JP5995585B2 - 運動装置 - Google Patents

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本発明は、空気圧差を利用した運動装置に関するものである。
従来、空気圧差を利用した運動装置は、主として、トレーニング装置、あるいは、下肢部の筋力低下者や麻痺患者等に対する歩行訓練用のリハビリ装置として使用されてきた。このような運動装置は、特許文献1に示されるように、トレッドミル等の運動器具と、運動器具を覆い、使用者が出入可能な開口部を有するチャンバと、使用者とチャンバの開口部との間に配置され、チャンバ内を気密にするシール部材と、チャンバ内の圧力を調整する圧力調整装置とで構成されている。使用者は、開口部からチャンバ内に入り、チャンバの開口部に取り付けられたシール部材を腰部に装着することでチャンバ内を気密にした後、チャンバ内を高圧にする。これにより、チャンバ内外に圧力差が生じて、使用者の身体に上向きの力が働き、使用者の脚部に掛かる使用者自身の体重の負荷が軽減される。その結果、着地衝撃や床面蹴り出しに必要な力を適度に減少することができ、関節などへの負担を低減した歩行や走行トレーニングが可能になっている。
米国特許第5133339号
しかしながら、特許文献1に示されるシール部材はチャンバの開口部に直接取り付けられているため、運動装置を使用する際に、使用者がシール部材を着脱することが困難であるという問題が生じていた。また、シール部材を介してチャンバが使用者の腰部にまとわり付くため、使用者が運動を行いにくいという問題が生じていた。さらに、シール部材がチャンバの開口部に直接取り付けられていると、シール部材が使用者の動きに順応しないため、使用者の動きに応じてシール部材と使用者との間に隙間ができて、チャンバ内を十分に気密にできないという問題が生じていた。また、シール部材の中で使用者と密着し、使用者の汗が最も付着する部分がシール部材と一体になってチャンバの開口部に取り付けられているため、その密着部分を容易に洗濯できず、衛生上の問題が生じていた。これらは、運動装置を激しい運動を伴うトレーニング装置として使用する場合に、特に顕著に問題となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、チャンバ内の気密性が保たれ且つ使用者が容易に着脱できるとともに、衛生的なシール部材を備える運動装置を提供する。
本発明に係る運動装置は、使用者が出入可能な開口部を備えるチャンバと、前記チャンバの前記開口部を気密に閉じるシール部材と、前記チャンバ内を加圧する圧力調整装置と、前記チャンバに収容される運動器具とを備える運動装置であって、前記チャンバの前記開口部には、係合リングが設けられ、前記シール部材は、前記係合リングと係脱するスカートと、使用者に着用され前記スカートに着脱自在に取り付けられるスパッツと、前記スカートの外周端に取り付けられるチューブとを備え、前記チューブは、弾性を有しており、前記チューブは、前記スカートの外周端を前記係合リングに接触させており、前記スカートは、前記チャンバ内が加圧されることにより、前記係合リングに密接される。
本発明では、チャンバとシール部材とが別個に設けられている。そのため、使用者はシール部材を装着した後にチャンバ内に入ることができ、又、チャンバから出た後にシール部材を外すことができる。これにより、使用者はシール部材の着脱を容易に行うことができる。また、シール部材は、チャンバ内が加圧されることにより、スカートの外周端が係合リングに密接される。これにより、使用者の運動に伴ってシール部材が動いたとしてもチャンバ内が加圧されている間はチャンバとシール部材との密着性は損なわれず、チャンバ内を十分に気密に保つことができる。さらに、使用者に直接着用されて汗が付着するスパッツがスカートと別個に設けられているため、スパッツをスカートから取り外して容易に洗濯することができ、スパッツを清潔に保つことができる。
上記運動装置において、スパッツは、通気性を有する素材により形成されてもよい。このように、通気性の良い素材でスパッツを形成することにより、スパッツの着用で、使用者の腹部、腰部、臀部、大腿部などが蒸れることを防止でき、使用者が不快感を覚えることなく快適に運動装置を使用することができる。
また、上記運動装置において、スカートは、使用者がスパッツの上から着用するパンツを一体に備えることができる。スカートには、チャンバ内が加圧されることにより、使用者の身体を持ち上げる力が働く。ここでスカートにパンツを一体に設けておくことで、使用者の身体を持ち上げる力がパンツの股部を介して使用者に確実に伝搬される。これにより、使用者は、チャンバ内の加圧量に応じた体重の免荷を確実に受けることができる。
本発明に係る運動装置によれば、使用者がシール部材を容易に着脱することができるとともに、シール部材の使用者に直接着用されるスパッツを外して容易に洗濯することができるので、衛生状態を良好にすることもできる。
本発明の運動装置の一実施形態を示す部分断面側面図である。 図1の運動装置の側面図である。 図1の運動装置のチャンバを縮めた時の側面図である。 図1の運動装置のシール部材付近の拡大図である。 図4のA部の拡大図である。 図1の運動装置のシール部材の斜視図である。 図6のシール部材のスカート及びパンツの斜視図である。 図6のシール部材のスパッツの斜視図である。
以下、本発明に係る運動装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。図1に示すように、運動装置1は、トレッドミルなどの運動器具2、チャンバ10、シール部材20、圧力調整装置30から構成されている。以下では、運動器具2を使用する使用者40が向く方向を前方向として、前後左右方向を定義する。
運動器具2には、一般に市販されている種々のトレッドミルを使用可能である他、エアロバイクなどの様々な運動器具を使用可能である。なお、陸上競技トレーニングに使用するためには、相応の速度が出せるものが好ましい。この運動器具2は、台座3上に配置されている。台座3は、運動器具2を配置するのに十分な大きさを有しており、運動器具2上で使用者40がトレーニングを行った場合でも耐え得るように形成されている。台座3には、伸縮可能な脚4及びキャスター5が取り付けられても良い。これにより、運動装置1を使用するときには、脚4を伸ばして台座3が動かないように固定することができ、運動装置1を移動させたい場合は、脚4を縮めることで、キャスター5を使用して任意の場所に移動させることができる。
次に、図2及び図3を併せて参照して、チャンバ10について説明する。チャンバ10は、気密性を有するシートで形成され、端部が台座3の外周端に取り付けられ、袋状に形成されている。シートには、透明なシート、又は不透明なシートを使用することができる。また、不透明シートを使用する場合には、前後左右の一部に透明シートで形成された透明窓11を設けることが好ましい。これにより、外部からトレーナーが使用者40のトレーニング状態を把握することができる。
チャンバ10の上端部には、使用者40の下半身部が出入可能な大きさの円形状の開口部12が形成されている。図4及び図5に示すように、この開口部12の内周端には、後述するシール部材20のスカート22に取り付けられるチューブ24が係脱自在に係合可能な所定の幅を有した係合リング13が取り付けられている。この係合リング13は、内径が開口部12より小さく且つ外径が開口部12より大きいサイズで形成されている。また、係合リング13は、シール部材20と密接してチャンバ10を気密に閉じることができるように、剛性の高い材料で形成されている。係合リング13の内周端には、下方よりに、スカート22を保護する断面略円形状の保護リング14が取り付けられており、係合リング13の外周側には、チャンバ10の内部に突出するストッパー15が取り付けられている。ストッパー15は、開口部12を覆う所定の位置にスカート22を保持するために設けられるもので、係合リング13の外周の全周にわたって取り付けられても良く、又、係合リング13の周方向の一部分にのみ取り付けられても良い。
また、チャンバ10の開口部12の左右両側には、図2に示すように、チャンバ10を上下に伸縮させるための一対のレバー16,16が取り付けられている。各レバー16は、台座3の左右両側部に取り付けられた一対のスライドバー6,6に上下動可能に支持されており、スライドバー6,6に沿って上下に移動し、任意の高さでスライドバー6,6上に保持される。これにより、使用者40の身長にかかわらず、使用者40の腰部あたりにチャンバ10の上端を位置させることができる。また、使用者40が運動装置1を使用する際には、図3に示すように、レバー16,16をスライドバー6,6の下端付近まで下げてチャンバ10を下方に圧縮することができ、これにより、使用者40は、容易に開口部12を介してチャンバ10内に入ることができる。一対のスライドバー6,6は、チャンバ10の後部に設けられることが好ましい。これにより、スライドバー6,6で使用者40の前方の視界を遮ることがなくなり、使用者40がトレーニングに専念しやすくなる。
また、チャンバ10の前側には、使用者40が運動装置1を使用するための使用者用操作パネル50が取り付けられている。
次に、図4〜図8を参照して、シール部材20について説明する。シール部材20は、運動装置1の使用に際して予め使用者40に装着されるものであり、使用者40に着用されるスパッツ21及びスパッツ21が着脱自在に取り付けられるスカート22を備える。スパッツ21は、使用者40の腹部及び腰部から大腿部までを覆う衣類で、通気性を有する素材により形成されている。特に、水着素材が好ましく、とりわけ、ナイロンとポリウレタンとを混合した素材が好ましい。このように、スパッツ21に通気性の良い素材を用いることで、スパッツ21が着用される使用者40の腹部、腰部、臀部、大腿部などが蒸れることを防止でき、使用者40の発汗量を減らすことができる。
スカート22には、使用者40がスパッツ21の上から着用するパンツ23が一体に設けられており、使用者40がパンツ23を穿いたときに使用者40の腰部の周囲にスカート22が装着されるようになっている。スカート22は、係合リング13の内径より大きく且つストッパー15の取り付け位置よりも小さいサイズのドーナツ状で形成されている。スカート22は、気密性のある素材でできた生地を使用して、例えば、生地を複数枚重ねたり、表裏の生地の間にクロロプレンゴム等を挟んだりして形成されている。後述するように、運動装置1を使用する際にチャンバ10内を高圧にするが、このように生地を重ねてスカート22を形成しているため、チャンバ10内が高圧となってもスカート22が膨らむことが抑えられる。その結果、スカート22の膨らみにより、スカート22が係合リング13から抜け出ることが防止される。パンツ23は、使用者40の腹部及び腰部から大腿部近位までを覆う衣類で、伸縮性や弾性に優れた素材が使用されている。着用時のフィット感を高めるためには、ウエットスーツ等に用いられるクロロプレンゴム等の合成ゴムからなる素材が使用されるのが好ましい。パンツ23及びスパッツ21には、使用者40が着用した際に互いに対応する位置に面テープが取り付けられており、スパッツ21の面テープ21aとパンツ23の面テープとを貼り合わせることで、スパッツ21とパンツ23との間の気密性を保ちつつスカート22をスパッツ21に装着できるようになっている。
スカート22の外周端には、チューブ24が取り付けられている。このチューブ24は、ポリウレタン等の弾性のある素材で形成される環状のものであり、スカート22の下面の外周端に全周にわたって取り付けられている。
再度、図1を参照すると、チャンバ10には、前方に送風口17、後方に排気口18が備えられている。排気口18は、チャンバ10の外部と貫通するように備えられており、チャンバ10から常時一定の空気が排出されるようになっている。一方、送風口17には、圧力調整装置30が取り付けられている。この圧力調整装置30には、例えば、ブロア等の送風機が使用でき、チャンバ10の外部の空気を吸気して、送風口17を介してチャンバ10内に空気を供給している。そして、圧力調整装置30によって、排出口18から排出される空気よりも多くの空気を供給することで、チャンバ10内の圧力を高めている。一方、圧力調整装置30によって、排出口18から排出される空気よりも少ない空気を供給することで、チャンバ10内の圧力を下げている。このようにして、圧力調整装置30によってチャンバ10内の圧力が調整されている。
また、チャンバ10内には、特に運動器具2の前方に設けられるカバー内に、送風機31が配置されている。この送風機31は、チャンバ10内の空気を吸気し、使用者40に対して前方から風を当てることができる。この風は、特に使用者40の脚部に直接当るため、使用者40の下半身部、特に脚部を冷却することができる。また、送風機31によってチャンバ10内の空気が吸引されて、その空気が送風機31から排出されることにより、チャンバ10内を循環する空気の流れが発生する。運動装置1によるトレーニングの際には、チャンバ10内がシール部材20により気密になっているため、使用者40の走行等の運動に伴う発汗によりチャンバ10内の湿度が上昇し、チャンバ10内が蒸れることがしばしばある。しかしながら、チャンバ10に送風機31を設け、チャンバ10内の空気を循環させることで、チャンバ10内の湿度の上昇及び蒸れによる不快感を解消することができる。
次に、運動装置1の使用方法について説明する。まず、使用者40は、スパッツ21を穿き、スカート22の中央開口から両脚を挿入してスパッツ21の上からパンツ23を穿く。そして、スパッツ21及びパンツ23に取り付けられている面テープを互いに貼り合わせることで、スカート22を使用者40の腰部に装着する。
そして、図3に示すように、レバー16を下げ、チャンバ10の上端を台座3付近まで下げる。その後、使用者40は開口部12を介してチャンバ10内に入り、レバー16を上昇させてチャンバ10の上端を腰部まで上げて固定する。その状態で、使用者40はチューブ24を撓めて縮径させることで、開口部12を通過させてチャンバ10内にスカート22を入れる。このとき、チューブ24の弾性による復元力によりスカート22がチャンバ10内に広げられる。係合リング13にはストッパー15が設けられているため、チューブ24はストッパー15に当る位置に留められて、ストッパー15の内方でスカート22が位置決めされる。そして、スカート22の外径は係合リング13の内径より大きいため、スカート22の下面の外周端に取り付けられたチューブ24が係合リング13と係合することで、スカート22の外周端が係合リング13と密接する。これにより、スカート22が開口部12を覆う所定の位置に保持され、スカート22が一方へ偏ることにより、スカート22が係合リング13から抜け出ることが防止されている。
その後、使用者40は、手元の使用者用操作パネル50を操作して、圧力調整装置30を作動させ、チャンバ10内の圧力を高める。チャンバ10内の圧力が高まると、チャンバ10の内部とチャンバ10の外部とで圧力差が生じ、図5の矢印Bに示すように、スカート22に内圧が掛かる。この内圧によりスカート22が膨らみ、係合リング13に押し付けられると同時に、スカート22は、保護リング14とぴったりとくっつき、これにより、スカート22と係合リング13及び保護リング14とが密接して、開口部12が気密に閉じられる。このとき、係合リング13の内周端に取り付けられた保護リング14により、係合リング13の内周端がスカート22の生地に接触してスカート22が傷つくことが防止されている。また、スカート22に内圧が掛かると、開口部12が気密に閉じられるとともに、スカート22に上向きの力が働く。このスカート22に働く上向きの力が、スカート22と一体に設けられるパンツ23、パンツ23に装着されるスパッツ21へと伝搬し、この力によってスパッツ21を着用する使用者40の身体が持ち上げられる。これにより、使用者40は、自身の体重が免荷された状態で運動装置1を使用することができる。
以上のように、本発明では、チャンバ10とシール部材20とが別個に設けられている。これにより、使用者40は、チャンバ10内に入る前に予めシール部材20を腰部に装着させることが可能であるとともに、チャンバ10内から出た後にシール部材20を外すことが可能であり、シール部材20を容易に着脱することができる。また、使用者40は、シール部材20を腰部に装着した状態でチャンバ10内に出入するため、チャンバ10内の出入の際にシール部材20を腰部に装着する必要がなく、チャンバ10への出入を容易に行うことができる。加えて、チャンバ10内を加圧することでスカート22に内圧がかかり、自動的にスカート22と係合リング13及び保護リング14とが密接する。そして、使用者40が激しい運動を行って、シール部材20が使用者40と共に動いたとしても、内圧によりスカート22と係合リング13及び保護リング14との密着性は保たれるため、チャンバ10内を十分に気密に保つことができる。さらに、チャンバ10とシール部材20とが別部材であるため、シール部材20のみが使用者40の動きに追従し、チャンバ10が使用者40にまとわり付くことがなく、使用者40は運動を行いやすくなる。
また、シール部材20は、スパッツ21とスカート22とを分離できるため、使用者40に直接着用されて汗が付着するスパッツ21をスカート22から取り外して洗濯することができ、スパッツ21を清潔に保つことができる。さらに、各使用者40が専用のスパッツ21を保有することもでき、使用者40の肌に密着するスパッツ21を他人と共有することによる不快感がなくなり、快適に運動装置1を使用することができる。また、シール部材20は、パンツ23の丈を短くし、通気性のよい素材で形成されたスパッツ21のみが使用者40の大腿部を覆っている。そのため、使用者40の大腿部にはチャンバ10内を循環する空気が十分に当り、大腿部が蒸れることがなく快適に運動装置1を使用することができる。
さらに、スカート22にパンツ23を一体に設け、スパッツ21の上からパンツ23を穿くことで、スカート22にスパッツ21を装着している。スカート22には、チャンバ10内が加圧されることにより、使用者40の身体を持ち上げる力が働くが、スカート22にパンツ23を一体に設けることにより、使用者の身体を持ち上げる力が、パンツ23の股部を介して使用者40に確実に伝搬される。これにより、使用者40は、チャンバ10内の加圧量に応じた体重の免荷を確実に受けることができる。また、使用者40が丈の長いスパッツ21を着用した上にパンツ23を装着することで、スパッツ21と使用者40の身体との接触面が広くなり、この接触面に使用者40の身体を持ち上げる力が分散されるため、使用者40は体に痛みを伴わず快適に運動装置1を使用することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、スカート22にパンツ23を一体に設けているが、スカート22の内周端に面テープを取り付けてスカート22を直接スパッツ21に装着しても良い。また、スカート22の内周端にゴム等を取り付け、ゴム等により使用者40の腰部に保持できるようにしても良い。このようにしてスカート22をスパッツ21に装着することで、特にパンツ23を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、係合リング13の内周端に保護リング14を設けているが、スカート22と係合リング13とで開口部12の気密性が十分に保たれ且つスカート22が係合リング13により傷つけられる恐れがない場合には、特に保護リング14を設ける必要はない。また、係合リング13の内周端を剛性の低い材料で覆うことで、スカート22を保護することもできる。
また、上記実施形態では、開口部12及びスカート22の形状を、円形状としているが、開口部12及びスカート22の形状は、円形状に限られず、楕円形状、矩形状、多角形状等の種々の形状とすることができる。このとき、係合リング13は、開口部12と相似の形状に形成され、保護リング14及びストッパー15、並びに、チューブ24は、それぞれ係合リング13及びスカート22の形状に沿うように設けられる。また、必ずしも開口部12とスカート22とは相似形状である必要もなく、スカート22が開口部12の内周端に取り付けられる係合リング13と密接できるように形成され、開口部12の十分な気密性を保てるものであればよい。
また、上記実施形態では、チャンバ10を上下に伸縮させるために、一対のレバー16,16をチャンバ10の開口部12の左右両側に設けたが、例えば、チャンバ10の開口部12の前方又は後方に、一本の棒状のレバーを設けても良い。このレバーの左右両端は、一対のスライドバー6,6に、それぞれ上下可能に支持されている。このようにレバーを設けることで、チャンバ10の伸縮に際して左右のレバー16,16を同時に操作する必要はなく、一本のレバーを操作するだけで、容易にチャンバ10を伸縮させることができる。
また、上記実施形態では、外部に設けた圧力調整装置30により、チャンバ10内の圧力を調整し、送風機31により、チャンバ10内の空気を循環させているが、必ずしも、図1の実施形態には限られない。例えば、圧力調整装置30を、台座3の内部に設け、台座3の側面から外気を吸気し、台座3の上面からチャンバ10内に空気を挿入してもよい。これにより、運動装置1をよりコンパクトにすることができる。さらに、送風機31は、必ずしも設ける必要はなく、圧力調整装置30が送風機31の機能を兼ね備えても良い。
1 運動装置
2 運動器具
10 チャンバ
12 開口部
13 係合リング
20 シール部材
21 スパッツ
22 スカート
23 パンツ
24 チューブ
30 圧力調整装置
40 使用者

Claims (3)

  1. 使用者が出入可能な開口部を備えるチャンバと、前記チャンバの前記開口部を気密に閉じるシール部材と、前記チャンバ内を加圧する圧力調整装置と、前記チャンバに収容される運動器具とを備える運動装置であって、
    前記チャンバの前記開口部には、係合リングが設けられ、
    前記シール部材は、前記係合リングと係脱するスカートと、使用者に着用され前記スカートに着脱自在に取り付けられるスパッツと、前記スカートの外周端に取り付けられるチューブとを備え、
    前記チューブは、弾性を有しており、
    前記チューブは、前記スカートの外周端を前記係合リングに接触させており、
    前記スカートは、前記チャンバ内が加圧されることにより、前記係合リングに密接される運動装置。
  2. 前記スパッツは、通気性を有する素材により形成される請求項1に記載の運動装置。
  3. 前記スカートは、前記使用者が前記スパッツの上から着用するパンツを一体に備える請求項1又は2に記載の運動装置。
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