JP6002517B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents
内燃機関の燃料噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6002517B2 JP6002517B2 JP2012207921A JP2012207921A JP6002517B2 JP 6002517 B2 JP6002517 B2 JP 6002517B2 JP 2012207921 A JP2012207921 A JP 2012207921A JP 2012207921 A JP2012207921 A JP 2012207921A JP 6002517 B2 JP6002517 B2 JP 6002517B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- spray
- fuel spray
- fuel injection
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/30—Controlling fuel injection
- F02D41/3094—Controlling fuel injection the fuel injection being effected by at least two different injectors, e.g. one in the intake manifold and one in the cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
このような場合、吸気ポート内に噴射される燃料噴霧の貫徹力が弱いと、吸気の流れに燃料噴霧が乗ることで、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側(湾曲の外側となる壁面)に燃料噴霧が偏る一方、燃料噴霧の貫徹力が強いと、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に多くの燃料が付着してしまう。
このため、1つの燃料噴霧の貫徹力を調整する方法では、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側と近い側とからバランス良く燃料を燃焼室内に吸引させることが困難であり、燃焼室内における混合気の均質度が低下し、燃費性能が目減りしてしまうという問題があった。
図1は、本発明に係る燃料噴射装置を備えた内燃機関を示す。
図1に示した内燃機関11のシリンダヘッド12には、各気筒の燃焼室13の上部(換言すれば、ピストン14の頂面と対向する面)に開口し、吸気バルブ16によって開閉される吸気ポート15が形成されている。
吸気ポート15は、シリンダ17の軸方向からシリンダヘッド12を見たときに、シリンダ17の径方向に略沿ってシリンダヘッド12の外側から燃焼室13の近傍にまで延設される。そして、吸気ポート15の湾曲部15aは、シリンダ17の軸方向において吸気ポート15の軸線よりもピストン14寄りを湾曲中心Cとして湾曲し、燃焼室13に接続される。
尚、図1に示す湾曲中心Cは、図示を簡略化するために、吸気ポート15の曲率半径が一定であると仮定して記載しているが、曲率半径が変化する吸気ポート15であって湾曲中心が複数存在する場合であっても、その集合として湾曲中心Cを特定するものとし、湾曲中心Cは、湾曲部15aの湾曲内側を示す。
吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1の上流部には、各気筒の吸気ポート15内に燃料を噴射する燃料噴射装置として、燃料噴射弁21を設けてある。即ち、内燃機関11は、気筒毎に1本の燃料噴射弁を備える。
マイクロコンピュータを備え内燃機関11を制御する制御装置である、エンジンコントロールユニット(ECU)30は、燃料噴射弁21のソレノイドへの通電を制御する噴射パルス信号を出力する。
ECU30は、各種センサからの信号(機関運転状態)に基づいて、燃料噴射弁21の開弁時間(燃料噴射量)を調整するための噴射パルス幅TIを演算し、係る噴射パルス幅TIの噴射パルス信号を、各気筒のサイクルに合わせ、噴射タイミングである気筒の燃料噴射弁21に対して出力する。即ち、本実施形態の燃料噴射制御は、所謂シーケンシャル噴射制御と称される制御方式のものである。
燃料噴射弁21が噴射する第1燃料噴霧FS1は、燃料噴射弁21が配置される部分よりも下流側である、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2(湾曲の内側となる壁面)を指向する。また、燃料噴射弁21が噴射する第2燃料噴霧FS2は、第1燃料噴霧FS1よりも湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1(湾曲の外側となる壁面)寄りとなる、吸気バルブ16の傘部16aを略指向する。
尚、貫徹力が第1燃料噴霧FS1に比べて弱い第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第1燃料噴霧FS1との干渉を抑えることができ、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの外周側壁面などに対する燃料の付着を十分に抑制できる範囲内に設定すればよく、吸気バルブ16の傘部16aを指向する設定に限定されるものではない。
図2に示す燃料噴射弁21は、球状の弁体211が、漏斗状に形成した弁座212に着座して閉弁状態となり、図示省略した電磁コイルの磁気吸引力によって弁体211がリフトし、弁座212から離れると開弁状態となる。燃料噴射弁21の弁体211がリフトして開弁状態になると、燃料は、弁体211と弁座212との隙間を通って、弁体211と噴孔213が形成される噴孔プレート214とで挟まれる燃料溜り215に流入した後、噴孔213から噴射される。
燃料噴射弁21は、その円筒状本体の中心軸Hの延長線上に、吸気バルブ16の傘部16aが略位置するように、吸気ポート15に対して取り付けられる。
一方、第2噴孔群213bから噴射される第2燃料噴霧FS2が、吸気バルブ16の傘部16aを略指向するように、第2噴孔群213bは、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1に近い側の噴孔プレート214に対し、噴孔の軸線が略中心軸Hと平行となるように形成されている。
尚、燃料噴射弁21の中心軸Hが、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に向くように、燃料噴射弁21を吸気ポート15に対して取り付けることができ、係る取り付け方向に設定した場合も、第1燃料噴霧FS1が、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向し、第2燃料噴霧FS2が、第1燃料噴霧FS1よりも吸気ポート15の湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1寄りを指向するように、第1噴孔群213a及び第2噴孔群213bを設定する。
図3〜図6は、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴霧特性の組み合わせパターンの例を示すものであり、吸気ポート15の横断面における噴霧形状を示している。
この場合、第2燃料噴霧FS2は、噴霧の衝突によって、第1燃料噴霧FS1に比べて広角になると共に、流速が弱まり、かつ、燃料の粒径が小径となり、噴霧を衝突させない第1燃料噴霧FS1に比べて貫徹力が弱い噴霧となる。
一方、第1噴孔群213aを構成する噴孔からは、第2燃料噴霧FS2の横断面における長手方向の噴霧角よりも狭い噴霧角である略円錐状の第1燃料噴霧FS1が噴射される。
尚、スワール噴霧を形成するためのスワール室、噴孔の構造として、例えば特開2012−077664号公報等に開示されるような公知の構造を適用できる。また、スワール噴霧は、複数のスワール噴霧の集合として形成させることができる。
上記のような非衝突噴霧である第1燃料噴霧FS1とスワール噴霧である第2燃料噴霧FS2との組み合わせにおいても、第2燃料噴霧FS2にスワールが付与されることで、第2燃料噴霧FS2の貫徹力は、スワールが付与されない第1燃料噴霧FS1に比べて弱くなる。
即ち、衝突噴霧は、非衝突噴霧に比べて貫徹力が弱くなるものの、衝突噴霧の貫徹力よりもスワール噴霧の貫徹力を更に弱くすることができる。そして、第1燃料噴霧FS1として衝突噴霧を用いるようにすれば、衝突噴霧は噴霧角が広くなるため、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の広い範囲に燃料を薄く付着させて、付着燃料からの気化を促進させることができる。
この他、噴射される燃料の粒径が、噴孔の径が小さくなるほど小さくなって貫徹力が弱まることや、噴霧に対して空気流を衝突させることで燃料の粒径を小さくして貫徹力を弱める方法など用いて、貫徹力の異なる燃料噴霧を噴射させることができ、貫徹力を調整する公知の手段(噴孔仕様)を適宜組み合わせて、第1燃料噴霧FS1と当該第1燃料噴霧FS1よりも貫徹力の弱い第2燃料噴霧FS2とを噴射させることができる。
湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に生成される燃料液膜は、吸気ポート15の壁面の熱(内燃機関11の熱)で気化し、気化した燃料は、吸気ポート15内の吸気の流れに乗って、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から吸気バルブ16を通過し、燃焼室13内に流入する。
即ち、第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2とを噴射させることで、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と湾曲中心Cに近い側の双方から燃料を燃焼室13内に流入させることができ、これによって燃焼室13における燃料の均質度が向上し、燃焼性が向上するので、燃費性能を改善できる。
しかし、吸気ポート15が湾曲部15aを有する場合、燃料噴射弁21の噴孔側から吸気バルブ16を見たときに、吸気バルブ16の一部が湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の影になる場合がある。このような場合、吸気ポート内に噴射される燃料噴霧の貫徹力が弱いと、吸気の流れに燃料噴霧が乗ることで、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側(湾曲の外側となる壁面)に燃料噴霧が偏る一方、燃料噴霧の貫徹力が強いと、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に多くの燃料が付着してしまう。
従って、燃料噴射弁21から噴射させた1本の(噴霧特性が一定である)燃料噴霧を、1つの吸気バルブ16を介して吸引させる場合、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と近い側との双方から適当な割合で燃料を燃焼室13に流入させることが難しく、筒内における燃料の均質度を十分に高めることが難しい。
更に、貫徹力(流速)が相対的低い(遅い)第2燃料噴霧FS2は、吸気ポート15内に浮遊し、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側に偏って流れる吸気の流れに乗ることで、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から吸気バルブ16を通過して燃焼室13に流入する。
このため、燃料噴射弁21(燃料噴射装置)を備える内燃機関11では、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と近い側との双方から適当な割合で燃料を燃焼室13に流入させることができ、燃焼室13内における燃料の均質度を十分に高めて、燃費性能を向上させることができる。
第1燃料噴霧FS1は、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に燃料を付着させるべく噴射されるが、吸気ポート15内に吸気の流れが生じる吸気行程中は、第1燃料噴霧FS1が吸気によって流されて、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から燃焼室13に流入する燃料量が減ってしまう。このため、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量が過多となり、燃焼室13内のおける燃料の均質度が低下してしまう。
しかし、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴射は同時に行われるので、燃料噴射を排気行程中に終えてしまうと、第2燃料噴霧FS2も吸気の流れがない吸気ポート15中に噴射されることになってしまう。このため、第2燃料噴霧FS2が過剰に拡散して、吸気ポート15の壁面に付着したりして、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量が減ってしまう。
そこで、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2が同時に同期間だけ噴射される燃料噴射弁21では、排気行程中(吸気バルブ16の閉弁中)における第1燃料噴霧FS1の噴射と、吸気行程中(吸気バルブ16の開弁中)における第2燃料噴霧FS2の噴射とを行わせるために、排気行程から吸気行程にわたって燃料噴射が行われるように噴射タイミングを設定する。
