JP6003605B2 - 赤外線検知装置 - Google Patents

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Description

本発明は赤外線検知素子を用いて赤外線を検知する赤外線検知装置に関する。
赤外線検知素子のひとつとして、測定対象物から放出される赤外線を吸収することで、その赤外線の持つ熱効果によって赤外線検知素子が暖められる、即ち、赤外線検知素子の温度上昇によって生ずる電気的性質の変化を検知するものが知られている。
図12と図13に、従来の赤外線検知装置における赤外線検知素子102、パッケージ103、光学フィルタ104、パッケージ内部での赤外線の反射成分111(以降、内部反射と呼ぶ)の相対関係について示す。図12には、パッケージ103として、箱状のセラミックパッケージを想定した赤外線検知素子102を示した。一方、図13には、パッケージ103として、缶状の金属パッケージを想定した赤外線検知素子102を示した。図12、および、図13に示すように、赤外線検知素子102、パッケージ103、そして入射する赤外線の波長を制限する光学フィルタ104のうち、パッケージ103など赤外線を透過しない物体と赤外線検知素子102の相関関係により、測定範囲である視野角θが決まるが、この視野角については、効率よく赤外線を赤外線検知素子102に集中させるために、ある一定の値に限定する工夫がなされている場合がある。ここで視野角とは、図12や図13に示すように、赤外線検知素子102において、赤外線が反射などせずに直接到達可能な状態を構成した場合、赤外線検知素子102の面で、入射赤外線が形成する最大角度のことを言う。
特許文献1には、赤外線センサがパッケージ内に収容されているとともに、パッケージ部材に装着されたフィルタを備えた赤外線センサが開示されている。この赤外線センサは、赤外線入射側に赤外線吸収膜を備え、フィルタには赤外線入射側に赤外線反射防止膜のみを備えている。そして、赤外線は、このフィルタを介して、パッケージ外から赤外線吸収膜に入射する構成となっていることが開示されている。
特許文献2では、温度感知センサを内蔵して、その上部には赤外線が通過する開口部が形成された円筒状のセンサキャップが開示されている。被感知体の温度を正確に測定するためには、視野角が重要であり、視野角は被感知体の大きさ、形状などの特性、温度感知センサの設定位置などを考慮して決定する必要がある。さらに、特許文献2の温度感知センサにおいては、センサキャップの内壁に赤外線吸収層である非反射層が形成されることで、内部反射によるノイズ性赤外線のセンサへの入射を抑えることが開示されている。
特開平06−194229号公報 特開2000−146701号公報
特許文献1で開示された赤外線センサでは、赤外線センサをパッケージに収容し、パッケージ部材にフィルタを接合する構造となっている。視野角についての記載はないが、パッケージ部材によって視野角が規定されている。ここで視野角を変更するためには、パッケージ部材の変更が必要となる。
また、特許文献2で開示された温度感知センサでは、視野角を制限するための筒状のキャップやパッケージを有している。しかしここでも、視野角を変更するためには、キャップやパッケージの変更が必要となり、更に、内部反射を抑えるために、キャップやパッケージの内壁に赤外線吸収層を形成する工程が必要となるなど、視野角を制限するために加工されたキャップやパッケージに赤外線吸収層を形成するため製造コストの増加が避けられない。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、視野角を容易に調整することが可能で、所望の視野外からの赤外線によるノイズ成分を低減し、かつ製造コストを低減することができる構造の赤外線検知装置を提供する。
本発明は、赤外線を電気的信号に変換する赤外線検知素子と、前記赤外線検知素子を収容するパッケージと、前記パッケージに接合され、所定の波長の赤外線のみを通過させる光学フィルタを備え、前記光学フィルタの赤外線入射面側に赤外線反射層が形成されるとともに、前記赤外線入射面とは反対側の面には赤外線吸収層が形成され、前記パッケージは第1の開口部を有し、前記赤外線吸収層には第2の開口部、及び前記赤外線反射層には第3の開口部が形成され、前記第3の開口部の大きさは、前記第1の開口部の大きさよりも小さいことを特徴とする赤外線検知装置である。
このようにすることにより、光学フィルタの赤外線入射面側に第3の開口部を備えた赤外線反射層が形成されることで、視野角を制限することにより、赤外線検知素子へ必要な量の赤外線を、効率よく照射させることができる。反対側の面に第2の開口部を備えた赤外線吸収層が形成されることで、赤外線の内部反射が抑えられ、所望の視野外からの赤外線によるノイズ成分が低減される。加えて、加工性が容易であり製造コストの増加を抑えることができる。
また、視野角を制限するために、第2の開口部の大きさは、第3の開口部よりも小さいことが好ましい。第2の開口部を、第3の開口部によって制限される視野角θを狭めることのない範囲で、小さくすることで視野角θを狭めることなく、パッケージでの赤外線の反射成分をより抑制することで、ノイズ成分をより抑えることが可能となる。また、赤外線吸収層とパッケージの間に接着層があることで、接合部の密着性が向上する。
本発明により、視野角を容易に調整することが可能で、所望の視野外からの赤外線によるノイズ成分を低減し、かつ製造コストを低減することができる構造の赤外線検知装置が得られる。
実施形態における赤外線検知装置の斜視図である。 実施形態における赤外線検知装置の断面図である。 図2に対する赤外線検知装置の断面図であり、参考図である。 実施形態における赤外線検知素子の平面図である。 実施形態における赤外線検知素子の断面図である。 光学フィルタの断面図である。 実施形態における赤外線検知素子の実装の様子を示す図である。 実施例2における赤外線検知装置の断面図である。 実施例3における赤外線検知装置の断面図である。 比較例における赤外線検知素子の断面図である。 光学シミュレーションの概略図である。 従来例における赤外線検知素子の断面図である。 従来例における赤外線検知素子の断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに以下に記載した構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
図1、図2を参照しながら、本実施形態による赤外線検知装置1の構造について説明する。ここで、図1は赤外線検知装置1の斜視図、図2は、図1のA−Aで赤外線検知装置1を切断した断面図である。本実施形態による赤外線検知装置1は、赤外線検知素子2、パッケージ3、光学フィルタ4、光学フィルタ4の赤外線入射面側に形成された赤外線反射層5および反対側の面に形成された赤外線吸収層6を備える。光学フィルタ4は接着層12でパッケージ3と接合される。また赤外線検知素子2はダイペースト13でパッケージ3に固定され、赤外線検知素子2上の、後述の図4に示す電極19と、パッケージ3上の端子電極8は、ワイヤ7で導通を得ている。
赤外線検知素子2の平面図を図4に、また図4のB−Bで切断した断面図を図5に示す。赤外線検知素子2は、基板14、絶縁膜15、赤外線検知膜17、下部電極である取り出し電極18、パッド電極19、Ti金属薄膜20、および保護膜21を備える。
図4と図5において、赤外線検知装置1では、赤外線検知素子2において、基板14上に赤外線検知膜17と赤外線吸収膜22とが積層されている。
図5において、赤外線検知装置1において、赤外線検知素子2は、基板14の一部を取り除いたメンブレン構造23を有することが好ましい。赤外線検知素子2は、基板14上に積層した後、基板14を除去して薄肉化した、すなわち、薄膜積層方向全体として厚みを薄くした状態にしたメンブレン構造23としている。これにより、赤外線検知素子2の熱容量を小さくすることが可能になる。このため視野角を制限し、局所的な温度の変化を検知する際に、メンブレン構造23により精度よく赤外線の検知を行うことができる。
赤外線検知装置1では、赤外線検知膜17が薄膜サーミスタであること、が好ましい。薄膜サーミスタにより、微少な赤外線量の変化を精度よく、電気信号に変換することができる。
基板14としては、適度な機械的強度を有し、且つエッチングなどの微細加工に適した材質であれば、特に限定されるものではない。例えば、Si単結晶基板、サファイア単結晶基板、セラミック基板、石英基板、ガラス基板などが好適である。基板14の表面および裏面には、Si酸化膜、又は、Si窒化膜などの絶縁膜15が形成される。
図5において、基板14には、赤外線を感知する赤外線検知膜17の熱容量を小さくするために、赤外線検知膜17の位置に対応して、基板14の裏面にキャビティ16を有している。このキャビティ16により基板14の一部が取り除かれた部分はメンブレン構造23と呼ばれる。
赤外線検知膜17は、キャビティ16上部に形成され、その上には外気からの影響を遮断する保護膜21が形成される。この場合、赤外線検知膜17は、一対の取り出し電極18に跨るように設けられている。保護膜21の上には、赤外線の吸収効率を向上させるために赤外線吸収膜22を設けている。また、外部との接続部にはワイヤボンドなどで電気信号を良好に取り出すためのパッド電極19が形成される。
図4と図5において、赤外線検知膜17としては、ボロメータ、サーモパイル、サーミスタなどが用いられるが、本実施形態では、サーミスタを使用する。サーミスタとしては、複合金属酸化物、アモルファスシリコン、ポリシリコン、ゲルマニウムなども負の温度抵抗係数を持つ材料をスパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)などの薄膜プロセスを用いて形成する。
また、取り出し電極18の材質としては、赤外線検知膜17の成膜工程および熱処理工程などのプロセスに耐えうる導電性物質で比較的高融点の材料、例えば、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、金(Au)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)、又は、これら何れか2種以上を含む合金などが好適である。この取り出し電極18は、パッド電極19に接続されている。
パッド電極19としては、ワイヤボンドやフリップチップボンディングなどの、電気的接続が行いやすい材料、例えば、アルミニウム(Al)やAuなどが好適であり必要に応じて積層してもよい。また赤外線吸収膜14には、CuやAuなどの金属膜を、多孔質化した黒化膜等、赤外線吸収効果を有する膜を用いるとよい。
赤外線検知素子2は、ウエハ状態から個片へと切断された後、図1および図2に示すように、ダイペースト13を用いてパッケージ3に固定される。ダイペースト13は、エポキシやアクリルなどの接着に用いる樹脂が好適である。硬化の際などの加熱時に、ダイペースト13に含まれる物質がガスとなって大気中に放出されるが、後述するように赤外線検知素子2は接着層12を介して、パッケージ3と光学フィルタ4が、お互いに固定された際に、気密封止された空間に存在するため、放出されるガス量が少ない方がよい。また放出されるガスが赤外線検知素子2ないし、パッケージ3や光学フィルタ4、および、接着層12に腐食等の悪影響を及ぼさないように、ダイペースト13を選択する必要がある。
図1および図2に示すように、赤外線検知素子2を、ダイペースト13を用いてパッケージ3に固定した後、赤外線検知素子2の、図4に示したパッド電極19と、パッケージ3の端子電極8を、ワイヤボンディング装置を用いて、ワイヤ7で接続する。ワイヤ7はAu、Al、Cuなど、抵抗の低い金属ワイヤが好適である。
この後、パッケージ3と光学フィルタ4を、接着層12を用いて固定する。この際、パッケージ3の第1の開口部26、すなわち、中空部分は、光学フィルタ4と接着層12により、外気と遮断された気密空間となる。赤外線検知素子2は、パッケージ3内に実装されており、パッケージ3は、第1の開口部26を有している。
図6に、光学フィルタ4の断面図を示す。光学フィルタ4は、Si等の基板24上に、例えば、ZnSとGeの多層膜25を成膜し、その膜厚を調整することで、ある波長の光のみ透過するフィルタとして機能する。多層膜25は、基板24の片面または両面に存在する。基板24または多層膜25上には、赤外線の入射側の面に赤外線反射層5、反対側の面には赤外線吸収層6が形成される。赤外線反射層5の中央部付近には、所望の視野角になるように円形の第3の開口部9Bが開いていて、この部分のみ赤外線10が透過する。赤外線反射層6の中央部付近には、円形の第2の開口部9Aが開いている。第2の開口部9Aは第3の開口部9Bで決定される所望の視野角に影響を与えないように形成される。また、赤外線吸収層6は、パッケージ3と光学フィルタ4が接合される部分、つまりは接着層12の部分には存在していなくともかまわない。各開口部の大きさは、直径や一辺の長さ、あるいは、面積などを用いて比較することとし、第2の開口部9Aの大きさは、赤外線吸収膜6の開口の大きさであり、第3の開口部9Bの大きさは、赤外線反射層5の開口の大きさである。
