JP6004905B2 - 列車無線システム - Google Patents

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Description

本発明は、列車無線システムに関する。
従来の列車無線システムは、移動する列車内に備えられた車上装置と、該列車が移動する線路に沿って配備された複数の無線基地局(以下「基地局」と称する)との間で通信を行うために、車上装置が通信先の基地局を切り替える動作(以下「ハンドオーバ」と称する)を行うように構成されている(例えば下記特許文献1)。
一方、列車無線システムでは、列車が走行する線路は複数の制御範囲に区分され、各制御範囲には1つの地上装置と複数の基地局が配置されている。地上装置には自装置が管理する制御範囲が設定され、地上装置は、当該制御範囲を走行する列車からの位置情報に基づいて、停止限界位置情報を含む制御情報を基地局に送信するように構成されている。
特開2011−124725号公報
ただし、上記特許文献1に代表される従来技術では、各地上装置にハンドオーバ点(車上無線装置が通信相手となる基地局を変更する位置)が設定されており、また隣接する2つの制御範囲の境界(拠点境界)がこの拠点境界付近に存在する基地局間のハンドオーバ点と一致するように設定されている。そのため、基地局の増設や高層ビルの建設などにより無線環境が変化した場合、地上装置に設定されているハンドオーバ点だけでなく拠点境界も変更しなければならない場合がある。
しかしながら、列車無線システムには24時間運用が求められるため、地上装置を一時的に停止させてデータベースを変更する場合、列車無線システムの停止時間が長くなり、列車の円滑な運行に影響を与える可能性がある。さらにデータベースの更新作業が複数の地上装置に及ぶため多大な作業コストを要することとなる。特に、列車無線システムは、何れかの基地局に何らかの障害が発生した際、当該基地局に隣接する他の基地局を制御することにより当該基地局のカバレッジエリアをバックアップする延長ハンドオーバ点制御が行われる。そのため、無線環境が変化した場合、無線基地局に異常が発生していないときにおけるハンドオーバ点だけでなく、無線基地局に異常が発生したときにおける延長ハンドオーバ点も変更が必要であると共に、変更後のハンドオーバ点によってハンドオーバ制御および延長ハンドオーバ点制御を実施させるためには地上制御機能の煩雑な検証が必要となる。従って、従来の列車無線システムは、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現するというニーズに対応することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現可能な列車無線システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、列車が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と前記列車で検出された列車速度とに基づいて前記列車の位置情報を生成すると共に、前記列車速度を速度照査パターンに照査して前記列車速度を制御する車上制御装置と、前記車上制御装置からの前記位置情報を地上側に送信する車上無線装置と、前記線路が複数の制御範囲に区分され、前記各制御範囲に配置され前記車上無線装置との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、前記各制御範囲に配置され、前記各無線基地局を介して前記位置情報を受信し、この位置情報に基づいて前記列車の走行を制御する制御情報を生成して出力する複数の地上制御装置と、少なくとも前記無線基地局の識別情報と前記各地上制御装置の制御範囲と前記位置情報の送信先である複数の地上制御装置と前記制御情報の送信先である複数の無線基地局とが対応付けられた情報管理テーブルを有し、前記無線基地局からの位置情報の送信先と前記地上制御装置からの制御情報の送信先とを制御する無線制御装置と、を備え、前記無線制御装置は、前記無線基地局からの位置情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの位置情報の送信先を決定して、この位置情報を、当該位置情報の送信元の無線基地局に対応付けられた複数の地上制御装置に送信し、前記地上制御装置からの制御情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの制御情報の送信先を決定して、受信した制御情報を、この地上制御装置に対応付けられた複数の無線基地局に送信することを特徴とする。
この発明によれば、ハンドオーバ点に関する情報を無線基地局に対応付けたテーブルを有する無線制御装置を設けるようにしたので、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる列車無線システムの構成図である。 図2は、地上制御装置に設定される情報管理テーブルの一例を表す図である。 図3は、地上制御装置に設定されたテーブルを用いて行われるハンドオーバ制御を説明するための図である。 図4は、無線制御装置に設定される情報管理テーブルの一例を表す図である。 図5は、無線制御装置に設定されたテーブルを用いて行われるハンドオーバ制御を説明するための図である。 図6は、ID2の無線基地局が正常時の列車無線システムの動作を説明するための第1の図である。 図7は、ID2の無線基地局が正常時の列車無線システムの動作を説明するための第2の図である。 図8は、ID2の無線基地局が異常時の列車無線システムの動作を説明するための第1の図である。 図9は、ID2の無線基地局が異常時の列車無線システムの動作を説明するための第2の図である。
以下に、本発明にかかる列車無線システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる列車無線システムの構成図である。図1に示される列車無線システムは、在線管理装置10と、ネットワーク20を介して在線管理装置10に接続された複数(例えば在線管理装置10に対して4台)の地上制御装置A〜Dと、ネットワーク30を介して各地上制御装置A〜Dに接続された複数(例えば各地上制御装置A〜Dに対して2台)の無線基地局1〜8と、ネットワーク30を介して各地上制御装置A〜Dと各無線基地局1〜8に接続された無線制御装置40と、車上無線装置51と、車上制御装置52とを有して構成されている。
線路70は複数の制御範囲(例えば4つの制御範囲70A〜70D)に分割され、これらの各制御範囲70A〜70Dには1つの地上制御装置が設けられている。以下の説明では各制御範囲70A〜70Dが隣接する境界点を「拠点境界a〜e」と称する。制御範囲70Aは地上制御装置Aの制御範囲を表し、同様に制御範囲70B,70C,70Dは、地上制御装置B,C,Dの制御範囲を表す。例えば、制御範囲70Bを走列中の列車50は無線基地局3,4を介して地上制御装置Bにより制御される。
なお、図1に示される列車無線システムでは、4つの地上制御装置A〜Dが用いられ、地上制御装置A〜Dに2つの無線基地局が接続されているが、地上制御装置および無線基地局の数はこれに限定されるものではない。また、図1には、車両搭載機器の一例として車上無線装置51および車上制御装置52のみ示されているが、実際の列車50には多種の車両搭載機器(例えば速度発電機、ブレーキ制御装置、車上子など)が搭載されていることは言うまでもない。そして、これらの機器は、車両内ネットワークおよび車両間ネットワーク(図示せず)によって相互に接続されている。また、図1に示される矢印群は、後述するA→B情報やB→A情報の流れを模式的に示すものであり、図1では説明の便宜上、これらの情報がネットワーク20を経由せずに伝送させているが、実際にはネットワーク20および無線制御装置40を介して伝送される。A→B情報は、地上から車上に対して送信される情報であり、B→A情報は、車上から地上に対して送信される情報である。
各地上制御装置A〜Dでは、位置情報60に基づいて自装置の制御範囲70A〜70Dを走行する列車50の位置が検知され、また他の地上制御装置との間で位置情報60の授受が行われる。そして、各地上制御装置A〜Dでは、これらの位置情報60に基づいて、列車50の走行に必要な進路を構成し、進路の末端までの間において走行に支障となる条件検索(前方を走行する列車、システム境界、経路終端など)を行い、列車50が走行できる最遠端の位置(停止限界位置)を算出する。以下の説明ではこの算出結果を「制御情報61」と称する。
図2は、地上制御装置A〜Dに設定される情報管理テーブルの一例を表す図である。図2には、説明を簡単化するため、上り方向の列車50を制御する際に用いられる2種類のテーブルが示されている。
図2(a)には、無線基地局2が正常時におけるハンドオーバ制御に用いられる情報管理テーブル80−1が示されている。情報管理テーブル80−1には、無線基地局ID80aと、ブロック前部位置80bと、ブロック後部位置80cと、A→B情報配信先無線基地局80dとが対応付けられている。A→B情報配信先無線基地局80dは、地上制御装置A〜Dから車上に対して送信される制御情報61の送信先無線基地局を表す。
ブロック前部位置80bとブロック後部位置80cは、各無線基地局1〜8のカバレッジエリアを線路70上のブロック番号とブロック内位置で表したものであり、地上制御装置A〜Dは、列車50からの位置情報60を情報管理テーブル80−1に照合することにより、当該列車50と通信中の無線基地局1〜8を特定する。
図2(b)には、無線基地局2が異常時(隣接基地局バックアップ時)における延長ハンドオーバ制御を行う際に用いられる縮退時情報管理テーブル80−2が示されている。縮退時情報管理テーブル80−2には、情報管理テーブル80−1に記される情報に加えて、バックアップ対象無線基地局ID80eが追加されている。なお、図2では説明を省略しているが、これらのテーブルには他の無線基地局に関する情報も設定されているものとする。また、地上制御装置A〜Dには、これらの対応関係を記した下り方向用のテーブルも設定されているものとする。
図3は、地上制御装置A〜Dに設定されたテーブルを用いて行われるハンドオーバ制御を説明するための図である。図3(a)には、無線基地局2が正常時における地上制御装置Aの制御範囲70Aと地上制御装置Bの制御範囲70Bとが、列車50の進行方向別に示されている。また図3(a)には、無線基地局2が異常時の地上制御装置Aの制御範囲70Aと地上制御装置Bの制御範囲70Bとが、列車50の進行方向別に示されている。図3(b)には、線路70を複数のブロックに区分したときの各ブロック番号が列車50の進行方向別に示されている。図3(c),(d)には、地上制御装置A,Bで管理されるハンドオーバ点の一例が示されている。
図3(c)には、無線基地局2が正常時におけるハンドオーバ点が示されている。上り方向において、ブロック番号A1002のブロック内位置300(A1002+300と表記)からブロック番号A1004のブロック内位置300(A1004+300と表記)までの領域は、図2(a)に示される無線基地局2のブロック前部位置80bとブロック後部位置80cに対応し、無線基地局2のカバレッジエリアを表している。また上り方向において、A1004+300からA2003+50までの領域は、図2(a)に示される無線基地局3のブロック前部位置80bとブロック後部位置80cに対応し、無線基地局3のカバレッジエリアを表している。なお「+300」などの表記は、各ブロックの始端位置からの距離(単位はm)を表している。
そして、A1002+300は無線基地局1,2のハンドオーバ点であり、A1004+300は無線基地局2,3のハンドオーバ点であり、A2003+50は無線基地局3,4のハンドオーバ点である。下り方向のハンドオーバ点に関しても同様であり、以下説明を割愛する。なお、「基2→地A」は、無線基地局2からの位置情報60が地上制御装置Aに送信されることを意味し、「基3→地B」は、無線基地局3からの位置情報60が地上制御装置Bに送信されることを意味する。「地A→基2」は、地上制御装置Aからの制御情報61が無線基地局2に送信されることを意味し、「地B→基3」は、地上制御装置Bからの制御情報61が無線基地局3に送信されることを意味する。
図3(d)には、無線基地局2が異常時のハンドオーバ点が示されている。例えば上り方向において、A1000+300からA1004+50までの領域は、図2(b)に示される無線基地局1のブロック前部位置80bとブロック後部位置80cに対応し、これは、無線基地局2が異常時における無線基地局1によるカバレッジエリアを表している。また上り方向において、A1004+50からA2003+50までの領域は、図2(b)に示される無線基地局3のブロック前部位置80bとブロック後部位置80cに対応し、これは、無線基地局2が異常時における無線基地局3によるカバレッジエリアを表している。
そして、A1000+300は無線基地局1と隣接する無線基地局(図示せず)とのハンドオーバ点であり、A1004+50は縮退時の無線基地局1,3のハンドオーバ点であり、A2003+50は無線基地局3,4のハンドオーバ点である。下り方向のハンドオーバ点に関しても同様であり、以下説明を割愛する。
以下、無線制御装置40が設けられていない場合における列車無線システムの動作を説明する。地上制御装置の制御範囲b(拠点境界)は無線基地局2と3のカバレッジエリア境界(ハンドオーバ点)と連動するため、地上制御装置は図2で示す情報管理テーブルを持って車両との通信制御を実施する必要がある。まず車上制御装置52では、例えば図3に示される各ブロックの始端に設置された地上子(図示せず)の絶対位置を基準位置として、この基準位置からの走行距離が算出される。このようにして求められた情報は、位置情報60として車上無線装置51へ出力され、車上無線装置51では各列車50を識別する列車ID(例えばID=101)や位置情報60が無線伝送用フレームにセットされる。そして、この伝送フレームは、その列車50と通信中の無線基地局2に送信される。伝送フレームを受信した無線基地局2では、位置情報60などが抽出され、抽出された情報は、その無線基地局2を管理する地上制御装置Aに送信される。
無線基地局2が正常な場合、上り方向に走行中の列車50がA1002+300からA1004+300までの間に位置しているとき、地上制御装置Aは、情報管理テーブル80−1を参照することにより、当該列車50からの位置情報60により列車50が無線基地局2のエリアに在線していることを特定する。そして、地上制御装置Aは、制御情報61に無線基地局2のIPアドレスを付加して無線基地局2へ送信する。無線基地局2では、この情報が所定の伝送フレーム内のスロットにセットされて車上無線装置51に送信される。車上無線装置51では制御情報61が抽出され、抽出された制御情報61が車上制御装置52に出力され、車上制御装置52では制御情報61に基づいて速度照査パターンが生成され、生成された速度照査パターンが速度発電機からの速度情報と比較される。そして、速度情報が速度照査パターンを超過した場合、車上制御装置52ではブレーキ指令が生成され、ブレーキ指令がブレーキ制御装置に送信される。
上り方向に走行中の列車50がA1004+300を超える。地上制御装置は無線基地局切換地点を例えば1km前に車上制御装置へ送信する。車上制御装置はこの地上制御装置の情報を元に通信する無線基地局を切換える。そして、上り方向に走行中の列車50がA1004+300を超えたとき、地上制御装置Aは、情報管理テーブル80−1を参照することにより、当該列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを把握して、無線基地局3に対して制御情報61を送信する。このような制御をハンドオーバ点制御と称する。
一方、無線基地局2が異常な場合、地上制御装置Aは、無線基地局IDによりバックアップ対象が無線基地局2であることを特定する。そして、上り方向に走行中の列車50がA1000+300からA1004+50までの間に位置しているとき、地上制御装置Aは、縮退時情報管理テーブル80−2を参照することにより、当該列車50からの位置情報60により列車50が無線基地局1のエリアに在線していることを把握して、制御情報61(地上から車上への情報)の送信先が無線基地局1であることを特定する。そして、地上制御装置Aは、無線基地局1に対して制御情報61を送信する。
また、上り方向に走行中の列車50がA1004+50を超えたとき、地上制御装置Bは、縮退時情報管理テーブル80−2を参照することにより、当該列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを把握して、この無線基地局3に対して制御情報61を送信する。このような制御を延長ハンドオーバ点制御と称する。
ただし、地上制御装置A〜Dの拠点境界bは、拠点境界b付近に存在する無線基地局2、3間のハンドオーバ点と一致するように設定されているため、無線基地局の増設や高層ビルの建設などにより無線環境が変化した場合、ハンドオーバ点だけでなく拠点境界a〜eも変更しなければならない。例えば無線基地局2,3間に高層ビル群が建設されたことにより、無線基地局2,3間のハンドオーバ点を無線基地局2側に数百m程度移動させる必要がある場合、地上制御装置A,Bのデータベースに設定されている拠点境界bを、変更後のハンドオーバ点と一致させるように変更しなければならず、データベースの変更に伴い作業コストが増加すると共に、地上制御装置A〜Dの一時的な運用停止に伴い列車の円滑な運行に影響を与える可能性がある。
このような問題を解決するため、本実施の形態の列車無線システムは無線制御装置40を有しており、以下無線制御装置40の構成などを説明する。
図4は、無線制御装置40に設定される情報管理テーブルの一例を表す図である。図4には、説明を簡単化するため、上り方向の列車50を制御する際に用いられる2種類のテーブルが示されている。
図4(a)には、無線基地局2が正常時におけるハンドオーバ制御に用いられる情報管理テーブル43−1が示され、情報管理テーブル43−1には、無線基地局ID43aと、ブロック前部位置43bと、ブロック後部位置43cと、B→A情報配信先地上制御装置43dと、A→B情報配信先無線基地局43eとが対応付けられている。B→A情報配信先地上制御装置43dは、無線基地局1〜8から送信された位置情報60の転送先である地上制御装置A〜Dを表す。一方、A→B情報配信先無線基地局43eは、地上制御装置A〜Dから送信された制御情報61の転送先である無線基地局1〜8を表す。
ブロック前部位置43bとブロック後部位置43cは、無線基地局1〜8のカバレッジエリアを線路70上のブロック番号とブロック内位置で表したものである。無線制御装置40は、列車50からの位置情報60を情報管理テーブル43−1に照合することにより、当該列車50と通信中の無線基地局1〜8を特定する。
図4(b)には、無線基地局2が異常時(隣接基地局バックアップ時)における延長ハンドオーバ制御を行う際に用いられる縮退時情報管理テーブル43−2が示され、縮退時情報管理テーブル43−2には、情報管理テーブル43−1に記される情報に加えて、バックアップ対象無線基地局ID43fが追加されている。なお、図4では説明を省略しているが、これらのテーブルには他の無線基地局に関する情報も設定されているものとする。また、無線制御装置には、これらの対応関係を記した下り方向用のテーブルも設定されているものとする。
図5は、無線制御装置40に設定されたテーブルを用いて行われるハンドオーバ制御を説明するための図である。図5(a)には、地上制御装置Aの制御範囲70Aと地上制御装置Bの制御範囲70Bとが、列車50の進行方向別に示されている。図3(a)との相違点は、拠点境界bが無線基地局2の状態に係わらず変動しないことである。図5(b)には、図3(b)と同様に、線路70を複数のブロックに区分したときの各ブロック番号が列車50の進行方向別に示されている。図5(c),(d)には、無線制御装置40で管理されるハンドオーバ点の一例が示されている。
図5(c)には、無線基地局2が正常時のハンドオーバ点が示されている。上り方向において、A1002+300からA1004+300までの領域は、図4(a)に示される無線基地局2のブロック前部位置43bとブロック後部位置43cに対応し、無線基地局2のカバレッジエリアを表している。またA1004+300からA2001+0までの領域は、図4(a)に示される無線基地局3のブロック前部位置43bとブロック後部位置43cに対応し、無線基地局3のカバレッジエリアを表している。また、A2001+0からA2003+50までの領域も同様に無線基地局3のカバレッジエリアを表している。
そして、A1002+300は無線基地局1,2のハンドオーバ点である。また、A1004+300は、例えば無線基地局2,3間に高層ビル群が建設されたことにより、無線基地局2側に数百m程度移動された無線基地局2,3間のハンドオーバ点である。A2001+0は、拠点境界bと同じ位置に設定された無線基地局2,3のハンドオーバ点である。A2003+50は無線基地局3,4のハンドオーバ点である。下り方向のハンドオーバ点に関しても同様であり、以下説明を割愛する。なお、「基2→地A+地B」は、無線基地局2からの位置情報60が地上制御装置A,Bに送信されることを意味し、「基3→地B+地C」は、無線基地局3からの位置情報60が地上制御装置B,Cに送信されることを意味する。「地A→基2+基3」は、地上制御装置Aからの制御情報61が無線基地局2,3に送信されることを意味し、「地A→基3+基4」は、地上制御装置Aからの制御情報61が無線基地局3,4に送信されることを意味し、「地B→基3+基4」は、地上制御装置Bからの制御情報61が無線基地局3,4に送信されることを意味する。
図5(d)には、無線基地局2が異常時のハンドオーバ点が示されている。例えば上り方向において、A1000+300からA1004+50までの領域は、図4(b)に示される無線基地局1のブロック前部位置43bとブロック後部位置43cに対応し、これは、無線基地局2が異常時における無線基地局1によるカバレッジエリアを表している。また、A1004+50からA2001+0までの領域は、図4(b)に示される無線基地局3のブロック前部位置43bとブロック後部位置43cに対応し、これは、無線基地局2が異常時における無線基地局3によるカバレッジエリアを表している。また、A2001+0からA2003+50までの領域は、図4(b)に示される無線基地局3のブロック前部位置43bとブロック後部位置43cに対応し、これは、無線基地局2が異常時における無線基地局3によるカバレッジエリアを表している。
そして、A1000+300は無線基地局1,2のハンドオーバ点である。また、A1004+50は、無線基地局2側に移動された無線基地局1,3の延長ハンドオーバ点である。A2001+0は、移動される前の無線基地局1,3の延長ハンドオーバ点である。A2003+50は無線基地局3,4のハンドオーバ点である。下り方向のハンドオーバ点に関しても同様であり、以下説明を割愛する。
無線制御装置40が設けられている場合における列車無線システムの動作を説明する。地上制御装置の制御範囲b(拠点境界)は無線基地局2と3のカバレッジエリア境界(ハンドオーバ点)に関係なく決めることができる。無線制御装置は図2で示す情報管理テーブルを持って車両との通信制御を実施する必要がある。
図6は、ID2の無線基地局が正常時の列車無線システムの動作を説明するための第1の図であり、図6には、図5(c)のハンドオーバ点が記されると共に、A1002+300からA1004+300までの区間を上り方向に走行中の列車50が記されている。このように無線基地局2のエリアを列車50が走行しているとき、列車50からの伝送フレームを受信した無線基地局2では位置情報60が抽出され、抽出された情報は、無線制御装置40で受信される。
無線基地局2からの位置情報60を受信した無線制御装置40は、情報管理テーブル43−1を参照することにより、当該列車50が無線基地局2のエリアに在線していることを確認する。無線制御装置40は、位置情報60と情報管理テーブル43−1が不一致の場合には、この情報を地上制御装置に渡さない。位置情報60と情報管理テーブル43−1が一致する場合は、車両ID101の列車50が無線基地局2のエリアに在線していることを把握する。無線制御装置40は、情報管理テーブル43−1を参照することにより、受信した情報を、無線基地局2を管理する地上制御装置Aへ送信すると共に、列車50の進行方向において当該地上制御装置Aに隣接する地上制御装置Bにも送信する。
地上制御装置Aは、車両ID101の列車50に送信したい情報「宛先車両ID101」を制御情報61に付加して無線制御装置40に送信する。
無線制御装置40は、車両ID101の列車50の位置情報60と情報管理テーブル80−1とを参照することにより、列車50が無線基地局2のエリアに在線していることを特定する。そして、無線制御装置40は、地上制御装置Aから受信した情報を、無線基地局2へ送信すると共に、列車50の進行方向において、無線基地局2に隣接する無線基地局3にも送信する。
図7は、ID2の無線基地局が正常時の列車無線システムの動作を説明するための第2の図であり、図7には、図6と同様のハンドオーバ点が記されると共に、上り方向に走行中の列車50がA1004+300を超えたときにおける情報の流れが模式的に示されている。上り方向に走行中の列車50がA1004+300を超える。無線制御装置は無線基地局切換地点を例えば1km前に車上制御装置へ送信する。車上制御装置はこの無線制御装置の情報を元に通信する無線基地局を切換える。
このように上り方向に走行中の列車50がA1004+300を超えたとき、列車50からの伝送フレームは無線基地局3で受信され、この伝送フレームを受信した無線基地局3では位置情報60が抽出され、抽出された情報は、無線制御装置40で受信される。
無線基地局3からの位置情報60を受信した無線制御装置40は、情報管理テーブル43−1を参照することにより、当該列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを把握する。そして、位置情報60に無線基地局IDを付加して、無線基地局3を管理する地上制御装置Bへ送信すると共に、列車50の進行方向において当該地上制御装置Bに隣接する地上制御装置Cにも送信する。
地上制御装置Bは、車両ID101の列車50に送信したい情報「宛先車両ID101」を制御情報61に付加して無線制御装置40に送信する。
無線制御装置40は、車両ID101の列車50の位置情報60と情報管理テーブル80−1とを参照することにより、列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを特定する。そして、無線制御装置40は、地上制御装置Bから受信した情報を、無線基地局3へ送信すると共に、列車50の進行方向において、無線基地局3に隣接する無線基地局4にも送信する。
図8は、ID2の無線基地局が異常時の列車無線システムの動作を説明するための第1の図であり、図8には、図5(d)のハンドオーバ点が記されると共に、A1000+300からA1004+50までの区間を上り方向に走行中の列車50が記されている。また、図8には、無線基地局2に異常が発生したことによって無線基地局1,3が無線基地局2のカバレッジエリアをバックアップしているときの状態が示されている。
このように無線基地局2に異常が発生しているとき、A1000+300からA1004+50までの区間を上り方向に走行中の列車50は、無線基地局1と通信を行っている。そのため、列車50からの伝送フレームを受信した無線基地局1では位置情報60が抽出され、抽出された情報は、無線制御装置40で受信される。
無線基地局2の異常を検知すると共に無線基地局1からの位置情報60を受信した無線制御装置40は、縮退時情報管理テーブル43−2を参照することにより、バックアップ対象が無線基地局2であることを把握すると共に、当該列車50が無線基地局1のエリアに在線していることを把握する。そして、無線制御装置40は、位置情報60に無線基地局IDを付加して、無線基地局1を管理する地上制御装置Aへ送信すると共に、列車50の進行方向において当該地上制御装置Aに隣接する地上制御装置Bにも送信する。
地上制御装置Aは、車両ID101の列車50に送信したい情報「宛先車両ID101」を制御情報61に付加して無線制御装置40に送信する。
無線制御装置40は、車両ID101の列車50の位置情報60と情報管理テーブル80−1とを参照することにより、列車50が無線基地局1のエリアに在線していることを特定する。そして、無線制御装置40は、地上制御装置Aから受信した情報を、無線基地局1へ送信すると共に、列車50の進行方向において、無線基地局2に隣接する無線基地局3にも送信する。
図9は、ID2の無線基地局が異常時の列車無線システムの動作を説明するための第2の図であり、図9には、図8と同様のハンドオーバ点が記されると共に、上り方向に走行中の列車50が延長ハンドオーバ点A1004+50を超えたときにおける情報の流れが模式的に示されている。
このように上り方向に走行中の列車50がA1004+50を超えたとき、列車50からの伝送フレームは無線基地局3で受信され、この伝送フレームを受信した無線基地局3では位置情報60が抽出され、抽出された情報は、無線制御装置40で受信される。
無線基地局2の異常を検知すると共に無線基地局3からの位置情報60を受信した無線制御装置40は、縮退時情報管理テーブル43−2を参照することにより、バックアップ対象が無線基地局2であることを把握すると共に、当該列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを把握する。そして、無線制御装置40は、位置情報60に無線基地局IDを付加して、無線基地局3を管理する地上制御装置Bへ送信すると共に、列車50の進行方向において当該地上制御装置Bに隣接する地上制御装置Cにも送信する。
地上制御装置Bは、車両ID101の列車50に送信したい情報「宛先車両ID101」を制御情報61に付加して無線制御装置40に送信する。
無線制御装置40は、車両ID101の列車50の位置情報60と情報管理テーブル80−1とを参照することにより、列車50が無線基地局3のエリアに在線していることを特定する。そして、無線制御装置40は、地上制御装置Bから受信した情報を、無線基地局3へ送信すると共に、列車50の進行方向において、無線基地局3に隣接する無線基地局4にも送信する。
なお、本実施の形態では、無線制御装置40が無線基地局からの位置情報60を受信したとき、この位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局を管理する地上制御装置に送信すると共に、列車50の進行方向側において当該地上制御装置に隣接する他の地上制御装置にも送信するように構成されているが、これに限定されるものではなく、受信した位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局を管理する地上制御装置のみに送信するように構成してもよい。このように構成した場合でも、無線制御装置40を一時停止させるだけでハンドオーバ点を変更することができるため、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現することが可能である。
以上に説明したように本実施の形態にかかる列車無線システムは、列車50が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と列車50で検出された列車速度とに基づいて列車50の位置情報を生成すると共に、列車速度を速度照査パターンに照査して列車速度を制御する車上制御装置52と、車上制御装置52からの位置情報60を地上側に送信する車上無線装置51と、線路が複数の制御範囲に区分され、各制御範囲に配置され車上無線装置51との間で無線通信を行う複数の無線基地局1〜8と、各制御範囲に配置され、各無線基地局1〜8を介して位置情報60を受信し、この位置情報60に基づいて列車50の走行を制御する制御情報61を生成して出力する複数の地上制御装置A〜Dと、少なくとも無線基地局1〜8の識別情報(43a)と各地上制御装置A〜Dの制御範囲(43b,43c)と位置情報60の送信先の地上制御装置(43d)と制御情報61の送信先の無線基地局(43e)とが対応付けられた情報管理テーブル(43−1,43−2)を有し、無線基地局1〜8からの位置情報60の送信先と地上制御装置A〜Dからの制御情報61の送信先とを制御する無線制御装置40と、を備え、無線制御装置40は、無線基地局1〜8からの位置情報60を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの位置情報60の送信先を決定して、受信した位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局1〜8を管理する地上制御装置A〜Dに送信し、地上制御装置A〜Dからの制御情報61を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの制御情報61の送信先を決定して、受信した制御情報61を、この地上制御装置A〜Dに管理される無線基地局1〜8に送信するようにしたので、地上制御装置A〜Dを一時停止させなくとも無線制御装置40のみ一時停止させ、管理テーブルを変更するだけでハンドオーバ点を変更することができ、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現可能である。
また、本実施の形態にかかる無線制御装置40は、無線基地局1〜8からの位置情報60を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの位置情報60の送信先を決定して、受信した位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局1〜8を管理する地上制御装置A〜Dに送信すると共に、列車50の進行方向側において当該地上制御装置に隣接する他の地上制御装置にも送信し、地上制御装置A〜Dからの制御情報61を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの制御情報61の送信先を決定して、受信した制御情報61を、この地上制御装置A〜Dに管理される無線基地局1〜8に送信すると共に、列車50の進行方向側において当該無線基地局に隣接する他の無線基地局にも送信するように構成されている。この構成により、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現できるだけでなく、無線制御装置40からの位置情報60を受信した地上制御装置A〜Dが制御情報61を延滞無く生成することができると共に、ハンドオーバを延滞無く実行することができる。
また、本実施の形態にかかる無線制御装置40は、無線基地局1〜8からの位置情報60を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの位置情報60の送信先を決定して、受信した位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局1〜8を管理する地上制御装置A〜Dに送信すると共に、列車50の進行方向側において当該地上制御装置に隣接する他の地上制御装置にも送信し、地上制御装置A〜Dからの制御情報61を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの制御情報61の送信先を決定して、受信した制御情報61を、この地上制御装置A〜Dに管理される無線基地局1〜8に送信するように構成されている。この構成により、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現できるだけでなく、無線制御装置40からの位置情報60を受信した地上制御装置A〜Dが制御情報61を延滞無く生成することができる。
また、本実施の形態にかかる無線制御装置40は、無線基地局1〜8からの位置情報60を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの位置情報60の送信先を決定して、受信した位置情報60を、当該位置情報60の送信元の無線基地局1〜8を管理する地上制御装置A〜Dに送信し、地上制御装置A〜Dからの制御情報61を受信したとき、情報管理テーブル(43−1,43−2)に基づいてこの制御情報61の送信先を決定して、受信した制御情報61を、この地上制御装置A〜Dに管理される無線基地局1〜8に送信すると共に、列車50の進行方向側において当該無線基地局に隣接する他の無線基地局にも送信するように構成されている。この構成により、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現できるだけでなく、ハンドオーバを延滞無く実行することができる。
なお、本発明の実施の形態にかかる列車無線システムは、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略するなど、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、主に列車無線システムに適用可能であり、特に、システムの改修に伴うコストを抑制しながら円滑な列車運行を実現可能な発明として有用である。
1,2,3,4,5,6,7,8 無線基地局、10 在線管理装置、20,30 ネットワーク、40 無線制御装置、43a,80a 無線基地局ID、43b,80b ブロック前部位置、43c,80c ブロック後部位置、43d B→A情報配信先無線基地局、43e,80d A→B情報配信先無線基地局、43f,80e バックアップ対象無線基地局ID、43−1,80−1 情報管理テーブル、43−2,80−2 縮退時情報管理テーブル、50 列車、51 車上無線装置、52 車上制御装置、60 位置情報、61 制御情報、70 線路、70A,70B,70C,70D 制御範囲、a,b,c,d,e 拠点境界。

Claims (4)

  1. 列車が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と前記列車で検出された列車速度とに基づいて前記列車の位置情報を生成すると共に、前記列車速度を速度照査パターンに照査して前記列車速度を制御する車上制御装置と、
    前記車上制御装置からの前記位置情報を地上側に送信する車上無線装置と、
    前記線路が複数の制御範囲に区分され、前記各制御範囲に配置され前記車上無線装置との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記各制御範囲に配置され、前記各無線基地局を介して前記位置情報を受信し、この位置情報に基づいて前記列車の走行を制御する制御情報を生成して出力する複数の地上制御装置と、
    少なくとも前記無線基地局の識別情報と前記各地上制御装置の制御範囲と前記位置情報の送信先である複数の地上制御装置と前記制御情報の送信先である複数の無線基地局とが対応付けられた情報管理テーブルを有し、前記無線基地局からの位置情報の送信先と前記地上制御装置からの制御情報の送信先とを制御する無線制御装置と、
    を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記無線基地局からの位置情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの位置情報の送信先を決定して、この位置情報を、当該位置情報の送信元の無線基地局に対応付けられた複数の地上制御装置に送信し、
    前記地上制御装置からの制御情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの制御情報の送信先を決定して、受信した制御情報を、この地上制御装置に対応付けられた複数の無線基地局に送信することを特徴とする列車無線システム。
  2. 列車が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と前記列車で検出された列車速度とに基づいて前記列車の位置情報を生成すると共に、前記列車速度を速度照査パターンに照査して前記列車速度を制御する車上制御装置と、
    前記車上制御装置からの前記位置情報を地上側に送信する車上無線装置と、
    前記線路が複数の制御範囲に区分され、前記各制御範囲に配置され前記車上無線装置との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記各制御範囲に配置され、前記各無線基地局を介して前記位置情報を受信し、この位置情報に基づいて前記列車の走行を制御する制御情報を生成して出力する複数の地上制御装置と、
    少なくとも前記無線基地局の識別情報と前記各地上制御装置の制御範囲と前記位置情報の送信先である複数の地上制御装置と前記制御情報の送信先である複数の無線基地局とが対応付けられた情報管理テーブルを有し、前記無線基地局からの位置情報の送信先と前記地上制御装置からの制御情報の送信先とを制御する無線制御装置と、
    を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記無線基地局からの位置情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの位置情報の送信先を決定して、この位置情報を、当該位置情報の送信元の無線基地局を管理する地上制御装置に送信すると共に、前記列車の進行方向側において当該地上制御装置に隣接する他の地上制御装置にも送信し、
    前記地上制御装置からの制御情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの制御情報の送信先を決定して、受信した制御情報を、この地上制御装置に管理される無線基地局に送信すると共に、前記列車の進行方向側において当該無線基地局に隣接する他の無線基地局にも送信することを特徴とする列車無線システム。
  3. 列車が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と前記列車で検出された列車速度とに基づいて前記列車の位置情報を生成すると共に、前記列車速度を速度照査パターンに照査して前記列車速度を制御する車上制御装置と、
    前記車上制御装置からの前記位置情報を地上側に送信する車上無線装置と、
    前記線路が複数の制御範囲に区分され、前記各制御範囲に配置され前記車上無線装置との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記各制御範囲に配置され、前記各無線基地局を介して前記位置情報を受信し、この位置情報に基づいて前記列車の走行を制御する制御情報を生成して出力する複数の地上制御装置と、
    少なくとも前記無線基地局の識別情報と前記各地上制御装置の制御範囲と前記位置情報の送信先である複数の地上制御装置と前記制御情報の送信先である複数の無線基地局とが対応付けられた情報管理テーブルを有し、前記無線基地局からの位置情報の送信先と前記地上制御装置からの制御情報の送信先とを制御する無線制御装置と、
    を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記無線基地局からの位置情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの位置情報の送信先を決定して、この位置情報を、当該位置情報の送信元の無線基地局を管理する地上制御装置に送信すると共に、前記列車の進行方向側において当該地上制御装置に隣接する他の地上制御装置にも送信し、
    前記地上制御装置からの制御情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの制御情報の送信先を決定して、受信した制御情報を、この地上制御装置に対応付けられた複数の無線基地局に送信することを特徴とする列車無線システム。
  4. 列車が走行する線路上に配置された地上子からの地上子情報と前記列車で検出された列車速度とに基づいて前記列車の位置情報を生成すると共に、前記列車速度を速度照査パターンに照査して前記列車速度を制御する車上制御装置と、
    前記車上制御装置からの前記位置情報を地上側に送信する車上無線装置と、
    前記線路が複数の制御範囲に区分され、前記各制御範囲に配置され前記車上無線装置との間で無線通信を行う複数の無線基地局と、
    前記各制御範囲に配置され、前記各無線基地局を介して前記位置情報を受信し、この位置情報に基づいて前記列車の走行を制御する制御情報を生成して出力する複数の地上制御装置と、
    少なくとも前記無線基地局の識別情報と前記各地上制御装置の制御範囲と前記位置情報の送信先である複数の地上制御装置と前記制御情報の送信先である複数の無線基地局とが対応付けられた情報管理テーブルを有し、前記無線基地局からの位置情報の送信先と前記地上制御装置からの制御情報の送信先とを制御する無線制御装置と、
    を備え、
    前記無線制御装置は、
    前記無線基地局からの位置情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの位置情報の送信先を決定して、この位置情報を、当該位置情報の送信元の無線基地局に対応付けられた複数の地上制御装置に送信し、
    前記地上制御装置からの制御情報を受信したとき、前記情報管理テーブルに基づいてこの制御情報の送信先を決定して、受信した制御情報を、この地上制御装置に管理される無線基地局に送信すると共に、前記列車の進行方向側において当該無線基地局に隣接する他の無線基地局にも送信することを特徴とする列車無線システム。
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