって着脱可能に保持される。このため、3以上のクリートクランプ部の間隔を大きくすることができるとともに、3箇所以上でペダルクランプ部がクリートを平面的に保持できる。このため、クリートが装着される靴が傾きにくくなるとともに、使用者の踏力をペダルに効率よく伝達できる。これによって、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。
また、3箇所に設けられる第1クリートクランプ部から第3クリートクランプ部によってクリートが保持されるので、クリートを保持する間隔を、従来の2箇所で保持する場合に比べて大きくすることができる。このため、使用者の踏力をペダルにさらに効率よく伝達でき、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。
さらに、回転中心軸方向から見て、第1クリートクランプ部と第2クリートクランプ部との間に第3クリートクランプ部が配置されるので、左右方向において、クリートを保持する間隔を大きくすることができる。
さらにまた、第3クリートクランプ部が、第1面に直交する方向から見て前記回転中心軸と対向する位置に配置される。この結果、第1クリートクランプ部と第2クリートクランプ部とを回転中心軸に対して対称に配置することによって、第3クリートクランプ部を回転中心軸から見て第1クリートクランプ部と第2クリートクランプ部の中間位置に配置できる。このため、クリートを保持する左右方向の間隔をさらに大きくすることができ、クリートが左右方向に傾きにくくなる。これによって、靴も左右方向に傾きにくくなり、踏力をさらに効率よく自転車用ペダルに伝達できる。このため、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。
本発明の別の発明に係る自転車用ペダルは、靴に装着可能なクリートに着脱かつ係合可能である。自転車用ペダルは、回転中心軸を有するペダル軸と、ペダル本体と、クランプ部と、を備える。ペダル本体は、第1面と第1面と反対側の第2面と、を有し、ペダル軸に回転中心軸回りに回転自在に支持される。ペダル本体は、第1面から突出する第1突出部と、ペダル軸から徐々に離れる方向に第1面に向けて傾斜する少なくとも一つの傾斜面と、を有する。クランプ部は、ペダル本体の少なくとも第1面にクリートを着脱可能に保持する、3以上のクリートクランプ部を有する。
この自転車用ペダルでは、クリートが3以上のクリートクランプ部によって着脱可能に保持される。このため、3以上のクリートクランプ部の間隔を大きくすることができるとともに、3箇所以上でペダルクランプ部がクリートを平面的に保持できる。このため、クリートが装着される靴が傾きにくくなるとともに、使用者の踏力をペダルに効率よく伝達できる。これによって、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。また、第1突出部にクリートを係合させることによって、クリートが前後方向および左右方向に移動しにくくなる。
第3クリートクランプ部は、ペダル軸に対して第2クリートクランプ部側に配置されてもよい。この場合には、ペダル軸を挟んで、第1クリートクランプ部と、第2クリートクランプ部および第3クリートクランプ部と、が配置されるので、前後方向において、クリートを保持する間隔を大きくすることができる。
ペダル軸は、自転車のクランクに取り付けられる第1端部と、第1端部と回転中心軸方向において反対側の第2端部とを有し、第3クリートクランプ部は、第1および第2クリートクランプ部に対して第2端部側に配置されてもよい。この場合には、第1および第2クリートクランプ部に対して第3クリートクランプ部を左右方向に離して配置することができるので、クリートが左右方向にさらに傾きにくくなり、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。
第3クリートクランプ部は、クリートと係合可能に設けられる保持部と、保持部と対向する部分に形成される凹部とを含んでもよい。この場合には、保持部と対向する部分に凹部が形成されるので、コーナリング時などに自転車が傾いても、地面とのクリアランスを凹部によって実現できる。
保持部は、第1面から第1面と交差する方向に離れた位置に配置されてもよい。この場合には、保持部と第1面の間の隙間にクリートを入れやすくなる。
保持部は、ペダル本体の最頂部における厚さよりも短い厚さを有してもよい。この場合には、保持部の厚さがペダル本体の最頂部における厚さよりも短いので、厚さの佐野部分にクリートを挿入できる。

保持部は、クリートと接触する係合面を有してもよい。凹部は係合面と対向する部分に形成される。この場合には、保持部と第1面の間の隙間でクリートが係合部に接触するので、クリートを確実に保持できる。
係合面は第1面から第1面と交差する方向に離れた位置に配置されてもよい。この場合には、係合面が第1面から第1面と交差する方向に離れて配置されるので、係合面と、クリートが載置される第1面と、の間に隙間が形成される。このため、クリートを係合面に容易に接触させることができる。
第3クリートクランプ部は、保持部とペダル本体とを接続する接続部を含んでもよい。接続部は、第1面に対して傾斜するとともに回転中心軸方向に延びてもよい。この場合には傾斜する接続部によって保持部とペダル本体とが接続されるので、自転車が傾いても、地面とのクリアランスを接続部によって実現できる。
接続部は、保持部の両端部とペダル本体とを接続してもよい。この場合には、接続部の間でクリートを保持部に挿入できる。
第3クリートクランプ部は、ペダル本体と一体的に成形されていてもよい。この場合には、第3クリートクランプ部の剛性が高くなる。
第3クリートクランプ部は、保持部とペダル本体との間に形成され、クリートが挿入される開口部を含でもよい。この場合には、クリートを容易に保持部に挿入できる。
第3クリートクランプ部は、ペダル本体に対し回動不能に設けられてもよい。この場合には、第3クリートクランプ部の剛性が高くなる。
第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部のいずれか1つは回動可能に設けられてもよい。この場合には、3つのクリートクランプ部のいずれか1つが回動するので、クリートがクリートクランプ部から外れやすくなる。
第1クリープクランプ部、第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部は回動可能に設けられてもよい。この場合には、全てのクリートクランプ部が回動するので、クリートが3つのクリートクランプ部からさらに外れやすくなる。
クランプ部は、第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部を、クリートを保持する方向に付勢する3つの付勢部材を有してもよい。この場合には、3つのクリートクランプ部が付勢部材により、クリートを保持する方向に付勢されるので、特にペダルを引き上げるペダリング中にクリートがクリートクランプ部から外れにくくなる。
ペダル本体は、第1面から突出する第1突出部を有してもよい。この場合には、第1突出部にクリートを係合させることによって、クリートが前後方向および左右方向に移動しにくくなる。
第1突出部は、球面状または円錐面状の側面を有してもよい。この場合には、第1突出部に向けてクリートを接近させると、クリートが徐々に第1面から離れる方向に移動するので、クリートの取り外しがさらに容易になる。
ペダル本体は、第1面から突出し、回転中心軸方向に延びる第2突出部を有してもよい。この場合には、第2突出部にクリートを乗り上げさせることによって、クリートの取り外しがさらに容易になる。
第1突出部は、第2突出部の回転中心軸方向における中間部に設けられ、第2突出部の側面に対して突出してもよい。この場合には、第1突出部を中心としてクリートを回すことによってクリートが第2突出部に乗り上げて、クリートが第1面から離反する。このため、靴の僅かなひねり動作によってクリートをクリートクランプ部から容易に外すことができる。
ペダル本体は、ペダル軸から離れる方向に第1面に向けて、第2突出部から傾斜する傾斜面を有してもよい。この場合には、第2突出部に傾斜面が設けられるので、第1突出部を中心として靴を回すと、傾斜面によってクリートが第1面から徐々に離れる。このため、クリートをクリートクランプ部からさらに容易に外すことができる。
ペダル軸は、自転車のクランクに取り付けられる第1端部と、第1端部と回転中心軸方向において反対側の第2端部とを有し、傾斜面は、第1突出部に対して第1端部側に設けられてもよい。この場合には、傾斜面が第1突出部に対してクランクに取り付けられる第1端部側に設けられるので、第1突出部に対していずれの方向にクリートを回しても、クリートが傾斜面によって第1面から離反する方向に移動する。
第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部は、クリートと接触する係合面をそれぞれ有してもよい。係合面は、第1面に直交する方向における第1突出部の最端部と第1面との間に位置していてもよい。この場合には、クリートの保持面の位置が第1面に対して第1突出部よりも低い位置になるので、ペダルをより薄型に構成できる。
第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部は、ペダル本体の周縁部に配置されてもよい。この場合には、各クリートクランプ部の間隔を大きくすることができる。この場合には、3つのクリートクランプ部がペダル本体の周縁部に配置されるので、3つのクリートクランプ部の間隔を大きくすることができる。
本発明の別の発明に係るクリートは、自転車用ペダルのペダル本体の第1面に取り付けられたクランプ部に着脱可能に係合する。クリートは、第1係合部と、第2係合部と、第3係合部と、を備える。第1係合部は、クランプ部に着脱可能に係合する。第2係合部は、自転車用ペダルのペダル軸に対して第1係合部と反対側の位置でクランプ部に着脱可能に係合する。第3係合部は、第2係合部からペダル軸の回転中心軸方向に離間した位置でクランプ部に着脱可能に係合する。第3係合部は、回転中心軸方向から見て第1係合部と第2係合部の間の位置でクランプ部と係合し、かつ第1面に直交する方向から見て回転中心軸と対向する位置に配置される。
このクリートでは、3つの係合部でクランプ部に係合するので、3つの係合部の間隔を大きくすることができるとともに、3箇所でクリートが平面的に保持される。このため、クリートが装着される靴が傾きにくくなり、使用者の踏力をペダルに効率よく伝達できる。これによって、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。また、回転中心軸方向から見て、第1係合部と第2係合部との間に第3係合部が配置され、かつ第3係合部が、第1面に直交する方向から見て回転中心軸と対向する位置に配置される。この結果、第1係合部と第2係合部とを回転中心軸に対して対称に配置することによって、第3係合部を回転中心軸から見て第1係合部と第2係合部の中間位置に配置できる。このため、クリートを保持する左右方向の間隔をさらに大きくすることができ、クリートが左右方向に傾きにくくなる。これによって、靴も左右方向に傾きにくくなり、踏力をさらに効率よく自転車用ペダルに伝達できる。このため、ペダルをさらに安定して効率よく動作させることができる。
クリートは、球面状または円錐面状をなし、ペダル本体の一部と当接する当接面をさらに備えてもよい。この場合に、クリートが本体の一部で球面状または円形面状の当接面で接触するので、クリートをクランプ部から外すときに、クリートをペダル本体に対して傾けやすくなり、クリートの取り外しが容易になる。
第1係合部、第2係合部および第3係合部は、クリートの周縁部に設けられてもよい。この場合には、3つの係合部がクリートの周縁部に配置されるので、3つの係合部の間隔を大きくすることができる。
第3係合部は、回転中心軸方向から見て第1係合部と第2係合部の間の位置でクランプ部と係合してもよい。この場合には、回転中心軸方向から見て、第1係合部と第2係合部との間に第3係合部が配置されるので、左右方向において、クリートを保持する間隔を大きくすることができる。
本発明のさらに別の発明に係るクリートは、自転車用ペダルのペダル本体の靴と対向する第1面に取り付けられる。クリートは、第1取付部と、第2取付部と、連結部と、一対の当接面と、を備える。第1取付部は、第1面に取り付けられる。第2取付部は、自転車用ペダルのペダル軸に対して第1取付部と反対側で第1面に取り付けられる。連結部は、第1取付部と第2取付部との間にペダル本体の一部が配置される隙間が形成されるように、第1取付部と第2取付部とを連結する連結部と、当接面は、球面状または円錐面状をなし、第1取付部と第2取付部との間でペダル本体の一部と当接する。隙間は一対の当接面の間に形成される。
このクリートでは、ペダル軸を挟んで第1取付部と第2取付部とが配置され、かつ第1取付部と第2取付部とがペダル本体の一部が配置されるように連結部によって連結される。また第1取付部と第2取付部との間でペダル本体の一部に当接する当接面は、球面形状または円錐面状をなしている。このため、クリートをクランプ部から外すときに、クリートをペダル本体に対して傾けやすくなり、クリートの取り外しが容易になる。
第3係合部は、ペダル軸に対し第2係合部側でクランプ部と係合してもよい。この場合には、ペダル軸を挟んで、第1係合部と、第2係合部および第3係合部と、が配置されるので、前後方向において、クリートを保持する間隔を大きくすることができる。
本発明の別の発明に係る自転車用ペダルシステムは、上記の自転車用ペダルと、上記のクリートと、を備える。
本発明によれば、さらに安定してクリートをペダルに保持できる自転車用ペダル、クリート、および自転車用ペダルシステムを提供することができる。
本発明の第1実施形態による自転車用ペダルの平面斜視図。 その背面図。 図2の切断線III−IIIによって切断した断面図。 本発明の第1実施形態のペダルに係合するクリートの平面斜視図。 その背面斜視図。 本発明の第2実施形態による自転車用ペダルの平面斜視図。 その背面図。 図7の切断線VIII−VIIIによって切断した断面図。 本発明の第2実施形態のペダルに係合するクリートの平面斜視図。 その背面斜視図。 本発明の第3実施形態による自転車用ペダルの平面斜視図。 その背面図。 本発明の第3実施形態の変形例による自転車用ペダルの平面斜視図。 その平面図。 その正面図。 その右側面図。 図14の切断線XVIIによって切断した断面図。
<第1実施形態>
図1、図2、および図3において、本発明の第1実施形態に係る自転車用ペダル(以下、ペダルと記す)10は、靴に装着されるクリート50に着脱可能に係合する。ペダル10とクリート50とによって、自転車用ペダルシステム6が構成される。なお、“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および下”、ならびにこれらと同義の用語は、搭乗者がハンドルバーに向かってサドル(いずれも図示せず)に座った状態からみた“前”、“後”、“左”、“右”、“上”および“下”を意味する。
(ペダル)
ペダル10は、回転中心軸C1を有するペダル軸20(図3参照)と、ペダル軸20に回転自在に支持されるペダル本体22と、ペダル本体22に設けられ、クリート50を保持する3以上のクリートクランプ部を有するクランプ部24と、を備える。
ペダル軸20は、図3に示すように、ペダル本体22の後述する軸収容空間22cに収容される。ペダル軸20は、ペダル本体22を一対の転がり軸受26a,26bを介して、ペダル軸20の中心を通り長手方向に延びる回転中心軸C1回りに回転自在に支持する。ペダル軸20は、自転車のクランク8に取り付けられる第1端部20aと、第1端部20aと回転中心軸C1方向において反対側の第2端部20bとを有する。第2端部20bには、クランク8に設けられるねじ孔8aにねじ込み固定される雄ねじ部20cが設けられる。ペダル軸20は実体がある軸、つまりシャフト部材であり、回転中心軸C1は仮想の軸線である。なお、図1および図2では、ペダル軸20の描画を省略している。
ペダル本体22は、図2に示すように、背面視が概ね二等辺三角形状の金属製または合成樹脂製の板状の部材である。ペダル本体22は、靴と対向する第1面22aと、第1面22aと反対側の第2面22bと、ペダル軸20が収容される段付き円筒形状の軸収容空間22c(図1および図3参照)と、を有する。
図1に示すように、ペダル本体22は、第1突出部32と、第2突出部34と、少なくとも一つの傾斜面36と、を有する。第1突出部32は、第1面22aから突出する。第1突出部32は、第1面22aに直交する方向から見て回転中心軸C1と対向する位置に配置される。第1突出部32は、クリート回転軸C2上に配置される。クリート回転軸C2は、クリート50をペダル10から取り外すときの回転動作の中心軸であり、第1面22aと直交する方向に延びる。第1突出部32は、球面状または円錐面状の側面32aを有する。第1実施形態では、側面32aは、円錐面状であるが、球面状であってもよいし、円柱面状であってもよい。
第2突出部34は、第1面22aから突出し、回転中心軸C1方向に延びる。第2突出部34は、第1面22aに直交する方向から見て回転中心軸C1と対向する位置に配置される。第2突出部34の第1突出部32に対する突出方向は、第1面22aに平行な方向である。具体的には、第2突出部34は、第1突出部32に対して回転中心軸C1方向の両側に突出する。言い換えれば、第2突出部34の回転中心軸C1方向における中間部には、第1突出部32が設けられている。また、第1突出部32は、第2突出部34の側面34aに対して第1面22aに平行な方向に突出している。
少なくとも一つの傾斜面36は、ペダル軸20から徐々に離れる方向に、第2突出部34から第1面22aに向けて傾斜する。傾斜面36は、両端部がそれぞれ第2突出部34の上面と第1面22aに接続されている。傾斜面36は、第1実施形態では、第1突出部32に対してペダル軸20の第1端部20a側と、第2端部20b側と、に設けられる、したがって、傾斜面36は、第1突出部32の回転中心軸C1方向の両側に配置される。また、傾斜面36は、第2突出部34の回転中心軸C1と直交方向の両側からペダル軸20から徐々に離れる方向に第1面22aに向けて傾斜する。したがって、第1実施形態では、傾斜面36は、第1突出部32を挟んで4つ設けられる。
クランプ部24は、図1および図2に示すように、第1クリートクランプ部30a、第2クリートクランプ部30b、および第2クリートクランプ部30bから回転中心軸C1方向に離間して配置される第3クリートクランプ部30cとの3つのクリートクランプ部を有する。また、クランプ部24は、第1付勢部材38aと、第2付勢部材38b(図2参照)と、第3付勢部材38cと、を有する。第1付勢部材38aは、クリート50を保持する方向に第1クリートクランプ部30aを付勢する。第2付勢部材38bは、クリート50を保持する方向に第2クリートクランプ部30bを付勢する。第3付勢部材38cは、クリート50を保持する方向に第3クリートクランプ部30cを付勢する。
図2に示すように、第1クリートクランプ部30a、第2クリートクランプ部30b、および第3クリートクランプ部30cは、ペダル本体22の周縁部22dに配置される。具体的には、ペダル本体22の3つの角部に配置される第1装着凹部22e、第2装着凹部22f、および第3装着凹部22gに、第1クリートクランプ部30a、第2クリートクランプ部30b、および第3クリートクランプ部30cが別々に配置される。第1装着凹部22eから第3装着凹部22gは、第1面22aと第2面22bを貫いて内側に概ね矩形に凹んで形成される。
第1クリートクランプ部30aと第2クリートクランプ部30bとは、間にペダル軸20が延びるように、ペダル軸20を挟んで配置される。具体的には、第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bは、回転中心軸C1に関して線対称に配置されている。第3クリートクランプ部30cは、回転中心軸C1方向から見て第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bの間に配置される。第1実施形態では、第3クリートクランプ部30cは、回転中心軸C1方向から見て第1クリートクランプ部30aと第2クリートクランプ部30bの中間位置に配置される。すなわち、第3クリートクランプ部30cは、回転中心軸C1上に配置される。また、第3クリートクランプ部30cは、第1クリートクランプ部130aおよび第2クリートクランプ部130bよりも第2端部20b側に配置されている。したがって、第3クリートクランプ部30cと、第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bと、は回転中心軸C1方向(左右方向)に間隔を隔てて配置される。なお、第1クリートクランプ部30a,および第2クリートクランプ部30bを第2端部20b側に配置して第3クリートクランプ部30cを第1端部20a側に配置してもよい。
図2に示すように、第1クリートクランプ部30aは、ペダル本体22に第1軸S1方向に沿って第1装着凹部22eに配置される第1軸部材40aによって、第1軸S1回りに回動可能に設けられる。第1軸S1は、第1面22aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第1クリートクランプ部30aに向かって径方向に延びる第1直線L1と交差する方向に延びる。好ましくは、第1軸S1は、第1直線L1に対して実質的に直交する方向に延びる。
第2クリートクランプ部30bは、ペダル本体22に第2軸S2方向に沿って第2装着凹部22fに配置される第2軸部材40bによって、第2軸S2回りに回動可能に設けられる。第2軸S2は、第1面22aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第2クリートクランプ部30bに向かって径方向に延びる第2直線L2と交差する方向に延びる。好ましくは、第2軸S2は、第2直線L2に対して実質的に直交する方向に延びる。第2直線L2は、回転中心軸C1に対して第1直線L1と線対称に配置される。
第3クリートクランプ部30cは、ペダル本体22に第3軸S3方向に沿って第3装着凹部22gに配置される第3軸部材40cによって、第3軸S3回りに回動可能に設けられる。第3軸S3は、第1面22aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第3クリートクランプ部30cに向かって径方向に延びる第3直線L3と交差する方向に延びる。第1実施形態では、第3直線L3は、クリート回転軸C2を通る回転中心軸C1と一致する。好ましくは、第3軸S3は、回転中心軸C1に対して実質的に直交する方向に延びる。ここで、第1軸部材40a、第2軸部材40b、および第3軸部材40cは、ペダル軸20と同様に実体がある軸(シャフト部材)であり、図示しない止め輪によって抜け止めされる。第1軸S1、第2軸S2、および第3軸S3は、回転中心軸C1と同様に仮想の軸線である。
図1および図2に示すように、第1クリートクランプ部30a、第2クリートクランプ部30b、および第3クリートクランプ部30cは、本体部30dと、クリート50を保持する保持部30eと、をそれぞれ有する。本体部30dは、ペダル本体22に回転可能に支持される。保持部30eは、本体部30dから第1突出部32に向けて突出し、かつ第1面22aとの間にクリート50を保持可能な隙間をあけて配置される。第1クリートクランプ部30a、第2クリートクランプ部30b、および第3クリートクランプ部30cは、それぞれ第1付勢部材38a、第2付勢部材38b、および第3付勢部材38cによって、各保持部30eがペダル本体22の中心(第1突出部32)に向かう方向に付勢されている。保持部30eには、第1面22aに向けて傾斜するガイド面30fが形成される。ガイド面30fは、クリート50によって、第1クリートクランプ部30aから第3クリートクランプ部30cのいずれかを押圧すると、第1付勢部材38aから第3付勢部材38cのいずれかの付勢力に抗して保持部30eを開く方向(図3反時計回り)に揺動させるために設けられる。
図2に示すように、第1付勢部材38aは、たとえば、断面が円形の金属ばね線材の捩りコイルばねである。第1付勢部材38aでは、第1端38dが第1クリートクランプ部30aに係止され、第2端38eがばね力(付勢力)調整用の第1ねじ部材42aの先端に接触する。第1付勢部材38aの第2端38eは、第2面22bに第1ねじ部材42aの先端に向けて形成された溝内に配置される。第1ねじ部材42aは、たとえば、ペダル本体22を貫通して配置されるねじ孔にねじ込まれる六角穴付き止めねじである。第1面22a側から、六角棒レンチなどの工具によって第1ねじ部材42aを回すことによって、第2面22b側での第1ねじ部材42aの先端位置を調整できる。第1ねじ部材42aの先端位置を第2面22bに近づけることによって、第1付勢部材38aのばね力(付勢力)が強くなる。
第2付勢部材38bは、第1付勢部材38aと同じ構造の金属線材製のばね部材である。第2付勢部材38bでは、第1端38dが第2クリートクランプ部30bに係止され、第2端38eが、ばね力(付勢力)調整用の第2ねじ部材42bに接触する。第2ねじ部材42bは、第1ねじ部材42aと同様な六角穴付き止めねじであり、第1面22a側から、六角棒レンチなどの工具によって回すことによって、第2面22b側での突出量を調整できる。第2ねじ部材42bの突出量を多くすると、第2付勢部材38bのばね力(付勢力)が強くなる。
第3付勢部材38cは、たとえば、断面が矩形の金属ばね線材製の捩りコイルばねである。第1実施形態では、ペダル10の第1端部20a側において、第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bの2か所でクリート50保持するのに対して、1か所の第3クリートクランプ部30cでクリート50を保持する第2端部20b側の保持力を高めるため、第3付勢部材38cの付勢力は、第1付勢部材38aおよび第2付勢部材38bの付勢力よりも大きい。ただし、第1付勢部材38aから第3付勢部材38cの付勢部材を同一の付勢力を有するもので構成してもよい。第3付勢部材38cでは、第1端38dが第3クリートクランプ部30cに係止され、第2端38eがばね力調整用の調整部材42cに係止される。調整部材42は、たとえば、円柱状の部材であり、第2面22bに第3軸S3と平行な軸回りに回転可能に装着される。調整部材42cの外周面には、例えば周方向の3か所に円柱面の一部を切り欠いた平面部が形成されており、各平面部は、調整部材42の中心までの距離が互いに異なるように形成されている。第3付勢部材38cの第2端38eは、調整部材42の上記複数の平面部に選択的に係止される。調整部材42cには、六角棒レンチなどの工具を装着な工具係止穴42dを有する。この工具係止穴42dに工具を装着して調整部材42cを回すことによって第3付勢部材38cの第2端38eが係止する平面部が変更され、ばね力(付勢力)が変化する。
(クリート)
クリート50は、概ね六角形状の金属製の板状の部材である。クリート50は、図4および図5に示すように、ペダル10の第1面22aに取りつけられる第1取付部50aと、第2取付部50bと、連結部50cと、当接面50dと、を有する。クリート50は、ペダル10のペダル本体22に取り付けられたクランプ部24に着脱可能に係合する。クリート50は、クランプ部24に着脱可能に係合する第1係合部52と、第2係合部54と、第3係合部56と、を有する。
第2取付部50bは、ペダル10のペダル軸20に対して第1取付部50aと反対側で第1面22aに取り付けられる。連結部50cは、第1取付部50aと第2取付部50bとの間にペダル本体22の一部が配置される隙間60が形成されるように、第1取付部50aと第2取付部50bとを連結する。連結部50cは、第1実施形態では、ペダル本体22の一部としての第1突出部32および第2突出部34を隙間60に配置可能にするように設けられる。
第1係合部52は、第1取付部50aに設けられ、クランプ部24に着脱可能に係合する。第2係合部54は、ペダル10のペダル軸20に対して第1係合部52と反対側の位置でクランプ部24に着脱可能に係合する。したがって、第2係合部54は、第2取付部50bに設けられる。第3係合部56は、第2係合部54からペダル軸20の回転中心軸C1方向に離間した位置でクランプ部24に着脱可能に係合する。第1実施形態では、第3係合部56は、回転中心軸C1方向から見て第1係合部52と第2係合部54の間の位置でクランプ部24と係合する。第1実施形態では、第3係合部56は、連結部50cに設けられる。
具体的には、第1係合部52は、クランプ部24の第1クリートクランプ部30aに係合する。第2係合部54は、クランプ部24の第2クリートクランプ部30bに係合する。第3係合部56は、クランプ部24の第3クリートクランプ部30cに係合する。第1係合部52、第2係合部54、および第3係合部56は、クリート50の周縁部50eに設けられる。第1係合部52、第2係合部54、および第3係合部56は、クリート50の周縁部50eから凹んで形成された取付凹部58をそれぞれ有する。取付凹部58は、平面視で扁平等脚台形形状に凹んで形成される。第1係合部52、第2係合部54、および第3係合部56のクリート50の周縁部50e側における厚みは、クランプ部24の保持部30eと第1面22aとの隙間よりもわずかに小さい。
当接面50d(図5参照)は、ペダル本体22の一部に当接するように一対設けられる。クリート50は、靴にクリート50をボルト部材(図示せず)によって取りつけるための取り付け用の一対の長孔62を有する。一対の当接面50dは、球面状、円錐面状または円柱面状をなす。第1実施形態では、一対の当接面50dは、円錐面状をなし、ペダル本体22の一部としての第1突出部32の側面32aに当接する。当接面50dは、第1突出部32の側面32aに対応する側面の形状を有する。対向して配置される一対の当接面50dの先端部は、扁平V字形状に形成される。なお、当接面は、第1突出部32が円錐面状または球面状の場合は、円柱面状であってもよい。
(クリートの着脱動作)
このような構成の自転車用ペダルシステム6において、靴をペダル10に取りつける場合には、靴に図示しないボルト部材によってクリート50を取りつけた状態で、ペダル10のペダル本体22の第1面22aに靴を配置する。そして、第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bに第1係合部52および第2係合部54を係合させる。この状態で、靴の外側(ペダル軸20の第2端部20b側)をペダル10に強く踏み込むと、第3クリートクランプ部30cの保持部30eのガイド面30fの作用によって、保持部30eが開いて、クリート50の第3係合部56が第3クリートクランプ部30cにクランプされる。クリート50がクランプ部24に保持された状態では、一対の当接面50dが第1突出部32の側面32aに接触して配置される。このとき、クリート50が3箇所でペダル10に係合するとともに、第1クリートクランプ部30aと第3クリートクランプ部30cの間隔、および第2クリートクランプ部30bと第3クリートクランプ部30cの間隔を、従来の後方1箇所でペダルに係合するレバー部材の幅よりも、大きくすることができる。このため、クリート50を従来よりもさらに安定してペダル10に保持することができる。また、クリート50が装着される靴が傾きにくくなり、使用者の踏力をペダル10に効率よく伝達できる。これによって、ペダル10をさらに安定して効率よく動作させることができる。なお、クリート50の着脱動作として、先に第3クリートクランプ部30cに第3係合部56を係合させ、その後、ペダル10の内側を踏み込むことで、第1クリートクランプ部30aおよび第2クリートクランプ部30bに第1係合部52および第2係合部54を同時に係合させることも可能である。
靴をペダル10から取り外す場合には、靴の踵側を僅かに外側にひねる。すると、当接面50dが第1突出部32の側面32aに当接するため、クリート回転軸C2を中心に靴が回転する。このとき、当接面50dが側面32aに沿って摺動する。靴が回転すると、クリート50の第1取付部50aおよび第2取付部50bの対向面の角部が傾斜面36に乗り上げる。これによって、クリート50がペダル10の第1面22aから離反し、第1クリートクランプ部30aから第3クリートクランプ部30cが押し上げられて開く。この結果、クリート50がペダル10から外れ、靴をペダル10から取り外すことができる。当接面50dおよび側面32aの側面形状を球面状または円錐面状にすることで、クリート50が第1面22aから離反し始めた際に側面32aに沿ってクリート50をクリート回転軸C2と交差する方向に移動させ、容易にクリート50をペダル10から取り外すことができる。
<第2実施形態>
図6、図7、および図8において、本発明の第2実施形態に係るペダル110は、靴に装着されるクリート150に着脱可能に係合する。ペダル110とクリート150とによって、自転車用ペダルシステム106が構成される。
(ペダル)
