JP5998716B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子が搭載された発光装置に関する。
従来より、発光素子を載置するパッド部とワイヤボンディング部とが凸状とされたリードフレームと、その周囲を高反射性の樹脂で充填することが開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このような発光装置では、樹脂から露出されたリードフレーム上に発光素子等の半導体素子が、接合部材を用いて接合されている。
特開2010−135718号公報 特表2011−517125号公報
近年、発光装置は更なる高信頼性が求められており、そのために発光素子を共晶接合する場合等、製造工程において高い温度(例えば300度)がかけられることがある。具体的には、樹脂とリードフレームからなるパッケージに発光素子を載置して加熱することで共晶接合されるが、この際の熱で樹脂材料からアウトガスが発生し、金属部分であるリードフレームに有機成分が付着して、その後に別の半導体素子(例えばツェナーダイオード等)を接合する際の接合強度が低下するという問題があった。
そこで本発明は、リードフレーム上に有機成分が付着したとしても半導体素子の接合強度が低下しない、信頼性の高い発光装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、上記課題は、次の手段により解決される。
本発明は、樹脂を含んでなる成形部材と、前記成形部材の内部に配置された1つ以上のリードフレームと、前記リードフレーム又は前記成形部材に載置された発光素子とを有する発光装置であって、前記リードフレームの少なくとも1つは凸部を有し、前記凸部の周囲は前記成形部材により囲まれ、かつ、前記凸部の上面は前記成形部材より露出されており、前記凸部の上面に樹脂を含んでなる接合部材を介して半導体素子が載置され、前記接合部材は前記リードフレーム及び前記成形部材に跨るように配置されていることを特徴とする発光装置である。
また、本発明は、前記凸部の上面の面積は、前記半導体素子の底面の面積の50〜150%であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記発光素子は共晶接合により前記リードフレームに接合されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記成形部材及び前記接合部材にエポキシ樹脂が含有されることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記半導体素子の下面に電極を有することを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記半導体素子は発光素子又は保護素子であることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記接合部材に導電性材料が含有されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記成形部材が凹部を有し、前記凸部の上面は前記凹部の底面において前記成形部材より露出されていることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記成形部材の表面と前記凸部の上面とが同一平面上にあることを特徴とする上記した発光装置である。
また、本発明は、前記凸部の上面が、前記成形部材の表面から突出していることを特徴とする上記した発光装置である。
本発明によれば、リードフレーム上に有機成分が付着したとしても半導体素子の接合強度が低下しない、信頼性の高い発光装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る発光装置100の斜視図である。 本発明の実施形態に係る発光装置100の平面図である。 図2のA−A断面を示す断面図である。 図2のB−B断面を示す断面図である。 発光装置100の成形部材及びリードフレームを示す平面図である。 発光装置100の底面と側面を示す斜視図である。
以下、本発明に係る発光装置の製造方法について、図面を参照しながら説明する。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については、原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
なお、以下の説明では必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る発光装置100の斜視図であり、図2は発光装置100の平面図であり、図3は図2のA−A断面を示す断面図であり、図4は図2のB−B断面を示す断面図である。また、図5は、図2に示す発光装置100のうち発光素子50とワイヤ42、保護素子60及び保護素子の接合部材62の記載を省略した平面図であり、すなわち発光装置100の成形部材10及び一対のリードフレーム20、22を示す。図6は、発光装置100の底面と側面を示す斜視図である
本発明の実施形態に係る発光装置100は、図1〜図6に示すように、樹脂を含んでなる成形部材10と、成形部材10の内部に配置された1つ以上のリードフレーム20及び22とを有している。本実施形態ではリードフレーム20、22の2つのリードフレームを有しており、図4に示すようにリードフレーム20の表面(上部)に形成された凸部20a及び20bに、それぞれ発光素子50が固定部材70より固定されており、図3に示すようにリードフレーム22の上面に形成された凸部22bに保護素子60が載置されている。
ここで、本実施形態においては、リードフレームの少なくとも1つであるリードフレーム22の表面に形成された凸部22aの上面に、半導体素子である保護素子60が接合部材62を介して載置されており、接合部材62はリードフレーム22及び成形部材10に跨るように配置されている。
このように成形部材10とリードフレーム22とに跨るように接合部材62を配置して半導体素子を接合することにより、リードフレーム上に有機成分が付着していたとしても、その周囲の成形部材と接合部材62との密着性が良いため、半導体素子がリードフレームから剥離することを抑制することができる。
本実施形態においては、半導体素子載置面において、凸部22aと成形部材10との境界がすべて接合部材62により被覆されるように配置される。これにより、凸部22aの外側全周を囲むように成形部材10と接合部材62が密着するため、より信頼性を高めることができる。なお、本実施形態では半導体素子を保護素子としたが、発光素子やコンデンサであってもよい。
以下、発光装置100の構成部材について詳述する。
(リードフレーム20)
リードフレーム20の表面には図5に示すように、4つの凸部(z方向の厚さが増加している部分)20a、20b、20c、20dが形成されており、それぞれの凸部の周囲は成形部材10により囲まれ、かつ、それぞれの凸部の上面は成形部材10より露出されている。成形材料10より露出している凸部20a及び20bの上面には、発光素子50が載置されている。すなわち、凸部20a及び20bの上面は、発光素子実装パターンとして機能する。
発光素子50は、Au−Sn合金等を用いた共晶接合で固定されることが好ましい。金属材料により発光素子を接合することで、樹脂材料で生じるような熱や光による変色劣化が生じないため、光出力の減少を抑制することができる。また、金属材料であることから発光素子から生じる熱の放熱性にも優れており、高温動作にも耐えうる発光装置とすることができる。
なお、発光素子の固定は共晶接合に限られず、例えば、エポキシ、シリコーン等の樹脂、銀、金、パラジウム等の導電性ペースト、低融点を有する金属等のろう材等の固定部材を用いることができる。
凸部20a、20b、20c、20dは、好ましくは、高さ(図2、図4のz方向)が、リードフレーム20の厚みの略半分もしくはそれよりも小さい。具体的には、リードフレームから突出されている部分の高さが0.2mm以下、さらには0.01mm〜0.1mmであることが好ましい。凸部上面の縦(図2、図4のx方向)及び凸部上面の横(図2、図4のy方向)は、上面に載置される発光素子50やワイヤ42等の接着に十分な面積となるように設定することが好ましい。発光素子50を載置する場合には、発光素子50の底面の面積が、凸部20a、20bそれぞれの面積に対して50%〜150%であることが好ましい。これによって、良好な放熱性と良好な発光素子実装性とを両立させることができる。ワイヤ42が接合される凸部20c及び20dの面積は、発光素子50が載置される凸部20a、20bのそれぞれの面積又はリードフレーム22側に載置される保護素子60が載置される凸部22aの面積と略同一か、それよりも小さくてもよい。
また、凸部20a、20b、20c、20dは、それぞれ最も近接する凸部(同じリードフレームの凸部)間の距離を、加工方法によるが、例えばエッチングを用いる場合であれば、0.1mm程度まで小さくすることができる。好ましくは0.1mm以上とする。
発光素子50が搭載される凸部の上面の形状は、図5に示すように、角が丸められた形状であってもよい。このような形状とすることで、発光素子50の固定部材との濡れ性を向上することができる。特に共晶接合等、金属を含む固定部材によって発光素子50を接合する場合に好ましい。
このような、発光素子の底面の大きさと凸部の上面の大きさの好ましい関係は、面積に代えて縦横の長さで規定することも可能である。具体的には、縦(図2、図4のx方向)及び横(図2、図4のy方向)とも、それぞれ凸部の上面の縦及び横に対してプラスマイナス0.1mmの範囲内であることが好ましい。この範囲内であれば、発光素子50の近傍において成形部材10の領域が大きくなり、高い反射率を維持できるからである。さらに、発光素子50の底面の大きさがこの範囲内であれば、所謂セルフアライメント効果を得ることができる。
発光素子50は、リードフレーム20と電気的に接続されている。好ましい接続形態の1つは、図示するように、凸部20cの上面と発光素子50とをワイヤで接続することである。なお、ワイヤ42は、電気伝導性を有する金属等の各種材料であってよい。好ましくは、金、銅、アルミニウム、または金合金、銀合金などからなる。
リードフレーム20の凸部20aと凸部20bとの間の隙間(凹部)は、図4に示されるように成形部材10で満たされており、隙間に存在する成形部材10は、隙間の上端で発光素子載置面と略同一面とされている。
通電することにより、発光素子50を発光させた際に生ずる発熱は、凸部20a、20bの上面を介してリードフレーム20内を伝導する。発光素子50の直下においてリードフレーム20の底面(下面)が成形部材10から露出していることで、効率的に放熱することができる。図4に示すように、発光素子50が載置された凸部20a及び20bは、発光素子50の載置面と対向する面(裏面)が、成形部材10から露出していることが好ましい。なお、図6に示すように、発光装置の側面及び/または底面において、成形部材10よりリードフレーム20を露出させることが好ましい。
なお、以上説明したとおり、発光素子50はリードフレームの凸部上面に載置されていることが好ましいが、リードフレームではなく、成形部材10に載置されていてもよい。つまり、図4及び図5に図示する凸部20a及び凸部20bが無くても良い。
(リードフレーム22)
発光装置100は、図示するようにリードフレーム(第2のリードフレーム)22を有している。図3に示すように、リードフレーム22もリードフレーム(第1のリードフレーム)20と同様に、成形部材10内に配置され、リードフレーム22の表面に凸部22a及び22bが形成されており、それぞれの凸部の周囲は成形部材10により囲まれ、かつ、それぞれの凸部の上面は成形部材10より露出されている。
凸部22aの上面には、半導体素子(本実施形態においては、保護素子60)が載置されている。すなわち、凸部22aの上面は、保護素子実装パターンとして機能する。また、凸部22bはリードフレーム20に形成された凸部20a上に載置された発光素子50の電極とワイヤによって接続されている。
保護素子60が載置された凸部22aの面積は、半導体素子(保護素子60)の底面の面積が、凸部22aの面積に対して50%〜150%であることが好ましい。また、縦(図2、図4のx方向)及び横(図2、図4のy方向)とも、それぞれ凸部の上面の縦及び横に対してプラスマイナス0.1mmの範囲内であることが好ましい。この範囲内とすることにより、接合部材62を凸部22aの上面と成形部材10とに跨るように塗布することが容易となる。
その他、凸部22a、22bの高さ及び凸部22aと22bとの距離、凸部上面の形状については、前述した凸部20a等と同様の構成を採用することができる。
リードフレーム22の凸部22aと凸部22bとの間の隙間(凹部)は、図3に示されるように成形部材10で満たされており、隙間に存在する成形部材10は、隙間の上端で保護素子載置面と略同一面とされている。
なお、リードフレーム22については、図6に示すように、発光装置の側面及び/または底面において、成形部材10よりリードフレーム22を露出させることが好ましい。
以上述べたように、本実施形態では、発光素子50の載置面とワイヤ42が接続される部分以外の部分は、極力リードフレーム20及び22の表面が露出されない構成とされている。これにより、アウトガスの影響を受け易いリードフレーム20及び22の露出を低減し、成形材料10の割合を増やすことができるため、リードフレームと別部材との密着性を向上させて発光装置の信頼性を向上させることができる。
また、反射率の低い金属フレームを用いる場合であっても、反射率の高い成形部材を用いることで、発光素子50からの光を効率よく反射させて外部に取り出すことが可能となり、発光効率の高い発光装置とすることができる。
リードフレーム20、22は例えば、鉄、リン青銅、銅合金、クラッド材等の電気良導体を用いて形成される。また、必要に応じて、例えば反射率向上を目的に銀、アルミニウム、銅及び金などの金属メッキをすることができる。
(接合部材62)
保護素子60を接合する接合部材62は、樹脂を含んでなる。これにより、樹脂を含んでなる成形部材との密着性を確保することが可能になる。具体的には、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、アクリル系樹脂や不飽和ポリエステルなどの樹脂などが好適に挙げられる。これらは、単独又は2種類以上混合して使用することもできる。また、金、銀、銅やカーボンなどの導電性材料を含有させることにより電気的接続をとることができる。
より密着性を向上させるために、成形部材10の材料と同じ材料を用いることが好ましい。例えば、成形部材10としてエポキシ樹脂を用いる場合には、接合部材62にもエポキシ樹脂を用いることが好ましい。
接合部材62は、凸部22aの全てを覆い、凸部22aの周囲の成形部材10にまで広がるように配置される。例えば、スタンピングやディスペンシングにより滴下して配置させることができる。
本実施形態においては、保護素子60は素子の上面及び底面に電極が形成されており、底面が導電性の接合部材62により接合されることで、凸部22aと電気的に接続されている。
(成形部材10)
成形部材10は、リードフレーム20及び22をその内部に配置させる部材であり、樹脂を含有して成る。透光性の樹脂に光反射性物質を高充填したものを使用することが好ましい。樹脂材料としては、熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂を用いるが熱硬化性樹脂を用いるのが好ましく、そのうち、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂からなる群から選択される少なくとも1種により形成することが好ましい。
成形部材10は、図1及び図5に示すように、底面14と側面16とを有する凹部を形成しており、底面14において凸部20a、20b、20c、20d、22a、22bが露出されている。
このようなリードフレームの凸部の突出は、例えば、リードフレーム20とリードフレーム22とを金型に配置し、トランスファーモールド法により、成形材料を流し込んで成形部材を形成する際に、凹部を形成する金型の部分に凸部20a等のそれぞれの上面を接触させることで容易に形成することができる。これにより、成形部材の表面(凹部の底面14)と前記凸部の上面とが同一平面上にあるように形成することができる。
なお、凸部の上面が、成形部材の表面(凹部の底面14)から突出するように形成してもよい。この場合には、金型形状を調整して凸部の上面が底面14よりも突出するように成形部材を形成してもよいし、同一平面上に露出された凸部の上面にめっき処理をすることにより、底面14よりも突出させてもよい。
めっき層は、例えば、銀、金、ニッケル、パラジウム、銅、錫等より選択される金属めっきまたはこれらを組み合わせた合金めっきより成る。好ましくは反射率の高い銀や、ワイヤと良好な密着性を有する金を選択する。めっき層は成形部材10を形成後、電解めっきにより形成することで、凸部の上面にのみ選択的に形成することができる。
成形部材10に形成される凹部は外上面側から見て、略円形形状、略楕円形状、略四角形形状、略多角形形状及びこれらの組み合わせなど種々の形状を採ることができる。凹部は開口方向に拡がる形状となっていることが好ましいが、筒状を含む他の形状であってもよい。
(発光素子50)
発光素子50としては、いわゆる発光ダイオードと呼ばれる素子が好適に用いられる。例えば、基板上に、InN、AlN、GaN、InGaN、AlGaN、InGaAlN等の窒化物半導体、III−V族化合物半導体、II−VI族化合物半導体等、種々の半導体によって、発光層を含む積層構造が形成されたものが挙げられる。
発光素子50は、フェイスアップ構造のものを使用することができる他、フェイスダウン構造のものも使用することができる。発光素子50の大きさは特に限定されない。また、発光素子50は、1つであっても良いし、複数個使用してもよい。複数使用する場合には、全て同種類のものでもよく、光の三原色となる赤・緑・青の発光色を示す異種類のものでもよい。
(保護素子60)
保護素子60は、通常、発光装置に搭載される公知のもののいずれでもよい。例えば、発光素子に印加される逆方向の電圧を短絡したり、発光素子の動作電圧より高い所定の電圧以上の順方向電圧を短絡したりさせることができる素子、つまり、過熱、過電圧、過電流、保護回路、静電保護素子等が挙げられる。具体的には、ツェナーダイオード、トランジスタのダイオード等が利用できる。
(封止部材18)
成形部材10により形成される凹部は、図3及び図4で図示されるように、好ましくは封止部材により満たされている。なお、説明をわかり易くするために、図1及び図2では封止部材は省略されている。
封止部材18の材質は、例えば熱可塑性樹脂、または熱硬化性樹脂である。熱硬化性樹脂のうち、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂からなる群から選択される少なくとも1種により形成することが好ましく、特にエポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂が好ましい。
封止部材18は、所定の機能を持たせるため、フィラー、拡散剤、顔料、蛍光物質、反射性物質からなる群から選択される少なくとも1種を混合することもできる。封止部材18中には拡散剤を含有させてもよい。具体的な拡散剤としては、チタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素等を好適に用いることができる。また、所望外の波長をカットする目的で、封止部材18に有機や無機の着色染料や着色顔料を含有させることができる。さらに、封止部材18は、発光素子50からの光を吸収し、波長変換する蛍光物質を含有させることもできる。
100 発光装置
10 成形部材
14 底面
16 側面
18 封止部材
20、22 リードフレーム
20a、20b、20c、20d、22a、22b 凸部
42 ワイヤ
50 発光素子
60 保護素子
62 (保護素子の)接合部材
70 (発光素子の)固定部材

Claims (11)

  1. 樹脂を含んでなる成形部材と、前記成形部材の内部に配置された1つ以上のリードフレームと、前記リードフレーム又は前記成形部材に載置された発光素子とを有する発光装置であって、
    前記リードフレームの少なくとも1つは凸部を有し、前記凸部の周囲は前記成形部材により囲まれ、かつ、前記凸部の上面は前記成形部材の表面と同一平面で前記成形部材より露出されており、
    前記凸部の上面に樹脂を含んでなる接合部材を介して半導体素子が載置され、前記接合部材は前記リードフレーム及び前記成形部材に跨って、かつ、前記凸部と前記成形部材との境界をすべて被覆して配置されていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記凸部の上面の面積は、前記半導体素子の底面の面積の50〜150%であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記発光素子は共晶接合により前記リードフレームに接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記成形部材及び前記接合部材にエポキシ樹脂が含有されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記半導体素子の下面に電極を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記半導体素子は発光素子又は保護素子であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記接合部材に導電性材料が含有されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記成形部材が凹部を有し、前記凸部の上面は前記凹部の底面において前記成形部材より露出されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の発光装置。
  9. 前記リードフレームは2つの凸部を有し、
    前記2つの凸部の隙間に形成される前記成形部材は、前記隙間の上端で前記半導体素子の載置面と略同一面となることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の発光装置。
  10. 前記凸部の上面の形状は、角が丸められた形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の発光装置。
  11. 前記リードフレームの底面は前記発光素子の直下において前記成形部材から露出していることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の発光装置。
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