赤外線反射層5としては、赤外線を反射する材料、例えば、アルミニウム(Al)やAuなどが好適であり必要に応じて積層してもよい。また赤外線吸収層6には、CuやAuなどの金属膜を、多孔質化した黒化膜等、赤外線吸収効果を有する膜を用いるとよい。
図1、図2に示すように、赤外線反射層5は、赤外線10を遮断する効果を持つ。このため、赤外線10は第3の開口部9Bのみを通過する。この通過した赤外線10が赤外線検知素子2に達し、赤外線検知装置1がその赤外線10の量に対応した応答を出力する。赤外線の反射成分11は、所望の視野外からの赤外線がパッケージ3の内部で反射されることで、赤外線検知素子2に入射される成分である。
図3は、図2から、赤外線吸収層6のみを取り除いた断面図であり、参考図である。赤外線吸収層6の存在しない図3においては、赤外線の反射成分11は、赤外線反射層5で反射されて赤外線検知素子2に入射されてしまう。それに対して、図2では、この赤外線の反射成分11は、赤外線吸収層6が存在することで、吸収されて赤外線検知2に入射されることはない。赤外線吸収層6が存在することで、所望の視野外からの赤外線によるノイズの発生を抑えることが可能となる。
特許文献2で開示されているように、温度感知センサでは、視野角を制限するための筒状のキャップやパッケージを有し、内部反射によるノイズ成分を抑えるためにキャップやパッケージの内壁に吸収層を形成している。ところが、キャップやパッケージの内壁でノイズ成分を吸収するとキャップやパッケージの内壁の温度が上昇して、その温度が伝導することによって温度感知センサの温度も上昇するため測定誤差が生じてしまうという問題がある。
すなわち、特許文献2のような従来の構造においては、パッケージの内壁にも吸収層があるため、赤外線の内部反射によるノイズを抑制は可能であるが、赤外線が内壁に吸収されるため、パッケージの温度が上昇してしまい、赤外線検知素子2に温度上昇が生じてしまい好ましくないという問題がある。これに対し、実施形態においては、赤外線の反射成分11を、パッケージ3の内壁でなく、光学フィルタ4上に設けられた赤外線吸収層6のみで吸収するために、赤外線の反射成分11によるパッケージ3の温度上昇が抑えられ、赤外線検知素子2に温度上昇が伝導することによる、赤外線検知素子2の温度上昇や、温度検知の測定誤差を防ぐことが出来る。
赤外線反射層5および、赤外線吸収層6は、光学フィルタ4上に印刷または薄膜プロセス等で一括して形成可能であり、視野角制限のためにパッケージ3やキャップの形状変更を必要とせず、複雑な構造となっているパッケージ3やキャップに赤外線吸収層を形成する必要がないため、極めて加工性が容易であり、製造コストの低減が可能となる。
つまり、赤外線検知素子2を収めたパッケージ3と、パッケージ3に接合する光学フィルタ4の赤外線の入射側の面に赤外線反射層5、反対側の面に赤外線吸収層6を形成し、赤外線を透過する第3の開口部9Bおよび第2の開口部9Aを設けることにより、所望の視野外から入射する赤外線および赤外線の反射成分11を制限させることができ、結果的に、容易に加工でき、製造コストの低減可能な、赤外線検知装置1を得ることができる。
(実施例1)
実施例1の、赤外線検知装置1を作製し、評価を行った。実施例1の具体的な製造方法について説明する。
図5において、基板14として、例えば、面方位が(100)であるSi基板を用意し、基板14の表面に熱酸化法によりSiO膜からなる絶縁膜15を形成する。次に、絶縁膜15の上に、高周波マグネトロンスパッタ法などを用いて、取り出し電極18用に、Ti金属薄膜18AおよびPt金属薄膜18Bを堆積する。取り出し電極18の材質としては、耐酸化性に優れたPtなどが好適である。また絶縁膜3との密着性を向上させるためには、Ptの下部にはTiなどの密着層を形成するのが好ましい。
形成された取り出し電極18について、フォトリソグラフィおよびエッチングにて取り出し電極18を所望の形に形成する。次に、形成した取り出し電極18の表面に、スパッタ法により、赤外線検知膜17として、サーミスタ材料である複合金属酸化物材料を堆積する。赤外線検知膜17の膜厚は、目標とするサーミスタ抵抗値に応じて調整すればよく、例えば、MnNiCo系酸化物を用いて、抵抗値を室温での抵抗値(R25)である140kΩ程度に設定するのであれば、素子の電極間の距離にもよるが、0.2〜1μm程度の膜厚に設定すればよい。
図5において、赤外線検知膜17を成膜後、BOX焼成炉を使用し、熱処理を大気雰囲気中で650℃、1時間の条件下で実施した。続いてフォトリソグラフィおよびエッチングにより、検知部位にのみ赤外線検知膜17を形成した。
続いて、赤外線検知膜17の表面に、素子全面を被覆するように、保護膜21として、テトラエトキシシラン(Tetraethl
orthosilicate:TEOS)という有機金属を用いたCVD(TEOS−CVD)法により、SiO膜を成膜する。
続いて、赤外線検知素子2の所望の場所に、Ti金属薄膜20および赤外線吸収膜22を成膜する。Ti金属薄膜20および赤外線吸収膜22はリフトオフ法により所望の大きさに形成した。すなわち、フォトリソグラフィによりあらかじめフォトレジストパターンを形成した後、蒸着法にてTi金属薄膜20および赤外線吸収膜22として多孔質のAu薄膜であるAu黒膜を成膜した後、フォトレジストを剥離することにより、所望の大きさに形成した。なお、Ti金属薄膜20は、赤外線吸収膜22と保護層17とを密着させるための密着層である。
次に、図5において、Au黒膜により赤外線吸収膜22を形成した後、パッド電極19を配置する部位を除く、保護膜21上にフォトリソグラフィおよびエッチングにより、パッド電極19を配置する部位のSiO膜を除去することで、開口を形成した。続いて、リフトオフ法により、開口を充填するようにAlを形成し、パッド電極19とした。
さらに、基板14の裏面、すなわち、絶縁膜15や取り出し電極18などを形成していない側の面に、フッ化物系ガスを用いた反応性イオンエッチングによって基板14の一部を除去し、一辺が500μm程度のキャビティ16を形成した。この結果、赤外線検知領域にメンブレン構造23を得た。
この後、基板14を切断し、赤外線検知素子2を個片化した。切断には、ダイシングブレードやレーザを用いたダイシング装置を用いた。メンブレン構造23の作製後、赤外線検知素子2が集積している状態で、紫外線照射により、粘着力が低下するタイプのダイシングテープに貼付した。ダイシング装置で切断した後、エクスパンド装置を用いて、ダイシングテープごとエクスパンドを施し、赤外線検知素子2同士の間隔を広めた。エクスパンド後、ダイシングテープの赤外線検知素子2が付着していない面から紫外線を照射することにより、ダイシングテープの粘着力を低下させ、赤外線検知素子2の剥離を容易にした後、剥離を行った。この結果、図4、および、図5に示す赤外線検知素子2を得た。
まず、図2に示すように、上記の工程で得られた、赤外線検知素子2を、ダイペースト13を用いてパッケージ3に固定する。ダイペースト13を、ディスペンサ等を用いて、パッケージ3に数箇所塗布を行う。ディスペンサとは、一定量の液体を吐出する装置であり、例えば注射器の注射筒部分に樹脂を詰め、注射筒の先に装着した針先から空気圧等を用いて樹脂を押し出す装置のことである。この後、赤外線検知素子2をダイペースト13上に設置する。そしてダイペースト13を硬化するために、所定時間と所定温度でオーブン等で加熱する。
具体的には、図7に示すように、端子電極8を備えたパッケージ3に対して、ディスペンサを用いてダイペースト13を滴下する。ダイペースト13は熱硬化性のエポキシ樹脂を使用した。滴下箇所は赤外線検知素子2の四隅に位置する4点とした。
そして、図7に示すように、ダイペースト13上に赤外線検知素子2を配置した。その後、ダイペースト13を硬化させるため、オーブンで120℃、10分間加熱した。赤外線検知素子2は、パッケージ3内に実装されている。
次いで、図7に示すように、パッケージ3に固定された赤外線検知素子2と、パッケージ3の中空部分にある端子電極8とを電気的に接続する、ワイヤボンディングを実施した。これにより赤外線検知素子2とパッケージ3が、ワイヤ7で接続される。ワイヤ7は直径25μmの金線を用いた。ワイヤの固定は超音波を付加することにより行った。
続いて、赤外線反射層5、赤外線吸収層6が形成され、接着層12が塗布された光学フィルタ4を、接着層12を用いてパッケージ3に接着により固定する。図2に示すように、赤外線反射層5はフォトリソ工程を用いて、赤外線を透過する領域をフォトレジストでカバーした後、アルミニウムを0.1μmスパッタリングすることにより形成した。成膜後レジストを除去することで開口部を形成した。赤外線吸収層6は赤外線反射層5を形成後に基板24の裏面にフォトリソ工程を用いて、赤外線を透過する領域をフォトレジストでカバーした後、蒸着法にて多孔質のAu薄膜であるAu黒膜を2μm形成した。成膜後レジストを除去することで開口部を形成した。接着層12は印刷法により光学フィルタ4に塗布した。接着層12はエポキシ系樹脂を用いた。
光学フィルタ4は、図6に示す構造を持ち、5〜10μmの波長の赤外線を透過するフィルタとなっている。光学フィルタ4上の赤外線反射層5、および赤外線吸収層6は、第2の開口部9Aおよび第3の開口部9Bすなわち、赤外線反射層5、および赤外線吸収層6が形成されず孔となっている部分が中央部に存在する。赤外線吸収層6は、パッケージ3と光学フィルタ4が接合される部分、つまりは接着層12が塗布される部分には存在していなくともかまわない。赤外線反射層5は波長5〜10μmの赤外線を透過しないが、第3の開口部9Bでは透過する。このため赤外線検知装置1の視野角を制限することができる。また、赤外線吸収層6は、波長5〜10μmの赤外線を吸収するため、所望の視野外からの赤外線によるパッケージ3での内部反射によるノイズの発生を抑えることができる。第2の開口部9Aは第3の開口部9Bで決定される所望の視野角に影響を与えないように形成される。
ちなみに、ここで第2の開口部9A、第3の開口部9Bと言うのは、パッケージ3内における空洞部である第1の開口部26よりも小さくなっている。パッケージ3は赤外線検知素子2の大きさなどにより、設計上で形状が決定される。第1の開口部26の大きさを調整して視野角の大きさを調整することは赤外線検知素子2の設計をやり直すことになり、効率も悪くコストもかかることになる。したがって、第2の開口部9A、第3の開口部9Bを設けて、第1の開口部26を変更せず、開口の大きさを小さくしている。パッケージを作製したのちに開口を小さくする際に、第2の開口部9A、第3の開口部9Bは容易に調整可能であり、パッケージ3の変更を必要としないためコスト低減が可能である。
なお、実施例1の、第1の開口部は、正方形であり、大きさは、1.8×1.8mmであり、面積は、3.24mmである。なお、第1の開口部は、長方形でも、それ以外の形状でもよい。また、第2の開口部9A、第3の開口部9Bは、実施例1においては、円形が好ましいが、必ずしも円形である必要はない。
実施例1における円形の第2の開口部9A、第3の開口部9Bの中心は、赤外線検知装置1を俯瞰した場合、赤外線検知素子2におけるメンブレン構造23の中心と、一致する位置に作製した。第2の開口部9A、第3の開口部9Bとメンブレン構造23の中心が赤外線検知装置1を俯瞰した場合に一致しているため、図2において、赤外線10が赤外線検知装置1に入射する際、赤外線検知素子2の直上左右に均等に視野角θが形成される。なお、視野角θは、第2の開口部9A、第3の開口部9Bが円形であるため、どのような断面で赤外線検知装置1を切断した場合でも同一の値となる。また、赤外線検知素子2はパッケージ3を俯瞰した場合に正方形の中心、すなわち対角線の交点に固定した。したがって、赤外線検知装置1を俯瞰した場合、赤外線検知素子2、第2の開口部9A、第3の開口部9Bの円形の中心は同一地点に存在する。
その後、光学フィルタ4は、所定の圧力でパッケージ3に対して押し当てられる。その後、接着層12を硬化するために、オーブン等で熱処理を行う。このようにして接着層12を介して、パッケージ3と光学フィルタ4が固定される。具体的には、図2に示すように、接着層12が塗布された光学フィルタ4を、パッケージ3に接着した。その際、光学フィルタ4を約1MPaの圧力で加圧した。その後、接着層12を硬化するため、オーブンで150度1時間の熱処理を施した。このようにして、接着層12を介して、パッケージ3と光学フィルタ4が固定された。
(比較例)
比較例として、図10のように、実施例1と同じ構成の赤外線検知装置1において、赤外線反射層5、および赤外線吸収層6が形成されていないものを示す。すなわち、第2の開口部9A、第3の開口部9Bが存在しないため、第1の開口部26により視野角が決定される。開口はパッケージ3と光学フィルタ4を接着する部分の内周と同じ形状となり、パッケージ3の開口と同じ大きさである。比較例の、第1の開口部は、実施例1と同じ正方形であり、大きさは、1.8×1.8mmであり、面積は、3.24mmである。
(シミュレーション)
図2により実施例1、および比較例の赤外線検知装置1のモデルを使用して光学シミュレーションを実施した。図11は光学シミュレーションの位置関係を示したもので、光源には、波長5〜10μmの光を発生する10mm×10mmの平面光源30を用いた。赤外線検知装置1と平面光源30との距離は2mmに設定した。各々のモデルにおける赤外線検知素子2に入射される赤外線10の照度を求めて比較した。シミュレーションでは平面光源30から多量の赤外線がランダムに放出される。放出された各赤外線1本毎に同じエネルギーが定義されており、赤外線検知素子2に到達した本数から照度を計算している。つまり、赤外線が到達した本数が多いほど照度が高くなる。よって、赤外線の反射成分11も照度として加算されることになる。
パッケージ3は、1〜10mm×1〜10mmで高さ0.3〜2.0mmの範囲が最適であるが、このシミュレーション結果では、パッケージ3は3.0mm×3.0mmで、その開口が1.8mm×1.8mm、高さ1mmの値を使用している。光学フィルタ4は、1〜10mm×1〜10mmで高さ0.1〜1.0mmの範囲が最適であるが、このシミュレーション結果では3mm×3mmで高さ0.3mmの値を使用している。
赤外線検知装置1の視野より十分に広い光源を設定することで第2の開口部9A、第3の開口部9Bの直径や面積、すなわち、開口の大きさにより赤外線検知素子2へ入射される赤外線の照度が変動する。実施例1では、第2の開口部9A、第3の開口部9Bの大きさ、すなわち直径や面積は等しくなっている。この照度の数値が小さいほど視野が狭い、すなわち視野角θが小さいことを表すことになる。また、光学シミュレーションで赤外線10の軌跡を確認することで、パッケージ3の内部での赤外線の反射成分11が赤外線検知素子2に入射されることが確認された。
光学シミュレーションによる比較例および実施例1の照度比を比較したものを、表1に示す。表1の、吸収層なしというのは、光学フィルタ4に赤外線反射層5のみが形成されたものである。また、吸収層ありというのは、光学フィルタ4に赤外線反射層5、および赤外線吸収層6が形成されたものである。比較例の光学フィルタ4には赤外線反射層5、および赤外線吸収層6は形成されないため、表1には便宜上、吸収層なし、吸収層ありの両方について記載している。実施例1においては、第2の開口部9Aと第3の開口部9Bの大きさ、すなわち直径で決まる面積を3段階に振った結果を示す。表1において、比較例の面積は第1の開口部の面積であり、実施例の面積は、第2の開口部の面積である。また、第3の開口部の面積は、第2の開口部の面積と同じである。
表1の、第1の開口部の大きさは、正方形で、1.8×1.8mmであり、面積は、3.24mmであるので、面積3.24mmを比較値とする。これと、第2、第3の開口部の面積を比較し、開口部の大きさの大小を判定している。表1によれば、実施例1の第2、第3の開口部の形状が円形であって、その直径が1.5mmのときの面積は1.77mmであり、照度が比較例よりも小さくなっているため、少なくとも、面積が3.24mmよりも大きいことが好ましいといえる。
また、比較例に対して、実施例1の吸収層なしにおいて、第3の開口部9Bの大きさ、すなわち直径が小さくなるほど照度比が小さくなり視野角θが制限できることが確認された。これにより赤外線反射層5により視野角θが制限できることが確認された。また、吸収層ありにおいて、第2の開口部9A、第3の開口部9Bの大きさ、すなわち直径が小さくなるほど照度比が小さくなり、視野角θが制限できることが確認された。吸収層なしと比較して照度比がさらに小さくなり、赤外線の反射成分11が抑えられていることが確認された。
赤外線検知装置1において、視野角θを変更する最も簡便な手段が第3の開口部9Bの開口の直径、すなわち、開口の大きさの変更である。視野角θを変更するには、他に赤外線検知装置1の高さを変更しても可能であるが、赤外線検知装置1の高さは主としてパッケージ3の高さに起因するため、パッケージ3の形状変更は容易でないことから、簡単には達成はできない。
視野角とは、図2に示すように、赤外線検知素子2において、赤外線が反射などせずに直接到達可能な状態を構成した場合、赤外線検知素子2の面で、入射赤外線が形成する最大角度であるが、実施例1で、図2に示すように、視野角θを小さくするということは、赤外線検知素子2に入射する赤外線10の範囲を狭めるということであり、このように、視野角θを小さくできれば、局所範囲で赤外線10を検知できるため、例えば、次のような利点がある。例えば、赤外線検知装置1の取り付け位置を変更せず、その角度を動かし、視野を上下左右に走査することにより、赤外線10の発生源がどこにあるかという位置情報を得ることができる。これは、視野角θが大きいと得られない情報であり、視野角θを小さくすることにより入手可能となる。
表1によって、第2の開口部9Aと、9Aと同じ直径、面積である第3の開口部9Bの直径、面積、すなわち、開口の大きさが小さくなると、照度比が小さくなることが確認された。これは視野角θが小さくなること示している。これにより、赤外線反射層5に形成された第3の開口部9Bの直径、面積を小さく制御することにより、視野角θを小さくすることができ、第2の開口部9Aが形成された赤外線吸収層6により赤外線の反射成分が抑制されて、所望の視野外からの赤外線によるノイズ成分を抑えることが可能となり、赤外線検知素子2に入射する赤外線をより精度良く範囲を狭めることができ、局所的な範囲で赤外線を検知できる。
Figure 0006003605
(実施例2)
図8は本発明に係る他の赤外線検知装置1を示す断面図である。図に示すように、赤外線吸収層6に形成された第2の開口部9Aが、赤外線反射層5に形成された第3の開口部9Bよりも小さくなっている。
この赤外線検知装置1においては、第2の開口部9Aを、第3の開口部9Bによって制限される視野角θを狭めることのない範囲で、小さくすることで視野角θを狭めることなく、パッケージ3での赤外線の反射成分11をより抑制することで、所望の視野外からの赤外線によるノイズ成分をより抑えることが可能となる。
(実施例3)
図9は本発明に係る他の赤外線検知装置1を示す断面図である。図に示すように、赤外線吸収層6が、パッケージ3と光学フィルタ4の接合される部分にも形成されている。
この赤外線検知装置1においては、赤外線吸収層6が、パッケージ3と光学フィルタ4の接合される部分にあることで、接合部の密着性が向上する。赤外線吸収層6にはCuやAuなどの金属膜を、多孔質化した黒化膜等が用いることが望ましく、多孔質な層が存在することで接合部の密着強度が向上する。
このように、光学フィルタ4の入射側の面に赤外線反射層5を形成し、反対側の面に赤外線吸収層6を形成し、視野角θを限定する第2の開口部9A、第3の開口部9Bを設けることで、極めて容易に加工でき、製造コストを低減でき、赤外線検知素子へ必要な量の赤外線を効率よく照射させることができる赤外線検知装置1を提供できることを示した。
本赤外線検知装置は、例えば、人体や物体の発する赤外線に感応して電気信号に変換するような用途に用いられる。
1 赤外線検知装置
2、102 赤外線検知素子
3、103 パッケージ
4、104 光学フィルタ
5 赤外線反射層
6 赤外線吸収層
7 ワイヤ
8 端子電極
9A 第2の開口部
9B 第3の開口部
10 赤外線
11、111 赤外線の反射成分
12 接着層
13 ダイペースト
14 基板
15 絶縁膜
16 キャビティ
17 赤外線検知膜
18 取り出し電極
18A、20 Ti金属薄膜
18B Pt金属薄膜
19 パッド電極
21 保護膜
22 赤外線吸収膜
23 メンブレン構造
24 基板(フィルタ)
25 多層膜
26 第1の開口部
30 平面光源


Claims (3)

  1. 赤外線を電気的信号に変換する赤外線検知素子と、前記赤外線検知素子を収容するパッケージと、前記パッケージに接合され所定の波長の赤外線のみを通過させる光学フィルタを備え、
    前記光学フィルタの赤外線入射面側に赤外線反射層が形成され、前記赤外線入射面とは反対側の面には赤外線吸収層が形成され、
    前記パッケージは第1の開口部を有し、前記赤外線吸収層には第2の開口部、及び前記赤外線反射層には第3の開口部が形成され、前記第3の開口部の大きさは、前記第1の開口部の大きさよりも小さいことを特徴とする赤外線検知装置。
  2. 前記第2の開口部の大きさは、前記第3の開口部よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の赤外線検知装置。
  3. 前記赤外線吸収層と前記パッケージの間に接着層が形成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の赤外線検知装置。
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