ペダル110は、回転中心軸C1を有するペダル軸120(図8参照)と、ペダル軸120に回転自在に支持されるペダル本体122と、ペダル本体122に設けられ、クリート150を保持する3以上のクリートクランプ部を有するクランプ部124と、を備える。
ペダル軸120は、図8に示すように、第1実施形態と同様に、ペダル本体122の後述する軸収容空間122cに収容される。ペダル軸120は、ペダル本体122を一対の転がり軸受126a,126bを介して、ペダル軸20の中心を通り長手方向に延びる回転中心軸C1回りに回転自在に支持する。ペダル軸120は、自転車のクランク8に取り付けられる第1端部120aと、第1端部120aと回転中心軸C1方向において反対側の第2端部120bとを有する。第2端部120bには、クランク8に設けられるねじ孔8aにねじ込み固定される雄ねじ部20cが設けられる。ペダル軸120は実体がある軸、つまりシャフト部材であり、回転中心軸C1は仮想の軸線である。なお、図6および図7では、ペダル軸120の描画を省略している。
ペダル本体122は、図7に示すように、背面視が概ねハートの金属製または合成樹脂製の板状の部材である。ペダル本体122は、靴と対向する第1面22aと、第1面22aと反対側の第2面122bと、ペダル軸20が収容される段付き円筒形状の軸収容空間122c(図6および図8参照)と、を有する。
図6に示すように、ペダル本体122は、第1突出部132と、第2突出部134と、少なくとも一つの傾斜面136と、を有する。第1突出部132は、第1面122aから突出する。第1突出部132は、第1面122aに直交する方向から見て回転中心軸C1と対向する位置に配置される。第1突出部132は、クリート回転軸C2上に配置される。クリート回転軸C2は、クリート150をペダル110から取り外すときの回転動作の中心軸であり、第1面22aと直交する方向に延びる。第1突出部132は、球面状または円錐面状の側面132aを有する。第2実施形態でも、側面132aは、円錐面状であるが、球面状であってもよし、円柱面状であってもよい。
第2突出部134は、第1面122aから突出し、回転中心軸C1方向に延びる。第2突出部134は、第1面122aに直交する方向から見て回転中心軸C1と対向する位置に配置される。第2突出部134の第1突出部132に対する突出方向は、第1面122aに平行な方向である。具体的には、第2突出部134は、第1突出部132に対して回転中心軸C1方向の両側に突出する。言い換えれば、第2突出部134の回転中心軸C1方向における中間部には、第1突出部132が設けられている。また、第1突出部132は、第2突出部134の側面134aに対して第1面122aに平行な方向に突出している。
少なくとも一つの傾斜面136は、ペダル軸120から徐々に離れる方向に、第2突出部134から第1面122aに向けて傾斜する。傾斜面136は、両端部がそれぞれ第2突出部34の上面と第1面122aに接続されている。傾斜面136は、第2実施形態では、第1突出部132に対してペダル軸20の第1端部20a側に設けられる、したがって、傾斜面136は、第1突出部132の回転中心軸C1方向の片側に配置される。また、傾斜面136は、第2突出部134の回転中心軸C1と直交方向の両側からペダル軸120から徐々に離れる方向に第1面122aに向けて傾斜する。したがって、第2実施形態では、傾斜面136は、第2突出部134を挟んで2つ設けられる。
クランプ部124は、図6および図7に示すように、第1クリートクランプ部130a、第2クリートクランプ部130b、および第2クリートクランプ部130bから回転中心軸C1方向に離間して配置される第3クリートクランプ部130cとの3つのクリートクランプ部を有する。また、クランプ部124は、第1付勢部材138a(図7参照)と、第2付勢部材138bと、第3付勢部材138cと、を有する。第1付勢部材138aは、クリート150を保持する方向に第1クリートクランプ部130aを付勢する。第2付勢部材138bは、クリート150を保持する方向に第2クリートクランプ部130bを付勢する。第3付勢部材138cは、クリート150を保持する方向に第3クリートクランプ部130cを付勢する。
図7に示すように、第1クリートクランプ部130a、第2クリートクランプ部130b、および第3クリートクランプ部130cは、ペダル本体122の周縁部122dに配置される。具体的には、ペダル本体122のハート形状の窪みの両側に配置される第2装着凹部122fおよび第3装着凹部122gと、ハート形状の窪みと対向する先端部に配置される第1装着凹部122eに、第2クリートクランプ部130b、第3クリートクランプ部130c、および第1クリートクランプ部130aが別々に配置される。第1装着凹部122eから第3装着凹部122gは、第1面122aと第2面122bを貫いて内側に概ね矩形に凹んで形成される。
第1クリートクランプ部130aと第2クリートクランプ部130bとは、間にペダル軸120が延びるように、ペダル軸120を挟んで配置される。第3クリートクランプ部130cは、ペダル軸120に対して第2クリートクランプ部130b側に配置される。第1実施形態では、第3クリートクランプ部130cは、第2クリートクランプ部130bのペダル軸120の第2端部120b側に配置される。したがって、第1クリートクランプ部130aと、第2クリートクランプ部130bおよび第3クリートクランプ部130cと、は回転中心軸C1方向と直交する方向(前後方向)に間隔を隔てて配置される。なお、第3クリートクランプ部130cを第2端部120b側に配置して第2クリートクランプ部130bを第1端部120a側に配置してもよい。
図7に示すように、第1クリートクランプ部130aは、ペダル本体122に第1軸S1方向に沿って配置される第1軸部材140aによって、第1軸S1回りに回動可能に設けられる。第1軸S1は、第1面122aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第1クリートクランプ部130aに向かって径方向に延びる第1直線L1と交差する方向に延びる。好ましくは、第1軸S1は、回転中心軸C1に実質的に平行かつ第1直線L1に対して実質的に直交する方向に延びる。
第2クリートクランプ部130bは、ペダル本体122に第2軸S2方向に沿って配置される第2軸部材140bによって、第2軸S2回りに回動可能に設けられる。第2軸S2は、第1面122aに平行な方向、かつクリート回転軸C2から第2クリートクランプ部130bに向かって径方向に延びる第2直線L2と交差する方向に延びる。好ましくは、第2軸S2は、第2直線L2に対して実質的に直交する方向に延びる。
第3クリートクランプ部130cは、ペダル本体122に第3軸S3方向に沿って配置される第3軸部材140cによって、第3軸S3回りに回動可能に設けられる。第3軸S3は、第1面122aと平行な方向に延び、かつクリート回転軸C2から第3クリートクランプ部130cに向かって径方向に延びる第3直線L3と交差する方向に延びる。第2実施形態では、第3直線Lは、クリート回転軸C2を通る回転中心軸C1に対して、第2直線L2と線対称の位置に配置される。好ましくは、第3軸S3は、第3直線L3に対して実質的に直交する方向に延びる。ここで、第1軸部材140a、第2軸部材140b、および第3軸部材140cは、ペダル軸120と同様に実体がある軸(シャフト部材)であり、先端に形成された雄ねじ部によってペダル本体122に固定される。第1軸S1、第2軸S2、および第3軸S3は、回転中心軸C1と同様に仮想の軸線である。
図6および図7に示すように、第1クリートクランプ部130a、第2クリートクランプ部130b、および第3クリートクランプ部130cは、本体部130dと、クリート150を保持する保持部130eと、をそれぞれ有する。本体部130dは、ペダル本体122に回転可能に支持される。保持部130eは、本体部130dから第1突出部132に向けて突出し、かつ第1面122aとの間にクリート150を保持可能な隙間をあけて配置される。第1クリートクランプ部130a、第2クリートクランプ部130b、および第3クリートクランプ部130cは、それぞれ第1付勢部材138a、第2付勢部材138b、および第3付勢部材138cによって、各保持部130eがペダル本体122の中心(第1突出部32)に向かう方向に付勢されている。保持部130eには、第1面122aに向けて傾斜するガイド面130fが形成される。ガイド面130fは、クリート150によって、第1クリートクランプ部130aから第3クリートクランプ部130cのいずれかを押圧すると、第1付勢部材138aから第3付勢部材138cのいずれかの付勢力に抗して保持部130eを開く方向に揺動させるために設けられる。
図7に示すように、第1付勢部材138aは、たとえば、断面が円形の金属ばね線材の捩りコイルばねである。第1付勢部材138aでは、第1端138dが第1クリートクランプ部130aに係止され、第2端138eがばね力(付勢力)調整用の第1ねじ部材142aの先端に接触する。第1付勢部材138aの第2端138eは、第2面122bに第1ねじ部材142aの先端に向けて形成された溝内に配置される。第1ねじ部材142aは、たとえば、ペダル本体122を貫通して配置されるねじ孔にねじ込まれる六角穴付き止めねじである。第1面122a側から、六角棒レンチなどの工具によって第1ねじ部材142aを回すことによって、第2面122b側での第1ねじ部材142aの先端位置を調整できる。第1ねじ部材142aの先端位置を第2面122bに近づけることによって、第1付勢部材138aのばね力(付勢力)が強くなる。
第2付勢部材138bは、第1付勢部材38aと同じ構造の金属線材製のばね部材である。第2付勢部材138bでは、第1端138dが第2クリートクランプ部130bに係止され、第2端138eが、ばね力(付勢力)調整用の第2ねじ部材142bに接触する。第2ねじ部材142bは、第1ねじ部材142aと同様な六角穴付き止めねじであり、第1面22a側から、六角棒レンチなどの工具によって回すことによって、第2面122b側での先端位置を調整できる。第2ねじ部材142bの先端位置を第2面122bに近づけることによって、第2付勢部材138bのばね力(付勢力)が強くなる。
第3付勢部材38cは、第1実施形態と異なり、第1付勢部材138aおよび第2付勢部材138bと同じ構造の金属線材製のばね部材である。第3付勢部材138cでは、第1端138dが第3クリートクランプ部130cに係止され、第2端138eが、ばね力(付勢力)調整用の第3ねじ部材142cに接触する。第3ねじ部材142cは、第1ねじ部材142aと同様な六角穴付き止めねじであり、第1面122a側から、六角棒レンチなどの工具によって回すことによって、第2面122b側での第3ねじ部材142cの先端位置を調整できる。第3ねじ部材142cの先端位置を第2面122bに近づけることによって、第3付勢部材138cのばね力(付勢力)が強くなる。
(クリート)
クリート50は、図9および図10に示すように、ペダル110の第1面122aに取りつけられる第1取付部150aと、第2取付部150bと、連結部150cと、当接面150dと、を有する。クリート150は、ペダル110のペダル本体122に取り付けられたクランプ部124に着脱可能に係合する。クリート150は、クランプ部124に着脱可能に係合する第1係合部152と、第2係合部154と、第3係合部156と、を有する。
第2取付部150bは、ペダル110のペダル軸120に対して第1取付部150aと反対側で第1面122aに取り付けられる。連結部150cは、第1取付部150aと第2取付部150bとの間にペダル本体122の一部が配置される隙間160が形成されるように、第1取付部150aと第2取付部150bとを連結する。連結部150cは、第2実施形態では、ペダル本体122の一部としての第1突出部132および第2突出部134を隙間160に配置可能にするように設けられる。
第2実施形態では、第2係合部154および第3係合部156は、第1取付部150aに設けられ、クランプ部124に着脱可能に係合する。第1係合部152は、ペダル110のペダル軸120に対して第2係合部154と反対側の位置でクランプ部124に着脱可能に係合する。したがって、第1係合部152は、第2取付部150bに設けられる。第3係合部156は、第2係合部54からペダル軸20の回転中心軸C1方向に離間した位置でクランプ部124に着脱可能に係合する。第2実施形態では、第3係合部56は、第2係合部154からペダル軸120の回転中心軸C1方向に離間した位置でクランプ部124に着脱可能に係合する。したがって、第3係合部56は、第1取付部150aに設けられる。具体的には、第1係合部152は、クランプ部124の第1クリートクランプ部130aに係合する。第2係合部154は、クランプ部124の第2クリートクランプ部130bに係合する。第3係合部156は、クランプ部124の第3クリートクランプ部130cに係合する。第1係合部152、第2係合部154、および第3係合部156は、クリート150の周縁部150eに設けられる。第1係合部152、第2係合部154、および第3係合部156は、クリート150の周縁部150eから凹んで形成された取付凹部158をそれぞれ有する。取付凹部158は、平面視で扁平等脚台形形状に凹んで形成される。第1係合部152、第2係合部154、および第3係合部156のクリート150の周縁部150e側における厚みは、クランプ部124の保持部130eと第1面122aとの隙間よりもわずかに小さい。
当接面150d(図10参照)は、ペダル本体122の一部に当接するように一対設けられる。クリート150は、靴にクリート150をボルト部材(図示せず)によって取りつけるための取り付け用の一対の長孔162を有する。一対の当接面150dは、球面状、円錐面状、または円柱面状をなす。第1実施形態では、一対の当接面150dは、円錐面状をなし、ペダル本体122の一部としての第1突出部132の側面132aに当接する。当接面150dは、第1突出部132の側面132aに対応する側面の形状を有する。対向して配置される一対の当接面150dの先端部は、扁平V字形状に形成される。なお、当接面は、第1突出部が円錐面状または球面状の場合は、円柱面状であってもよい。
(クリートの着脱動作)
このような構成の自転車用ペダルシステム106において、靴をペダル110に取りつける場合には、靴に図示しないボルト部材によってクリート150を取りつけた状態で、ペダル110のペダル本体122の第1面122aに靴を配置する。そして、第2クリートクランプ部130bおよび第3クリートクランプ部130cに第2係合部154および第3係合部156を係合させる。この状態で、靴の後部をペダル110に強く踏み込むと、第1クリートクランプ部130aの保持部130eのガイド面130fの作用によって、保持部130eが開いて、クリート150の第1係合部152が第1クリートクランプ部130aにクランプされる。クリート150がクランプ部124に保持された状態では、一対の当接面150dが第1突出部132の側面132aに接触して配置される。このとき、クリート150が3箇所でペダル110に係合するとともに、第1クリートクランプ部130aと第3クリートクランプ部130cの間隔、および第1クリートクランプ部130aと第2クリートクランプ部130bの間隔を、従来の後方1箇所でペダルに係合するレバー部材の幅よりも、大きくすることができる。このため、クリート150を従来よりもより安定してペダル110に保持することができる。また、クリート150が装着される靴が傾きにくくなり、使用者の踏力をペダル110に効率よく伝達できる。これによって、ペダル110をさらに安定して効率よく動作させることができる。なお、クリート150の着脱動作として、先に第1クリートクランプ部130aに第1係合部152を係合させ、その後、ペダル110の内側を踏み込むことで、第2クリートクランプ部130bおよび第3クリートクランプ部130cに第2係合部154および第3係合部156を同時に係合させることも可能である。
靴をペダル110から取り外す場合には、靴の踵側を僅かに外側にひねる。すると、当接面150dが第1突出部132の側面132aに当接するため、クリート回転軸C2を中心に靴が回転する。このとき、当接面150dが側面132aに沿って摺動する。靴が回転すると、クリート150の第1取付部150aおよび第2取付部150bの対向面の角部が傾斜面136に乗り上げる。これによって、クリート150がペダル110の第1面122aから離反し、第1クリートクランプ部130aから第3クリートクランプ部130cが押し上げられて開く。この結果、クリート150がペダル110から外れ、靴をペダル110から取り外すことができる。当接面150dおよび側面132aの側面形状を球面状または円錐面状にすることで、クリート150が第1面122aから離反し始めた際に側面132aに沿ってクリート150をクリート回転軸C2と交差する方向に移動させ、容易にクリート150をペダル110から取り外すことができる。
<第3実施形態>
図11および図12において、本発明の第3実施形態に係るペダル210は、靴に装着される第1実施形態と同じ構成のクリート50に着脱可能に係合する。第3実施形態では、ペダル210とクリート50とによって、自転車用ペダルシステム206が構成される。第3実施形態のペダル210は、ペダル本体222の形状と、クランプ部224の構成が第1実施形態と異なる。したがって、以降の説明では、ペダル本体222とクランプ部224を中心に説明し、同じ構成であるクリート50およびペダル軸20については、図11および図12に第1実施形態と同じ符号を記載してその説明を省略する。
ペダル本体222は、図12に示すように、背面視が概ね二等辺三角形の2辺が回転中心軸C1側に湾曲して凹んで形成された金属製または合成樹脂製の板状の部材である。ペダル本体222は、靴と対向する第1面222aと、第1面222aと反対側の第2面222bと、ペダル軸20が収容される段付き円筒形状の軸収容空間222c(図11参照)と、を有する。また、ペダル本体222は、軽量化を図るために第1面222aと第2面222bを貫通しS字状に湾曲して形成された一対のスリット222hを有する。一対のスリット222hは、第1突出部32の両側に配置される。
図11に示すように、ペダル本体222は、第1実施形態と同様な構成の第1突出部32と、第2突出部34と、少なくとも一つの傾斜面36と、を有する。第1突出部32、第2突出部34、および傾斜面36については、図11に第1実施形態と同じ符号を記載してその説明を省略する。
クランプ部224は、図11および図12に示すように、第1クリートクランプ部230a、第2クリートクランプ部230b、および第3クリートクランプ部230cとの3つのクリートクランプ部を有する。第3クリートクランプ部230cは、第2クリートクランプ部230bから回転中心軸C1方向に離間して配置される。第3実施形態では、第3クリートクランプ部230cはペダル本体222と一体に形成され、ペダル本体222に対して回転しない。これによって、自転車の外側に配置される第3クリートクランプ部230cの剛性を高めることができ、転倒時に第3クリートクランプ部230cが破損しにくくなる。また、クランプ部224は、第1付勢部材238aと、第2付勢部材238b(図12参照)と、を有する。第1付勢部材238aは、クリート50を保持する方向に第1クリートクランプ部230aを付勢する。第2付勢部材238bは、クリート50を保持する方向に第2クリートクランプ部230bを付勢する。
図12に示すように、第1クリートクランプ部230a、第2クリートクランプ部230b、および第3クリートクランプ部230cは、ペダル本体222の周縁部222dに配置される。具体的には、ペダル本体222の3つの角部に配置される第1装着凹部222eおよび第2装着凹部222fに、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bが別々に配置される。第1装着凹部222eおよび第2装着凹部222fは、第1面222aと第2面222bを貫いて内側に概ね矩形に凹んで形成される。
第1クリートクランプ部230aと第2クリートクランプ部230bとは、第1実施形態と同様に、間にペダル軸20が延びるように、ペダル軸20を挟んで配置される。具体的には、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bは、回転中心軸C1に関して線対称に配置されている。第3クリートクランプ部230cは、回転中心軸C1方向から見て第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bの間に配置される。第3実施形態でも、第3クリートクランプ部230cは、回転中心軸C1方向から見て第1クリートクランプ部230aと第2クリートクランプ部230bの中間位置に配置される。すなわち、第3クリートクランプ部230cは、回転中心軸C1上に配置される。また、第3クリートクランプ部230cは、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bよりも第2端部20b側に配置されている。したがって、第3クリートクランプ部230cと、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bと、は回転中心軸C1方向(左右方向)に間隔を隔てて配置される。なお、第1クリートクランプ部230a,および第2クリートクランプ部230bを第2端部20b側に配置して第3クリートクランプ部230cを第1端部20a側に配置してもよい。
図12に示すように、第1クリートクランプ部230aは、ペダル本体222に第1軸S1方向に沿って第1装着凹部222eに配置される第1軸部材40aによって、第1軸S1回りに回動可能に設けられる。第1軸S1は、第1面222aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第1クリートクランプ部230aに向かって径方向に延びる第1直線L1と交差する方向に延びる。好ましくは、第1軸S1は、第1直線L1に対して実質的に直交する方向に延びる。
第2クリートクランプ部230bは、ペダル本体222に第2軸S2方向に沿って第2装着凹部222fに配置される第2軸部材40bによって、第2軸S2回りに回動可能に設けられる。第2軸S2は、第1面222aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第2クリートクランプ部230bに向かって径方向に延びる第2直線L2と交差する方向に延びる。好ましくは、第2軸S2は、第2直線L2に対して実質的に直交する方向に延びる。第2直線L2は、回転中心軸C1に対して第1直線L1と線対称に配置される。
図11および図12に示すように、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bは、本体部230dと、クリート50を保持する保持部230eと、をそれぞれ有する。本体部230dは、ペダル本体222に回転可能に支持される。保持部230eは、本体部230dから第1突出部32に向けて突出し、かつ第1面222aとの間にクリート50を保持可能な隙間をあけて配置される。第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bは、それぞれ第1付勢部材238aおよび第2付勢部材238bによって、各保持部230eがペダル本体222の中心(第1突出部32)に向かう方向に付勢されている。保持部230eには、第1面222aに向けて傾斜するガイド面230fが形成される。ガイド面230fは、クリート50によって、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bを押圧すると、第1付勢部材38aおよび第2付勢部材238bの付勢力に抗して保持部230eを開く方向(図12反時計回り)に揺動させるために設けられる。
図12に示すように、第1付勢部材238aは、たとえば、断面が矩形の金属ばね線材製の捩りコイルばねである。第3実施形態では、第1付勢部材238aおよび第2付勢部材238bは、第1実施形態の第3付勢部材38cと同様な構成である。第1付勢部材238aの第1端238dが第1クリートクランプ部230aに係止され、第2端238eがばね力調整用の調整部材242aに係止される。同様に、第2付勢部材238bの第1端238fが第2クリートクランプ部230bに係止され、第2端238gがばね力調整用の調整部材242bに係止される。
調整部材242aおよび調整部材242bは、たとえば、円柱状の部材である。調整部材242aは、第2面222bに第1軸S1と平行な軸回りに回転可能に装着される。調整部材242bは、第2面222bに第2軸S2と平行な軸回りに回転可能に装着される。調整部材242aおよび調整部材242bの外周面には、たとえば周方向の3か所に円柱面の一部を切り欠いた平面部が形成されている。各平面部は、調整部材242a(または調整部材242b)の中心までの距離が互いに異なるように形成されている。第1付勢部材238aの第2端282e(または調整部材242bの第2端242g)は、上記複数の平面部に選択的に係止される。調整部材242aおよび調整部材242bには、六角棒レンチなどの工具を装着な工具係止穴242dを有する。この工具係止穴242dに工具を装着して調整部材242a(または調整部材242b)を回すことによって第1付勢部材238aの第2端238e(または第2付勢部材238bの第2端238g)が係止する平面部が変更され、ばね力(付勢力)が変化する。
第3クリートクランプ部230cは、上述したように、ペダル本体222と一体に形成される。第3クリートクランプ部230cは、ペダル本体222と一体に形成される本体部230gと、本体部230gに一体に形成され、クリート50を保持する保持部230hを有する。保持部230hは、本体部230gから第1突出部32に向けて突出し、かつ第1面222aとの間にクリート50を保持可能な隙間をあけて配置される。
(クリートの着脱動作)
このような構成の自転車用ペダルシステム206において、靴をペダル210に取りつける場合には、靴に図示しないボルト部材によってクリート50を取りつけた状態で、ペダル210のペダル本体222の第1面222aに靴を配置する。そして、靴の外側(ペダル軸20の第2端部20b側)の第3クリートクランプ部230cに第3係合部56を係合させる。この状態で、靴の内側(ペダル軸20の第1端部20a側)をペダル210に強く踏み込むと、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bのそれぞれの保持部230eのガイド面230fの作用によって、保持部230eが開いて、クリート50の第1係合部52および第2係合部54が第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bに別々にクランプされる。クリート50がクランプ部224に保持された状態では、一対の当接面50dが第1突出部32の側面32aに接触して配置される。このとき、クリート50が3箇所でペダル210に係合するとともに、第1クリートクランプ部230aと第3クリートクランプ部230cの間隔、および第2クリートクランプ部230bと第3クリートクランプ部230cの間隔を、従来の後方1箇所でペダルに係合するレバー部材の幅よりも、大きくすることができる。このため、第3実施形態においても、クリート50を従来よりもさらに安定してペダル210に保持することができる。また、クリート50が装着される靴が傾きにくくなり、使用者の踏力をペダル210に効率よく伝達できる。これによって、ペダル210をさらに安定して効率よく動作させることができる。
靴をペダル210から取り外す場合には、靴の踵側を僅かに外側にひねる。すると、当接面50dが第1突出部32の側面32aに当接するため、クリート回転軸C2を中心に靴が回転する。このとき、当接面50dが側面32aに沿って摺動する。靴が回転すると、クリート50の第1取付部50aおよび第2取付部50bの対向面の角部が傾斜面36に乗り上げる。これによって、クリート50がペダル210の第1面222aから離反し、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bが押し上げられて開く。この結果、クリート50がペダル210から外れ、靴をペダル210から取り外すことができる。当接面50dおよび側面32aの側面形状を球面状または円錐面状にすることで、クリート50が第1面222aから離反し始めた際に側面32aに沿ってクリート50をクリート回転軸C2と交差する方向に移動させ、容易にクリート50をペダル210から取り外すことができる。
<第3実施形態の変形例>
図13において、本発明の第3実施形態の変形例(以下、単に変形例と記す)に係るペダル310は、靴に装着される第1実施形態と同じ構成のクリート50に着脱可能に係合する。変形例では、ペダル310とクリート50とによって、自転車用ペダルシステム306が構成される。変形例のペダル310は、ペダル本体322の形状と、第3クリートクランプ部330cの構成が第3実施形態と異なる。したがって、以降の説明では、ペダル本体322とクランプ部324を中心に説明し、同じ構成であるクリート50およびペダル軸20については、図13から図17に第1実施形態および第3実施形態と同じ符号を記載してその説明を省略する。
ペダル本体322は、図13および図14に示すように、平面視が概ね二等辺三角形状の金属製または合成樹脂製の板状の部材である。ペダル本体322は、図13から図16に示すように靴と対向する第1面322aと、第1面322aと反対側の第2面322bと、ペダル軸20が収容される段付き円筒形状の軸収容空間322c(図17参照)と、を有する。また、ペダル本体322は、軽量化を図るために第1面322aと第2面322bを貫通する一対のスリット322hを有する。一対のスリット322hは、第1突出部32の両側に配置される。
図13に示すように、ペダル本体322は、第1実施形態と同様な構成の第1突出部32と、第2突出部34と、少なくとも一つの傾斜面36と、を有する。第1突出部32、第2突出部34、および傾斜面36については、図13に第1実施形態と同じ符号を記載してその説明を省略する。
クランプ部324は、図13および図14に示すように、第1クリートクランプ部330a、第2クリートクランプ部330b、および第3クリートクランプ部330cとの3つのクリートクランプ部を有する。第3クリートクランプ部330cは、第2クリートクランプ部330bから回転中心軸C1方向に離間して配置される。変形例では、第3クリートクランプ部330cはペダル本体322と一体に成形され、ペダル本体322に対して回転しない。これによって、自転車の外側に配置される第3クリートクランプ部330cの剛性を高めることができ、転倒時に第3クリートクランプ部330cが破損しにくくなる。
また、クランプ部324は、第3実施形態と同じ構成の第1付勢部材338aと、第2付勢部材338b(図14参照)と、を有する。第1付勢部材338aは、クリート50を保持する方向に第1クリートクランプ部330aを付勢する。第2付勢部材338bは、クリート50を保持する方向に第2クリートクランプ部330bを付勢する。
図14に示すように、第1クリートクランプ部330a、第2クリートクランプ部330b、および第3クリートクランプ部330cは、ペダル本体322の周縁部222dに配置される。具体的には、ペダル本体322の3つの角部に配置される第1装着凹部322eおよび第2装着凹部322fに、第1クリートクランプ部230aおよび第2クリートクランプ部230bが別々に配置される。第1装着凹部322eおよび第2装着凹部322fは、第1面322aと第2面322bを貫いて内側に概ね矩形に凹んで形成される。
第1クリートクランプ部330aと第2クリートクランプ部330bとは、第3実施形態と同様に、間にペダル軸20が延びるように、ペダル軸20を挟んで配置される。変形例でも、第3クリートクランプ部330cは、回転中心軸C1方向から見て第1クリートクランプ部330aと第2クリートクランプ部330bの中間位置に配置される。すなわち、第3クリートクランプ部330cは、図14に示す平面視で見て、回転中心軸C1上に配置される。また、第3クリートクランプ部330cは、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bよりも第2端部20b側に配置されている。したがって、第3クリートクランプ部330cと、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bと、は回転中心軸C1方向(左右方向)に間隔を隔てて配置される。なお、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bを第2端部20b側に配置して第3クリートクランプ部330cを第1端部20a側に配置してもよい。
図14に示すように、第1クリートクランプ部330aは、ペダル本体322に第1軸S1方向に沿って第1装着凹部322eに配置される第1軸部材40aによって、第1軸S1回りに回動可能に設けられる。第1軸S1は、第1面322aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第1クリートクランプ部330aに向かって径方向に延びる第1直線L1と交差する方向に延びる。好ましくは、第1軸S1は、第1直線L1に対して実質的に直交する方向に延びる。
第2クリートクランプ部330bは、ペダル本体322に第2軸S2方向に沿って第2装着凹部322fに配置される第2軸部材40bによって、第2軸S2回りに回動可能に設けられる。第2軸S2は、第1面222aと平行な方向、かつクリート回転軸C2から第2クリートクランプ部330bに向かって径方向に延びる第2直線L2と交差する方向に延びる。好ましくは、第2軸S2は、第2直線L2に対して実質的に直交する方向に延びる。第2直線L2は、回転中心軸C1に対して第1直線L1と線対称に配置される。
図13、図14および図15に示すように、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bは、本体部330dと、クリート50を保持する保持部330eと、をそれぞれ有する。本体部330dは、ペダル本体322に回転可能に支持される。保持部330eは、本体部330dから第1突出部32に向けて突出し、かつ第1面322aとの間にクリート50を保持可能な隙間をあけて配置される。図15に示すように、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bの保持部330eは、クリート50と接触する係合面330gをそれぞれ有する。係合面330gは、第1面322aに直交する方向における第1突出部32の最端部322gと第1面322aとの間に位置している。
第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bは、それぞれ第1付勢部材338aおよび第2付勢部材338bによって、各保持部330eがペダル本体322の中心(第1突出部32)に向かう方向に付勢されている。保持部330eには、第1面322aに向けて傾斜するガイド面330fが形成される。ガイド面330fは、クリート50によって、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bを押圧すると、第1付勢部材338aおよび第2付勢部材338bの付勢力に抗して保持部330eを開く方向(図12反時計回り)に揺動させるために設けられる。
第1付勢部材338aおよび第2付勢部材338bは、断面が矩形の金属ばね線材製の捩りコイルばねである。第1付勢部材238aの第1端は、第1クリートクランプ部330aに係止され、第2端は、ばね力調整用の図示しない調整部材に係止される。同様に、第2付勢部材238bの第1端は、第2クリートクランプ部330bに係止され、第2端は、ばね力調整用の図示しない調整部材に係止される。調整部材は、第3実施形態と同様な構成であり、たとえば、円柱状の部材である。調整部材を回すことによって、第1付勢部材238aおよび第2付勢部材238bのばね力(付勢力)がそれぞれ変化する。
第3クリートクランプ部330cは、図15から図17に示すように、第1面322aに対して傾斜するとともに回転中心軸C1方向に延びる。第3クリートクランプ部330cは、ペダル本体322と一体に形成される。したがって、第3クリートクランプ部330cは、ペダル本体322に対し回動不能に設けられる。第3クリートクランプ部330cは、ペダル本体322と一体に形成される一対の接続部330jと、一対の接続部330jに一体に形成され、クリート50と係合可能に設けられる保持部330eと、保持部330eと対向する部分に形成される凹部330i(図16参照)と、を含む。接続部330jは、保持部330eの両端部とペダル本体322とを接続する、より詳しくは、一対の接続部330jは、保持部330eの回転中心軸C1と直交する方向における両端部とペダル本体322とを接続する。一対の接続部330jは、第1面322aに対して傾斜するとともに回転中心軸C1方向に延びる。なお、接続部330jは第1面332aに対して傾斜した形状に限定されず、第1面332aに対して平行な形状や第1面332aに対して垂直な形状であってもよい。
保持部330eは、ペダル本体322の最頂部における厚さよりも短い厚さを有している。ここで、ペダル本体322の最頂部における厚さとは、第1面322aと直交する方向の第1突出部32を通る厚さであり、具体的には、第1突出部32の最端部322gの厚さである。保持部330eは、第1面322aから第1面322aと交差する方向に離れた位置に配置される。保持部330eは、クリート50と接触する係合面330gを有する。凹部330iは係合面330gと対向する部分に形成される。凹部330iは、図16に示すように、第1仮想線VL1と、第2仮想線VL2と、接続部330jの外形線と、で囲まれ、側面側から見て三角形状の空間で構成される。第1仮想線VL1は、ペダル本体322の第2面322bの先端から回転中心軸C1方向に沿って延びる。第2仮想線VL2は、保持部330eの先端からクリート回転軸C2方向に沿って第1仮想線VL1に向かって延びる。
係合面330gは第1面322aから第1面322aと交差する方向に離れた位置に配置される。より詳しくは、第3クリートクランプ部330cの係合面330gも、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bと同様に、第1面322aに直交する方向における第1突出部32の最端部322gと第1面322aとの間に位置している。これによって、クリート50の第1係合部52、第2係合部54、および第3係合部56の取付凹部58の保持面の位置が第1面322aに対して第1突出部32よりも低い位置になる。このため、ペダル310をより薄型に構成できる。第3クリートクランプ部330cは、保持部330eとペダル本体322との間に形成され、クリート50が挿入される開口部330hを含む。
(クリートの着脱動作)
このような構成の自転車用ペダルシステム306において、靴をペダル310に取りつける場合には、靴に図示しないボルト部材によってクリート50を取りつけた状態で、ペダル310のペダル本体322の第1面322aに靴を配置する。そして、靴の外側(ペダル軸20の第2端部20b側)の第3クリートクランプ部330cに第3係合部56を係合させる。このとき、第3係合部56に係合する第3クリートクランプ部330cの保持部330eに、アーチ状に形成されクリート50が挿入される開口部330hを含むので、クリート50の第3係合部56を係合面330gに係合させやすい。
この状態で、靴の内側(ペダル軸20の第1端部20a側)をペダル310に強く踏み込むと、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bのそれぞれの保持部330eのガイド面330fの作用によって、保持部330eが開いて、クリート50の第1係合部52および第2係合部54が第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部330bに別々にクランプされる。クリート50がクランプ部324に保持された状態では、一対の当接面50dが第1突出部32の側面32aに接触して配置される。このとき、クリート50が3箇所でペダル310に係合するとともに、第1クリートクランプ部330aと第3クリートクランプ部330cの間隔、および第2クリートクランプ部330bと第3クリートクランプ部330cの間隔を、従来の後方1箇所でペダルに係合するレバー部材の幅よりも、大きくすることができる。このため、変形例においても、クリート50を従来よりもさらに安定してペダル310に保持することができる。また、クリート50が装着される靴が傾きにくくなり、使用者の踏力をペダル310に効率よく伝達できる。これによって、ペダル310をさらに安定して効率よく動作させることができる。
また、第3クリートクランプ部330cは、第1面322aに対して傾斜するとともに回転中心軸方向に延びている。さらに係合面330gに対向する部分に凹部330iが形成される。このため、コーナリング時等にペダル310のペダル本体322の第2面322bの軸方向端部と地面が接触することを防止するクリアランスを形成できる。
靴をペダル310から取り外す場合には、第3実施形態と同様に靴の踵側を僅かに外側にひねる。すると、当接面50dが第1突出部32の側面32aに当接するため、クリート回転軸C2を中心に靴が回転する。このとき、当接面50dが側面32aに沿って摺動する。靴が回転すると、クリート50の第1取付部50aおよび第2取付部50bの対向面の角部が傾斜面36に乗り上げる。これによって、クリート50がペダル210の第1面322aから離反し、第1クリートクランプ部330aおよび第2クリートクランプ部230bが押し上げられて開く。この結果、クリート50がペダル310から外れ、靴をペダル310から取り外すことができる。当接面50dおよび側面32aの側面形状を球面状または円錐面状にすることで、クリート50が第1面322aから離反し始めた際に側面32aに沿ってクリート50をクリート回転軸C2と交差する方向に移動させ、容易にクリート50をペダル310から取り外すことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、第1面22a(122a、222a、または322a)にのみ3以上のクリートクランプ部を設けたが、本発明はこれに限定されない。第1面22a(122a、222a、または322a)と反対側の第2面22b(122b、222bまたは322b)にも3以上のクリートクランプ部を設けてもよい。
(b)上記実施形態では、少なくとも2つのクリートクランプ部をペダル本体22(122、222、または322)に対して回転可能に設けたが、本発明はこれに限定されない。3つのクリートクランプ部の少なくともいずれか1つが回転可能であればよい。
(c)上記実施形態では、クリートクランプ部の数を3つとしてが、本発明はこれに限定されない。クリートクランプ部の数は3以上であればどのような数でもよい。ただし、クリートクランプ部の間隔を大きくするためには、クリートクラブ部の数は3つから5つの範囲が好ましい。
(d)上記実施形態では、第1突出部32(または132)の側面32a(または132a)は、円錐面状であったが、球面状または円柱面状であってもよい。また、クリート50(または150)の当接面50d(または160)は、円錐面状であったが、球面状または円柱面状であってもよい。
(e)上記実施形態では、付勢部材として捩りコイルばねを用いたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、クリートクランプ部自体に弾性を持たせるようにしてもよい。また、捩りコイルばね以外のばね部材(たとえば、トーションばねなどの板バネ、ばね座金、またはコイルばね)を用いてもよい。
(f)第3実施形態およびその変形例では、第3クリートクランプ部230cおよび330cは、ペダル本体222および322と一体に成形されているが、別体に成形されてもよい。この場合、第3クリートクランプ部230cおよび330cは、ペダル本体222および322に回動不能に設けられてもよいが、ペダル本体222および322に回転可能に設けられてもよい。
(g)第3実施形態の変形例以外では、クリート50(または150)が接触する係合面330gについて言及していないが本発明がこれに限定されない。本発明の第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態の第1クリートクランプ部30a(130aまたは230a)、第2クリートクランプ部30b(130bまたは230b)、および第3クリートクランプ部30c(130cまたは230c)の保持部30e(130eまたは230e)は、変形例と同様な係合面を含んでいる。すなわち、保持部30e(130eまたは230e)は、第1面22a(122aまたは222a)に直交する方向における第1突出部32の最部と第1面322aとの間に位置する係合面を有する。
(h)第3実施形態では、凹部330iは、側面視で三角形状に凹んだ空間で構成されるが、本発明の凹部はこれに限定されない。凹部は、側面視で階段状に凹んで構成される空間でもよいし、凸または凹に湾曲して凹んだ空間で構成されてもよい。
6,106,206,306 自転車用ペダルシステム
10,110,210,310 自転車用ペダル
20,120 ペダル軸
20a,120a 第1端部
20b,120b 第2端部
22,122,222,322 ペダル本体
24,124,224,324 クランプ部
30a,130a,230a,330a 第1クリートクランプ部
30b,130b,230b,330b 第2クリートクランプ部
30c,130c,230c,330c 第3クリートクランプ部
32,132 第1突出部
32a,132a 側面
34,134 第2突出部
36,136 傾斜面
50,150 クリート
50a,150a 第1取付部
50b,150b 第2取付部
50c,150c 連結部
50d,150d 当接面
50e,150e 周縁部
52,152 第1係合部
54,154 第2係合部
56,156 第3係合部
322g 最端部
330d 接続部
330e 保持部
330g 係合面
330h 開口部
330i 凹部
C1 回転中心軸
C2 クリート回転軸

Claims (31)

  1. 靴に装着可能なクリートに着脱かつ係合可能な自転車用ペダルであって、
    回転中心軸を有するペダル軸と、
    第1面と前記第1面と反対側の第2面と、を有し、前記ペダル軸に前記回転中心軸回りに回転自在に支持されるペダル本体と、
    前記ペダル本体の少なくとも前記第1面に前記クリートを着脱可能に保持する、3以上のクリートクランプ部を有するクランプ部と、備え
    前記クランプ部は、
    第1クリートクランプ部、第2クリートクランプ部、および前記第2クリートクランプ部から前記回転中心軸方向に離間して配置される第3クリートクランプ部と、を有し、
    前記ペダル軸は、前記第1クリートクランプ部と前記第2クリートクランプ部の間に延びるように配置され、
    前記第3クリートクランプ部は、
    前記回転中心軸方向から見て前記第1クリートクランプ部と前記第2クリートクランプの間に配置され、
    前記第1面に直交する方向から見て前記回転中心軸と対向する位置に配置される、自転車用ペダル。
  2. 靴に装着可能なクリートに着脱かつ係合可能な自転車用ペダルであって、
    回転中心軸を有するペダル軸と、
    第1面と前記第1面と反対側の第2面と、を有し、前記ペダル軸に前記回転中心軸回りに回転自在に支持されるペダル本体と、
    前記ペダル本体の少なくとも前記第1面に前記クリートを着脱可能に保持する、3以上のクリートクランプ部を有するクランプ部と、を備え、
    前記ペダル本体は、前記第1面から突出する第1突出部と、前記第1面から突出し、前記回転中心軸方向に延びる第2突出部と、前記ペダル軸から徐々に離れる方向に前記第2突出部の上面から前記第1面に向けて傾斜する少なくとも一つの傾斜面と、を有する、自転車用ペダル。
  3. 前記第3クリートクランプ部は、
    前記ペダル軸に対して前記第2クリートクランプ部側に配置される、請求項に記載の自転車用ペダル。
  4. 前記ペダル軸は、自転車のクランクに取り付けられる第1端部と、前記第1端部と前記回転中心軸方向において反対側の第2端部とを有し、
    前記第3クリートクランプ部は、前記第1および第2クリートクランプ部に対して前記第2端部側に配置される、請求項1に記載の自転車用ペダル。
  5. 前記第3クリートクランプ部は、前記クリートと係合可能に設けられる保持部と、前記保持部と対向する部分に形成される凹部とを含む、請求項1または4に記載の自転車用ペダル。
  6. 前記保持部は、前記第1面から前記第1面と交差する方向に離れた位置に配置される、請求項5に記載の自転車用ペダル。
  7. 前記保持部は、前記ペダル本体の最頂部における厚さよりも短い厚さを有する、請求項6に記載の自転車用ペダル。
  8. 前記保持部は、前記クリートと接触する係合面を有し、
    前記凹部は前記係合面と対向する部分に形成される、請求項6または7に記載の自転車用ペダル。
  9. 前記係合面は、前記第1面から前記第1面と交差する方向に離れた位置に配置される、請求項8に記載の自転車用ペダル。
  10. 前記第3クリートクランプ部は、前記保持部と前記ペダル本体を接続する接続部を含み、
    前記接続部は、前記第1面に対して傾斜するとともに前記回転中心軸方向に延びる、請求項5から9のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  11. 前記接続部は、前記保持部の両端部と前記ペダル本体とを接続する、請求項10に記載の自転車用ペダル。
  12. 前記第3クリートクランプ部は、前記ペダル本体と一体的に成形されている、請求項6から11のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  13. 前記保持部と前記ペダル本体との間に形成され、前記クリートが挿入される開口部を含む、請求項7から12のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  14. 前記第3クリートクランプ部は、前記ペダル本体に対し回動不能に設けられる、請求項6から13のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  15. 前記第1クリートクランプ部、前記第2クリートクランプ部、および第3クリートクランプ部のいずれか1つは回動可能に設けられる、請求項1、および5から13のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  16. 前記第1クリープクランプ部、前記第2クリートクランプ部、および前記第3クリートクランプ部は回動可能に設けられる、請求項15に記載の自転車用ペダル。
  17. クランプ部は、前記第1クリートクランプ部、前記第2クリートクランプ部、および前記第3クリートクランプ部を、前記クリートを保持する方向に付勢する3つの付勢部材を有する、請求項16に記載の自転車用ペダル。
  18. 前記ペダル本体は、前記第1面から突出する第1突出部を有する、請求項5から17のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  19. 前記第1突出部は、
    球面状または円錐面状の側面を有する、請求項18に記載の自転車用ペダル。
  20. 前記ペダル本体は、
    前記第1面から突出し、前記回転中心軸方向に延びる第2突出部を有する、請求項19に記載の自転車用ペダル。
  21. 前記第1突出部は、前記第2突出部の前記回転中心軸方向における中間部に設けられ、前記第2突出部の側面に対して突出する、請求項20に記載の自転車用ペダル。
  22. 前記ペダル本体は、ペダル軸から離れる方向に、前記第2突出部から前記第1面に向けて傾斜する傾斜面を有する、請求項20または21に記載の自転車用ペダル。
  23. 前記ペダル軸は、自転車のクランクに取り付けられる第1端部と、前記第1端部と前記回転中心軸方向において反対側の第2端部とを有し、
    前記傾斜面は、前記第1突出部に対して前記第1端部側に設けられる、請求項22に記載の自転車用ペダル。
  24. 前記第1クリートクランプ部、前記第2クリートクランプ部、および前記第3クリートクランプ部は、前記クリートと接触する係合面をそれぞれ有し、
    前記係合面は、前記第1面に直交する方向における前記第1突出部の最端部と前記第1面との間に位置している、請求項18から23のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  25. 前記第1クリートクランプ部、前記第2クリートクランプ部、および前記第3クリートクランプ部は、前記ペダル本体の周縁部に配置される、請求項1、および3から24のいずれか1項に記載の自転車用ペダル。
  26. 自転車用ペダルのペダル本体の第1面に取り付けられたクランプ部に着脱可能に係合するクリートであって、
    前記クランプ部に着脱可能に係合する第1係合部と、
    前記自転車用ペダルのペダル軸に対して前記第1係合部と反対側の位置で前記クランプ部に着脱可能に係合する第2係合部と、
    前記第2係合部から前記ペダル軸の回転中心軸方向に離間した位置で前記クランプ部に着脱可能に係合する第3係合部と、備え、
    前記第3係合部は、
    前記回転中心軸方向から見て前記第1係合部と第2係合部の間の位置で前記クランプ部と係合し、かつ前記第1面に直交する方向から見て前記回転中心軸と対向する位置に配置される、クリート。
  27. 前記第3係合部は、
    前記ペダル軸に対し前記第2係合部側で前記クランプ部と係合する、請求項26に記載のクリート。
  28. 球面状または円錐面状をなし、前記ペダル本体の一部と当接する当接面をさらに備える、請求項26又は27に記載のクリート。
  29. 前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部は、前記クリートの周縁部に設けられる、請求項26から28のいずれか1項に記載のクリート。
  30. 自転車用ペダルのペダル本体の靴と対向する第1面に取り付けられるクリートであって、
    前記第1面に取り付けられる第1取付部と、
    前記自転車用ペダルのペダル軸に対して前記第1取付部と反対側で前記第1面に取り付けられる第2取付部と、
    前記第1取付部と前記第2取付部との間に前記ペダル本体の一部が配置される隙間が形成されるように、前記第1取付部と前記第2取付部とを連結する連結部と、
    球面状または円錐面状をなし、前記第1取付部と前記第2取付部との間で前記ペダル本体の一部と当接する一対の当接面と、を備え、
    前記隙間は前記一対の当接面の間に形成される、クリート。
  31. 請求項1から25のいずれか1項に記載の自転車用ペダルと、
    請求項26から30のいずれか1項に記載のクリートと、
    を備える自転車用ペダルシステム。
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