また、燃料噴射弁21において、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量と、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量とを同じに設定した場合、即ち、噴射量の分担比を50%:50%に設定した場合、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の液膜から気化する燃料量が不足し、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から燃焼室13に流入する燃料量が過少となってしまう場合がある。
これにより、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の液膜から気化する燃料量として十分な量を確保でき、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量と、近い側から燃焼室13に流入する燃料量とを適当な割合として、燃焼室13内における燃料の均質度を高めることができる。
図7に示す燃料噴射装置では、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1の上流部に、第1燃料噴射弁21a及び第2燃料噴射弁21bを設け、かつ、第1燃料噴射弁21aの下流側に第2燃料噴射弁21bを配置してある。
一方、第2燃料噴射弁21aによる第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第1燃料噴射弁21aが噴射する第1燃料噴霧よりも湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1寄りを指向する。より詳細には、第2燃料噴射弁21aによる第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第2燃料噴霧FS2が第1燃料噴霧FS1に干渉することを十分に抑制することができ、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1などに対する燃料の付着を十分に抑制できる範囲内とする。
そして、第1燃料噴射弁21aからは、吸気ポート151,152それぞれに向かう2方向に第1燃料噴霧FS1を噴射させ、第2燃料噴射弁21bからは、吸気ポート151,152それぞれに向かう2方向に第2燃料噴霧FS2を噴射させる。
従って、第1燃料噴射弁21aの噴射開始時期よりも、第2燃料噴射弁21bの噴射開始時期を遅らせることができ、例えば、第1燃料噴射弁21aの噴射開始時期を、排気行程中(吸気バルブ16の開弁前)に設定する一方、第2燃料噴射弁21bの噴射開始時期を吸気行程中(吸気バルブ16の開弁時若しくは開弁後)に設定することができる。
尚、第1燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量を、第2燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量よりも多くなるように設定し、同じ噴射パルス幅の噴射パルス信号を各燃料噴射弁21a,21bに出力しつつ、各燃料噴射弁21a,21bから噴射される燃料量が異なるようにすることができる。
即ち、図7に示す燃料噴射装置では気筒毎に2本の燃料噴射弁21a,21bを備えることで、図1に示した気筒毎に1本の燃料噴射弁21を備える燃料噴射装置に比べて、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴射タイミングや噴射量の設定自由度が高く、燃焼室13における燃料の均質度を更に向上させることが可能となる。
一方、図1に示した、気筒毎に1本の燃料噴射弁21を備える燃料噴射装置であれば、燃料噴射弁の使用本数を少なくできるため、燃料噴射装置のコストを抑制でき、かつ、燃焼室13における燃料の均質度を十分に高めることができる。
例えば、図1及び図7に示した燃料噴射装置の双方において、機関温度(吸気ポート15の壁面温度)、機関負荷、機関回転速度(吸気流速)、燃料性状などの運転条件に応じて噴射タイミングを変更することができる。
また、図7に示した、気筒毎に2本の燃料噴射弁21a,21bを備える燃料噴射装置においては、機関温度(吸気ポート15の壁面温度)、機関負荷、機関回転速度(吸気流速)、燃料性状などの運転条件に応じて、2本の噴射弁(第1燃料噴霧FS1,第2燃料噴霧FS2)における燃料噴射量の分担比を変更することができる。
(イ)内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するための燃料噴射弁であって、
前記燃料噴射弁の軸線と燃料噴霧の指向方向とがなす角度がθ1である第1燃料噴霧と、前記燃料噴射弁の軸線と燃料噴霧の指向方向とがなす角度が前記角度θ1よりも小さいθ2である第2燃料噴霧とを噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定される、燃料噴射弁。
上記発明によると、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に付着することになる第1燃料噴霧と、吸気ポート内に浮遊することになる第2燃料噴霧を噴射させることができ、吸気の流れに乗せて燃料を燃焼室内に吸引させ、また、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面における液膜から気化した燃料を燃焼室内に吸引させることができる。
前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定され、
前記第2燃料噴霧が、複数の燃料噴霧の衝突によって形成される衝突噴霧であり、前記第1燃料噴霧が、非衝突噴霧である、内燃機関の燃料噴射装置。
上記発明によると、複数の燃料噴霧を衝突させることで、衝突させない場合に比べて貫通力が弱くなり、衝突噴霧である第2燃料噴霧よりも貫徹力が強い第1燃料噴霧を噴射させることができる。
前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定され、
前記第2燃料噴霧が、燃料噴霧にスワールを付与したスワール噴霧である、内燃機関の燃料噴射装置。
上記発明によると、燃料噴霧にスワールを付与することで、貫徹力を弱い第2燃料噴霧とすることができる。
Claims (3)
- 吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置であって、
前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧を噴射する噴孔、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射する噴孔を備えた燃料噴射弁を前記吸気ポートに設けてなり、前記第1燃料噴霧の貫徹力を前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定した、内燃機関の燃料噴射装置。 - 前記第2燃料噴霧が複数の燃料噴霧の衝突によって形成される衝突噴霧であり、前記第1燃料噴霧が燃料噴霧を衝突させずに形成される非衝突噴霧である、請求項1記載の内燃機関の燃料噴射装置。
- 前記第2燃料噴霧が燃料噴霧にスワールを付与したスワール噴霧である、請求項1記載の内燃機関の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012207921A JP6002517B2 (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012207921A JP6002517B2 (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014062495A JP2014062495A (ja) | 2014-04-10 |
JP6002517B2 true JP6002517B2 (ja) | 2016-10-05 |
Family
ID=50617933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012207921A Expired - Fee Related JP6002517B2 (ja) | 2012-09-21 | 2012-09-21 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6002517B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4066775B2 (ja) * | 2002-10-17 | 2008-03-26 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射装置 |
JP2007051624A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Denso Corp | 燃料噴射ノズル |
JP2008045465A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射弁 |
JP4787867B2 (ja) * | 2008-09-11 | 2011-10-05 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 燃料噴射弁、内燃機関の燃料噴射装置及び内燃機関の制御装置 |
JP5581935B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2014-09-03 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の燃料噴射制御装置 |
JP2012122441A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Bosch Corp | 燃料噴射弁 |
-
2012
- 2012-09-21 JP JP2012207921A patent/JP6002517B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014062495A (ja) | 2014-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6390059B1 (en) | Cylinder-injection type internal combustion engine, method of controlling the engine, and fuel injection nozzle | |
JP2008202483A (ja) | 筒内噴射型の内燃機関、及び筒内噴射型の内燃機関に用いるインジェクタ | |
JP4787867B2 (ja) | 燃料噴射弁、内燃機関の燃料噴射装置及び内燃機関の制御装置 | |
CN105986877A (zh) | 内燃发动机 | |
JP2005307904A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP2012188937A (ja) | 内燃機関 | |
US20120227706A1 (en) | Internal combustion engine | |
JP6002517B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP6862284B2 (ja) | 燃料噴射弁及びエンジンシステム | |
JP2012036757A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP7152915B2 (ja) | 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法 | |
JP2004245204A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP2006037794A (ja) | 筒内直接噴射式火花点火内燃機関 | |
JP6544101B2 (ja) | エンジン | |
JP2003314413A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP5865603B2 (ja) | 筒内噴射式エンジン及びその燃料噴射方法 | |
JP4311300B2 (ja) | 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の制御装置 | |
JP3969156B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP6657629B2 (ja) | エンジン | |
JP4120799B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP2020067021A (ja) | 内燃機関及びその制御装置 | |
JP2007064174A (ja) | 筒内噴射内燃機関 | |
JP2006070862A (ja) | 筒内直接噴射式火花点火内燃機関 | |
JP2009191648A (ja) | 筒内噴射式火花点火内燃機関 | |
JP2008133812A (ja) | 内燃機関用燃料供給装置及び内燃機関用燃料供給方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20140528 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160302 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160905 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6002517 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |