JP6005124B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本開示は、吸収性物品に関する。
一般に、生理用ナプキン等の吸収性物品は、液透過性層と、液不透過性層と、それらの間の吸収層とを備えることにより、経血等の体液を吸収及び保持する。また、吸収性物品の周囲に経血等の体液が漏れ出し、着用者の着衣に付着することを防止するために、吸収体よりも幅方向外側に延出するヒップフラップ部を設けた吸収性物品が知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載されるように、ヒップフラップ部を有する吸収性物品は、着用者の着衣に経血等の体液が付着することを防止するため、ヒップフラップ部を有しないものよりも大きめに形成されている。また、ヒップフラップ部は、特許文献1に記載されるように、サイドシートと、バックシートと、それらの間の中間層との3層を有するものも知られている。
特開2014−36833号公報
ヒップフラップ部を有する吸収性物品は、着用者の体の形状及び動きに追従することが難しく、フィット性の観点から改善の余地がある。また、ヒップフラップ部を有する吸収性物品は、ヒップフラップ部の通気性に劣り、着用者の臀部に不快感を覚えやすい傾向があった。
従って、本開示は、フィット性及び通気性に優れたヒップフラップ部を有する吸収性物品を提供することを目的とする。
本開示者らは、長手方向に伸びる本体部と、上記本体部から幅方向外側に延出するヒップフラップ部とを有する吸収性物品であって、上記ヒップフラップ部が、肌当接面を有する第1シートと、第1シートよりも着衣側に配置された第2シートとを備え、第1シートが、上記肌当接面に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する不織布であり、そして上記肌当接面側から測定された、0.3gf・cm/cm2以上の圧縮仕事量を有し、そして第2シートが、第1シートの上記圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有することを特徴とする吸収性物品を見出した。
本開示の吸収性物品は、フィット性及び通気性に優れたヒップフラップ部を有する。
図1は、本開示の実施形態の1つに従う吸収性物品1、具体的には、生理用ナプキンの正面図である。 図2は、図1に示される吸収性物品1の背面図である。 図3は、図1のIII−III端面における端面図である。 図4は、図1に示される吸収性物品1から、トップシート2及び第1シート12を剥離した正面図である。 図5は、図1に示される吸収性物品1の、ヒップフラップ部5の拡大斜視図である。
[定義]
[凹部及び凸部]
本明細書において、凹部及び凸部は、それらの高さの中間地点で区画される。すなわち、凸部の頂部と、凹部の底部の中間地点より高い部分が凸部であり、そして中間地点より低い部分が凹部である。畝部及び溝部についても同様である。
本開示の吸収性物品について、適宜図面を用いて、以下、詳細に説明する。
図1は、本開示の実施形態の1つに従う吸収性物品1、具体的には、生理用ナプキンの正面図である。図2は、図1に示される吸収性物品1の背面図である。図3は、図1のIII−III端面における端面図である。図4は、図1に示される吸収性物品1から、トップシート2及び第1シート12を剥離した正面図である。図5は、図1に示される吸収性物品1の、ヒップフラップ部5の拡大斜視図である。
本実施形態の吸収性物品1は、長手方向Lと、幅方向Wとを有し、長手方向Lに伸びる本体部2と、本体部2から幅方向Wの外側に延出する、一対のヒップフラップ部5とを有する。一対のヒップフラップ部5は、吸収性物品1の後方に配置され、吸収性物品1の長手方向Lの後方の端部に接している。本実施形態の吸収性物品1はまた、吸収性物品1の長手方向Lの中央よりに配置された、一対のサイドフラップ部3を有する。
本体部2は、液透過性層6と、液不透過性層7と、液透過性層6及び液不透過性層7との間の吸収層8とを含む。吸収性物品1の、一対のヒップフラップ部5は、肌当接面11を有する第1シート12と、第1シート12よりも着衣側に配置された第2シート13と、着衣当接面を有する非通気性シート14とを有する。なお、一対のサイドフラップ部3も、ヒップフラップ部5と同様の構成を有する。
本実施形態の吸収性物品1では、本体部2が、液不透過性層7に固定された粘着部15を有し、吸収性物品1、具体的には、本体部2が、粘着部15を介して、着用者の着衣の内側に固定される。
一対のサイドフラップ部3は、非通気性シート14に固定された、一対の粘着部16を有し、吸収性物品1、具体的には、一対のサイドフラップ部3が、液不透過性層7側に折り曲げられた上、一対の粘着部16を介して、着用者の着衣の外側に固定される。
一対のヒップフラップ部5は、非通気性シート14に固定された、一対の粘着部17を有し、一対のヒップフラップ部5は、折曲げられずに、一対の粘着部17を介して、着用者の着衣の内側に固定される。
本実施形態の吸収性物品1は、本体部2に形成された、液透過性層6及び吸収層8を圧搾することにより形成された圧搾部21と、液透過性層6及び吸収層8に形成され、それらを貫通する開口部22と、液透過性層6及び液不透過性層7とを圧搾することにより形成され、吸収性物品1の外縁をシールするためのシール部23と有する。なお、シール部23は、圧搾部でもある。
一対のヒップフラップ部5は、肌当接面11を有する第1シート12と、第2シート13と、非通気性シート14とを圧搾することにより形成された圧搾部24を有する。また、一対のヒップフラップ部5は、第1シート12と、非通気性シート14と、所望による第2シート13とを圧搾することにより形成され、吸収性物品1の外縁をシールするためのシール部25とを有する。なお、シール部25は、第2シート13を含む部分と、含まない部分とを有する。一対のサイドフラップ部3は、第1シート12と、非通気性シート14とを圧搾することにより形成され、吸収性物品1の外縁をシールするためのシール部25を有する。
本実施形態では、図3に示されるように、本体部2の液透過性層6と、ヒップフラップ部5の第1シート12とが連続しており、1枚のシートから形成されている。また、本体部2の液不透過性層7と、ヒップフラップ部5の非通気性シート14とが連続しており、1枚のシートから形成されている。サイドフラップ部3の第1シート12、並びにサイドフラップ部3の非通気性シート14も同様である。
本実施形態の吸収性物品1は、液透過性層6を2回折返すことにより折返し部35を形成し、折返し部35を圧搾することにより形成された圧搾部26を有する。なお折返し部35の一部は、吸収した体液が、本体部2からサイドフラップ部3及びヒップフラップ部5の方向に流れることを防止するための防漏壁を形成する。
本実施形態の吸収性物品1では、本体部2の液透過性層6が、長手方向Lに延びる、複数の畝部である凸部31と、凸部31の間に配置された、複数の溝部である凹部32とを有する不織布である。また、ヒップフラップ部5の第1シート12が、長手方向Lに延びる、複数の畝部である凸部33と、凸部33との間に配置された、複数の溝部である凹部34とを有する不織布である。なお、サイドフラップ部3に関しても同様である。
本開示の吸収性物品では、第1シートが、肌当接面に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する。第1シートが肌当接面に凹凸構造を有することにより、第1シートの肌当接面の平面方向の通気性に優れる。また、第1シートが肌当接面に凹凸構造を有することにより、第1シートが、着用者の体の立体形状に追従して変形することができ、第1シート、並びにヒップフラップ部が、フィット性に優れる。
上記凹部としては、あらかじめ定められた方向に延びる溝部が好ましく、そして上記凸部としては、あらかじめ定められた方向に延びる畝部が好ましい。また、上記あらかじめ定められた方向としては、例えば、吸収性物品の長手方向、幅方向等が挙げられる。
上記凸部の頂部と、凹部の底部との高さの差は、好ましくは0.3〜2.0mmである。第1シートの通気性及び肌触り性の観点からである。
なお、凸部の頂部及び凹部の底部の高さは、2次元レーザー変位計を用いて測定する。上記2次元レーザー変位計としては、例えば、キーエンス株式会社製 高精度2次元レーザー変位計 LJ−Gシリーズ(型式:LJ−G030)が挙げられる。
例えば、図5では、第1シートは、肌当接面11に、長手方向Lに延びる複数の畝部としての凸部33と、複数の溝部としての凹部34とを有するので、平面方向、特に長手方向Lの通気性に優れる。また、図5では、第1シート12が、肌当接面11に、長手方向Lに延びる複数の畝部としての凸部33と、複数の溝部としての凹部34とを有するので、第1シート12が、着用者の体の立体形状、特に着用者の幅方向の立体形状に追従して変形することができ、第1シート12、並びにヒップフラップ部15がフィット性に優れる。
本開示の吸収性物品では、上記凹部は、あらかじめ定められた方向に延びる溝部であって、少なくとも2カ所において吸収性物品の外縁に達する溝部を含むことが好ましい。そうすることにより、溝部が、吸収性物品の外縁のところに2つの通気口を有する通気路の役割を果たすため、吸収性物品が着用者の体に密着している場合であっても、第1シートの肌当接面の平面方向の通気性に優れる。
例えば、図5において、溝部である凹部34は、畝部である凸部33の間に配置され、そして溝部である凹部34は、長手方向Lの方向に延びており、凹部34の端部41とのところで、吸収性物品1の外縁に達している。従って、溝部である凹部34は、2つの通気口(端部41)を有する通気路の役割を果たすため、吸収性物品1が着用者の体に密着した場合であっても、第1シート12が、平面方向の通気性に優れる。
本開示の吸収性物品では、上記凹部は、少なくとも第1シートを圧搾することにより形成されたエンボス部ではないことが好ましい。エンボス部は、繊維密度が高く、特に第1シートの厚さ方向の通気性に劣り、そして硬くなりやすく、ヒップフラップ部が、着用者の体の立体形状にフィットしにくくなる。
なお、ヒップフラップ部は、エンボス部を含んでもよく、そして上記凹部と、エンボス部とが、一部重複していてもよい。ヒップフラップ部が連続的なエンボス部、又は間欠的であるが近接するエンボス部を有することにより、第1シートが、平面方向の通気性に優れるからである。ただし、エンボス部は、上述のように、厚さ方向の通気性に劣り且つ硬くなる傾向があるため、その量は少ない方がよい。
本開示の吸収性物品では、第1シートが、肌当接面側から測定された場合に、0.3gf・cm/cm2以上、好ましくは0.5gf・cm/cm2以上、より好ましくは0.7gf・cm/cm2以上、そしてさらに好ましくは0.8gf・cm/cm2以上の圧縮仕事量を有する。第1シートが、圧縮仕事量の上記下限を有することにより、第1シートが所定の空隙を有することになり、第1シート内の平面方向及び厚さ方向の通気性に優れる。また、圧縮仕事量が上記下限を有することにより、第1シートが柔らかく、着用者の体にフィットすることができる。
本開示の吸収性物品では、第1シートが、肌当接面側から測定された場合に、好ましくは2.0gf・cm/cm2以下、より好ましくは1.6gf・cm/cm2以下、そしてさらに好ましくは1.4gf・cm/cm2以下の圧縮仕事量を有する。第1シートが、圧縮仕事量の上記上限を有することにより、着圧が加わった際に、第1シートの凹凸構造が、保持されやすい。圧縮仕事量の値が大きくなると、第1シートの柔らかさが向上するが、その凹凸構造を維持しにくくなる。
圧縮仕事量、及び後述の圧縮レジリエンスは、KES(Kawabata's Evaluation System for Fabrics)に従い、カトーテック株式会社製のKES−FB3により測定される。
圧縮仕事量WCは、圧縮性、すなわち、圧縮されやすさを示す値であり、その値が大きいほど圧縮されやすい、すなわち、柔らかいことを意味し、そして値が小さいほど圧縮されにくい、すなわち、硬いことを意味する。また、圧縮レジリエンスRCは、数値が100%に近づくほど、圧縮回復性に優れる。
KES−FB3の測定条件は、以下の通りである。
・SENS:2
・速度:50秒/mm
・ストローク:5mm/10V
・加圧面積:2cm2
・取り込み間隔:0.1秒
・上限加重:50g/cm2
・繰返し回数:1
本開示の吸収性物品では、第1シートが、0.50m3/m2/分以上、より好ましくは0.60m3/m2/分以上、さらに好ましくは0.75m3/m2/分以上、そしてさらにいっそう好ましくは0.90m3/m2/分以上の、平面方向の通気度を有する。第1シートが上述の平面方向の通気度を有することにより、第1シートが平面方向の通気性に優れ、ひいては、着用者が蒸れ等の不快感を覚えにくい。
試料の平面方向の通気度は、下記手順に従って測定される。
(1)試料を、20℃60%RHの条件下で24時間静置する。
(2)20℃60%RHの条件下に、カトーテック株式会社の通気性試験機,KES−F8−AP1を準備する。
(3)上記通気性試験機に、チャンバーをセットする。
(4)試料を、約12cm×約12cmのサイズの試料片にカットし、上記通気性試験機に置く。
(5)試料の上に、15cm×15cmのアクリル板を、試料に32.6mPaの圧力が加わるように置いて、上記試料片の通気抵抗値を測定する。
(6)上述の測定を計5回繰り返し、その平均値を、試料の通気抵抗値AR(kPa・s/m)として採用する。
(7)通気抵抗値ARを、下記計算値:
AP(m3/m2/分)=7.473/AR
に従って、通気度AP(m3/m2/分)に換算し、試料の通気度AP(m3/m2/分)として採用する。
本開示の吸収性物品では、第2シートが、第1シートの、肌当接面側から測定された圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有し、第2シートが、第1シートの、肌当接面側から測定された圧縮仕事量よりも、好ましくは0.10gf・cm/cm2以上、より好ましくは0.15gf・cm/cm2以上、そしてより好ましくは0.20gf・cm/cm2以上大きな圧縮仕事量を有する。
なお、第2シートの圧縮仕事量は、着用者側から測定されることが好ましい。第1シートの形状を保護する観点からである。
第2シートが、第1シートの、肌当接面側から測定された圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有することにより、第1シートに着圧が加わった際に、第1シートよりも先に、第2シートが積極的に変形する(潰れる)ことにより、着圧が加わった状態でも、第1シートの形状、特に、第1シートの肌当接面の凹凸構造を保持することができ、ひいては、着圧が加わった状態でも、第1シートの平面方向及び厚さ方向の通気性が保持される。また、第2シートが積極的に変形することにより、吸収性物品のフィット性が向上する。
また、第2シートが、第1シートの、肌当接面側から測定された圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有することは、第2シートが0.3gf・cm/cm2超の圧縮仕事量を有し、第2シートが所定の空隙を有することを意味する。従って、主に、着圧が加わっていない状態、又は着圧が低い状態において、第2シートが、平面方向(図5の長手方向L及び幅方向W)と、厚さ方向(図5の厚さ方向T)との通気性に優れる。
本開示の吸収性物品において、第2シートは、好ましくは0.7gf・cm/cm2以上、より好ましくは0.8gf・cm/cm2以上、そしてさらに好ましくは0.9gf・cm/cm2以上の圧縮仕事量を有する。第1シートの肌当接面の形状を保護する観点、並びにヒップフラップ部のフィット性を向上させる観点からである。
本開示の吸収性物品において、第2シートは、好ましくは40%以上、より好ましくは45%以上、そしてさらにいっそう好ましくは50%以上の圧縮レジリエンスを有する。第2シートが上述の圧縮レジリエンスを有することにより、着圧が加わり、第2シートの厚さが薄くなった場合であっても、着圧がかからなくなると、迅速に第2シートの厚さが厚くなることができる。その結果、第2シートが、ヒップフラップ部の内部の空気を排出し、空気を入れ換えるポンプの作用を有することができる。
本開示の吸収性物品では、第1シートの凹部の繊維密度が、第1シートの凸部の繊維密度よりも低いことが好ましい。そうすることにより、第1シートの凹部が、第1シートの厚さ方向の通気性に優れ、ひいては、着用者が蒸れ等の不快感を覚えにくい。
本開示の吸収性物品では、第1シートの凹部における厚さ方向配向繊維の含有率が、第1シートの凸部における厚さ方向配向繊維の含有率よりも低いことが好ましい。そうすることにより、凹部の底部をより深くすることができ、第1シートが、平面方向の通気性に優れ、ひいては、着用者が蒸れ等の不快感を覚えにくい。
本明細書では、「厚さ方向配向繊維」は、吸収性物品の厚さ方向に対して+45度〜−45度の角度で配向している繊維を意味する。凹部における厚さ配向繊維の含有率は、好ましくは55〜100%、そしてより好ましくは60〜100%である。凹部における厚さ配向繊維の含有率と、凸部における厚さ方向配向繊維の含有率との差は、好ましくは10〜100%、さらに好ましくは20〜100%である。
厚さ方向配向繊維の含有率の測定方法は、以下の通りである。
(1)試料を切断し、試料片を準備する。
(2)株式会社キーエンス製のデジタルマイクロスコープVHX−100を使用して、試料片の切断面に対して垂直の方向からの拡大画像を撮影する。拡大画像は、50本以上の繊維の測定が可能となるような倍率に拡大された画像であり、拡大倍率は、例えば20〜50倍である。拡大画像の撮影の際、試料片の切断面の最も手前の繊維(イレギュラーに手前に飛び出した繊維を除く)にピントを合わせ、撮影深度(奥行き)を設定する。拡大画像は、3D画像としてPC画面上に作成される。
(3)3D画像を2D画像に変換し、2D画像上に、不織布サンプルの厚さ方向に平行に延在する複数の線を引き、不織布サンプルの厚さ方向に対して+45度〜−45度の角度で配向する繊維の本数をカウントする。
(4)カウントした繊維の本数の、測定範囲内の全繊維の本数に対する割合を計算する。
(5)(1)〜(4)を数回(例えば3〜5回)繰り返し、その平均値を厚さ方向配向繊維の含有率とする。
本開示の吸収性物品では、ヒップフラップ部が、第2シートの、第1シートと反対側の面に非通気性シートをさらに備え、ヒップフラップ部が、第1シートの肌当接面以外の部分に、冷感成分を有していてもよい。そうすることにより、冷感成分が、ヒップフラップ部の内部から、第1シートを透過して、着用者の肌に作用することができる。冷感成分は第1シートの肌当接面以外の部分に配置されているので、着用者の肌に適度な強度で、長時間にわたり作用することができる。
上記冷感成分しては、当技術分野で冷感剤として知られているものが挙げられ、例えば、皮膚の神経にある受容体活性化チャネル(TRPM8)に作用するもの、例えば、メントール(例えば、l−メントール)及びその誘導体、サリチル酸メチル、カンファー、植物(例えば、ミント、ユーカリ)由来の精油等が挙げられる。また、上記冷感機能を有する機能性成分としては、気化熱により周囲の温度を下げるもの、例えば、アルコール、例えば、メタノール及びエタノールが挙げられる。上記冷感成分は、マイクロカプセルに保持されていてもよい。
上述の第1シートの肌当接面以外の部分にとしては、第2シートの着用者側の表面、第2シートの内部、第2シートの着衣側の表面、及び第3シートの着用者側の表面、並びにそれらの任意の組み合わせが挙げられる。
本開示の吸収性物品において、ヒップフラップ部が、寒色系の色を有することが好ましい。視覚の観点から、吸収性物品の通気性のよさを訴求することができるからである。なお、ヒップフラップ部が寒色系の色を有するためには、第1シート、第2シート、及び所望による非通気性シート、並びにそれらの任意の組み合わせが寒色系の色を有することができる。
上記寒色系の色としては、青色系の色が挙げられる。
第1シートは、好ましくは10〜50g/m2、より好ましくは15〜40g/m2、そしてさらに好ましくは20〜30g/m2の坪量を有する。本開示の効果の観点からである。第1シートは、好ましくは0.5〜3.0mm、より好ましくは0.7〜2.0mmの厚さを有する。本開示の効果の観点からである。
第2シートは、好ましくは10〜50g/m2、より好ましくは15〜45g/m2、そしてさらに好ましくは20〜40g/m2の坪量を有する。本開示の効果の観点からである。第2シートは、好ましくは1.0〜3.0mm、より好ましくは1.5〜2.5mmの厚さを有する。本開示の効果の観点からである。
なお、上記坪量は、JIS L 1913:2010の「6.2 単位面積当たりの質量(ISO法)に従って測定する。
上記厚さ(mm)は、以下の通り測定される。
株式会社大栄科学精器製作所製 FS−60DS[測定面44mm(直径),測定圧3g/cm2]を準備し、標準状態(温度23±2℃,相対湿度50±5%)の下、吸収体の異なる5つの部位を加圧し、各部位における加圧10秒後の厚さを測定し、5つの測定値の平均値を厚さとする。
本開示の吸収性物品において、第1シートは、凹凸構造を有し、所定の圧縮仕事量等を有するものであれば、特に制限されず、当技術分野で公知の方法を利用して製造することができる。例えば、第1シートは、特開2008−25079号公報、特開2008−23326号公報、特開2009−30218号公報等に記載の方法を利用して製造することができる。具体的には、不織布としての第1シートを、熱可塑性樹脂繊維を含有するウェブに気体を噴射して凹凸構造を形成した後、凹凸構造を有するウェブを加熱処理してウェブ中の熱可塑性樹脂繊維同士の交差部分を熱融着させることにより製造することができる。
上記方法では、ウェブを通気性支持部材(例えば、網状支持部材)に載置し、通気性支持部材を所定方向に移動させながら、ウェブの上面に連続的に気体(通常はエア)を噴射することにより、ウェブに、凹部及び凸部を含む凹凸構造(畝部及び溝部を含む畝溝構造)を形成することができる。なお、ウェブの下面は、通気性支持部材の形状に沿った形状となる。例えば、網状支持部材のウェブ載置面が平坦である場合には、ウェブの下面は略平坦となる(したがって、形成される不織布の下面も略平坦となる)。
ウェブの上面のうち、気体が噴射された領域には、通気性支持部材の移動方向に延在する凹部(溝部)が形成されるとともに、隣り合う2つの凹部(溝部)の間に凸部(畝部)が形成される。この際、気体が噴射された領域の繊維が凹部(溝部)の両側に移動するので、凸部(畝部)の坪量は、通常、凹部(溝部)の坪量よりも高くなる。
また、通気性支持部材の不通気部(例えば、ワイヤ)に衝突して跳ね返された気体によってウェブ中の繊維が巻き上がり、ウェブに形成される凹凸構造(畝溝構造)のうち、凸部(畝部)における厚さ方向配向繊維の含有率が、その他の部分(例えば、凹部(溝部))における厚さ方向配向繊維の含有率よりも大きくなる。凸部(畝部)及び凹部(溝部)の数、間隔、坪量、繊維密度、厚さ方向配向繊維の含有率等は、ノズルの数、口径及びピッチ、ノズルから噴射される気体の温度及び噴射量、ウェブのテンション等を調整することにより、所望の範囲に調整できる。
上記方法では、例えば、ウェブの厚さを変化させることにより、形成される不織布の圧縮仕事量を調整することができる。例えば、ウェブの厚さを厚くすることにより、形成される不織布の圧縮仕事量を大きくすることができる。
また、上記方法では、凹部の底部を深くする、凸部のピッチを拡げる等により、形成される不織布の平面方向の通気度を高くすることができる。
上記方法では、例えば、ノズルから噴射される気体の噴射量を上げることにより、凹部の繊維密度を、凸部の繊維密度より低くすることができる。また、凹部の繊維密度が、凸部の繊維密度よりも低い不織布は、例えば、特開2008−002034号、同2008−023311号等に記載の方法により製造することができる。
また、第1シートは、少なくとも2つの層を含む複層シートであって、それら2つの層の間に空隙を有するものであってもよい。例えば、第1シートは、上層繊維シート及び下層繊維シートを含む複層シートであって、略平坦な下層繊維シートの上に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する上層繊維シートを接合した複層シートであることができる。
上記複層シートの製法は公知であり、例えば、表面に凹凸形状を有する第1のロールと、表面に、第1のロールとかみ合うような凹凸形状を有する第2のロールとの間に、上層シートを通して上層シートに凹凸構造を賦形し、上層シートを下層シートの上に積層し、次いで上層シート及び下層シートを接合することにより形成することができる。
さらに、第1シートは、例えば、上層シート及び下層シートを含む複層シートであって、開孔フィルムである下層シートの上に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する上層シートを接合した複層シートであることができる。
上記複層シートの製法は公知であり、例えば、上層シートは、ウェブを、凹凸形状を有する通気性支持部材に載せて搬送し、上記ウェブに熱風を吹付けて賦形処理し、ウェブ内の繊維を融着させることにより、凹凸構造を有する不織布である上層シートを形成することができる。
上記上層シートを、開孔フィルムである下層シート上に積層し、それらを、例えば、接着剤により接合することにより、上記複層シートを形成することができる。
本開示の吸収性物品において、第2シートは、第1シートの圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有するものであり、好ましくは40%以上の圧縮レジリエンスを有するものであれば、特に制限されずに採用することができる。第2シートは、好ましくは不織布であり、そしてより好ましくはエアスルー不織布又はスパンレース不織布である。第2シートは、市販の不織布等の中から選択することができる。
第2シートが不織布である場合には、例えば、その厚さが厚いものを選択すると、圧縮仕事量が高くなる傾向がある。また、例えば、不織布を構成する繊維がより硬いものを選択すると、圧縮レジリエンスが高くなる傾向がある。
第2シートはまた、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する不織布であってもよい。平面方向の通気性に優れるからである。凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する不織布としては、第1シートと同様のものが挙げられる。
以下、例を挙げて本開示を説明するが、本開示はこれらの例に限定されるものではない。
[製造例1]
(1)ウェブの製造
ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする複合繊維(平均繊度:1.8dtex,平均繊維長:45mm)と、ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする複合繊維(平均繊度:2.4dtex,平均繊維長:45mm)との混合物(質量比1:1)から、ウェブNo.1(坪量:25g/m2)を形成した。
(2)不織布の製造
ウェブNo.1から、特開2008−23311号公報に記載の方法に従って、畝部及び溝部を含む畝溝構造を有する第1シートNo.1を形成した。
用いた不織布製造装置における各種設定は、次の通りである。
噴射口332の直径:1.0mm(真円)
噴射口322のピッチ:3.0mm
噴射気体温度:310℃
1つの噴射口あたりの噴射気体風量:5L/分
ウェブ搬送速度:速度100m/分
通気性支持部材310(網状支持部材):70メッシュ
ヒータ部340による加熱処理:加熱処理温度を140℃、通過風速1.2m/秒で6秒間処理
第1シートNo.1の特性を、表1に示す。
[製造例2]
繊維を、ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする複合繊維(平均繊度:3.4dtex,平均繊維長:40mm)と、ポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、ポリエチレンを鞘成分とする複合繊維(平均繊度:3.4dtex,平均繊維長:50mm)との混合物(質量比1:1)に変更した以外は、製造例1に従って、第1シートNo.2を形成した。
第1シートNo.2の特性を、表1に示す。
[製造例3]
市販のSMS不織布を、第1シートNo.3として用いた。第1シートNo.3の特性を、表1に示す。
[製造例4]
市販のエアスルー不織布から、表1に示される特性を有するものを選択し、第2シートNo.1として用いた。
[製造例5]
市販のエアスルー不織布から、表1に示される特性を有するものを選択し、第2シートNo.2として用いた。
市販のSMS不織布を、第2シートNo.3として用いた。第2シートNo.3の特性を、表1に示す。
Figure 0006005124
[実施例1及び2,並びに比較例1〜3]
表1に記載される第1シート及び第2シートを用いて、図1に示される吸収性物品No.1〜No.5を製造した。なお、比較例2では、第2シートが存在せず、そして比較例3では、第1シートが第2シートNo.1であり、そして第2シートが存在しない。
吸収性物品No.1〜No.5を、複数のボランティアに着用してもらい、以下の基準で評価してもらったところ、概ね、表1に示されるような結果が得られた。
[フィット性]
○:ヒップフラップ部の存在をあまり感じなかった。
△:動いた場合に、ヒップフラップ部の存在を感じた。
×:常にヒップフラップ部の存在を感じた。
[蒸れ性]
○:ヒップフラップ部に蒸れを感じなかった。
△:動作によっては、ヒップフラップ部に蒸れを感じる場合があった。
×:ヒップフラップ部に蒸れを感じた。
具体的には、本開示は以下のJ1〜J10に関する。
[J1]
長手方向に伸びる本体部と、上記本体部から幅方向外側に延出するヒップフラップ部とを有する吸収性物品であって、
上記ヒップフラップ部が、肌当接面を有する第1シートと、第1シートよりも着衣側に配置された第2シートとを備え、
第1シートが、上記肌当接面に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する不織布であり、そして上記肌当接面側から測定された、0.3gf・cm/cm2以上の圧縮仕事量を有し、そして
第2シートが、第1シートの上記圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有する、
ことを特徴とする、上記吸収性物品。
[J2]
第2シートが、0.7gf・cm/cm2以上の圧縮仕事量を有する、J1に記載の吸収性物品。
[J3]
第2シートが、40%以上の圧縮レジリエンスを有する、J1又はJ2に記載の吸収性物品。
[J4]
第1シートが、0.50m3/m2/分以上の、平面方向の通気度を有する、J1〜J3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J5]
上記凹部が、あらかじめ定められた方向に延びる溝部であって、少なくとも2カ所において上記吸収性物品の外縁に達する溝部を含む、J1〜J4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J6]
第1シートの上記凹部の繊維密度が、第1シートの上記凸部の繊維密度よりも低い、J1〜J5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J7]
第1シートの上記凹部における厚さ方向配向繊維の含有率が、第1シートの上記凸部における厚さ方向配向繊維の含有率よりも低い、J1〜J6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J8]
第1シートが、熱可塑性樹脂繊維を含有するウェブに気体を噴射して凹凸構造を形成した後、凹凸構造を有するウェブを加熱処理して上記ウェブ中の熱可塑性樹脂繊維同士の交差部分を熱融着させることにより製造された不織布である、J1〜J7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J9]
上記ヒップフラップ部が、第2シートの、第1シートと反対側の面に、非通気性シートをさらに備え、上記ヒップフラップ部が、第1シートの上記肌当接面以外の部分に、冷感成分を有する、J1〜J8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
[J10]
上記ヒップフラップ部が、寒色系の色を有する、J1〜J9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
1 吸収性物品
2 本体部
3 サイドフラップ部
5 ヒップフラップ部
6 液透過性層
7 液不透過性層
8 吸収層
11 肌当接面
12 第1シート
13 第2シート
14 非通気性シート
15,16,17 粘着部
21,24,26 圧搾部
22 開口部
23,25 シール部
31,33 凸部
32,34 凹部
35 折返し部
41 端部

Claims (9)

  1. 長手方向に伸びる本体部と、前記本体部から幅方向外側に延出するヒップフラップ部とを有する吸収性物品であって、
    前記ヒップフラップ部が、肌当接面を有する第1シートと、第1シートよりも着衣側に配置された第2シートとを備え、
    第1シートが、前記肌当接面に、凹部及び凸部を含む凹凸構造を有する不織布であり、そして前記肌当接面側から測定された、0.3gf・cm/cm以上の圧縮仕事量を有し、そして
    第2シートが、第1シートの前記圧縮仕事量よりも大きな圧縮仕事量を有し
    前記凹部が、前記長手方向に延びる溝部であって、少なくとも2カ所において前記吸収性物品の外縁に達する溝部を含む、
    ことを特徴とする、前記吸収性物品。
  2. 第2シートが、0.7gf・cm/cm以上の圧縮仕事量を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 第2シートが、40%以上の圧縮レジリエンスを有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 第1シートが、0.50m/m/分以上の、平面方向の通気度を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 第1シートの前記凹部の繊維密度が、第1シートの前記凸部の繊維密度よりも低い、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 第1シートの前記凹部における厚さ方向配向繊維の含有率が、第1シートの前記凸部における厚さ方向配向繊維の含有率よりも低い、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 第1シートが、熱可塑性樹脂繊維を含有しており、前記熱可塑性樹脂繊維同士の交差部分は、熱融着されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記ヒップフラップ部が、第2シートの、第1シートと反対側の面に、非通気性シートをさらに備え、前記ヒップフラップ部が、第1シートの前記肌当接面以外の部分に、冷感成分を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記ヒップフラップ部が、寒色系の色を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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