JP6002517B2 - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置に関する。
特許文献1には、気筒内に臨む点火プラグに燃料噴霧が吹き掛からないようにして前記点火プラグの両側に向かって延びる2つの燃料噴霧を噴射可能な燃料噴射弁を有し、前記燃料噴射弁にて噴射される前記2つの燃料噴霧のいずれか一方の貫徹力が他方の貫徹力よりも低くされた、筒内噴射式内燃機関が開示されている。
特開2006−299888号公報
吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射式内燃機関においては、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面(湾曲の内側となる壁面)が障害物となって、湾曲部の湾曲中心Cに近い側となる吸気バルブの周縁部分を直接狙って燃料を噴射させることができない場合がある。
このような場合、吸気ポート内に噴射される燃料噴霧の貫徹力が弱いと、吸気の流れに燃料噴霧が乗ることで、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側(湾曲の外側となる壁面)に燃料噴霧が偏る一方、燃料噴霧の貫徹力が強いと、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に多くの燃料が付着してしまう。
このため、1つの燃料噴霧の貫徹力を調整する方法では、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側と近い側とからバランス良く燃料を燃焼室内に吸引させることが困難であり、燃焼室内における混合気の均質度が低下し、燃費性能が目減りしてしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射するポート噴射式内燃機関において、吸気ポートの湾曲部の湾曲中心Cから遠い側と近い側とからバランス良く燃料を燃焼室内に吸引させることができる、燃料噴射装置を提供することを目的とする。
そのため、本願発明に係る燃料噴射装置は、その一態様として、吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置であって、前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧を噴射する噴孔、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射する噴孔を備えた燃料噴射弁を前記吸気ポートに設けてなり、前記第1燃料噴霧の貫徹力を前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定した。
上記発明によると、指向方向及び貫徹力が相互に異なる第1燃料噴霧、第2燃料噴霧によって、吸気ポートの湾曲部の湾曲中心Cから遠い側と近い側とからバランス良く燃料を燃焼室内に吸引させることができ、燃費性能が改善する。
実施形態における内燃機関のシステム構成図である。 実施形態における燃料噴射弁の噴孔部分を示す断面図である。 実施形態における第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2との組み合わせパターンを示す図である。 実施形態における第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2との組み合わせパターンを示す図である。 実施形態における第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2との組み合わせパターンを示す図である。 実施形態における第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2との組み合わせパターンを示す図である。 実施形態における内燃機関のシステム構成図である。 実施形態における噴霧方向の設定を示す図である。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る燃料噴射装置を備えた内燃機関を示す。
図1に示した内燃機関11のシリンダヘッド12には、各気筒の燃焼室13の上部(換言すれば、ピストン14の頂面と対向する面)に開口し、吸気バルブ16によって開閉される吸気ポート15が形成されている。
吸気バルブ16と、吸気ポート15内に燃料を噴射する燃料噴射弁21(燃料噴射装置)との間の吸気ポート15に、湾曲部15aが形成されている。
吸気ポート15は、シリンダ17の軸方向からシリンダヘッド12を見たときに、シリンダ17の径方向に略沿ってシリンダヘッド12の外側から燃焼室13の近傍にまで延設される。そして、吸気ポート15の湾曲部15aは、シリンダ17の軸方向において吸気ポート15の軸線よりもピストン14寄りを湾曲中心Cとして湾曲し、燃焼室13に接続される。
尚、図1に示す湾曲中心Cは、図示を簡略化するために、吸気ポート15の曲率半径が一定であると仮定して記載しているが、曲率半径が変化する吸気ポート15であって湾曲中心が複数存在する場合であっても、その集合として湾曲中心Cを特定するものとし、湾曲中心Cは、湾曲部15aの湾曲内側を示す。
また、燃焼室13を形成するシリンダヘッド12の中央付近には、点火プラグ18が配置され、この点火プラグ18を挟んで吸気バルブ16及び排気バルブ19が設けられ、排気バルブ19によって排気ポート20が開閉される。
吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1の上流部には、各気筒の吸気ポート15内に燃料を噴射する燃料噴射装置として、燃料噴射弁21を設けてある。即ち、内燃機関11は、気筒毎に1本の燃料噴射弁を備える。
燃料噴射弁21は、ソレノイドによる電磁力で弁体を開動作させる電磁駆動式の噴射弁であり、開弁時間に比例する量の燃料を噴射する。
マイクロコンピュータを備え内燃機関11を制御する制御装置である、エンジンコントロールユニット(ECU)30は、燃料噴射弁21のソレノイドへの通電を制御する噴射パルス信号を出力する。
ECU30は、内燃機関11の運転状態を検出する各種センサの出力信号を入力する。前記各種のセンサとして、内燃機関11の吸入空気流量QAを検出するエアフローセンサ31、内燃機関11のクランクシャフトの回転に同期してパルス信号POSを出力するクランク角センサ32、内燃機関11の冷却水の温度TWを検出する水温センサ33などを設けてある。
ECU30は、各種センサからの信号(機関運転状態)に基づいて、燃料噴射弁21の開弁時間(燃料噴射量)を調整するための噴射パルス幅TIを演算し、係る噴射パルス幅TIの噴射パルス信号を、各気筒のサイクルに合わせ、噴射タイミングである気筒の燃料噴射弁21に対して出力する。即ち、本実施形態の燃料噴射制御は、所謂シーケンシャル噴射制御と称される制御方式のものである。
燃料噴射装置を構成する燃料噴射弁21は、1つの吸気バルブ16を通過して燃焼室13内に吸引させる燃料噴霧として、噴霧特性及び指向方向が相互に異なる2つの燃料噴霧を噴射する。
燃料噴射弁21が噴射する第1燃料噴霧FS1は、燃料噴射弁21が配置される部分よりも下流側である、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2(湾曲の内側となる壁面)を指向する。また、燃料噴射弁21が噴射する第2燃料噴霧FS2は、第1燃料噴霧FS1よりも湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1(湾曲の外側となる壁面)寄りとなる、吸気バルブ16の傘部16aを略指向する。
更に、第1燃料噴霧FS1の貫徹力(流速)が第2燃料噴霧FS2の貫徹力(流速)よりも高く(速く)なるように、燃料噴射弁21の噴霧特性を設定してある。より詳細には、貫徹力が第1燃料噴霧FS1よりも弱い第2燃料噴霧FS2は、吸気ポート15の壁面にまで殆ど到達することなく吸気ポート15内に浮遊し、貫徹力が第2燃料噴霧FS2よりも強い第1燃料噴霧FS1は、対向する吸気ポート15の壁面(湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2)まで到達して付着するように、各燃料噴霧FS1,FS2の貫徹力を設定してある。
尚、貫徹力が第1燃料噴霧FS1に比べて弱い第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第1燃料噴霧FS1との干渉を抑えることができ、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの外周側壁面などに対する燃料の付着を十分に抑制できる範囲内に設定すればよく、吸気バルブ16の傘部16aを指向する設定に限定されるものではない。
図2は、燃料噴射弁21の噴孔構造の一例を示す部分拡大断面図である。
図2に示す燃料噴射弁21は、球状の弁体211が、漏斗状に形成した弁座212に着座して閉弁状態となり、図示省略した電磁コイルの磁気吸引力によって弁体211がリフトし、弁座212から離れると開弁状態となる。燃料噴射弁21の弁体211がリフトして開弁状態になると、燃料は、弁体211と弁座212との隙間を通って、弁体211と噴孔213が形成される噴孔プレート214とで挟まれる燃料溜り215に流入した後、噴孔213から噴射される。
ここで、噴孔213は、第1燃料噴霧FS1を噴射するための少なくとも1つの噴孔からなる第1噴孔群213aと、第2燃料噴霧FS2を噴射するための少なくとも1つの噴孔からなる第2噴孔群213bとを含む。
燃料噴射弁21は、その円筒状本体の中心軸Hの延長線上に、吸気バルブ16の傘部16aが略位置するように、吸気ポート15に対して取り付けられる。
そして、第1噴孔群213aから噴射される第1燃料噴霧FS1が、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向するように、第1噴孔群213aは、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に近い側の噴孔プレート214に対し、噴孔の軸線が下流側に向けて徐々に中心軸Hから離れるような傾斜角を有して形成されている。
一方、第2噴孔群213bから噴射される第2燃料噴霧FS2が、吸気バルブ16の傘部16aを略指向するように、第2噴孔群213bは、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1に近い側の噴孔プレート214に対し、噴孔の軸線が略中心軸Hと平行となるように形成されている。
これにより、第1燃料噴霧FS1の指向方向と燃料噴射弁21の中心軸Hとがなす角度をθ1とし、第2燃料噴霧FS2の指向方向と燃料噴射弁21の中心軸Hとがなす角度をθ2としたときに、θ1>θ2となるようにしてある。
尚、燃料噴射弁21の中心軸Hが、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に向くように、燃料噴射弁21を吸気ポート15に対して取り付けることができ、係る取り付け方向に設定した場合も、第1燃料噴霧FS1が、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向し、第2燃料噴霧FS2が、第1燃料噴霧FS1よりも吸気ポート15の湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1寄りを指向するように、第1噴孔群213a及び第2噴孔群213bを設定する。
また、各気筒に2つの吸気バルブ16を有し、各吸気バルブ16で開閉される2つの吸気ポートが上流側で合流する場合には、合流部よりも上流側に1本の燃料噴射弁21を配置する。そして、燃料噴射弁21は、2つ吸気ポートそれぞれを指向する2本の第1燃料噴霧FS1と、2つの吸気ポートそれぞれを指向する2本の第2燃料噴霧FS2との計4本の噴霧を噴射するように設定する。
一方、第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2との貫徹力の違いは、噴孔から噴射される噴霧に与える旋回力、噴霧角度、噴霧の衝突の有無、噴霧の粒径などによって設定される。
図3〜図6は、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴霧特性の組み合わせパターンの例を示すものであり、吸気ポート15の横断面における噴霧形状を示している。
図3に示す例では、第2噴孔群213bを構成する複数の噴孔から噴射された複数の噴霧を相互に衝突させて、1本の第2燃料噴霧FS2(衝突噴霧)を形成させるようにする一方、第1噴孔群213aを構成する噴孔から噴射される噴霧は、相互に衝突することなく第1燃料噴霧FS1(非衝突噴霧)を形成するようにしてある。
この場合、第2燃料噴霧FS2は、噴霧の衝突によって、第1燃料噴霧FS1に比べて広角になると共に、流速が弱まり、かつ、燃料の粒径が小径となり、噴霧を衝突させない第1燃料噴霧FS1に比べて貫徹力が弱い噴霧となる。
図3において、第2噴孔群213bを構成する複数の噴孔は、湾曲部15aの曲率半径方向に略沿って間隔をおいて配置されており、これらの噴孔から噴射された噴霧が相互に衝突することで、噴孔の並び方向(湾曲部15aの曲率半径方向)に直交する方向に長い、横断面が楕円状の第2燃料噴霧FS2が形成される。
一方、第1噴孔群213aを構成する噴孔からは、第2燃料噴霧FS2の横断面における長手方向の噴霧角よりも狭い噴霧角である略円錐状の第1燃料噴霧FS1が噴射される。
尚、衝突噴霧としての第2燃料噴霧FS2を噴射させるための第2噴孔群213bは、2つ以上の噴孔で構成することができ、非衝突噴霧としての第1燃料噴霧FS1を噴射させるための第1噴孔群213aは、1つ以上の噴孔で構成することができる。そして、第1噴孔群213aが複数の噴孔を備える場合には、相互の衝突が抑制されるようにした複数の噴霧の集合として第1燃料噴霧FS1を形成させるようにする。
図4に示す例では、第1燃料噴霧FS1を図3と同様に非衝突噴霧とする一方、第2燃料噴霧FS2を噴射させるための第2噴孔群213bを構成する噴孔が、燃料にスワール(旋回力)を付与するスワール室を介して燃料を噴射するようにし、第2燃料噴霧FS2をスワールが付与された噴霧(スワール噴霧)としている。
尚、スワール噴霧を形成するためのスワール室、噴孔の構造として、例えば特開2012−077664号公報等に開示されるような公知の構造を適用できる。また、スワール噴霧は、複数のスワール噴霧の集合として形成させることができる。
上記のような非衝突噴霧である第1燃料噴霧FS1とスワール噴霧である第2燃料噴霧FS2との組み合わせにおいても、第2燃料噴霧FS2にスワールが付与されることで、第2燃料噴霧FS2の貫徹力は、スワールが付与されない第1燃料噴霧FS1に比べて弱くなる。
また、図5に示す例では、衝突噴霧である第1燃料噴霧FS1と、スワール噴霧である第2燃料噴霧FS2とを組み合わせている。この場合も、第2燃料噴霧FS2の貫徹力を第1燃料噴霧FS1に比べて弱く設定することができる。
即ち、衝突噴霧は、非衝突噴霧に比べて貫徹力が弱くなるものの、衝突噴霧の貫徹力よりもスワール噴霧の貫徹力を更に弱くすることができる。そして、第1燃料噴霧FS1として衝突噴霧を用いるようにすれば、衝突噴霧は噴霧角が広くなるため、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の広い範囲に燃料を薄く付着させて、付着燃料からの気化を促進させることができる。
また、図6に示す例では、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2を双方共にスワール噴霧とする一方、第1燃料噴霧FS1の噴霧角が第2燃料噴霧FS2の噴霧角よりも挟角となるようにすることで、第2燃料噴霧FS2(広角スワール噴霧)の貫徹力を第1燃料噴霧FS1(挟角スワール噴霧)に比べて弱く設定している。
この他、噴射される燃料の粒径が、噴孔の径が小さくなるほど小さくなって貫徹力が弱まることや、噴霧に対して空気流を衝突させることで燃料の粒径を小さくして貫徹力を弱める方法など用いて、貫徹力の異なる燃料噴霧を噴射させることができ、貫徹力を調整する公知の手段(噴孔仕様)を適宜組み合わせて、第1燃料噴霧FS1と当該第1燃料噴霧FS1よりも貫徹力の弱い第2燃料噴霧FS2とを噴射させることができる。
上記のように、第1燃料噴霧FS1は、貫徹力(流速)が第2燃料噴霧FS2よりも高く(速く)、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向するように噴射されるので、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に液状となって付着して液膜を生成する。
湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に生成される燃料液膜は、吸気ポート15の壁面の熱(内燃機関11の熱)で気化し、気化した燃料は、吸気ポート15内の吸気の流れに乗って、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から吸気バルブ16を通過し、燃焼室13内に流入する。
一方、第2燃料噴霧FS2は、第1燃料噴霧FS1に比べて貫徹力が弱く、しかも、第1燃料噴霧FS1よりも吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1寄りである吸気バルブ16の傘部16aを略指向するので、吸気ポート15の内壁に対する付着が抑制されて、吸気ポート15内に浮遊する。そして、吸気ポート15内に浮遊する燃料噴霧は、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側に偏って流れる吸気に乗って、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側に偏って吸気バルブ16を通過し、燃焼室13内に流入する。
即ち、第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2とを噴射させることで、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と湾曲中心Cに近い側の双方から燃料を燃焼室13内に流入させることができ、これによって燃焼室13における燃料の均質度が向上し、燃焼性が向上するので、燃費性能を改善できる。
燃料噴射弁21から1つの吸気バルブ16に向けて1本の燃料噴霧を噴射させ、かつ、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と湾曲中心Cに近い側との双方から燃料を燃焼室13内に流入させるには、噴霧を傘部16aの全域に均等に衝突させることが要求されることになる。
しかし、吸気ポート15が湾曲部15aを有する場合、燃料噴射弁21の噴孔側から吸気バルブ16を見たときに、吸気バルブ16の一部が湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の影になる場合がある。このような場合、吸気ポート内に噴射される燃料噴霧の貫徹力が弱いと、吸気の流れに燃料噴霧が乗ることで、湾曲部の湾曲中心Cから遠い側(湾曲の外側となる壁面)に燃料噴霧が偏る一方、燃料噴霧の貫徹力が強いと、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に多くの燃料が付着してしまう。
このため、燃料噴霧の貫徹力が高いと、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に多くの燃料が付着してしまい、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13内に流入する燃料量が過少になってしまう。一方、燃料噴霧の貫徹力を弱め、吸気ポート15内に燃料噴霧が浮遊するようにすれば、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に対する燃料の付着は抑制されるものの、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側に偏って流れる吸気の流れに浮遊燃料が乗ることで、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から燃焼室13内に流入する燃料量が過少になってしまう。
従って、燃料噴射弁21から噴射させた1本の(噴霧特性が一定である)燃料噴霧を、1つの吸気バルブ16を介して吸引させる場合、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と近い側との双方から適当な割合で燃料を燃焼室13に流入させることが難しく、筒内における燃料の均質度を十分に高めることが難しい。
これに対して、燃料噴射弁21は、噴霧の指向方向及び貫徹力が異なる2つの燃料噴霧FS1,FS2を噴射し、貫徹力(流速)が相対的高く(速く)、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向する第1燃料噴霧FS1は、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に付着し、係る液膜から気化した燃料は、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から吸気バルブ16を通過して燃焼室13に流入する。
更に、貫徹力(流速)が相対的低い(遅い)第2燃料噴霧FS2は、吸気ポート15内に浮遊し、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側に偏って流れる吸気の流れに乗ることで、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から吸気バルブ16を通過して燃焼室13に流入する。
このため、燃料噴射弁21(燃料噴射装置)を備える内燃機関11では、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側と近い側との双方から適当な割合で燃料を燃焼室13に流入させることができ、燃焼室13内における燃料の均質度を十分に高めて、燃費性能を向上させることができる。
ここで、燃料噴射弁21による噴射タイミングは、噴射の開始が排気行程中(吸気バルブ16の閉弁期間中、即ち、吸気バルブ16の開弁前)で、かつ、噴射の終了が吸気行程中(吸気バルブ16の開弁期間中、即ち、吸気バルブ16の開弁後)となるような噴射タイミングとする。
第1燃料噴霧FS1は、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に燃料を付着させるべく噴射されるが、吸気ポート15内に吸気の流れが生じる吸気行程中は、第1燃料噴霧FS1が吸気によって流されて、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から燃焼室13に流入する燃料量が減ってしまう。このため、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量が過多となり、燃焼室13内のおける燃料の均質度が低下してしまう。
従って、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から吸気バルブ16を通って燃焼室13に流入する燃料量を確保するためには、排気行程中(吸気バルブ16の閉弁中)に燃料を噴射させ、第1燃料噴霧FS1によって湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2に燃料を付着させる必要がある。
しかし、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴射は同時に行われるので、燃料噴射を排気行程中に終えてしまうと、第2燃料噴霧FS2も吸気の流れがない吸気ポート15中に噴射されることになってしまう。このため、第2燃料噴霧FS2が過剰に拡散して、吸気ポート15の壁面に付着したりして、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量が減ってしまう。
従って、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量を確保するためには、吸気行程中(吸気バルブ16の開弁中)に燃料を噴射させ、第2燃料噴霧FS2を吸気の流れに乗せることが望まれる。
そこで、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2が同時に同期間だけ噴射される燃料噴射弁21では、排気行程中(吸気バルブ16の閉弁中)における第1燃料噴霧FS1の噴射と、吸気行程中(吸気バルブ16の開弁中)における第2燃料噴霧FS2の噴射とを行わせるために、排気行程から吸気行程にわたって燃料噴射が行われるように噴射タイミングを設定する。
これにより、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量と、近い側から燃焼室13に流入する燃料量とを適当な割合として、燃焼室13内における燃料の均質度を高めるようにする。
また、燃料噴射弁21において、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量と、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量とを同じに設定した場合、即ち、噴射量の分担比を50%:50%に設定した場合、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の液膜から気化する燃料量が不足し、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側から燃焼室13に流入する燃料量が過少となってしまう場合がある。
そこで、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量よりも、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量が多くなるように、第1燃料噴霧FS1による噴射量の分担比が、第2燃料噴霧FS2による噴射量の分担比よりも多くなるようにする。係る分担比の設定は、噴孔の数や径の設定を、第1噴孔群213aと第2噴孔群213bとで異ならせることで実現できる。
これにより、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2の液膜から気化する燃料量として十分な量を確保でき、湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側から燃焼室13に流入する燃料量と、近い側から燃焼室13に流入する燃料量とを適当な割合として、燃焼室13内における燃料の均質度を高めることができる。
ところで、図1に示した燃料噴射装置は、1本の燃料噴射弁21から第1燃料噴霧FS1と第2燃料噴霧FS2とを噴射させるが、図7に示すように、第1燃料噴霧FS1を噴射する第1燃料噴射弁21aと、第2燃料噴霧FS2を噴射する第2燃料噴射弁21bとを備える燃料噴射装置とすることができる。
図7に示す燃料噴射装置では、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1の上流部に、第1燃料噴射弁21a及び第2燃料噴射弁21bを設け、かつ、第1燃料噴射弁21aの下流側に第2燃料噴射弁21bを配置してある。
第1燃料噴射弁21aは、湾曲部15aの湾曲中心Cに近い側の壁面15a2を指向する第1燃料噴霧FS1を噴射し、この第1燃料噴霧FS1は、第2燃料噴射弁21bが噴射する第2燃料噴霧FS2に比べて貫徹力が強くなるように設定してある。
一方、第2燃料噴射弁21aによる第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第1燃料噴射弁21aが噴射する第1燃料噴霧よりも湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1寄りを指向する。より詳細には、第2燃料噴射弁21aによる第2燃料噴霧FS2の指向方向は、第2燃料噴霧FS2が第1燃料噴霧FS1に干渉することを十分に抑制することができ、かつ、吸気ポート15の湾曲部15aの湾曲中心Cから遠い側の壁面15a1などに対する燃料の付着を十分に抑制できる範囲内とする。
また、図8に示すように、1つの気筒に2つの吸気バルブ16a,16bを備え、これらの吸気バルブ16a,16bで開閉される2つの吸気ポート151,152が各気筒に設けられ、気筒毎の吸気ポート15が途中から2つの吸気ポート151,152に分岐する場合には、係る分岐部よりも上流側に、第1燃料噴射弁21a及び第2燃料噴射弁21bを配置する。
そして、第1燃料噴射弁21aからは、吸気ポート151,152それぞれに向かう2方向に第1燃料噴霧FS1を噴射させ、第2燃料噴射弁21bからは、吸気ポート151,152それぞれに向かう2方向に第2燃料噴霧FS2を噴射させる。
このように、第1燃料噴霧FS1を噴射する第1燃料噴射弁21aと、第2燃料噴霧FS2を噴射する第2燃料噴射弁21bとを個別に設ける場合、2本の燃料噴射弁21a,21bにおける噴射タイミング及び噴射パルス幅を相互に個別に設定できる。
従って、第1燃料噴射弁21aの噴射開始時期よりも、第2燃料噴射弁21bの噴射開始時期を遅らせることができ、例えば、第1燃料噴射弁21aの噴射開始時期を、排気行程中(吸気バルブ16の開弁前)に設定する一方、第2燃料噴射弁21bの噴射開始時期を吸気行程中(吸気バルブ16の開弁時若しくは開弁後)に設定することができる。
また、各燃料噴射弁21a,21bに出力する噴射パルス信号のパルス幅の設定によって、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量、及び、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量を任意に設定でき、係る噴射パルス幅の設定によって、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量を、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量よりも多くすることができる。
尚、第1燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量を、第2燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量よりも多くなるように設定し、同じ噴射パルス幅の噴射パルス信号を各燃料噴射弁21a,21bに出力しつつ、各燃料噴射弁21a,21bから噴射される燃料量が異なるようにすることができる。
また、第1燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量を、第2燃料噴射弁21aが単位時間だけ開弁したときに噴射する燃料量よりも多くなるように設定しつつ、更に、第1燃料噴射弁21aの噴射パルス幅を、第2燃料噴射弁21aの噴射パルス幅よりも長くして、第1燃料噴霧FS1として噴射される燃料量を、第2燃料噴霧FS2として噴射される燃料量よりも多くすることができる。
即ち、図7に示す燃料噴射装置では気筒毎に2本の燃料噴射弁21a,21bを備えることで、図1に示した気筒毎に1本の燃料噴射弁21を備える燃料噴射装置に比べて、第1燃料噴霧FS1及び第2燃料噴霧FS2の噴射タイミングや噴射量の設定自由度が高く、燃焼室13における燃料の均質度を更に向上させることが可能となる。
一方、図1に示した、気筒毎に1本の燃料噴射弁21を備える燃料噴射装置であれば、燃料噴射弁の使用本数を少なくできるため、燃料噴射装置のコストを抑制でき、かつ、燃焼室13における燃料の均質度を十分に高めることができる。
以上、好ましい実施形態を具体的に説明したが、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
例えば、図1及び図7に示した燃料噴射装置の双方において、機関温度(吸気ポート15の壁面温度)、機関負荷、機関回転速度(吸気流速)、燃料性状などの運転条件に応じて噴射タイミングを変更することができる。
また、図7に示した、気筒毎に2本の燃料噴射弁21a,21bを備える燃料噴射装置においては、機関温度(吸気ポート15の壁面温度)、機関負荷、機関回転速度(吸気流速)、燃料性状などの運転条件に応じて、2本の噴射弁(第1燃料噴霧FS1,第2燃料噴霧FS2)における燃料噴射量の分担比を変更することができる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)内燃機関の吸気ポート内に燃料を噴射するための燃料噴射弁であって、
前記燃料噴射弁の軸線と燃料噴霧の指向方向とがなす角度がθ1である第1燃料噴霧と、前記燃料噴射弁の軸線と燃料噴霧の指向方向とがなす角度が前記角度θ1よりも小さいθ2である第2燃料噴霧とを噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定される、燃料噴射弁。
上記発明によると、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面に付着することになる第1燃料噴霧と、吸気ポート内に浮遊することになる第2燃料噴霧を噴射させることができ、吸気の流れに乗せて燃料を燃焼室内に吸引させ、また、湾曲部の湾曲中心Cに近い側の壁面における液膜から気化した燃料を燃焼室内に吸引させることができる。
(ロ)吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置であって、
前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定され、
前記第2燃料噴霧が、複数の燃料噴霧の衝突によって形成される衝突噴霧であり、前記第1燃料噴霧が、非衝突噴霧である、内燃機関の燃料噴射装置。
上記発明によると、複数の燃料噴霧を衝突させることで、衝突させない場合に比べて貫通力が弱くなり、衝突噴霧である第2燃料噴霧よりも貫徹力が強い第1燃料噴霧を噴射させることができる。
(ハ)吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置であって、
前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射し、かつ、前記第1燃料噴霧の貫徹力が前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定され、
前記第2燃料噴霧が、燃料噴霧にスワールを付与したスワール噴霧である、内燃機関の燃料噴射装置。
上記発明によると、燃料噴霧にスワールを付与することで、貫徹力を弱い第2燃料噴霧とすることができる。
11…内燃機関(エンジン)、12…シリンダヘッド、13…燃焼室、14…ピストン、15…吸気ポート、15a…湾曲部、16…吸気バルブ、17…シリンダ、18…点火プラグ、19…排気バルブ、20…排気ポート、21…燃料噴射弁、30…エンジンコントロールユニット、31…エアフローセンサ、32…クランク角センサ、33…水温センサ

Claims (3)

  1. 吸気バルブと燃料噴射装置との間の吸気ポートに湾曲部が形成され、吸気ポート内に燃料を噴射する内燃機関の燃料噴射装置であって、
    前記吸気ポートの湾曲部の湾曲中心に近い側の壁面を指向する第1燃料噴霧を噴射する噴孔、及び、前記第1燃料噴霧よりも湾曲中心から遠い側の壁面寄りを指向する第2燃料噴霧を噴射する噴孔を備えた燃料噴射弁を前記吸気ポートに設けてなり、前記第1燃料噴霧の貫徹力前記第2燃料噴霧の貫徹力よりも高く設定した、内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記第2燃料噴霧が複数の燃料噴霧の衝突によって形成される衝突噴霧であり、前記第1燃料噴霧が燃料噴霧を衝突させずに形成される非衝突噴霧である、請求項1記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 前記第2燃料噴霧が燃料噴霧にスワールを付与したスワール噴霧である、請求項1記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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