JP6004012B2 - 遠心鋳造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遠心鋳造装置に係り、特に、チタンアルミナイド精密鋳造品、チタン合金精密鋳造品、ニッケル合金精密鋳造品等を遠心鋳造で精密鋳造するための遠心鋳造装置に関する。
従来の遠心鋳造装置では、鋳型の取り付けについては、回転テーブルの上に配置された円筒管内に鋳型を挿入し、円筒管と鋳型との隙間にセラミック断熱材等を充填して、鋳型を位置決め固定する方法や、鋳型をベルト等で固縛して、回転テーブルの上に鋳型を位置決め固定する方法が行われている。
特許文献1には、精密遠心鋳造において、鋳型を遠心鋳造装置の回転台上の固定枠に金属製ベルトで絞め付けて固定することが記載されている。
特開平4−81254号公報
ところで、上述したように、円筒管と鋳型との隙間にセラミック断熱材等を充填して、鋳型を位置決め固定する方法であると、セラミック断熱材等の充填作業と、鋳型の位置決め作業とに時間がかかり、鋳型の取り付け作業が煩雑となる可能性がある。また、鋳型をベルト等で固縛する場合においても、鋳型の固縛作業と、鋳型の位置決め作業とに時間がかかり、鋳型の取り付け作業が煩雑となる可能性がある。更に、予熱炉で予め加熱した鋳型を取り付ける場合においても、このように鋳型の取り付け作業が煩雑になると、鋳型温度の低下が大きくなり、鋳造品に欠陥等が生じる場合がある。
そこで本発明の目的は、より簡易に鋳型を取り付けることができる遠心鋳造装置を提供することである。
本発明に係る遠心鋳造装置は、回転自在な回転テーブル上に載置される鋳型ホルダと、前記鋳型ホルダに入れられて保持される鋳型と、を備え、前記鋳型ホルダは、金属材料で形成され、有底筒状の鋳型ホルダ本体と、前記鋳型ホルダ本体の内周面及び底面に設けられる断熱部材と、前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材に突設され、セラミックスで形成される鋳型位置決め部材と、を有し、前記鋳型は、金属溶湯が注入されるキャビティを有し、酸化物で形成される鋳型本体と、前記鋳型本体に設けられ、前記鋳型位置決め部材と係合可能な鋳型位置決め部材挿入孔を有し、酸化物で形成される鋳型台と、を有していることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型位置決め部材と前記鋳型位置決め部材挿入孔とは、複数設けられていることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型位置決め部材は、前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材の中心に1つ設けられると共に、前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材の周縁に複数設けられており、前記鋳型位置決め部材挿入孔は、前記鋳型台の中心に1つ設けられると共に、前記鋳型台の周縁に複数設けられていることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型台の周縁に複数設けられている鋳型位置決め部材挿入孔は、切り欠き孔で形成されていることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型位置決め部材は、窒化珪素、炭化珪素または酸化ジルコニウムで形成されていることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型は、前記鋳型本体に放射状に設けられ、先端が前記鋳型ホルダ本体の内周面に設けられる断熱部材と当接し、前記鋳型を支持する複数の支持部材を有していることを特徴とする。
本発明に係る遠心鋳造装置において、前記鋳型ホルダには、予め加熱された鋳型が保持されることを特徴とする。
上記構成によれば、鋳型ホルダは、鋳型位置決め部材を有し、鋳型は、鋳型位置決め部材と係合可能な鋳型位置決め部材挿入孔を有する鋳型台を備えているので、鋳型ホルダの鋳型位置決め部材に、鋳型台の鋳型位置決め部材挿入孔を係合させて鋳型を取り付けることにより、容易に鋳型を鋳型ホルダ内に位置決めすることができるので、より簡易に鋳型の取り付けが可能となる。
本発明の実施の形態において、遠心鋳造装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態において、鋳型ホルダの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態において、平板状の断熱部材の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態において、鋳型位置決め部材の構成を示す図である。 本発明の実施の形態において、蓋体の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態において、鋳型の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態において、鋳型台の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態において、鋳型の製造方法におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態において、鋳型の製造方法における各工程を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態において、遠心鋳造装置を用いた遠心鋳造方法を示す模式図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、遠心鋳造装置10の構成を示す断面図である。遠心鋳造装置10は、回転自在な回転テーブル12上に載置された鋳型ホルダ14と、鋳型ホルダ14に入れられて保持される鋳型16と、を備えている。
図2は、鋳型ホルダ14の構成を示す断面図である。鋳型ホルダ14は、有底で円筒状等の有底筒状に形成された鋳型ホルダ本体18と、鋳型ホルダ本体18の上側の開口を塞ぐ蓋体20と、を備えている。鋳型ホルダ本体18は、例えば、ステンレス鋼等の金属材料で形成されている。鋳型ホルダ本体18の底面周縁には、外方向へ突出した鍔部22が周方向に沿って設けられている。鍔部22には、鋳型ホルダ14を回転テーブル12にボルト等の締結部材23で締結して固定するための締結孔24が、例えば、周方向に略等間隔で4箇所に設けられている。
鋳型ホルダ本体18の内周面には、円筒状等の筒状の断熱部材26が設けられている。筒状の断熱部材26の大きさは、例えば、外径425mm、高さ380mm、厚み10mmである。鋳型ホルダ本体18の底面には、円盤状等の平板状の断熱部材28が設けられている。平板状の断熱部材28の大きさは、例えば、外径445mm、厚さ10mmである。筒状の断熱部材26と、平板状の断熱部材28とは、窒化珪素(Si),炭化珪素(SiC)、酸化ジルコニウム(ZrO)等のセラミックスで形成されている。筒状の断熱部材26と、平板状の断熱部材28とは、耐熱衝撃性と機械的特性とに優れることから、窒化珪素(Si)または炭化珪素(SiC)で形成されることが好ましい。筒状の断熱部材26と平板状の断熱部材28とは、別体で構成されていてもよいし、一体的に構成されていてもよい。筒状の断熱部材26と平板状の断熱部材28とは、鋳型ホルダ本体18と固着されていてもよいし、鋳型ホルダ本体18と取り外し可能に設けられていてもよい。
平板状の断熱部材28には、鋳型16を鋳型ホルダ14内に位置決めするための鋳型位置決め部材34、36が設けられている。鋳型位置決め部材34、36は、平板状の断熱部材28の上面から突設して形成されている。図3は、平板状の断熱部材28の構成を示す平面図である。図4は、鋳型位置決め部材34、36の構成を示す図である。平板状の断熱部材28の中心には、1つの円孔30が形成されている。平板状の断熱部材28の周縁には、半楕円孔32が周方向に略等間隔で複数箇所、例えば4箇所に形成されている。
円孔30には、円柱状の鋳型位置決め部材34が平板状の断熱部材28の上面から突出して嵌合されている。円柱状の鋳型位置決め部材34の大きさは、例えば、外径Aが20mm、高さBが40mmである。半楕円孔32には、半楕円柱状の鋳型位置決め部材36が平板状の断熱部材28の上面から突出して嵌合されている。半楕円柱状の鋳型位置決め部材36の大きさは、例えば、短径Cが15.5mm、長径の半分の長さDが14mm、高さEが40mmである。円柱状の鋳型位置決め部材34と、半楕円柱状の鋳型位置決め部材36とは、窒化珪素(Si),炭化珪素(SiC)、酸化ジルコニウム(ZrO)等のセラミックスで形成されている。鋳型位置決め部材34、36は、平板状の断熱部材28と別体で構成されていてもよいし、一体的に構成されていてもよい。また、鋳型位置決め部材34、36の形状は、円柱状や半楕円柱状に限定されることなく、四角柱等の多角柱状等でもよい。
鋳型ホルダ本体18の上側の開口には、半割れ構造の蓋体20が設けられている。図5は、蓋体20の構成を示す平面図である。蓋体20は、ステンレス鋼等の金属材料で形成されている。蓋体20の一方と他方とは、例えば、2箇所に設けられたクランプ部材38によりお互いを拘束可能に構成されている。蓋体20の外周縁には、鋳型ホルダ本体18の上側の外周縁と嵌合する嵌合周溝40が設けられている。また、蓋体20の中央部には、鋳型16の湯口を挿通するための開口部42が形成されている。
次に、鋳型16について説明する。図6は、鋳型16の構成を示す断面図である。鋳型16は、チタンアルミナイド、チタン合金、ニッケル合金等の金属溶湯が注入されるキャビティを有する鋳型本体44と、鋳型本体44に設けられた鋳型台46とを備えている。
鋳型本体44は、金属溶湯を注入するための湯口47と、湯口47と連通する湯道48と、湯道48と連通し、製品となる製品部50と、を有している。例えば、湯口47は円錐状に形成されており、湯道48は円筒状に形成されている。製品部50は、例えば、製品となる翼形状等に形成されている。鋳型本体44は、酸化物等からなる耐火材料で形成された耐火材層で構成されている。
鋳型本体44には、周方向に放射状に設けられ、先端が鋳型ホルダ14における筒状の断熱部材26の内周面と当接して鋳型16を支持する支持部材52が設けられていることが好ましい。支持部材52は、例えば、棒状で形成されており、周方向に略水平で放射状に略等間隔で4箇所に設けられている。支持部材52は、例えば、棒状のセラミックス部材52aに耐火材層が被覆されて構成されている。
鋳型本体44には、製品部50を補強する補強部材54が設けられていることが好ましい。補強部材54は、例えば、棒状のセラミックス部材54aに耐火材層が被覆されて構成されている。
鋳型本体44は、鋳型本体44における湯口47と反対側に鋳型台46を取り付けるための円筒状等の筒状の鋳型台接続部56を有している。鋳型台接続部56の筒内には、金属溶湯が流出しないようにセラミックボール58が入れられており、更にセラミック断熱材60が充填されている。
鋳型台46は、鋳型本体44の下側の鋳型台接続部56に取り付けられている。図7は、鋳型台46の構成を示す平面図である。鋳型台46は、例えば、円盤状等の平板状に形成されている。鋳型台46は、酸化物等からなる耐火材料で形成されており、鋳型本体44と同じ耐火材層で構成されていることが好ましい。
鋳型台46は、鋳型ホルダ14における円柱状の鋳型位置決め部材34及び半楕円状の鋳型位置決め部材36と係合可能な鋳型位置決め部材挿入孔62、64を有している。鋳型台46の中心には、鋳型ホルダ14の円柱状の鋳型位置決め部材34を挿入して係合可能な1つの円形状の鋳型位置決め部材挿入孔62が設けられている。鋳型台46の外周縁には、半楕円柱状の鋳型位置決め部材36を挿入して係合可能な半楕円形状の鋳型位置決め部材挿入孔64が設けられている。半楕円形状の鋳型位置決め部材挿入孔64は、周方向に略等間隔で複数箇所、例えば4箇所に鋳型台46の周縁を切り欠いた切り欠き孔で形成されている。
次に、鋳型16の製造方法について説明する。
図8は、鋳型16の製造方法におけるフローチャートである。鋳型16の製造方法は、ロウ型成形工程(S10)と、スラリ層形成工程(S12)と、脱ロウ工程(S14)と、焼成工程(S16)と、を備えている。図9は、鋳型16の製造方法における各工程を説明するための断面図であり、図9(a)は、ロウ型成形工程(S10)を説明するための断面図であり、図9(b)は、スラリ層形成工程(S12)を説明するための断面図であり、図9(c)は、脱ロウ工程(S14)を説明するための断面図である。
ロウ型成形工程(S10)は、鋳型本体44と鋳型台46とを形成するためのロウ型模型70をロウ材で成形する工程である。図9(a)に示すように、ロウ型模型70は、鋳型本体44を形成する部分72と、鋳型台46を形成する部分74とを備えている。鋳型本体44を形成する部分72には、支持部材52を形成するための棒状のセラミックス部材52aが接着等で取り付けられることが好ましい。また、鋳型本体44を形成する部分72と、鋳型台46を形成する部分74とには、補強部材54を形成するための棒状のセラミックス部材54aが接着等で取り付けられることが好ましい。
スラリ層形成工程(S12)は、ロウ型模型70に耐火材料からなるスラリ層76を被覆する工程である。まず、ロウ型模型70にスラリ層76を被覆する前に、鋳型台46を形成する部分74の外周面及び下面を樹脂テープ等でマスキング処理する。次に、ロウ型模型70にスラリ層76を被覆する。スラリ層76の被覆方法については、耐火材料とバインダとを混合したスラリの塗布と、スタッコ処理とを繰り返すことにより行われる。耐火材料には、酸化セリウム(CeO)、酸化イットリウム(Y),酸化ジルコニウム(ZrO)等が用いられる。バインダには、コロイダルシリカ等が用いられる。
そして、ロウ型模型70にスラリ層76を被覆した後にマスキングを除去し、十分乾燥させる。それにより、図9(b)に示すように、ロウ型模型70の周りにはスラリ層76が被覆される。なお、マスキング処理した鋳型台46を形成する部分74の外周面及び下面にはスラリ層76が被覆されていない。
脱ロウ工程(S14)は、スラリ層76を被覆したロウ型模型70を加熱してロウ材を除去し、鋳型成形体78を成形する工程である。図9(c)に示すように、スラリ層76を被覆したロウ型模型70からロウ材を溶融して除去することにより鋳型成形体78を成形する。脱ロウは、スラリ層76を被覆したロウ型模型70をオートクレーブ等に入れて、100℃から180℃、4気圧(0.4MPa)から8気圧(0.8MPa)で加熱・加圧処理して行われる。ロウ材を溶融して除去することにより鋳型成形体78には、湯口47、湯道48、製品部50、円形状の鋳型位置決め部材挿入孔62等が形成される。そして、鋳型成形体78に機械加工等で半楕円形状の鋳型位置決め部材挿入孔64を形成する。なお、半楕円形状の鋳型位置決め部材挿入孔64については、焼成工程(S16)後に機械加工等で形成してもよい。
焼成工程(S16)は、鋳型成形体78を焼成する工程である。鋳型成形体78を焼成炉等で900℃から1300℃で加熱して焼成することにより、スラリ層76が焼固められて殻体(シェル)となり鋳型16が形成される。そして、鋳型台接続部56の開口にセラミックボール58を入れて開口を塞ぐと共に、セラミック断熱材60を充填する。以上により鋳型16が製造される。なお、上記の鋳型16の製造方法では、鋳型本体44と鋳型台46とを一体的に形成する場合について説明したが、鋳型本体44と鋳型台46とを別体で形成した後に接合等して鋳型16を製造してもよい。
次に、遠心鋳造装置10を用いた遠心鋳造方法について説明する。
図10は、遠心鋳造装置10を用いた遠心鋳造方法を示す模式図である。溶解室80では、チタンアルミナイド合金、チタン合金、ニッケル合金等の真空溶解を行い、溶解坩堝82中の金属溶湯84を所定温度に維持する。
鋳型室86の回転テーブル12の上に鋳型ホルダ14を載置し、鋳型ホルダ14をボルト等の締結部材23で回転テーブル12に締結して固定する。次に、予熱炉で予め加熱された鋳型16を鋳型ホルダ14にセットする。加熱された鋳型16を鋳型ホルダ14に挿入し、鋳型16の円形状の鋳型位置決め部材挿入孔62に、鋳型ホルダ14の円柱状の鋳型位置決め部材34を挿入して係合させると共に、鋳型16の半楕円状の鋳型位置決め部材挿入孔64に、鋳型ホルダ14の半楕円柱状の鋳型位置決め部材36を挿入して係合させる。そして、鋳型16の湯口47を蓋体20の開口部42から露出させた状態で、蓋体20で鋳型ホルダ14の開口を覆う。これにより、鋳型16が鋳型ホルダ14に位置決めされて保持される。
鋳型室86の真空引きを行って、鋳型室86を減圧する。鋳型室86が所定の真空度に到達したら溶解室80と鋳型室86とを仕切る仕切りバルブ88を開く。昇降体を上昇させて、鋳型ホルダ14に保持された鋳型16を鋳型室86の上方に移動させる。回転テーブル12を回転させて所定の回転速度に到達した後に、溶解坩堝82内の金属溶湯84を鋳型16に注入して鋳造する。鋳造後、回転テーブル12の回転を停止し、昇降体を下降させて、鋳型ホルダ14に保持された鋳型16を鋳型室86の下方に移動させて冷却する。そして、冷却後に鋳型ホルダ14から鋳型16を取り出す。
以上、上記構成によれば、鋳型ホルダは、鋳型位置決め部材を有し、鋳型は、鋳型位置決め部材と係合可能な鋳型位置決め部材挿入孔を有する鋳型台を備えているので、鋳型ホルダの鋳型位置決め部材に、鋳型台の鋳型位置決め部材挿入孔を係合させて鋳型を取り付けることにより、容易に鋳型を鋳型ホルダ内に位置決めすることができるので、より簡易に鋳型の取り付けが可能となる。また、予熱炉で予め加熱した鋳型を取り付ける場合においても、より簡易に鋳型の取り付け作業を行うことが可能となり、短時間で鋳型の取り付け作業が完了するので、鋳型温度の低下を低減することができる。
本発明は、容易に鋳型を鋳型ホルダ内に位置決めすることができることから、チタンアルミナイド精密鋳造品、チタン合金精密鋳造品、ニッケル合金精密鋳造品等の遠心鋳造に有用なものである。

Claims (7)

  1. 遠心鋳造装置であって、
    回転自在な回転テーブル上に載置される鋳型ホルダと、
    前記鋳型ホルダに入れられて保持される鋳型と、
    を備え、
    前記鋳型ホルダは、
    金属材料で形成され、有底筒状の鋳型ホルダ本体と、
    前記鋳型ホルダ本体の内周面及び底面に設けられる断熱部材と、
    前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材に突設され、セラミックスで形成される鋳型位置決め部材と、
    を有し、
    前記鋳型は、
    金属溶湯が注入されるキャビティを有し、酸化物で形成される鋳型本体と、
    前記鋳型本体に設けられ、前記鋳型位置決め部材を挿入して係合可能な鋳型位置決め部材挿入孔を有し、酸化物で形成される鋳型台と、
    を有していることを特徴とする遠心鋳造装置。
  2. 請求項1に記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型位置決め部材と前記鋳型位置決め部材挿入孔とは、複数設けられていることを特徴とする遠心鋳造装置。
  3. 請求項2に記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型位置決め部材は、前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材の中心に1つ設けられると共に、前記鋳型ホルダ本体の底面の断熱部材の周縁に複数設けられており、
    前記鋳型位置決め部材挿入孔は、前記鋳型台の中心に1つ設けられると共に、前記鋳型台の周縁に複数設けられていることを特徴とする遠心鋳造装置。
  4. 請求項3に記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型台の周縁に複数設けられている鋳型位置決め部材挿入孔は、切り欠き孔で形成されていることを特徴とする遠心鋳造装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型位置決め部材は、窒化珪素、炭化珪素または酸化ジルコニウムで形成されていることを特徴とする遠心鋳造装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型は、前記鋳型本体に放射状に設けられ、先端が前記鋳型ホルダ本体の内周面に設けられる断熱部材と当接し、前記鋳型を支持する複数の支持部材を有していることを特徴とする遠心鋳造装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の遠心鋳造装置であって、
    前記鋳型ホルダには、予め加熱された鋳型が保持されることを特徴とする遠心鋳造装置。
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