JP5996123B2 - 積層体を含む吸収性物品及びその作製方法 - Google Patents

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Description

機械的締結具は、フック・アンド・ループ締結具とも呼ばれるものであり、数々の用途において解放可能な取り付けを提供するために有用である。例えば、機械的締結具は、着用可能な吸収性物品において、そのような物品を人体の周囲に締結するために広く使用される。典型的な構成では、おむつ又は失禁用衣類の後側腰部区域に取り付けられた締結タブ上のフックストリップ又はパッチを、例えば、前側腰部区域のループ状材料のランディング領域に締結することができるか、又はフックストリップ又はパッチを、前側腰部区域のおむつ又は失禁用衣類のバックシート(例えば、不織布バックシート)に締結することができる。吸収性物品は多くの場合、例えば、着用快適性を高めるために布のような感触を提供するために、織布又は不織布材を使用する。
締結タブは多くの場合、吸収性物品の後側腰部領域に取り付けられるメーカーの端部と、把持されることができ、吸収性物品の前側腰部領域に取り付けられる前に吸収性物品の縁部を越えて外に向かって延在するユーザーの端部と、を有する。メーカーの端部におけるタブの取り付けは、吸収性物品の利用及び着用時に加えられる力に耐えるように十分な強度がある必要があり、さもなければ、使用中に吸収性物品からタブが分離する場合もある。いわゆるY字状に結合された締結タブは、吸収性物品に強固に取り付けられることが企図される(例えば、米国特許番号第3,848,594号(Buell)を参照)。
場合によっては、締結タブは、接着剤で全体的にコーティングされた基材を含む。メーカーの端部における接着剤は、締結タブを吸収性物品の縁部に固定するために使用され、ユーザーの端部における接着剤は、フックストリップ又はパッチを締結タブに取り付けるために使用される。吸収性物品の縁部とフックストリップ又はパッチとの間で露出した接着剤は、例えば、吸収性物品がパッケージ内にある間、露出した接着剤と接触する吸収性物品の表面上でなど、剥離テープを用いて管理することができる。
本開示は、シャーシ及びシャーシの縁部に巻き付けられた積層体を含む吸収性物品を提供する。有利には、積層体は、シャーシに容易にしっかりと固定することができ、シャーシの縁部の少なくとも一部を強化することができ、垂れ下がりの問題を回避することができ、剥離テープがない場合に有利に使用されることができる。
一態様では、本開示はシャーシ及び積層体を含む吸収性物品を提供する。シャーシは、トップシート側と、バックシート側と、後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部と、を有する。積層体は、第1の面及び第2の面を有するキャリアと、キャリアの第1の面の一部にある締結パッチと、を含む。積層体は、キャリアの第2の面がシャーシのトップシート側及びバックシート側に接触するように、後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けられる。締結パッチは、シャーシのトップシート側で露出している複数の締結要素を含む。
別の態様において、本開示は、吸収性物品の作製方法を提供する。方法は、シャーシ及び積層体を準備する工程と、積層体を後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付ける工程と、積層体をシャーシに取り付ける工程と、を含む。シャーシは、トップシート側と、バックシート側と、後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部と、を有する。積層体は、第1の面及び第2の面を有するキャリアと、キャリアの第1の面の一部にある締結パッチを含む。積層体をシャーシに巻き付ける工程は、複数の締結要素がシャーシのトップシート側上に露出するように締結パッチを位置付けた状態で、キャリアの第2の面がシャーシのトップシート側及びバックシート側に接触するように実行される。一部の実施形態では、積層体は、第1の面及び第2の面を有するキャリアウェブのロール並びにキャリアウェブの第1の面上の締結ストリップから形成される。
本出願では、
「a」、「an」、及び「the」などの用語は、1つの実体のみを指すことを意図するものではなく、具体例を例示のために用いることができる一般部類を含む。用語「a」、「an」、及び「the」は、用語「少なくとも1つ」と同じ意味で使用される。
リストの前の語句「のうちの少なくとも1つを含む」は、リストの中の項目のいずれか1つ、及びリストの中の2つ以上の項目の任意の組み合わせを含むことを指す。リストの前の語句「少なくとも1つの」は、リストの中の項目のいずれか1つ、又はリストの中の2つ以上の項目の任意の組み合わせ指す。
本明細書において使用される用語「機械方向」(MD)は、本明細書で開示される吸収性物品の製造中における、連続ウェブの流れの方向を意味する。例えば、キャリアウェブ及び締結ストリップを備えるロールでは、機械方向はロールの長手方向に相当する。したがって、本明細書では、機械縦方向と長手方向という用語が互換的に使用される場合がある。本明細書で使用されるとき、用語「横断方向」(CD)は、機械方向に本質的に垂直である方向を意味する。本明細書で開示される積層体の一部がロールから切断されるとき、横断方向はロールの幅に相当する。
本開示では、用語「第1(の)」、「第2(の)」、及び「第3(の)」が使用される。特に明示されないかぎり、これらの語はその相対的な意味においてのみ使用されている点は理解されるであろう。これらの構成要素について単に実施形態の1つ以上を説明する便宜上、構成要素に「第1(の)」、「第2(の)」及び「第3(の)」という表記が適用される場合がある。
すべての数値範囲は、特に明記しない限り、その端点及び端点間の非整数値を含む。
本開示の様々な実施形態の以下の詳細な説明を、添付の図面と合せて考慮することで、本開示のより完全な理解が可能である。
本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品の一実施形態の概略斜視図である。 図1において線1a−1aで切断した断面図の例である。 図1に示される吸収性物品の斜視図であり、吸収性物品を人の腰の周りに締結し得る方法を示す。 本開示に従った吸収性物品に含まれる積層体の一実施形態の側面図である。 本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品の別の実施形態の縁部の概略平面図である。 本開示の方法に従った吸収性物品の作製に有用な積層体の実施形態の側面図である。
本開示に従った吸収性物品としては、例えばおむつ及び成人の失禁用物品が挙げられる。本開示に従った吸収性物品10及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品10の一実施形態の概略斜視図が図1に示される。吸収性物品10は、トップシート側22と、バックシート側24と、を有するシャーシ20を含む。シャーシ20はまた、後側腰部領域32から反対側の前側腰部領域34まで延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部26及び28も有する。吸収性物品10の長手方向は、後側腰部領域32と前側腰部領域34との間の延在する方向を指す。したがって、用語「長手方向」は、例えば、吸収性物品10が開放構成であるとき、吸収性物品10の長さを指す。
前側腰部領域34又は後側腰部領域32の少なくとも1つ、より典型的には後側腰部領域32は、少なくとも1つの積層体50を備える。積層体50は、図1aに示される断面図により明確に示される第1の面及び第2の面を有するキャリア52と、キャリア52の第1の面の一部にある締結パッチ54と、を含む。積層体50は、キャリア50の第2の面がシャーシ20のトップシート側22及びバックシート側24の両方に接触するように、後側腰部領域32内のシャーシ20の第1の長手方向縁部26に巻き付けられる。締結パッチ54は、締結要素55がシャーシ20のトップシート22側に露出するように位置付けられる。締結パッチ54は、シャーシ20の第1の長手方向縁部26を越えて延在しない。しかしながら、一部の実施形態では、締結パッチはシャーシ20の第1の長手方向縁部26を越えて延在する。
本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品において、トップシートは典型的には液体に対して透過性であり、着用者の皮膚に接触するように設計され、外向きのバックシートは、典型的には液体に対して不透過性である。典型的には、トップシートとバックシートとの間に入れられた吸収性コアが存在する。様々な材料が、本開示に従った吸収性物品内のトップシート、バックシート、及び吸収性コアに有用であり得る。トップシートに有用な材料の例として、孔あきプラスチックフィルム、織布、不織布ウェブ、多孔質発泡体、及び網状発泡体が挙げられる。一部の実施形態では、トップシートは不織布材である。好適な不織布材の例としては、ポリマーフィラメントを形成する繊維のスパンボンド若しくはメルトブローンウェブ(例えば、ポリオレフィン、ポリエステル、又はポリアミドフィラメント)、並びに天然ポリマー(例えば、レーヨン又は綿繊維)及び/又は合成ポリマー(例えばポリプロピレン若しくはポリエステル繊維)の結合カードウェブが挙げられる。不織布ウェブは界面活性剤で表面処理が施されてもよく、ないしは別の方法で処理されて、所望のレベルの湿潤性及び親水性を付与してもよい。バックシートは、外側カバーと呼ばれることもあり、ユーザーから最も遠い層である。バックシートは、吸収性コア内に含まれる身体の排出物が、着用者の衣類、寝具、又はおむつと接触する他の材料を濡らす又は汚すのを防ぐように機能する。バックシートは、熱可塑性フィルム(例えばポリ(エチレン)フィルム)にすることができる。より審美的に心地よい外観を提供するために、熱可塑性フィルムはエンボス加工されてもよく、及び/又はマット仕上げにされてもよい。バックシートとしてはまた、例えば、熱可塑性フィルムに積層された、又は熱可塑性フィルムがなくても所望の濃度の液不透過性を付与するように構成された若しくは処理されたなどの、織布又は不織布繊維ウェブを挙げることもできる。好適なバックシートとしてはまた、実質的に液体に対して不透過性である、蒸気又はガス透過性である微多孔性の「通気可能な」材料を挙げることもできる。好適な吸収性コアとして、液体(例えば、水性液体)を吸収し保持することができる、天然ポリマー、合成ポリマー、又は変性天然ポリマーが挙げられる。そのようなポリマーを、(例えば、物理的絡み合い、結晶性ドメイン、共有結合、イオン性錯体及び結合、水素結合など親水性の結合、及び疎水性の結合又はファンデルワース力によって)架橋して、それらを非水溶性であるが膨潤性であるようにすることができる。かかる吸収性材料は通常、液体を急速に吸収し、通常は開放せずにそれらを保持するように設計されている。本明細書に開示される吸収性物品に有用な好適な吸収性材料の例として、木材パルプ又は他のセルロース材料及び高吸水性ポリマー(SAP)が挙げられる。
図1に図示される実施形態など本明細書に開示される吸収性物品及び方法の一部の実施形態では、吸収性物品10は、後側腰部領域32内に積層体50を取り付ける耳部を有する。本開示の目的で、耳部は、シャーシ20の一部と見なされる。本開示に従った吸収性物品(例えば、失禁用物品及びおむつ)は、長方形、I字型形状、T字型形状、又は鼓形のような任意の所望の形状を有してもよい。吸収性物品はまた、各長手方向縁部に沿って積層体50を有する再締結可能なパンツ式おむつであってもよい。図1aに示される実施形態など一部の実施形態では、トップシート及びバックシートは互いに取り付けられ、第1及び第2の長手方向の対向する縁部26及び28まで全体を通してシャーシ20をともに形成する。つまり、トップシート及びバックシートはともに図1及び1aに示される耳部を形成する。一部の実施形態では、トップシート又はバックシートのうちの1つだけが第1及び第2の長手方向の対向する縁部26及び28まで延在する。他の実施形態では、シャーシは、例えば、耳部を形成するなど吸収性物品の製造中に少なくともトップシート、バックシート、及び吸収性コアのサンドイッチに取り付けられる別個のサイドパネルを含むことができる。サイドパネルは、トップシート若しくはバックシートと同じ材料で作製することができるか、又は異なる材料(例えば、異なる不織布)で作製してもよい。これらの実施形態では、サイドパネルはまたシャーシの一部も形成する。これらの実施形態のいずれにおいても、吸収性物品は、レッグカフを設けるために第1及び第2の長手方向側縁部26及び28の少なくとも一部に沿って弾性材料39を含んでもよい。
図1に図示される実施形態では、後側腰部領域32内のシャーシ20の第1の長手方向縁部26に巻き付けられた2つの積層体50、及び後側腰部領域32内のシャーシ20の第2の長手方向縁部28に巻き付けられた2つの積層体50が存在する。これは必要条件ではないが、吸収性物品10のサイズが比較的大きい場合(例えば、成人の失禁用物品において)、第1及び第2の長手方向縁部26及び28のそれぞれで2つの積層体を提供することは、有利になり得る。図示されていない一部の実施形態では、後側腰部領域32内のシャーシ20の第1の長手方向縁部26に巻き付けられた1つの積層体50及び後側腰部領域32内のシャーシ20の第2の長手方向縁部28に巻き付けられた1つの積層体50が存在する。
積層体をシャーシの長手方向縁部に巻き付けると、積層体に折り目が作製される。折り目とは、積層体の2つの部分がシャーシの両側に沿って互いに並んで位置するように積層体が折り返される位置を指す。ただし、この折り目はしわを寄せる必要がない。図1及び1aに図示される実施形態など本明細書に開示される吸収性物品及び方法の一部の実施形態では、折り目51がシャーシ20の第1の長手方向縁部26とぴったり重なるように、積層体50をシャーシ20に巻き付ける。この構成は以下に更に詳細に説明する理由のために有利であるが、必要条件ではない。シャーシ20の縁部と積層体50の折り目51との間に空間が存在する場合がある。例えば、積層体50の折り目51は、シャーシ20の縁部が5(一部の実施形態では、4、3、2、又は1)ミリメートル以内であってもよい。また、積層体の折り目51は、シャーシ20の縁部に対して所定の角度(例えば、最大45、30、20、又は10度の角度)であってもよい。
図1の10に示される吸収性物品を着用すると、後側腰部領域32は、図2に示されるように前側腰部領域34に重なり合い、これに係合するように、着用者の身体を包むことができる。この構成では、積層体50の締結パッチ54は、バックシートに面するため、図2では見ることができない。一部の実施形態では、締結パッチ54は、前側腰部領域34のバックシート上に配置された繊維性材料を含むターゲット領域(図示せず)に係合することができる。例えば、米国特許第5,389,416号(Modyら)、欧州特許第0,341,993号(Gormanら)、及び同第0,539,504号(Beckerら)に開示されるようなループテープを、ターゲット領域に適用して露出した繊維性材料を提供することができる。他の実施形態では、バックシートは、締結パッチ54と相互作用可能な織布又は不織布の繊維層を含む。そのようなバックシート24の例は、例えば、米国特許第6,190,758号(Stopper)及び同第6,075,179号(McCormackら)に開示されている。これらの実施形態では、積層体50の締結パッチ54は、有利には、バックシート上の任意の好適な位置と係合することができ、この位置は着用者のサイズ及び所望のフィット感によって決定することができる。
ここで図3を参照すると、積層体50は、第1の面52a及び第2の面52bを有するキャリア52を含む。キャリア52の第1の面52aの一部に取り付けられているのは締結パッチ54である。図示した実施形態では、キャリア52の第2の面52bは、接着剤の層60とともに提供される。キャリア52は、連続的であってもよい(すなわち、わずかな貫通孔もない)又は不連続であってよい(例えば、貫通穿孔又は孔を含む)。キャリアは、織布ウェブ、不織布ウェブ(例えば、スパンボンドウェブ、スパンレースウェブ、風成ウェブ、メルトブローンウェブ、及び固着カードウェブ)、テキスタイル、紙、プラスチックフィルム(例えば、単層又は多層フィルム、共押出フィルム、側方積層フィルム、又は発泡体層を含むフィルム)、及びそれらの組み合わせを含む、種々の好適な材料を含み得る。これらのいずれの材料も、キャリアがシャーシの第1の長手方向縁部に折り重なることができるように十分可撓性があるように選択され得る。一部の実施形態では、キャリアは、繊維性材料(例えば、織布、不織布、又はニット材料)である。一部の実施形態では、キャリアは、不織布を含む。キャリア又はウェブを指す時、用語「不織布」は、絡み合っているが、編布におけるように識別可能な方式ではない個々の繊維又は糸の構造を有することを意味する。不織布又はウェブは、メルトブローンプロセス、スパンボンドプロセス、スパンレースプロセス、及び固着カードウェブプロセスなどの種々のプロセスから形成され得る。一部の実施形態では、キャリアは、例えば、少なくとも1つのメルトブローン不織布の層、及び少なくとも1つのスパンボンド不織布の層、又は不織布材の任意の他の好適な組み合わせを有する、多層の不織布材を含む。例えば、キャリアは、スパンボンド−メルトボンド−スパンボンド、スパンボンド−スパンボンド、又はスパンボンド−スパンボンド−スパンボンドの多層材料であってもよい。あるいは、キャリアは、不織布層及び緻密フィルム層(例えば、熱可塑性フィルム層)を含む複合ウェブであってもよい。
有用なキャリアを提供することができる繊維性材料は、天然繊維(例えば、木製又は綿繊維)、合成繊維(例えば、熱可塑性繊維)、又は天然繊維及び合成繊維の混合から作製されてもよい。熱可塑性繊維を形成するための例示的材料には、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、ブチレンコポリマー、並びにこれらのポリマーのコポリマー及びブレンド)、ポリエステル、及びポリアミドが挙げられる。繊維は、例えば、ある熱可塑性材料のコアと、別の熱可塑性材料のシースとを有する、多成分繊維であってもよい。一部の実施形態では、キャリアの1つ以上の領域は、力が印加されるとき、少なくとも一方向に延伸し、力が除去された後にほぼ元の寸法に戻る、1つ以上の弾性的延伸性材料を含んでもよい。しかしながら、一部の実施形態では、締結パッチに結合したキャリアの少なくとも一部は、伸縮性がないか、又は、CDにおける伸びが最大10(一部の実施形態では、最大9、8、7、6、又は5)パーセントである。いくつかの実施形態では、キャリアは、伸張性であるが、非弾性であってもよい。換言すると、キャリアは、少なくとも5、10、15、20、25、30、40、又は50パーセントの伸びを有するが、実質的に伸びから回復しない(例えば、最大10又は5パーセントの回復)場合がある。好適な伸張性のキャリアとしては、不織布(例えば、スパンボンド、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド、又はカード不織材)を挙げることができる。いくつかの実施形態では、不織布は、高伸度カード不織材(例えば、HEC)であってもよい。
有用なキャリアは、特定の用途に望ましい任意の好適な坪量又は厚さを有し得る。繊維性キャリアについて、坪量は、例えば、1平方メートル当たり少なくとも約5、8、10、20、30、又は40グラムから、1平方メートル当たり最大約400、200、100又は50グラムまでの範囲であってもよい。キャリアの厚さは、最大で約5mm、約2mm、又は約1mmであり得、かつ/又は少なくとも約0.1、約0.2、又は約0.5mmであり得る。
再度図3を参照すると、キャリア52の第1の面52aの一部にある締結パッチ54は、通常裏材上に直立雄型締結要素55を有する。裏材及び雄型締結要素55は、通常一体(つまりユニットとして同時に形成される、単一構造)である。締結パッチは、通常少なくとも1つの熱可塑性材料から作製される。機械的締結具に対する好適な熱可塑性材料としては、ポリオレフィンホモポリマー、例えばポリエチレン及びポリプロピレン、エチレン、プロピレン及び/又はブチレンのコポリマー;エチレン、例えばエチレンビニルアセテート及びエチレンアクリル酸を含むコポリマー;ポリエステル、例えばポリ(エチレンテレフタレート)、ポリエチレンブチラート及びポリエチレンナフタレート;ポリアミド、例えばポリ(ヘキサメチレンアジポアミド);ポリウレタン;ポリカーボネート;ポリ(ビニルアルコール);ケトン、例えばポリエーテルエーテルケトン;ポリフェニレン硫化物;及びこれらの混合物が挙げられる。典型的には、熱可塑性樹脂は、ポリオレフィンである(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、エチレンコポリマー、プロピレンコポリマー、ブチレンコポリマー、並びにこれらの材料のコポリマー及びブレンド)。
裏材上の直立雄型締結要素は、例えば、ポストの逆の形状を有する空洞を備えた、連続的に移動する金型の表面に、熱可塑性材料を供給することによって作製され得る。熱可塑性材料を、ロールの少なくとも1つが空洞を有する2つのロールによって形成されたニップの間、又はダイ面とロール表面との間のニップの間を通過させることができる。空洞は、ループ係合ヘッドを有する末端保護されたポストの逆形状であり得るか、又はループ係合ヘッドのないポスト(例えば、雄型締結要素の先行体)の逆形状であってもよい。ニップから付与される圧力によって、樹脂を空洞に押し込む。いくつかの実施形態では、真空を使用して、空洞をより容易に充填するために空洞を空にすることができる。ニップは典型的には、間隙が十分に大きく、そのため、密着する裏材が空洞上に形成される。金型表面及び空洞は、一体に形成された裏材及び直立フック要素を金型表面からストリッパロールなどによって剥ぎ取る前に、任意に空冷又は水冷され得る。空洞を出るときに形成されたポストが、ループ係合ヘッドを有さない場合、ループ係合ヘッドは後に、米国特許第5,077,870号(Melbyeら)に記載されているようなキャッピング法によって、フックに形成されてもよい。典型的には、キャッピング法は、熱及び/又は圧力を使用してフック要素の先端部分を変形させることを含む。熱及び圧力は、両方使用される場合、順次又は同時に適用され得る。
好適なツールロールとしては、その周囲の周りに複数の柱形成用空洞を画定する一連のプレートから形成されているものが挙げられる。例えば、米国特許第4,775,310号(Fischer)に記載されているものである。空洞は、例えば、掘削又はフォトレジスト技法によってプレートに形成されてもよい。他の好適なツールロールとして、ワイヤーラップロールを挙げてもよい。これは、その製造方法とともに、例えば、米国特許第6,190,594号(Gormanら)に開示されている。直立ポストを有する熱可塑性裏材を形成するための別の例示的方法は、米国特許第7,214,334号(Jensら)に記載される、直立ポストの形状の型穴のアレイを画定する可撓性成形型ベルトを使用する工程を含む。直立柱を有する熱可塑性裏材を形成するための更に他の有用な方法は、米国特許第6,287,665号(Hammer)、同第7,198,743号(Tuma)、及び同第6,627,133号(Tuma)に見出すことができる。
直立雄型締結要素を備える熱可塑性裏材を形成するその他の方法は、例えば、米国特許第4,894,060号(Nestegard)に記載される異形押出である。典型的には、この方法では、熱可塑性樹脂フローストリームが、パターン形成ダイリップ(例えば、電子放電線機械加工により切断)に通されてダウンウェブ隆起部を有するウェブが形成される。次に、隆起部の延長線に沿って、間隔を空けた配置で隆起部を横方向に細断し、切断刃による小さな分離を有する直立締結要素が形成される。次に、延伸により、直立締結要素間の分離は増加する。
積層体の締結パッチ上の雄型締結要素は、通常張出し部を有するループ係合ヘッドを有する。本明細書で使用する用語「ループ係合」は、ループ状材料に機械的に取り付けられる雄型の締結要素の能力に関する。ループ係合ヘッドを備える好適な雄型締結要素は、任意の所望の形状を有することができる。例えば、雄型の締結要素は、形状が、マッシュルーム(例えば、円形又は楕円形頭部が、柄に対して大きくなっている)、フック、パームツリー、くぎ、T、又はJであってもよい。雄型の締結要素のループ係合可能性は、標準的な織布、不織布、又はニット材料を用いて判定及び規定されてもよい。ループ係合ヘッドを伴う雄型の締結要素の領域によって概ね、ループ状材料との組み合わせで、ループ係合ヘッドを伴わない柱の領域よりも高い剥離強度、高い動的剪断強度、又は高い動摩擦のうちの少なくとも1つが得られる。典型的に、ループ係合ヘッドを有する雄型の締結要素は、最大厚さ寸法(高さに垂直であるどちらの寸法も)が、最大で約1(いくつかの実施形態では、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、又は0.45)ミリメートルである。
積層体の締結パッチ上の雄型締結要素は、最大3mm、1.5mm、1mm、又は0.5mmの種々の有用な最大高さ(裏材より上)を有することができ、一部の実施形態では、少なくとも0.05mm、0.1mm、又は0.2mmの最小高さを有することができる。直立ポストは、少なくとも約2:1、3:1、又は4:1などの多様な縦横比(つまり、最も幅が広い点での高さと幅との比)を有する。有利には、直立締結要素の多様な密度は有用であり得る。例えば、雄型締結要素は、1平方センチメートル(cm)当たり少なくとも248(1平方インチ(in)当たり1600)及び最大約1500/cm(10000/in)、1240/cm(8000/in)、又は852/cm(5500/in)の密度を有する。例えば、雄型締結要素の密度は、271/cm(1750/in)〜約852/cm(5500/in)又は248/cm(1600/in)〜542/cm(3500/in)の範囲であり得る。雄型締結要素の間隔は、均一である必要はない。
本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品に含まれる積層体では、例えば、図3に示されるように締結パッチ54は、キャリア52の第1の面の一部の上にある。締結パッチ54は、例えば、ラミネーション(例えば、押し出しラミネーション)、接着剤(例えば、感圧性接着剤、ホットメルト接着剤、又は構造用接着剤)、又は他の結合方法(例えば、超音波接着、熱接着、圧着、又は表面結合)によって、キャリア52に接合され得る。
一部の実施形態では、締結パッチは、表面結合又はロフト保持結合技術を用いてキャリアに接合される。用語「表面結合」は、繊維性材料の結合を指すとき、繊維の少なくとも一部の繊維表面の部分が、裏材の表面の元の(結合前の)形状を実質的に維持しし、表面結合領域内で露出した状態で裏材の表面の少なくともいくつかの部分を実質的に維持するような方法で、雄型締結要素に対向する側で締結パッチの裏材に溶解結合されることを意味する。定量的に、表面結合された繊維は、表面結合された繊維の表面積の少なくとも約65%が、繊維の結合部分の裏材表面の上に見えるという点で、埋め込まれた繊維と区別され得る。複数の角度からの検査は、繊維の表面積の全体を可視化するために必須であり得る。用語「ロフト保持結合」は、繊維性材料の結合を指すとき、結合された繊維材料が、結合プロセスに先立って、又は結合プロセスがない場合、材料によって呈されるロフトの少なくとも80%である、ロフトを含むことを意味する。本明細書では、繊維材料のロフトは、ウェブによって占有される全体積(繊維、並びに、繊維によって占有されない材料の隙間間隔を含む)と繊維の材料のみによって占有される体積との比である。繊維ウェブの一部のみが、そこに結合される裏材の表面を有する場合、保持されたロフトは、結合領域の繊維ウェブのロフトを、非結合領域のウェブのロフトと比較することによって容易に確認することができる。場合によって、接合後のウェブのロフトを、接合前の同一ウェブサンプルのロフトと比較することが簡便であり得る。こうした実施形態のいくつかでは、締結パッチを繊維性キャリアに接合する工程は、加熱ガス状流体(例えば、周囲空気、除湿空気、窒素、不活性ガス、又は他のガス混合)を、繊維ウェブキャリアが移動している間に繊維ウェブキャリアの第1の表面の上に衝突させる工程と、加熱流体を、連続ウェブが移動している間に裏材の第2の表面の上に衝突させる工程であって、第2の表面が雄型締結要素の反対側である工程と、繊維ウェブの第1の表面が裏材の第2の表面に溶融結合(例えば、表面結合、又はロフト保持結合による結合)されるように、繊維ウェブの第1の表面を裏材の第2の表面と接触させる工程と、を含む。加熱したガス状流体を繊維性ウェブの第1の表面の上に衝突させること、及び加熱したガス状流体を裏材の第2の表面上に衝突させることは、連続的又は同時に実行されてもよい。連続ウェブを繊維性キャリアウェブに加熱したガス状流体を用いて接着するための更なる方法及び装置は、米国特許出願公開第2011/0151171号(Bieglerら)及び同第2011/0147475号(Bieglerら)に見出すことができる。
図4に示されるように積層体を組み込んだ実施形態など、本開示に従った吸収性物品又は本開示に従った吸収性物品を作製する方法の実施形態のいずれにおいても、締結パッチは開口部57を含んでもよい。図4は、吸収性物品の第1の長手方向縁部26に巻き付けられた積層体50aの拡大図を示す。締結パッチ54a内の開口部57は、多角形のような幾何学的形状の繰り返しパターンの形態であってもよい。多角形は、例えば、六角形又は平行四辺形若しくは菱形などの四辺形であってもよい。開口部57は、打ち抜きを含む任意の好適な方法によって、締結パッチ54a内に形成されてもよい。一部の実施形態では、開口部は、裏材内でそこなわれていないブリッジ領域58で互いに結合した複数のストランド56を形成するために締結パッチ54aの熱可塑性裏材にスリットを付ける工程、及び少なくともいくつかのブリッジ領域58間で少なくともいくつかの複数のストランド56を分離する工程によって、形成されてもよい。ブリッジ領域58は、裏材が切り裂かれていない領域であり、ブリッジ領域の少なくとも一部は、スリットと同一直線状にあると考えることができる。裏材のそこなわれていないブリッジ領域58は、スリット加工の方向(例えば、機械方向)に並んだ一連の離間したスリット部分にスリットを分割する働きをし、これは断続スリットと呼ばれることがある。一部の実施形態では、少なくともいくつかの隣接した断続スリットについて、離間したスリット部分は、スリット加工の方向(例えば、機械横方向)に対して横の方向に互い違いである。必要条件ではないが、断続スリットは、雄型締結要素55の隣接する列のいくつかの対の間で裏材に切り込まれてもよい。一部の実施形態では、曲線が使用されてもよく、そうすることにより、伸展後の開口部を三日月形にすることができる。幾何学的形状の開口部は複数の繰り返しパターンで存在してもよい。開口部は、所望通りに、均等に離間されてもよく、又は不均等に離間されてもよい。開口部が均等に配置されている場合、開口部間の間隔は、最大で10、5、2.5、又は1パーセント異なる場合がある。機械的締結具における開口部の提供の詳細は、米国特許出願公開第2012/0204383号(Woodら)に見ることができる。一部の実施形態では、締結パッチは、開口部を作製するためにストランドを別々に広げることなく、裏材内でそこなわれていないブリッジ領域58で互いに結合した複数のストランド56を含むことができる。断続スリットは、吸収性物品の長手方向又は横断方向のどちらにでも作製されてよい。そのようなスリットは、剥離性能を高める締結パッチの可撓性を改善することができる。機械的締結具における断続スリットの提供の詳細は、米国特許出願公開第2011/0313389号(Woodら)に見ることができる。
積層体は、複数の締結パッチを含むことができる。一部の実施形態では、積層体は、キャリアの第1の面の第2部分上に第2の締結パッチを含む。第2の締結パッチ及び第1の締結パッチは、当接してもよいか、通常各締結パッチの長さより小さい距離だけ(つまり、キャリアの最長の寸法の方向に)離れていてもよい。第1及び第2の締結パッチは、長さ又は幅の寸法のいずれかにおいて同じサイズ又は異なるサイズであってもよい。2つの締結パッチの好適な構成の実施例は、国際公開第2011/163020号(Hauschildtら)に説明される。
図4に図示した実施形態など締結パッチが開口部57(例えば、菱形又は六角形の形状の開口部)を含む一部の実施形態では、キャリア52は開口部を含まない。一部の実施形態では、締結パッチ54aは、積層体50aを形成するためにキャリア52に接着剤で結合され、接着剤は開口部57において露出する。一部の実施形態では、接着剤は、感圧性接着剤である。しかしながら、他の実施形態では、感圧性接着剤は開口部において露出しない。
本開示に従った吸収性物品又は本開示に従った方法によって作製された吸収性物品に含まれる積層体50の実施形態のいずれかにおいて、締結パッチ54は、キャリア52の第1の面の一部に位置する。その部分は、全体以外のキャリアの任意の部品を含むことができる。その部分は、図3に示されるようにキャリア52の縁部52cを含んでもよい。あるいは、締結パッチは、図5に示されるようにキャリアの縁部から位置をずらしてもよい。図3に示されるように、締結パッチは、通常、キャリアの他方の52dよりも一方の端部52cに近く位置付けられ、締結パッチを含む端部52cの反対側のキャリアの端部52dは、シャーシの縁部に巻き付けられるため、図2に示されるように締結パッチとしてシャーシの反対側にある。締結パッチは、キャリアの最長の寸法であるキャリアの長さの最大4/5又は2/3の長さを有してもよい。締結パッチは、キャリアの長さの少なくとも1/4又は1/3の長さを有してもよい。幅方向では、締結パッチは、キャリアと同じサイズであってもよいか、締結パッチは、キャリアより小さい幅であってもよい。一部の実施形態では、締結パッチの幅は、キャリアの幅の少なくとも1/2又は3/4である。
キャリアのサイズ及び積層体のサイズは、所望のサイズの吸収性物品に好適であるようにしてもよい。一部の実施形態では、例えば、積層体が成人の失禁用物品に有用であるとき、キャリアは、50ミリメートル〜80ミリメートルの範囲の長さと、15ミリメートル〜40ミリメートルの範囲の幅と、を有する。こうした実施形態のいくつかでは、キャリアは、55ミリメートル〜70ミリメートルの範囲の長さと、25ミリメートル〜30ミリメートルの範囲の幅と、を有する。一部の実施形態では、積層体が赤ちゃんのおむつに有用であるとき、キャリアは、25ミリメートル〜60ミリメートルの範囲の長さと、10ミリメートル〜30ミリメートルの範囲の幅と、を有する。
本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品では、積層体はシャーシに取り付けられる。再度図1aを参照すると、積層体50は、任意の好適な方法を用いてシャーシ20に取り付けられてもよい。例えば、接着剤(例えば、感圧性接着剤、ホットメルト接着剤、又は構造用接着剤)、非接着剤結合(例えば、超音波接着、熱接着、圧着、又は上記の表面結合)、又はこれらの方法の任意の組み合わせは、有用であり得る。図1aでは、積層体50は、シャーシ20に接着剤60を用いて取り付けられる。
本開示に従った吸収性物品を作製する方法については、簡便に、トップシートとバックシートとの間に入れられた吸収性コアを含む複数のシャーシの連続ウェブを提供することが有用であり得る。連続ウェブの中でシャーシは、図1に関連して上記のように任意の形状又は構成体を有してもよい。一部の実施形態では、積層体はまた、連続ウェブとしても提供される。例えば、積層体を、第1の面及び第2の面を有するキャリアウェブのロール並びにキャリアウェブの第1の面上の締結ストリップから形成されることができる。キャリアウェブ及び締結ストリップをそれぞれキャリア及び締結パッチ用の上記の材料のいずれかから作製することができる。ロールは、複数の積層体を提供するために繰り出し可能である。一部の実施形態では、ロールは、締結ストリップ及びキャリアウェブ又は複数の個々の積層体をロールから分離できるようにする他の脆弱線(例えば、部分的な深さの切れ込み、又はキャリアウェブ及び/若しくは締結ストリップの薄肉部)の厚さを通る穿孔を含む。そのような脆弱線は、ロールの横断方向であってもよい。他の実施形態では、方法は、複数の積層体を提供するために繰り出した後、ロールにスリットを入れる工程を更に含む。
一部の実施形態では、積層体の提供に有用なロール又は連続ウェブは、キャリアウェブの第1の面が締結ストリップの両側で露出するようにキャリアウェブの中央部分に設けられる締結ストリップを含む。そのようなロールの断面図又は側面図が図5に示される。締結ストリップ540は、積層体ロール500の中央部分に示される。キャリアウェブは、締結ストリップの両側の520a及び520bで露出する。個々の積層体をロールから分離できるようにし得る、上記のような横断方向の脆弱線に加えて、積層体ロール500は、ロールの中央部分内の線525によって表される脆弱線を含むことができる。したがって、積層体ロール500を「ツーアップ」ロールと見なしてもよい。シャーシの第1及び第2の対向する長手方向縁部両方に沿った取り付け用の積層体を、この実施形態では同一の積層体ロール500から提供することができる。「ツーアップ」ロールの他の構成もまた可能である。
多くの実施形態において、積層体を提供するのに有用なロール又は連続ウェブは、露出した接着剤を含まない。したがってロールを、水平又は遊星式(planetary fashion)に巻いて安定的に保管することができる。積層体の連続ウェブを所望により飾ることもできる。
有利には、本開示に従った吸収性物品に有用な積層体は、従来のおむつ(又は失禁用物品)製造設備で処理することができる。例えば、積層体は、1つ以上の真空ホイールアプリケータによって複数のシャーシの連続ウェブに提供され、給送される。積層体ロールは、鋭角ナイフ及びアンビルを用いて切断することができる。また、積層体ロールが窓用ナイフを通って押し出され、回転フライナイフによりシャー切断される場合、パドルホイール装置を使用することができる。吸収性物品の従来の製造設備は、超音波又は熱接着装置に加えてインライン接着機能を更に含み、そのいずれも、単独又は組み合わせで、積層体をシャーシに取り付けるために有用であり得る。吸収性物品の製造現場において、図3に示されるように接着剤60をキャリア52の第2の面に塗布することができ、次に積層体をシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けて取り付けることができる。接着剤60は、キャリア52の端部52c及び52dまで延在するように示されているが、これは必要条件ではない。吸収性物品内の接着剤の露出をすべて避けるために接着剤60が端部52a及び52bまで全体に延在しないように、キャリア52上に接着剤60をコーティングすることは有利になり得る。
本明細書に開示される吸収性物品を作製する方法の他の実施形態では、積層体をロール形態又は個々の積層体形態のどちらでも、キャリア52の第2の面52bを接着剤でコーティングして提供してもよい。これらの実施形態では、積層体は剥離ライナーを含んでもよく、これはシャーシに積層体を取り付けるために除去されてもよい。この実施形態ではまた、接着剤はキャリアの端部52c及び52dまで延在する必要もない。
本開示に従った吸収性物品及び/又は本開示の方法に従って作製された吸収性物品は、種々の点において吸収性物品のシャーシの長手方向縁部の外側に位置する締結パッチを備えた締結タブを有する吸収性物品に勝る。例えば、積層体の折り目がシャーシの長手方向縁部とぴったり重なる又はシャーシ20の縁部の5(一部の実施形態では、4、3、2、又は1)ミリメートル以内である実施形態では、本開示に従った吸収性物品は、製造又は包装中に開き得る締結タブを有する吸収性物品で発生することがある垂れ下がりの問題を有さない。また、本明細書で説明した吸収性物品は通常、ほとんどの実施形態においてキャリア上に露出した接着剤が存在しないため、剥離テープを必要としない。剥離テープの除去は、吸収性物品におけるコストを低減し、腰部領域における剛性を低減することができ、着用者の快適性を改善し、赤く跡が付くのを低減することができる。シャーシの縁部に巻き付けられた積層体のキャリアは、特にシャーシの長手方向縁部における材料が非常に薄い実施形態でシャーシの縁部部分に強度を提供することができる。更に、本開示に従った吸収性物品及び/又は本明細書に開示された方法に従って作製された吸収性物品は、通常折り畳まれて、着用者が使用前に開く必要がある締結タブを有さないため、吸収性物品は、容易に開いて身体のまわりに締結できる。
また、本開示に従った吸収性物品を作製する方法は、締結パッチがおむつのシャーシ、例えば、トップシート側に直接取り付けられる方法に勝る。吸収性物品の製造の間、複数のおむつのシャーシのウェブは、通常張力を受けた状態で保持される。ウェブが張力を受けた状態で、締結パッチがウェブに取り付けられた場合、締結パッチはおむつのシャーシのウェブが切断されて張力が解放されると、湾曲することがある。本開示に従った方法では、シャーシの両側のキャリアは、そのような湾曲を防ぐことができる。更に、トップシートへの締結パッチの直接載置は、締結パッチがバックシート側からではなく、トップシート側から付けられるため、製品製造ライン上の装置の再構成が必要になる。本開示に従った方法では、積層体を、現在の製造プロセスのようにそのままバックシート側に付けて、次にシャーシの縁部に巻き付ける。
本開示の一部の実施形態
第1の実施形態では、本開示は、
トップシート側、バックシート側、並びに後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部を有する、シャーシと、
第1の面及び第2の面を有するキャリア並びにキャリアの第1の面の一部にある締結パッチを備える、積層体と、を備え、
キャリアの第2の面がシャーシのトップシート側及びバックシート側に接触するように、積層体が後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けられ、締結パッチがシャーシのトップシート側に露出する複数の締結要素を備える、吸収性物品を提供する。
第2の実施形態では、本開示は、キャリアの第2の面がシャーシに接着剤で取り付けられる、第1の実施形態に記載の吸収性物品を提供する。
第3の実施形態では、本開示は、キャリアの第2の面がシャーシに非接着性結合される、第1又は第2に記載の実施形態の吸収性物品を提供する。
第4の実施形態では、本開示は、キャリアが不織布を含む、第1〜第3の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第5の実施形態では、本開示は、締結パッチが開口部を含む、第1〜第4の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第6の実施形態では、本開示は、締結パッチが菱形又は六角形の形状の開口部を含む、第1〜第5の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第7の実施形態では、本開示は、締結パッチがそこを通る少なくとも1つのスリットを含み、そのスリットが締結パッチ内のスリットのないブリッジ領域によって断続される、第1〜第4の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第8の実施形態では、本開示は、積層体がキャリアの第1の面の第2の部分上に第2の締結パッチを備える、第1〜第7の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第9の実施形態では、本開示は、キャリアが50ミリメートル〜80ミリメートルの範囲の長さと、15ミリメートル〜40ミリメートルの範囲の幅と、を有する、第1〜第8の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第10の実施形態では、本開示は、後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けられた2つの積層体が存在する、第1〜第9の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第11の実施形態では、本開示は、後側腰部領域内のシャーシの第2の長手方向縁部に巻き付けられた2つの積層体が存在する、第10の実施形態に記載の吸収性物品を提供する。
第12の実施形態では、本開示は、吸収性物品が成人の失禁用物品である、第1〜第11の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第13の実施形態では、本開示は、積層体がシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けられるキャリア内で形成された折り目が、第1の長手方向縁部とぴったり重なる、第1〜第12の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第14の実施形態では、本開示は、締結パッチがシャーシの第1の長手方向縁部を越えて延在しない、第1〜第13の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第15の実施形態では、本開示は、締結パッチがシャーシの第1の長手方向縁部を越えて延在する、第1〜第13の実施形態のいずれか1つに記載の吸収性物品を提供する。
第16の実施形態では、本開示は、吸収性物品を作製する方法であって、
トップシート側、バックシート側、並びに後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部を有するシャーシを準備する工程と、
第1の面及び第2の面を有するキャリア並びにキャリアの第1の面の一部にある締結パッチを備える積層体を準備する工程と、
複数の締結要素がシャーシのトップシート側に露出するように締結パッチを位置付けた状態で、キャリアの第2の面がシャーシのトップシート側及びバックシート側に接触するように、積層体を後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付ける工程と、
積層体をシャーシに取り付ける工程と、を含む方法を提供する。
第17の実施形態では、本開示は、積層体が第1の面及び第2の面を有するキャリアウェブのロール並びにキャリアウェブの第1の面にある締結ストリップから形成される、第16の実施形態に記載の方法を提供する。
第18の実施形態では、本開示は、複数の積層体を提供するためにロールにスリットを付ける工程を更に含む、第17の実施形態に記載の方法を提供する。
第19の実施形態では、本開示は、ロールがキャリアウェブ及び締結ストリップを通る脆弱線を含み、脆弱線が複数の積層体を結合する、第17の実施形態に記載の方法を提供する。
第20の実施形態では、本開示は、キャリアウェブの第1の面が締結ストリップの両側に露出するように、締結ストリップがキャリアウェブの中央部分に設けられる、第17の実施形態に記載の方法を提供する。
第21の実施形態では、本開示は、複数の積層体を提供するために中央部分を通って横断方向に、ロールにスリットを付ける工程を更に含む、第20の実施形態に記載の方法を提供する。
第22の実施形態では、本開示は、ロールが、キャリアウェブ及び中央部分内の締結ストリップを通りかつ横断方向である脆弱線を含み、脆弱線が複数の積層体を結合する、第20の実施形態に記載の方法を提供する。
第23の実施形態では、本開示は、ロールが遊星式の巻き取りロールである、第17〜第22の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第24の実施形態では、本開示は、ロールが水平巻き取りロールである、第17〜第22の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第25の実施形態では、本開示は、締結ストリップが開口部の模様を含む、第17〜第24の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第26の実施形態では、本開示は、開口部が菱形又は六角形の形状の開口部である、第25の実施形態に記載の方法を提供する。
第27の実施形態では、本開示は、締結ストリップは、そこを通る少なくとも1つのスリットを備え、そのスリットは、締結ストリップ内のスリットのないブリッジ領域によって断続されて、締結ストリップをそこなわずに残す、第17〜第24の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第28の実施形態では、本開示は、ロールが、キャリアウェブの第1の面上の第2の締結ストリップを備える、第17〜第27の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第29の実施形態では、本開示は、取り付ける工程が、キャリアの第2の面のシャーシへの接着を含む、第16〜第28の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第30の実施形態では、本開示は、取り付ける工程が、キャリアの第2の面のシャーシへの非接着性結合を含む、第16〜第29の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第31の実施形態では、本開示は、キャリアウェブが不織布を含む、第16〜第30の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第32の実施形態では、本開示は、第2の積層体を後側腰部領域内のシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付ける工程と、第2の積層体をシャーシに取り付ける工程と、を更に含む、第16〜第31の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第33の実施形態では、本開示は、第3及び第4の積層体を後側腰部領域内のシャーシの第2の長手方向縁部に巻き付ける工程と、第3及び第4の積層体をシャーシに取り付ける工程と、を更に含む、第32の実施形態に記載の方法を提供する。
第34の実施形態では、本開示は、吸収性物品が成人の失禁用物品である、第16〜第33の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第35の実施形態では、本開示は、積層体がシャーシの第1の長手方向縁部に巻き付けられるキャリア内で形成された折り目が、第1の長手方向縁部とぴったり重なる、第16〜第34の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第36の実施形態では、本開示は、締結パッチがシャーシの第1の長手方向縁部を越えて延在しない、第16〜第35の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
第37の実施形態では、本開示は、締結パッチはシャーシの第1の長手方向縁部を越えて延在する、第16〜第35の実施形態のいずれか1つに記載の方法を提供する。
本発明は、本明細書で以上に述べた例示の実施形態に不当に限定されるべきではないと理解されるべきである。

Claims (11)

  1. トップシート側、バックシート側、並びに後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部を有する、シャーシと、
    第1の面及び第2の面を有するキャリア並びに該キャリアの前記第1の面の一部にある締結パッチを備える、積層体と、を備え、
    前記トップシート側の一部と前記バックシート側の一部が前記第1の長手方向縁部を規定し、
    前記キャリアの前記第2の面が前記シャーシの前記トップシート側及び前記バックシート側に接触して前記トップシート側の前記一部と前記バックシート側の前記一部とを挟むように、前記積層体が前記後側腰部領域内の前記シャーシの前記第1の長手方向縁部に巻き付けられ、前記締結パッチが前記シャーシの前記トップシート側に露出する複数の締結要素を備える、吸収性物品。
  2. 前記吸収性物品が成人の失禁用物品である、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記キャリアが不織布を含む、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記締結パッチが、菱形又は六角形の形状の開口部を含むか、前記締結パッチがそこを通る少なくとも1つのスリットを含み、該スリットが、前記締結パッチ内のスリットのないブリッジ領域によって断続される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記積層体が、前記キャリアの前記第1の面の第2の部分に第2の締結パッチを備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記締結パッチが、前記シャーシの前記第1の長手方向縁部を越えて延在しない、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 前記締結パッチが、前記シャーシの前記第1の長手方向縁部を越えて延在する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記後側腰部領域内の前記シャーシの前記第1の長手方向縁部に巻き付けられた2つの前記積層体が存在し、前記後側腰部領域内の前記シャーシの前記第2の長手方向縁部に巻き付けられた2つの前記積層体が存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記キャリアの前記第2の面が、前記シャーシに接着剤で取り付けられる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. 前記キャリアの前記第2の面が、前記シャーシに非接着性結合される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の吸収性物品を作製する方法であって、
    トップシート側、バックシート側、並びに後側腰部領域から反対側の前側腰部領域へと延在する第1及び第2の対向する長手方向縁部を有する前記シャーシを準備する工程と、
    第1の面及び第2の面を有する前記キャリア並びに前記キャリアの前記第1の面の一部にある前記締結パッチを備える前記積層体を準備する工程と、
    前記複数の締結要素が前記シャーシの前記トップシート側に露出するように前記締結パッチを位置付けた状態で、前記キャリアの前記第2の面が前記シャーシの前記トップシート側及び前記バックシート側に接触するように、前記積層体を前記後側腰部領域内の前記シャーシの前記第1の長手方向縁部に巻き付ける工程と、
    前記積層体を前記シャーシに取り付ける工程と、を含む方法。
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