JP6003052B2 - バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 - Google Patents
バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6003052B2 JP6003052B2 JP2011272046A JP2011272046A JP6003052B2 JP 6003052 B2 JP6003052 B2 JP 6003052B2 JP 2011272046 A JP2011272046 A JP 2011272046A JP 2011272046 A JP2011272046 A JP 2011272046A JP 6003052 B2 JP6003052 B2 JP 6003052B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- liquid
- unit
- opening
- caulking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、
前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、
前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、
液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、
前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成されたカシメ用突起部の熱カシメにより当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されるバルブユニットであって、
前記ユニット本体において、前記カシメ用突起部を間に挟んで前記バルブ収容室の開口部とは反対側である外側の位置に、当該バルブ収容室の開口部に配置されたバネ受け座の表面よりも当該バネ受け座の反対面側に後退した逃げ部が形成されたことを特徴とする。
なお、「熱カシメ」とは、加熱手段による加熱により軟化した樹脂(カシメ用突起部)を加圧・変形させて、当該変形した樹脂の硬化により、固定対象であるバネ受け座を配置位置に固定する方法を意味する。
当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、
前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、
前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、
液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、
前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成されたカシメ用突起部の熱カシメにより当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されるバルブユニットであって、
前記カシメ用突起部の先端部に、前記バルブ収容室の開口部に配置された前記バネ受け座側に向けて下り傾斜するテーパー面が形成されたことを特徴とする。
前記テーパー面の面積は、前記逃げ部側テーパー面の面積よりも大きい構成を採用することもできる。
ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、を備え、
前記バルブユニットからの液体を前記液体噴射ヘッドに導入することを特徴とする。
前記バルブユニットへ液体を供給する液体供給源と、
を備えたことを特徴とする。
さらに、上記目的を達成するために提案される本発明のバルブユニットは、以下の構成を備えたものであってもよい。
すなわち、液体供給源からの液体を導入し、当該液体を液体供給対象側に導出する液体流路と、
当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、
前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、
前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、
液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、
前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成され熱カシメにより溶融したカシメ用突起部により当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されたバルブユニットであって、
前記ユニット本体において、前記カシメ用突起部を間に挟んで前記バルブ収容室の開口部とは反対側である外側の位置に、当該バルブ収容室の開口部に配置されたバネ受け座の表面よりも当該バネ受け座の反対面側に後退した逃げ部が形成されたことを特徴とする。
上記構成によれば、カシメ用突起部よりも外側の位置に、バネ受け座の表面よりも当該バネ受け座の反対面側に後退した逃げ部が形成されたので、熱カシメ時に溶融したカシメ用突起部の樹脂の一部は、バネ受け座側に流動するが、溶融した樹脂の残りの多くは、逃げ部側に案内され易くなる。これにより、溶融した樹脂が必要以上に多くバネ受け座側に流動することが抑制される。その結果、溶融した樹脂によってバネ受け座の流通孔が塞がれることを抑制しつつ、バネ受け座をユニット本体に固定することが可能となる。
また、本発明のバルブユニットの製造方法は、液体供給源からの液体を導入し、当該液体を液体供給対象側に導出する液体流路と、当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成され熱カシメにより溶融したカシメ用突起部により当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されたバルブユニットの製造方法であって、
前記カシメ用突起部を間に挟んで前記バルブ収容室の開口部とは反対側である外側の位置に、前記カシメ用突起部の樹脂を逃す逃げ部を形成し、
前記カシメ用突起部の先端部に、前記バルブ収容室の開口部に配置された前記バネ受け座側に向けて下り傾斜するテーパー面を形成し、
前記カシメ用突起部の先端部において、前記テーパー面の傾斜とは反対側の前記逃げ部側に、当該逃げ部側に向けて下り傾斜する逃げ部側テーパー面を形成し、
前記テーパー面の面積を、前記逃げ部側テーパー面の面積よりも大きくしたことを特徴とする。
上記方法によれば、カシメ用突起部の先端部に、バネ受け座側に向けて下り傾斜するテーパー面形成され、テーパー面の傾斜とは反対側の逃げ部側に、当該逃げ部側に向けて下り傾斜する逃げ部側テーパー面が形成され、テーパー面の面積は、逃げ部側テーパー面の面積よりも大きいので、熱カシメ時に溶融したカシメ用突起部の樹脂の一部は、バネ受け座側に流動するが、溶融した樹脂の大部分は、逃げ部側に流動する。これにより、溶融した樹脂が必要以上に多くバネ受け座側に流動することが抑制される。その結果、溶融した樹脂によってバネ受け座の流通孔が塞がれることを抑制しつつ、バネ受け座をユニット本体に固定することが可能となる。
また、本発明の液体噴射ユニットは、上記のバルブユニットと、
ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、を備え、
前記バルブユニットからの液体を前記液体噴射ヘッドに導入することを特徴とする。
また、本発明の液体噴射装置は、上記の液体噴射ユニットと、
前記バルブユニットへ液体を供給する液体供給源と、
を備えたことを特徴とする。
これらの液体噴射ユニットおよび液体噴射装置によれば、バルブユニットから安定して液体が供給されるため、信頼性の向上が期待できる。
ここで、熱カシメ時において、溶融したカシメ用突起部が必要以上に多くバネ受け座59側に流動すると、バネ受け座59の流通孔73を塞いでしまう虞があるため、本発明に係る製造方法では、溶融したカシメ用突起部が必要以上に多くバネ受け座59側に流動させないようにしている点に特徴を有している。
Claims (4)
- 液体供給源からの液体を導入し、当該液体を液体供給対象側に導出する液体流路と、
当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、
前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、
前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、
液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、
前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成され熱カシメにより溶融したカシメ用突起部により当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されたバルブユニットであって、
前記ユニット本体において、前記カシメ用突起部を間に挟んで前記バルブ収容室の開口部とは反対側である外側の位置に、当該バルブ収容室の開口部に配置されたバネ受け座の表面よりも当該バネ受け座の反対面側に後退した逃げ部が形成されたことを特徴とするバルブユニット。 - 液体供給源からの液体を導入し、当該液体を液体供給対象側に導出する液体流路と、当該液体流路を開閉可能な開閉バルブと、前記液体流路を閉成する方向に前記開閉バルブを付勢するバルブ付勢部材と、前記液体流路の途中に設けられ、前記開閉バルブおよび前記バルブ付勢部材を収容するバルブ収容室と、液体が流通可能な流通孔が開設され、前記バルブ付勢部材を支持するバネ受け座と、をユニット本体に備え、前記バネ受け座が、前記バルブ収容室の開口縁の全周に沿って形成され熱カシメにより溶融したカシメ用突起部により当該バルブ収容室の開口部を塞ぐ状態でユニット本体に固定されたバルブユニットの製造方法であって、
前記カシメ用突起部を間に挟んで前記バルブ収容室の開口部とは反対側である外側の位置に、前記カシメ用突起部の樹脂を逃す逃げ部を形成し、
前記カシメ用突起部の先端部に、前記バルブ収容室の開口部に配置された前記バネ受け座側に向けて下り傾斜するテーパー面を形成し、
前記カシメ用突起部の先端部において、前記テーパー面の傾斜とは反対側の前記逃げ部側に、当該逃げ部側に向けて下り傾斜する逃げ部側テーパー面を形成し、
前記テーパー面の面積を、前記逃げ部側テーパー面の面積よりも大きくしたことを特徴とするバルブユニットの製造方法。 - 請求項1に記載のバルブユニットと、
ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、を備え、
前記バルブユニットからの液体を前記液体噴射ヘッドに導入することを特徴とする液体噴射ユニット。 - 請求項3に記載の液体噴射ユニットと、
前記バルブユニットへ液体を供給する液体供給源と、
を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011272046A JP6003052B2 (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011272046A JP6003052B2 (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015218422A Division JP6103020B2 (ja) | 2015-11-06 | 2015-11-06 | 液体噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013123803A JP2013123803A (ja) | 2013-06-24 |
JP6003052B2 true JP6003052B2 (ja) | 2016-10-05 |
Family
ID=48775371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011272046A Active JP6003052B2 (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6003052B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6601023B2 (ja) * | 2014-10-27 | 2019-11-06 | セイコーエプソン株式会社 | 流路構造体および液体噴射装置 |
US10875314B2 (en) | 2015-10-08 | 2020-12-29 | Sicpa Holding Sa | Secure refill system |
JP6103020B2 (ja) * | 2015-11-06 | 2017-03-29 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4111242B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2008-07-02 | セイコーエプソン株式会社 | インクジェットヘッドユニットの製造方法 |
JP4670941B2 (ja) * | 2008-11-19 | 2011-04-13 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置および液体吐出装置の液体供給ユニット |
JP5578316B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-08-27 | セイコーエプソン株式会社 | 自己封止ユニット、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 |
-
2011
- 2011-12-13 JP JP2011272046A patent/JP6003052B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013123803A (ja) | 2013-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100549743B1 (ko) | 액체 용기 및 잉크 제트 카트리지 | |
JP4052257B2 (ja) | 液体収容体の製造方法、液体収容体 | |
JP5942410B2 (ja) | バルブユニット、液体噴射ユニット、および液体噴射装置、並びにバルブユニットの製造方法 | |
JP2008524032A (ja) | 使い捨てドロップレット排出モジュール | |
JP5839159B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
CN108944054B (zh) | 阀单元以及液体喷射装置 | |
JP2015217570A (ja) | 液体噴射ヘッド、および、液体噴射装置 | |
JP2007269012A (ja) | 液体噴射ヘッド、及び、その組立方法 | |
JP6003052B2 (ja) | バルブユニット、バルブユニットの製造方法、液体噴射ユニット、および液体噴射装置 | |
JP2008230196A (ja) | 弁装置、流体供給装置及び流体噴射装置 | |
US20110279606A1 (en) | Liquid ejecting unit and liquid ejecting apparatus | |
JP5082682B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2011207189A (ja) | 自己封止ユニット、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP5640309B2 (ja) | 液体噴射ヘッド | |
JP6103020B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2004209655A (ja) | 液体噴射ヘッド | |
JP2009255431A (ja) | 液体噴射ヘッドの製造方法及び液体噴射ヘッド並びに液体噴射装置 | |
JP2012179868A (ja) | 流路ユニット、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP4915515B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2012179867A (ja) | 流路ユニット、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP5505272B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2007237584A (ja) | 弁機構、弁装置、液体噴射装置、レーザ溶着方法、及びレーザ溶着接合体 | |
JP5071196B2 (ja) | 流体噴射装置及び流体噴射装置のメンテナンス方法 | |
JP2008238414A (ja) | 液体噴射ヘッド | |
JP2014111389A (ja) | 液体噴射装置、液体噴射方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150910 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151106 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160405 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160603 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6003052 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |