JP5991875B2 - 運動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気圧差を利用した運動装置に関するものである。
従来、空気圧差を利用した運動装置は、主として、トレーニング装置、あるいは、下肢部の筋力低下者や麻痺患者等に対する歩行訓練用のリハビリ装置として使用されてきた。このような運動装置は、特許文献1に示されるように、トレッドミル等の運動器具と、運動器具を覆い、使用者が出入可能な開口部を有するチャンバと、使用者とチャンバの開口部との間に配置され、チャンバ内を気密にするシール部材と、チャンバ内の圧力を調整する圧力調整装置とで構成されている。使用者は、開口部からチャンバ内に入り、チャンバの開口部に取り付けられたシール部材を腰部に装着することでチャンバ内を気密にした後、チャンバ内を高圧にする。これにより、チャンバ内外に圧力差が生じて、使用者の身体に上向きの力が働き、使用者の脚部に掛かる使用者自身の体重の負荷が軽減される。その結果、着地衝撃や床面蹴り出しに必要な力を適度に減少することができ、関節などへの負担を低減した歩行や走行トレーニングが可能になっている。
米国特許第5133339号
しかしながら、特許文献1に示される運動装置では、体重が免荷されることで脚部に掛かる負荷が低減されてしまい、運動により使用者の心肺機能にかかる負荷が軽くなっていた。そのため、運動装置をトレーニング装置として使用する場合に、使用者の心肺機能に余裕ができてしまい、十分なトレーニング効果が得られないという問題が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、心肺機能に負荷を掛けることができる運動装置を提供する。
本発明に係る運動装置は、使用者が出入可能な開口部を備えるチャンバと、前記チャンバの前記開口部を気密に閉じるシール部材と、前記チャンバ内を加圧する圧力調整装置と、前記チャンバに収容される運動器具とを備える運動装置であって、前記使用者の上半身部を覆うように前記チャンバに取り付けられるカプセルと、前記カプセルに低酸素気体を供給する低酸素気体供給手段とをさらに備える。
本発明では、チャンバの上に、使用者の上半身部を覆うカプセルを設けて、カプセル内に、通常の空気より酸素濃度の低い低酸素気体を供給している。このように、カプセル内を低酸素気体で充満させると、例えば高地トレーニングを行うのと同様に、酸素濃度の低い状態でトレーニングを行うことができる。これにより、心肺機能に負荷を掛けることができ、心肺機能を強化させるトレーニングを行うことができる。
上記運動装置において、カプセル内を排気するための排気手段をさらに備えることができる。カプセル内でトレーニングを行うと、使用者が二酸化炭素を吐き出すため、カプセル内の二酸化炭素の濃度が高くなる。そこで、カプセルに排気手段を設け、カプセル内を排気することにより、二酸化炭素濃度の高いカプセル内の気体が排出され、カプセル内の二酸化炭素濃度が上昇することを防止できる。一方で、カプセル内には低酸素気体供給手段により低酸素気体が供給されるため、カプセル内の気圧が下がることはない。
また、上記運動装置において、カプセル内の二酸化炭素の濃度を検出する二酸化炭素濃度センサをさらに備え、二酸化炭素濃度センサで検出した二酸化炭素の濃度が所定濃度を超えると、排気手段によりカプセル内を急速に排気するとともに、低酸素気体供給手段によりカプセル内に空気を供給することができる。このように、カプセルに設けた二酸化炭素濃度センサでカプセル内の二酸化炭素の濃度を検出し、その二酸化炭素濃度が所定濃度以上となった場合に、カプセル内を急速に排気して新鮮な空気と入れ替えることにより、低酸素気体と使用者が吐き出した二酸化炭素とで充満されているカプセル内を即時に換気することができる。また、カプセル内が即時に換気されるため、カプセル内に二酸化炭素が充満して使用者が危険に曝されることも防止される。ここで「空気」とは、酸素濃度の調整されていない運動装置の外部に存在する通常の空気を言う。これは、本明細書を通じて同様の意味である。
また、上記運動装置において、所定時間間隔毎に、排気手段によりカプセル内を急速に排気するとともに、低酸素気体供給手段によりカプセル内に空気を供給することができる。使用者が運動装置を使用すると、発汗によりカプセル内の湿度が上昇するが、所定時間間隔毎にカプセル内の空気を入れ替えることで、カプセル内の湿度の上昇を抑制できる。これにより、使用者は、多湿状態の中で運動を行うことによる不快感を覚えることなく、快適に運動装置を使用することができる。
また、上記運動装置において、当該運動装置の外部から当該運動装置の動作を操作可能な外部用操作パネルを設けることができる。これにより、トレーナーが運動装置を操作することができ、使用者はトレーニングに集中することができる。
本発明に係る運動装置によれば、心肺機能に負荷を掛けた状態でトレーニングすることができる。
本発明の運動装置の一実施形態を示す部分断面側面図である。 図1の運動装置の側面図である。 図1の運動装置のチャンバを縮めた時の側面図である。 図1の運動装置のシール部材付近の拡大図である。 図1の運動装置のシール部材の斜視図である。 図1の運動装置のカプセルを上側から見た斜視図である。 図1の運動装置のカプセルを下側から見た斜視図である。 図1の運動装置の使用者用操作パネル付近を拡大した斜視図である。 換気装置の内部を示す斜視図である。
以下、本発明に係る運動装置の一実施形態について添付図面を参照して説明する。図1に示すように、運動装置1は、トレッドミルなどの運動器具2、チャンバ10、シール部材20、圧力調整装置30、及びカプセル60から構成されている。以下では、運動器具2を使用する使用者40が向く方向を前方向として、前後左右方向を定義する。
運動器具2には、一般に市販されている種々のトレッドミルを使用可能である他、エアロバイクなどの様々な運動器具を使用可能である。なお、陸上競技トレーニングに使用するためには、相応の速度が出せるものが好ましい。この運動器具2は、台座3上に配置されている。台座3は、運動器具2を配置するのに十分な大きさを有しており、運動器具2上で使用者40がトレーニングを行った場合でも耐え得るように形成されている。台座3には、伸縮可能な脚4及びキャスター5が取り付けられても良い。これにより、運動装置1を使用するときには、脚4を伸ばして台座3が動かないように固定することができ、運動装置1を移動させたい場合は、脚4を縮めることで、キャスター5を使用して任意の場所に移動させることができる。
次に、図2及び図3を併せて参照して、チャンバ10について説明する。チャンバ10は、気密性を有するシートで形成され、端部が台座3の外周端に取り付けられ、袋状に形成されている。シートには、透明なシート、又は不透明なシートを使用することができる。また、不透明シートを使用する場合には、前後左右の一部に透明シートで形成された透明窓11を設けることが好ましい。これにより、外部からトレーナーが使用者40のトレーニング状態を把握することができる。
チャンバ10の上端部には、使用者40の下半身部が出入可能な大きさの円形状の開口部12が形成されている。図4に示すように、この開口部12の内周端には、後述するシール部材20のスカート22に取り付けられるチューブ24が係脱自在に係合可能な所定の幅を有した係合リング13が取り付けられている。この係合リング13は、内径が開口部12より小さく且つ外径が開口部12より大きいサイズで形成されている。また、係合リング13は、シール部材20と密接してチャンバ10を気密に閉じることができるように、剛性の高い材料で形成されている。係合リング13の内周端には、下方よりに、スカート22を保護する断面略円形状の保護リング14が取り付けられており、係合リング13の外周側には、チャンバ10の内部に突出するストッパー15が取り付けられている。ストッパー15は、開口部12を覆う所定の位置にスカート22を保持するために設けられるもので、係合リング13の外周の全周にわたって取り付けられても良く、又、係合リング13の周方向の一部分にのみ取り付けられても良い。
また、チャンバ10の開口部12の左右両側には、図2に示すように、チャンバ10を上下に伸縮させるための一対のレバー16,16が取り付けられている。各レバー16は、台座3の左右両側部に取り付けられた一対のスライドバー6,6に上下動可能に支持されており、スライドバー6,6に沿って上下に移動し、任意の高さでスライドバー6,6上に保持される。これにより、使用者40の身長にかかわらず、使用者40の腰部あたりにチャンバ10の上端を位置させることができる。また、使用者40が運動装置1を使用する際には、図3に示すように、レバー16,16をスライドバー6,6の下端付近まで下げてチャンバ10を下方に圧縮することができ、これにより、使用者40は、容易に開口部12を介してチャンバ10内に入ることができる。一対のスライドバー6,6は、チャンバ10の後部に設けられることが好ましい。これにより、スライドバー6,6で使用者40の前方の視界を遮ることがなくなり、使用者40がトレーニングに専念しやすくなる。
また、チャンバ10の前側には、使用者40が運動装置1を使用するための使用者用操作パネル50が取り付けられている。さらに、運動装置1の外部には、外部用操作パネル51が設けられており、トレーナーが使用者40に代わって運動装置1を操作できるようになっている。
次に、図4及び図5を参照して、シール部材20について説明する。シール部材20は、チャンバ10と別個に設けられ、使用者40に着用されるスパッツ21及びスパッツ21が着脱自在に取り付けられるスカート22を備える。これにより、運動装置1の使用に際して、使用者40は、チャンバ10の外部で容易に、腰部にシール部材20を着脱することができる。その上でチャンバ10内に出入するため、チャンバ10内の出入の際にシール部材20を装着する必要がなく、チャンバ10内への出入が容易になる。また、スパッツ21がスカート22から取り外せることで、使用者40に直接着用されて汗が付着するスパッツ21を容易に洗濯することができるし、各使用者40が専用のスパッツ21を保有すると、使用者40の肌に密着するスパッツ21を他人と共有することによる不快感もなくなる。
スパッツ21は、使用者40の腹部及び腰部から大腿部までを覆う衣類で、通気性を有する素材により形成されている。特に、水着素材が好ましく、とりわけ、ナイロンとポリウレタンとを混合した素材が好ましい。このように、スパッツ21に通気性の良い素材を用いることで、スパッツ21が着用される使用者40の腹部、腰部、臀部、大腿部などが蒸れることを防止でき、使用者40の発汗量を減らすことができる。
スカート22には、使用者40がスパッツ21の上から着用するパンツ23が一体に設けられており、使用者40がパンツ23を穿いたときに使用者40の腰部の周囲にスカート22が装着されるようになっている。スカート22は、係合リング13の内径より大きく且つストッパー15の取り付け位置よりも小さいサイズのドーナツ状で形成されている。スカート22は、気密性のある素材でできた生地を使用して、例えば、生地を複数枚重ねたり、表裏の生地の間にクロロプレンゴム等を挟んだりして形成されている。後述するように、運動装置1を使用する際にチャンバ10内を高圧にするが、このように生地を重ねてスカート22を形成しているため、チャンバ10内が高圧となってもスカート22が膨らむことが抑えられる。その結果、スカート22の膨らみにより、スカート22が係合リング13から抜け出ることが防止される。パンツ23は、使用者40の腹部及び腰部から大腿部近位までを覆う衣類で、伸縮性や弾性に優れた素材が使用されている。着用時のフィット感を高めるためには、ウエットスーツ等に用いられるクロロプレンゴム等の合成ゴムからなる素材が使用されるのが好ましい。また、パンツ23及びスパッツ21には、使用者40が着用した際に互いに対応する位置に面テープが取り付けられており、スパッツ21の面テープとパンツ23の面テープとを貼り合わせることで、スパッツ21とパンツ23との間の気密性を保ちつつスカート22をスパッツ21に装着できるようになっている。
スカート22の外周端には、チューブ24が取り付けられている。このチューブ24は、ポリウレタン等の弾性のある素材で形成される環状のものであり、スカート22の下面の外周端に全周にわたって取り付けられている。
図1〜3、図6及び図7を参照すると、チャンバ10の上には、使用者40の上半身部を覆うカプセル60が設けられている。カプセル60は、2本の支柱61a,61bと、支柱61a,61bに取り付けられる3個の本体62a,62b,62cと、本体62a,62b,62cの下端に取り付けられる密閉膜63とからなる。第1支柱61aは、U字状に形成されており、その両端が一対のスライドバー6,6の上端に連結されている。第1支柱61aの後側には、半球を半分に割った形状である四半球形の第1本体62aが取り付けられ、第1支柱61aの前側には、U字状に湾曲した第2本体62bが取り付けられる。さらに、第2本体62bの第1支柱61aと反対側に、U字状に形成された第2支柱61bが取り付けられ、その第2支柱61bの前側に四半球形の第3本体62cが取り付けられている。このとき、第1本体62aと第2本体62bとの間及び第2本体62aと第3本体62cとの間には、カプセル60内の密閉性を高めるためにパッキンを設けてもよい。密閉膜63は、第1本体62a、第2本体62b及び第3本体62cの下端に、全周にわたって取り付けられている。なお、支柱の本数及び本体の個数は、形成するカプセル60の形状に応じて適宜変更することができる。
支柱61a,61bは、例えば鉄製である。また、本体62a,62b,62cは、樹脂製であり、好ましくは、アクアポリを用いることができる。ここで、アクアポリとは、ポリカーボネート樹脂とポリエステル樹脂のアロイプレートである。アクアポリは透明性が高いため、使用者40の視界が妨げられることを防止することができる。また、アクアポリは耐衝撃性を有しているため、運動装置1の使用時又は移動時等において生じる衝撃にも耐えることができる。密閉膜63は、チャンバ10の形状に沿って撓み、本体62a,62b,62cとチャンバ10との隙間を密閉できるよう、例えば塩ビシートのような柔軟性を有する材料で形成されている。また、密閉膜63として使用するシートは、下端から中央付近へ延びるスリット(図示せず)が所定間隔毎に複数形成されたものが好ましい。そして、密閉膜63は、このようなシートを2枚用いて、スリットが互いに異なる位置となるように重ねて取り付けられることが好ましい。このように密閉膜63の下部にスリットが形成されることで、密閉膜63を取り付けた際にスリットが開き、密閉膜63が皺になることなくチャンバ10の形状に適合できる。それとともに、2枚重ねたシートの互いのスリットの位置がずれているため、チャンバ10の形状に沿って一方のシートのスリットが開いたとしても、他方のシートがその開いた部分を覆うことができる。これにより、本体62a,62b,62cとチャンバ10との隙間を確実に密閉することができる。
カプセル60の天井には、カプセル60内に低酸素気体を供給するための給気口64が設けられており、給気口64の後側には、カプセル60内の酸素濃度を検出するための酸素濃度センサ65が設けられている。なお、酸素濃度センサ65は、必ずしも給気口64の後側に設けられる必要はなく、給気口64の周辺に設けられれば良い。また、図8に示すように、使用者用操作パネル50の下側には、カプセル60内を排気するカプセル用排気口66が設けられている。このように、カプセル用排気口66は、使用者40の呼気が最もかかるカプセル60の前側に設けられるのが好ましい。カプセル用排気口66の内部には、カプセル60内の二酸化炭素の濃度を検出するための二酸化炭素濃度センサ67が設けられている。
図2及び図3に示すように、運動装置1の外部には、カプセル60内を換気する換気装置70、当該換気装置70に低酸素気体を供給するための低酸素発生装置80、当該低酸素発生装置80に高圧空気を供給するためのコンプレッサ90が設けられている。また、換気装置70には、チャンバ10内に低酸素気体又は空気を供給するための給気ダクト71及びチャンバ10内を排気するための排気ダクト72が連結されている。給気ダクト71は、換気装置70から、台座3、スライドバー6、第1支柱61a及びカプセル60の天井に沿って延び、給気口64に連結されている。また、排気ダクト72は、換気装置70から、台座3、スライドバー6及びチャンバ10の上面に沿って延び、カプセル用排気口66に連結されている。
図9に示すように、換気装置70内には、低酸素発生装置80から低酸素気体が供給される第1ダクト70a、低酸素気体を給気ダクト71に搬送する第2ダクト70b、第1ダクト70aと第2ダクト70bとの間に設けられる弁70c、外部の空気を吸引して弁70cへと送り出す空気供給ファン73、及び排気ダクト72に連結され、カプセル60内の気体を吸引する吸引ファン74が設けられている。弁70cは、通常時には、空気供給ファン73と連結する開口を塞ぎ、その上を第1ダクト70aから供給される低酸素気体が第2ダクト70bへと搬送されるように構成されている。そして、空気供給ファン73が稼動して空気が弁70cへと送り出されると、その空気の圧力により空気供給ファン73と連結する開口が開放されて、空気供給ファン73からの空気が第2ダクト70bへと搬送されるように構成されている。ここで、最初に高圧空気を供給するコンプレッサ90、空気供給ファン73、給気ダクト71及び給気口64が低酸素気体供給手段75となる。また、吸引ファン74、排気ダクト72及びカプセル用排気口66が排気手段76となる。なお、低酸素気体供給手段75及び排気手段76は、必ずしもこれらの構成を全て備える必要はなく、低酸素気体供給手段75は任意の手段によって低酸素気体及び空気を供給できれば良く、排気手段76はカプセル60内を排気できれば良い。
再度、図1を参照すると、チャンバ10には、前方に送風口17、後方にチャンバ用排気口18が備えられている。チャンバ用排気口18は、チャンバ10の外部と貫通するように備えられており、チャンバ10から常時一定の空気が排出されるようになっている。一方、送風口17には、圧力調整装置30が取り付けられている。圧力調整装置30には、例えば、ブロア等の送風機が使用でき、チャンバ10の外部の空気を吸気して、送風口17を介してチャンバ10内に空気を供給している。そして、圧力調整装置30によって、排出口18から排出される空気よりも多くの空気を供給することで、チャンバ10内の圧力を高めている。一方、圧力調整装置30によって、排出口18から排出される空気よりも少ない空気を供給することで、チャンバ10内の圧力を下げている。このようにして、圧力調整装置30によってチャンバ10内の圧力が調整されている。
また、チャンバ10内には、特に運動器具2の前方に設けられるカバー内に、送風機31が配置されている。この送風機31は、チャンバ10内の空気を吸気し、使用者40に対して前方から風を当てることができる。この風は、特に使用者40の脚部に直接当るため、使用者40の下半身部、特に脚部を冷却することができる。また、送風機31によってチャンバ10内の空気が吸引されて、その空気が送風機31から排出されることにより、チャンバ10内を循環する空気の流れが発生する。運動装置1によるトレーニングの際には、チャンバ10内がシール部材20により気密になっているため、使用者40の走行等の運動に伴う発汗によりチャンバ10内の湿度が上昇し、チャンバ10内が蒸れることがしばしばある。しかしながら、チャンバ10に送風機31を設け、チャンバ10内の空気を循環させることで、チャンバ10内の湿度の上昇及び蒸れによる不快感を解消することができる。
次に、運動装置1の使用方法について説明する。まず、使用者40は、スパッツ21を穿き、スカート22の中央開口から両脚を挿入してスパッツ21の上からパンツ23を穿く。そして、スパッツ21及びパンツ23に取り付けられている面テープを互いに貼り合わせることで、スカート22を使用者40の腰部に装着する。
そして、図3に示すように、レバー16を下げ、チャンバ10の上端を台座3付近まで下げる。その後、使用者40は開口部12を介してチャンバ10内に入り、レバー16を上昇させてチャンバ10の上端を腰部まで上げて固定する。その状態で、使用者40はチューブ24を撓めて縮径させることで、開口部12を通過させてチャンバ10内にスカート22を入れる。このとき、チューブ24の弾性による復元力によりスカート22がチャンバ10内に広げられる。係合リング13にはストッパー15が設けられているため、チューブ24はストッパー15に当る位置に留められて、ストッパー15の内方でスカート22が位置決めされる。そして、スカート22の外径は係合リング13の内径より大きいため、スカート22の下面の外周端に取り付けられたチューブ24が係合リング13と係合することで、スカート22の外周端が係合リング13と密接する。これにより、スカート22が開口部12を覆う所定の位置に保持され、スカート22が一方へ偏ることにより、スカート22が係合リング13から抜け出ることが防止されている。
その後、使用者40は、手元の使用者用操作パネル50を操作して、圧力調整装置30を作動させ、チャンバ10内の圧力を高める。チャンバ10内の圧力が高まると、チャンバ10の内部とチャンバ10の外部とで圧力差が生じ、図4の矢印Aに示すように、スカート22に内圧が掛かる。この内圧によりスカート22が膨らみ、係合リング13に押し付けられると同時に、スカート22は、保護リング14とぴったりとくっつき、これにより、スカート22と係合リング13及び保護リング14とが密接して、開口部12が気密に閉じられる。このとき、係合リング13の内周端に取り付けられた保護リング14により、係合リング13の内周端がスカート22の生地に接触してスカート22が傷つくことが防止されている。また、スカート22に内圧が掛かると、開口部12が気密に閉じられるとともに、スカート22に上向きの力が働く。このスカート22に働く上向きの力が、スカート22と一体に設けられるパンツ23、パンツ23に装着されるスパッツ21へと伝搬し、この力によってスパッツ21を着用する使用者40の身体が持ち上げられる。
このようにして運動装置1を使用することで、使用者40が激しい運動を行って、シール部材20が使用者40と共に動いたとしても、内圧によりスカート22と係合リング13及び保護リング14との密着性は保たれるため、チャンバ10内を十分に気密に保つことができる。一方で、チャンバ10とシール部材20とが別部材であるため、シール部材20のみが使用者40の動き追従し、チャンバ10が使用者40にまとわり付くことがない。さらに、スカート22に掛かる内圧により、使用者40の身体が持ち上げられるため、使用者40は、自身の体重が免荷された状態で運動装置1を使用することができる。このとき、スカート22にパンツ23を一体に設けることで、使用者の身体を持ち上げる力が、パンツ23の股部を介して使用者40に確実に伝搬され、使用者40は、チャンバ10内の加圧量に応じた体重の免荷を確実に受けることができる。また、使用者40が丈の長いスパッツ21を着用した上にパンツ23を装着することで、スパッツ21と使用者40の身体との接触面が広くなり、この接触面に使用者40の身体を持ち上げる力が分散されるため、使用者40は体に痛みを伴わず快適に運動装置1を使用することができる。
カプセル60内を低酸素状態としてトレーニングを行う場合には、使用者40は、手元の使用者用操作パネル50を操作して、酸素濃度を設定する。酸素濃度の設定は、直接酸素濃度を入力する他、使用者用操作パネル50に、例えば標高が表示されるようになっており、所望の標高を選択することで、その標高の酸素濃度に設定することもできる。
酸素濃度が設定され、カプセル60内を低酸素状態とするためのスタートキー等が入力されると、コンプレッサ90からダクト91を介して低酸素発生装置80に高圧空気が搬送される。そして、低酸素発生装置80内で、高圧空気から所望の酸素濃度の低酸素気体が生成される。生成された低酸素気体は、コンプレッサ90が高圧空気を送り出した際の圧力を利用して、換気装置70内の第1ダクト70a及び第2ダクト70bを介して給気ダクト71に送り出される。その後、低酸素気体は、給気ダクト71を通って給気口64からカプセル60内に供給される。カプセル60内の酸素濃度は、給気口64の後側に設けられた酸素濃度センサ65により測定され、カプセル60内が所望の酸素濃度となっているかを確認することができる。
使用者40がカプセル60内に入って運動装置1を使用すると、使用者40が吐き出す二酸化炭素がカプセル60内に充満するので、この二酸化炭素をカプセル60内から排出する必要がある。そこで、低酸素発生装置70内に設けられている吸引ファン74を回転させると、排気ダクト72を介してカプセル用排気口66からカプセル60内の気体が吸引され、これにより二酸化炭素が排出される。このとき、吸引ファン74の回転数を調節することで、カプセル60内から所定量の気体が吸引される。これにより、給気口64から供給される低酸素気体の量とカプセル60内から吸引される気体の量とのバランスを取ることができ、カプセル60内の一定の気圧に保つことができる。吸引ファン74によって吸引された気体は、換気装置70に形成されているスリットから外部に排出される。
次に、カプセル60内を強制的に換気する方法について説明する。本実施形態の運動装置1では、カプセル60内に二酸化炭素が充満してきた場合、又は、カプセル60内の湿度が高くなってきた場合にカプセル60内を強制的に換気できるようになっている。二酸化炭素の充満によりカプセル60内を強制的に換気するかどうかについては、カプセル60に設けられている二酸化炭素濃度センサ67でカプセル60内の二酸化炭素の濃度を検出することによって判断される。すなわち、検出された二酸化炭素の濃度が所定濃度以上となった場合にカプセル60内を強制的に換気する。また、湿度の上昇によりカプセル60内を強制的に換気するかどうかについては、運動装置1の使用時間によって判断される。すなわち、所定時間、運動装置1が使用されると、カプセル60内を強制的に換気する。換気を開始する二酸化炭素の濃度、換気を行う時間間隔、及び換気を行う時間については、運動装置1を使用する前に使用者40が使用者用操作パネル50で設定しておく。この設定は、二酸化炭素の濃度が高くなってきた場合と、湿度が高くなってきた場合との両方の場合を設定することもできるし、いずれか一方の場合のみを設定することもできる。なお、これらの運動装置1の操作は、使用者40に代わってトレーナーが外部用操作パネル51を用いて行うこともできる。
カプセル60内を強制的に換気する場合には、空気供給ファン73を稼動させて外部の空気を吸引する。吸引された空気は、コンプレッサ90から送り出されて第1ダクト70aから弁70cに供給されている低酸素気体と比較して、高い圧力で弁70cへと送り出されるので、その空気の圧力で弁70cが開放される。そして、吸引された空気は、弁70cを通過し、第2ダクト70b及び給気ダクト71を介してカプセル60内に供給される。一方で、カプセル60内の気体を早急に除去するために、吸引ファン74の回転数を上げ、カプセル60内の気体を早急に吸引する。これにより、早急にカプセル60内の気体を外部の空気と入れ替えることができる。
以上のように、本発明では、使用者40の上半身部を覆うカプセル60内を通常の空気より酸素濃度の低い低酸素気体で充満することで、心肺機能に負荷を掛けた状態でトレーニングすることができる。これにより、体重を免荷して脚部の筋力や関節などに負担を掛けずにトレーニングができると同時に、呼吸・循環器系への低酸素トレーニング効果を得ることができる。また、カプセル60内を排気できるようになっているため、使用者40が吐き出す二酸化炭素がカプセル60内に充満せず、カプセル60内の二酸化炭素濃度の上昇を防止することができる。
また、カプセル60内の二酸化炭素濃度が上昇した場合や、湿度が高くなってきた場合には、カプセル60内の気体を、運動装置1の外部の空気と入れ替えることができる。これにより、二酸化炭素濃度が高くなりすぎて使用者60が危険に曝されること、カプセル60内の湿度が上がりすぎて使用者40が不快感を覚えることを防止することができる。
また、チャンバ10の上に載置できる大きさで、使用者40の上半身部が入る大きさのカプセル60を用いるため、カプセル60内を短時間で低酸素状態とすることができる。さらに、カプセル60はチャンバ10上に載置される大きさであるため、運動装置1を持ち運ぶと同時に、カプセル60も持ち運ぶことができる。これにより、特に陸上トレーニング等で合宿等に行く際にもカプセル60を含めて運動装置1を持ち運ぶことができ、合宿先でも容易に低酸素トレーニングを行うことができる。
さらに、運動装置1の外部に外部用操作パネル51を設けているため、トレーナー等が運動装置1を操作することが可能となり、使用者40はトレーニングに集中することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、スカート22にパンツ23を一体に設けているが、スカート22の内周端に面テープを取り付けてスカート22を直接スパッツ21に装着しても良い。また、スカート22の内周端にゴム等を取り付け、ゴム等により使用者40の腰部に保持できるようにしても良い。このようにしてスカート22をスパッツ21に装着することで、特にパンツ23を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、係合リング13の内周端に保護リング14を設けているが、スカート22と係合リング13とで開口部12の気密性が十分に保たれ且つスカート22が係合リング13により傷つけられる恐れがない場合には、特に保護リング14を設ける必要はない。また、係合リング13の内周端を剛性の低い材料で覆うことで、スカート22を保護することもできる。
また、上記実施形態では、開口部12及びスカート22の形状を、円形状としているが、開口部12及びスカート22の形状は、円形状に限られず、楕円形状、矩形状、多角形状等の種々の形状とすることができる。このとき、係合リング13は、開口部12と相似の形状に形成され、保護リング14及びストッパー15、並びに、チューブ24は、それぞれ係合リング13及びスカート22の形状に沿うように設けられる。また、必ずしも開口部12とスカート22とは相似形状である必要もなく、スカート22が開口部12の内周端に取り付けられる係合リング13と密接できるように形成され、開口部12の十分な気密性を保てるものであればよい。
また、上記実施形態では、チャンバ10を上下に伸縮させるために、一対のレバー16,16をチャンバ10の開口部12の左右両側に設けたが、例えば、チャンバ10の開口部12の前方又は後方に、一本の棒状のレバーを設けても良い。このレバーの左右両端は、一対のスライドバー6,6に、それぞれ上下可能に支持されている。このようにレバーを設けることで、チャンバ10の伸縮に際して左右のレバー16,16を同時に操作する必要はなく、一本のレバーを操作するだけで、容易にチャンバ10を伸縮させることができる。
また、上記実施形態では、外部に設けた圧力調整装置30により、チャンバ10内の圧力を調整し、送風機31により、チャンバ10内の空気を循環させているが、必ずしも、図1の実施形態には限られない。例えば、圧力調整装置30を、台座3の内部に設け、台座3の側面から外気を吸気し、台座3の上面からチャンバ10内に空気を挿入してもよい。これにより、運動装置1をよりコンパクトにすることができる。さらに、送風機31は、必ずしも設ける必要はなく、圧力調整装置30が送風機31の機能を兼ね備えても良い。
1 運動装置
2 運動器具
10 チャンバ
12 開口部
20 シール部材
30 圧力調整装置
40 使用者
51 外部用操作パネル
60 カプセル
67 二酸化炭素濃度センサ
75 低酸素気体供給手段
76 排気手段

Claims (5)

  1. 使用者が出入可能な開口部を備えるチャンバと、前記チャンバの前記開口部を気密に閉じるシール部材と、前記チャンバ内を加圧する圧力調整装置と、前記チャンバに収容される運動器具とを備える運動装置であって、
    前記使用者の上半身部を覆うように前記チャンバに取り付けられるカプセルと、
    前記カプセルに低酸素気体を供給する低酸素気体供給手段とをさらに備える運動装置。
  2. 前記カプセル内を排気するための排気手段をさらに備える請求項1に記載の運動装置。
  3. 前記カプセル内の二酸化炭素の濃度を検出する二酸化炭素濃度センサをさらに備え、
    前記二酸化炭素濃度センサで検出した二酸化炭素の濃度が所定濃度を超えると、前記排気手段により前記カプセル内が急速に排気されるとともに、前記低酸素気体供給手段により前記カプセル内に空気が供給される請求項2に記載の運動装置。
  4. 所定時間間隔毎に、前記排気手段により前記カプセル内が急速に排気されるとともに、前記低酸素気体供給手段により前記カプセル内に空気が供給される請求項2又は3に記載の運動装置。
  5. 当該運動装置の外部から当該運動装置の動作を操作可能な外部用操作パネルをさらに備える請求項1〜4のいずれかに記載の運動装置。
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