JP6003985B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6003985B2 JP6003985B2 JP2014526655A JP2014526655A JP6003985B2 JP 6003985 B2 JP6003985 B2 JP 6003985B2 JP 2014526655 A JP2014526655 A JP 2014526655A JP 2014526655 A JP2014526655 A JP 2014526655A JP 6003985 B2 JP6003985 B2 JP 6003985B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heater
- temperature
- fuel
- fuel injection
- resistance value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims description 104
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims description 46
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims description 46
- 238000009835 boiling Methods 0.000 claims description 58
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 11
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 4
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 description 1
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 239000003502 gasoline Substances 0.000 description 1
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 1
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M53/00—Fuel-injection apparatus characterised by having heating, cooling or thermally-insulating means
- F02M53/04—Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means
- F02M53/06—Injectors with heating, cooling, or thermally-insulating means with fuel-heating means, e.g. for vaporising
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M53/00—Fuel-injection apparatus characterised by having heating, cooling or thermally-insulating means
- F02M53/02—Fuel-injection apparatus characterised by having heating, cooling or thermally-insulating means with fuel-heating means, e.g. for vaporising
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/04—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M31/00—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture
- F02M31/02—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating
- F02M31/12—Apparatus for thermally treating combustion-air, fuel, or fuel-air mixture for heating electrically
- F02M31/125—Fuel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Description
この発明は、燃料噴射装置に係り、特に、燃料噴射弁によって噴射される前の燃料を加熱するためのヒータを備える燃料噴射装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、内燃機関用の燃料噴射装置が開示されている。この従来の燃料噴射弁は、噴射される直前の燃料を加熱するヒータを内蔵している。このヒータは、所定の電力源から電力の供給を受けることによって発熱するように構成されている。上記燃料噴射弁では、ヒータの表面温度がデポジットの付着しない所定の温度範囲内の値となるように、ヒータの抵抗値が所定の範囲内の値に設定されている。
ヒータの温度は、ヒータの抵抗値との間の一義的な関係に基づいて推定可能なものである。そして、ヒータの抵抗値は、ヒータに印加された電圧(ヒータの両端電圧)とヒータを流れる電流とに基づいて算出することができる。しかしながら、ハードウェア上のばらつき要因(ヒータの抵抗値のばらつき、および、ヒータに電力を供給するワイヤーハーネスの抵抗値のばらつきなど)によって、ヒータ温度の推定値に誤差が生じ得る。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、噴射される前の燃料がヒータによって加熱される燃料噴射弁を備える場合に、ヒータ温度の推定精度を良好に向上させることのできる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
本発明は、燃料噴射装置であって、燃料噴射弁と、ヒータと、ヒータ温度推定手段と、ヒータ温度補正手段とを備えている。
燃料噴射弁は、燃料を噴射するものである。ヒータは、所定の電力源から電力の供給を受け、燃料噴射弁から噴射される前に燃料を加熱するものである。ヒータ温度推定手段は、ヒータの抵抗値に基づいてヒータの温度を推定する。ヒータ温度補正手段は、ヒータへの通電開始後にヒータの抵抗値の変曲点が生じたときのヒータ温度の推定値と燃料の核沸騰開始点温度との差を小さくする補正を、ヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して施す。
燃料噴射弁は、燃料を噴射するものである。ヒータは、所定の電力源から電力の供給を受け、燃料噴射弁から噴射される前に燃料を加熱するものである。ヒータ温度推定手段は、ヒータの抵抗値に基づいてヒータの温度を推定する。ヒータ温度補正手段は、ヒータへの通電開始後にヒータの抵抗値の変曲点が生じたときのヒータ温度の推定値と燃料の核沸騰開始点温度との差を小さくする補正を、ヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して施す。
ヒータにより加熱される燃料に核沸騰が発生し始める核沸騰開始点が到来すると、ヒータの抵抗値に変曲点が生ずる。また、燃料の核沸騰開始点温度は、燃料性状と燃料圧力とに基づいて一義的に定まるものである。本発明によれば、ヒータへの通電開始後にヒータの抵抗値の変曲点が生じたときのヒータ温度の推定値と燃料の核沸騰開始点温度との差を小さくする補正が、ヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して施される。これにより、ハードウェア上のばらつき要因によって生じ得るヒータ温度の推定誤差を、ヒータの抵抗値の変曲点の到来時、すなわち、核沸騰開始点の到来時に好適に補正することができる。そして、このようなヒータ温度推定値の補正処理によって、ヒータ温度の推定精度を高めることができる。
また、本発明における前記ヒータ温度補正手段は、上記差を小さくするための補正値を、上記変曲点が生じた時以降にヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して反映させるものであってもよい。
上記構成によれば、本発明におけるヒータ温度の補正が、上記変曲点が生じた時以降にヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して継続的に実行されるようになる。これにより、ヒータ温度の推定精度を効果的に高めることができる。
上記構成によれば、本発明におけるヒータ温度の補正が、上記変曲点が生じた時以降にヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して継続的に実行されるようになる。これにより、ヒータ温度の推定精度を効果的に高めることができる。
また、本発明における前記ヒータ温度補正手段による補正は、上記差をゼロとするための補正を、ヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度に対して施すものであってもよい。
上記構成によれば、本発明におけるヒータ温度の補正の好適な態様として、ヒータの抵抗値の変曲点が生じたときに、上記差をゼロとするための補正を行われる。これにより、ヒータ温度の推定精度を効果的に高めることができる。
上記構成によれば、本発明におけるヒータ温度の補正の好適な態様として、ヒータの抵抗値の変曲点が生じたときに、上記差をゼロとするための補正を行われる。これにより、ヒータ温度の推定精度を効果的に高めることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における燃料噴射装置の主要部の構成を説明するための図である。
本実施形態の燃料噴射装置は、図1に示すように燃料噴射弁10を備えている。燃料噴射弁10は、内燃機関の燃焼室もしくは吸気通路に対して燃料を噴射するために用いられる。燃料噴射弁10には、図示省略する燃料ポンプにより加圧された燃料が燃料入口12から供給されるようになっている。燃料噴射弁10は、略円筒形状であり、一端(燃料入口12)から供給された燃料は、燃料噴射弁10の内部を流通した後に、他端に形成された噴孔14から噴射される。
図1は、本発明の実施の形態1における燃料噴射装置の主要部の構成を説明するための図である。
本実施形態の燃料噴射装置は、図1に示すように燃料噴射弁10を備えている。燃料噴射弁10は、内燃機関の燃焼室もしくは吸気通路に対して燃料を噴射するために用いられる。燃料噴射弁10には、図示省略する燃料ポンプにより加圧された燃料が燃料入口12から供給されるようになっている。燃料噴射弁10は、略円筒形状であり、一端(燃料入口12)から供給された燃料は、燃料噴射弁10の内部を流通した後に、他端に形成された噴孔14から噴射される。
燃料噴射弁10の内部には、軸方向に移動自在にニードル弁16が収容されている。ニードル弁16は、電磁駆動部18によって駆動されて軸方向に移動することで、噴孔14を開閉する。電磁駆動部18は、電磁コイル18a、アーマチャ18bおよび圧縮スプリング18cを主たる構成要素としている。
更に、燃料噴射弁10には、その内部に形成された燃料流れ経路を流れる燃料と接触する位置に、ヒータ20が内蔵されている。ヒータ20は、所定の電力源(燃料噴射弁10を備える内燃機関を搭載する車両のバッテリなど)から電力の供給を受けるものであり、温度が高くなると電気抵抗値が大きくなる特性(PTC(Positive Temperature Coefficient))を有する発熱抵抗体を備えるものである。
図1に示すシステムは、ECU(Electronic Control Unit)30を備えている。ECU30は、図示省略するROM、RAM、CPU、入力ポートおよび出力ポートを相互に双方向性バスで接続した公知の構成のマイクロコンピュータとして構成されている。ECU30は、上記バッテリ等の電源を用いて、燃料噴射弁10のターミナル22への通電開始および通電停止を行うことで、燃料噴射弁10への通電期間を制御する。また、ECU30は、上記バッテリ等の電源を用いて、通電端子24を介してヒータ20に所定時間電流を流すことによって所定の電力量を供給する。より具体的には、ECU30は、内燃機関の運転状態(エンジン回転数、吸入空気量および冷却水温度など)を検出する各種センサ(図示省略)の信号を読み込み、所定のプログラムに従って、燃料噴射弁10およびヒータ20の通電を制御する。
以上説明したように、本実施形態の燃料噴射弁10では、内蔵したヒータ20によって、噴孔14から噴射される直前の燃料が加熱されるようになっている。例えば、ECU30は、内燃機関が冷間始動する場合に、イグニッションスイッチ(図示省略)がON状態とされたことを検出すると、ヒータ20への通電を開始する。このようにヒータ20に通電された状態で燃料噴射弁10からの燃料噴射が行われると、燃料噴射弁10の内部を流通する燃料が、ヒータ20によって加熱されたうえで噴孔14から噴射される。加熱された燃料を噴孔14から噴射することによって、燃料の微粒化(霧化)を促進することができる。これにより、排気エミッションを効果的に低減することができる。
次に、ヒータ20の抵抗値RHtrに基づくヒータ温度の推定手法について説明する。
ヒータ20には、駆動電圧(ここでは、一例としてバッテリ電圧)が図示省略するワイヤーハーネス(電線)を介して印加される。ここでいうワイヤーハーネスの一部には、上記通電端子24が含まれるものとする。ECU30は、バッテリ電圧と、ワイヤーハーネスの全体での電圧降下VWHという2つの入力を検知可能に構成されている。このワイヤーハーネスの全体としての電気抵抗値をRWHとする。この電気抵抗値RWH自体は、設計上の値としてECU30に記憶されている。ECU30は、この電気抵抗値RWHをいわゆるシャント抵抗として利用し、電圧降下VWHに基づいて、ヒータ20を流れる電流値Iを算出する。
ヒータ20には、駆動電圧(ここでは、一例としてバッテリ電圧)が図示省略するワイヤーハーネス(電線)を介して印加される。ここでいうワイヤーハーネスの一部には、上記通電端子24が含まれるものとする。ECU30は、バッテリ電圧と、ワイヤーハーネスの全体での電圧降下VWHという2つの入力を検知可能に構成されている。このワイヤーハーネスの全体としての電気抵抗値をRWHとする。この電気抵抗値RWH自体は、設計上の値としてECU30に記憶されている。ECU30は、この電気抵抗値RWHをいわゆるシャント抵抗として利用し、電圧降下VWHに基づいて、ヒータ20を流れる電流値Iを算出する。
そのうえで、ECU30は、算出された電流値Iとヒータ20の両端電圧VHtr(バッテリ電圧から電圧降下VWHを引いて得られる値)とからヒータ20の抵抗値(内部抵抗値)RHtrを算出する。ヒータ20の抵抗値RHtrと温度との間には、一義的な関係が存在する。ECU30には、そのような関係を記憶されている。このため、ECU30は、そのような関係と、算出されたヒータ20の抵抗値RHtrとに基づいてヒータ温度の推定値を算出することができる。
図2は、燃料の沸騰曲線を表した図である。より具体的には、図2は、液体である燃料の沸騰現象を、伝熱面(ヒータ20の表面)と燃料との間の熱流束と、液体の飽和温度(沸点)に対する伝熱面の温度(ヒータ20の表面温度)の差(過熱度)との関係で表したものである。
燃料噴射弁10に内蔵されたヒータ20で燃料を加熱すると、図2に示すように、過熱度(ヒータ20の表面温度と燃料沸点との差)に応じて燃料の沸騰状態が変化する。具体的には、加熱初期の自然対流による非沸騰領域(図2中に「対流」と付した領域)に対してヒータ20による燃料の加熱が進行すると、伝熱面の温度が核沸騰開始点Aに達し、核沸騰領域に差し掛かる。核沸騰領域に入ると、図2に示すように、熱流束が急激に大きくなる。核沸騰開始点Aを超えて熱流束が大きくなると、ヒータ20に与えた熱が燃料に伝わり易くなる。このため、少ないエネルギで燃料を効果的に温めるには、熱流束の大きな核沸騰領域を使用することが最も有効であるといえる。そして、効果的に核沸騰領域を使用するためには、ヒータ20の温度(表面温度)を核沸騰が発生する温度内に制御することが必要となる。
既述した推定手法によれば、ヒータ20の抵抗値RHtrに基づいてヒータ温度の推定値を算出することができる。しかしながら、ヒータ20の通電経路には、ハードウェア上のばらつき要因(ヒータ20の抵抗値RHtrのばらつき、および、上記ワイヤーハーネスの抵抗値RWHのばらつきなど)が存在する。このようなばらつき要因によって、上記のように算出されるヒータ20の電流値Iや抵抗値RHtrにばらつきが生じ得る。その結果、ヒータ温度の推定値に誤差が生じ得る。
核沸騰領域を利用すべくヒータ温度を制御する際には、ヒータ20の過熱防止のために上記のような推定誤差の存在によって実際のヒータ温度が推定値よりも高い状況となり得ることを想定しておく必要がある。そうすると、ヒータ温度を低めの温度範囲内で制御することが必要となり、その結果、核沸騰領域を広く(上限近くまで)利用することが難しくなる。そこで、本実施形態では、ヒータ温度の推定精度を高めるために、ヒータ20の使用中に上記の手法を用いて推定されるヒータ温度に対して次のような補正を行うようにした。
図3は、ヒータ20への通電開始後のヒータ20の抵抗値RHtrおよび温度の時間変化を表した図である。
図3中の時刻tAは、ヒータ20への通電開始後に核沸騰開始点(Onset of Nucleate Boiling)Aが到来するタイミングを示している。上述したように、核沸騰開始点Aを超えて熱流束が大きくなると、ヒータ20に与えた熱が燃料に伝わり易くなる。その結果、図3に示すように、時刻tAが到来した後の核沸騰発生期間では、ヒータ20の温度上昇が鈍くなる(停滞する)。そして、このようなヒータ20の温度上昇の停滞(プラトー)が発生する時刻tAが到来した時には、図3に示すように、ヒータ20への通電開始後のヒータ20の抵抗値RHtrの時間変化曲線に変曲点が現れる。
図3中の時刻tAは、ヒータ20への通電開始後に核沸騰開始点(Onset of Nucleate Boiling)Aが到来するタイミングを示している。上述したように、核沸騰開始点Aを超えて熱流束が大きくなると、ヒータ20に与えた熱が燃料に伝わり易くなる。その結果、図3に示すように、時刻tAが到来した後の核沸騰発生期間では、ヒータ20の温度上昇が鈍くなる(停滞する)。そして、このようなヒータ20の温度上昇の停滞(プラトー)が発生する時刻tAが到来した時には、図3に示すように、ヒータ20への通電開始後のヒータ20の抵抗値RHtrの時間変化曲線に変曲点が現れる。
そこで、本実施形態では、ヒータ温度の推定のために算出している抵抗値RHtrの時間変化曲線に対してヒータ20への通電開始後に(最初の)変曲点を検出した時に、ヒータ20により加熱される燃料に核沸騰が発生し始める核沸騰開始点Aが到来したと判断するようにした。ここで、この判断がなされた時点のヒータ温度の推定値を、「核沸騰開始時のヒータ温度推定値」と称する。本実施形態では、上記判断がなされた時に、核沸騰開始点Aの燃料の温度(以下、「核沸騰開始点温度」と称する)に対する核沸騰開始時のヒータ温度推定値の差(ずれ量)をゼロとするための補正を、ヒータ20の抵抗値RHtrの変曲点が生じた時(核沸騰開始点Aが到来したと判断した時)以降に推定されるヒータの温度に対して施すようにした。
図4は、本発明の実施の形態1におけるヒータ温度の特徴的な補正処理を実現するために、ECU30が実行するルーチンを示すフローチャートである。尚、本ルーチンは、所定の制御周期毎に繰り返し実行されるものとする。
図4に示すルーチンでは、先ず、ヒータ20がON状態であるか(ヒータ20への通電中であるか)否かが判定される(ステップ100)。その結果、ヒータ20がON状態にあると判定された場合には、既述した手法によって、ヒータ20の抵抗値RHtrが算出される(ステップ102)。次いで、算出された抵抗値RHtrと、ECU30が記憶している抵抗値RHtrとヒータ温度との関係に従って、ヒータ温度の推定値が算出される(ステップ104)。
次に、ステップ102の処理によってヒータ20への通電開始後に繰り返し算出されることによって得られていくヒータ20の抵抗値RHtrの時間変化曲線に、(通電開始後に最初に到来する)変曲点が現れたか否かが判定される(ステップ106)。その結果、本ステップ106の判定が不成立である場合には、ステップ100以降の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップ106において上記変曲点が検出された場合、つまり、核沸騰開始点Aが到来したと判断できる場合には、核沸騰開始点温度に対する核沸騰開始時のヒータ温度推定値の差をゼロとするための補正が、ヒータ20の抵抗値RHtrの変曲点(核沸騰開始点A)が到来したと判断した時以降に推定されるヒータの温度に対して施される(ステップ108)。すなわち、本ステップ108による補正は、ステップ106の判定が成立した後にヒータ20への通電が継続される期間中に継続して実行されることになる。
核沸騰開始点Aは、燃料の種類(すなわち、燃料の物性)と燃料圧力とで一義的に決まるものである。例えば、アルコール100%の燃料が使用されている場合に燃料圧力が300kPa程度であれば、核沸騰開始点温度は約130℃となる。
使用燃料が特定の燃料(例えば、ガソリン)で固定され、かつ、燃料圧力が内燃機関の仕様によって所定の固定値に設定されている内燃機関の場合には、本ステップ108で用いる核沸騰開始点温度としては、ECU30に予め記憶された値(規定の燃料種類および燃料圧力に応じた値)が使用される。一方、例えば、炭化水素燃料とアルコール燃料との混合燃料を任意の混合比率範囲内で使用する内燃機関のように、給油の仕方によって燃料タンク内の燃料の性状が変化することのある車両に搭載された内燃機関の場合には、アルコール濃度センサや空燃比センサ等を利用して推定した現在の使用燃料の性状に応じた核沸騰開始点温度が本ステップ108において使用されることになる。また、燃料圧力を運転中に変更可能な内燃機関の場合には、燃料圧力センサによって検知される現在の燃料圧力に応じた核沸騰開始点温度が本ステップ108において使用されることになる。
本ステップ108のヒータ温度の補正によれば、核沸騰開始点Aの到来時において、ヒータ20への通電開始後に抵抗値RHtrに基づいて推定されてきたヒータ温度が、核沸騰開始点温度(上記の例の場合には、130℃)に直ちに置き換えられるようになる。更に、この時点以降のヒータ温度が、核沸騰開始点Aの値を基準として推定されることになる。より具体的には、核沸騰開始点Aの到来時のヒータ温度の推定値を核沸騰開始点温度に補正するために必要な補正量がXであるとすると、この時点以降のヒータ20への通電期間中のヒータ温度は、抵抗値RHtrに基づいて逐次推定される値に上記補正値Xが反映された値として算出されていく。
以上説明した図4に示すルーチンによれば、通電開始後のヒータ20の抵抗値RHtrの挙動に基づいて核沸騰開始点Aが到来したか否かが判断される。そして、このような判断がなされた時に、上記ステップ108のヒータ温度の補正が実行される。このような補正によれば、燃料の核沸騰開始点温度が燃料性状と燃料圧力とに基づいて一義的に定まることを利用して、上述したハードウェア上のばらつき要因によって生じ得るヒータ温度の推定誤差を、核沸騰開始点Aの到来時に好適に補正することができる。そして、このようなヒータ温度推定値の補正処理によって、ヒータ温度の推定精度を高めることができる。これにより、核沸騰領域を広く(上限近くまで)利用してヒータ20によって燃料を効果的に加熱させられるようになる。その結果、燃料の微粒化(霧化)を効果的に促進することができるので、排気エミッションを効果的に低減することができる。
また、上記ルーチンによれば、核沸騰開始点Aの到来時にヒータ20の抵抗値RHtrの時間変化曲線に変曲点が現れることを利用して、核沸騰開始点Aの到来を正確に判断できるようになる。
ところで、上述した実施の形態1においては、ヒータ20の抵抗値RHtrの変曲点が生じた時(核沸騰開始点Aが到来したと判断した時)に、核沸騰開始点温度に対する核沸騰開始時のヒータ温度推定値の差をゼロとするための補正を、ヒータ20の抵抗値RHtrの変曲点が生じた時(核沸騰開始点Aが到来したと判断した時)以降に推定されるヒータの温度に対して施すようにしている。しかしながら、本発明におけるヒータ温度推定手段により推定されるヒータの温度の補正手法は、上記の態様に限定されるものではない。すなわち、本発明におけるヒータの温度の補正手法は、上述した手法のように、上記差を必ずしも正確にゼロとするための補正を施す態様のものに限らず、上記差を小さくする補正を施すものであってもよい。
また、上述した実施の形態1においては、噴射される直前の燃料を加熱するためのヒータ20が内蔵された燃料噴射弁10を例に挙げて説明を行った。しかしながら、本発明の対象となる燃料噴射装置は、上記構成のものに限らず、例えば、燃料噴射弁に供給される燃料を加熱するためのヒータを燃料噴射弁の外部に備えたものであってもよい。
尚、上述した実施の形態1においては、ECU30がステップ102および104の処理を実行することにより本発明における「ヒータ温度推定手段」が実現されており、ECU30がステップ106の判定の成立時にステップ108の処理を実行することにより本発明における「ヒータ温度補正手段」が実現されている。
10 燃料噴射弁
12 燃料入口
14 噴孔
16 ニードル弁
18 電磁駆動部
18a 電磁駆動部の電磁コイル
18b 電磁駆動部のアーマチャ
18c 電磁駆動部の圧縮スプリング
20 ヒータ
22 ターミナル
24 通電端子
30 ECU(Electronic Control Unit)
12 燃料入口
14 噴孔
16 ニードル弁
18 電磁駆動部
18a 電磁駆動部の電磁コイル
18b 電磁駆動部のアーマチャ
18c 電磁駆動部の圧縮スプリング
20 ヒータ
22 ターミナル
24 通電端子
30 ECU(Electronic Control Unit)
Claims (3)
- 燃料を噴射する燃料噴射弁と、
所定の電力源から電力の供給を受け、前記燃料噴射弁から噴射される前に燃料を加熱するヒータと、
前記ヒータの抵抗値に基づいて前記ヒータの温度を推定するヒータ温度推定手段と、
前記ヒータへの通電開始後に前記ヒータの抵抗値の変曲点が生じたときの前記ヒータの温度推定値と燃料の核沸騰開始点温度との差を小さくする補正を、前記ヒータ温度推定手段により推定される前記ヒータの温度に対して施すヒータ温度補正手段と、
を備えることを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記ヒータ温度補正手段は、前記差を小さくするための補正値を、前記変曲点が生じた時以降に前記ヒータ温度推定手段により推定される前記ヒータの温度に対して反映させることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
- 前記ヒータ温度補正手段による補正は、前記差をゼロとするための補正を、前記ヒータ温度推定手段により推定される前記ヒータの温度に対して施すものであることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2012/068861 WO2014016920A1 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | 燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2014016920A1 JPWO2014016920A1 (ja) | 2016-07-07 |
JP6003985B2 true JP6003985B2 (ja) | 2016-10-05 |
Family
ID=49996756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014526655A Expired - Fee Related JP6003985B2 (ja) | 2012-07-25 | 2012-07-25 | 燃料噴射装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9784227B2 (ja) |
EP (1) | EP2878799B1 (ja) |
JP (1) | JP6003985B2 (ja) |
CN (1) | CN104508290B (ja) |
BR (1) | BR112015001356B1 (ja) |
WO (1) | WO2014016920A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6497275B2 (ja) * | 2015-08-26 | 2019-04-10 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
DE102016105048A1 (de) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Brennkraftmaschine und Verfahren zum Betreiben einer Brennkraftmaschine |
KR101827131B1 (ko) | 2016-07-15 | 2018-02-07 | 현대자동차주식회사 | 차량의 연료 가열 장치 및 그 방법 |
JP6642361B2 (ja) * | 2016-09-23 | 2020-02-05 | 株式会社デンソー | ヒータ駆動装置 |
US11867141B1 (en) * | 2023-03-09 | 2024-01-09 | Delphi Technologies Ip Limited | Ethanol detection with heated fuel injector in flexible fuel vehicles |
Family Cites Families (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5649515A (en) * | 1991-07-18 | 1997-07-22 | Hermann-Frank Muller | Diesel fuel preheater for engines |
JPH0988740A (ja) * | 1995-09-27 | 1997-03-31 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 燃料気化装置及び燃料気化用ヒータ |
JP4147659B2 (ja) * | 1998-12-24 | 2008-09-10 | トヨタ自動車株式会社 | 改質器の制御装置 |
DE19952344C2 (de) * | 1999-10-29 | 2002-01-31 | Siemens Ag | Verfahren zum Bestimmen der Einspritzzeitdauer bei einer Brennkraftmaschine |
JP2004316520A (ja) | 2003-04-15 | 2004-11-11 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
JP4069911B2 (ja) * | 2004-08-06 | 2008-04-02 | 株式会社日立製作所 | 加熱式燃料噴射弁 |
US7370610B2 (en) * | 2006-02-17 | 2008-05-13 | The Board Of Regents, The University Of Texas System | On-board fuel fractionation system and methods to generate an engine starting fuel |
JP2007231757A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-09-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置及び内燃機関の制御方法 |
US7481376B2 (en) * | 2006-03-17 | 2009-01-27 | Continental Automotive Systems Us, Inc. | Variable inductive heated injector |
US8967124B2 (en) * | 2006-03-21 | 2015-03-03 | Continental Automotive Systems, Inc. | Inductive heated injector using voltage transformer technology |
EP2002112B1 (en) * | 2006-03-27 | 2012-05-16 | Continental Automotive Systems US, Inc. | Inductive heated injector using additional coil |
DE102006053808B4 (de) * | 2006-11-15 | 2021-01-07 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bestimmung der Temperatur eines Messfühlers |
US7798131B2 (en) * | 2007-03-16 | 2010-09-21 | Continental Automotive Systems Us, Inc. | Automotive modular inductive heated injector and system |
US7766254B2 (en) * | 2008-05-30 | 2010-08-03 | Delphi Technologies, Inc. | Heated fuel injector |
US8342425B2 (en) * | 2008-12-03 | 2013-01-01 | Continental Automotive Systems Us, Inc. | Multi-point low pressure inductively heated fuel injector with heat exchanger |
US8884198B2 (en) * | 2010-01-22 | 2014-11-11 | Continental Automotive Systems, Inc. | Parametric temperature regulation of induction heated load |
DE102010022242A1 (de) * | 2010-05-20 | 2011-11-24 | Borgwarner Beru Systems Gmbh | Verfahren zum Betreiben einer Dieselkraftstofffilterheizung |
JP5560131B2 (ja) | 2010-07-27 | 2014-07-23 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料供給装置 |
US8783281B2 (en) * | 2010-09-13 | 2014-07-22 | GM Global Technology Operations LLC | Fuel tank temperature and pressure management via selective extraction of liquid fuel and fuel vapor |
US8848436B2 (en) * | 2010-10-04 | 2014-09-30 | Ricoh Company, Ltd. | Electric element |
US9074566B2 (en) * | 2011-04-22 | 2015-07-07 | Continental Automotive Systems, Inc. | Variable spray injector with nucleate boiling heat exchanger |
JP5917836B2 (ja) * | 2011-06-07 | 2016-05-18 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 内燃機関の燃料供給装置 |
-
2012
- 2012-07-25 CN CN201280074888.2A patent/CN104508290B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2012-07-25 BR BR112015001356-2A patent/BR112015001356B1/pt not_active IP Right Cessation
- 2012-07-25 WO PCT/JP2012/068861 patent/WO2014016920A1/ja active Application Filing
- 2012-07-25 US US14/416,756 patent/US9784227B2/en active Active
- 2012-07-25 JP JP2014526655A patent/JP6003985B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2012-07-25 EP EP12881776.4A patent/EP2878799B1/en not_active Not-in-force
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR112015001356A2 (pt) | 2017-07-04 |
BR112015001356B1 (pt) | 2021-06-08 |
EP2878799A1 (en) | 2015-06-03 |
US9784227B2 (en) | 2017-10-10 |
EP2878799B1 (en) | 2017-06-21 |
WO2014016920A1 (ja) | 2014-01-30 |
CN104508290B (zh) | 2017-04-26 |
US20150219050A1 (en) | 2015-08-06 |
JPWO2014016920A1 (ja) | 2016-07-07 |
CN104508290A (zh) | 2015-04-08 |
EP2878799A4 (en) | 2015-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6003985B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
CN102713219B (zh) | 用于求得直喷阀上的燃料压力的方法和装置 | |
JP2009057911A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP5240397B2 (ja) | 燃料性状検出装置の異常検出装置 | |
JP2009185676A (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
WO2020085031A1 (ja) | ヒータの通電制御装置 | |
JP4941391B2 (ja) | 発熱体制御装置 | |
JP2014051920A (ja) | 燃料ヒーター制御方法及びコモンレール式燃料噴射制御装置 | |
JP2008501087A (ja) | 内燃機関の運転方法および制御装置 | |
US8656896B2 (en) | Control apparatus for internal combustion engine and control method for internal combustion engine | |
CN110446843B (zh) | 内燃机控制装置 | |
JP2016217263A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4333376B2 (ja) | 酸素センサの制御装置 | |
CN106194364B (zh) | 用于确定排气温度的系统和方法 | |
JP2010014036A (ja) | 内燃機関の停止時間推定装置 | |
KR101544795B1 (ko) | 차량 엔진의 연료 분사량 보정 방법 | |
JP2010196576A (ja) | 燃料温度制御装置及び燃料温度制御方法 | |
JP2012159069A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2005240559A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010106763A (ja) | 内燃機関の制御装置及び内燃機関制御システム | |
JP3740913B2 (ja) | 内燃機関の始動補助装置 | |
JP2016098662A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP6152685B2 (ja) | 燃料噴射量制御装置 | |
JP2016145549A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP2020020676A (ja) | 空燃比センサの温度制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160822 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6003985 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |